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江別市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月7日

新型コロナウイルス感染症対策について

2020年12月7日、江別市議会の一般質問で、岡英彦議員が「新型コロナウイルス感染症対策について」質問し、市長 三好昇、経済部長 福島和幸が答弁しました。

質問者
岡英彦 議員
答弁者
市長 三好昇、経済部長 福島和幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 岡英彦

それでは、通告に従い質問いたします。皆様御存じのとおり、11月より北海道内において、新型コロナウイルスの感染者数が顕著に増加してまいりました。江別市内においても、10月末までは、公表されていた累計感染者数が9名だったものが、市内でのクラスター発生などもあり、11月末には、83名となっております。新型コロナウイルス感染症については、春先と比較すれば、治療法や死亡・重症化のリスクについての知見がふえてきているため、極度に恐れる必要はないと考えますが、一方、感染者数の増加に応じて死亡者数も明らかに増加しており、医療機関への負担もふえてきていることから、過度に楽観することもできないと考えられます。いずれにせよ、感染の状況に応じて、感染防止対策及び経済対策が必要とされていると考えます。まずは、項目1の感染情報の公表方法の考え方についてお伺いいたします。新型コロナウイルスの感染者数やクラスター発生の状況については、北海道の発表、市町村の発表、マスコミの報道では、それぞれで注目している部分に違いがあり、市民にとって必ずしもわかりやすい形にはなっていないと考えております。最もわかりにくいのが、北海道発表の石狩振興局管内と市及びマスコミ発表の江別市の感染者数の人数についてです。例えば、札幌市を除く石狩振興局管内の11月末時点での累計感染者数は881名となっておりましたが、このうち、江別市の83名など、市町村名が公表されている人数は486名でした。残りの市町村未公表の感染者数は395名であり、かなりの人数となっております。この395名は、実際には、江別市を含む札幌市以外の石狩振興局管内のどこかの市町村に含まれているということになっています。この発表形式では、市民が知りたい江別市の実数についてはわからないため、江別市の感染者数を抜き出して発表することに、どこまでの意味があるのかよくわからない部分がございます。また、全体の感染者数に加え、個々の施設等による感染状況の発表についても、わかりにくい部分があります。市による市関連施設での感染状況の発表、マスコミによる市内でのクラスター発生の報道などがありますが、市内全体の状況について、どこが何の情報を出しているのかも明確ではない部分がございます。当然、市民として知りたいのは、市関連施設のみではなく、市全体での状況かと思います。そこで、市内での感染者数の発表について、市関連施設での感染者の発表について及び市内でのクラスター発生の発表について、これらそれぞれについて、北海道、市、マスコミへの情報の流れはどのようになっているのか、市としての公表基準の考え方は何なのか、改めて整理して御説明をお願いします。その上で、感染情報の公表について、市として、どの部分が課題であると考えており、その課題に対して、どのように対応しようとしているのか、御説明をお願いいたします。次に、項目2の経済対策の追加についてです。11月からの感染者数の増加、市内でのクラスター発生、札幌市への往来自粛要請などを受けて、飲食店を中心に、経営的に厳しい状況に置かれている事業者がふえてきております。特に、12月は書き入れどきとなりますが、北海道が集中対策期間を11日まで延長するなど、先が見えない状況です。現時点では、時短要請・休業要請は、札幌市内のみとなっておりますが、日常的に札幌市と往来している江別市民としては、そのような要請が行われていることを、当然気にかけて行動を制限していることかと思います。結果として、江別市内では、行政からの休業要請は行われないものの、自粛ムードは、非常に強くなるという、市内の事業者にとっては、大変苦しい状況になっているわけでございます。市独自の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として実施した事業者への各種給付金のアンケート結果からは、この給付金が十分に有益なものであったことがうかがえます。今回、11月以降の状況を受けて、影響が大きい事業者に対しても、追加の経済対策を実施すべきではないかと考えます。その際、飲食店は目に見えやすいですが、どの業種に影響が出ているか、必ずしも明確ではなく、業種を限定しない形がより望ましいのではないかと考えます。また、1月の国の補正予算を待っていては、実際の支給は2月以降にずれ込む可能性があり、12月中にも動き出す必要があるのではないかと考えますが、追加の経済対策についていかがお考えか、お伺いいたします。最後に、項目3の医療機関及び高齢者施設に対する検査費用の助成についてです。11月以降の北海道内の状況を見ていると、高齢者施設及び医療機関でのクラスターが多発しており、これらのクラスターが死亡者数の増加と医療機関への負担増加に直接的につながっていると見受けられます。重症化及び死亡のリスクが最も高いのは高齢者でございますし、集団生活をしている高齢者施設では、クラスターが発生しやすいと考えられます。医療機関も日々入院してくる患者さんや職員の感染を確認することに大変な労力がかかり、一度、クラスターが発生してしまうと、医療従事者の減少による病院の一部閉鎖が必要になるなど、医療体制の維持が困難になる事態が生じております。これらを考慮しますと、他に優先して感染予防のためにサポートすべき対象は、高齢者施設と医療機関と考えられます。無症状者でも感染力があるという新型コロナウイルス感染症の特徴を考慮すると、現時点では、入居者、患者、職員への検査を積極的に行う以外に、クラスターの発生を予防する手段はないと考えられます。国から都道府県に対しても、高齢者施設等での検査の徹底などの指導が行われていると承知しておりますが、市としても、積極的にサポートすべきではないでしょうか。感染者がいない場合でも定期的に検査を実施するなど、市として市内の施設に対して、国の指導以上に積極的な対応を行っていくべきではないかと考えますが、御認識をお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

岡議員の一般質問にお答え申し上げます。新型コロナウイルス感染症対策に関しまして、まず、感染情報の公表方法の考え方についてでございますが、国は、新型コロナウイルス感染症が国内で確認されたことから、本年2月に、新型コロナウイルス感染症を感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に定める指定感染症に指定し、その後、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、各種対策を進めてきているところであります。新型コロナウイルス感染者情報につきましては、国は、一類感染症に準じた取り扱いとし、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第16条により、厚生労働大臣及び都道府県知事が個人情報の保護に留意しつつ、国が定める公表の際の基本方針を踏まえた対応を行うこととしており、北海道では、保健所設置市を除き、知事の責任において感染者情報等を公表しております。そこで、北海道は、国の基本方針と個人情報保護の観点を踏まえ、感染者情報の公表を行っており、感染者本人の同意が得られた場合に限り、居住地・年代・性別・職業・発症日などを公表しております。市は、公表に関する権限は有しておりませんが、市民に対する情報提供が必要と考えており、北海道が報道機関に公表した情報の中から、江別市関係分について、市のホームページでお知らせしているところでございます。しかし、江別市居住の方であっても、公表に同意されなかった方については、石狩振興局管内として公表されておりますことから、その中には、江別市居住の方が含まれているものと認識しております。一方、各事業所等において感染者が確認された場合につきましては、北海道は、事業主が事案ごとに公表・非公表を判断して差し支えないこととしており、民間の福祉施設等における公表につきましても、それぞれの事業主が事案ごとにその必要性を判断し、対応されているものと承知しております。市の施設におきましては、来庁者や利用者がおられますことから、その情報を直ちに公表し、保健所からの助言のもと、窓口業務の停止や臨時休館の措置をとっているところであります。また、北海道が集団感染、いわゆるクラスターと認定した施設につきましては、北海道が公表しておりますが、市では、市民の皆様への注意喚起が必要でありますことから、北海道が発表する内容に沿って、市ホームページで情報を提供しているところでございます。感染情報の公表の課題といたしましては、現在の北海道の公表基準では、市内の感染者数の状況を正確に市民にお知らせすることができず、市民に感染拡大の現状を知っていただくためには、実際の感染者数をお知らせすることが必要であると考えております。このため、北海道に対し市町村別の実数を公表するよう、公表基準の見直しなどを求めておりますが、北海道からは、市町村ごとの事情もあることから、現時点で公表基準の見直しは難しいと伺っているところでございます。次に、医療機関及び高齢者施設に対する検査費用の助成についてでございますが、国では、令和2年11月の都道府県に対する通知におきまして、高齢者施設等での発熱者は、検査を必ず実施すること、新型コロナウイルス陽性者が発生した場合は、入所者及び介護従事者等の全員に原則として検査を実施することとしております。また、保健所による行政検査が行われない場合で、高齢者施設が自費で検査を実施する経費については、新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金を活用することができるものとしております。この新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金は、6月から申請受け付けが開始され、感染症対策に要する物品購入や施設の改修、感染防止のために発生する追加的人件費などに利用されており、検査費用での利用も各施設で検討していると伺っております。このほか、市では、市内医療機関を対象に、感染予防のための給付金を交付したほか、本年6月に、一般社団法人江別医師会の御協力をいただき、江別PCR検査センターを開設し、11月末現在で、1,517件の検査を行っております。江別PCR検査センターは、週3日開設しておりますが、緊急時においては、随時の検査が可能な体制を整えており、今後におきましても、迅速に行政検査を行えるよう努めてまいりたいと考えております。なお、国では、令和2年10月の通知におきまして、高齢者や基礎疾患を有する方について、市町村が本人の希望により検査を実施する場合の経費の一部を補助することとしております。市では、この検査の実施に向け、北海道と協議したところ、石狩振興局管内は、感染者の増加により、行政検査の体制整備の必要性が高い地域であり、症状のある方や濃厚接触者、リスクの高い方への検査を優先する必要があることから、この希望者への検査実施は、現段階では難しいと伺っております。また、感染症の専門家によりますと、新型コロナウイルス感染症に係るPCR検査は、検査時点での感染の有無を判定するものであり、永続性を担保するものではなく、継続した検査の実施が必要であることが課題であると伺っております。市といたしましては、自主的検査に対する支援は必要であると認識しておりますが、こうした専門家の見解もあり、慎重に検討すべきものと考えております。しかしながら、自主的検査は一過性であっても、安全性を担保する方法の一つでありますことから、国の動向を注視するとともに、検査体制のあり方について、北海道江別保健所や一般社団法人江別医師会、介護保険施設感染症対応ネットワーク等の関係機関と相談してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、経済部長からお答え申し上げます。

答弁 経済部長 福島和幸(経済部長は2024年3月まで)

私からは、経済対策の追加について御答弁申し上げます。新型コロナウイルス感染症に対する経済対策といたしましては、これまで、国や北海道による無利子無担保の融資や持続化給付金、家賃支援給付金など、資金面での経営支援が実施されており、江別市におきましても、市内事業者に対し、約650件のセーフティネット保証認定を行い、北海道の融資を活用いただいている状況であります。また、市の独自施策といたしましては、経営に影響が生じた飲食店や卸・小売業者への給付金、感染拡大防止策を講じて市民生活に必要な事業を行う理美容業や公衆浴場等への給付金、そのほか、業種を問わず、売り上げ向上を目指し、新たな取り組みを行う事業者への補助金など、さまざまな事業者支援を実施するとともに、相談窓口の設置を行ってきたところです。さらに、10月には、市内事業者500店舗の参加を得て、えべつ応援商品券の発行事業を実施し、これまでの事業実績を大きく上回る9万5,000冊、総額12億4,000万円に相当する商品券を購入いただき、多くの市民の皆様にも、市内経済の活性化に御協力いただいております。このえべつ応援商品券の使用期限は、来年1月末までとしていることから、飲食店を初め、年末年始の経済波及効果につながっていくものと考えております。現在、北海道内では、感染者がふえ、11月には、警戒ステージが3に引き上げられており、GoToトラベルの札幌市除外や、すすきの地区を初めとした飲食店等への休業要請など、北海道が感染拡大防止に向けた取り組みを続けている状況であります。市内においても、11月初旬から、接待を伴う飲食店や福祉施設で集団感染が発生しており、市内の料飲店組合などからは、この影響により業況が急激に悪化して、多くの店舗が自主的に休業し、開店していても客足が途絶えていると伺っております。市といたしましては、経営を継続していただけるよう支援することが重要であると考えており、料飲店組合等から要請がありました感染拡大防止を徹底しながら、市民に安心して店舗等を利用してもらうための対策や、そのPR手法などにつきまして、新型コロナウイルス感染症対策支援補助金を活用して、12月中に実施できるよう、料飲店組合等と協議しているところであります。今後におきましても、国や北海道における対策の動向を注視しながら、市内の経済状況の悪化に対する施策を実施できるよう、江別商工会議所を初め、市内の経済団体等と連携してまいりたいと考えております。以上であります。

再質問 岡英彦

それでは、再質問していきたいと思います。まず、項目1の感染情報の公表方法の考え方についてでありますけれども、御答弁で大筋理解いたしましたが、もう少しだけ詳しいところをお伺いしたいと思います。各事業所での公表についてですが、一般市民から見ると、市の指導が及ぶと考えられるような高齢者施設や子育て施設などについては、市が発表するのではないかと思いますけれども、一般的には、一定程度、公的な性格のある施設の場合での発表の考え方について、改めてお伺いできればと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

御質問の市の指導権限が及ぶ民間の福祉施設、またはその他の施設についての公表の考え方についてでございますが、先ほども申し上げましたとおり、市の指導監督権限が及ぶ施設であっても、北海道の指導のもとに、事業者の判断、または事業の内容を見て、事業主が決めるという状況になってございますので、私どものほうから公表するかしないかということは、指示することができない状況となっております。また、公設民営のものにつきましては、市の関連施設として設置する公の施設でありますことから、市が責任を持って公表することとしております。以上でございます。

再質問 岡英彦

あくまで事業主側の判断ということかと思います。次に、市町村別の実数の公表についてでありますけれども、市としても、市町村別での実数の公表が望ましいとの御答弁をいただきました。石狩振興局管内の他市町村とも連携いたしまして、北海道に対して、改めて要望していただきたいと思いますが、その点についてどのようにお考えか、お伺いしたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

市町村別の実数の公表についてでございますが、この件につきましては、全道でまだ蔓延する前の8月の時点でございますけれども、これはインフルエンザとの同時発症が懸念されている時期でありました。それをPRするためにも、市町村ごとに公表すべきではないかということで、北海道に申し上げたところであります。石狩振興局管内でも、同じような考え方をお持ちの首長さんがおられまして、その方たちとは、以前から協議を進めております。今回、改めて、私どももこれだけ拡大をしていきますと、やはり、実数を市民に承知していただきたいという思いがございますので、例えば、石狩地方開発促進期成会などを通じまして、北海道市長会を含め、相談してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 岡英彦

ぜひよろしくお願いしたいと思います。次に、項目2の経済対策の追加についてでございますけれども、新型コロナウイルス感染症対策支援補助金を活用いただくということで、12月中には実施できるように調整中と伺いました。ぜひ進めていただきたいと思います。ただ、予算的には、この新型コロナウイルス感染症対策支援補助金は、全体でも1,000万円ほどとなっておりまして、やはり、今後、さらなる給付金等の対策の必要性を考えられることがあるのではないかと思いますので、要望にしておきますけれども、そういったところについて、迅速な対応をお願いしたいと思います。次に、項目3の医療機関及び高齢者施設に対する検査費用の助成についてでございます。自主的検査への支援は必要であると認識しているとの御答弁をいただきまして、一方、慎重な検討も必要と認識されているということでございますけれども、慎重に検討の部分については、どの部分をもう少し検討しなければいけないと考えておられるのか、内容をもう少し詳しく御説明いただければと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

検査の対応についての慎重な検討ということでの御質問でございますけれども、先ほども御答弁申し上げましたとおり、検査は、継続的に実施していかなければならず、一過性であっては、多分意味がないのではないかと思います。したがって、継続的な検査が必要であるということでございますので、その検査の頻度、さらには間隔、期限など、江別PCR検査センターを一般社団法人江別医師会の協力のもとに設置させていただきました。その検査を判断する先生方の御意見をまずはお伺いしたいと思っております。さらには、検査を受ける側でございますけれども、福祉団体からも何かしらの相談をいただいておりますので、そういうところからどういう考え方と対応で検査を考えていらっしゃるのか、希望されるのか、それも含めて検討していきたいと思っております。以上でございます。

再質問 岡英彦

いろいろと検討しなければいけない部分があるのは、当然のことかと思いますけれども、余りゆっくりとしていられる状況でもないと思いますので、ぜひ積極的な対応をお願いいたしたいと思います。以上で質問を終わりますけれども、今回、新型コロナウイルス感染症関連の質問ということで、市長部局の皆さんには、大変なところ、質問に対応いただきました。改めて感謝を申し上げたいと思います。以上です。

出典:江別市議会 令和2年第4回定例会 2020年12月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる