江別市議会 平成26年第2回定例会 2014年6月18日
(1)平和都市宣言について/(2)国民健康保険事業について/(3)水道事業について/(4)江別の顔づくり事業について
2014年6月18日、江別市議会の一般質問で、森好勇議員が「平和都市宣言について」「国民健康保険事業について」「水道事業について」「江別の顔づくり事業について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、健康福祉部長 真屋淳子、建設部長 西村晃一、水道部長 松田俊樹、教育長 月田健二が答弁しました。
- 質問者
- 森好勇 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、総務部長 佐藤哲司、健康福祉部長 真屋淳子、建設部長 西村晃一、水道部長 松田俊樹、教育長 月田健二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 森好勇
発言通告に従い、順次質問します。平和都市宣言についてです。冒頭で、平和とも関連する安倍首相の動向について述べ、本題に入りたいと思います。安倍首相の積極的平和主義の中身は、戦後の保守政治が掲げてきた諸原則すら否定する特異な右翼的・反動的姿勢があらゆる面で突出しており、特に平和の問題では、戦前の暗黒政治に逆戻りするような方向であります。憲法原理を覆す特定秘密保護法、解釈改憲による集団的自衛権行使、憲法の平和主義・基本的人権を根底から否定する憲法改定等、戦後、保守政治が曲がりなりにも掲げてきた諸原則をことごとく否定するものとなっています。これらの安倍首相の言動に対して、集団的自衛権ノーの声が日増しに強まっています。世界の流れは、各国間の紛争を解決する道は軍事力ではなく外交でという方向にあります。この流れに逆行しているのが、日米同盟を強化し軍事力で威圧する安倍首相の戦略であると言わざるを得ません。江別市平和都市宣言案には、私たちは、世界唯一の被爆国として、広島・長崎の惨禍を繰り返さないように、核兵器廃絶を強く訴え、戦争のない平和な世界の実現を求めますとあります。核問題について、世界の世論は、軍事でなく平和な世界のために核兵器は不要という首長の世界的な組織、平和首長会議があり、江別市は2011年7月に同会議に加盟しています。2020年までに核兵器の廃絶を目指す平和首長会議における日本国内の加盟都市は1,392自治体となり急速に広がっています。2013年8月、第8回平和市長会議総会で名称の変更が行われ、平和首長会議となっています。同日開催された国内加盟都市会議では、唯一の被爆国として、核兵器の非合法化を目指す国々と連携を図り、核兵器のない世界の実現への国際的機運をさらに高めるとともに、核兵器禁止条約の早期実現に向け、具体的な交渉開始のリーダーシップをとるよう求め、要望書を日本政府に提出しています。平和首長会議では、2020年までに核兵器廃絶を実現するための最も効果的な方法は、世界の全ての国が核兵器禁止条約を締結することだとして、2010年12月から、この条約の早期実現を目指した市民署名に取り組んでおり、江別市においても賛同署名されています。2020年までに核兵器廃絶を目指すという平和首長会議の目的と江別市平和都市宣言案とは同じ方向であり、その推進に向けた市民運動など、草の根から圧倒的な世論を築くことが求められています。その一つが、試され済みの署名の力です。核兵器全面禁止、ヒロシマ・ナガサキからのアピールなど、さまざまな創意的な署名が人々の声を国際政治につないでいます。歴史で試された署名の力が、核兵器廃絶のために努力を続ける多くの政府と草の根の運動を励まし、世論を高めています。1点目に、平和諸団体と協働した取り組みについてです。全国的に、自治体との協力で、地域ぐるみの署名と原爆パネル展等が行われています。函館市に隣接する人口2万9,000人の七飯町では、町長初め、町内会連合会会長、社会福祉協議会会長、老人クラブ連合会会長、ななえ9条の会代表の呼びかけで、七飯町核兵器をなくす会を結成しています。町長を先頭にして街頭宣伝をし、町民の皆さんの一人一人の署名が核兵器を世界からなくす力になると訴え、町民の過半数1万5,000人の署名を目標に、町内会、老人クラブと協力して行われています。来年は、NPT(核不拡散条約)再検討会議がニューヨークの国連本部で開催される年でもあり、広島・長崎被爆70周年に向けた大事な年であります。江別市も、平和都市宣言を機に、平和諸団体とともに市長を先頭として署名行動等地域ぐるみの取り組みを進めてはどうかと思いますが、市長の思いをお聞きします。2点目に、中学生、高校生等への平和教育の一環として原水爆禁止世界大会への中学生、高校生派遣についてです。道内自治体でも、札幌市を初めとする数自治体が広島、長崎、沖縄へ中高生を派遣し、平和な社会と核兵器のない世界を青年に継承し、原爆を風化させない取り組みが行われています。江別市においても、このような取り組みを早急に実施すべきと考えるものですが、いかがなものかお聞きします。3点目に、被爆体験者や戦争体験者の声を聞くなどの多彩な企画を平和諸団体と共催する、平和イベントの企画についてです。平和を語るつどい実行委員会が中心となり、毎年、えべつ平和を語るつどいが行われ、今年は19回目になります。この集いには、若干、公民館使用料などの財政支援がされていますが、参加者からの募金等で実施されており、財政的にも困難を抱えながら継続しているところです。内容は、原爆パネル展や被爆体験者・戦争体験者の声を聞くなど多彩な催しを中心に、戦争を知らない世代に平和の大切さを知ってもらうよい機会になっています。これらの機会に、江別市も協働の立場から積極的に参加し、平和都市宣言を市民に浸透するためのリーダーシップを取るべきと思いますが、いかがなものかお聞きします。次に、国民健康保険事業についてです。1点目に、国民健康保険証の資格書・短期証発行の状況に関して質問します。1986年に国会で国民健康保険法が改悪され、国民健康保険税の滞納者は悪質なので制裁措置として保険証を発行しないとして以来、保険証の未交付が全国的にふえ続けてきました。その結果、病院に行きたくても我慢に我慢をして、手遅れによる死亡事故につながっている事件が全国で起きています。こういった方々は、保険証が未交付になると、病院にかかりたくてもかかれない。だから、病気がとことん悪くなってから医療機関にかかる。病院に運び込まれるときは痛ましい結果が待ち構えている。社会保障である国保が、受診の手遅れによる死亡事件を頻発していることが、全日本民主医療機関連合会調査で発表されています。江別市においても、正規の保険証でない資格書・短期証の被保険者や、短期証のとめ置きによる、そのような事例があるものと思いますが、その実態についてお聞きします。2点目に、滞納世帯の状況に関連した問題点についてであります。悪質滞納者とは、特別の事情がないのに保険税を滞納している加入者とし、相当程度の納付相談・指導を受けても、なお滞納状態が続いている者を一般的に悪質としています。所得が少なく納付できない方を悪質とは言わないことになっています。要するに、合理的な理由がなく、故意に保険税を滞納している被保険者のことを悪質としています。しかし、その後の実際の運用面では、経済的困窮などは特別の事情とはみなされず、保険証の未交付や厳しい取り立てが行われています。江別市の差し押さえ件数は他都市と比較しても異常な件数になっています。平成23年度では3,000件近くになっており、財産別差し押さえで、債権の差し押さえが95%になっています。債権差し押さえのうち、国民健康保険税関係の件数と、また、経済的困窮から支払いが困難な世帯数についてお聞きします。3点目に、国民健康保険税は、所得の15%を超える過酷な税体系になっており、支払いの限界を超えています。この事実に目を向けた対応が求められています。自主納付できない方に対しては、本来であれば、それぞれの事情をよく聞き、分割納付などを要請すべきですが、最後の手段である差し押さえを最優先にしているのではないかと差し押さえ件数から見て危惧するのですが、その手順についてお伺いします。4点目に、税務行政にかかわり、滞納者への差し押さえについてですが、国民健康保険の加入者の特徴は、圧倒的に低所得者であるという特徴のほかに、医療を最も必要としている人々が多いということであります。保険税は、標準世帯で、所得100万円では15万9,000円、所得150万円で26万7,300円、所得200万円で35万8,000円と、所得の15%以上にもなります。道内の国民健康保険料・税の差し押さえ件数では、2011年の資料によると、札幌で1,385件、北見市で465件、千歳市で236件、隣の岩見沢市で7件となっています。ところが、江別市は地方税を含めて2,935件となっており、道内他市とこれほど異なる件数がなぜ発生しているのかお聞きします。次に、水道事業について質問します。1点目に、水道料金の引き下げについてです。公営企業の目的は、公共の福祉を増進するよう運営されなければならないとの経営原則からして、市民生活向上に寄与する施策が求められています。江別市の水道事業は道内他都市の財務比率と比較しても、経営基盤はずば抜けて良好な事業展開になっています。平成23年度の類似団体との比較では、収益率を見る総収支比率では、類似団体平均は106.7%ですが、江別市は113.3%、経常収支比率では、類似団体が107%ですが江別市では120.7%となっています。また、財務比率では、20%以上が望ましいとされる流動負債に対する現金預金の割合を示す現金預金比率は269.8%、現金・預金・未収金と流動負債との対比で支払い能力を見る当座比率は100%以上が望ましいと言われているところ、江別市は415.5%と、財務比率・収益率とも安定的経営が今後とも継続できる指標になっています。江別市水道ビジョンの後期5カ年の実施計画として、第11次水道事業財政計画がスタートしましたが、第10次水道事業財政計画を振り返りますと、当初の純利益を大幅に超えた結果になっています。このことは、収入を低く、支出を過大にした結果であり、第11次財政計画もそのような傾向になっているのではないかと思います。公営企業は独立採算性であることから、財政計画も安定した公共性と企業の調和を経営方針として計画されなければなりませんが、水道部の財政計画は、企業性を重視し、公共性を後景に追いやっているような計画になっていないでしょうか。公営企業は資本費負担が極めて大きく、しかも採算性が低く、採算性の確保に長い期間を要するため、民間では経営的に困難と言われています。江別市の水道事業は企業債残高も計画どおりに返済し、平成30年には未償還残高も21億円程度となる計画であり、毎年の利益も民間企業をしのぐ、売り上げの10%を超える収益的体質が継続されています。将来的に盤石な経営基盤からしても、水道料金引き下げ可能な経営環境になっていると考えますが、いかがなものかお聞きします。2点目に、高齢化が急速に進みつつあり、年金支給額が引き下げられる一方での消費税増税と、高齢者の暮らしが一層厳しくなっています。今後の高齢者人口推計では、2035年には90歳以上は3,838人、85歳以上は8,179人、75歳以上は1万4,179人、70歳以上は2万2,405人と、超高齢化社会になることが推計されます。高齢者人口は3人に1人以上になり、高齢化世帯、高齢者のひとり暮らしが増加することになります。このことで、基本水量の8立方メートルに満たない世帯が急増します。昨年の決算資料によりますと、現在でも8立方メートルに達しない世帯は約23%になっています。将来を予想して、基本水量を検討すべきと考えますが、いかがなものかお聞きします。3点目に、生活困窮世帯に対する水道料金の軽減についてです。生活保護捕捉率は20%前後と言われており、福祉施策は憲法第25条の立場に立つとともに、地方自治法の目的からして、生活保護以下の収入で暮らしているひとり暮らしや高齢者世帯が多数存在しています。国民年金のみの低年金者等については、旭川市のように一般会計予算で福祉施策として水道料金軽減を実施すべきと考えるものですが、いかがなものかお聞きします。最後に、江別の顔づくり事業についてです。1点目に、自治基本条例の立場での全地域を対象とした意見交流会についてです。江別の顔づくり事業を考える会が、今年3月に2,500枚のアンケートを全市的に配布しました。その回収率は19.9%、498通の貴重な声が寄せられています。結果は、鉄道高架については77%がよかった、南北地域間の交通については7割が便利になったと評価しています。しかし、道路交差点などに信号や横断歩道がなく危険との回答は64.3%となっています。問い2では野幌駅南口広場について知らなかったとの回答は62.9%、野幌駅南口広場は必要かとの質問に、必要ないとの回答が49.4%、問い3では野幌駅南通りの新設について、必要と思わないとの回答が50.8%、問い4では(仮称)市民交流施設、暮らしの会館の建設について、反対が47.6%、問い5では8丁目通り拡幅で町が活性化するかとの質問に、思わないとの回答が50.8%という結果になっています。総体的には、鉄道高架と南北間の交通については評価されていますが、交通安全対策が不十分であることがわかります。しかし一方では、野幌駅南口広場、鉄東線の分断、野幌駅南通りについて知らなかった方々が、アンケート結果から6割以上に及んでいます。建設部では広報えべつやホームページで知らせていますが、アンケートからも、住民には浸透していないことは明らかであります。江別市にとって367億円もの大きな公共投資をする江別の顔づくり事業を、多くの市民との協働で行わなければなりません。そのためにも、市民全体を対象とする市民との意見交流会を早急に行うべきです。将来都市像として、コンパクトなまちづくりを目標に、人中心の歩いて暮らせる都市づくりを掲げ、公共交通の整備やグリーンモールを進めるとしています。しかし、都心環状・駅環状道路などの都市計画道路は、従来型の車中心の計画ではないでしょうか。南広場・駅南通りの工事が終了するまであと七、八年で、平成32年前後と思いますが、江別の顔づくり事業を考える会のアンケートからは、特に、大麻・江別・豊幌地域と野幌地域とを比較して、顔づくり事業の理解度には格段の差があり、住民にはまだまだ理解されていないところです。市長が江別の顔と言うならば、多額の税金を投入する事業には、きめ細かな住民全体の市民意見を聞く姿勢が必要であり、早急に地域別説明・意見交流会等で真摯に住民の声を聞く姿勢こそが市民主役のまちづくりになると強く考えます。このことは自治基本条例の参加と協働の理念に沿うことと思いますが、いかがなものかお尋ねいたします2点目に、既存公共施設の有効な活用による投資的経費の削減につながるまちづくりについてです。人口規模がまちづくり計画の基礎であり、第5次総合計画では、平成25年には13万2,234人となると推計していました。しかし、現状は、今年度の6月1日には12万314人と、計画より1万人以上減少しています。人口減少は交付税を初め財政にも影響するものであり、今後の健全財政を運営する点でも、将来の人口規模を想定した社会資本整備を考え、過大投資にならないよう、起債・借金を極力抑えていくことが重要であります。都市計画マスタープラン改訂版による都市づくりの視点では、社会情勢の変化などに対応するため、既存市街地を基本として、今ある施設を活用しながら、市民生活や経済活動に配慮した都市づくりを進めるとあります。(仮称)暮らしの会館については、アンケート結果では、建設に反対する人は賛成する人の4倍に達しています。民間主体で事業を進めるとしていますが、一定の市の財政的な持ち出しは避けられない箱物になることと思います。改訂版では、既存施設の活用を図るべきとあり、その点からも、野幌地域には、公民館、公会堂、体育館、図書館、消防本部、林木育種場、旧ヒダ工場のアンテナショップなどがあり、それらの施設を有効利用し、不十分であるならば増築や改修をして対応すべきであり、既存施設の活用でこそ投資的経費の縮減につながるのではないかと考えますが、いかがなものかお尋ねします。3点目に、都市計画の見直しについてです。江別の顔づくり事業を考える会が、これまで、北海道都市計画審議会への意見書提出や北海道への働きかけ、北海道警察への要請行動、江別市建設部とその時々の問題点についてなど、8年にわたり活動をしてきました。それらの行動や主張が住民の願いと一致していることはアンケート結果からも明らかで、江別の顔づくり事業を考える会の方向性と多くの住民が共通した考えであることに確信を得ることができました。しかし、根本的には、都市計画を変更しなければ、駅南通りや南広場の縮小・見直しができないわけであります。江別市都市計画マスタープランは平成16年から平成35年までの20年間の都市計画であり、第6次江別市総合計画が今年度からスタートしたことにより改訂されました。改訂版では、今後10年間の計画期間だけでなく、その先の長期的な見通しを持った計画と位置づけられています。まちづくりの基本となる都市計画で最も重要な指標の一つに、さきに述べた人口推計が大切であります。日本の将来人口をめぐる厳しい推計が発表されました。2040年には江別市の人口は9万2,980人、昭和63年の人口規模になるわけで、現在の大麻地区住民に匹敵する人口が減少することになります。それに加え、高齢化率は40%を超え、後期高齢者人口は26%で、2万4,000人を超える推計予測があります。これは25年後の江別市の人口構成であります。改定された都市計画は長期的な見通しを持った計画としていると報告されていますが、これらの統計から、江別市だけでなく全国的に減速経済・縮小経済になると思います。その基本となる人口と高齢化社会を目の前にした、将来の変化に対応した都市計画を再考すべきと考えるものです。アンケートの分析で、駅環状道路による鉄東線の分断には反対の声が多く、賛成意見の2倍であり、駅南通りについても、必要だと思わない人の声が必要だと思う人の3倍にもなっています。市当局はこれらの意見を尊重すべきであり、市長が現行の計画を変更する意志があれば、都市計画審議会等で再度検討することも可能であります。愛知県犬山市では、過去の総合計画で、近代的な町並みと商業の発展のためには都市計画道路の幅員拡大が必要ということでありました。しかし、犬山の町並みを考える会などの住民運動が粘り強く反対運動を続け、市当局は、平成10年に都市計画道路の凍結、平成12年に都市計画道路の見直しを発表し、市都市計画審議会での議決を経て、平成17年、市は正式に、本町通線と新町線の2本については拡幅を行わず、現幅員で整備することとしました。この事例からの教訓としては、市当局が住民の運動や市民の声を無視することなく、謙虚に耳を傾けたことであります。住民との協働でまちづくりを進めた結果、電線の地中化や道路美装を行い、観光客が大幅に戻り、商業活性化にもつながりました。全国的にも、上からの計画に従うよりも住民の声を重視した都市計画がよりよい計画になっていることが、他の自治体の例でも明らかであります。その立場で都市計画を再考すべきと考えますが、いかがなものかお伺いして1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
森好議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、平和都市宣言についてお答えしたいと思います。まず、平和諸団体と協働した取り組みについてでありますが、市では、平和の尊さについて理解を深め、学校や家庭を初め、さまざまな場で市民の皆様が平和のあり方についてみずから考えるきっかけになることを願い、現在、平和都市宣言の策定を進めているところであります。宣言では、平和な社会の実現に向けて、市民一人一人が確かな意思を持って行動していくことに重きを置いて検討しておりまして、平和諸団体が平和の推進活動を展開していくことは大変意義のあることと考えております。市民や団体がそれぞれの立場で役割を担うことが、広範な平和につながっていくものと考えており、市といたしましては、より多くの市民や団体の方々が参加できる形で、平和を希求するための各種事業を実施してまいりたいと考えております。次に、被爆体験者や戦争体験者の声を聞くなどの多彩な企画についてでありますが、戦争の実体験をお持ちの方々が年々少なくなってきておりますことから、次の世代に平和の尊さを伝えていくことは非常に大切なことであります。市では、戦没者追悼式をとり行う中で、戦争の体験や平和の大切さを語り継いできており、また、ヒロシマ・ナガサキ原爆写真パネル展の開催や、情報図書館に平和特集コーナーを設置するなど、平和に関する取り組みを行ってきたところであります。今後も、これまでの平和に関する取り組みを継続するとともに、先ほどお答え申し上げましたように、より多くの市民や団体の方々とともに、不戦を誓い、核兵器廃絶と平和の大切さを広く祈念することができるような事業を積極的に展開してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 総務部長 佐藤哲司(総務部長は2015年6月まで)
私から、国民健康保険事業についての御質問のうち、滞納への対応について御答弁申し上げます。まず、経済的困窮からの滞納世帯数についてでありますが、債権差し押さえのうち国民健康保険税関係の件数につきましては、平成24年度実績で1,113件となっております。次に、経済的困窮などの滞納理由については、滞納者への納税相談などを通じて把握しているところでありますが、平成24年度決算における国民健康保険税の不納欠損処分の件数は1,069件であり、このうち経済的困窮による件数は280件で、全体の26パーセントとなっております。次に、差し押さえの手順についてでありますが、地方税法では、納期限経過後20日以内に督促状を発布し、その後10日を経過した日までに完納しない場合は、法律上、差し押さえをしなければならないと規定されております。しかしながら、直ちに差し押さえを行うということではなく、まずは、電話や文書による催告を複数回行って納税を促しております。さらに、次の段階として、納税相談により生活実態など個別の事情を聞き、分割納付に切りかえるなど、できる限り納めやすい方法について話し合うため、通常の開庁時間内はもとより、毎週木曜日の夜間相談窓口や月末の日曜相談窓口を開設しているところであります。こうした滞納者に対する独自の取り組みを重点的に行うことに努めているところでありますが、それでもなお、負担能力がありながら未納の状態が続いたり、納税相談に応じていただけない場合には、国税徴収法に基づき、預金や給与などの財産調査を行い、最終手段として差し押さえに至るという手順を踏んでいるものであります。次に、差し押さえ件数の道内自治体との比較についてでありますが、御質問の中に例示のありました当市の件数につきましては、平成23年度の市税全体の差し押さえ件数でありまして、このうち国民健康保険加入世帯に係る件数は1,144件であります。当市の差し押さえ件数については、滞納整理の手順に基づく結果であり、今後とも税負担の公平性を確保する観点から、納税相談等による収納対策を進めるとともに、最終的には、法に基づき適切に対応してまいりたいと考えております。私からは以上であります。
答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)
私からは、国民健康保険事業についてのうち、資格書・短期証である被保険者の死亡事例について御答弁申し上げます。資格証明書につきましては、国民健康保険法に基づき、電話催告や夜間・休日相談の案内などに応じていただけず、被保険者証の窓口更新と短期被保険者証交付を経てもなお国民健康保険税の納付がない場合に、資格証明書交付審査委員会において世帯の状況を慎重に確認した上で交付しております。また、短期被保険者証につきましても、同じく国民健康保険法に基づき、長期にわたり国民健康保険税の納付がなく、納付相談に応じていただけない場合に、有効期限が3カ月の短期被保険者証を交付しているところであります。これまでも、受診の希望があった場合や医療機関から連絡があった場合には、相談の上、直ちに短期被保険者証を交付する対応をしており、また、相談内容によっては、他の福祉部門と組織横断的に連携して対応してきたところであります。御指摘の事例についてでありますが、保険証を提示することなく受診し、後日、保険適用となった件数は把握できますが、受診の遅れなどについては不明であります。今後におきましても、医療の受診抑制につながらないよう、きめ細やかな相談に努めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。
答弁 建設部長 西村晃一(建設部長は2015年3月まで)
私から、江別の顔づくり事業について御答弁申し上げます。まず、1点目の全地域を対象とした意見交流会の開催につきましては、平成24年第4回定例会でお答え申し上げておりますが、基本構想や基本計画、都市計画決定など、大きな節目の段階で顔づくり事業や連続立体交差事業などの市民説明会を開催してきたほか、事業実施の段階でも、広く市民の方々に個別事業の進め方や駅前広場、街路整備の内容について御理解いただくための説明会を開催してきたところであります。これらの個別事業の進捗状況につきましては、市の広報やホームページにおいて市民の方々にお知らせしておりますが、今後につきましては、より多くの市民の方々に顔づくり事業の周知が図られるよう、PRの手法を工夫してまいりたいと考えております。次に、既存公共施設の活用についてでありますが、(仮称)市民交流施設につきましては、市民活動の中心的な施設として、南側の拠点街区においてさまざまな市民が交流する場の提供を目的として、民間の企画力や資金力の活用による民設民営での整備を基本としているところであります。今後、広く市民の方々の御意見を伺いながら、平成29年度以降の整備に向けて、準備作業を進めてまいりたいと考えております。次に、都市計画の見直しについてでありますが、平成24年度に連続立体交差事業が完了し、これまで、鉄道交差道路7路線が整備されたところであり、平成26年度には北口駅前広場が完成し、駅南側では中原通りと南大通りが全線開通するほか、野幌駅南通りの工事に着手しております。また、駅南側の土地区画整理事業及び街路事業にかかわる建物の移転補償が着実に進捗してきております。平成26年3月に改訂した江別市都市計画マスタープランの中で、野幌駅周辺は中心市街地として育成していくことが位置づけられており、江別の顔づくり事業を引き続き推進し、都市基盤整備や交通結節機能の強化、歩行系空間の充実などを図っていくこととしております。今後におきましても、都市計画決定された内容に基づき、着実に都市基盤整備を進めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。
答弁 水道部長 松田俊樹(水道部長は2017年3月まで)
私から、水道事業について御答弁申し上げます。まず、水道料金の引き下げについてでありますが、水道事業は、現在、平成26年度から平成30年度までの中期経営計画に基づき事業を推進しております。今後の経営環境は、給水人口が年々減少し、給水収益の減少傾向が見込まれております。こうした中で、老朽化施設の更新や耐震化などへの取り組みを進め、水道事業が長期的に安定したサービスを提供するためには、その財源を確保していかなければならず、計画にも予定しておりますとおり、企業努力を続け、現行の料金を維持してまいりたいと考えております。次に、基本水量の見直しについてでありますが、初めに、水道料金における基本料金と基本水量について御説明させていただきます。基本料金は、検針や料金収納に要する経費、メーター設置費、水道施設の維持管理費などの固定費を賄うために設定しているものであり、その上で、生活用水の確保という観点から基本料金は低廉に設定し、水を多くお使いの方には段階的に高くなる従量料金制を採用しているものであります。また、これに対応する基本水量につきましては、公衆衛生の向上、生活環境の改善という観点から、基本料金に一定の水量を付与して、その範囲の水使用を促すために設定しているものでありまして、江別市の場合、8立方メートルまでは基本料金だけで御使用いただけるということであり、8立方メートルから10立方メートルに基本水量を設定している自治体は道内35市中24市であります。そこで、基本水量の見直しについてでありますが、このような基本水量を引き下げるということは、水道事業の減収となり、継続的に事業を運営するためには基本水量を超えて使用されている皆様にも影響を及ぼすこととなります。現在の中期経営計画におきましても料金体系の検討を行っておりますが、今後、さらなる人口減少や単身高齢世帯の増加などが予想されることから、基本水量の見直しにつきましては、経営の長期的展望を見据えた中で、次期計画策定の際の料金体系全体の見直しにおける研究課題の一つとして認識しているところであります。次に、低所得世帯の水道料金軽減についてでありますが、低所得世帯に対する施策といたしましては、江別市全体の施策の中で慎重に検討すべきものと考えております。いずれにいたしましても、水道事業を運営する公営企業として、低廉な生活用水を確保し、長期的に安定した市民サービスの向上に努めてまいりたいと思います。私からは以上です。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
私から、平和都市宣言についてのうち、平和教育の一環として原水爆禁止世界大会への中学生等の派遣について御答弁申し上げます。市内の小・中学校では、日ごろから平和教育の推進に努めており、授業の中で、広島市や長崎市で原爆が投下され、多くの尊い命が失われたことを学ぶほか、実際に戦争を体験された方のお話を子供たちが直接伺う取り組みを行っている学校もあります。また、毎年行っております市の戦没者追悼式におきましても、小・中学生が献花を行うことで、平和を願う気持ちの醸成につながっていると考えているところであります。戦後69年を経て戦争の悲惨な記憶が薄れつつある今、子供たちに原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを伝え、次世代に語り継いでいくことは大切なことと認識しており、今後とも、平和についての理解を深める学習を推進してまいりたいと考えております。御質問のありました原水爆禁止世界大会への派遣につきましては、道内の幾つかの自治体において、平和に関する作文などで選考された小・中学生を広島市あるいは長崎市に派遣していることは承知しているところであります。このような派遣は意義のあることと認識しており、当市といたしましては、より多くの中学生等に平和の大切さを理解してもらえるよう、さまざまな方法や仕組みを検討してまいりたいと考えております。私からは以上であります。
再質問 森好勇
要望を含めて2回目の質問をしたいと思います。初めに、国民健康保険関係についてお聞きします。全日本民主医療機関連合会の調査結果から、手遅れによる死亡事件が発生していることが明らかになっています。江別市でもそのような事実はないのか。資格書を発行しているのは保険者である江別市であります。2013年の民医連の調査では、経済的理由で症状が悪化し死亡した事例が、2013年の1年間で57例に上ると発表しています。57名中32名が資格書・短期保険証の方でありました。民医連の事務局長は、経済的困窮と、丁寧な相談体制がつくられていない事例が起きていると指摘しています。答弁では、受診の遅れについては不明とのことですが、それでは、資格書などの被保険者の死亡があったのかどうかをお聞きしますので、答弁をお願いします。二つ目には、死亡事例について、答弁では、先ほども言ったように、受診遅れなどの死亡事故については把握していないとのことですが、全国的にも、受診の遅れで痛ましい事故が相当起きていることは事実であります。民医連の2013年度調査からは、資格書・短期証さえ持たない無保険の人は23人でした。江別市においても、被保険者の死亡原因の一つに、短期証等の保険証が手元にないために死亡事故につながっていることがあるかもしれません。保険証更新時、窓口にある保険証の総数は、昨年9月時には、何と1,898件になっていますが、その内容、状況についてお聞きしますとともに、北海道より国民健康保険被保険者証の適正交付について各保険者に通知されていますが、北海道の通知をどう受けとめ、この間具体的にどう取り組んできたのかお聞きします。三つ目には、差し押さえについては、地方税法、国税徴収法にのっとって行っているという回答ですが、他市と比較しても差し押さえ件数が異常であります。2011年度の道内都市での差し押さえ件数は、函館市が80件、小樽市は48件、室蘭市は49件、釧路市は19件となっております。それらの都市は地方税法を遵守していないと考えているのか。私はそうではないと思います。国保を社会保障として位置づけ、市税と区別して対応しているからではないでしょうか。江別市の現在の対応は、一律的、機械的に実施されている結果、他都市より国保滞納者に対する差し押さえ件数が異常な数になっているものと推察します。そのための手法の一つに、不納欠損を出さない方策として、滞納金の時効防止のために、滞納者に連絡を取りつつ差し押さえ予告などの脅迫的催促状を送付し、時効を防ぎつつ保険税徴収を強める効果を狙っているものとも思えます。差し押さえ金額は市税等を含み15億4,100万円ですが、国保税滞納者に対する債権差し押さえ件数が、平成24年度では1,113件にも上るということです。苫小牧市を参考にすると、江別市の国保税の差し押さえ額は、私は4億円前後なのではないかと思います。国民健康保険法第110条第2項では、保険料その他この法律の規定による徴収金の徴収の告知または督促は、民法第153条の規定にかかわらず、時効中断の効力を生ずるとしています。催促状、差し押さえ予告は、保険税の収納率を上げること、時効を逃れることであり、取りっぱぐれをなくすために、催促状をいやが上にも出していると思います。国民健康保険法第1条には、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とするとあります。この目的条項は、憲法第25条第2項の、国は、全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないということに対応したものであります。この憲法第25条を受けたものが国民健康保険法ということであります。岩見沢市では国保の差し押さえ件数は7件で、江別市では1,000件を超えることからも、国保滞納者に対する差し押さえについて、他市の実態から学ぶことが必要であると思いますが、今後の対応についてお伺いします。次に、江別の顔づくり事業についてです。意見交流会についての質問ですが、市民全体を対象とした説明会は、過去、平成17年に1度だけであり、その後の説明会というものは、地権者や対象地域の関係者、一部の団体等の限られた範囲で行われています。顔づくり事業は期間の半ばを過ぎていることでもあり、江別市の全住民を対象とした一方通行的な説明会ではなく、双方向の意見交流会が求められていると思いますので、再度答弁をお願いします。二つ目に、(仮称)市民交流施設、暮らしの会館についてです。新たな箱物をつくる必要性があるのかと私は尋ねていますので、答弁とかみ合っていません。私の質問は、人口減少や少子高齢化を迎える中で、また、今後の江別市の財政運営を考えると、現在ある公共施設を有効活用してはどうかとお聞きしていますので、答弁をお願いします。次に、都市計画の見直しについてですが、答弁では、都市計画決定された内容を着実に進めていくということです。顔づくり事業に限って言うならば、計画段階と現状が大きくさま変わりしているということです。今後の人口減少や高齢化に伴い、まちづくりには、その計画の再検討が必要だと思っています。もちろん道路網だけでなく、高齢者にとっては、公共交通の充実、高齢者への交通費支援、市内循環バス、冬も安心できる雪道の確保など、高齢者が活動・行動しやすい施策が今後検討されなくてはなりません。そこで、私はアンケートの一部を紹介したいと思います。現在進められている事業に対し、多くの住民が怒りを持った疑問を呈していることです。自由記載欄には相当な意見が寄せられていますが、二、三件紹介します。1人目は、計画から時間がたって周りの状況は変化しているのだから、途中で見直すことも必要だ。税収は減っていくはずなのに、誰が支払いの責任を負うのか。2人目は、駅周辺の開発より市民の暮らしをよくするのが先決だ。税金の無駄遣いはやめてほしい。市立病院までのバスの無料化、高齢者パスや国保税の引き下げなど、やるべきことは多数ある。3人目は、人口減、高齢者化等で極めて財政が厳しい状況が今後さらに続くことが考えられることから、この都市計画のメリットがわからない。この計画でこの地域や市全体が活性化するとも考えられない。4人目は、市財政の無駄遣いより、福祉のまちというイメージのあるまちづくりが必要ではないか。次に、野幌駅周辺商店街の活性化についての意見では、道路の拡幅でまちが活性化するかとの質問では、思わないという意見が約6割、思うという意見が22.2%という結果でありました。それぞれの主な意見について、二、三件紹介したいと思います。商店街活性化について聞いている質問では、道路を拡幅すれば活性化するとは言えない。商店街の魅力が必要である。人口減・高齢化で買い物客も減少してゴーストタウン化するおそれがある。次に、野幌駅南口広場についての意見では、必要ないとの意見が63.1%、必要だと思うとの意見は23.8%でした。1人目は、野幌駅高架で南北が直結したので二つの駅前広場は要らない。北側だけで十分。2人目は、広場により車が直進できないのは非常に不便。交通の悪化である。3人目は、計画段階よりも現実に人口が減っているこの江別地区には不要。暮らしの会館では、意見の57.2%が反対で、賛成は17.6%であり、1人目は、これ以上箱物は要らない。2人目として、旧ヒダれんが工場跡の活用などの意見も寄せられています。まだまたありますけれど、時間の関係上はしょって報告、紹介しました。これらの声を、江別の顔づくり事業に対する住民の願いと受けとめることが求められています。平成18年から32年間とされる工事期間も中間点を過ぎましたが、都市計画の修正は可能な時期であります。昨年11月に、北海道の札幌建設管理部当別出張所がアンケートを実施していますが、その内容は、おおむね鉄道高架化に伴う通勤・通学等生活状態の変化に関するものであり、高架化の成果評価に対するアンケートでありました。私たち江別の顔づくり事業を考える会の行ったアンケートは、進行形であるこの事業に対して、住民にはどのような意見があるのかというアンケートであります。アンケートからも、市民は鉄東線分断による駅環状道路には反対していますし、南広場についても無駄な税金を使ってほしくない、暮らしの会館についても不要との声が多数であります。これらの事業を見直すことになれば、十数億円の不用額を出すことになるのではないかと思います。考える会は素人集団で相談して、アンケート2,500枚を配布し、このような結果となりましたが、計画時と大きな状況変化があることからも、まちづくりの専門家集団である建設部でこそ広範な市民を対象とするアンケート等を早急に実施し、考える会のアンケートにこれほどの声が寄せられていることからも、まちづくりのプロである建設部が創意工夫の手だてをとり、自治基本条例の立場で、住民が主人公のまちづくりを目指していただきたく思います。そして、その結果を都市計画に生かせるよう提言して、私の2回目の質問を終わりますが、要望事項を二つほど述べておきたいと思います。平和を希求する各種事業を実施してまいりたいと、前向きで積極的な答弁でありました。ここで、しんぶん赤旗のインタビューに掲載された山形県首長九条の会代表で現職の米沢市長である安部三十郎さんの記事を紹介したいと思います。市長になる前から憲法第9条は大事だと感じていました。市長として戦没者追悼式等平和にかかわる行事に取り組む中で、市内の戦争体験者や遺族の思いを見聞きし、悲惨な戦争の現実を学びました。そこで、憲法第9条が大事だというだけでなく、市長として憲法第9条を守るために行動しなければいけないと強く思うようになりました。住民が戦争に巻き込まれることなく、平和に暮らすために努力するのは首長の義務です。米沢市は、4年前から、中学生代表が広島、長崎、沖縄を訪問し平和を学ぶ事業を始め、毎年12月には平和講演会を開催してきました。参加した中学生の作文からは、国のあり方や国際社会にまで目を向ける姿が読み取れ、うれしく感じます。引率した職員も中学生の真剣な姿に感動し、積極的な変化があります。平和の大切さや憲法第9条の重要性などを幅広い市民と話し合っていきたいと述べています。中学生等の派遣については、いろんな事業で検討していきたいという先ほどの答弁でありましたが、僕が驚いたのは、道内でも安平町というところでは中学生を毎年6名出しているそうです。全国的にはもっとすごいところがあります。例えば、東京都板橋区では中学生を46名出しています。広島市と長崎市に23名ずつ出しているところもある。そういう部分では、先ほど言ったように、各種事業に取り組むということですから、ぜひとも積極的に前向きにお願いしたい。日本共産党は、人類の死活にかかわる核戦争の防止と核兵器の廃絶を綱領に掲げている唯一の政党です。今年開かれた第26回党大会では、人類は今、国際的な紛争問題を平和に解決し、核兵器のない平和で公正な世界を実現するために大きな歩みを進めています。来年4月、5月に開かれる次の核不拡散条約再検討会議に向かって、非同盟運動など圧倒的多数の国々が市民社会と協力し、核兵器使用の非人道性を告発して共同を広げています。私たちは、核兵器の非人道性を直接体験した国の運動として、2010年と同じように、国民の核兵器廃絶の願いを幾百万の署名とし、世界的な共同行動を発展させ、国際政治に対し、核兵器全面禁止の交渉を直ちに開始するよう求める決意です。こういうことを党大会で決定しましたが、この立場からも、江別市も核兵器廃絶の行動を進めていくよう要望いたします。最後の要望ですけれども、水道事業についてです。答弁では、基本水量の見直しについては、経営の長期的展望を見据えて次期計画策定のときに考えていくということで、早急な料金改定はしないということです。中期経営計画では、人口減少や節水型機器の普及により給水収益が減少傾向にある。現行の水道料金を維持しながら、過度に借金に依存しない。一定の純利益を確保する。営業収支比率や経常収支比率を見ても健全な状態となっていると記され、水道部自身が認めているわけであります。一定の利益の物差しでありますが、当初の中期経営計画は平成19年度から平成25年度ですが、この期間で、計画よりも5億9,722万1,000円、この7年間で18億462万4,000円の純利益を上げているのです。7年間ですから、7で割り返すと、年間2憶5,000万円を超える利益を上げています。計画を超える利益が毎年継続されているのであれば、計画より多い利益については市民に還元できると思います。さらに、水道基本水量の使用件数についてですが、平成23年度の決算資料では、6立方メートル未満が12.8%、8立方メートル以下が9.8%です。特に、大麻地区では2立方メートル未満が2.5%で6立方メートル未満の合計が15.0%で七、八軒に1軒が6立方メートル未満であり、市内全体でも6立方メートル未満は12.8%、8立方メートル以下の合計は22.6%ですから5軒に1軒以上、6立方メートル未満は8軒に1軒が基本水量以下になります。投資的な部分については公平ということで8立方メートルにしているということですけれども、基本水量に達しない世帯は、ひとり暮らしや高齢者世帯が大半であると思います。市民感情的に、それらの世帯の方々は、投資的経費を公平の負担として基本水量の8立方メートルを負担することには納得しがたいものがあると思います。月4万円から5万円の生計費で冠婚葬祭にも出られない。介護サービスも十分に利用できない。1日の食事代は500円と決めている。まさに爪に火をともすように節約して暮らしています。住民の目線で、公共料金の負担軽減について、低廉な水道料金を真剣に考えていただきたい。水道事業は、特に公共の福祉という立場から、水道料金検討部会でいろいろな角度から早急に検討していただくことを強く要望して、2回目の質問、要望を終わります。
答弁 総務部長 佐藤哲司(総務部長は2015年6月まで)
私から、国民健康保険事業について、差し押さえに関する今後の対応についての再質問に御答弁申し上げます。当市の差し押さえにつきましては、先ほども御答弁申し上げましたとおり、滞納整理の手順に基づく結果でございます。今後におきましても、税負担の公平性を確保する観点から、まずは、納税相談等による取り組みを重点的に行った上で、最終手段として、法に基づき適切に対応してまいりたいと考えております。私からは以上です。
答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)
私から、資格書・短期証である被保険者の死亡事例に関する再質問に御答弁申し上げます。まず、国民健康保険の資格証明書などの被保険者の死亡があったのかという御質問でありますが、平成25年度においては、資格証明書の方が1件、短期被保険者証を受け取りに来られなかった方が1件、死亡により資格喪失となっております。なお、先ほどもお答えしましたとおり、受診遅れなどとの因果関係については不明であります。次に、保険証更新時に窓口にある保険証の総数の内容と状況、北海道からの通知の受けとめと取り組みについてでありますが、御質問の1,898件につきましては、被保険者証更新時期の9月時点における窓口での相談交付対象者の総数で、一般被保険者証の該当者716件、短期被保険者証の該当者980件、資格証明書の該当者202件であります。また、北海道の通知は、保健福祉部健康安全局参事から各市町村国民健康保険担当課長宛てに出されたものであり、その内容は、被保険者証が切れ目なく被保険者の手元に届くような措置に努めることと、高校生以下の子供たちには有効期間が6カ月以上の短期被保険者証を交付するよう配慮を依頼されたものであります。市では、従前より、短期被保険者証の1回目の更新については、受診抑制とならないよう、窓口更新の案内に応じていただけない方に郵送しており、2回目以降の更新については、被保険者と接触する機会を確保した上で、窓口での相談交付をしております。また、高校生以下の子供に対しましては、有効期間が1年の一般被保険者証を送り、配慮しているところであります。今後とも、切れ目のない被保険者証の交付に努めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。
答弁 建設部長 西村晃一(建設部長は2015年3月まで)
私から、江別の顔づくり事業の再質問に御答弁申し上げます。初めに、意見交流会の開催についてでありますが、これまでも個別事業ごとに説明会を開催しており、また、節目での市民説明会や、高架開業時にはシンポジウムを開催するなど、その時々の状況に応じて市民の方々の御意見を伺ってきております。今後におきましても、北口駅前広場の完成や8丁目通りの進捗に応じて、説明会やシンポジウムの開催を広く市民に周知してまいりたいと考えております。次に、既存公共施設の活用についてでありますが、(仮称)市民交流施設につきましては、先ほどもお答え申し上げましたとおり、市民活動の中心的な施設として、交通アクセスのしやすい南側の拠点街区において民設民営での整備を基本としているところであります。今後に向けましては、施設のあり方を含め、広く市民の方々の御意見を伺いながら検討を進めてまいりたいと考えております。次に、都市計画の見直しについてでありますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、平成26年3月に改訂された江別市都市計画マスタープランの中で、引き続き、野幌駅周辺は中心市街地として位置づけられておりますことから、今後とも都市計画決定された内容に基づき、江別の顔づくり事業を着実に推進してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 森好勇
最後の質問になります。答弁で、平成25年度において、死亡による資格喪失は、資格書の方が1件、短期証で受け取りに来られなかった方が1件とのことですが、それ以前にもこのような実態があると思います。受診の遅れが要因となっているかは定かではないとのことですが、江別市は保険者として保険証を発行している責任から、因果関係を調査する責務があると思います。今後において、死亡に至った経緯を調査するよう要望しておきます。次に、差し押さえに関してですが、機械的差し押さえについて、鳥取地方裁判所、広島高等裁判所において違法との判決が出されています。この判決を受けて、鳥取県では、預金口座の差し押さえに対する滞納整理マニュアルをつくっております。一つに、取引履歴から児童手当などの特別法による差し押さえ禁止債権の入金の有無について十分に確認する。二つに、預金履歴から差し押さえ禁止財産の入金が確認できた場合、国税徴収法等に規定する差し押さえ禁止相当額を控除する。三つには、滞納者の申し出で、差し押さえにかかわる預金原資が差し押さえ禁止財産であると識別・特定が可能と認められる場合、直ちに差し押さえを解除・取り消しすることとしました。差し押さえ禁止財産が預金になったからといって差し押さえをしてはならない。差し押さえ禁止財産を実質的に使えなくするような当局の差し押さえは全て違法というものです。国税徴収法の第75条から第78条に差し押さえ禁止財産が規定されています。生活に必要な3カ月間の食料・給料・年金・手当などの一定額については差し押さえすることはできません。しかし、当議員団の生活相談に訪れる方々の中からは、差し押さえされて生活できない。家賃も払えない。交通費もない。このままだと死にたいというような悲惨な声が寄せられています。江別市では、2012年には財産調査を2万4,943件行っていますが、その調査段階で国保税と地方税の取り扱いを区別するべきだと思いますが、いかがなものかお伺いします。次に、顔づくり事業の関係については、部長答弁が前向きに聞こえたのですけれども、説明会やシンポジウムを開催していきたいということと、(仮称)市民交流施設についても、あり方を含めて市民の方々の意見を伺いながら検討したいとのことですので、そういう場や設定を早急に検討していただくことをお願いして、私の質問を終わります。
答弁 総務部長 佐藤哲司(総務部長は2015年6月まで)
私から、国保税と地方税の取り扱いを区別するべきとの再々質問について、御答弁申し上げます。1回目の御質問にもお答え申し上げましたとおり、滞納している方には、生活の実態など個別の事情を聞き、分割納付に切りかえるなど、まずは納税相談を重点的に行っているところであります。差し押さえはあくまでも最終手段であり、預金や給与などの財産調査を行い、負担能力を見きわめた上で決定しているもので、差し押さえ禁止財産まで差し押さえしているものではございません。国民健康保険税の滞納処分につきましては、地方税法に基づき、他の税目と同様の取り扱いをしているところでございます。以上であります。