みんなの議会

江別市議会 平成18年第2回定例会 2006年6月15日

(1)子育て支援について/(2)エイズ対策について/(3)教育行政について/(4)福祉行政について

2006年6月15日、江別市議会の一般質問で、宮川正子議員が「子育て支援について」「エイズ対策について」「教育行政について」「福祉行政について」について質問し、市長 小川公人、健康福祉部長 宮内清、教育長 高橋侃、教育部長 佐々木雄二、助役 中川正志が答弁しました。

質問者
宮川正子 議員
答弁者
市長 小川公人、健康福祉部長 宮内清、教育長 高橋侃、教育部長 佐々木雄二、助役 中川正志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 宮川正子

ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問をさせていただきます。子育て支援についてお伺いします。2005年我が国の合計特殊出生率は1.25と史上最低を更新しました。2005年版国民生活白書のテーマは、子育て世代の意識と生活と題し、子育て世代が直面する現状と課題にスポットを当てています。子育て世代とは、これから結婚しようとする若者から大学生の子供がいる親までの世代を指します。子育て世代の意識は、いずれ結婚して子供を持ちたいと考えている人が多く、また、理想の子供の数も2.5人程度と、出生率が低下し続けたここ20年以上、大きく変化していません。白書では、出生率低下の要因として、結婚や子育ての経済的・心理的な負担が高まっていることを挙げています。子育て世代の意欲を増加し希望を実現するためには、そうした負担感を社会全体で支えるべきと提言しています。望みどおりの数だけ子供を生める環境が整えば、出生率の回復が見込めることを示しています。出生率の低下する原因の一つに、教育費の負担の大きさが挙げられ、特に就学前教育と高等教育において私費負担の割合が高くなっています。先日、乳幼児のお子さんをお持ちのお母さんたちと懇談する機会があり、いろいろお話をお伺いすることができました。その中で、2人のお子さんをお持ちのお母さんより、上の子は3年保育にしたけれども、上の子に経済的負担が掛かり、下の子も3年にしたいが貯金することができず、2年保育も難しいとお話しされていました。また、幼稚園の入園支度金は七、八万円掛かるようですが、その入園金が準備できず、幼稚園にお願いして分割で入園金を支払い、ようやく入園できたとお話しされたお母さんもいました。立川市では、幼稚園教育の一層の普及充実を図るため、幼稚園に入園するお子さんをお持ちの保護者を対象に、無利子で入園支度金の貸付けを行っております。貸付金は7万円で、返済は毎月7,000円ずつ返済しています。少子化の中で、近所に遊べる子がいないために、幼稚園に3歳から入る家庭が今多くなっていることから、その分若い人たちに負担が重くのし掛かっています。幼稚園教育は、幼児の心身ともに調和の取れた望ましい成長・発展を図り、また、生涯学習の基盤を培う観点からも重要な役割を果たしております。以上のことから、1点目として、江別市においても安心して子供を生み育てられるまちづくりを進めるために、就学前教育の負担を少しでも軽減する私立幼稚園入園準備金の貸付けを導入すべきと思いますが、教育長のお考えをお聞かせください。続きまして、認定こども園についてお伺いします。児童福祉法に基づく保育園と学校教育法に基づく幼稚園では、目的や機能が異なり、所管も前者が厚生労働省、後者が文部科学省の縦割りで様々な制約があります。また、ゼロ歳児から5歳児のための保育所の場合、保育時間は標準8時間と長めですが、子供を入所させることができるのは、親が働いている家庭に限られており、一方、3歳児から5歳児が対象の幼稚園は、親が働いていなくても子供を入園させることができるが、預かり時間は原則4時間と短いです。今の社会の現状では、共働き世帯の増加に伴い、保育所への入所待ちをしている待機児童が全国で2万3,000人を上回る一方で、幼稚園は少子化の影響により定員割れが相次ぐという需要と供給のミスマッチがあります。私が受けたご相談で、ご主人がリストラになり、奥様が働くことを決意し、子供を保育園へ入園させて仕事を探そうと役所にいらしたそうですが、勤め先が決まっていないと申込みができないし、たとえ仕事が決まっても空きがなければ入れないとのことで、大変お困りになっていました。このようなご相談は大変多く受けます。このように幼稚園児の減少、保育園の入所待機児童の増加、地域社会と家庭の子育て機能の低下による子育て支援の必要性など社会的要請が存在し、この流れを止めるのは困難な状況であり、保育の場の再編に向かって大きく動いているのが現状です。今回閣議決定された幼保一元化法案で示されている認定こども園は、就学前のゼロ歳児から5歳児に保育と教育を一体的に提供する幼稚園と保育所の両機能を兼ね備えた施設です。親が働いているかどうかに関係なく子供を入園させることができ、預かり時間も保育所並みの8時間としています。地域における子育て支援を行う施設であるということも、認定こども園の要件として含まれています。認定こども園の施設形態としては、(1)幼稚園と保育所が連携して、一体的に運営を行う幼保連携型、(2)幼稚園の機能を拡大し、保育所の機能を加える幼稚園型、(3)保育所の機能を拡大し、幼稚園の機能を加える保育所型、(4)幼稚園、保育所のいずれの認可もないが、地域の教育・保育施設が総合施設として機能を果たす自治体独自設置施設の4タイプを認定、職員配置などの具体的な認定基準は国が定める指針を基に都道府県が条例で決定し、基準を満たす施設を都道府県知事が認定こども園として決定することになっています。利用料は基本的に施設が決定し、利用手続については施設と利用者の直接契約になります。職員の設置や研修はもとより、幼稚園と保育所両方の機能を持ち、さらに通園していない家庭の子育て支援を行うという新たなサービスの提供の枠組みだけに、周到な準備が必要です。保育園と幼稚園の実情をよく見て、公立、私立の役割分担も含め、ニーズに応じた効率的な在り方をよく検討して対処していかなければならないと思います。また、保育料においても高過ぎないこと、所得の低い家庭には料金を引き下げることなどして、幼保の良いところを引き出し、利用者に喜ばれる施設になることを望みますが、江別市においてはどのように進められるのか、お考えをお伺いします。続きまして、エイズ対策についてお伺いします。エイズ予防指針が4月1日付けで見直されました。背景に、我が国のエイズを取り巻く深刻な実態があります。感染者は増加の一途をたどり、2004年に感染患者の新規報告件数が年間1,165件に達し、初めて1,000件を突破、2005年で過去最高の1,199人だったことが厚生労働省の集計で分かりました。初の患者を確認した1985年以降の累計は1万1,000人を超えました。先進各国では、新たな感染者の数は横ばいなのに、日本では若い世代の増加に歯止めが掛からない状況が続いています。最近の傾向として、地方で感染患者が増加し、この5年間に感染した人のうち、20歳代以下が全体の約35%、30歳代が約40%を占め、若い世代を中心に感染が拡大しています。こうしたことから予防指針は、正しい知識の普及、啓発及び教育、検査・相談体制の充実、医療提供体制の再構築を柱に、総合的な予防体制の方向性を示しました。特に普及、啓発と教育は、従来にも増して重要度を増しています。子供たちの体と健康を守るため、正しい性知識を教えていくことが大事と考えます。以上のことから、1点目として、10代の性意識が大きく変化している中、思春期の健康支援としてのエイズ対策を江別市としてどのように取り組まれているのか、お伺いします。また、2点目として、若年層の感染割合が高く、深刻な状況になっていることから、早くからの予防教育が必要と思われますが、学校でのエイズ教育をどのように進められているのか、また、今後の対応について、教育長にお伺いします。続きまして、夢、希望をはぐくむ教育についてですが、経済産業省では、起業家教育促進事業の一つとして、株式会社エ・ム・ズ社に委託しドリームマップに取り組んでいます。起業家教育促進事業とは、経済産業省が、チャレンジ精神などの起業家マインドあふれる若者を多数輩出していくことを目的として、良質な教育プログラムを採択し、公立の小中高で実施している事業です。実施背景として、諸外国の状況を挙げています。アメリカでは、開業率が廃業率を上回り、かつ、ともに高水準であること、またアジア諸国、とりわけシンガポール、中国、韓国などの国々では、起業家的人材を多数輩出すべく教育面で戦略的に取り組みを行っていることなどの状況で、チャレンジ精神にあふれ、新たな価値を創造する起業家的人材を国家戦略的に輩出する必要があるとしています。また、今や普通のビジネスマンや公務員といった組織人であっても、新たな価値を自律的に創造することのできる起業家的人材が求められてきているとし、それらのマインドや能力をはぐくむ起業家教育とは正に生きる力をはぐくむための教育と起業家教育の有用性を挙げています。ドリームマップとは、そのプログラムとして採択されたものです。ドリームマップは、夢を描く力、夢を信じる力、夢を伝える力をはぐくむことを目的とした教育プログラムです。人は夢を設定し、それが実現した状況をリアルに想像できると、その実現に向けポジティブかつ主体的に行動できる。ドリームマッププログラムでは、将来なりたい自分像を明確にイメージ、ビジュアル化し、広く周囲に公言し、その認知、受入れを得ることにより、子供たち一人ひとりが自分に対するイメージをプラスに変化させ、その実現に向けた発展的行動を起こすことをねらいとしています。ドリームマップは、小学校四年生から高校三年生を対象とし、総合的学習の時間を使い、行います。ドリームマップは、どんな時代、どんな状況においても、人間の持って生まれた生きる力、つまり夢を持つ力を大人が大切にすることによって、子供の夢を応援する社会の創造を目指していますと、考案した秋田社長は著書の中で言われています。実施結果として、ある小学生は、みんなそれぞれ違った夢を持っていてすごいと思った、頑張れという気持ちになった。また中学生は、ふだん余り話さない子がどんなことをしたいのか分かって良かった、みんな自分の夢をかなえてほしいと思った。また高校生は、一人ひとり違う世界があって、その世界を一緒に感じられてとても良かったと。実施した先生方は、自分自身にはまだまだ大きな可能性がある、自分自身を伸ばしていこうと思った。また余り接点のない先生たちの内面を知ることができて、とても親しみを受けることができたと感想を述べられています。また、秋田社長は、ドリームマップに期待できる効果は、ニート予防です。なぜなら、子供たちの成長を見守る親や先生が夢の価値を知り、子供の夢を応援するようになるからですと言われています。また、厚生労働省のHIV感染症の動向と予防介入に関する社会疫学的研究の主任研究者である京都大学大学院木原教授は、エイズ予防教育としては、若者たちが希望を持てる社会をつくることであり、エイズ拡大を防ぐために最も大切なことは予防教育ではなく、希望教育であると訴えています。将来に希望を持てない子供に予防など絶対にできません。無限の可能性を持つ子供たちに将来の希望がわいてこないはずがありません。それに手を貸さないのは社会の責任であり、私たち大人の責任なのですと話しています。また、ニート問題に取り組んでいる玄田東大助教授は、ニートの若者と話して感じたのは、彼らにないのは働く意欲や能力ではなく、希望だということです。やりたいことが見付からない、何をしたらいいのか分からないというのは希望がないからなのですと言われています。以上のことから、夢をはぐくみ育てる教育として、江別市においても是非ドリームマップを実施していただきたいと思いますが、教育長のお考えをお聞かせください。次に、障がい者福祉計画についてお伺いします。平成18年度中に地域でのサービスの必要量を見込んだ障がい者福祉計画を策定することが義務付けられています。今回の障がい者福祉計画は、障がい者福祉サービスの提供基盤の計画的な充実を図るものであり、障がい者福祉サービスに関し、市町村を基本とする仕組みに統一し、障がい者の自立支援の観点から、地域生活移行や就労支援といった立ち後れてきたサービスの提供、基盤の底上げを図り、サービス水準の均点化を図ることが最も重要な課題となっています。障がい者の方の参画で、地域の障がい者の方の生活実態と利用動向などを十分に反映し、障がい者の方の自立を支える上で十分な施策の整備目標を持つべきと思います。1点目として、具体的に障がい者の方の意見を反映させるためにどのような措置を講じられようとしているのか、お伺いします。続きまして、障がい者の方の就労支援についてですが、障害者自立支援法では、障がい者の方の福祉的就労から一般就労に向けた施策も盛り込まれるなど、働いて収入を得るための就労支援策を重視しており、障がいのある方も住み慣れた地域で自立した生活を送られるような施策を進めています。2点目として、江別市における障がい者の方の一般就労の状況と、福祉的就労から一般就労へ移行に向けての障がい者福祉計画に盛り込む今後の見通しについてお聞かせください。続きまして、地域生活支援事業についてお伺いします。障がい者の自立と共生の社会実現を目的とした障害者自立支援法が成立しました。利用者本位のサービス体系に再編がなされ、移動支援や手話通訳のコミュニケーション支援が地域生活支援事業として定められています。同事業は、地域の実情に応じて柔軟に実施されることが望ましい事業について法定化し、市町村、都道府県が必ず実施しなければならない義務的な事業として位置付け定められています。市町村のひっす事業として、相談支援事業、コミュニケーション支援事業、日常生活用具給付等事業、移動支援事業、地域活動支援センターの事業があります。また、地域生活支援事業における利用者負担の考え方として、それぞれの地域の実情に応じて柔軟な実施が期待されていることから、利用者負担の方法についても全国一律に定められるべきものではなく、基本的に実施主体の判断によるべきこととしています。このように、同事業の実施内容及び利用者負担などは各市町村の判断で決定していくため、障害者自立支援法の目的に反して、どこかでサービスの水準が低下したり、制度変更のはざまで苦しむ人が出ることのないよう注意が必要です。そこでお伺いいたします。1点目として、ガイドヘルプ事業が移動支援事業に変わりましたが、支援費制度が導入されて最も需要が増えたものですが、今まで同様質や量が確保されるかどうか、お伺いします。2点目として、地域生活支援事業の今後のサービスの種類や量、また、利用料についてはどのように検討されたのか、また、されているのか、お伺いします。続きまして、通院支援等として、障がい者の方のガソリン券による交通費の助成についてお伺いします。江別市では、身体障害者手帳1、2級の方及び療育手帳A判定の方、また人工透析通院費の助成としてタクシーチケットによりタクシー利用基本料金を助成しています。札幌市では、平成15年度より障がい者の方の要望を受け、福祉乗車券、タクシーチケット助成のほかに、身体障がい者等が所有する自動車のガソリン費用の一部を助成しています。そのことにより福祉乗車券又は福祉タクシー利用券との選択制として三つの中から選べるようになっています。自ら運転したり、家族が運転することもでき、年々ガソリン券が増えているとのことでした。障がい者の方々が利用しやすい制度にしていくために、江別市もガソリン券を導入し、タクシーチケットと選択できるようにすべきと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

宮川議員の一般質問にご答弁を申し上げます。初めに、認定こども園についてのご質問でありますが、ご承知のとおり、認定こども園は、就学前の教育・保育を一体としてとらえ提供する施設で、ゼロ歳児から就学前までの児童を対象に、保育に欠ける欠けないを問わず受入れを行うとともに、併せて子育て不安に対応した相談や親子の集いの場を提供するなどの機能を備える施設を都道府県が認定するもので、その施設形態としては幼保連携型など四つの形態が考えられているところであります。また、これに係る就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律案につきましては、今国会で可決成立し、本年10月1日から施行されることとなったところであります。そこで、江別市の状況でありますが、現状では、就学前児童数が減少傾向にある中で、女性の就労機会の増加等により、保育園の入所児童数は増加傾向にありまして、その結果、少数ではありますがゼロ歳児から2歳児の低年齢児に待機児童が発生している状況にあります。一方、幼稚園におきましては、預かり保育を実施するなど、保育園との垣根は大変低くなっておりますが、こちらは入園児童が減少している状況にあります。このような中、江別市として、認定こども園をどのように進めるのかというご質問でありますが、現時点では法案が成立したばかりであり、詳細が不明であります。いずれにいたしましても、今後の低年齢児の待機児童対策の一つの手段として、また、既に預かり保育を実施しております幼稚園においては、導入に前向きな幼稚園もあるやに聞いておりますことから、市といたしましては、国や道の今後の動向を注視してまいりたいと考えております。次に、障がい者福祉計画についてお答えを申し上げます。1点目の具体的に障がい者の意見を反映させるためにどのような措置を講じようとしているかと、こういうご質問でありますが、障がい者福祉計画の策定に当たっては、平成15年度、平成16年度に策定した現計画をベースとして数値目標を明らかにした計画の策定を予定しているところであります。このことから、障がい者の意見反映については現行の計画策定時に実施したアンケートや、さらには現在障害者自立支援法に基づく各種サービスを利用している方々の意向調査を実施するなど、意向反映に努めてまいりたいと考えております。次に、2点目の障がい者の就労に関するご質問でありますが、札幌東公共職業安定所江別出張所よりいただいた資料では、今年4月末現在で求職登録をされている障がい者の方が530人で、そのうち就労されている方が224人となっております。次に、障がい者の一般就労に向けて、計画に盛り込む今後の見通しでありますが、福祉施設側の意向、また、国や道から示される数値目標を見定めながら設定することが必要と考えております。障がい者の就労支援は、昨日、坂下議員の質問にもお答えしておりますが、ハローワークや教育機関等との連携が重要であり、関係機関が一体的、総合的に取り組む必要があると思っております。次に、地域生活支援事業についてお答えをいたします。1点目のガイドヘルプが移動支援に変わったことにより、今まで同様に質や量が確保されるかどうかという点でありますが、10月1日以降、外出の際の移動の介護については地域生活支援事業の中で実施する移動支援事業により対応することとなります。現在、移動介護を行っているサービス事業所の今後の動向もありますが、基本的には現状のサービス提供が確保できるよう進めていきたいと考えております。次に、2点目の今後のサービスの種類や量、また利用料についてどう検討しているかということでありますが、市町村が行わなければならない事業に加え、現在実施している事業については、引き続きサービスの提供ができるように進めていきたいと考えております。利用料の設定につきましては、現状では国の補助内容が不透明なこともありますが、現在の利用料が一つの目安になるのではないかと考えております。次に、障がい者の交通費助成のガソリン券導入についてのご質問でありますが、タクシーチケットの助成につきましては、助成対象者個人が身体に障がいがあることによって、公共交通機関を利用できない、あるいは公共交通機関が運行していない時間帯にタクシーを利用し、通院しなければならないなど、助成対象者個人が利用することを前提としたタクシーチケットの助成制度であることから、ガソリン券の導入という新たな金券に相当するものでの選択肢は考えておりませんので、ご理解を賜りたいと存じます。助成対象者の方には、タクシーチケットを外出や通院などでより有効に利用していただくよう指導に努めてまいりたいと思っております。このほかのご質問につきましては、健康福祉部長ほかをもってご答弁を申し上げます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

答弁 健康福祉部長 宮内清(健康福祉部長は2007年3月まで)

私からエイズ対策についてご答弁を申し上げます。まず、エイズは人だけに移るHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染で引き起こされる後天性免疫不全症候群を略した言葉ですが、最近は特に若い世代に増加傾向が見られるところであります。江別保健所によりますと、平成17年度では、月1回実施している抗体検査の年間件数が、男性36人、女性17人の計53人で、そのうち20歳代が男性は18人で50%、女性は10人で58.8%とそれぞれ半数あるいは半数以上を占めており、また、エイズに関する年間の健康相談件数も123件となっております。国においても、議員ご質問のとおり本年4月には全面改正された新エイズ予防指針が施行され、また、厚生労働省では5月に厚生科学審議会に、本年度はがん対策とエイズ予防の戦略研究を中心に取り組んでいくことが示されております。このため北海道では、性感染症の調査結果から、患者は20歳代が多く、10歳代でも男女ともに患者がいることが把握できるとして、思春期対策の取り組みを重点に、保健所を中心としてエイズについての正しい知識の普及や毎月無料の抗体検査、健康相談の随時受付など、予防行動が取れるよう支援をしていくこととしております。また、市としましても、国民健康保険の全加入者に毎年エイズ予防の小冊子を配付し啓発していることと、えべつ市民健康づくりプラン21計画においても、講演会などで性感染症に関する正しい知識の普及を図ることを目指しておりますことから、今後とも関係行政機関等と十分連携を図ってまいりたいと考えております。以上であります。

答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)

私から起業家教育について、それを中心にご答弁申し上げます。ドリームマップの実施についてでございますが、議員ご指摘のとおり、次代を担う小中学生が夢を持ち、夢を語り、その夢を信じ、将来の自分の姿を明確にし、その実現に向けて能動的行動を起こすことは人生の目標を持つことになり、児童生徒一人ひとりの成長過程に非常に重要なことであると考えております。江別市におきましても、そのような観点に立って、一つには、江別産本物教育を本年度の最重要事業として展開していこうとしております。これは、ふだんの授業がどちらかと言えば抽象的になりがちなものから、物事の道理を具体的なものに砕いて、子供に分かりやすく教えることにねらいがあります。このような授業が、ときとして社会人が先生として進めていくことによって、子供が学校で学んだことを生かして、自分たちの身近な問題を自ら解決するという力が付いていくのではないかと期待しているところでございます。二つには、中学生のキャリア教育を引き続き行うこととなっております。昨年度は、市内49の民間事業所をはじめ、行政機関、学校など合わせて109の事業所のご協力を得て、5日間連続で職場体験をさせております。その結果として、子供たちの感想文を見ますと、その中に、例えば幼稚園に行った子供がおりまして、このように作文を書いております。最初は疲れてやりたくないと思ったが、2日目から少しずつ幼稚園の先生の仕事の中身が分かってきた。最後はすごく泣いた。絶対、将来幼稚園の先生になると述べております。一方、保護者側からの意見として、例えば、いろいろな経験を通して自分の置かれている立場や環境を把握でき、感謝する気持ちや、これから入っていく実社会の厳しさを子供自ら感じることができたことは、大変有意義だったと述べております。今後におきましても、児童生徒が将来の夢を描き、人生の目標を設定することができるような様々な取り組みが必要でございます。その中の一つとして、宮川議員がご提言されているドリームマップ事業、いわゆる起業家教育につきましても、江別産本物教育あるいはキャリア教育事業と密接に関連性がございますので、今後の事業の中に生かすようにしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。なお、子育て支援ほかについては、教育部長をもって答弁いたします。以上でございます。

答弁 教育部長 佐々木雄二(教育部長は2007年6月まで)

私から幼稚園入園準備金の貸付けの導入についてご答弁を申し上げます。まず、議員ご指摘のとおり、我が国の幼児教育環境においては、急速な少子化の進行と家庭及び地域を取り巻く環境の変化に伴い、小学校就学前の子供の教育及び保育に対する需要が多様なものとなってきております。人間形成の基礎を培う幼児教育は重要でありまして、家庭、地域社会や幼稚園、保育園等の施設各々が幼児教育を充実させるとともに、相互の連携が必要であると考えております。江別市では現在、幼稚園児の保護者の負担を軽減し就園を奨励するため、江別市私立幼稚園就園奨励費補助金制度を設けているほか、市内に設置する私立幼稚園等に対しましては、江別市私立幼稚園補助金制度において、運営費補助、障がい児教育補助、幼稚園の連合会補助などを実施しております。これらの各種支援事業につきましては、平成17年度では1億3,268万円の予算規模となっておりますが、今後とも継続する中で充実を図ってまいりたいと、このように考えております。以上のことから、幼稚園入園準備金の新たな貸付け制度の導入につきましては、財政状況を踏まえますと困難なものと考えておりますので、そのようにご理解を賜りたいと存じます。次に、学校でのエイズ予防教育についてお答えを申し上げます。今日、児童生徒の規範意識の低下や10代での性感染症や人工妊娠中絶の増加等が深刻な問題になっておりますことから、小中学生に対する性教育はますます重要性を増しており、今後もエイズ予防教育の充実が求められているとの認識をしているところでございます。こうしたことから文部科学省では、エイズ予防教育と性教育の推進を図るために、財団法人日本学校保健会に委託し、小学生用のポスター、中高校生用の教材パンフレット、教師用の指導資料等を作成しまして、各学校に配付をしているものであります。江別市におきましても、性に関する諸問題に対し、適切な意思決定と行動選択ができる児童生徒の育成に努めなければならないことから、こうした教材に基づき、小学校では六年生の性教育の授業の中で、また、中学校では三年生の保健体育の授業の中で、それぞれエイズ予防教育を実施しているところでございます。今後におきましては、社会人による教育活動等支援事業として実施いたします江別産本物教育の一つとして、性教育に実績のある医師や助産師によります講話などを、可能な範囲で保健体育や道徳教育に導入してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上であります。

再質問 宮川正子

ご答弁ありがとうございました。2回目の質問をさせていただきます。子育て支援についてですが、昨年、人口統計では死亡された人数が出生率を上回る人口減少社会へ突入したことが報告されたところであります。これまでの想定をはるかに上回る早さで到来しました。少子化対策は喫緊の重要課題になっています。江別市においても、財政的に大変厳しいとは思いますが、子育て世代の若いお母さんたちのために子育て支援を最優先に取り組んでいただきたいと要望いたします。続きまして、障がい者の方のガソリン券による交通費助成についてですが、同じ身体障がいの方でも、車いす対応に自己所有の車を改造されている方がいらっしゃいます。そうした方々の多くは、排尿や排便を我慢することができず、すぐ対応しなければなりません。ご自分の車であればすぐ車を止めて対応するそうですが、タクシーや公共の乗り物では、ご本人もご家族の方もできないそうです。タクシーチケットの助成を受けられる障がいにもかかわらず、障がい状況の違いからタクシーチケットをお返ししているそうです。このようなことから、当事者にとって使い勝手の良いものを選択できるようにしていただくことで、多くの身体障がいの方たちがこの助成を利用できると考えますことから、もう一度市長のお考えをお伺いいたします。以上で、2回目の質問を終わります。

答弁 助役 中川正志

ガソリン券の導入ということでの再質問でございましたが、確かに宮川議員がおっしゃるとおり、障がい者の方々にとって様々な選択肢がある部分については喜ばしいことと思います。そういった意味では、札幌市がウイズユーカードでありますとか、タクシーチケット、さらにはガソリン券、こういったものを利用しているのは分かっておりますが、実際にこうした選択肢を広げるということは、また逆に煩雑性もあります。ちょっと江別の状態を申し上げますと、身体障がい者の1、2級の方が1,400名おりまして、それから知的障がいのA判定を受けている方が100名おります。約1,500名でこれに係るタクシー代としては年間1,240万円掛かっております。それから、人工透析に通う患者さんが260名おりまして年間約860万円。総額でタクシー代として2,100万円の予算措置をしているわけでありますが、タクシー利用につきましては、就業環境の厳しいタクシー業界の支援の一部、その経済的効果等の側面もございまして、江別市としては、そういった意味ではタクシーを利用していただいて、経済の一助になればということの部分もございますので、当面はこのタクシー利用を中心に進めさせていただきたいと、こう考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成18年第2回定例会 2006年6月15日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる