みんなの議会

深川市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月4日

食料品アクセス問題

2012年9月4日、深川市議会の一般質問で、北畑透議員が「食料品アクセス問題」について質問し、経済・地域振興部長 藤田正男が答弁しました。

質問者
北畑透 議員
答弁者
経済・地域振興部長 藤田正男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 北畑透

3点目に、食料品アクセス問題について伺います。本市においても、飲食料品店の減少、大型商業施設の郊外化等に伴い、過疎地域のみならず都市部においても、高齢者を中心に食料品の購入や飲食に不便や苦労を感じる消費者がふえてきております。いわゆる食料品アクセスの問題として、社会的にも今、話題になっております。これは、単に買い物弱者対策というよりも、生活の根幹をなす部分を指していると思います。この問題の解決には、自治体だけではなく民間事業者や地域住民のネットワークを通じた継続的な取り組みが重要と考えます。しかしながら、今後、本格的な高齢社会を迎えるに当たって、食料の安定的な供給に加え、高齢者の健康と栄養問題、地域公共交通の脆弱化等の観点から対策が急がれると思います。その背景として、住民の高齢化、地元小売業の廃業、商店街の衰退などが原因として挙げられております。この問題を解決するために、各自治体等が実施している対策の状況等を明らかにし、今後の施策の参考にするため、農林水産省は市町村に対しアンケート調査を実施しました。調査は2010年11月、12月、全国の1,742市町村で実施され、本来、本市にもこのアンケート調査が来ているとは思いますが、聞くところによりますと、そういう調査は一切来ていない、または来ていてもわからない、答えていないということでございました。本来であれば、このアンケート調査の結果を中心に議論を進めたいところでございますけれども、ないということでございますので、調査結果では、市町村の75%は何らかの対策が必要だとしながらも、その4分の1が対策の検討すらしていないこと、そして対策が必要な背景としては、先ほど言いました高齢化率が97%、地元業者の廃業が73%、商店街の衰退が50%などの理由が上がっております。しかし、本市のような人口5万人未満の過疎地の市町村では、交通機関の廃止を要因に上げる市町村が多く、地域によって背景が異なっている実態が散見されます。一方、何らかの対策を実施している460の市町村では、本市もそうでありますけれども、コミュニティーバスや乗り合いタクシーの運行支援が圧倒的に多く73%、空き店舗への出店、それから運営支援が27%、宅配や買い物代行が24%という結果でございました。そこで、本市においても、郊外地域の市民はそうした食料品の確保に不便を来していると考えますが、まず本市としてそのような現状をどのように認識されているのか。2点目に、徒歩で買い物できる範囲は、一般的には500メートル、片道250メートルと言われておりますが、食料品確保では、現状では到底その範囲にないと考えますが、その行動範囲についてどのような認識をされているのか。3点目に、こうした現状において解決すべき課題をどう認識され、現状どのような取り組みを行っているのか。最後に、今後の対応として考えていることがあれば伺いたいと思います。

答弁 経済・地域振興部長 藤田正男(経済・地域振興部長は2015年3月まで)

食料品アクセス問題についてお答え申し上げます。初めに、1点目の市の現状認識についてでございます。食料品を含む買い物弱者の問題に対する認識につきましては、本年第2回市議会定例会の鶴岡議員の一般質問でもお答えしておりますが、過疎化の進展や大規模店の進出に伴い、本市においても郊外のほとんどの地域で商店の廃業が進んでいる上、採算の悪化から、たとえ経営を継続していても、食料品などの品ぞろえが困難な商店が多い現状にございます。そのため、買い物の足を持たないお年寄りなどは、バスを利用して遠方まで買い出しに行かれるか、ご近所、ご家族の支えなどで、何とか食料品などを確保されている実態にあると認識しております。次に、2点目の食料品店までの距離の考え方と、3点目のこの問題の課題、現状の取り組みにつきまして、関連がございますので一括してお答え申し上げます。高齢者などが徒歩で容易に買い回りできる距離は、質問のように直線距離で500メートル、行動範囲といたしましては半径250メートルのエリアと一般に言われておりますが、そうした一律の基準を設けて対策を講じるということは、現実には困難であろうと認識しております。そこで、この問題の解決に向けた課題といたしましては、そうした行動範囲のできるだけ近くにいかに食料品などの商品を確保するか、またはその範囲までの足をいかに確保するかの2点と捉まえておりまして、現状の取り組みといたしましては、企画総務部で実施しております高齢者バス利用料金助成実証事業により、買い物などの足としてバスをより利用しやすくするとともに、地域に食料品などを確保する面につきましては、株式会社大印深川地方卸売市場が、郊外の商店に生鮮食料品を持ち込み販売する生鮮市を北空知圏域の各所で実施するなど、民間サイドの取り組みによりまして、徐々にではありますが、問題の解消が進められている状況にございます。次に、4点目の今後の対応についてでございますが、今後におきましては、高齢者バス利用料金助成実証事業の継続に関する検討を行うほか、本日、補正予算を議決いただきました消費者行政活性化事業による株式会社大印深川地方卸売市場への支援を通じまして、申し上げました生鮮市の展開地域をさらにふやしていただくことや、冷凍冷蔵設備の導入などによる品ぞろえの充実など、買い物に不便な地域への食料品確保に取り組む民間活動を積極的に支援してまいる考えであります。なお、質問にありました食料品アクセス問題という農林水産省の問題提起につきましては、今のところ調査研究の段階でありまして、今後、食料品のみを取り立てて、何らかの対策が行われるかは不明でございますが、今後も各省庁のこうした動きを十分に注視しながら、庁内の関係所管と連携して買い物弱者対策のさらなる推進に努めてまいりたいと考えております。

出典:深川市議会 平成24年第3回定例会 2012年9月4日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる