深川市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月17日
小中学校の学力の課題と改善プラン
2016年6月17日、深川市議会の一般質問で、木根昭夫議員が「小中学校の学力の課題と改善プラン」について質問し、教育部長 大西徳治が答弁しました。
- 質問者
- 木根昭夫 議員
- 答弁者
- 教育部長 大西徳治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 木根昭夫
通告に従い一般質問を行います。まず、1点目、小中学校の学力の課題と改善プランについて伺います。ことしも全国学力テストが4月19日に実施されました。残念ながら、熊本県では地震の影響で中止になったようであります。ここで改めて今回の地震で犠牲になった方に心からご冥福をお祈り申し上げます。また、今月5日も震度5弱の強い余震が発生し、まだまだ予断を許さない状況にありますが、一日も早い復興を願うところであります。また、昨日、函館方面でも大きな地震が発生し、今後が心配されるところであります。さて、学力の課題について、深川市まち・ひと・しごと創生総合戦略の中で、小中学校児童生徒の学力向上等への取り組みに関し、深川市平均正答率が全8教科において全国平均を上回るよう、平成31年度までの目標値を挙げております。ただし、全国学力テストは、ただ単に平均正答率を競うものではなく、学力の向上に向けて、結果を学校全体で分析し、児童生徒の今後の学習指導に役立てようとするものであります。北海道教育委員会の基本姿勢として、知・徳・体のバランスのとれた子供の育成を掲げており、空知管内においても教育推進の重点目標を掲げております。そこで、1点目の質問です。平成28年度空知管内の教育推進のキーワードとして、「つながり」の強化・深化・拡充を挙げております。平成26年度、27年度、過去2年のキーワードは「組織力の向上」でした。この2年間の評価、見直しから、「つながり」となった意味合いについてお伺いします。また、その重点施策についてお伺いいたします。2点目といたしまして、文部科学省は今年度中に学習指導要領を全面改訂する方針のようです。過去の詰め込み教育、ゆとり教育から生きる力を育成すると。知っていること、できることをどう使うかなどの資質・能力を育むための改善の方策の一つとして、アクティブ・ラーニングが挙げられておりますが、深川市としての具体的な取り組みについてお伺いいたします。3点目といたしまして、学力向上について、昨年、第4回定例会においても答弁いただきましたが、新年度を迎え、改めてこれまでの取り組みの概要と今後の方向についてお伺いいたします。
答弁 教育部長 大西徳治(教育部長は2017年3月まで)
小中学校の学力の課題と改善プランについてお答えいたします。初めに、1点目の教育推進のキーワード「つながり」についてであります。北海道教育委員会では、教育行政執行方針において、目指す子供の姿をテーマに掲げ、各種施策を示しております。それを受けて、昨年度の空知管内教育推進の重点の中では、キーワードを「組織力の向上」とし、目指す子供の姿の実現に向けて掲げた三つの推進の重点、「学校力」「教師力」「連携力」に係る取り組みの15項目がほぼ100%実施され、組織力の向上が図られたとしております。しかし、目指す子供の実現については、なおも課題が残ることから、昨年度の成果と課題を踏まえ、平成28年度の空知管内教育推進の重点では、昨年度に一定の成果が見られてきた組織力の向上を継続しつつ、全ての小学校、中学校などにおいて、取り組みの内容面での充実を図る観点から、28年度のキーワードを「つながり」の強化・深化・拡充としたところであります。なお、三つの推進の重点においては、「学校力」では、職員のつながりの強化を掲げ、「教師力」では、研修のつながりの深化を、「連携力」では、地域等のつながりの拡充を掲げ、重点の取り組みのキーワードを「つながり」としているものであります。次に、2点目の学習指導要領の改訂とアクティブ・ラーニングについてであります。平成32年度に本格実施予定の学習指導要領では、初等中等教育について、大きく二つの注目すべき点があり、一つ目は、小中高校における英語教育の充実、二つ目が、子供が課題に対して自主的に学ぶアクティブ・ラーニングの充実であります。アクティブ・ラーニングとは、課題を見つけ、解決に向けて探究し、成果を表現するまでの過程を、学ぶ側が主体的に行う学習方法のことを指しております。言葉としての目新しさはありますが、内容としては、それぞれの児童生徒たちがテーマを決め、グループでその課題解決に取り組むということであり、それは既にこれまで市内の小中学校においても総合的な学習や体験学習、そしてグループ学習などで既に実践されてきておりますので、従前から行ってきた手法の継続のものと受けとめております。この後、改訂される学習指導要領においては、一般的な講義形式の授業からアクティブ・ラーニングを実践する授業への時間数の増加へと進むものと思われますが、一つの課題があるとすれば、アクティブ・ラーニングにおける成果の評価の難しさであり、このことについては今後研究されていくものと考えております。次に、3点目の学力向上の取り組みについてであります。各学校では、学習指導要領に基づき知育・徳育・体育の調和のとれた教育課程を編成し、質の高い授業の実践に取り組むため、国等の教員加配措置のほか、本市独自で教員を配置するなどにより、少人数指導や習熟度別学習など、子供たち一人一人に応じたきめ細かな指導を推進しているところでございます。また、教育委員会の取り組みとしては、学習指導専門員を配置し、学校での学力向上への取り組みの支援や保護者や地域住民の理解を図る取り組みとして、小学生を対象とした放課後学習や長期休業中のチャレンジ深川、小学生・中学生を対象とした家庭学習の手引発行などの学習サポートプログラム事業を実施しており、本年度からは新たな取り組みとして、中学生を対象とした放課後教室を実施するよう現在取り進めているところでございます。今後におきましても、人材確保などの大きな課題もありますが、現在行っている効果的な各種取り組みを可能な限り継続するとともに、他自治体の事例も参考としながら、児童生徒の学力向上に向けた施策について研究してまいりたいと存じます。