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深川市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月3日

「非核平和都市宣言」を行っている深川市の平和行政推進の考え方について

2013年9月3日、深川市議会の一般質問で、太田幸一議員が質問し、市長 山下貴史、教育部長 平山泰樹が答弁しました。

質問者
太田幸一 議員
答弁者
市長 山下貴史、教育部長 平山泰樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 太田幸一

それでは、通告によりまして一般質問を始めてまいりたいと思います。最初に、「非核平和都市宣言」を行っている深川市の平和行政推進の考え方についてお伺いいたします。ことしも8月6日、8月9日を迎え、深川市においても、平和式典が暑い日差しのもとで開催されました。世界で唯一の被爆国。広島と長崎への原爆投下から68回目の夏を数え、いまだに多くの被爆者が原爆症や核に起因する後遺症に苦しんでいます。世界に目を向けると、国境を越えた戦争、紛争や民族間の殺りくが多くの地域で頻発しています。日本を取り巻く環境も、平和的外交努力の一方で、力や威圧による2国間関係が、平和希求の願いをよそに闊歩し、憂慮される状況を呈しています。近隣諸国との関係では、第二次世界大戦以降、ヨーロッパの連合国側・枢軸国家側双方を中心としての努力に見られるように、歴史的認識の一致を図り、平和的友好を基軸とした人的、文化的・学術的、さらには産業の分野においても交流を深めることで、相互理解と一層の友好関係を築き、武力による争いを未然に防ぐことが肝要であろうと言われています。日本国内においては、残念ながら戦争の風化や美化が進み、改憲論議や集団的自衛権行使への議論が声高に語られ、今日的には、国際的にも大きな評価を得ている中沢啓治原作の原爆をテーマとした漫画「はだしのゲン」の一都市の教育行政による閲覧制限は、社会的にも国際的にも大きな波紋を広げています。ここで、改めまして2点、深川市としての考え方を伺います。一つ、非核平和都市宣言を行い、平和行政を進めている深川市として、今日の国や社会の現象をどのように捉えているか。二つ、松江市教育委員会の図書の閲覧制限をどのように捉え、また、閲覧の基本的なところで変更はあるのか、お伺いいたします。

答弁 市長 山下貴史(市長は2022年12月まで)

太田議員の平和行政推進の考え方についてということで2点お尋ねがありましたうちの1点目、今日の国や社会の現象についてどのように捉えているか、認識しているかという点について、私からお答え申し上げます。ご承知のように、深川市は昭和60年に非核平和都市宣言を行いまして、核兵器の廃絶と恒久平和の実現を願って、市民一人一人に平和を求める心を養っていただくために、毎年、広島の原爆投下時刻に合わせた記念式の開催や、長崎平和祈念式典に子供たちを派遣するといった事業を行っておりますほか、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを伝え、平和のとうとさを考える原爆パネル展、それから平和のつどい、平和朗読会など、深川市平和運動協議会のご協力によってそれらの事業を実施しているわけでありますが、その事業の実施を通じまして、多くの市民の皆様に平和への思いを新たにしていただくように、毎年に努めているところでございます。そこで、お尋ねの、世界の平和を揺るがしかねないような国際社会の動きやこれに対する国内のさまざまな反応について、どのように捉えているかということでございますが、申すまでもなく、武力に訴えた国際紛争や内戦などが頻発しております昨今の国際情勢、これは本当に憂慮すべきものであると考えておりまして、関係国や地域間の対話を通じた相互理解の増進によりまして、それらの一日も早い平和的解決を強く望むところでございます。ご質問にもございましたが、実際のところ、近年、我が国の周辺海域などにおきましても、不穏な情勢が生じつつあることは、まことに残念な事態でありまして、率直に不安を感じざるを得ないわけであります。国家間の諸問題は、やはりあくまでも外交努力によって解決を図るというのが第一義でありますので、政府の一層の努力を期待するものでありますが、同時に、国家の主権というものは、国家、国民が断固これを守るという基本姿勢も当然必要であろうと考えております。いずれにいたしましても、世界で唯一の被爆国であります我が国、そして我が国民の恒久平和を求める思いは、いつの時代にあってもいささかも揺るぎないものでありますことから、本市も非核平和都市宣言の趣旨を体しまして、平和を希求する心を後世にしっかりと伝えられるように、引き続き努力をしてまいりたいと考えております。

答弁 教育部長 平山泰樹(教育部長は2015年3月まで)

私からは、2点目の図書の閲覧制限についてお答えいたします。原爆の悲惨さなどを描いた漫画「はだしのゲン」を松江市教育委員会が閲覧制限を行ったことにつきましては、新聞各紙におきまして報道されているところでございます。初めに、図書の閲覧制限をどのように捉えているかとのご質問でございますけれども、松江市教育委員会がそれぞれの時点での事情において判断されたことでありますことから、深川市教育委員会といたしましては、そのことに対しまして意見などを申し上げる立場にないと考えているところでございます。また、閲覧の基本的なところでの変更はあるのかということであります。漫画「はだしのゲン」につきましては、市内の小学校4校、中学校4校の計8校の学校図書館で蔵書し、児童生徒が閲覧できることになっております。学校図書館の蔵書につきましては、基本的には学校の判断で本を選び、購入しておりますが、一部には寄贈された図書も含まれているところでございます。児童生徒の発達段階に応じて、教育的な配慮が必要な場合もないわけではありませんけれども、現状においては、学校側において適切に判断されているものと考えているところであります。

出典:深川市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月3日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる