みんなの議会

江別市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月23日

(1)緊急時における市長の情報発信のあり方について/(2)野幌駅前広場の利用促進について/(3)英語教育について

2020年6月23日、江別市議会の一般質問で、岡英彦議員が「緊急時における市長の情報発信のあり方について」「野幌駅前広場の利用促進について」「英語教育について」について質問し、市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、経済部長 福島和幸、教育長 月田健二、教育部長 萬直樹が答弁しました。

質問者
岡英彦 議員
答弁者
市長 三好昇、建設部長 佐藤民雄、経済部長 福島和幸、教育長 月田健二、教育部長 萬直樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 岡英彦

まず初めに、新型コロナウイルス感染症の影響の中、日々の暮らしに努力されている全ての皆様に敬意を表したいと思います。人類の歴史を振り返れば、感染症による脅威に繰り返しさらされてきたことがわかりますが、21世紀の現代においても、その脅威は決してなくなってはいないことを改めて認識させられております。しかしながら、100年前のインフルエンザのパンデミックの時代と比べても、人類の英知の進歩は目覚ましいものがあり、世界は結束してこの脅威を乗り越えることができると信じております。まず初めに、新型コロナウイルス感染症への一連の対応の中で、以前から課題と考えていた緊急時の市長の情報発信のあり方について、改めて今回の危機の中で問題が大きいと再認識いたしましたので質問をいたします。新型コロナウイルス感染症への対応をめぐっては、各都道府県の知事を初めとした自治体の首長の情報発信が改めて注目されております。北海道知事も記者会見の動画配信などを積極的に行っており、2月に全国に先駆けて行った北海道独自の緊急事態宣言の発表では、北海道知事の危機意識が十分に北海道民に伝わる内容になっていたと思います。一部の首長は、ツイッターなどのSNSで積極的に情報発信及び住民とのコミュニケーションをとっており、そのようなまちの情報のほうが江別の情報よりも早く入ってくるということも起こっております。ほんの10年前までは首長としての情報発信といっても、どのような手段を使うのかなかなか難しいものがあったかもしれませんが、スマートフォンの急速な普及に伴い、SNSの利用や動画視聴が一般的になっていることを考慮すると、首長としての情報発信が求められ、また、重要な時代になっているかと思います。背景の一つとして、やはりスマートフォンの普及が挙げられます。NTTドコモモバイル社会研究所によりますと、2020年1月スマートフォンの普及率は約9割、70歳代以上でも約7割になっているという結果が出ておりまして、スマートフォンが社会のインフラとも言えるほど普及しており、その利用が一般的になっているため、個人に対して直接的にメッセージを発することができるようになっていることが挙げられます。一方で、スマートフォンの普及により、急速に情報が広がってしまう状況も出てきており、特に緊急時においては不確かな情報が広がりやすく、自治体からの正確かつ速やかな情報発信が求められています。また、首長が直接、住民に寄り添った情報発信を行うことで、住民の不安を和らげ、安心を与えるという大きな効果を発揮することができます。加えて、昨日までの一般質問でも議論に上っておりますように、なぜその対応を行うのかという、なぜの部分を合理的に説明することで、住民の理解も深まり、対応がスムーズになると考えられます。このように、緊急時に情報を速やかに発信し、住民の不安を和らげることは、首長の役割として非常に重要になってきていると言えます。ここで、過去の江別の緊急時の対応を振り返ってみたいと思います。まずは、2014年、平成26年の断水でございます。市としても大混乱いたしまして、当時は、ほとんど市としての情報発信もできなかったというのが皆様の御記憶のところかと思います。市長は翌日に記者会見を行われましたけれども、翌日ということ自体が遅かったと思いますし、また、記者会見の情報をあの混乱した状況の中で、市民がどうやって見られるのかということも非常に問題のあった部分だと思っております。次に、2018年、平成30年の北海道胆振東部地震でございます。このとき、市としては前回の断水の経験が生きたと私は思っておりまして、一定程度、担当部局に頑張ってもらって情報発信をいただいていたと思っております。ただ、当時、私は一市民の立場でございましたけれども、市長としてどのような情報発信をされたか、全く不明でございました。そして、今回の2020年、令和2年の新型コロナウイルス感染症への対応でございます。2月下旬に江別市内で最初の感染者が確認されまして、このとき、すぐ翌日に記者会見を開いていただきました。ほどなく、新たな感染者がまた江別市内で確認されまして、全国的なニュースになったのは皆さん御記憶のところかと思います。続いて、すぐにまた記者会見を行っていただきまして、このときはNHKが、動画配信ではございますけれども、生中継するといった事態にもなっておりました。その後は、江別市内においては一定程度の収束がありましたので、全国、北海道の状況に合わせて4月9日と5月5日に市長メッセージをホームページに掲載されております。また、新型コロナウイルス感染症対策関連対応の補正予算にあわせて記者会見を何度か行われていると理解しております。今回の新型コロナウイルス感染症対応において、市としての初動は大変混乱していたと言えると思います。ただ、3月に入って、ある程度、市独自の対応策が示された以降は、市としての情報発信という意味では、一定程度まとまったものを提供いただけていたと考えております。しかしながら、市長として市民に安心を届けるという観点からの情報発信というのはなかなかなかったと言ってもよいと思います。記者会見は大変重要な情報発信の場でございますけれども、記者会見でどのような説明がなされ、どのような質疑応答がなされたかというのは、正直、なかなかわからないところでございます。また、記者会見に出席されているメディアからの情報というのも誰もが得られるというものではございません。そこで、緊急時における市長の情報発信の基本的な考え方について、これまでどのような考えに基づいて市長は情報発信を行ってきたのか、お伺いしたいと思います。次に、新型コロナウイルス感染症の対応における市長の情報発信の課題について、今回の新型コロナウイルス感染症の対応においては、市として公表されるのは基本的にはペーパーの内容という形のみで、その背景にどのような考え方があってその方針を決定しているのか、また、刻々と状況が変わる可能性がある中で、状況が変わった場合にどのような対応をとるかなどが、なかなかわからない状況でございました。また、市長メッセージを出されましたけれども、そのタイミングと内容から考えると、余り意味のあるものであったとは捉えられないと思っております。そこで、今回どのような意図で新型コロナウイルス感染症の対応の情報発信を行ってきたのか、また、市長として今回の新型コロナウイルス感染症への対応の情報発信として何が課題だったと考えておられるのか、お伺いしたいと思います。3点目に、今後の緊急時における市長の情報発信のあり方について、先ほども申し上げたとおり、スマートフォンが普及し、これまでとは異なった情報発信の考え方が必要な時代になってきていると考えております。特に、市長として、市民に安心を与える、市民の不安を取り除く情報発信が求められています。既存のメディアを通してのみではなく、直接市民とコミュニケーションをとることが求められ、SNSの活用なども視野に入れる必要があると考えられます。今後の緊急時における市長の情報発信のあり方について、どのように考えられているのか、お伺いしたいと思います。2件目に、野幌駅前広場の利用促進についてお伺いいたします。長年にわたる江別の顔づくり事業が一部を除いて予定どおり昨年度で終了いたしました。何よりもまず、本事業に御協力いただきました市民の皆様に対して感謝を申し上げたいと思います。また、長年にわたって数多くの職員が本事業を担当され、多くの御苦労もあったかと思いますけれども、そのお仕事に対して敬意を表したいと思います。昨年までの工事で野幌駅北口広場、野幌駅南口広場、市民交流施設ぷらっとに隣接している四季の広場は、ほとんど野幌駅南口広場と隔てがないように見えておりますが、そういう名前だそうでございます。さらに、野幌中央緑地などハードとしては大変すばらしいものが、この江別の顔づくり事業の中でできてきたと思っております。江別の顔づくり事業は、多額の費用をかけた江別最大の事業であったものであり、整備されたハードをいかに有効利用していくかが、これからの課題であると思います。JR野幌駅周辺のにぎわいをつくり出すことは事業の主要な目的の一つであったと理解しているので、野幌駅前広場を積極的に利用し、にぎわいをつくり出していくことが重要と考えます。そこで、1点目に野幌駅前広場の利用の基本的な考え方について、野幌駅北口広場、野幌駅南口広場、四季の広場、野幌中央緑地を含めて、市民や事業者に積極的にこれらを利用していっていただきたいという方針でよろしいか、改めてお伺いしたいと思います。2点目に、野幌駅前広場の利用促進についてですけれども、各種イベントなどで野幌駅前広場の利用の可能性を探っている市民・事業者は少なからずいらっしゃるかと思います。しかしながら、現時点では市民・事業者から見て、何に利用してよいのか、またはだめなのか、どこに相談すればよいかが必ずしもわかりやすい状況ではないと思われます。そこで、基本的な利用方法やよくある質問について、誰もが参照できるホームページなどで積極的に情報提供するべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。また、イベント利用には、JR、警察、市など、調整しなければいけない関係機関が複数にわたると思われますが、市としてワンストップの相談窓口などを設けていくべきだと思いますけれども、お考えをお伺いいたします。最後、3件目に英語教育についてお伺いいたします。江別市では、これまでALTと呼ばれる外国語指導助手を増員し、小学1年生から英語を使った授業を行うなど積極的に英語教育を推進してきました。対外的なPR媒体である、えべつのじかんなどでも江別の教育の独自の取り組みとして英語教育をPRしており、内外から評価されてきたものであると認識しております。毎年度の予算における重点事業であるえべつ未来戦略においても、小中学校外国語教育支援事業は、常にこのえべつ未来戦略に挙げられており、市の政策としても重視してきたものであると考えられます。一方、今年度から新たな学習指導要領が導入されており、全国で、小学校からの外国語活動及び外国語の授業時間がふえることとなりました。江別市においても、授業時間増加によって全ての授業にALTが入ることができなくなったと伺っております。そこで、1点目の質問として、重点政策としての英語教育の位置づけについてでありますが、これまで述べたように市として英語教育に重点を置いてきたという認識で間違いないか、確認のために改めてお伺いするとともに、新学習指導要領における授業時間増への対応方法についてもお伺いいたします。2点目に、令和元年度に実施した英語教育に関する調査等の結果についてでございますが、長年にわたって江別は、これまで述べたように、低学年から英語教育を導入してきたわけでございますけれども、その成果というのも今後の方針を立てる上で重要であると考えております。さまざまなテスト、調査が行われておりますが、次のような情報がございましたら、お伺いしたいと思います。まずは、やはり児童生徒が英語の授業を楽しんで授業内容がわかるということが一番大事だと思われますから、そういう観点から、英語教育に関する児童生徒の意識を調査した結果があれば、伺いたいと思います。また、児童生徒の英語の習熟度を調査した結果があればお伺いいたします。さらに、教員の英語力についての調査結果があれば伺いたいと思います。加えて、これらの江別市の調査結果と全国・全道・全国トップレベルの都道府県などと比較した結果をどのように評価されているのか、課題はどのようなものだと考えられているのか、その課題への対応をどのように考えられているのか、お伺いいたします。最後に、ALTの増員についてお伺いいたします。全国では英語教育を重視する観点から、江別市以上にALTの増員を図っている自治体が少なからずございます。小学校の先生が対応しなければならないことは本当に膨大になっておりまして、英語までも対応いただくのは、正直、心苦しいところがございます。ALTが入ることで少しでも負担を軽減できればと思いますし、また、中学校においても、外国語を習得する環境としては、35人もしくは40人のクラスを1人の教員が教えることは、外国語教育の観点からは、正直、無理のある話でございまして、教員の加配的な意味合いでもALTのサポートは、私は大変重要だと思っておりますが、先進自治体では小・中学校全ての授業にALTが入ることを目標に増員計画などをつくっているところもございますけれども、江別としてそういった考えをとることはいかがでしょうかということで、お伺いしたいと思います。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

岡議員の一般質問にお答え申し上げます。緊急時における市長の情報発信のあり方に関しまして、初めに、緊急時における市長の情報発信の基本的な考え方についてでございますが、災害を初めとする緊急時における情報発信は、市民にとって必要な情報を時機を逸することなく正確に提供することを基本に、混乱や疑念を生じさせないよう、わかりやすい内容で発信していくことが重要であると考えております。市では、これまで市民の生活に関連する情報は可能な限り直接提供することを原則に、広報誌を初め、ホームページ等を活用するなどして周知に努めてまいりました。また、緊急的に市民にお伝えする必要がある場合、あるいは、重要な内容の発表を行うときには、随時、記者会見を行ってきたところであります。ホームページの活用に当たりましては、平成26年に発生した大規模な断水の際にアクセスが集中したことにより、サーバーがダウンし、一定の時間、情報発信ができない事態となったことから、平成27年にフェイスブックを、さらに平成30年にはツイッターの活用を開始し、複数の手段を確保することで、必要な情報の発信に努めてまいりました。今後におきましても、今回の新型コロナウイルス感染症や災害などの緊急時におきまして、刻々と変化する状況に合わせて、タイムリーに情報発信をしていくという考えのもと、市民の皆様に必要な情報の提供に努めてまいりたいと考えております。次に、新型コロナウイルス感染症の対応における市長の情報発信の課題についてでございますが、市ではこの間、新型コロナウイルス感染症に関する情報については、公共施設の休館やイベントの中止を初め、感染予防に関する周知・啓発など、市民の生活に必要な情報をわかりやすくタイムリーにという考え方のもと発信してまいりました。しかし、今回の新型コロナウイルス感染症対策においては、国や北海道、市町村の役割が定められており、限られた情報の中での対応を余儀なくされたところでございます。市内で感染者が発生した場合の対応を例に挙げますと、感染者の状態や感染経路に関する情報のほとんどは、北海道が所管するものであり、個人情報の保護を理由として、市が把握できる情報が限られることから、市としては、全体を把握した上で総合的な対策を講ずることができず、市民の安全・安心の観点で十分な情報の提供や周知をすることができなかったことなどが課題であると考えております。このようなことから、市としては、北海道に対して可能な限りの情報開示を求めてきたところであり、引き続き、国や北海道に対し、改善の要望をしてまいりたいと考えております。次に、今後の緊急時における市長の情報発信のあり方についてでございますが、これまで私自身の言葉でお伝えできる場面としては、記者会見のほか、新年交礼会などの会合や各種総会、広報誌などへの挨拶文の掲載など、さまざまな機会を捉えて市長としての考え方を述べてきたところであります。なお、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、各自治体における情報発信のあり方が大きく変わったと認識してございまして、今後は、オンライン化やデジタル化など、情報通信技術の活用が一気に進むものと考えております。こうした状況を踏まえ、今後につきましては、緊急時の対応を見据えながら、さまざまな情報媒体をどのような場面で使うのか、また、それがどのような形で効果的なものとなるのか、市としてどのような発信の仕方がより市民の理解が深まるのか、他の自治体の例を参考に検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、建設部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 建設部長 佐藤民雄(建設部長は2025年2月まで)

私から、野幌駅前広場の利用促進についてのうち、野幌駅前広場の利用の基本的な考え方について御答弁申し上げます。江別の顔づくり事業の計画であります都心地区整備基本計画におきましては、JR野幌駅の南北の駅前広場につきまして、鉄道やバス、タクシーなどの交通結節点として、また、東西・南北に広がるグリーンモールの交差点に位置する市民の集う場として設定しており、野幌中央緑地につきましても、都心の希少な自然、市民の憩いの緑空間として位置づけ、EBRIと一体的に緑の市民交流空間の形成を図るものとしております。また、野幌商店街振興組合などの地元団体や地域住民などにより構成する野幌駅周辺地区活性化協議会が策定しました野幌駅周辺地区活性化計画におきましては、JR野幌駅の南北を結ぶ自由通路や野幌駅前広場を利用したイベントなどによるにぎわいづくりの検討を進めることとされております。これらの方針に基づき、野幌駅前広場では、平成27年から野幌駅周辺地区活性化協議会によるハロウィンイベントが開催され、また、平成29年からは、のっぽろイルミネーション実行委員会により、野幌駅前広場の樹木やオブジェにイルミネーションが飾られるなど、にぎわいの創出が図られ始めたところであります。野幌中央緑地につきましては、今年度に供用を開始してから、市民の散策やウオーキングなどに利用されているほか、今後、市といたしましても、地元自治会等とのイベントとして、市民植樹による利用も計画しているところであります。なお、四季の広場につきましては、宿泊施設の事業者により設置された施設でありますが、市といたしましては、市民交流施設ぷらっとや地元商店街などと連携したイベント利用についても相談しており、今後、さらなる活性化につながるよう働きかけていきたいと考えております。いずれにいたしましても、これらの施設が、今後も地元のイベントなどに有効利用されることがまちのにぎわいや活性化につながるものと考えております。以上であります。

答弁 経済部長 福島和幸(経済部長は2024年3月まで)

私からは、野幌駅前広場の利用促進についてのうち、野幌駅前広場の利用促進について御答弁申し上げます。野幌駅前広場を初め、JR野幌駅周辺の施設がイベント等に有効活用され、まちのにぎわいや活性化につなげていくためには、基本的な利用方法等に関する市民への情報提供が重要であると認識しております。情報提供に当たりましては、施設ごとに利用許可等の前提条件が異なることから、まずは、利活用を考える方々がどのような情報を必要としているかについて、把握に努めてまいりたいと考えております。次に、相談窓口の設置についてでありますが、JR野幌駅周辺施設の利用許可を行う機関は、市やJR北海道、警察など、複数にわたることから、イベント開催等に関する相談は、当面は、市の経済部を窓口として受け付けることを想定しておりますけれども、今後の相談窓口のあり方については、関係機関とも協議してまいりたいと考えております。以上であります。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

私からは、英語教育についての御質問のうち、重点政策としての英語教育の位置づけと新学習指導要領への対応について御答弁申し上げます。本市では、小学1年生からの外国語教育を北海道内でいち早く取り入れ、小学校外国語教育の全学年実施のほか、外国語指導助手を小・中学校に派遣するなど、外国語教育の充実に努めてきたところであります。外国語教育は、えべつ未来戦略において、子供たちが変化の激しい社会の中で生きていく力を身につけるための重要政策として位置づけております。次に、新学習指導要領における授業時間数増加への対応でありますが、本市では、令和2年度からの新学習指導要領の全面実施を見据え、先行して平成30年度に外国語指導助手を2名増員したところであります。また、小学校教員の外国語活動等の指導力と英語力の向上を図ることを目的に、平成30年度から2年間実施した、北海道教育委員会の小学校外国語活動巡回指導教員研修事業を活用し、学級担任が英語の授業を行えるよう、準備を進めてきたところであります。さらに、小学5・6年生で新しく教科となりました外国語では、今年度から指導者用デジタル教科書を導入し、外国語教育の充実を図るための環境づくりの取り組みを進めているところであります。外国語指導助手が授業に入る年間の授業時間数は、小学校では、令和元年度までは全学年全ての授業に入っており、授業時間数が増加した今年度は、小学1・2年生の英語活動では15時間全てに、小学3・4年生の外国語活動では、35時間のうち25時間、小学5・6年生の外国語では、70時間のうち40時間で計画しているところであります。中学校では、新学習指導要領移行後も授業時間の増加はありませんので、引き続き、週に1時間程度授業に入れるよう外国語指導助手を派遣しております。以上であります。

答弁 教育部長 萬直樹(教育部長は2021年3月まで)

私からは、英語教育についての御質問のうち、令和元年度に実施した英語教育に関する調査等の結果についてほか1件について御答弁申し上げます。まず、令和元年度に実施した英語教育に関する調査等の結果についてでありますが、初めに、全国学力・学習状況調査における生徒質問紙による結果では、英語の勉強は好きですかの質問では、当てはまると、どちらかといえば当てはまると回答した生徒の割合が57.8%、また、英語の授業はよくわかりますかの質問では、当てはまると、どちらかといえば当てはまると回答した生徒の割合が66.8%となっており、全国平均を上回る結果となっております。次に、北海道教育委員会が令和元年度から3年間、北海道内全ての公立中学校において実施することになった英検IBAの結果でありますが、中学3年生における英検3級相当以上の割合は43.3%となり、前年の調査結果の22.4%に比べ大きく伸びる結果となりました。次に、公立中学校における英語教育実施状況調査によるセファールB2レベル、いわゆる英検準1級以上を取得している英語担当教員数の割合は、全国平均との比較はできませんが、32.0%と前年調査時と同率を維持しております。さらに、昨年度初めて英語を含めて行われた全国学力・学習状況調査では、小・中学校ともに全教科で全国平均を上回る結果となっております。これらの結果から、外国語教育の取り組みを小学1年生から先駆的に導入した成果の一つであると認識しております。一方、国の第3期教育振興基本計画では、中学校卒業段階で英検3級相当以上の生徒の割合を50%にすることが数値目標とされており、本市においては、いまだ目標値に達していないこと、教職員の指導力のさらなる向上も課題であると認識しております。いずれにいたしましても、今後も英語教育の充実に向けて、これまで積み重ねてきた取り組みの継続を基本とし、今年度新たに導入した指導者用デジタル教科書や、今後整備を進めていくICTの端末などを活用することで、児童生徒一人一人のさらなる英語力の向上につなげてまいりたいと考えております。次に、ALTの増員についてでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、本市では、令和2年度からの新学習指導要領の全面実施を見据え、先行して平成30年度に外国語指導助手を2名増員したほか、小学校に巡回指導教員を配置するとともに、今年度からは、外国語科に指導者用デジタル教科書を導入するなど、学級担任が授業を行う準備を進めてまいりました。教育委員会といたしましては、外国語指導助手の体制について、現状の10名体制を維持し、これまでどおり、小学校の学級担任及び中学校の教科担任の補助として、主に聞くこと話すことのコミュニケーション能力の基礎を養うことを目的に外国語指導助手を派遣するとともに、今後整備を進めていくICTの端末などを活用することで、引き続き、英語教育の充実に努めてまいります。以上であります。

再質問 岡英彦

それでは、順次再質問していきたいと思います。まず、1件目の項目1緊急時における市長の情報発信の基本的な考え方について、少し答弁がわかりにくかったところがあるのですけれども、整理させていただくと、答弁いただいた基本的な考えのもと、これまで基本的には担当部局が情報発信を実施されていて、市長みずからは、記者会見という形で実施されてきたということです。これまでは、そういう形であったと理解してよろしいか、改めてお伺いいたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。これまでの情報発信の仕方ということでございますが、直接市民に伝えて発言するということにつきましては、先ほど申し上げました、会合の場、さらには記者会見などがございますけれども、そのほか文章でということになりますと、ホームページや広報誌という形になろうかと思います。そういう意味でいきますと、直接市民にお伝えするのは議員御指摘のとおりだと思っております。以上でございます。

再質問 岡英彦

これまでは、そういう形であったと理解いたしました。次に、項目2の新型コロナウイルス感染症の対応における市長の情報発信の課題についてでございますが、御答弁で、北海道の情報開示がなく、限られた情報の中での対応を余儀なくされた、市で得られる情報が限られていたということで、なかなか苦しい中での対応だったということかと思いますけれども、ただ、そのこと自体が説明不足だったのでないかと思います。そういった市の置かれている状況自体、どこまで説明するか難しいところかもしれませんが、なかなか市民サイド、議員サイドも当初は十分に理解できていなかったところもございまして、そういった意味でも課題があったのではないでしょうか。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

新型コロナウイルス感染症に関連しての市としての情報発信ということでの再質問でございますけれども、先ほどの答弁でもお示ししましたとおり、今回の新型コロナウイルス感染症というのは個人の秘密保持が大前提でございました。したがいまして、最初に市で発生した患者の場合、これは給食配膳員ということでございますけれども、それすら初めはわからないという状況でございました。その中で、市の学校に関連することでございますし、子供たちの安全の問題もございますので、ぜひ発表させてほしいと、市として学校が安全であると、しかも動線も含めて説明したいということを申し上げて、やっと説明できる状態でございました。したがいまして、北海道から江別市の関係者である給食配膳員ということを発表していただきまして、その後、私どもの発表の手続を行うことができたということでございます。しかしながら、その中でも個人の問題がございまして、どこでどのような接触をされているのか、濃厚接触をされているのか、家族以外の方との接触があるのか、市民の方は当然不安だと思います。その説明は一切できない状況でございました。したがって、私どもは、学校で学校給食を配膳した行動だけが説明の対象となるということでございました。その関係上、記者の皆様や市民の皆様からは、それだけでは一般の生活上どうなっているのかわからないという不安がありましたけれども、それが発表できないということでございましたので、そこに対するジレンマがございまして、先ほど申し上げた、北海道または国に対する情報開示の申し出になったわけでございます。しかしながら、現在もその個人情報の保護の問題は同じでございまして、これは非常に難しい問題ではないかと思っております。以上でございます。

再質問 岡英彦

よくわかりましたというか、非常に苦しいところを市長も対応されていたということで、このような話を率直に語っていただければ、市民もわかると思いますので、そういったこともひとつ考慮していただければと思います。そして、課題ということで、さらにお伺いしたいと思いますけれども、やはり、市長が直接情報を伝える手段が、今回の新型コロナウイルス感染症の対応に関しては限られていたということです。市長メッセージはありましたけれども、基本的には報道各社に対する記者会見のみという形でございましたので、記者会見のみに依存していた部分は課題であったと捉えることができると思うのですが、その点はいかがお考えでしょうか。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

これまでの記者会見での対応が課題ではなかったかということでございますが、やはりここ数年災害が頻発しております。全国市長会でも災害を経験した市町村との懇談または会議がございまして、その中で、さまざまな形で発言されますのは、リアルタイムで災害の状況をお知らせする必要性、また、リアルタイムで災害の被災地がどういう状況になっているのかを把握すること、または、リアルタイムで住民にどういう要望があるかということを把握することが必要だと言われておりまして、私も同感でございます。議員御質問のスマホの普及率の問題もあります。これまでは、ホームページや広報誌などで行政からの一方向の情報発信でございましたけれども、今は双方向での情報発信が可能となってきております。そういう意味からいきますと、災害もそうでございますけれども、日常的な情報発信においても双方向の観点を利用しての対応がこれから求められてくるものと思ってございます。その対応からいきますと、やはりSNSを活用した報道のあり方、さらには、昨日、徳田議員にもお答え申し上げましたけれども、動画を使っての配信、そして、その要旨をホームページに掲載することなども必要ではないかと思っております。特に、災害につきましては、リードタイムといいましょうか、災害が発生するまでに時間がございます。その間に、何をどういう形でお知らせするかということも重要なことでございますので、そういう意味からいきましても、情報発信のあり方を研究していかなければならないと思っております。その上で、やはり情報のリテラシーの問題がございます。フェイクニュースなど、さまざまな問題がございますので、そこにどう対応していくのか、またはフェイスブックやツイッター等を活用するということになりますと、市としては運用方針を検討していかなければなりません。そのような取り扱いも検討しながら、どういう体制が可能なのか、先ほどもお答え申し上げましたけれども、市として取り組むべきあり方を今後検討していきたいと思っております。以上でございます。

再質問 岡英彦

かなり踏み込んだ、また、項目3の内容も答えていただいたようなところございますけれども、了解いたしました。もう1点、課題という点で、昨日までの一般質問で徳田議員などからもありましたけれども、やはり発信される内容の背景にある考え方の御説明が少し不足しているのではないかと思います。先ほどの北海道との情報のやりとりの部分でも、先ほど話されたような内容を言っていただければ納得するといいますか、理解が深まるということがありますので、そういった部分の説明がこれまでは不足していたのではないかと思います。また、市長メッセージを今回出されましたけれども、この市長メッセージもどこまで意味のあるものだったのかということも疑問が残るところでございます。そういった説明不足のようなところがあったということも課題だと考えますけれども、この点についてはいかがか、お伺いしたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

これまでの課題ということでございますけれども、現状で市として責任を持って情報発信するためには、当然根拠も必要でしょうし、さらには、約束事も必要だと思っております。先ほど申し上げました、今後のSNSの活用につきましても運用方針を決めて、どこまでどういう形で発表するのか、また、政治家個人としての発表とは違いますので、市長としての発言、市としての発言となりますので、そこは十分検討しなくてはならないと思っております。したがいまして、これまでの情報が不足していたかどうかという判断につきましては、これまでは最善の取り組みをしてきたという思いでございます。今後の対応につきましては、先ほど申し上げましたとおり、情報が常に進化してきております。その進化している情報を行政としてうまく活用できるような仕組みは、その時点で検討して進化を積み重ねていかなければならないと思っております。以上でございます。

再質問 岡英彦

次に、3項目めについて、一定程度お答えいただいておりますが、市としてという市長の御答弁と市長としてという御答弁がございますけれども、今まで御答弁いただいたようなSNS動画の配信といったものも、市長として実施することを検討するということでよろしいのか、改めてお伺いしたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

市の代表は市長でございます。全て私の責任という形になりますが、それを市長の映像を映して配信するか、市としての配信は市長としての配信でございますので、それを区分する考えはございません。その場面で、どういう形で配信するべきなのか、情報発信の重要性などを見きわめて情報発信してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 岡英彦

先ほど来、質問の中でお話させていただいておりますとおり、やはり市民の安心、もしくは不安を取り除くという意味では、市長としての発信が非常に重要だと思いますが、検討いただくということですので、しっかりと検討いただきたいと思うと同時に、どの街においても、今でも、あすにでもクラスターが発生してもおかしくない状況でございます。そういった場合にすぐに記者会見みたいなものをやっていただかなければいけないと思いますし、そのときに、動画配信などがあったほうがわかりやすいと思いますので、検討するといっても、あまり悠長にしていられないというところもお考えいただきたいと思います。また、秋冬に新型コロナウイルスの感染が拡大するといったようなことも懸念されておりますけれども、仮に入院患者が急増するような事態になりますと、市としても丁寧な説明が求められるかと思います。こういった事態があり得るということを念頭に、場合によってはあすにでも対応するという形での検討をお願いしたいと思います。続いて、件名2の野幌駅前広場の利用促進についての再質問をしたいと思いますが、全体として一歩踏み出す前向きな答弁をいただいたと思っております。ただ、項目1に対する答弁は、これまでの取り組みについてが主だったと思いますので、改めて確認の意味で積極的に市民の皆さんに活用していただきたいという思いを御答弁いただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

答弁 建設部長 佐藤民雄(建設部長は2025年2月まで)

野幌駅前広場の利用の基本的な考え方についての再質問に御答弁申し上げます。野幌駅前広場を初め、JR野幌駅周辺の施設に関しましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり、イベントなどにより有効利用されることが、まちのにぎわいや活性化につながるものと考えており、道内最大級の陶芸市であります、えべつやきもの市につきましても、えべつやきもの市実行委員会より、将来的にはJR野幌駅周辺で開催したいとの要望をいただいておりますことなどから、市といたしましても、これら施設の利用促進に向けましては、引き続き、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。以上であります。

再質問 岡英彦

改めて積極的な答弁をいただいたと思います。項目2でも経済部で市民事業者からの情報把握と、当面は経済部が窓口になって対応するということをしっかりお答えいただきましたので、よろしくお願いします。件名3の英語教育について、項目2の令和元年度に実施した英語教育に関する調査等の結果についてでございますけれども、江別の児童生徒に頑張っていただいていることは、この成果の数字としても出ているということかと思います。ちなみに、英検IBAの説明がございませんでしたが、学校で受けられる簡易英検みたいなもので、私も実際にプレテストみたいなものをやってみましたけれども、非常にできのよいテストだと思っております。昨年度から3年間北海道でやられているかと思います。ただ、教員英検でいうと準1級以上の教員の割合は全国平均と比較できないとおっしゃっていましたけれども、令和元年度の数字は出ておりませんが、平成30年度で36.2%と出ておりまして、残念ながらここについては、全国平均より低い数字になっているかと思います。英語の教員としてこの能力で大丈夫なのかという不安を感じざるを得ないところはありますが、ただ、中学校の先生は、報道にもありますように過労死レベルの先生も少なからずいらっしゃるという非常にお忙しい中、日々の教育に携わっていただいておりまして、なかなかみずからの勉強や、テストを受けに行く時間もないというところもあるかもしれませんので、そういったところをしっかりと手当ていただければと思います。課題について、非常に簡単に御答弁いただいたと思いましたので、これらを踏まえた課題について、もう少し詳しく御答弁いただければと思います。よろしくお願いいたします。

答弁 教育部長 萬直樹(教育部長は2021年3月まで)

岡議員の再質問に御答弁申し上げます。英語教育における課題の認識についてでありますが、教育委員会では、先ほども御答弁申し上げましたとおり、昨年度の全国学力・学習状況調査における英語の結果が全国平均を上回るなど、これまでの取り組みの成果があらわれてきたものと考えております。一方で、国が数値目標を掲げる中学校卒業段階で英検3級相当以上の生徒の割合が、本市においては、いまだに目標値の50%に達していないほか、さらなる英語力の向上を図るためには、今年度導入した指導者用デジタル教科書などの新たな教材の整備や、教職員がその効果を向上させるような研修を行っていくことも課題であると考えております。以上であります。

再質問 岡英彦

デジタル教科書、あとICTに絡めてタブレット端末の導入なども推進されていかれると思いますけれども、特に外国語教育に関しては、このタブレット端末の活用などというのは非常に重要でございます。ただ、先生側の研修も大事だと思いますので、本当に中学校の先生もお忙しいとは思いますが、ぜひ先生方にしっかりとこういったデジタル教科書なり、タブレット端末の活用についても研修いただくような時間について配慮いただくようお願いしたいと思います。最後のALTの増員についても要望したいと思います。現時点の状況については、御答弁で了解いたしました。小学校の状況については、今後の学校一斉公開などで、また私の目で確認させていただきたいと思います。先ほども申し上げたとおり、小学校に関しては教員の負担が大きいと思いますので、少しでもサポートをいただけるような体制をこれからも組んでいただきたいと思いますし、中学校に関しましては教育効果の面からもぜひお願いしたいと思います。学習指導要領では、コミュニケーション能力を養うということで、非常によいことが書かれているのですけれども、例えば、スピーキング1人1分の対応をするだけで、40人学級なら40分かかりますので、そういった観点からALTの増員についても今後さらなる検討をお願いしたいと思います。以上で、私の質問を終わります。

出典:江別市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月23日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる