深川市議会 平成25年第4回定例会 2013年12月4日
それでは、災害時応援協定
2013年12月4日、深川市議会の一般質問で、宮澤孝司議員が「それでは、災害時応援協定」について質問し、市長 山下貴史が答弁しました。
- 質問者
- 宮澤孝司 議員
- 答弁者
- 市長 山下貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 宮澤孝司
日本国憲法制定から66年がたち、憲法第9条の見直し、特別秘密保護法など法にかかわる多くの議論がなされる中、長沼ナイキ訴訟に関する新聞記事を目にしました。1968年、空知管内長沼町に地対空ミサイルの基地建設決定により、旧農林省が建設予定地の樹木伐採を可能にするため保安林指定を解除、それに対し、住民は伐採による水害を懸念し、指定解除の取り消しを求めた裁判であります。一審の札幌地裁は、自衛隊は違憲とし、原告の請求を認める判決をしましたが、札幌高裁では原告の請求を却下。最高裁でも「原告の上告を棄却」となりましたが、一審の札幌地裁では自衛隊を違憲とする初めての判決となりました。この新聞記事では、地元深川西高出身の作家、黒木亮氏が書かれた「法服の王国」が紹介されております。この作品は、裁判官を主人公に戦後司法史の内幕に迫り、長沼ナイキ訴訟から始まり、東日本大震災福島原発事故に触れ、なぜ司法界は原発事故をとめられなかったのかとの疑問の答えを探る作品であります。現在、黒木氏は作家としてご活躍されておられますが、学生時代は日本トップクラスの長距離ランナーでもあり、深川西高卒業後、早稲田大学に進学し、来年1月で90回を迎える箱根駅伝大会で活躍されたアスリートであります。昭和54年に開催された第55回箱根駅伝大会では3区にエントリーされ、エース区間の2区、瀬古選手からトップでたすきを受け、力走されております。そのころは現在のようなテレビ中継もなく、当時高校3年生の私はラジオで先輩を応援したように記憶しております。黒木氏は大学卒業後、金融機関に就職され、競技生活を終えましたが、たすきをつないだチームメイトの瀬古利彦氏はオリンピックマラソン日本代表として、ロサンゼルス、ソウルの2大会に出場された有名ランナーであり、引退後の実業団監督時代には、陸上合宿のため何度も深川市を訪れております。地元深川からは、全国レベルのスポーツ選手は出ておりますが、スポーツ宣言都市深川であっても、オリンピック選手となると、なかなかかなわないのが現実です。世界の頂点を目指すオリンピックは、わずかなトップアスリートに与えられた世界であり、それだけに応援する我々に与える感動も大きいものであります。2020年東京オリンピック・パラリンピック開催が決定し、7年後を見据えたアスリート育成が望まれる中、地元深川市の中学生、高校生からも日本代表選手として活躍する逸材があらわれることを期待し、一般質問に入ります。初めに、災害時応援協定について伺います。平成23年3月の東日本大震災から2年9カ月がたちましたが、現在も被災地の復興はなかなか進んでいないのが現状であります。今年に入ってからは、10月16日、伊豆大島で、台風26号による大雨で土砂崩れが発生し、多くの死者を出す大災害が起きております。また、11月8日には、フィリピンに上陸した台風30号の被害で少なくとも5,500人が死亡、1,700人以上が行方不明となっており、レイテ州タクロバンでは市の約90%が壊滅し、5億6,300万ドル、約575億円相当の被害が出たとのことであり、東日本大震災のように地震・津波だけではなく、気候の変化による大型台風がもたらす災害もふえており、改めて自然の脅威を感じるところであります。東日本大震災以降、日本国内では災害時の支援体制について多くの取り組みがなされ、自治体と企業、自治体と自治体による相互支援体制として、多くの災害時応援協定が結ばれており、危機管理による取り組みから地域の連携が築かれております。深川市も積極的に協定を締結していると聞いております。特に市内業者との協定が多いようですが、これからは北海道深川市として、深川市の農産物や備蓄してある物資を他地域へ供給できる支援体制をとることも考えられます。今年4月には、きたそらち農業協同組合との間に防災備蓄品の保管及び災害時における米穀の供給等に関する協定が締結されており、米の産地深川としての特色を生かした協定が結ばれております。このような備蓄・供給型の協定は、深川市を通し、他の自治体との協定に結びつけることも可能で、災害時の速やかな対応につなげることができると考えます。他の自治体を見てみますと、姉妹都市間での提携が多いようですが、広く支援を期待される自治体への供給を視野に入れ、今後の災害時応援協定に取り組み、それをきっかけにさまざまな方面での交流を生み出すことも可能であると考えます。そこでお聞きします。深川市でも道内を中心に災害時応援協定が結ばれていると思いますが、主な協定先と内容について、また、今後の協定締結の予定と深川市独自の支援体制についての考えがあれば、お聞かせください。
答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)
それでは、災害時応援協定についてお答え申し上げます。初めに、本市が結んでおります協定の主な協定先と内容についてでありますが、災害時応援協定につきましてはさまざまな内容がありますが、本市が災害時に備えて締結している協定といたしましては、まず北海道開発局や道北市長会構成市などの行政組織とのものが4件であります。それから、郵便局や医師会など指定公共機関及び公共的団体と結んだものが7件、その他民間企業などとのものが3件でございまして、合計いたしますと14件となっております。その内容は、救援物資や資機材の提供、それから医療及び応急対策等の救援活動に対する人員の派遣などが主な内容となっているものでございます。なお、このほかに、北海道が関係機関や各種団体、民間企業などと締結している防災協定等であって、本市も含めた道内市町村に対しても直接に効力が及ぶ内容となっているものがありまして、それらの数が35件となっております。これらも深川市が関係する協定といえばそれに当たるので、これについても35件あるということをご報告しておきたいと思います。次に2点目の、今後の協定締結の予定についてどんなものがあるかということですが、北空知1市4町で構成しております北空知圏振興協議会では、圏域内で大規模な災害が発生した際に、これこそ相互に食料や飲料水あるいは防災資機材の提供などの応援体制を構築する、そういった目的を持って、これまで協議会内の総務部会において、仮称ですけれども、北空知1市4町災害時相互応援協定というものの締結に向けた検討作業を重ねてきておりました。このたび、協定書の内容について1市4町間で合意が得られましたことから、12月20日開催予定の北空知圏振興協議会におきまして正式な承認を得た後、年内に締結式を行う予定になっているところでございます。なおまた、振興協議会内の総務部会では、災害時における食料及び生活必需品、それから防災資機材等の確保を図るという目的を持って、深川市を含む1市4町と北空知圏にある民間企業との間の協定ですね。1市4町が片方の主体になり、もう一方は今申し上げた北空知圏に存在する民間企業との間の、例えば企業が保有する在庫商品等を災害時に優先的に提供いただくといった内容の協定を締結しようではないかということで、そういった締結についての検討も行っているところでございまして、既に圏域内の15の企業、これは食料品ですと5店舗、衣料品だと2店舗、医薬品2店舗、それから資機材は6店舗といった15の企業、それから二つの団体、一つの事業協同組合、これはガソリン関係でありますが、そういった先から協力可能というか、締結に前向きな回答をいただいておりますので、これらを受けまして、平成26年度のうちには何とか協定締結を目指して、精力的に協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。最後に、深川市独自の支援についてということで、お米の提供などについての話などもありましたが、深川市が応援する、援助するといった仕組みが協定に基づいて決まるわけでありますが、それによらない、つまり一方的に市独自で、災害を受けた自治体なりに支援をするといったあらかじめの災害支援策といったものは、特段決めていないわけでございまして、何か災害が起きましたら、その状況に応じまして、市として、例えば東日本大震災ですと、市が前面に立って募金活動もいたしましたし、物資支援も行ったということでございまして、その時々の状況に応じて必要な対策を考えるということで来ております。それが現状でありますが、議員からせっかくお話がありましたので、あらかじめ何か市が独自に災害対応時に支援するような枠組みについて、所要の研究を必要に応じてしていこうかなと考えております。