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深川市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月7日

JR北海道の路線見直し問題

2016年12月7日、深川市議会の一般質問で、水上真由美議員が「JR北海道の路線見直し問題」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。

質問者
水上真由美 議員
答弁者
市長 山下貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 水上真由美

ことしも残すところ、あとわずかとなりました。思い返しますと、この1年たくさんの出来事がありましたが、特に記憶に残るのは、やはりクラーク記念国際高等学校野球部が創部3年目にして甲子園に出場したこと、8月中旬、相次いで上陸した台風による大雨で、過去最大の被害が出たことであります。クラーク記念国際高等学校野球部は、甲子園を目指すという夢を創部3年目にして実現し、心弾んだうれしい出来事でありました。一方、大雨被害は、実りの秋を目前に、河川や道路、農地に被害を及ぼし、まことに残念な出来事でありました。大雨の直後、石狩川の濁流を目の当たりにし、被害のあった地域に足を運び、見た光景は、改めて自然の脅威を強く感じたところであります。いずれも皆様にとっても心に残る出来事であり、全国的にも北海道深川市が注目を浴びるニュースであったと思います。これから迎える新しい年は、ぜひうれしいニュースばかりで注目を浴び、深川市をアピールしたい、そのような年になることを願って、通告に従い一般質問させていただきます。1点目に、JR北海道の路線見直しについてお伺いしたいと思います。今月4日、留萌本線の留萌増毛間の最後の運行日となりました。廃線が決まってからは、観光や記念にというような乗車客で連日にぎわったようであります。最終日は、廃線を惜しむ多くの地域住民や鉄道ファンらが別れを告げました。また、最後は、鹿の衝突もあり、そのようなアクシデントも最終日の思い出に刻まれたようであります。これまでの定例会においても、留萌本線の維持・存続について危惧されるということで、多くの一般質問がされてきたところでありますが、このたびJR北海道が路線見直しの方針を表明したということで、改めて質問させていただきたいと思います。鉄道は、通勤・通学・通院などの移動手段として、また地域間の人の交流、物流、これは貨物輸送でありますが、その基幹をなし、特に北海道が力を入れる観光振興や産業による地域の活性化、地方創生に向けた取り組みにおいても、極めて重要な社会資本であることは言うまでもありません。特に今年度は深川駅に長年の念願であったエレベーターを設置することが決定し、このことは本市のみならず、近隣市町の利用者にも大変喜ばしいニュースでありましたが、そのような中で11月18日にJR北海道は単独で維持することが困難な線区、10路線13線区を発表いたしました。その中には、留萌本線、深川留萌間の路線も含まれておりました。エレベーターが設置される喜びが少し不安に変わりました。輸送密度200人で線引きされ、路線廃止、バス転換の考えを表明しております。まことに拙速な見直しであり、受け入れがたい事態であります。加えて、JR北海道の経営については、危機的状況にあるとされ、これまでの経営のあり方も問われているところであります。北海道にとって重要な鉄道路線の維持・存続に向けて、北海道市長会が要請書をこの10月に提出しているとのことですし、議会といたしましても、北海道議長会、北空知議長会などで申し合わせて意見書を出すと聞いており、地域が、そして北海道が一丸となって取り組むべき問題だと考えております。そこで、路線の維持・存続に向けた本市の考え方について何点かお伺いしたいと思います。まずもって、公共交通機関である鉄道事業に対する基本的な考えが欠落していないか、経営安定基金6,800億円の運用についても明快でなく、経営体制に関してJR北海道に対し、深川市としてしっかりと明言すべきと思います。路線の廃止は、北海道民の生活はもとより、北海道経済に大きく影響するものとして、道・国に対してもさらに強く支援要請を求めていただきたいと思います。さらに、先日、新聞紙上でありますが、これは全国版であったようですけれども、非常に大きな活字の見出しで報道がありました。「深川市長、協議会拒む」という見出しでありますが、廃線の協議を永久に拒むかのようにとられかねない、その後の連日の報道にあっても、いろいろと危惧しているところであります。地域の皆さんとの協議会的な組織を立ち上げたいというお考えも聞いております。改めて、山下市長の思いをお伺いしたいと思います。加えて、JR北海道から本市に対する説明がありましたが、その内容と来年度予定するエレベーター設置に影響がないのかどうかもあわせてお伺いしたいと思います。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

JR北海道の路線見直し問題についての質問にお答えいたします。まず、JR北海道の路線見直し問題の状況といいましょうか、経過についてであります。ご承知のように、JR北海道はことし11月18日に記者会見を開いて、自社単独では維持することが困難な13線区、1,237キロメートルについて、それぞれの線区の輸送密度に応じて、バス等への転換や、運行会社と鉄道施設等を保有する会社を分ける上下分離方式の導入などを、地域の各関係者と相談を開始したいという趣旨の発表を行ったわけでございます。その発表の前日、17日に、JR北海道の小山常務さんが本市を訪問されて、ただその際、私は出張中でありましたので、副市長がJR側から説明をその折は受けたわけでありますが、そのときは翌日の記者発表の内容と同様のお話があったと聞いております。そして、その後、12月2日になりまして、改めて小山常務さんが本市を訪問されました。そのときは、私が在庁しておりましたので、対応いたしましたが、その際の説明も、先日の発表と同様の中身でありまして、単独では維持することが困難な線区についてのJR北海道の考え方や、特に輸送密度が200人未満の線区については、鉄道よりも他の交通手段が適しているとか、あるいは老朽土木構造物の維持更新費用も多額になる、バス等への転換について地域の皆さんと相談を開始したいという趣旨のお話、これも同様でありますが、あったものであります。今申し上げましたように、2日に小山常務さんが来られて話された中身は、繰り返しになりますが、JR本社が記者発表された内容と何ら変わるものではありませんでしたので、これは恐らく前日、17日に事前に来られた折、私が不在だったものですから、念のため市長にも会って話をしておこうということでお見えになったのかと理解いたしております。ただ、その際、私からは、JR側の説明を踏まえて、今後の対応を考えさせてもらいますという趣旨の答え、そういうことだけを申し上げて、面会は終わったということでございます。これが本市から見た最近の経過という点であります。そこで、次に本市の考え方についてお答え申し上げます。これは今、議員も既に触れられましたように、これまでも市議会の一般質問において答弁させていただいておりますように、留萌本線は通勤・通学・通院などの地域生活にとって欠くことのできない大事な公共交通路線でありまして、仮に廃止ということになれば、人口動態や地域経済に大変大きな影響が及ぶことから、廃止検討の話があったときは、沿線自治体と相談、連携いたしまして、JR側に対して再考を求めていきたいという考え方を述べてございますが、その考え方は一切変わっているものではございません。さらに申し上げれば、JR北海道は、今、議員も言われましたけれども、単に経理状況や採算ベースの話のみからこうした路線問題を考えるというのではなくて、地域全体の公共交通を担うJRとしての任務、あるいは使命ということを念頭に置いて、最大限鉄路を維持・確保するための努力をしてもらって、そういう立場でこの問題に当たっていかねばならない立場ではないかと我々としては考えているわけであります。また、JR北海道のみならず、国においても、国土全体の公共交通政策の見地から、議員も触れられましたけれども、経営安定化基金の運用の見直しなど、国の支援のあり方について、抜本的に見直してもらう必要があるのではないかと考えております。また、北海道としても、各市町村と連携して、道内の鉄路、あるいは鉄道路線体系がどのようにあるべきかということについて十分議論を積んでいただいた上で、北海道が中心となって、JR北海道と所要の協議、交渉を行ってもらうとともに、オール北海道で、オール北海道というのはJR北海道も含めてという意味です。オール北海道で国に対して必要な支援措置を求めていくことが重要ではないかと考えております。今申し上げたような趣旨を踏まえた要請というのは、議員はこの点も触れられましたが、9月から10月にかけて、北海道市長会として、それぞれ関係3者に要望書を既に提出いたしているわけでありますが、今後もさらに強くこういうことについて求めていく必要があるだろうと考えているところであります。したがいまして、今申し上げたような総論的な前段の議論が尽くされる前に、沿線自治体がJR北海道と個別に何か協議を行うことにはならないものだと考えておりますので、本市としては、現時点でJR北海道との個別の協議の席に着くことは全く考えておりません。しかし、いずれにしても、この問題は地域社会、あるいは地域経済にどうあれ大きく影響が及ぶものでありますので、関係自治体間では幅広く協議・連携を図っていくための組織といったものが必要ではないかと考えております。そして、具体的には、まずは我々からすれば、北空知圏で今申し上げたような協議体というものを組織し、その後に可能であれば、留萌市など全ての関係自治体を含めた協議体へと移行させていくといったことも視野に入れて、組織づくりといったことを考えたいと思っているところであります。既に北空知圏の四つの町には、こうした本市の考え方について投げかけを行わせてもらっているところでありまして、順調にいけば、そう遠くないうちにそういった協議体をつくっていきたいと考えているところであります。最後に、深川駅のエレベーターの設置との関係で心配はないかというか、ほごになったりはしないだろうなという趣旨のお尋ねでありましたが、この件については、既に深川市とJR北海道で10月28日にきちんと協定書を締結しております。社長と市長の判こもついてあります。また、バリアフリー化の整備に係るJR北海道と我々との間の協議の際においても、エレベーター等の整備計画は、留萌本線のあり方と直結するものではないということをしっかり申し合わせてきておりますので、留萌本線の問題とエレベーター等の整備は直接関係ないものと理解いたしているところであります。

出典:深川市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる