みんなの議会

むかわ町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日

食料品アクセス問題と今後のまちづくりについて

2017年12月12日、むかわ町議会の一般質問で、野田省一議員が「食料品アクセス問題と今後のまちづくりについて」質問し、町長 竹中喜之が答弁しました。

質問者
野田省一 議員
答弁者
町長 竹中喜之

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 野田省一

それでは、通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。まず、第1点目でありますけれども、食料品アクセス問題と今後のまちづくりについてお伺いをいたします。食品アクセス問題、いわゆる買い物弱者等については、現状でも大きな課題であり、特に穂別地区においては、5年、10年後には食料品を取り扱いする店舗や機材の老朽化などによって食料品の供給が衰退すると懸念されております。先般、地域住民諸団体がこの問題と地域再生を考える組織「穂別を進化させる会」を設立し、町長と面談し、会の意義を伝えたと聞いているところであります。そこで、買い物弱者対策、地域再生を長期的な展望を持って積み上げていくことが必要と思われますが、買い物弱者等の地域課題をどのような認識でいるかお伺いをいたします。2つ目としては、設立された「穂別を進化させる会」と協力して課題へ取り組む考えはあるかどうかお伺いをいたします。

答弁 町長 竹中喜之

食料品アクセス問題と今後のまちづくりについてお答えを申し上げたいと思います。1点目の御質問でございますが、議員が懸念されております課題につきましては、御承知のとおり、予想以上に本町におきましても少子高齢化と人口減少が進行している状況と、さらに人口推計からしましても、今後大きな課題となると受けとめているところでございます。現在、町におきましては、少子高齢化と人口減少が著しく進行する中で、人口減少にかかわる課題解決に向けまして、平成31年度まで、平成27年度から平成31年度までの5年間に重点的、集中的に取り込む施策を展開するため、平成27年12月に策定しましたむかわ町まち・ひと・しごと創生総合戦略により、対応というのに努めてきているところでございます。買い物弱者等への対応につきましては、平成27年度の介護保険制度の改正に伴い、現在進めております地域支援事業の生活支援体制整備事業等の中で協議検討がされているところでもございます。一方で、食品を提供する商工業者に対しましては、商工会と連携を図りながら経営改善普及事業による小規模事業者への支援、プレミアム商品券等による地元消費活性化事業等に取り組むとともに、起業力耕上促進事業による起業支援というのも実施に努めてきているところでもございます。なお、穂別地区の市街地以外の集落地域につきましては、既に店舗が閉店し、地元で買い物ができない状況も生じているところから、これまでもとまこまい広域の農業協同組合、穂別支所が実施しております移動購買車の車両更新時に、財政的な支援を行っているところでもございます。町としましては、単に買い物弱者対応にとどまる課題ではなくて、福祉的な視点、さらには商店街のあり方など、地域の実態課題、既存の資源、そしてニーズ等をしっかり把握分析し、効果的、そして効率的な対応というのが必要と捉えております。地元の商工会を初め、関係機関団体との連携、調整を図り、引き続き対応していくべきと考えておりますので、御理解を願いたいと考えております。次に、2点目の「穂別を進化させる会」についてでございますが、地域住民の皆さんというのが中心となり、会を発足されたことは承知しているところでございます。会の主体的な活動の中で、民の視点での地域課題の解決に向けた前向きな議論というのがされることを御期待するものでございます。

質問 13番 野田省一

まず、ちょっと1点目、両方に関係するんですけれども、今までいろいろと政策的に課題解決に向けてというか、いろいろな今、町長から答弁ありましたけれども、いろんな補助事業だ、何だということがなされてきた上で、実は町長も恐らく認識されていると思いますけれども、やはり人口減少だけの問題、それにプラスアルファ、やはり売る側の物を、商品を供給する側の体制が今の事業内容だけでは解決できない問題が多々、例えば後継者の問題ですとか、施設の問題、施設の老朽化など、やはり相当大きなお金、あるいは人材的な問題を解決できないということが根本にありまして、いろんなことをやっていただけていることは理解しますけれども、それが必ずしも解決につながるホームランというか、にはならないということは認識されているとは思うんですけれども、その中でやはり今回の趣旨でありますけれども、もう少し先、もっと5年、10年後、あるいは10年、20年後という展望を持ちながら、今すぐは、例えば「穂別を進化させる会」とすぐ何かすれとか、何かを建ててくれとかという話ではなくて、やはりもう少し大きな展望を持つべきではないか。どちらが先に動き出してやるということではなくて、今回、会が組織されて第一歩を踏み出したと思われますから、やはりここは行政も手を差し伸べて一緒にやっていくという協働の作業が必要でないかと思うんですが、そこら辺、今後に向けて協働作業というような考え方はないのか、お伺いしたいと思います。

答弁 町長 竹中喜之

この食料品アクセス問題というテーマでございますけれども、これは農水省のほうでも弱者対策ということで、取り上げてられている項目かと思います。買い物弱者を応援する方法につきましては、例えば身近な場所に店をつくるよと、あるいは商品を届けるよと、また人々が出やすくするよといったような観点があるかと思います。そして、この関係、かなり買い物弱者ということで捉えた場合には、幅広い御質問と受けとめているところでもございます。現在、御承知のとおり国を初め、買い物弱者への支援事業を実施している自治体先行事例というのがあることも認識しているところでもございます。また、町民の皆さんの身近にある商店街というのが、存続して活性化することが遠くに出かけられない買い物弱者対策支援にもつながるものとも考えているところでもございます。そのためにも、先ほど申し上げましたが、地元商工会等との連携を図り、さらに国のさまざまな制度等の活用といったところも含めながら、先行自治体の事例なども引き続き調査しながら、支援対策の探りというのが、これからも必要であると考えているところでもございます。それと、進化をさせる会の関係でございますが、8月に私のところに会の代表の方々がお見えになり、このときは会の設立の趣旨等の報告、そしてそのときにはこれからの具体的な事業内容の提示はなかったかと思います。町のかかわりでございますけれども、先ほどと答弁が重なるかと思いますが、現在、進化をさせる会の中で、具体的な取り組み内容等々が検討されていると伺っております。町に対しての、例えば具体的な協力要請だとか、相談支援内容については、まだ御提示いただいておりませんので、今の段階では詳細は判断できませんが、例えば今後に向けての町の活性化に向けた町の施策、あるいは事業展開というのを見きわめながら、その取り扱いについて検討をさせていただきたいと思いますので、御理解を願いたいかと思います。重ねてでございますが、町としましては、これまでも商工会と連携を図り、商工業の振興に努めてきておりますので、進化をさせる会としましても地元の商店、さらには地元商工会と連絡、連携をしていただき、課題に向き合っていただきたいと切に思うところでございます。

質問 13番 野田省一

その進化をさせる会というのが、任意の団体というか、例えば商工会組織の中の会員さんの中でもあるわけでありますけれども、それ以外の枠の中からも集まってきた団体であり、個人であり団体であるというふうに捉えておりますので、聞いておりますので、その中でやはり先ほど町長は組織というか、商工会を通して、建設関係を通してというお話でございましたけれども、やはりこういう芽が出てきたときに、もちろん今までどおりの決まり切った中、あるいはその組織体制を使ってということも十分は理解できますけれども、やはりそういう機運が上がってきたとき、それと問題が、認識が、今、先ほどの買い物難民の、例えばですけれども、買い物難民のことに対して問題意識は持っていらっしゃいますし、それと機運が高まってきたというときに、やはりその会自体が任意な団体ですから、非常に動き的にはなかなか動けない部分があるんだなと思いますので、町もリードしてやってくれというのではなくて、そこの会と一緒に問題を問題解決できるような方策というのは、その会とやっていくという考えは、一緒にやっていこうというような考えはございませんか。それ1点だけ、ちょっと確認させてください。

答弁 町長 竹中喜之

重ねての答弁となるかと思いますが、今のところ現段階においての行政とのかかわりはといったところもあわせ、現段階、詳細が把握できておりません。地域を盛り上げたい、そして町民参加の主体的なまちづくりの思い、考えというのは、これからも必要とされるものであり、行政としての相談対応については否定するものではございません。

質問 13番 野田省一

わかりました。組織団体のほうもまだまだ絵が描けていないような状況にもありますので、今後、今の町長の答弁をいただいたことによって、次の段階に入ったときにまたぜひ協力体制をとっていただけるように、せっかくこういう芽が出てきたときに、この芽を潰さないで、いろんな問題解決につなげていっていただければなと思っていますので、また今後も注視していきたいと私も思っております。続きまして……

答弁 町長 竹中喜之

議長の許可をいただきました。4番、大松議員との答弁のやりとりにおきまして、財源の部分でございます。身の丈に合った予算規模という表現をさせていただきました。その前段に文言として、中長期財政フレームを基本に財政規律を守り、身の丈に合ったと、文言を追加していただきたいと思います。

質問 13番 野田省一

それでは、午前中の一般質問に引き続き、一般質問をさせていただきます。2点目でありますけれども、町政の評価と今後の展望についてということでお伺いをいたします。町長は執行方針などで、新町合併10年が過ぎ、町の一体感の醸成とこれらのまちづくりに向け、町民と思いを共有し、新たな一歩を踏み出すとされてきましたが、町長として、これまで4年間の自己評価はどのように考えているかお伺いします。2つ目として、改選期を迎え、町政への今後の展望はどのように考えておりますか。2点、お伺いいたします。

答弁 町長 竹中喜之

町政運営を担って3年と9カ月が経過をしようとしております。この間の日々、我を忘れ、本町が抱える人口減少と少子高齢化、地域活力の維持復活という大きな課題の解決に向け、私なりに全精力を傾けてきたところでございます。この大きな課題を解決するために「耕そう!「むかわの底力」でわたしたちの未来」をテーマに掲げ、私の町政運営の所信をまとめました施策方針におきまして、暮らす、守る、働く、学ぶ、未来へといった5つのまちづくりの柱及び主要施策を整理いたしました政策実行計画を策定し、町民の皆様にお示しをしているところでございます。この計画は、むかわ町まちづくり計画との関係性を確認した上で、任期4年のむかわ町の主要施策の実施計画として、95項目の主な取り組みの実現に向けて鋭意取り組んできております。また、平成27年12月には、むかわ町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、同戦略の策定に伴い、さらに取り組みを追加し、105項目の取り組みに再整理をした上で、人口減少対策とあわせ、まちづくりを進めてきているところでもございます。今回、任期満了の前の行政内部におきまして、政策実行計画の達成状況につきましては、全105項目の取り組み、その全てに着手をしてきているところでございます。まちづくり委員会におけます外部評価も踏まえ、重点施策として位置づけました子育て環境や地元力を高める協働のまちづくりにつきましては、一定の成果があったと分析しているところでございますが、産業振興、さらには観光振興等におきましては、まだ着手はしたものの進行途上中のものも18項目あることから、これらの取り組みは加速化を図っていく必要があると反省しているところでございます。また、中長期財政フレームに基づく健全な財政基盤の構築に配慮しながら、大型事業も一定程度目途をつけ、むかわ町民憲章の制定、「清流と健康のまち」の宣言、町の公式キャラクターの創出など、合併10年を節目にこれからに向けての町の一体感を醸成する取り組みにも努めてきているところでもございます。これまでのまちづくりを私自身としては、町長施政方針で示しました4年間の主な政策についてはおおむね達成し、町長就任以来こだわってきました「耕そう!「むかわの底力」でわたしたちの未来」をテーマとした協働のまちづくりを着実に努めてきたところではございますが、施策の効果、あるいは満足度といった総合的な評価というのは、町民、皆さんに検証し、評価していただくものと考える次第でございます。2点目の今後の町政展望につきましては、まちづくり総合計画を初め、まち・ひと・しごと創生総合戦略に沿った政策、施策を展開することにより、人口減少に歯どめをかけ、将来の目指す姿でございます人と自然が輝く清流と健康のまちづくりが、執行者であります首長を問わず、町民の皆さん、議会の皆さん、そして行政の協働と連携により実現することを信じてやまないものでございます。

質問 13番 野田省一

もうちょっと踏み込んだ話があるのかなと思って、メモをとろうと思っていたんですけれども。4年間の自己評価というのは、まさに町長が今おっしゃったとおりに、自分の評価、それともちろん今おっしゃったように、町民の皆さんがどう評価するかということでありますけれども、町長、もうちょっと突っ込んだというか、踏み込んだお話をしていただけるかなと期待はしていたんですけれども、今後の行政の継続については、その辺の現時点でのお考えがあればと思っていたんですが、その辺、もし考えがあればお伺いしたいと。

答弁 町長 竹中喜之

この4年弱の間でございますが、先ほど申し上げましたように、総合戦略、人口減少のその損失をいかに歯どめをかけていくか、最小限に抑えるかということで、むかわ町としては、恐竜ワールド構想で「まち」を耕す、子育てと健康長寿で「ひと」がつながる、そして夢をかなえる「しごと」で産業を興す。この3つを大きな基本戦略とすることとして皆さんとつくり、そして手がけてきた私としましては、これらの施策の具現化に今後も継続して尽力してまいりたいと現在は考えているところでございます。

質問 13番 野田省一

わかりました。少し遠回りなような表現だったかもしれませんけれども、これまでの評価、そして今後に向けて、投げ出すことなく続けていきたいという意思の表示だったかと思います。これで質問終わります。────────────────────────────────────────────

出典:むかわ町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月12日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる