遠軽町議会 令和3年第4回定例会 2021年6月17日
通所型サービスBの実施に向けた取組について
2021年6月17日、遠軽町議会の一般質問で、渡部正騎議員が「通所型サービスBの実施に向けた取組について」質問し、町長 佐々木修一、保健福祉課長 古賀伸次が答弁しました。
- 質問者
- 渡部正騎 議員
- 答弁者
- 町長 佐々木修一、保健福祉課長 古賀伸次
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 渡部正騎
通告書に従いまして、私からは、通所型サービスBの実施に向けた取組について質問いたします。通所型サービスBは、介護予防・日常生活総合事業の中で定められた住民等のボランティアの方が主体で運営されている通所型の介護予防事業です。町内において、ボランティアでサロンや軽体操を運営している団体は一定数あり、これらは通所型サービスBとして運営することは可能であると考えております。団塊の世代が75歳の年齢に達する、いわゆる「2025年問題」、ひいては介護の担い手である現役世代の減少が進む2040年を見据えた地域共生社会実現のため、ボランティアの方の活動は必要不可欠であり、自助、公助、共助、互助の観点から地域包括ケアシステムを推進する必要があると考えております。厚生労働省が公開している介護予防・日常生活支援総合事業ガイドラインにおいて、通所型サービスBの実施方法は、補助(助成)となっており、設置に対して助成等の支援をしている自治体もあります。以上を踏まえ、次の2点について、町の考えをお伺いいたします。(1)通所型サービスB等の多様なサービスの必要性について、町はどのように考えているのか。そして、今後における事業展開とボランティアの支援方法についてお伺いいたします。(2)生活支援コーディネーターに期待される役割はさらに重要になると考えられますが、これまでどのような議論が形成され、今後の方向性等について、町のお考えをお伺いいたします。以上です。
答弁 町長 佐々木修一
渡部議員の通所型サービスBの実施に向けた取組についての御質問にお答えいたします。1点目の通所型サービスBの多様なサービスの必要性について、また、今後の事業展開及びボランティアの支援方法についての御質問でありますが、まず、多様なサービスの必要性につきましては、通告書にもあります自助、公助、共助、互助のうち、とりわけ互いに助け合う互助が今後の地域社会においては重要になると考えております。また、今後における事業展開につきましては、それぞれの地域により特色がありますことから、各地域で培われてきた歴史的素地を生かした地域包括ケアシステムの構築が必要と考えております。ボランティアの使用方法につきましては、これまで団体等で取り組まれてきた活動の発展形として、住民主体で行うサービスの創出について、具体的な要望があった場合に、町は側面的支援としてどのような支援ができるか検討しております。次に、2点目の生活支援コーディネーターのこれまでの議論形成及び今後の方向性等についての御質問でありますが、遠軽地域では人口がその他の地域と比較して多いことから、地域全体の取組は現在のところありませんが、各自治会において実情に見合った取組が行われております。また、生田原、丸瀬布及び白滝地域は、これまで歩んできた地域の歴史があり、それが特色となって現在も継続して地域ぐるみの取組や高齢者等の見守り体制が構築されております。生活支援コーディネーターのこれまでの議論形成につきましては、設置されている協議体において情報収集や個別ケアの検討をする中で地域課題を抽出し、行われていると認識しております。また、今後の方向性につきましては、多様な主体による取組をコーディネートして、一体的な活動の推進を図るため、当面は担い手養成、地域の資源開発、関係者間の情報共有等のネットワークが構築されることを期待しているところであります。以上です。
質問 7番 渡部正騎
今後の地域社会においては互助が重要ということと、ボランティアの支援方法については、具体的な要望があれば、どのような支援ができるかを検討していきたいというような回答だったと思います。ぜひ今後このような要望があった場合に、特に生活支援コーディネーターを含めた協議体と情報共有しながら積極的に御検討いただけると大変うれしく思っております。それでは、再質問させていただきます。現在、独自で除雪活動を行っている自治体もありますし、民生委員が協力してサロンを運営している地域もございます。さらに、民間ではNPOを立ち上げて、サロンを独自で行っている団体もございます。ただ、新型コロナウイルス蔓延のために、なかなか人を集めてサロンを行うことができないところもあると伺っておりますけれども、それでも、サロンを開くことによって、このような状況で、高齢者の方が引きこもっている人たちが様々な人と出会い、話すことによって認知機能が向上したりすることを期待してサロンを運営しているというふうにサロンの運営者もおっしゃっておりました。実際、サロンが開かれることを楽しみにしている方もいらっしゃるということですし、そこに携わるボランティアの生きがいにもなっているということでした。サロンに代表される通所型サービスBは、自治体が実施要綱を作成して運営するのが一般的となっております。サービス実施のために様々な検討を行っていただければと思っておりますけれども、その点について、いかがでしょうか。
答弁 保健福祉課長 古賀伸次(保健福祉課長は2022年3月まで)
お答えいたします。遠軽、生田原、丸瀬布及び白滝地域、それぞれの特色があるため、各地域でこれまで培われてきました歴史的素地を生かしつつ、地域包括ケアシステムを構築していかなければならないと考えております。現在のところ要望等はございませんが、先ほど町長が答弁しましたとおり、住民主体で行うサービスについて具体的な要望があった場合に、どのように支援ができるか検討してまいりたいと考えております。以上です。
質問 7番 渡部正騎
ボランティアの活動の裾野を広げるということが私は重要と考えておりまして、サロンに参加された方は、いろいろ参加していく中で、自分もサロンの運営側に携わりたいと思う方が少なからずいらっしゃると聞いております。例えば体操教室なんかでは、最初参加されて、ちょっとずつ体操の仕方とかを覚えてくると、新しく来られた方に体操を教えてあげる側に回るということによって、ちょっとずつ運営側のほうにシフトしていくということをやっておりまして、その活動自体がさらにサロンの活動維持につながったりとか、持続的な活動になっていっているという話を伺っているのです。さらに、ボランティア活動をすること自体が、ある種高齢者の生きがいにつながって、再質問の最初に言いましたボランティア活動の裾野を広げるということにも私はつながると思っています。体操教室などの介護予防については、既存の介護サービスとは異なるステージで、共存できるのではないかと個人的には考えておりますし、介護予防は、将来的に健康な人を増やして、将来の介護費の圧縮にも寄与します。さらに経済面でのメリットも多いと考えております。そのためにボランティアの方の活動を町が支援することは、将来の財政健全化にも寄与するのではないかと考えております。ぜひボランティアの活動を支援するための枠組みも町で検討していただきたいと思っておりますけれども、その点については、いかが考えておりますでしょうか。
答弁 保健福祉課長 古賀伸次(保健福祉課長は2022年3月まで)
現在のところ自治会活動ですとかボランティアセンターですとか、地域に合ったそれぞれのボランティア活動が行われてございます。支援をするための枠組みの検討を行い、規程等を整備することになれば、地域活動が画一化され、各地域に見合ったボランティア活動を阻害するような要因となる可能性もございますので、その点につきましては、支援の要請があった場合は慎重に検討してまいりたいと考えております。以上です。
質問 7番 渡部正騎
分かりました。なかなか枠組みをつくってしまうと地域活動が画一化されて、ボランティア活動を阻害する可能性があるというような話でしたけれども、支援の要請があった場合は慎重に検討してまいりたいという御回答だったと思いますので、ぜひ検討していただければと考えております。それでは次に、(2)の再質問に移りたいと思います。まず、生活支援コーディネーターの一般質問、実は今回で2回目で、一度、平成30年12月に、私のほうで「地域支援事業の今後の対応について」という題で、生活支援コーディネーターに関する一般質問を行っています。そのときの町の御回答としては、「地域の地域性に応じた生活支援の担い手の育成、地域ニーズの把握、情報交換など、それぞれの地域の課題に取り組んでまいりたい」というような回答でした。今回の答弁では、主体的な取組をコーディネートして、一体的な活動の推進を図るために、関係者のネットワークの構築を図ってきたいというようなお話だったと思いますけれども、平成30年の生活支援コーディネーターの研修資料、生活支援コーディネーターが研修に行って、そのときに利用されている研修資料がインターネットで公開されていたので見てみたのですけれども、自治体が当面実施すべき役割として、地域資源の整理と既存事業の現状把握ということがありました。既存事業の現状把握は言うまでもないと思いますけれども、地域資源についてはどの程度町のほうで整理されていますでしょうか。そして、生活支援コーディネーターが活動しやすい情報提供や共有が必要と思いますけれども、生活支援コーディネーターと地域資源の整理、情報共有はしっかりと行えておりますでしょうか、その点についてお伺いいたします。
答弁 保健福祉課長 古賀伸次(保健福祉課長は2022年3月まで)
町長の答弁でも申しましたとおり、遠軽地区につきましては、自治会や既存の組織を活用しました素地づくりが必要となっております。そのため、取組が活発な自治会にコーディネーターが出向き、今後の事業展開等を検討し、その取組が地域に展開することを期しているところで、見守りなど負担の少ない取組から手をつけたいと考えております。また、生田原、丸瀬布及び白滝地域につきましては、これまで地域が歩んできた歴史を考えまして、地域の特色となり、現在も継続している取組がございます。生田原地域においては、地域において見守り体制が旧町時代から構築されておりますし、丸瀬布地域につきましては、これまで培ってきた活動が発展し、地域で認知症の方を見守る「まるっと見守り隊」が発足し、今後の活動及び展開を注視しているところでございます。白滝地域につきましては、その住民同士の関係性の深さから、きめ細かい事例が地域の関係者において密に検討されておりまして、個別事例検討が地域課題の抽出に当たる考えております。なお、これらの事例等につきましては、生活支援コーディネーター及び関係者との情報交換を進めているところでございます。以上です。
質問 7番 渡部正騎
コーディネーターとの情報共有を進めているということで理解しましたし、見守りなどの負担の少ない取組から手をつけたいということで理解いたしました。各地域の事例等は、やはりケアマネジャーが現場を一番よく分かっているのではないかと思うのです。例えば病院の付添いや介助のボランティア、これらの不足が今顕在化しているような思いを私のほうでは持っていますし、家でずっと住みたいという方、これは遠軽町のニーズ調査でも明らかになっていると思うのですけれども、そういう方への対応、特に掃除や洗濯などの家事ボランティア、いろいろボランティアが活躍できる場というのはあると思います。今後、支え手の不足が予想される将来に向けて、そういうものを解決するために、遠軽町としてどのようなことを検討されているのか。そして、生活支援コーディネーターや協議体が今後担える役割について、町の考えをお伺いいたします。
答弁 保健福祉課長 古賀伸次(保健福祉課長は2022年3月まで)
ケアマネジャーはもとより、医療、介護、地域といった、助けが必要な方を取り巻く環境が一体的に、地域の特性に応じ、つくり上げていくことが必要であると考えております。現在、モデルとなる単位自治会を生活支援コーディネーターが選定し、自治会で現在取り組まれている高齢者に対する見守り等の福祉活動につきまして、情報提供及び意見交換をしているところでございます。生活支援コーディネーターは、現在は1名でありますことから、広い遠軽町をカバー仕切れるものではございませんので、町も自治会との意見交換等の具体的検討の際には帯同して、それぞれの立場から事業展開を検討いきたいと考えております。また、事業展開に向けたアイデア等につきましては協議体で検討し、できることから実施していただきたいと考えております。以上です。