深川市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月11日
読書推進事業
2014年9月11日、深川市議会の一般質問で、辻本智議員が「読書推進事業」について質問し、教育部長 平山泰樹が答弁しました。
- 質問者
- 辻本智 議員
- 答弁者
- 教育部長 平山泰樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 辻本智
最後の質問になります。市民の読書推進事業についてお伺いいたします。1点目、子どもの読書活動に関するアンケート結果についてでありますが、このことに関しましては、前回の一般質問で菅原議員からも取り上げられておりましたし、聞くところによりますと、総務文教常任委員会の調査等でも行われたようでありますが、子供たちの豊かな発達という観点と生涯学習、社会教育の推進という立場から改めてお聞きしたいと思います。まず、アンケート調査でいうところの子どもというのは、その対象年齢をどのように捉えているのかという点であります。2つ目に、今回調査結果がまとめられた子どもの読書活動に関するアンケートの結果について、その概要と特徴的な項目についてお聞かせ願いたいと思います。あわせまして、今後の推進計画策定に向けた取り組みについてもお示しください。次に、市立図書館の利用実態についてでありますが、この読書時間の減少というのは、必ずしも子供に限った問題ではなく、言うまでもなく子供は大人社会を映し出した鏡でもあるわけであります。たしかことしの初めに、全国大学生協連が現役の大学生を対象に行った調査の中で、1日の読書時間がゼロであると答えた割合が40.5%と初めて4割を超えた、そのような報道がありました。同じ調査の中では、大学生1日平均の読書時間は26.9分、同じく本を読まない理由というのは、授業への出席や研究が忙しいからだそうであります。私は、やはり私たち大人も含めて本を読む習慣、読書という文化を大切にする、そういった環境づくりに目配りする必要性を改めて考えるものであります。そのためにも、公立図書館の役割というのが極めて大切になってくる、そのような立場でお伺いしたいのですが、現在、市立図書館の蔵書数がどのような状態にあるのか。さらに、その図書館の利用状況でありますが、新規に図書カードを登録した方の数や利用者数、貸し出し冊数などの推移、また図書館を現在利用されている方々の大まかな年齢割合など、そういった状況全体についてお聞かせください。最後でありますが、今後の市立図書館機能の充実についてお聞きいたします。本市においては、図書館の立地場所からすると、市内にいる多くの小学生、また一已中学校区に通う中学生の皆さんには、ふだんの生活圏から図書館の場所が離れているというふうに考えております。また、交通手段を持たない高齢の方にとっても、実際に図書館に足を運ぶことは難しいというふうにも感じております。ですから逆に、各種サービス機能を充実させる中で、本を市民の手元に届ける仕組みづくり、あるいは市民や、また子供さんたちの目の前に読書の機会をつくり出す工夫というのが、これまで以上に大切になってくる、そのように考えるわけであります。例えば「市立図書館利用のご案内」というチラシがございますが、そこにさまざまな取り組みの工夫が記載されております。そういった意味で、図書館で今行われている新たな取り組みの内容についてお聞かせ願いたいと思います。もう一点、図書の広報について、その工夫についてもお伺いいたしたいと思います。先日の地方版に、滝川市で図書館情報誌を町内会向けに発行するといった記事が掲載されていました。私も図書館を利用する際には、カウンターに置かれた図書館だよりを持ち帰ります。ただ、こういった広報というのが、ほかの場所では余り目にしないような感想を持っております。もう少し広報紙を市民の皆さんが広く目につく場所に置くというような取り組みも必要ではないかと思いますので、この図書館の情報発信を工夫するという点について、所管としての考えをお伺いいたします。
答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)
読書推進事業につきまして質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。1点目の子どもの読書活動推進計画についてお答えいたします。まず、本計画の対象年齢は、ゼロ歳からおおむね18歳以下の高校生までを対象年齢と捉えているところであります。次に、子どもの読書活動に関するアンケート調査の結果の概要と特徴的な項目といたしましては、本市のホームページでも掲載しておりますけれども、その一部を簡単にご紹介申し上げます。今回の子どもの読書活動推進計画策定に当たりましては、子供たちの読書に対する考えなど、その実態をよく把握した上で計画策定を進めることが必要でありますので、昨年12月から本年2月にかけて市内全ての小中学校、市内の幼稚園、保育園11施設に在籍する園児の保護者、それから市内の高等学校2校に在籍する生徒など計2,220人にアンケートをお願いいたしました。その結果、2,023人からご回答いただきまして、回収率は91.0%でございました。その概要といたしましては、読書に対する意識といたしまして、「本を読むことが好き」「どちらかといえば好き」と答えたのが、小中学生では約8割、高校生においても約7割になっております。そうした読書が好きと答えた割合が高いことの一方で、ここ1カ月の間に読書の状況について質問したところ、1冊も読まなかった、いわゆる不読率と言われるものですけれども、小学校で9%、中学校で16%、高校生で48%、高校生では約半分が1カ月の間、本を読んでいないと、そのようにお答えをいただいているところであります。その理由といたしましては、高校生では、「時間がない」が21%、「読みたい本がない」が26%、「本よりおもしろいものがある」が23%などとなっているところであり、また、市立図書館の利用状況について質問したところ、「利用したことがない」との回答が、小中学校では同率なのですけれども23%、高校生では43%となっている状況でございます。このように、今回のアンケートは子供の読書活動の実態を把握する意味で非常に有効な回答が得られたものでありまして、計画策定に向けた貴重な資料として活用しているところでございます。また、今後の推進計画策定の取り組みでありますけれども、現在まで計画策定委員会を本年3月、5月、7月と3回開催いたしまして、現在議論を積み重ねておりますけれども、本日9月11日に第4回目の策定委員会を開催し、推進計画案について議論をする予定となっているところであります。その後、社会教育委員会議や庁内の関係部課との調整などを実施いたしまして、あわせて市のホームページに推進計画案を掲載いたしまして、市民の方から意見をいただくなどして、その後、教育委員会議において決定、公表する予定でございまして、平成26年度内に計画策定を終了させたいというふうに考えているところであります。次に、市立図書館の利用実態についてお答えいたします。平成25年度の状況及び26年3月末現在の数値で答弁させていただきますけれども、蔵書数は現在11万8,723冊でございます。当館の書架の数等から、開館当初よりおおむね10万冊が妥当ではないかというふうに考えておりますけれども、郷土資料も非常に膨大にございますことから、現在の蔵書数となっているところであります。図書館の利用の登録者数でありますけれども、平成25年度においての新規の登録者数は全体で443人、6歳までの未就学児が77人、7歳から12歳までの小学生が110人、中学生が11人、高校生が7人、そしてそれ以上が238人と半分以上を占めていると、そのような状況になってございます。現在の登録者数の総数といたしましては1万4,189人となっているところであります。貸し出しの利用人員と貸し出し冊数の推移としましては、平成23年度2万7,138人、13万6,588冊、24年度には2万4,848人、14万8,121冊、25年度は2万3,307人、14万1,954冊ということになってございます。利用されている方の年齢割合についてですけれども、年齢別の貸し出し状況を見てみますと、未就学の子供たちの全体の貸し出しは5.2%、それから小中学生が13.1%、少ないのですけれども16歳から18歳、高校生ですけれども0.6%、それから18歳から29歳の若い世代は3.5%、30代から50代までが41%、60代以上が36.5%、そのようになっているところでございます。これ以外にも、蔵書検索ですとか、あるいはネット予約の新しいサービスなどを現在提供しているところでございますけれども、特にネット上での本の予約の利用状況といたしましては、延べ144人の方がご利用いただいているところでございます。それによりまして221冊の予約、貸し出しがなされておりまして、さらに加えまして昨年度宅配の貸し出し状況につきましては回数で111回、838冊のご利用があったところでございます。そのほか、団体の貸し出し図書、そういったものも展開してございまして、病院や介護サービス施設、保育園や幼稚園、学校、クラス単位など、図書館に団体登録をお願いし、そこで100冊を上限にお貸しするシステムを今持っておりますけれども、これら一般書ですとか児童図書、合わせまして4,000冊弱、3,920冊の貸し出しを行っているところでございます。議員から最後に、図書館からの情報発信が少し弱いのではないかということでございます。私どもとしても一工夫が必要と思いまして、図書館だよりはもとより、市のホームページなどを利用して積極的に展示コーナーの設置や図書館の催し物などについてPRを進めてきたところであります。先般の所管事務調査の中でもさまざまご指摘をいただいておりますけれども、新刊案内や蔵書内容などがわかるような情報発信を、さまざまな利用するものも含めましてどのような方法で発信することがいいのか、できるのか、今後ともさらに工夫を重ねて検討してまいりたい、そのように考えているところでございます。