江別市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月14日
(1)自転車利用者への安全対策について/(2)自治会活動について
2023年6月14日、江別市議会の一般質問で、三吉芳枝議員が「自転車利用者への安全対策について」「自治会活動について」について質問し、市長 後藤好人、生活環境部長 金子武史が答弁しました。
- 質問者
- 三吉芳枝 議員
- 答弁者
- 市長 後藤好人、生活環境部長 金子武史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 三吉芳枝
公明党の三吉芳枝でございます。質問に入らせていただく前に、一言、御挨拶させていただきます。先般の江別市議会議員選挙におきまして、市民の皆様から大きなお力添えを賜り、初当選させていただきました。市民の皆様の声を市政に反映していくために、全力で取り組んでまいる決意です。後藤市長、先輩議員の皆様、また、江別市職員の皆様におかれましては、新人ゆえに至らぬ点もあると思いますが、御指導御鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。それでは、議長に発言の許可を頂きましたので、通告に従い、順次、質問させていただきます。改正道路交通法の施行により、4月1日から自転車利用者へのヘルメット着用が努力義務となりました。警察庁によると、2022年に発生した自転車が関係する交通事故は6万9,985件、同年の全交通事故件数に占める自転車関連事故の割合が過去最高の23.3%となったことが、警察庁の調べで明らかになりました。また、同庁によると、自転車関連事故の割合は、2018年と2022年を比べると3.4ポイント増えております。これは、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、通勤・通学などで自転車を利用する方が増えたことも要因と考えられます。事故の相手は、自動車が圧倒的に多く77.2%、そのうちの46.8%が出会い頭衝突で、次いで、左右折時衝突の26%でした。事故の原因として、自転車側に法令違反があったケースは67%に上り、事故を防ぐには、自転車に乗る側のルールの遵守が不可欠となっております。政府は、自転車利用時に守るべき重要なルールをまとめた自転車安全利用五則を、去年11月に改定しました。その中の一つにヘルメット着用があります。2018年から2022年までの自転車乗車中に亡くなった人の56%が頭部に致命傷を負っております。次いで、胸部が12%と、被害軽減のため頭部を守ることが重要です。また、自転車乗車中のヘルメット着用の有無と致死率の関係を見ると、ヘルメットを着用しない場合、事故時の死亡リスクが2.1倍に上り、2018年から2022年までに自転車乗車中の事故で死亡した人の96%がヘルメットをかぶっていませんでした。こうしたデータからも、頭部を守ることがいかに大切か、よく分かります。しかし、自転車利用者のヘルメット着用率は、全国平均で約11%、北海道においてはさらに低く、2%にとどまっています。本年4月の道路交通法改正前から、児童または幼児を保護する責任のある者は、児童または幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童または幼児に乗車用ヘルメットをかぶせるよう努めなければならないとあります。保護者は、子供を自転車に乗せる場合、座席の前後に関係なく、ヘルメットを着用するよう促すべきと定められていました。しかし、データから見ても、なかなか定着していなかったのが現状です。江別市においては、市内の移動手段として、10歳代が最も多く自転車を利用していることが、令和3年に実施された江別市まちづくり市民アンケートで明らかになっております。特に子供たちにおいては、小学1年生頃から、学年が上がるにつれて自転車の利用が増加していくと思われますが、まだまだヘルメット着用が定着しているようには見えません。市内小学校においては、交通安全教室などで自転車に乗るときのルールや正しい乗り方など、実践を交えて行っていることと思いますが、実際にヘルメットを購入する過程で、ヘルメットを着用するように促す保護者の意識の醸成も重要であると考えます。市内の児童生徒及び保護者に対するヘルメット着用の普及啓発について、どのように取り組まれているのか、お伺いいたします。定着しない理由として、かぶらなくても大丈夫だろうとの意識の低さやヘルメットを購入するのにお金がかかることが大きな要因とも感じます。実際、子育て世帯の方たちからも、子供にヘルメットを用意したいけれども、値段も高く、きょうだいがいると負担が大きいとの声が上がっています。幼児から中学生までの間は、特に身体とともに頭囲の成長もあり、成長期には数回買い換えなくてはいけなくなります。ヘルメット1つ当たり、平均でも3,000円から5,000円の購入費がかかり、きょうだいがいる場合は人数分購入しなければならず、経済的負担は大きいと考えられます。こうしたことから、ヘルメット購入費に対し、補助を始めた自治体もあります。愛知県半田市では、児童生徒等や高齢者の要件を満たす方を対象に、上限2,000円としてヘルメット購入費の50%を補助しています。また、東京都江東区では、同様の補助制度と併せて、児童・幼児用自転車ヘルメットの着用を促進するため、趣旨に賛同する江東区内の自転車販売店と協定を結び、あっせんを行っております。対象になる児童、幼児に対して、ヘルメットを購入する際、割引など、各店舗が独自に特典を提供するなど、積極的に取り組んでいます。自転車を多く利用する世代に対して、助成制度を始める自治体も増えています。江別市としても、大切な命と子供たちの未来が守られるように、こうした取組を取り入れつつ、まずは自転車を多く利用する世代を対象に、段階的にでも助成制度を設けるなどして、経済的負担を少しでも支援することで、保護者の意識が変わり、子供たちの大切な命と未来を守ることにもつながっていくものと考えます。自転車用ヘルメット購入に補助を行うことについて、お考えをお伺いいたします。続きまして、件名2、自治会活動についてお伺いいたします。現在、人口減少と高齢化により、自治会等の地域住民の支え合いによる地域が弱体化し、地域コミュニティーを維持することが難しくなっているように思います。核家族化が進み、家族の支え合いの機能が低下し、孤独や孤立の問題も深刻化し、そこに新型コロナウイルス感染症の影響が追い打ちをかけるように、ここ3年間でさらにつながりが薄れてしまったものと思われます。私たちを取り巻く社会環境が急激に変化する中で、安全に安心して暮らせる地域を守る自治会の役割は非常に大きいと思います。そこで、1点目として、今日の自治会と地域コミュニティーの弱体化について、どのような認識を持っているのか、また、地域コミュニティーを維持していくための支援の必要性について、江別市としてどのように考えているのか、お伺いいたします。現在、人口が減少し、高齢化が進む地域では、自治会員や自治会の役員として働ける方も少なくなっています。江別市においても、令和3年度の市内自治会アンケート調査結果では、自治会員の中で、65歳以上の割合が50%を超える自治会が31.5%、また、役員の平均年齢が60歳以上で自治会役員等の担い手が不足している自治会が75%を超える状況となっています。アンケート結果から見ても、少子高齢化の流れだけではなく、自治会への関心が希薄になり、隣近所や地域でのつながりを必要としない自治会離れが進行していることも要因であると思います。役員の担い手不足においても、役員等の業務が負担であり、仕事をしている人が引き受けづらい状況も要因となっています。今後は、デジタル技術を活用して、住民同士の情報交換の場や持ち回りの回覧板を電子回覧版に移行するなど、柔軟で多様な連携を可能にする自治会のデジタル化を進める必要があると思います。市内でも、コロナ禍にあっても密を避け、安心して会議ができるように、オンライン会議システムを導入する自治会やSNSを活用している自治会もあると思いますが、まだまだ取り入れている自治会は少ないと思います。そこで、自治会のデジタル技術を活用した地域コミュニティーの再構築について、江別市内における取組状況、また、具体的にどのような支援をされているのか、お伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 後藤好人
三吉議員の一般質問に御答弁申し上げます。私からは、自治会活動についてお答えを申し上げます。まず、地域コミュニティーの弱体化に対する認識と支援の必要性についてでありますが、市では、江別市自治基本条例の理念に基づき、市民、自治会、各種団体と連携しながら、魅力のあるまちづくりを推進しており、自治会は協働のまちづくりにおける重要なパートナーであると考えております。この重要なパートナーである自治会は、核家族化や個人の価値観、ライフスタイルの多様化、近所付き合いの希薄化、自治会への関心の低下など、様々な要因により、加入率の減少、役員の担い手不足、高齢化といった多くの課題を抱えているものと認識しております。また、自治会を維持していくために、市では、これまで、活動費補助金の交付のほか、江別市自治会連絡協議会と連携し、人材育成や役員の負担軽減を図るための研修会、セミナーなどの開催をしてきたところであります。さらに、令和3年度には、市内自治会の活動に関する課題把握のためにアンケート調査を実施し、その結果、自治会回覧の仕組みや自治会への加入促進などの課題が明らかになったところであります。アンケート結果を踏まえ、これまでも、自治会活動お役立ちマニュアルや自治会加入パンフレットの見直しなどに取り組んでおり、今後におきましても、課題の解決に向け、自治会への支援の在り方について、江別市自治会連絡協議会に相談してまいります。次に、デジタル技術を活用した地域コミュニティーの再構築についてでありますが、市内自治会におけるデジタル化の取組状況については、江別市自治会連絡協議会のホームページを活用して回覧板の内容やお知らせ事項などを掲載している自治会もあるほか、一部の自治会においては、インターネット環境を利用したオンライン会議の導入や自治会独自のホームページ、SNSを活用した情報発信、会費集金のオンライン化など、デジタル化の取組が行われているものと把握しております。市と致しましては、自治会のデジタル化は、役員の負担軽減や担い手不足の解消のためにも効果的であると考えられることから、今後におきましては、自治会のデジタル化の推進に当たって、電子回覧板やオンライン会議の導入に向けた研修会の開催など、具体的な支援の在り方について、江別市自治会連絡協議会と相談してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、生活環境部長からお答え申し上げます。
答弁 生活環境部長 金子武史(生活環境部長は2023年6月まで)
私から、自転車利用者への安全対策について御答弁申し上げます。まず、自転車用ヘルメット着用に向けた普及啓発についてでありますが、平成20年に道路交通法の改正により、保護者は、13歳未満の児童に対してヘルメットを着用させるよう努めなければならないとされたことから、市では、これまでも幼児・小学生向けの交通安全教室において、ヘルメットの着用を指導してきており、また、平成30年に制定された北海道自転車条例に基づき、中学生に対しても、交通安全教室などでヘルメットを着用するよう指導してきたところであります。本年4月からは、道路交通法の改正により、自転車を利用する全ての方のヘルメットの着用が努力義務となりました。これを受け、市では、改めて小学生、中学生の保護者に向けて、ヘルメット着用促進のリーフレットを配付するとともに、市民に向けては、広報えべつやホームページにおいてヘルメット着用の重要性について周知・啓発を行っているほか、交通安全教室や安全安心講座、交通安全運動など、様々な機会において、ヘルメット着用を呼びかけているところであります。今後におきましても、幼児期からのヘルメット着用の習慣を身につけてもらうよう、交通安全教室などで指導してまいります。次に、自転車用ヘルメットの購入に対する補助についてでありますが、市と致しましては、自転車を利用する全ての方に対し、ヘルメットを着用することが交通事故の被害軽減につながることを認識してもらい、常にヘルメットを着用する意識を醸成することが重要であると考えております。先ほども申し上げましたが、今後におきましても、広報えべつやホームページにおいて周知・啓発を行うほか、交通安全教室や安全安心講座、交通安全運動などの様々な機会を通じて、自転車の利用者全ての方に対してヘルメットの着用を呼びかけ、着用が習慣となるよう取り組んでまいりたいと考えております。御質問のヘルメットの購入補助につきましては、補助を実施している市町村の取組状況や購入後のヘルメット着用状況などを調査研究してまいりたいと考えております。以上であります。
質問 三吉芳枝
1件目の自転車利用者への安全対策については、要望とさせていただきます。今後も、引き続き、ヘルメット着用の重要性について、普及啓発に努めていただくとともに、自転車用ヘルメットの購入補助についても、ぜひ前向きに御検討いただきますようお願いいたします。2件目は、再質問させていただきます。総務省の地域コミュニティに関する研究会による報告書では、自治会等の活動の持続可能性を向上させるため、自治会等の自己改革のみならず、市区町村として加入促進の取組や自治会等の負担軽減のための行政協力業務の局部横断的な見直しが必要だと指摘されております。具体的には、回覧板、掲示板による連絡事項の伝達、行政委嘱委員の推薦、防災訓練の実施、防犯とごみステーションの設置管理など、公共的サービスの提供、協働や行政との連絡調整に関する業務が行政協力業務に当たりますが、これらについて、組織横断的な棚卸しを行い、市の業務見直しと一体的に推進していく必要があるのではないでしょうか。御答弁いただいたサポート体制の充実と合わせ、行政協力業務の見直し等も含めた自治会の負担軽減に向けた具体的な取組について、市としてのお考えをお伺いいたします。
答弁 市長 後藤好人
三吉議員の再質問に御答弁申し上げます。地域コミュニティーの弱体化に対する認識と支援の必要性についての再質問でありますが、防災訓練やごみステーションの維持管理などの活動につきましては、自治会が設立された当初から長い年月をかけて取り組まれ、地域住民の方々が必要性を認識する中で行われてきた経緯があるものと考えております。一方、令和3年度に実施した自治会アンケート調査の結果では、自治会回覧の負担感などの課題も明らかになってきたことから、自治会回覧の配布回数や時期の改善について取り組んできたところであります。市と致しましては、自治会の負担軽減などの課題解決は重要と考えておりますことから、行政協力業務といわれる業務について、今後どのような見直しが可能か、江別市自治会連絡協議会と相談してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 三吉芳枝
高齢化や社会環境の変化など、様々な要因で、自治会役員の担い手不足は深刻な状態にあります。少しでも自治会等の負担軽減を、引き続き、行政側としてのサポートと合わせて、業務の見直しを推進していただけますようお願いいたします。以上で、一般質問を終わらせていただきます。