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深川市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月3日

オストメイト

2015年12月3日、深川市議会の一般質問で、松本雅祐議員が「オストメイト」について質問し、市民福祉部長 籔友博が答弁しました。

質問者
松本雅祐 議員
答弁者
市民福祉部長 籔友博

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 松本雅祐

4点目、オストメイトについてお伺いします。オストメイトの方は、全道で8,000人から9,000人いると言われております。オストメイトは、直腸がんや膀胱がんなどが原因で臓器に機能障がいを負い、手術によって人工的に腹部へ人工肛門や人工膀胱の排せつ口、ストーマといいますが、それを造設した人をオストメイトといいます。ですから、身体障がい者手帳を申請することになるのです。オストメイトの方は、外見からはわからず、目に見えない障がい者とも言われております。ですから、オストメイトの存在を知る人は多くありません。オストメイトの方は、括約筋という肛門や尿道などのような管状器官を取り巻いて、内容物排出を調整する筋肉がないことから、便意や尿意を感じたことや我慢することができないため、便や尿をためておくための袋、パウチといいますが、それを腹部に常に装着しなくてはいけません。そのパウチにたまった排せつ物は一定時間ごとに便器や汚物流しに捨てる必要があり、その際、パウチや腹部を洗浄し、また装着するのです。ですから、通常のトイレではなく、オストメイト対応の設備を備えたトイレが必要になるのです。オストメイト対応トイレは、2006年12月のバリアフリー新法が施行され、設置の義務づけがされ、設置場所も広がりました。私は先日、公益社団法人日本オストミー協会北海道旭川支部の川勝支部長と懇談会を持たせていただきました。その際、「日本オストミー協会で掌握している深川市のオストメイト対応トイレの設置場所が深川市立病院の1カ所だけです」と聞かされました。そのことを確認しようと健康福祉課に聞きましたが、明確なトイレ設置場所は掌握されておりませんでした。私が調べたところ、市内には8施設にオストメイト対応トイレがありました。1カ所目は深川市立病院の1階と2階の多目的トイレに、2カ所目は深川市文化交流ホール「み・らい」の1階多目的トイレ、3カ所目は深川市保健福祉センター「デ・アイ」の1階多目的トイレ、4カ所目は道の駅の多目的トイレに設置され、この4施設は市が設置しました。また、5カ所目は深川市保健所の多目的トイレ、6カ所目は道立青少年体験活動支援施設ネイパル深川で1階身障者トイレに、7カ所目は深川東高等学校でトイレシャワー棟の男性用・女性用身障者トイレ、8カ所目は深川西高等学校で体育館横トイレシャワー棟の男性用・女性用身障者トイレに設置され、この四つの施設は道が設置しました。私は11月30日にこの八つの施設全部に行って、状況を見てまいりました。わかったことは、道の駅、道立青少年体験活動支援施設ネイパル深川、深川市保健所の多目的トイレには、オストメイト対応のマーク標示がなく、わかりづらい状況でした。これは至急対応をお願いしたいと思います。そして、深川東高等学校と深川西高等学校の設置理由は、防災の観点から避難所のときの対応のために設置されたと聞きました。この8カ所は、設置された時期も違い、トイレの形式もさまざまで、今回私はオストメイトについて学び、便や尿を便器や汚物流しに捨て、その際、パウチや腹部を洗浄する作業がいかに大変で、トイレの形式によっては、使いづらいことが現場に行ってわかりました。ですから、オストメイトの方々からすると、使いやすいのは、深川市立病院の多目的トイレの汚物流しシャワー型であると思います。そして、道の駅の多目的トイレは、新しいのですが、使いづらいタイプでありました。また、日本オストミー協会では、国に対して災害時にオストメイトへストーマ装具を速やかに配布するよう要望しております。内閣府による災害時要援護者の避難支援ガイドラインや厚生労働省の災害救助事務取扱要領に避難所や福祉避難所にオストメイト支援のためのストーマ装具の備蓄が指針として盛り込まれております。しかし、3月11日の東日本大震災発生時には、国の指針は全く発揮されず、被災地におけるストーマ装具の備蓄や流通在庫が少なく、行政のみならず、医療関係も混乱し、オストメイトへの支援は二次的な扱いになったそうです。そのため、オストメイトの方は、ストーマ装具の入手は困難で、災害時に自己の排せつ処理に不安を抱えて避難生活を過ごしたそうであります。そこでお伺いします。1点目、オストメイトの方は深川市に何人おられるのでしょうか。2点目、オストメイト対応トイレの設置場所は私が調べた以外にあるのでしょうか。3点目、今後の設置計画はありますか。4点目、8施設をオストメイトの方に伝え、また深川市内外の方にご案内、連絡、掲示してはどうでしょうか。5点目、道の駅は深川市が誇る施設であり、来館者も全道・全国から来ます。道の駅の多目的トイレのオストメイト対応トイレを深川市立病院と同じ型の汚物流しシャワー型に改修できないでしょうか。6点目、深川市は災害時のオストメイトへのストーマ装具の支給方法や備蓄は大丈夫でしょうか、お聞かせください。

答弁 市民福祉部長 籔友博(市民福祉部長は2017年3月まで)

オストメイトについての質問に順次お答え申し上げます。膀胱、または直腸の機能障がいにより、日常生活活動が著しく制限される方は、ストーマ装具を装着し、日常生活を送ることを余儀なくされておりますが、ストーマ装具を装着されました方は、一日に何度か蓄便袋、または蓄尿袋の交換洗浄が必要となりますので、外出等でご自宅以外の場所にいらっしゃる場合は、装具の交換の際に洗浄のためオストメイト対応トイレの利用が必要になります。質問の1点目、市内のオストメイトの人数でありますが、現在、本市で身体障がい者手帳の交付を受け、ストーマ装具を装着していられる方は85人いらっしゃいます。次に、2点目の市内のオストメイト対応トイレの設置状況でございますが、議員が把握されております8施設・学校等のほかに、市内にあと2カ所の設置を確認しておりまして、いずれも市の施設関係で、1カ所はアグリ工房まあぶ、もう1カ所はアップルランド山の駅おとえでございます。現在、市内に合計10カ所のオストメイト対応トイレの設置を把握しておりますが、このほかにも設置施設等がないか調査・把握に努めてまいりたいと考えているところでございます。次に、3点目のオストメイト対応トイレの整備計画でありますが、今のところ特にございませんが、バリアフリー新法に基づき対応してまいりたいと考えており、現在改築を進めております深川中学校の体育館には、災害時の避難所としての整備や学校開放事業としての利用もありますことから、オストメイト対応の汚物流し台を備えた多目的トイレを整備する予定となってございます。次に、4点目の設置場所の周知につきましては、議員から指摘をいただきましたが、今後、深川市のホームページの活用や設置している関係機関に対し依頼を行う中で、わかりやすい周知方法や標示方法につきまして、工夫・検討してまいりたいと考えております。また、ストーマ装具を装着されている方には、オストメイト対応トイレ設置施設のパンフレットなどを作成し、6カ月ごとに行われます日常生活用具である蓄便袋、蓄尿袋の給付申請の際に窓口で配付するなどし、わかりやすい周知に努めてまいりたいと考えております。次に、5点目の道の駅のオストメイト対応トイレは、昨年4月の道の駅のリニューアル時に改修したもので、改修後、間もないものでございます。しかしながら、議員の指摘を踏まえ、今後、身障者トイレのさまざまな利用者の状況なども確認する中で研究してまいりたいと考えております。次に、6点目の災害時の対応につきましては、装具の取り扱い業者への聞き取りでは、業者ごとに災害時のマニュアルに基づき個別に対応しているとお聞きしております。市としましては、ストーマ装具も含め、装具などは備蓄しておりませんが、今後対応について調査研究してまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月3日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる