みんなの議会

江別市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月13日

市民説明会の在り方について

2021年9月13日、江別市議会の一般質問で、佐々木聖子議員が「市民説明会の在り方について」質問し、市長 三好昇が答弁しました。

質問者
佐々木聖子 議員
答弁者
市長 三好昇

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 佐々木聖子

皆さんおはようございます。市民説明会について質問いたします。前段に、現在、江別市立病院は、2023年度での収支均衡の実現に向けて、具体的な行動計画、市立病院の経営再建に向けたロードマップを作成し、2020年度からの3年間を集中改革期間として経営再建に取り組んでいます。その経営再建に向けた進捗管理のため、継続的に第三者による評価・点検を行う江別市立病院経営評価委員会が設置されています。江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会に引き続き、9名の委員の方が任に就いておられ、大半の委員の方は御自身でのお仕事をされながら、江別市と近隣市町村を含む地域において、必要とされる医療を持続的に提供できる体制を確保しつつ、市立病院の経営再建を着実に推進するために御尽力いただいておりますことに、心から敬意と感謝を申し上げます。それでは、1点目、江別市立病院の市民説明会実施後の評価についてです。令和2年2月と6月の江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申を踏まえ、江別市立病院が地域医療の中核を担う医療機関として、地域医療を守りつつ、経営再建をどのように進めていくのかを市民と共有する場として、市民に対して昨年10月12日に、江別市民会館小ホールにおいて市民説明会が予定されました。そのときの内容は、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申についてと市立病院の経営再建に向けたロードマップについてでした。そして、出席者は市長、病院長、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会委員長及び病院顧問が予定されていました。しかし、新型コロナウイルス感染症対策として、開催場所が市民会館小ホール、開催時間1時間、参加募集市民50名程度との内容に、議会からも、その開催内容では不十分との改善要求も出されていました。その後、出席予定者の都合により開催延期となり、この間の新型コロナウイルス感染症対策と並行しつつ準備が進められ、まん延防止等重点措置が解除されたタイミングで、場所を市民会館大ホールへと変更し、令和3年7月20日に開催されたところであります。今回は、市立病院が答申を踏まえて江別市立病院経営再建計画を策定し、経営再建の取組を進めている中で、市民と共有する場として設置され、その内容は、市立病院の経営再建の取組についてと市民との意見交換でした。そして、出席者は市長、病院長、江別市立病院経営評価委員会委員長で、江別市立病院経営評価委員会委員長が座長も担われました。当日は、市長の挨拶後、経営再建の取組の現状報告を江別市立病院経営評価委員会委員長より20分程度受けた後、引き続き、江別市立病院経営評価委員会委員長が座長となり意見交換が行われました。会場からの意見・質問等について求められ、市長が答える場面もありましたが、多くは座長が答えている印象でした。病院長においては、最後に意見交換を受けての発言だけしか機会がありませんでした。今回は、当初の江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の答申についてではなく、その答申を受けて市立病院が策定した江別市立病院経営再建計画に沿って進められている取組についてです。その内容であれば、江別市立病院経営評価委員会委員長が座長を担うことはよいとしても、説明及び回答は病院職員や病院長、市長が行うものであり、違和感を覚えました。また、市民からも同じように、市長が答えるべき項目も座長が答えるなど、おかしい点があったとの御意見や、市立病院には貸付けや繰出金等の支援をしているのだから、市民としても、もっと財政面でも聞きたかったとの御意見も頂いております。聞くところによりますと、座長である江別市立病院経営評価委員会委員長の市民の皆様に直接説明したいとの並々ならぬ熱い思いと伺っていますが、今回の当初の目的の趣旨・解釈が主催者と参加者とでは違ったのではないかと感じました。せっかくの市民との直接対話の場面においては、市長、病院長が積極的に対応をされて、しっかりと報告・説明されることのメリットは大きかったのではないでしょうか。せっかくの機会がもったいなかったと思います。また、意見交換の途中には、この間の市に対する責任論や謝罪を求める厳しい意見が数名の方より出された場面もありました。現体制に当時を知る方がいないのかもしれませんが、この間、江別市にとって重要な課題である病院問題について、市民に対して時々にしっかりと説明や報告を行ってこなかったためではないでしょうか。また、参加者数が200名程度を予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症対策が行われている中、難しい面も承知しつつも十分な対策を講じた中で開催されましたが、議員も含めた約40名の参加人数の実態について、市民説明会の周知方法や、実施後に行われている市民説明会前半の現状報告部分のインターネット配信や、市立病院ホームページに公開された意見交換の概要へのアクセス数の報告も含め、江別市立病院の市民説明会実施後の評価についてお伺いいたします。次に、2点目、今後の市民説明の在り方についてです。国・北海道・市においても、デジタル化が進められている中、多くの場面でホームページを御覧くださいと言われます。ホームページに載せているので、当然周知されていると考えておられるのでしょうか。若い世代には、生まれた時点でパソコン・携帯電話がある世代もいる一方、そういった環境にない多くの市民もいます。私は、環境があっても操作に時間がかかり途中で挫折することもあります。技術的な操作が不得手で、なかなかつながらないでいる方もいらっしゃいます。江別市立病院経営評価委員会が8月18日に市に報告した令和2年度点検・評価に関する意見書の中で、担うべき医療の重点化に向けては、市民や地域医療機関の理解と協力が不可欠であることから、広報活動の充実に努められたいとしています。また、市民説明会においても、江別市立病院経営評価委員会委員長は、経営再建という同じ目的に向かって市民と病院、行政が三位一体力を合わせなければいけないとも語っています。過去の反省は反省としてしっかり受け止め、今後に生かして、これからは未来に向けて、経営再建のためには、情報の発信・共有が重要となります。新型コロナウイルス感染症対策を講じている中で、視察や市内開業医との顔合わせが進まない中、ウェブ会議等の手段に対して、1回目だけは、直接顔合わせが大事だとする江別市立病院経営評価委員会委員長の考えも理解しつつ、いろいろな方法がある中、新型コロナウイルス感染症を理由にはしないでほしいとの意見もありました。さらなる工夫を考慮しながら進めなければなりません。これらの対応は、何も病院だけに必要なことではなく、市にとっては、どんな場面においても共通するものです。例えば、他市を参考にすると、定期的な広報誌による市民向けPR、まちかどコメント集計、個別訪問、ワークショップ、フォーラム、シンポジウム、パネルディスカッション、市長と話す車座会議、まちづくり出前トーク、市民アンケート、市民の声、討論型世論調査等々があります。今回のように1か所の大会場に集約するほかに、自治会や各種団体等の要請に応えての出前型や、市内をそれぞれ医療環境の異なる江別、野幌、大麻の3地域に分けての開催など、なるべく直接市民と会話のできる方法がウェブ会議等も含め必要と考えます。改めまして、江別市の今後の市民説明の在り方についての考え方と、あわせて、今後、江別市立病院の市民説明会の開催の有無についてお伺いいたします。以上、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

佐々木議員の一般質問にお答え申し上げます。市民説明会の在り方に関しまして、まず、江別市立病院の市民説明会実施後の評価についてでありますが、市民説明会は、市立病院が地域医療の中核を担う医療機関として、地域医療を守りつつ、経営再建をどのように進めていくかということにつきまして、市民の皆様と共有する場を設けるため開催したもので、37人の方の参加を頂いたところでございます。御質問の市民説明会の周知方法についてでありますが、広報えべつ7月号や市立病院ホームページにおきまして、市民説明会の開催案内をお知らせいたしました。また、市内10か所の公共施設におきまして案内チラシを配布したほか、報道機関へも情報提供を行いまして、記事として取り上げていただくなど、幅広い周知に努めたところでございます。次に、市民説明会の開催結果ページへのアクセス数についてでございますが、NPO法人えべつ協働ねっとわーくのホームページ上に、冒頭の説明部分の動画と意見交換の概要を掲載しておりまして、動画の視聴回数につきましては、9月6日時点におきまして、約120回と伺っております。次に、市民説明会の評価についてでありますが、先般の鈴木議員の一般質問にお答え申し上げましたとおり、市民説明会では、冒頭、経営再建の方向性についての説明を行った後、参加者との意見交換を行い、たくさんの貴重な御意見や厳しい御指摘を頂けたものと考えております。しかしながら、未来に向かって経営再建の方向性を共有するという、市民説明会の本来の趣旨につきましては、あらかじめ、開催の意義や目的を十分に説明することができず、コロナ禍において十分な時間が確保できなかったこともありまして、多くの参加者の御理解を得た上での説明会とはならなかったのではないかと考えております。次に、今後の市民説明の在り方についてでありますが、市では、市政やその方向性について、市民の皆様に説明を行うに当たっては、広報誌やホームページなど、様々な手法によって情報を提供するとともに、市政に対する意見を提案しやすい環境づくりを進めていることを、基本的な考え方としているところでございます。市立病院におきましても、このような考え方の下、経営再建をテーマとした市民説明を行っておりまして、広報誌やホームページのほか、報道機関への情報提供を行いながら、丁寧な情報発信に努めているところでございます。また、市立病院の経営再建につきましては、対話型による市民説明を充実させることも重要であると考えておりますが、今回開催した市民説明会では、経営再建についての十分な論議に至らなかったことから、対話型の市民説明を行う際には、開催の意義や目的を十分にお伝えするという点に配慮する必要があるものと考えております。次に、今後の江別市立病院の市民説明会の開催についてでございますが、鈴木議員の一般質問にお答えしましたとおり、新型コロナウイルス感染症が蔓延する状況下においては、新たな形での意見交換の手法を検討する必要があるものと考えております。市立病院と致しましては、必要な情報を継続的に提供し、市民の理解と協力を得ていくことが必要と考えておりますことから、引き続き、市の広報誌やホームページといった様々な手法を用いまして、分かりやすく丁寧な情報発信に努めてまいります。また、新たな取組としまして、経営再建に関する御意見を頂くための専用の窓口を新設しまして、御意見に対しましては、個別に回答するとともに、頂いた提言につきましては、江別市立病院経営評価委員会に報告し、速やかに経営再建に反映させるなど、その取組を随時公表してまいりたいと考えております。御質問の市民説明会の開催につきましては、より多くの市民の皆様に参加いただけますよう、あらかじめ開催の意義や目的を十分にお伝えする手法や、開催時期、説明会の進め方などにつきまして、江別市立病院経営評価委員会や市立病院とも相談しながら、十分対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 佐々木聖子

1点目、2点目と、それぞれ再質問させていただきます。それでは1点目、江別市立病院の市民説明会実施後の評価についてですが、市民説明会の趣旨や開催の意義・目的について説明が不十分で、時間も十分に確保できなかったため、残念ながら参加者の理解を得たものにはならなかったとの評価でしたが、さらに対応として、もっと市長、病院長の存在が大きく影響を与えたのではないかと考えます。参加者の方からは、直接、病院長や市長の考えを聞きたかったとの御意見もありました。また、経営再建の取組など、本来、市長や病院長が答弁すべき内容を、座長が答弁していたところも見受けられました。したがって、今回の開催趣旨や目的にとっては、直接の責任者である病院長、そして市長が答弁することが本来のあるべき姿ではなかったかと思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。次に2点目、今後の市民説明の在り方についてですが、市民説明会において、座長より過去のことを言い合って対立するのではなく、未来へ向かって将来の在り方を描いて、それに対して、行政も市立病院も市民の皆様方も、同じ方向に向かっていただければと思いますと話されていました。もちろん過去に対する意見を封じ込めることは、あってはならないことであり、それらの意見をどう生かしていくかが大切だと思いますが、座長のこの御発言に対して、市長がどのように受け止めておられるのか、お伺いいたします。以上です。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

佐々木議員の再質問にお答え申し上げます。市民説明会の回答としまして、市長もしくは病院長が回答すべきではなかったかということでございますが、先般の鈴木議員の一般質問にお答えしましたとおり、市民説明会の意見交換における役割分担につきましては、江別市立病院経営評価委員会の委員長から座長としての役割を担いたいという申出を頂きまして、江別市立病院経営評価委員会としての考え方は座長から、経営再建についての意見、御質問につきましては、市長もしくは病院長がお答えする予定でございました。しかしながら、結果としてということになりますが、質疑が幅広い内容にわたったため、座長であります江別市立病院経営評価委員会の委員長が、開催の趣旨の説明に時間を長く費やすこととなりまして、市立病院の経営再建や、経営の進捗状況の論議に至らず、時間の制約もあったため、私や病院長から市民の皆様に、経営再建の方向性を十分に説明することができなかったものと考えております。次に、座長の発言に対する私の受け止め方でございますが、私は、市立病院の過去の経営についての論議も否定するものではなく、重く受け止めておりまして、その理解の下に、次の対策、対応を検討すべきものと考えております。しかしながら、江別市立病院経営再建計画に基づく、令和5年度までの収支均衡を実現するためには、市民の皆様と、経営再建の方向性を共有し、今年を含め、残り2年の限られた時間であります。また、市民説明会も限られた時間でありますことから、その時間を有効に活用することが重要と考えておりまして、そのような考え方の下、江別市立病院経営評価委員会の委員長の御発言があったのではないかと、私は思っているところでございます。なお、市民説明会の開催に当たりましては、多くの市民の皆様が参加していただけますように、先ほどもお答え申し上げましたとおり、あらかじめ開催の意義や目的を十分にお伝えする手法、開催時期、説明方法といった、市民説明会の在り方につきまして、江別市立病院経営評価委員会や市立病院とも相談しながら、対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 佐々木聖子

それでは、最後にそれぞれ要望を申し上げたいと思います。御答弁では、市民説明会の評価について、しかしながら、結果としてできなかったものと考えておりますとのことでした。しかし、市立病院の経営再建に向けては、対話型による市民説明を充実させることも重要であり、市民説明会の開催に当たりましては、多くの市民の皆様が参加いただけるよう、方法・在り方については、江別市立病院経営評価委員会や市立病院とも相談しながら、十分に検討してまいりたいとのことでしたので、市立病院の経営再建に向けたロードマップの集中改革期間も残りあと1年半です。そう遠くない時期に、今回十分な議論に至らなかった、江別市立病院経営再建計画や経営再建の進捗状況の内容にテーマを絞った市民説明会が、開催形式はどうなるにせよ、再度開催されると理解いたしましたので、しっかりと進めていただくようお願い申し上げます。また、市民の声を聞くに当たっては、新たな取組として、経営再建に関する御意見を頂くための専用の窓口を新設し、御意見に対しては、個別に回答するとともに、頂いた提言につきましては、江別市立病院経営評価委員会に報告し、速やかに経営再建に反映させるなど、その取組を随時公表してまいりたいとの考えも示されました。経営再建という同じ目的に向かって、市民と病院、行政が三位一体力を合わせて進めて行くためには、お互いに情報を共有することが重要であります。この間、市立病院の全職員の皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症予防対策をはじめ、直接の新型コロナウイルス感染症患者様の御対応など、日々の業務以上に神経を遣われながら、さらに、私は、過去の準用再建から、内科医の総撤退など直接現場で関わってきましたが、現在の体制においては、ほとんど経験されている方が残っていない中、経営再建の取組もあわせ、御奮闘いただいておりますことに、改めて心より敬意と感謝を申し上げます。

再質問 佐々木聖子

市立病院が中核医療の機関として、地域を守り、市民にとって安心して暮らせるまちづくりに寄与できますよう、全庁的に取り組まれることを要望し、一般質問を終了いたします。

出典:江別市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月13日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる