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深川市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月9日

災害時の通信網確保

2016年12月9日、深川市議会の一般質問で、田中昌幸議員が「災害時の通信網確保」について質問し、企画総務部長 早川雅典が答弁しました。

質問者
田中昌幸 議員
答弁者
企画総務部長 早川雅典

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 16番 田中昌幸

それでは、最後の質問に入ります。3点目は、災害時の通信網確保についてであります。この質問につきましては、3年前の第4回定例会で同様の質問をしたものですが、ことしの北海道への台風上陸などによる大雨災害が起き、深川市でも避難勧告が出され、避難所が設置される災害が起こりました。大雨の際には、例えば落雷による停電、電源喪失が、復旧まで時間がかかれば、長時間にわたり、連絡網が遮断されるおそれがあります。ここで質問の1点目ですが、連絡網の確保についてどのように検討されているか。深川市においても、防災担当課で各種想定のもとで対策が検討されていると考え、電源喪失、携帯電話回線の不通なども想定しての連絡網の確保について、どのように検討されているかお伺いいたします。深川市には、防災行政無線の同報系無線設備が確保されておりません。現在、179市町村中、93市町村に同報系が設置されていたと認識しておりますが、緊急時の既存の連絡網が途絶えた状態で、例えば住民への避難警告・勧告を出すとして、具体的にどうするのか。3年前と変わらず、深川市においては、この部分が非常に弱い状況であり、サイレン塔は消防無線のデジタル化にあわせて存続されましたが、緊急時、例えば深川市においては、集中豪雨等が緊急の通信が必要なときだと考えます。深川市の場合は、面積も広大で、居住地も広範囲に及んでいることから、防災無線を設置し、屋外スピーカーで発信するということは、なかなかなじまないと考えます。そこで、緊急警報対応FMラジオの導入を進めている稚内市やニセコ町などの自治体があることは、市長も既にご存じのことでありますが、このラジオの設置だと、市内全戸の対応も可能ですし、ローカルFM放送局との連携で、防災無線の役割を果たすことができます。このラジオについても、1個7,000円から1万5,000円ぐらいで購入できるということであります。ローカルFM局は、これまでもミニFM局の設置検討について、私からも何度か、水上議員からもこの議会の場で提言させていただいておりますが、留萌市の「エフエムもえる」では、市議会の一般質問を録音放送するなど、地域の情報発信もあわせて行っており、こうしたメディアを持ってくることは非常に地域にとって重要なことと考えます。このFM放送局と緊急警報対応ラジオの各戸への貸与普及にあわせていくことで、複合的な連絡システムの構築、日常の情報発信ツールの確保につながることは間違いないのですが、3年前の質問の答弁では、有資格者の確保や運営基盤の確保の困難性が挙げられ、検討課題とする答弁でありました。3年前にこの質問をした後に、我が家でもゲリラ豪雨や落雷によるかなり長時間の停電を実際に経験もしており、問題は切実なものとなっていると考えます。携帯電話やスマートフォンが万能のような錯覚を起こしがちですが、必ずしもそうではないですし、安全確保にはツールの多様性が求められると考えます。災害時における緊急通報システムとして、緊急警報対応ラジオの導入とFMローカル放送局の開設について、産・官・学を巻き込んだ検討会の設置を改めて提言いたしますが、市長の考えはいかがでしょうか。

答弁 企画総務部長 早川雅典(企画総務部長は2017年3月まで)

災害時の通信網確保について、2点質問いただきましたので、お答え申し上げたいと存じます。1点目の電源喪失、携帯回線の不通なども想定しての連絡網の確保についてでございますが、災害時の情報伝達手段といたしましては、深川市地域防災計画に定めます9項目の方法がございます。ただし、大規模停電が発生し、これが長期化した場合などには、その機能を失うものがあるわけでございます。このような場合には、一般的には広報車ですとか、伝達員による周知といった人手による情報伝達に頼らざるを得ない状況となるものと想定しておりますが、特に伝達員となる役目を担っていただける消防団員の方は今217人ほどと伺っておりますけれども、こういった方々は地区ごとに任命されている性格上、地域内への情報の伝達は可能ではないかと考えておるところでございます。また、携帯電話につきましては、非常用電源等の設備や基地局を堅牢な建物にするなど、かなりの規模の地震の場合でも途絶しないような改善が図られているということでございまして、緊急速報メールにつきましては、一般の通話回線が混線している場合にあっても、最優先で送信されるようになっているのが現実のところでございます。さらに、深川市におきましては、平成27年2月に無線システム普及支援事業費等補助金を活用いたしまして、市の防災行政無線のデジタル化整備を行ったところでございます。これによりまして、長い期間停電になったとしても、本庁舎内にございます防災無線の基地局には発電機が備えてございますので、発電機に接続することで、通信が可能になる。それと、携帯無線移動局が実は22台ございますけれども、これらも更新したことによりまして、全て車両からの充電が可能なタイプとなっておりますので、電源喪失時におきましても、防災行政無線については、途絶することなく、通信が可能である状況になっております。いずれにいたしましても、今後、さらに電源喪失時の連絡網の確保についての研究を行って、市民の皆様に災害情報が確実にお知らせできるように努める必要はあると考えているところでございます。それと、2点目にございました緊急警報対応ラジオの導入とFMローカル放送局の開設についてという質問でございます。確かに3年前にも質問いただきまして、お答えしたところでございます。緊急警報対応FMラジオは、平常時には通常のFM放送を聞いていただきながら、災害などの緊急事態が発生した場合は、強制的に地域のコミュニティーFM局につながりまして、緊急告知放送などが入るもので、夜間などの待機状態のときにありましても、始動時の信号が送られて、そのまま起動するようになっているようでございます。大規模な災害の発生に関する警報ですとか、議員の質問にございました避難情報等の伝達などには大変有効なものと考えておりますし、特に消防のサイレンが届きにくい地域ですとか、室内に皆さんがいらっしゃるときには、大変役立つものと考えております。しかしながら、このシステム、議員もおっしゃっておりましたように、ラジオの導入ということはもちろんでございますけれども、今ほど申し上げましたコミュニティーFM放送局の開設がぜひとも必要になるものでございます。コミュニティーFM放送局につきましては、稚内市など、防災対策の一環として開設して運営されているところもございます。ただ、開局に当たっては、第二級陸上無線技術士以上の資格が必要であるということ、あるいは放送番組の編集基準ですとか、基本的な計画を定めなければなりませんし、中心となって活動していただける方ですとか、組織の設立が必要となるわけでございます。このほかに、ボランティアなども含めましてスタッフですとか、スポンサーの確保、つまり人材面と資金面で、開局後も運営に苦慮されていることも伺っているところでございます。防災上の観点からは、大変貴重な情報伝達のツールであると考えておりますが、今ほど申し上げましたように、さまざまな課題もございます。3年前にも質問いただいて、同じようなお答えになって恐縮でございますけれども、私どもといたしましては、先進市の状況調査もいたしまして、引き続き研究を続けていきたいと考えております。

出典:深川市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる