みんなの議会

江別市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月19日

(1)市長の政策ビジョンについて/(2)財政運営について/(3)生活困窮者自立支援制度について

2014年9月19日、江別市議会の一般質問で、岡英彦議員が「市長の政策ビジョンについて」「財政運営について」「生活困窮者自立支援制度について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、健康福祉部長 真屋淳子が答弁しました。

質問者
岡英彦 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、健康福祉部長 真屋淳子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 岡英彦

まず初めに、先週の断水災害のため不自由な生活を送られた皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、給水活動などで支援に入っていただきました多くの団体の皆様にも改めて感謝を申し上げたいと思います。今回の断水災害は、特に情報周知の面で大きな課題を残したものになったと考えておりまして、これを教訓にして新たな対策を行っていかなければならないと考えております。続きまして、今定例会から市議会のインターネット中継を開始しております。ここ最近、地方議会議員の不祥事が全国でニュースになっておりますけれども、市民の皆様の関心なくして地方議会、議員の質の向上はあり得ないと考えております。ぜひ、多くの皆様に議会中継をごらんいただいて、さまざまな御意見をいただければと考えております。それでは、質問に入っていきます。まず、1件目は、市長の政策ビジョンについてです。平成23年第1回定例会及び第3回定例会の一般質問でも、市長の公約や江別市の目指すべき将来都市像について質問させていただいてきました。当時の質問は市長の1期目任期が終わるころにかけてから2期目の任期がスタートする時期ということもありまして、この2期目の4年間を見越してという意味合いで質問をさせていただきましたが、今回は4年の任期が残すところわずかとなってきておりますけれども、現時点において、改めて市長がどのような政策ビジョンを持っているのかお伺いしたいと考えております。項目1点目は、最も重視する政策ビジョンについてです。形式上、質問1の項目として3件挙げておりますけれども、私の質問の趣旨は1点です。市長が市のトップとして江別市が今後どういう方向に進むべきと考えているのか、わかりやすく御説明いただきたいということです。これまでも、何度かこのような質問をさせていただいておりますが、総合計画などではかなりいろいろなことをやるというように書いているように見えますし、また、市長はいろいろなところでお話されておりますけれども、時と場所に応じて、言うことがいろいろ変わっているようにも私には見えておりまして、私は市長の市政執行方針などかなり詳しく読み込んでいるほうかと思いますけれども、それでも私の目から見ますと、一体、江別市はどの方向に向かうのか、どういった理念なり、ビジョンを掲げて市政を運営していくのか、わかりにくいように感じているということが言えます。市のトップが発するメッセージとして、何を最も重視しているのかをはっきりと伝えていく必要があると考えております。そうすることで、市民に対しても職員に対しても江別はこういう方向にいくのだということを示すことで、対外的にもまちのイメージの発信にもなりますし、市民も職員もその方向でより力を発揮していく環境が整うと考えております。市長の最も重視する政策ビジョンは何なのか、市長のお言葉でお答えをいただきたいと思います。これまで、私がいろいろ伺ってきた流れから考えてみますと、総合計画の柱となっている協働のまちづくりという考え方なのか、もしくは市長の任期2期目以降の市政執行方針での基本姿勢に含まれております人口減少への対応のお話であるのか、もしくは市長が以前から非常に強い思いで訴えられておりました環境への取り組みなのか、いろいろ想像するところですが、市長のお考えを示していただければと思います。続いて、健康都市の考え方についてです。続いてと言いますけれども、基本的には同じことを伺っております。特に健康については、ここ最近、これまで余り言及されていなかったキーワードだったように思うのですが、この健康ということについて市長がお話しされる機会がふえていると私は考えております。現在、職員の多くの皆様が健康都市江別のピンパッジをつけております。このような取り組みは非常にいいと思いますが、ちょうどこのピンバッジができたときにいろいろな方にお伺いしましたところ、江別市が健康都市という言い方をしているとは聞いたことがなかったという声も数多くいただきました。総合計画や市政執行方針の中でも、これまで余り健康については言及されてこなかったように私としては受けとめておりますし、健康都市という言い方も、このピンバッジで初めて出てきたように受けとめております。市長としてはどのような考え方で健康都市という言い方をされているのか、御説明をいただきたいと思います。続きまして、環境を意識したまちづくりの考え方についてでございます。環境についても、私の以前の一般質問でも、市長の答弁で目指すべき将来都市像ということで、この環境という言葉を挙げられておりました。市民も環境に配慮したまちであるという意識を持つことが必要というお話をされておりまして、環境については市長として大変強い思いを持って進められてきたと私としては認識しております。ただ、以前に比べると、ここ最近は環境についての言及はトーンダウンしてきているように感じます。健康についても環境についても、私はいい悪いということを言っているのではなくて、市長の政策ビジョン、もしくはまちの方向性の中で、どのように考えてこの言葉をお話しされているのか、わかりやすく御説明をいただきたいというのが質問でございますので、市長の言葉でお答えをいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。続きまして、2件目の財政運営について質問いたします。平成24年第1回定例会の一般質問でも同趣旨の質問をしておりますが、状況はさらに厳しさを増しておりまして、今年度、平成26年度の予算は江別市の財政状況から見ても同じような形を続けることはなかなか厳しい、持続可能性がないような予算となっていると受けとめておりますので、改めて財政運営についての認識を伺いたいと思います。最初の2項目については、現状の確認という位置づけでございます。まず、項目1点目、実質単年度収支の推移と今後の見通しについてです。平成24年度の決算では、実質単年度収支は1億2,126万8,000円の赤字となり、5年ぶりの実質単年度収支の赤字となっております。実質単年度収支は、単年度収支から実質的な黒字要素である財政調整基金積立金、地方債繰上償還金を加え、赤字要素である財政調整基金取り崩し額を引いたもので、当該年度における実質的な収支を把握するための指標でございます。要するに、本当の意味でのその年度で黒字か赤字かの指標と受けとめていただければよろしいかと思います。以前の質問でも申し上げたかと思いますが、行政は企業と違いまして黒字を続けるのが目的ではありませんので、ある年度で赤字になること自体は大きな問題ではございません。問題は、ここ数年、財政調整基金の取り崩し傾向が続いておりまして、実質単年度収支についても、今後赤字の傾向が続くのではないかと危惧をしているところでございます。そのような実質単年度収支、本当の意味での赤字というのが、数年間連続するというのは何としても避ける必要があると私としては認識しているところでございますが、実質単年度収支の推移と今後の見通しについてどのように考えているか、まずは確認のためにもお答えをいただきたいと思います。次に、項目2点目、財政調整基金残高の推移と今後の見通しについてです。市の貯金と言ってもいい財政調整基金は、3年間連続しての取り崩しとなっておりまして、ここ数年取り崩し傾向が続いております。私といたしましては、既に約28億円となっております現在の基金残高は、確保しておくべき財政調整基金の水準にあると認識しておりまして、これ以上連続しての取り崩しは避けるべきと考えております。こちらも、確認のために、財政調整基金残高の推移と今後の見通しについてどのように考えておられるか、お答えをいただきたいと思います。項目3点目の財政調整基金を取り崩さない範囲に投資的経費を抑えることについてでございます。実質単年度収支、そして財政調整基金残高の推移にいたしましても、ここ数年の傾向は看過できない状況になってきている、状況が変わってきていると私としては認識しているところです。実質単年度収支の連続した赤字を避ける、また、財政調整基金の過度な取り崩しを避けるための対応が必要と考えるところでございます。対応といたしましては、投資的経費に優先順位をつけまして、予算編成において財政調整基金が過度に取り崩されない範囲に投資的経費を抑える考え方も必要になってきていると、私としては認識しておりますが、市長の考えをお伺いしたいと思います。3件目の生活困窮者自立支援制度についてです。午前中の宮川議員の質問と完全にかぶっておりますけれども、御容赦いただければと思います。まずは、項目1点目、生活困窮者自立支援制度の準備状況についてでございます。昨年12月に生活困窮者自立支援法が成立し、来年度から、これまで十分ではなかった生活保護受給者以外の生活困窮者に対する第2のセーフティーネットを拡充するものとして生活困窮者自立支援制度がスタートすることとなっております。この制度は、経済的問題、健康問題、人間関係などさまざまな問題を抱えた生活困窮者に対して総合的な取り組みを行い、地域から孤立しがちな生活困窮者に対して、待ちの姿勢ではなく、アウトリーチと言われる積極的に出向いていく支援を行うものとして期待されているものです。福祉事務所設置自治体では来年度から事業を実施しなければいけないことになっておりますけれども、江別市の準備状況はどのようなものになっているのか、お伺いをしたいと思います。特に、担当部局がどこになるのか。庁内体制の整備はどのように行っているのか。職員体制についてはどのように考えられているのか。直営、委託での事業実施体制の方針についてお答えをいただければと思います。続いて、項目2点目、支援対象者の現状把握についてでございます。制度をスタートするに当たって、被保護者数、住民税非課税者数、失業者数、ニート、高校中退者、中学・高校不登校者数、自殺者など、さまざまな統計数値を活用した上でサービスの見込み量を検討しなければならないということで計画づくりを行っているような自治体もございます。江別市としては、支援対象となり得る生活困窮者の現状把握をどのように進めようと考えているのかお答えをいただきたいと思います。続きまして、項目3点目、任意事業の実施予定についてです。生活困窮者自立支援制度において、自治体は、来年度から行う事業として、まず、必須事業といたしまして、就労その他の自立に関する相談支援及び事業利用のためのプラン作成等を行う自立相談支援事業、離職により住宅を失った生活困窮者等に対し、家賃相当の住居確保給付金の支給を実施しなければならないというふうに決まっておりますけれども、この必須事業のほかに、任意で実施する事業といたしまして、就労に必要な訓練を日常生活自立、社会生活自立段階から有期で実施する就労準備支援事業、住居のない生活困窮者に対して一定期間宿泊場所や衣食の提供等を行う一時生活支援事業、家計に関する相談、家計管理に関する指導、貸し付けのあっせん等を行う家計相談支援事業、生活困窮家庭の子供への学習支援事業、その他生活困窮者の自立の促進に必要な事業を実施することができるとされております。道内でも、既にモデル事業として、これら任意事業に該当するような事業を実施している自治体も出てきておりますけれども、江別市では、来年度からこの任意事業についてどのような形で実施を考えているのかお考えを伺いたいと思います。以上で1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

岡議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、私の政策ビジョンに関連しまして、最も重視する政策ビジョンについてでありますが、本格的な人口減少時代を迎え、江別市を初め多くの市町村では少子高齢化や人口減少が進んでいる状況にございます。私の2期目のスタートに当たっての市政執行方針の中で、今後の江別市の将来を展望した最大の課題は少子高齢、人口減少のもとでまちづくりを進めなければならないことであると申し上げたところでございます。また、経済のグローバル化や人口動態の変化、高齢化に伴う社会保障費の負担増など、江別市を取り巻く社会情勢も大きく変化してきております。こうした社会情勢を踏まえ、さまざまな変化にも柔軟に対応できる総合計画、えべつ未来づくりビジョンを本年4月にスタートさせたところでございます。また、まちの魅力を高めていくために、新たにえべつ未来戦略を掲げ、四つのテーマを策定し、重点的、集中的に進めることとしたところでもございます。そのえべつ未来戦略では、総合計画の策定に当たって喫緊の課題とした生産年齢人口や年少人口の減少対策として、定住人口の確保を図るため、ともにつくる協働のまちづくり、えべつの魅力発信シティプロモートはもとより、次世代に向けた住みよいえべつづくりとしまして、待機児童の解消を目的とした事業の実施や、雨や雪が降っても遊べる子育てひろばの設置、小学校1年生からの外国語教育など、子育て支援や教育環境の充実を図っているところでございます。特に、えべつの将来を創る産業活性化としまして、市内の企業間連携、新たな事業起こしによる市内企業の成長、フード特区の指定を契機としました食関連産業の振興、企業誘致などによりまして新たな雇用を確保することが、江別市の成長、発展につながるものと考えまして、これらの経済活性化をする政策を重点的に進めてまいりたいと考えております。次に、健康都市の考え方についてでありますが、私は、就任当初、江別市を取り巻く環境を見まして、豊かな自然、安心・安全な農産物、四つの大学、各種研究機関、そして何よりも、市民に接しまして、健康というキーワードがふさわしいまちとの印象を持ち、そのことを何かアピールできないかは常に考えていたところです。その健康と言いますのは、社会の健康、経済の健康、当然、体と心の健康で、いわゆる健康的な都市のイメージでございます。平成21年ごろかと思いますが、江別市経済の進むべき方向の一つに、市内経済界、大学関係者等からの発言、さらには市議会における論議におきまして、食産業にかじを切るべきではないかとの意見をいただき、酪農学園大学、北海道情報大学とそれぞれ食と健康に関する協定を締結いたしました。北海道情報大学との連携事業におきましては、食の機能性を評価する食の臨床試験の取り組みが高く評価されまして、平成23年12月には、江別市が食の臨床試験ができるまちとして国の特区に指定されたところでございます。その臨床試験は、今や参加者が3,000人を超え、臨床試験データによる健康づくりが可能となり、この先には市民の健康管理が可能との思いから健康都市に至ったものでございます。そこには2025年への対応、健康寿命の延伸を求めなければならないとの考えもございます。また、道外への江別市の売り込みに当たりまして、かねてから一目で江別市とわかっていただくバッジがあればという思いを持っておりましたことから、私から市の福利厚生会の理解と協力を得まして、現在のバッジとなったところでございます。バッジは、一目で江別市とわかるとして評判はよく、青年会議所、自治会の方など、多くの市民から江別市を宣伝したいとの話をいただき、感激しているところでございます。今後は、市民との思いが一致しますと、えべつ市民健康づくりプラン21に沿って、その健康都市プログラムを明らかにしたまちづくりがあるものと考えておりますが、今しばらくは、市民の健康意識への醸成を待ち、いずれ、食と健康のまち江別市が、2025年を健康寿命日本一のまちとして迎えることができればと考えているところでございます。次に、環境を意識したまちづくりについてでありますが、市では、環境に対する取り組みとしまして、これまで大規模太陽光発電所の誘致、野幌駅前広場の再開発事業における地中熱ヒートポンプを利用したロードヒーティングの導入、街路灯、防犯灯のLED化の推進、サイクルシェアリングの実施、古布・小型家電の回収、緑化の推進、環境教育などに取り組んできたところでございます。また、民間では、来年稼働予定の王子エフテックス株式会社による、間伐材を燃料とする木質バイオマス発電施設の建設、家畜ふん尿を活用したバイオマス発電施設、太陽光発電所の開設など、再生可能エネルギーの取り組みが進んでおりまして、環境に配慮したまちづくりという姿勢は民間においても浸透しつつあるものと考えております。今年の市政執行方針でも申し上げましたとおり、まちづくりにおいて環境への配慮は大変重要なものでございまして、えべつ未来づくりビジョンにおいても、環境にやさしいまちをまちづくりの基本理念の一つに位置づけているところでございます。また、まちづくり政策では自然と環境をまちづくり政策の一つに掲げておりまして、人と自然の共生、循環型社会の形成を取り組みの基本方針としております。市の環境政策の根幹でありますえべつアジェンダ21江別市環境管理計画では、今年度から後期推進計画が始まっております。今後とも、本計画に基づきまして、江別市環境基本条例の基本理念であります、きれいな空気、清らかな水、豊かな緑に恵まれた美しく住みよいえべつという将来像を実現できるよう、引き続き環境に配慮したまちづくりを進めてまいりたいと考えております。次に、財政運営に関連しまして、財政調整基金を取り崩さない範囲で投資的経費を抑えるということについてでありますが、財政調整基金は年度間の財源調整のために資金を積み立てることによりまして、財政の健全な運営に資するものとして活用される制度でございます。市の予算編成においては、経常的な行政運営経費と臨時的な政策経費によりまして総合計画を推進するものでありまして、そうした中で、現在、学校の耐震化事業を初め、江別の顔づくり事業などさまざまな計画に基づく事業があるところでございます。特に、学校の耐震化事業につきましては、平成25年度に工事に着手し、平成28年度までの短期間に単独事業も含めて実施する必要がありますほか、近年の大雪への対応経費も必要になってきたところでございます。財政運営上、こうした事業を推進し、費用を平準化するためには、国庫補助や起債のほか、基金を活用することが必要でございます。したがいまして、財政調整基金を取り崩さない範囲に事業を抑えることにはなりませんが、年度によって基金の活用が多くても、ある程度事業が落ちついた段階で基金への積み立てを行って、一定の基金残高を確保してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 佐藤哲司(総務部長は2015年6月まで)

私から、財政運営に関する御質問のうち、実質単年度収支の推移と今後の見通しについてほか1件について御答弁を申し上げます。まず、実質単年度収支の推移と今後の見通しについてでありますが、実質単年度収支は、歳入、歳出に含まれていた財政調整基金の積立額と取り崩し額のほか、任意の地方債の繰り上げ償還額の要素を除いて、単年度の収支がどのようになるかを見るものでありまして、過去4年間の推移では平成22年度が約2億4,900万円の黒字、平成23年度が約5,500万円の黒字、平成24年度が約1億2,100万円の赤字、平成25年度は約6,600万円の黒字であり、おおむね黒字の状況で推移しております。また、平成26年度の見通しにつきましては、現時点での予算で見た場合には財政調整基金の取り崩しが積み立てを上回っているため赤字が想定されておりますが、これから年度末に向けて、不確定要素はあるものの、平成25年度決算剰余によるルール分として財政調整基金へ約3億5,000万円の積み立てが予定されるほか、平成25年度の国の経済対策による補正事業の交付金、さらには、積雪寒冷地の除排雪に係る交付金などの収入増加により、財政調整基金取り崩しの抑制を考えており、一定の改善が見込まれるところでございます。次に、財政調整基金残高の推移と今後の見通しについてでありますが、過去4年間の残高の推移では、平成22年度が約30億2,000万円で、平成23年度が約30億円、平成24年度が約28億9,000万円、平成25年度は約27億9,000万円となっているものであります。財政調整基金の残高につきましては、その時々の計画事業費の平準化を図るため、取り崩しの額が一時的に増大する場合や、決算剰余の状況によっても積立額が変わってくることから、長いスパンで見ますと減少する一方にはなっていないものであります。平成25年度時点の残高は、平成17年度から平成21年度までが約26億5,000万円から約28億5,000万円の範囲で残高が増減しておりましたことから、それに並ぶ残高の状況にございます。また、平成26年度の見通しにつきまして、現時点の予算上では約8億6,000万円を取り崩す計画となっていることから、残高については大きく減少する見込みとなっておりますが、これから年度末に向けて、不確定要素はあるものの、平成25年度決算剰余によるルール分として約3億5,000万円の積み立てが予定されるほか、平成25年度の国の経済対策による補正事業の交付金、先ほど申し上げましたけれども、積雪寒冷地の除排雪に係る交付金などの収入増加によりまして、財政調整基金の取り崩し額を抑制していきたいと考えているところでございます。私からは以上であります。

答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)

私から、生活困窮者自立支援制度について御答弁申し上げます。まず、生活困窮者自立支援制度の準備状況についてでありますが、先ほど宮川議員にお答えしておりますが、本制度は、平成25年12月に公布された生活困窮者自立支援法に基づき、生活保護に至っていない生活困窮者に対する第2のセーフティーネットとして取り組むものでございます。御質問の本制度の所管につきましては、現在、健康福祉部福祉課と保護課で来年度の導入に向けた準備を進めております。庁内体制につきましては、対象者把握のため、関係部署が連携し情報を共有することとしております。自立相談支援の職員体制につきましては、厚生労働省から主任相談支援員、相談支援員そして就労支援員の配置が示されていますが、人員配置の基準を初めとした事業の詳細が今月下旬に厚生労働省から示されるため、その通知を待っての対応となりますことから実施までの期間が短いことが懸念されますが、できる限りの対応をしてまいります。次に、必須事業の実施につきましては、自立相談支援事業では専門職の確保が欠かせないことから、江別市社会福祉協議会、社会福祉法人またはNPO等への委託を含め、現在検討を進めております。なお、住居確保給付金事業につきましては、法の規定により市で行うこととなっております。次に、支援対象者の現状把握についてでありますが、本制度では現に生活保護受給に至っていないが、今後その恐れがある者を対象とし、経済的な困窮者、就労に至っていない若年者、不正規な就労者、ひきこもりのように社会とのつながりがなくなっている者等を対象としておりますことから、対象者人数については、正確に把握することは難しいものと考えております。対象者の把握のため、庁内関係部署が連携し情報を共有することとしており、民生委員・児童委員、自治会、社会福祉協議会等の関係機関に対しても協力をいただけるよう協議してまいります。また、この制度について、広報やホームページ等を活用し市民の皆さんに周知を行うとともに、対象となる方やその家族が支援を求められるよう努めてまいります。次に、任意事業の実施予定についてでありますが、こちらも先ほど宮川議員からの御質問へ答弁いたしましたとおり、当制度における任意事業は平成27年4月から必ず取り組むべき必須事業に加えて、本人の状況に応じて支援することができる事業として位置づけられるものであります。具体的には、就労準備支援、一時生活支援、家計相談支援、学習の援助、そのほか自立の促進の5事業が挙げられております。市といたしましては、まずは必須事業である自立相談支援、住居確保給付金事業に取り組みます。任意事業につきましては、既に類似する事業が実施されているものもありますが、今後、必須事業による相談を通じ、生活困窮者の抱える課題やニーズを把握する中で緊急度や事業効果から優先度を検討し、対応に努めてまいりたいと考えております。以上であります。

再質問 岡英彦

それでは、2回目の質問に入っていきたいと思います。まずは、市長の政策ビジョンについてでございます。私は総合計画の説明を聞きたいわけではないのです。市長がどこを最も重視しているのかというのを市長の言葉でお伺いしたいということです。全体的に、この行間を読み取りますと、経済の活性化に向けたところと考えられているのか、それとも健康と考えられているのか、それとも環境と考えられているのか、わからないところがございます。改めて整理をしていただいて、市長としてどのように考えられているかということをお答えいただきたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。先ほどの質問の中で政策ビジョンということでありましたけれども、三つのキーワードで質問を受けたと私は理解しております。一つは最も重視する政策ビジョンということ、さらには健康都市への考え方に至った経緯、またはその思いについて、もう一つは、環境に配慮したまちづくりは、先ほどの話からしますと以前から見るとトーンダウンしているのではないかという話から質問を受けたと理解しておりまして、そういう答弁をしたところでございます。そこで、最も重視する政策ビジョンでございますけれども、まずは総合計画での説明ということでありますけれども、私どもは市民と約束した10年間というのは総合計画です。総合計画に基づかない勝手なものでは、市民に応えている事業にはならないと思っております。まずは、市民と約束した総合計画を着実に進めるための政策を何にするか、何を求めるかということであります。さらには、今回えべつ未来戦略をつくりました。5年間で集中的に重点的に進めるという事業に取り組んでおります。それも市民との約束であります。その中に、えべつの未来を創る産業活性化、次世代に向けた住みよいえべつづくりとあわせまして、協働の推進ですとか、シティプロモートがございますけれども、その中で一番大きく影響するのは、私は、産業の活性化であろうと思っております。その定義は何かと言いますと、就労人口や交流人口をふやして市内を活性化することによって、そこには雇用が生まれる。さらには、前回改定された都市計画マスタープランでありますけれども、その中には駅を中心としたまちづくりを進めると。そこで子育てしやすく安心して暮らせるまちづくりをする、その底流は経済の活性化にあろうと思っております。したがいまして、新たな雇用を生むことによって就労人口をふやし、子育てや環境、教育といった好循環が生まれる、その源流といいますのは、やはり経済を活性化して市内企業を創出し雇用も生むということではなかろうかと思っております。ビジョンという形からいきますと、派手さや新鮮味はないかもしれませんが、このことを一つ一つ着実に進めることが、今、大きく求められているものと考えているところでございます。以上でございます。

再質問 岡英彦

よくわかりました。産業の活性化というところを、特に総合計画の未来戦略の中でも主として考えられているということで、伺ってよかったといいますか、改めて市長のお考えを認識させていただきました。私としては、以前もお話しさせていただいたような食と農のまちづくりでございますとか、また、子育て、働く世代に選ばれるまちづくりといったような方向性を出していかないといけないと考えておりますが、これについては次回の一般質問でまた市長と議論させていただきたいと思っております。次に、項目2点目の健康都市の考え方についてでございますけれども、就任当初から健康というキーワードでアピールできないかという話は初めて伺ったところでございます。2025年健康寿命日本一のまちというのは、非常にメッセージ性の強い表現だと思っておりまして、先ほど産業の活性化というお話をされておりましたけれども、最初の答弁を聞きますと、健康都市というふうにかじを切るといいますか、そういった方向で行くという話のほうが私はわかりやすく受けとめたのですけれども、その点、この健康都市という考え方について政策ビジョンとの絡みでどのように考えられているのか、改めてお伺いをしたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。健康の必要性について理解していただいたとのことであります。感謝申し上げたいと思います。先ほど申し上げましたとおり、江別の産業の方向は、食産業にかじを切ったということ。さらには江別の能力といいましょうか、機能、実績といいましょうか、江別のモデル、これは食の臨床試験、さらに食機能性を評価できるまちということが大きく全国的に発信されております。もう一方で、今ほど申し上げましたけれども、2025年、10年後になりますけれども、医療費、介護費を含めた社会保障費の増嵩が確実でございます。市として、健康づくりに何が対応できるか、医療費削減ではありませんが、逆に健康になることによって結果として医療費が削減される、介護保険費も削減されるということでありましょうから、健康寿命を延ばすことは非常に重要ことであろうと思っています。しかしながら、この健康寿命を延ばすためには市民総意で進めなければなりません。もっと科学的な根拠、知見を持って進める必要があろうかと思います。健康関連産業といいますのは、かなり裾野が広いさまざまな波及効果があると思っています。予防のための活動、さらには健診をすることによっての産業の問題も出てきますし、健康な高齢者によっての社会参加、働く高齢者によります雇用の創出、雇用の提供といったこともあろうかと思いますので、これは非常に循環するいい結果が生まれるものであろうと思っております。そこで、健康に関連してということでありますけれども、3年か4年ほど前になりますけれども、高齢者クラブ連合会での総会または会合の中、さらには自治会での懇談の席上、女性団体協議会の皆さんとの懇談の席上では、健康に関連して、食の大事さ、運動の必要性、健診の必要性などにつきましていろいろ御説明し、お話ししてまいりました。公の席上以外のところでは、さまざまなシンポジウム等で少しお話しさせていただきましたけれども、それは最近の食の臨床試験にかかわる問題として発言させていただいておりますので、そういう意味では発言する機会は一般的にはなかったのではないかと思っております。健康政策は、20年、30年先を考えなければなりません。先ほど申し上げましたとおり、目標や優先順位を決めるためにもデータ分析をしなければなりません。一番大きな課題は、健康を進めるためには、スタッフ、体制が必要です。体制の確保をしなければなりません。アドバルーンだけ上げて中身がないというわけにはいきません。そのためには、市民の皆さんの考え方の醸成ももちろんありますけれども、そういうものの積み重ね、またはそういう目標を掲げて示した上でそういう指定をしていく、健康日本21を目指すことになろうかと思っております。そのための準備をしまして、当面は市民の皆さんの健康意識の醸成を積極的に図ってまいりたいと考えております。その後に、健康都市があるのかと思っております。以上でございます。

再質問 岡英彦

ありがとうございます。非常にわかりよい話といいますか、健康についての市長のお考えというのは、これからの高齢社会に対して必要とされているものだと、私も強く感じるところでございます。もう一度お伺いをしたいと思います。アドバルーン的に上げるだけではだめだという意識を持たれているというお答えがあったかと思いますけれども、そこまで市長の思いがあるのであれば、市の方向性なり、市のビジョンということで健康というのも上げるのも悪くないかと思いますが、その辺の市長のお考えはどうなのか、もう少し御説明をいただければと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

健康に対する進め方であろうかと思います。先ほど申し上げましたとおり、江別市の現状分析がどうかという問題が一つあります。職員の対応なり、体制なりといった現状分析。もう一つは、健康ということになりますと民間が主体になります。医療機関も民間です。民間と公の機関、江別市との機能分担もあります。そういうことを調整した上で、どういう形で目標を持って進むことができるか。その上での判断に私はなろうかと思っています。1年、2年の問題ではありません。健康づくりというのはほかの県でも30年くらいのスパンでやっています。30年くらい積み重ねて、積み重ねて、やっと健康寿命が何歳延びたという形が出てきます。したがいまして、1年、2年で目標が立てられれば一番よろしいかもしれませんが、基礎的なデータを積み上げて慎重に着実に進めていく。そういう必要から準備をするのがまず最初ではないかと思っています。以上でございます。

再質問 岡英彦

質問回数が達してしまいましたので、項目3点目にいきたいと思います。環境を意識したまちづくりの考え方についてでございますけれども、1回目の御答弁では、まちづくりの基本理念の一つということで位置づけは変わっていないとのお答えかと思います。私は政策ビジョンという形でお伺いをしておりますので、この環境についても先ほどの産業の活性化なり、健康というキーワードとの関係で環境というものがどのように整理されるのか。市長としては、どういう思いでお話をされているのか。お考えをお伺いしたいと思います。要するに、あれもこれもとなると、私はこれまでも非常に混乱をしてきたところがございますので、どういう考え方でそういう言葉をお話しされているのかということと、単に政策や事業の話を聞いているのではなくて、まちの方向性としてこちらだという話でキーワードが過去に出てきたのではないかという意味合いで出しておりますので、そういった観点から市長のお考えをお伺いしたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

環境に関連しての基本的な考え方でございますが、基本は、全て江別市の経済、社会、まちづくりを進めていく上のキーワードは環境だと思っております。これは以前から全く変わっておりません。したがいまして、環境に配慮した上で経済を進める、環境に配慮した上で教育ですとか、全てのものがあるという考え方でありますから、それは全く変わっているところではございません。私は、市民意識としては、そういう醸成がもうできつつあるのが江別であろうと思っております。したがいまして、そういうところを意識しなくても、私は全て政策の上でも全てのまちづくりの上でも、基本は環境にあるというのは市民には理解していただけているものと思っております。以上でございます。

再質問 岡英彦

了解いたしました。全ての土台に環境があるというのは、昔から市長が確かに言われている部分です。私も、一般質問で何度かやらせていただいた時にも、やはり環境というものに全ての土台があってというお話をされているので、非常に市長として環境に対する思い入れは強いとずっと思っておりましたし、現状、先ほどの御答弁にもあったように、市のさまざまな事業なり政策でもいろいろなことをやられているところがあります。そして、バイオマス発電ができてくると、ますます、環境都市という言い方はしていませんけれども、環境のまちというようなアピールの仕方もあるのかなと私も思っているところでございます。もう一度、お伺いをさせていただきます。健康と環境との関連、その言葉の使い方、考え方、政策ビジョンという意味合いで、市の方向性という意味合いで、健康という言葉と環境という言葉、これの考え方、使い分けについて、どのようにお考えか改めてお伺いをしたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

環境と健康ということでありますが、環境も健康も全ての社会生活上での基本です。生活する上で、生きる上で基本はやはり食にあります。食で健康になる、さらには病気を予防し運動して健康になる。環境ももちろん同じです。したがって、環境と健康という意識を分離して考える必要性はなくて、全てのものの基本として考えていただけたらよろしいのではないかと思っています。以上でございます。

再質問 岡英彦

わかりました。3回目となりましたので、次の質問にいきたいと思います。次に、財政運営について、項目1点目の実質単年度収支の推移と今後の見通しについてでございます。結果的には、平成25年度はわずかの黒字かと思いますけれども、これは平成24年度でしたか、非常に有利な国の臨時交付金があって、それが平成25年度のほうに持ってこられたということがあったからと私としては理解しているところでございます。先ほど御答弁いただきましたように、平成26年度も非常に厳しい状況が続くと予想されておりまして、私としては、この何年か前から潮目が変わってきたといいますか、状況認識を変えなければいけない環境になってきたという認識を持っております。その点をどのように考えられているのか、お考えをお伺いしたいと思います。

答弁 総務部長 佐藤哲司(総務部長は2015年6月まで)

潮目が変わってきたのではないかということにつきましての再質問に御答弁申し上げます。御指摘のとおり、確かに国の財政についての考え方は、平成25年度を境に変わった面があると考えております。潮目ということでは、いわゆる財政計画上の加算、あるいは地方交付税に対する特例加算、別枠加算と言われているものについては、国は見直して平時ベースに持っていきたいということを示されておりますので、潮目にあるかどうかということにつきましては、ある種の潮目にあると認識をしております。以上であります。

再質問 岡英彦

厳しい環境になってきたという認識は一致していると理解したいと思います。それでは、項目2点目の財政調整基金残高の推移と今後の見通しについてですが、単年度、単年度で見ると、いろいろ御答弁いただいたようなやり方で頑張ってやりくりされているというのは、私、十分に理解しているつもりでございます。ただ、数年のスパンで見ますと、先ほどの御答弁にもあるとおり、平成23年度から4年連続の減少となる見込みでございます。中期財政見通しを見ると、これもそのままの数字というわけではないと理解をしているところですけれども、この後も減少傾向が続くと予想されるということかと思います。この4年間で考えると、恐らく、後の世代に市長もしくは我々議員の任期の4年間、財政調整基金を取り崩し続けた時代の市長と議員と呼ばれることになるかと思っております。これをいつまで続けるのかが問題と、私としては認識をしております。というわけで、項目3点目になりますが、財政運営上、基金の活用が必要なのはよく理解しておりますし、私も、当初予算で全く基金を使わないで予算編成をしてくださいと言っているわけでは全くありません。ただ、複数年度で見たときに一貫して減少傾向にあって、この後も減少傾向に続く状況であるというのが問題で、先ほど項目1点目で申し上げたように、潮目が変わるような、我々としても状況が違ってきているし、国としても状況が違ってきているという形かと理解をしております。さらに、私は以前の質問でも言ったのですが、行政運営をしていると当初予定をしていなかった事業で、優先度を物すごく高くして実施しなければいけないものが出てきております。学校の耐震化はまさにその典型だと思っておりますし、私もこれについては最も優先しなければいけないと議会でも申し上げておりました。さらに、今回の断水災害を受けて、市でも検証されると思いますけれども、情報周知のために防災無線やコミュニティーFMの整備といったようなものも、一気に優先度が高くなったと私としては考えております。このような状況では、いつになったら事業が落ちつく状況になるかは、現段階では見通せないかと思っております。その間、ずっと基金を取り崩すのかというところが問われているかと思います。事業によっては年数をかけていいものもあると私は認識をしております。例えば、北海道がやっている道路整備の事業ですと、いまいち何年に完成するかわからないというものが少なからずございます。これは予算の範囲でやれるところをやっていると私としては認識しております。優先度に応じて、当初いろいろとやらなければはいけないことなり、計画があるのは私も理解しているのですが、もう少し柔軟に考え方を変えて対応していく必要が出てきている、そういう状況になってきていると私は認識しておりますが、その点、どのように考えられているのか改めて考え方をお伺いしたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

財政面に関連しての再質問でございますけれども、もう少し長期的に見て柔軟にというお話でございますが、これまでも基本的な考え方はそういう考え方で進めてございます。市のさまざまな計画を見ていただければわかるかと思います。耐震化の問題にしても優先順位を決めて進めておりますし、道路整備についても同じような考え方で進めております。財政運営全般につきましては、財政調整基金だけの問題ではございません。起債発行の関連でも将来の負担にかかわる元利償還の問題も含めて、全体で財政運営していかなければならないと思っております。ただ、ここ数年、施設を整備しますと必ずふえてきますのがさまざまな管理運営経費でございます。さらに、前回赤坂議員にもお答え申し上げておりますけれども、電力料金がかなり上がりました。そういう意味での経費の負担もふえております。さらには燃油の問題もございます。そういう維持管理の厳しい情勢が続いてございますので、そういう意味からいきますと、これまで以上に全体を見て長期的な展望に立った財政運営が必要であろうかと思っております。そのための対応、これは先ほど基金の問題がありましたけれども、基金の積み戻しも含めて、全体で柔軟に対応していかなければならないものと考えております。以上でございます。

再質問 岡英彦

1回目の答弁では、財政調整基金を取り崩さない範囲に事業を抑えることは考えていないという答弁でしたが、今のお答えを聞くと、ある程度柔軟に対応するとお答えされたと受け取れます。あくまでそれは財政運営全体の話であって、財政調整基金の部分で、今おっしゃったのではないのかどうか、改めて確認したいと思います。私の質問は、財政調整基金を、複数年にわたってずっと取り崩すような傾向があった時に、そういうことをある程度抑えるように、トータルで事業を柔軟に考えていかなければいけないのではないですかという質問でございます。その部分について、柔軟に対応するという考え方でいいのかどうか、改めて御答弁をいただければと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

再質問でございますけれども、先ほどの1回目の答弁では、事業を抑えることにはなりませんがと御答弁しましたが、考えていないということではありません。現実問題としてやらなければならないということがありますと。それは基金を活用しなければならないであろうと答弁いたしました。先ほどの確認ということでの質問でございますけれども、一つには、基金はその年その年の財政状況に応じまして、その事業に応じまして活用していく必要があると思っています。しかしながら、長期的な展望を考えますと、積み戻しができるときには着実に積み戻しをしていかなければならないであろうと思っています。したがって、必ずというわけではありませんけれども、そういう機会を捉えて少しでも基金を積んでいけるような財政運営をしていくことが必要だろうという認識でございます。

再質問 岡英彦

項目3点目の生活困窮者自立支援制度についてでございます。全国的に非常にさまざまな自治体でいろいろな取り組みがされているものを踏まえて、国のほうとしても制度をつくったものと私としては認識しておりまして、大変期待されている制度だとも認識をしております。この質問も、非常に期待して、これこれこういうことをやるとお答えいただきたいと思って質問したのですけれども、来年度からのスタートですが、事業実施体制についても検討中のところもあるとのことで、若干、準備が遅れているのではないかと受けとめましたが、その点の認識はどのように考えられているのかお伺いをしたいと思います。

答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)

生活困窮者自立支援制度の準備状況の再質問についてお答えいたします。先ほど宮川議員の再質問にお答えしましたとおり、必須事業の実施につきましては主任相談支援員等の専門職員の確保が必要であることから、現在のところ江別市社会福祉協議会等への委託を想定しているところでありますが、国から人員配置の基準を初めとした事業の詳細が示されておりませんことから、具体的な事業設計はこれからのこととなります。以上です。

再質問 岡英彦

そういうことかと思うのですけれども、既に任意事業をモデル事業としてやっているという自治体は道内各地にもございまして、どんどん動いているという状況であると認識しております。大変期待しての質問でしたので、私としては準備が遅れているのではないかとの認識を持ったところでございます。今回の制度に限った話ではないですが、特に健康福祉部はいろいろと守備範囲が広いですから、健康福祉部に関連したさまざまな事業では、国からいろいろなものが来るので、私もそれに対応するのはなかなか大変というのは理解をしているところですけれども、どうも後手後手に回っているケースが多いように私の目からは見受けられます。市役所の体制といいますか、役所側の新しい制度なりに対応することに対して、課題といいますか構造的な問題があるように、私としては見受けているところがあります。この点、市長に、ぜひ、今回の制度の準備状況に絡めて、なかなかさまざまな制度に対応するのが難しいような要因があるのではないかという思いを持ちますが、市長はどのようにお考えかお答えいただければと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

生活困窮者自立支援に関連しての市の体制の問題であろうと思いますが、今回の生活保護に至らないための国の政策、これは先行してさまざまな事業を展開しているところにモデル事業の対応が進められております。したがって、釧路市ですとか、生活保護の受給が高いところ、札幌市もそうですけれども、そういうところを中心に国のほうからモデル事業としての運営がされております。そういう意味でいきますと、江別市は全国的にも全道的にも高いところではございませんでしたので、モデル事業としての話はなかったところでございます。それ以外につきましても、さまざまな御意見があろうかと思いますけれども、市といたしましては、各部におきまして国の事業やモデル事業含めて情報を収集しながら最善の努力をしておりますので、御意見がありましたときにはお話をいただければと思っております。よろしくお願いいたします。

再質問 岡英彦

項目3点目に絡めて、私からお話しさせていただきたいと思います。任意事業の実施予定についても、必須事業をやった後に対応を考えていくというお話かと理解をしております。しかし、今市長も御答弁されたように道内各市でもモデル事業という形で何も釧路市に限らずいろいろとやられているところもありまして、そういったところの状況をぜひ早目に見てもらって、国の動向を先取りするような動きをしていただきたいという思いを私としては強く持っているところです。職員も、十分そういったことに対応できるような方々がそろっていると私としては認識しておりますが、なかなか、力を発揮できる環境といいますか、国の動向なり何なりを専門性を持って、ずっとウオッチしていて、何かあったときにすぐ対応できるような形が現状の役所の体制の中でとれているかは、この問題に限らず、私はいろいろなもので問題意識を持っているところでございます。ぜひ、そういったところも構造的な要因があるのではないかという問題意識を持って対応いただければと要望して、これに関しては終わりとしたいと思います。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。

出典:江別市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月19日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる