みんなの議会

遠軽町議会 令和3年第8回定例会 2021年12月8日

(1)子育て支援の拡充について/(2)児童館のクーラー増設について

2021年12月8日、遠軽町議会の一般質問で、戸松恵子議員が「子育て支援の拡充について」「児童館のクーラー増設について」について質問し、町長 佐々木修一、住民生活課長 高橋静江、子育て支援課長 太田貴幸が答弁しました。

質問者
戸松恵子 議員
答弁者
町長 佐々木修一、住民生活課長 高橋静江、子育て支援課長 太田貴幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 6番 戸松恵子

私は、質問通知書に従いまして、2点について質問いたします。質問の前に、1か所、訂正をお願いします。2ページ目の2の、児童館のクーラー増設についての次の行の「保育園」のところを「保育所」に訂正してください。それでは、読みます。子育て支援の拡充について。遠軽町では、令和2年度、84人の新生児が生まれています。令和元年度より23人減です。現在進んでいる少子高齢化の中で、子どもを産んで育てているお父さん、お母さんを町としても応援していく取組が大切ではないでしょうか。新生児出産1人につき、お祝いを実施しているのは、オホーツク管内では8市町村で、現金や商品券を配布しています。また、新生児服や、燃やすごみ袋を支給しているところも2町あります。各市町村によって支援の内容が違いますし、一概に比較はできませんが、残念ながら遠軽町では全く実施しておりません。子育て世帯からは、「遠軽町は子育て支援の少ない町」、「転勤族だが、遠軽町に住んでいる間は子どもを産まない」などという厳しい声を聞いています。そこで、次の2点について伺います。1、出産祝いについて、遠軽町独自の取組の考えはありませんか。2、管内的にほとんど実施している子ども医療費の無償化について、せめて小学生まで実施する考えはありませんか。2、児童館のクーラー増設について。9月議会で岩澤前町議が保育所のクーラー増設を訴えましたが、それを議会だよりで見た町民から、「児童館のクーラー設置の状況はどうなのか知りたい」という声がありました。児童館には、子どもたちが座って勉強や読書をする小さい部屋の集会室に令和2年度からクーラーが設置されました。しかし、子どもたちが走ったり遊び回れる大きなホールと図書室にクーラーがついていません。これからも夏の気温は高くなっていくことが予想されます。夏休み、冬休みは、お弁当持参で朝から児童館にいる子どもたちです。今年の夏は暑かったため、ホールの室温が36度台になり、汗だくで遊んでいた子が熱中症のような症状になった子どもが数名いたと聞いておりますが、ホール、図書室にもクーラーを設置する計画はありませんか。以上です。

答弁 町長 佐々木修一

戸松議員の一つ目の項目、子育て支援の拡充についての御質問にお答えいたします。1点目の、出産祝いについて、遠軽町独自の取組の考えはないかとの御質問ですが、本町におきましては、子育て支援の期間は、妊娠期から高校卒業までと考え、取り組んでおります。具体的には、妊婦への交通費の助成や、各予防接種の助成、新生児家庭への絵本の配布、保育所や認定こども園の保育料と給食費の4割の負担、また、部活動等の大会出動にかかる助成など、各子育て期に対応した様々な支援を実施しており、経済的負担の軽減を図っております。出産祝いについて、遠軽町独自の取組はとのことですが、各子育て期に対応した様々な助成制度を実施していますので、現在のところ、出産祝いについては取り組む考えはございません。次に、2点目の、子育て支援の拡充のための小学生の医療費無償化についての御質問でありますが、出生数の減少は遠軽町に限ったことではなく、全国的な少子化問題と言われており、女性を取り巻く社会環境の変化など、様々な要因によるところが大きいのではないかと思われます。現在、本町が実施している医療費の助成につきましては、3歳未満児までの医療費全額助成、3歳から小学校入学前の非課税世帯の全額助成、課税世帯では、自己負担1割で、差額を助成、小中学生の入院については、非課税世帯では全額、課税世帯では自己負担1割で、差額を助成する内容となっております。本町における子育て支援につきましては、妊娠から高校卒業までの子育ての支援期間と考えており、妊娠から出産、赤ちゃん相談や指導、栄養士による離乳食講座など、乳幼児から就学前までのお子さんを持つ家庭の健康相談をはじめ高校卒業までの各種助成など、医療費に限らず、保健指導や学校教育など、多くの要望に対応した支援事業を実施しているところであります。なお、子どもの医療費助成につきましては、自治体間競争を防ぐためにも、国主導で実施すべきであると、関係団体より厚生労働省へ強く要請しているところであります。限りある自主財源の中で、赤ちゃんから高齢者に至るまでの幅広い行政サービスの拡大が求められておりますが、その優先順位の判断は、必ずしも全ての町民が同様ではないと考えております。町といたしましては、小学生の医療費の無償化をする考えはありませんが、中学生までの入院に対する助成を引き続き行ってまいりたいと考えております。次に、二つ目の項目、児童館の遊戯室、図書室にもクーラーを設置する計画はあるかとの御質問にお答えいたします。本町の各児童館では、議員からの御質問にもあったとおり、集会室にエアコンを設置し、暑い日には、その部屋に子どもたちを避難させています。そのほか、暑さ対策につきましても、各児童館の各部屋に2台から3台の壁かけ式の扇風機を設置したり、図書室には持ち運びのできる冷風機も設置し、対応しております。また、特に西日が厳しい南児童館では、窓にビニール製のカーテンを設置し、暑さ対策をしていますが、室内気温が30度以上になるときは、各児童館では、遊戯室、図書室の使用をやめ、集会室で遊びに工夫をしながら過ごしています。子どもの活動中についても、水分やミネラルのタブレットなどを小まめに摂取させ、熱中症予防の対策を十分に行い、事業を実施しているところです。遊戯室と図書室にエアコンの設置の計画はとのことですが、現在の取組により、暑さ対策はできていることから、エアコンの増設については計画をしておりません。以上です。

質問 6番 戸松恵子

妊娠のときから高校生まで、いろいろな支援をしていっていただいているということについては、大変ありがたいことだと思っています。先ほどの出産祝いの件なのですけれども、遠軽町の民生部で子ども支援課が出しています第2期子ども・子育て支援事業計画に、これを読ませていただいて、大変いい冊子なのですけれども、この中に書いてあるのですけれども、子どもたちは町を輝かせる原動力となる地域の大切な宝物というふうに書かれております。私は全く同感です。オホーツク管内の、先ほど言ったのですけれども、他の市町村では、現金を配ったり、現金と商品券を配布しているところがあります。ちょっとこれは極端なところというか、あれなのですけれども、2回に分けているのですけれども、第1子が10万円、第2子が20万円、第3子が50万円、第4子が100万円配布している町があります。これはあまりそういうところで競ってはいけないということだったのですけれども、先日、ニュースでも報道していましたけれども、諸外国に比べて、日本人の給料は、バブルの時代までは、私と町長、同じ年なので、分かると思うのですけれども、結構給料が上がっていたのですけれども、バブル崩壊後は給料が下がってしまって、その後、手取額が上がっていないのですよね、状況としては。特に今の子育て世代のお父さん、お母さんたちの収入は大して増えていないのですけれども、子育てには、先ほどの遊具施設もそうですけれども、お金はどんどんどんどんかかるのです。それで、お祝いとして現金では難しければ、町の商店街に還元できるような商品券でもよろしいのですけれども、子育て世代を応援していくことを前向きに検討していく考えはあるでしょうか。再質問です。すみません、1番について。

答弁 町長 佐々木修一

ほかの町の事例等も今お聞きしましたし、私どもも、当然、そういうふうな理解をしているつもりです。様々な政策、施策を実施するときには、他町村のことも参考にはいたします。しかしながら、地方自治体ですから、それは各町村、それぞれのやり方であります。仮に9割の自治体がやっていて、1割やっていなくても、その1割が間違っているとは私は思いません。近隣町村でいうと、給食なんて、例えば遠軽とか、この旧3町1村の人たちは、学校給食は当たり前だと思っているかもしれませんけれども、私たちの近隣の町でも、学校給食が始まったのはつい最近です。そういった意味で、まず一つは、そういったことを御理解されていると思いますけれども、御理解いただきたいというふうに思います。それから、1回目と同じになりますけれども、町としての子育ての施策は、先ほど申したとおり、様々なものをやっておりますので、クーポン券ですか、商品券ですとか、今のところそういう考えは持ち合わせておりません。以上です。

再質問 6番 戸松恵子

次に、(2)についてのほうの再質問なのですけれども、子どもの医療費の件なのですけれども、先ほど言った第2期子ども・子育て支援事業計画の中に、アンケートの結果であるのですけれども、平成30年度に遠軽町子ども・子育て支援に関するニーズ調査の結果というのがここに載っているのですけれども、就学前児童のいる世帯と、就学児童のいる世帯のどちらもなのですけれども、今後、行政や関係機関で必要、もしくは充実してほしいものの第1位が、医療の充実や乳幼児医療費助成制度の拡充が断トツの54%です。第2位の公共施設や公園などの安全性の確保というのが25.6%ですので、一番医療費を拡充してほしいという親の要求が1番です。それから、さらにこの中にあるのですけれども、小学5年生と中学生の保護者に尋ねているアンケートで、子どもを病院や歯医者で受診させなかったことがありますかという質問に対して、全体としては「なかった」が78.8%なのですけれども、「あった」が17.1%です。無回答も4.2%ですから、受診させなかったというのが約5人に1人いるのですね。では、その受診させなかった理由の第1位というのが、「仕事で連れて行く時間がなかった」が53.7%で一番多いのです。次に、「お金がなかった」「子どもが嫌がった」が同率で24.4%です。世帯収入別にも、これは書いてあるのですけれども、350万円以上の世帯では、いずれも「仕事で連れて行く時間がなかった」というのが第1位なのですけれども、350万円以下では、「お金がなかった」というのと、「仕事で連れて行く時間がなかった」というのが同率で1位です。さらに、母親の働き方のアンケートでは、土曜日に働いている方は57%、日曜、祝日にも働いているお母さんが45.9%。お父さんになると、土曜日は78.2%、日曜日も63.7%、働いていらっしゃいます。お父さん、お母さん、必死に働いて、子育てしています。私は、高校生まで医療費の無料化をぜひ実現してほしいと考えていますけれども、お金の心配なく病院にかからせていただきたいと思います。前向きに検討していく考えはありますでしょうか。

答弁 住民生活課長 高橋静江(住民生活課長は2022年3月まで)

ちなみに、今の医療費の無償化について、具体的に今、こちらのほうで把握している数値についてお話をさせていただきたいというふうに思いますが、仮に小学生の医療費について、小学生までについて医療費を無償化する場合というふうに想定したときに、現在のところ5,489万5,000円ほどかかるというふうに見込みがされております。乳幼児では、実際に計算をしますと、約536万9,000円、小学生につきましては、厚生労働省が公表している平成30年度の医療費等状況に基づく数値をもとにしまして、令和3年3月末現在の本町の年齢階層別人口を乗じて算出をしましたが、この中では、小学生が876人おります。実際のところ、2,929万5,000円、現在、助成している乳幼児医療費助成分につきましては2,560万円というふうになっております。ちなみに、こちらのほう、今、入院のほうの実績のほうで数値を出しますと、実際には、全体で1万261件、通院しておりまして、これにつきまして1,391万7,000円ほどかかっております。内訳といたしましては、入院、乳幼児で304件、金額で1,271万8,000円、小学生では21件で121万円、中学生につきましては7件で32万3,000円となっております。これを、ちなみに中学生までに拡大すると試算しますと、6,630万2,000円ほどかかるというふうになっております。医療費の無償化につきましては、先ほどから町長もお話をしておりますが、やはり乳幼児医療だけではなく、医療費につきましては、結局、幅広い意味での子育ての中での一部分というふうに捉えておりますので、やはり小さいお子さんについて、医療費はかかるという部分については重々承知はいたしますが、やはり医療費全体のほうを見ますと、結果的にはずっと、人間が一生、生まれてから、現実には生まれる前から亡くなるまで、医療費というのはかかるというふうに思っております。子育てにつきましては、何度も同じことを繰り返し申し上げることになりますけれども、やはり妊娠してから高校卒業までを町のほうとしては子育ての支援期間というふうに考えておりますので、御理解のほういただきたいというふうに思います。以上です。

再質問 6番 戸松恵子

分かりましたとはちょっと言いづらいのですけれども、一応とりあえず分かりました。次に、2番目についての質問です。児童クラブのクーラーのほうです。働いている保護者の子どもたちにとって、児童館は第2の家庭とも言われるくらいの大切な場所です。夏休みは朝から晩まで、親が迎えに来るまで遊んだり勉強したり、過ごしているわけです。家庭のように安全で安心して快適に過ごせるところでなければならないと思います。先生たちもいろいろ工夫して、先ほど町長が言われましたように、水を飲ませたり、休ませたり、こっちにおいでとかと、いろいろな工夫をしていただいて、快適に過ごせるようにしてもらっているのは話は聞いています。ただ、特に小学校の低学年ぐらいの子というのは、夢中になって遊んでいると、汗をかいていて、自分が具合悪くなっていてもあまり気づかないでいてしまうことがあります。熱中症も、重症になると、本当に命に関わるような問題がありますので、遠軽町の子どもたちの健康と安全を守るために、より設備を整えていくべきだと考えます。前向きに検討していく考えはありますでしょうか。

答弁 子育て支援課長 太田貴幸(子育て支援課長は2024年3月まで)

ただいまの戸松議員の御質問にお答えいたします。先ほど戸松議員もおっしゃいましたとおり、町長の答弁にもありましたとおり、うちの児童館では、児童厚生員と子育て支援員とが交互に業務につきまして、子どもに対するそういったケアを行っております。今のところ、そのケアの状況を見ると、先ほど答弁にもあったとおり、十分にやっていけている状況と私のほうは判断しております。確かに走り回ったりとかして、気づかないというふうに言われていたのですけれども、そこにつきましても、各時間ごとに先生方が一応子どもの状態を見まして、水を飲ませたりとか、先ほど言っていましたとおり、タブレットとかを飲ませたりとか、そういう対応をしております。あと、こちらの質問にもございましたが、熱中症ということでということだったのですけれども、特にうちのほうに熱中症というところでの報告はございません。具合の悪い子たちにつきましては、保育所の対応もそうなのですけれども、必ず親に連絡をとって、迎えに来ていただいています。極力、親のほうに関しては、心配であれば病院に連れていってくださいということで話をして、帰してはいるのですけれども、その後、どうなりましたかということで、うちの先生方、必ず聞くようにはしているのですけれども、その中で、熱中症でしたとか、そういった話は一切聞いていませんので、今のこの状況で対応できているというふうに考えております。

答弁 町長 佐々木修一

クーラーは、今、置かなくても大丈夫でやっていますよというような担当のお話ありました。熱中症の子も今のところはいませんというお話をさせていただきました。私は、それともう一つ、そういうこととほかに、もちろんそこの利用する児童の安全は大事ですよ。ただ、やはり言っても、本州ではなくて、ここ、北海道なのですよ。幾ら温暖化で暑くなってきたとしても。そしてまた、子どもたちもやっぱり、暑い夏だって、やっぱり外で遊ばせなければいけないと思います、ある程度、中でも。それをあまり至れり尽くせりで、エアコン、社長待遇みたいな、ここも正直、どうかなというのは若干思っております。ただ、もちろん、何回も言いますけれども、毎日毎日、本当に熱中、熱帯の日にちが連続して北海道も続くようになるとすれば、そうならないのかもしれませんけれども、また、やはり繰り返しになりますけれども、やはりそういう子どもを育てるという意味では、やはりいろいろな角度からもやっぱり見なければいけないなというふうに考えたところでございます。

出典:遠軽町議会 令和3年第8回定例会 2021年12月8日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる