みんなの議会

江別市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月10日

(1)健康福祉部所管について/(2)雪対策について/(3)企画政策部所管について

2006年3月10日、江別市議会の一般質問で、宮川正子議員が「健康福祉部所管について」「雪対策について」「企画政策部所管について」について質問し、市長 小川公人、健康福祉部長 宮内清、建設部長 丸山隆二が答弁しました。

質問者
宮川正子 議員
答弁者
市長 小川公人、健康福祉部長 宮内清、建設部長 丸山隆二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 宮川正子

ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。初めに、認知症対策についてお伺いします。現在、日本はみぞうの超高齢社会に到達したのですが、高齢者にとっては、将来、寝たきりや認知症になってしまうのではないかということが一番の不安になっています。日本では、65歳以上の15人に1人が認知症を患うと言われています。そして認知症になる可能性のある人は4人に1人とも言われています。認知症高齢者の多くが認知症を病気とは気付かず、家族や知人などの身近な人が認知症の初期の症状を年のせいだと考え、専門家への相談や医療機関への受診をせず、また初期の症状に気付いたとしても認知症に対する知識がないために治療法も分からず、そのまま放置されてしまうこともあります。しかし、最近の研究では、早期の段階で認知症を発見すれば、進行を遅らせ、はいかいや妄想など重病の症状を回避できることが分かってきています。認知症の予防また早期発見に力を入れていくべきと思います。徳島市では、認知症を早期に発見し、正確な判断の下、適切な対応をしようと物忘れ検診を行っています。物忘れ検診は、認知症の疑いがあるかどうかを判断するもので、徳島市の基本健康診査に合わせて40歳以上の希望者を対象に行っています。徳島市内のほとんどの医療機関で、受診料無料で受けることができるものです。全国では、群馬県と岩手県盛岡市に次いで3番目です。検診では、受診者に10項目の質問に答えてもらうのが一次検診で、10項目の質問のうち該当するものが二つまでなら異常なし、三つ以上の場合なら認知症の疑いがあるとして二次検診を勧めています。また、岩見沢市では、市の保健センターで認知症を早期に発見するための脳イキイキ度チェックを実施しています。同チェックは、希望する人があらかじめ予約して30分程度のテストを受けて、その結果、判定が比較的軽度の場合は生活指導を行い、重症の場合は医療機関と連携して治療を勧めたり介護保険サービスについてアドバイスしたりしています。私が受けたご相談で、おしゅうとめさんが性格が変わったようにいらいらが強く、物がなくなると泥棒扱いされたりの毎日で、相当ストレスがたまって参ってしまう、ただ体が元気なので介護サービスは受けられないと思うと話され、認知症だと思うが、おしゅうとめさんはプライドが高いので精神科へ行こうとは言えないと悩んでいました。物忘れ検診は、健康診断や持病の受診の際にさりげなく認知症のチェックをすることができます。また、住民に認知症への偏見があったままでは受診にはつながりません。地域住民に対して指導、啓発を行うことが必要と考えられます。以上のことから、1点目として、江別市における具体的な認知症対策についてお伺いします。また、2点目として、早期発見、早期治療のために物忘れ検診や保健センターなどの脳イキイキ度チェックといったことを実施すべきと思いますが、市長のお考えをお聞きします。続きまして、在宅で生活する認知症高齢者や一人暮らしの高齢者が安心・安全に地域で生活していくための支援についてお伺いします。全国の要介護者の半数は認知症で、10年後には5割近く増え250万人に達するとされています。家族介護が最も難しい、活動的で運動能力の低下していない人は、2002年9月現在で25万人とされ、その半数が自宅で生活をしています。特別養護老人ホームは、現在どこも満室で、待機者は20万人を超えています。最近奥さんを亡くされて一人暮らしになった男性の方が隣に住んでいる方からご相談を受けました。奥さんを亡くした当初、息子さん夫婦があいさつに来て、一緒に住むことになったのでと連れて行かれたそうですが、半年ぐらいたつと戻って来て、また隣に一人で住んでいるそうです。昨年一緒に除雪していると、うちのがまだ帰って来ないとか、除雪で腰が痛いなら、今うちのがマッサージをしているけれど、終わったらマッサージ機を使ってくださいと言われ、びっくりしたそうです。もう何年も前に亡くなっているので、奥さんは亡くなって何年にもなるでしょうと言うと、ぽかんとしていたそうです。心配で食事を持ちがてら見に行ったりしているそうですが、認知症で火の始末が心配とご近所の方たちと話しているとのことでした。また、市営住宅の方から、隣に住んでいる一人暮らしの高齢者の男性が飲んで一人で暴れている。家も整理がされていない中、ストーブを真っ赤にしてたいているので、火事が心配で夜も寝られないと相談を受けました。一人暮らしの高齢者や認知症の方がその人らしく地域で安心して安全に住み続けるには、一番気にされるのが火の始末です。横須賀市では、一人暮らしの高齢者の世帯で火災や急病が発生した場合、24時間いつでも消防本部に通報できる緊急通報システムを整備しています。このシステムは、緊急通報の家庭用端末を設置している高齢者宅で、火災やガス漏れが発生した際、高齢者が認知しなくても家庭用端末に接続された火災感知器、ガス漏れ警報器が自動的に火災・ガス漏れ通報をする仕組みです。火災を未然に防ぎ、自立した生活を支援し、介護が必要なとき、住み慣れた地域で安心して住める環境づくりは時代の要請であります。江別市も是非このようなシステムを導入すべきと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。続きまして、障がい者の方が地域生活に移行するための居住支援についてお伺いします。厚生労働省は、障害者自立支援法の施行に伴い、都道府県と市町村が2006年度内に策定する障害福祉計画の基本指針案をまとめました。2011年度までに施設入所者を7%以上削減することや、現在の施設入所者の1割以上を地域生活に移行させるなどの数値目標を盛り込むよう求め、自立に向けた数値目標の設定を初めて行い、脱施設の方向性を明確に打ち出しました。障がい者福祉では、長年、在宅での家族による介護と、それが困難な場合の施設入所での対応が続いてきました。そのための在宅サービスの基盤整備は著しく立ち後れてきました。施設入所者、長期入院者の地域生活移行を進め、また、地域にサポートがなく、施設や病院へ移らざるを得ない状況を食い止めるためには、地域での暮らしを支えるトータルな社会資源の充実が不可欠です。地域にサポートがないため、家族と暮らしている本人が地域生活を将来にわたって継続できるかどうかに家族は不安を持っています。こうした家族の不安に対する支援を充実することが必要です。障がい者の方が地域に出る場合、真っ先に問題になるのは住宅の確保です。平成8年の公営住宅法の改正に伴い、公営住宅でのグループホームの設置が可能になりました。障がいのある人が地域で自立した生活を送れるよう支援するための公営住宅のグループホームの活用が大事であると思います。そこで、1点目として、江別市に現在、グループホームとして活用されている公営住宅はあるのでしょうか。2点目として、江別市において、公営住宅や既存の公的な施設で空きがある場合、積極的にグループホームの活用を進めるべきと思います。例えば教職員住宅に通年空きがあるとお聞きしましたが、そういった施設の活用について、市長のお考えをお聞かせください。また、公営住宅は、原則として単身での入居は認められず、例外は高齢者と身体障がい者に限定されていました。しかし、障害者自立支援法が成立したのを受けて、居住の場の確保に向けた支援策として、同居親族要件が緩和され、精神障がい者と知的障がい者が2月から公営住宅で単身入居が可能になりました。厚生労働省と国土交通省も、連名で全国の自治体に通知を出し、障がい者の入居に特別の配慮を求めました。民間の住宅では、家賃の問題や近隣との理解を得るのが難しいことから、3点目として、江別市においても是非同居親族要件を緩和し、障がいを持つ人の一人暮らしを支援していただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。続きまして、居住入居等支援事業についてお伺いします。障がい者の方の施設から地域へという国の大目標の中で、障害者自立支援法により、課題だった住宅の確保が居住入居等支援事業により更に促進されます。事業の具体的な内容は、賃貸契約による一般住宅への入居が困難な障がい者について、不動産業者に対するあっせん依頼、障がい者の方と家主等への入居契約手続に係る支援、保証人が必要となる場合における調整、入居後の緊急時における対応等を行います。利用対象者は、知的障がい者又は精神障がい者であって、賃貸契約による一般住宅への入居を希望しているが保証人がいない等の理由によって入居が困難な方です。4点目として、このような入居施設や病院などから、地域で必要なサポートを得ながら、自分らしく生活できる居住入居等支援事業について、江別市においても早期に取り組むべきと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。続きまして、雪対策についてお伺いします。記録的な寒波と大雪に見舞われた日本列島、大雪による死者は既に100人を超え、多くが雪下ろし中のお年寄りで、痛ましさに胸が痛む思いです。数メートルにもなる雪の重みを放置すると、家屋の倒壊につながり、我が家を守るために危険を覚悟して屋根に上がらざるを得ないとテレビのニュース番組でお年寄りが話されていました。国土交通省によると、降雪量の累計は全国平均で過去10年の3倍に上がっているそうです。年明け以来、江別市内においても豪雪の影響が各方面に広がり、新聞によりますと、宅配業、タクシーの車両は生活道路に入り込むことが多いため、狭くなった道幅などで除雪が不十分で埋まってしまい、時間指定の宅配などに対応するため車両配達員を1割増やす苦肉の策を取っていると載っていました。また、市内の道路の除排雪のほか、一般家庭の玄関先などを間口除雪している業者の方は、シーズン契約のため、雪が降り、道路の除雪が入るたびに玄関口に雪が追いやられるため、出動回数も増加の一途で、休む間もないとのことでした。一方、除排雪の苦情が市や業者に続出したとのことですが、私のところにも除雪に関する苦情が寄せられています。深刻なのは独居老人や障がい者の世帯です。身体障がいのある弟さんと二人暮らしの女性の方は、自宅にヘルパーさんが週2回来るため、仕事に出掛ける前に玄関前を除雪して出勤したところ、ヘルパーさんから、自宅前に雪があり駐車ができないので困ったと連絡が入り、結局その日は利用できず、また、連日の大雪で捨て場もなく困っているとの連絡をいただきました。業者などを頼んだが、土地面積が少なく、自宅に雪を寄せる場所がないとのことで断られ、屋根から落ちる雪の捨て場もなく、大変困っていました。また、一人暮らしの高齢者の方は、一階の玄関が埋まってしまい、二階の窓にはしごを掛けて外に出た。年金暮らしで除雪にお金は掛けられないと話されていました。そのような中、費用を前払し、支払済みにもかかわらず排雪に来ない、その上連絡も取れず、契約履行の意思確認もできないという苦情も相次ぎました。また、親せきの土地が自宅の向かいにあり、冬はそこにご近所の方が雪を捨てるのですが、夏の草刈りを自分だけがしているので納得がいかないと話されていました。このように雪によって多くの市民が悩み、苦しみ、人間関係がぎくしゃくして、排雪でどっちの家の雪だともめた話もよく聞きます。住宅地の生活道路では、除雪車が除雪を行っても、交差点のわきに高く積み、毎日排雪ということもできません。今回、豪雪都市である青森市での雪に対する取り組みをお聞きしました。青森市は、昭和38年に豪雪地帯に、昭和48年には特別豪雪地帯に指定されています。雪対策は大きな課題であり、平成8年に策定された青森市雪処理基本計画など積極的に各種の施策を展開しています。しかし、平成10年度、平成12年度に大豪雪に見舞われ、除排雪をはじめ、バスの運行の遅れ、雪寄せ場に関することなど、市民の方々から雪対策についてのご意見や苦情が平成12年度約4,000件も寄せられたそうです。この年の除排雪費は29億円にも上がり、多額の財政負担を強いられ、このことを教訓に平成13年度から市民雪寄せ場事業を実施しています。この制度は、雪かきが始まる12月から翌年3月までの冬期間の住宅密集地に空き地を所有されている方から雪寄せ場として町内会に無償で土地を貸付けしていただいた場合、貸付け部分の面積に係る翌年度の固定資産税の3分の1を減額するものです。町内会としては、市の支援を受けて看板を設置し、借用終了後はごみの除去等を行うそうです。この事業は、地域住民、土地の所有者、市の三者いずれにとっても利点のある事業です。市の職員の方にお聞きしたところ、雪が降るたびに排雪をするといいのでしょうが、そうなるとばくだいな予算を必要とします。市民の方に排雪をご協力いただくということでこの事業を行っているとのことでした。以上のことから、1点目として、江別市においても高齢者・障がい者世帯の方々に福祉除雪サービスや避難路確保除雪サービスなどありますが、全国的に多くのお年寄りの犠牲者を出した今回のような豪雪に対応するために、今後新たな施策をお考えでしょうか。あればお聞かせください。2点目として、江別市も住宅が密集してきて、雪の捨て場がなく悩まれている方々のために、青森市のような市と市民が一体となって雪対策に取り組む市民雪寄せ場事業を是非実施すべきと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。続きまして、企画政策部所管についてお伺いいたします。今年1月に会派として千葉県我孫子市に視察に行ってきました。我孫子市では、提案型公共サービス民営化制度を導入し、2007年度予算から反映できるよう取り組んでいます。同制度は、市長のトップダウンで始まった事業とのことでした。同事業は、市の全事務事業を対象に、民間から民間委託、民営化の提案を募集し、市が行うより効果的・効率的な提案の場合、可能なものから委託化、民営化するという取り組みです。今までも市として委託や指定管理者制度などを進めていますが、発想を変えて民間から提案していただくという市民協働、市民参画に大きな特徴があります。我孫子市は、首都圏近郊のため比較的豊かなサラリーマンが多く、税収はそういった方々を中心に支えられているそうですが、今、税収を支えてくれる方々の多くが団塊の世代なので、近い将来、その方々が年金生活に入ってくるようになると税収が大幅にダウンし、行政が全部の事業をやることが難しくなるとのことでした。しかし、少子高齢化社会において、公共の分野はむしろ大きくなっていく必要があるということで、小さな政府で大きな公共を目指し、むしろ同事業により公共サービスを拡大していくことを目指しているとのことで、有効な提案であれば、特区制度などあらゆる制度を活用して実現していくとのことでした。今までですと、これは委託できるか、民間に任せていいのかとか、行政内部だけで検討し判断してきたが、むしろこれからは市民活動団体などが多くある地域なので、そういった方々にどんどん提案してもらいたいとのことでした。また、市の職員も多く退職していく中で、自分たちの行ってきたことなので、一部を担うことも考えられないこともないと語っていました。公共を市民と行政の両方で支えていくことは、これまでも理念として言ってきましたが、もう本気で取り組み、地域の公共をどう再構築していくかというところで大きな意味があると言っていました。我孫子市では、定年後の団塊の世代にどう地域で活躍してもらうか、また雇用の拡大を含めて同制度を導入したいとのことでした。後数年後には、いわゆる団塊の世代と言われる人たちが退職されます。経験もある、能力もある、知恵もある、働く意欲もおう盛であり、社会活動に参加したいという意欲も高い、そういった方々が地域に戻ったときに、だれもが生き生きとして自分の居場所があって、能力を生かす場があるということが非常に重要であり、その意欲を引き出し、活動する場を提供することにより豊富な経験と知恵が地域社会に還元され、結果として高齢者本人の健康増進にとっても、また地域社会の活性化にとっても有効と考えます。また、公共サービスの専門家でもある公務員という人的資源を民で、地域で生かすことも極めて重要な改革となりますと我孫子市の担当者の方が言っていました。そういった方々が高齢者参加のボランティアグループ等に地域住民と共に数多く参加していくことなどが考えられます。以上のことから、1点目として、定年後の団塊の世代の社会参加を促進する施策について、必要と考えますが、市長のお考えをお聞かせください。2点目として、江別市においても限られた財政の中で多様化する行政需要に対応していくためには、民による公共サービスの拡大を目指す事務事業提案募集制度のようなことを取り組んでいくべきではないかと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。以上で1回目の質問を終わります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

宮川議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず、団塊の世代の社会参加を促進する施策に関してお答えを申し上げます。今後、団塊の世代が大量に企業を退職し、地域の中に入ってまいります。この現象はいわゆる2007年問題と言われているものの一側面でありますが、この世代は豊富な社会経験を持っております。一方、まちづくりに関する人々の意識も、従来とは異なり、市民は公共サービスの単なる受け手としてだけではなく、ときには担い手としてまちづくりに積極的に参加していきたいという気持ちを持つ方々が増えてまいりました。自分たちの住む地域を自らの意思と行動で運営していくという市民自治の精神が人々の中に次第に広がってきたということが言えるかと思います。いずれにいたしましても、意欲にあふれ、様々な技術を持った方々がスムーズに地域に溶け込み、その能力を生かしていただくことはまちづくりにとって極めて重要なことであります。こうしたことから、行政としても、このような人々が地域でボランティア活動や市民活動などに参加しやすいよう、その受皿となる市民活動団体の育成支援やネットワーク化などの環境づくりを進めるとともに、活動の場としての仮称NPOサポートセンターの設置や活用などに努めてまいりたいと考えております。次に、我孫子市で取り組まれている提案型公共サービス民営化制度でありますが、お聞きするところによりますと、平成17年度中に行政評価に基づく事務事業評価表を作成して、それを公表し、平成18年度には民間事業者や市民活動団体から提案を募集することによって、提案を受けた民間委託などを検討するようであります。一方、国においては、行政が担ってきた公共サービスの提供主体を民間と行政との競争によって決定しようという官民競争入札制度、いわゆる市場化テスト法案を国会に提出中であり、北海道においても民間提案を踏まえた北海道版市場化テストの導入を検討しているところであります。このように行政分野全体としても民間からの提案を受けることによって、公共サービスの質と効率性などの面で改革を進めていこうという大きな流れにありますことから、民間提案に関しては当市としても関心を持っております。事務事業提案募集制度については、国などの市場化テスト法とその趣旨が重なるものでありますことから、今後国から示される基本方針や実施要綱などを検討した中で、平成19年度までに導入の検討を行うべく行政改革推進計画の中で位置付けております。次に、雪対策についてお答え申し上げます。1点目の高齢者、障がい者の方々のための雪対策に対する新しい施策についてのご質問でありますが、今年1月から2月中旬に掛けての集中豪雪により、一時的に市民生活に支障を来す状況にあったことはご承知のとおりであります。この雪対策につきましては、昨日の山本議員、齊藤議員のご質問にもお答えしておりますが、雪の問題は、特に高齢者や障がい者の方々にとっては大変重要な課題でありますことから、市では、公道除雪後の置き雪処理対策としての福祉除雪サービス事業、また緊急時の避難路確保のための高齢者・身体障害者除排雪サービス経費により、費用の一部助成を含めて高齢者や障がい者の方々の冬期間の生活機能及び安全確保に努めているところであります。その中で、特に今回の豪雪時対応として、危機対策室、建設部、社会福祉協議会等とも連携し、一般市民の方々からの問い合わせに対しても庁内周知を徹底し、今ご説明いたしました事業の臨機応変な活用と併せ、機動的に対応する体制を敷くとともに屋根の雪下し業者や除排雪業者を直接紹介するなどの対応を取ってきたところであります。なお、今後も今回のような状況は予想されますことから、高齢者や障がい者の方々が冬期間も安心して暮らしていくことができるよう、一層関係部局と連携・協力と併せ除雪対策について研究してまいりたいと考えております。2点目の市民雪寄せ場事業のご質問でありますが、青森市の市民雪寄せ場事業については、議員ご説明のとおり、空き地の所有者が地域住民のために雪寄せ場として無償で土地を貸し付けた場合に、貸し付けた部分の面積に係る固定資産税の3分の1を市が減額するというもので、自治会は所有者と土地の使用契約を取り交わし、基本的にはスノーダンプによる住宅間口の雪処理を対象としたもので、融雪後のごみ拾いは自治会が行うと伺っております。今年度は187件を実施しており、雪寄せ場の1か所当たりの面積としては20坪ないし200坪程度とのことでありますが、一方、この事業により雪山が住宅に近接することから、雪が崩れて住宅地へ落ちるなどといった住民間のトラブルがあるとも聞いております。江別市におきましても、自治会等が空き地の所有者の了解を得て空き地への雪のたい積場が確保された場合は、除雪の際に雪をたい積することにより間口への置き雪の軽減にもつながりますが、空き地が畑地などの場合は、融雪が遅い、あるいは融雪後のごみ拾いが完全に行われないため土地所有者の理解が得にくいといったことから、市に苦情が寄せられるケースもあります。除排雪事業につきましては、市民要望として最も高い事項でありますので、今後とも市民協働としての役割分担のほか、雪寄せ場事業の在り方も含め、対策手法について検討してまいりたいと存じます。このほかにつきましては、健康福祉部長ほかをもってご答弁を申し上げます。

答弁 健康福祉部長 宮内清(健康福祉部長は2007年3月まで)

私からは、認知症対策ほか所管に関する何点かの質問にお答え申し上げます。まず、認知症対策についてでありますが、認知症の発症率は、65歳以上で約2%、75歳以上では8%と、年齢とともに増加する状況にありますが、その認知的検査では、正常の老化と認知症としての診断が区別できるまでに平均6年から7年を要すると言われており、このためにも認知症予防は、中年期はもとより65歳以上の方についても健康づくりによる生活習慣病の予防として取り組む必要があるものと考えております。そこで、1点目の江別市における具体的な認知症対策についてでありますが、現在、保健センターでは健康教育事業として、地域の高齢者クラブへの出前講座や自治会の地域交流支援事業、さらには健康づくりにおける地域健康増進助成事業など、機会をとらえて認知症にかかわる正しい知識の普及や啓もう活動を行っているところでありまして、今後は認知症予防教室等についても検討してまいりたいと考えているところであります。次に、2点目の認知症の検診でありますが、国においては、基本健康診査において、平成18年度より生活機能の低下が疑われる高齢者の早期把握のため、受診者のうち65歳以上の方を対象に生活機能評価調査を健診と併せて実施することになりましたが、そのチェックリストの中に認知症予防検査項目が含まれており、医師の診査により医療の必要性や介護予防サービスの利用の有無などが判定されることとなっております。また、国民健康保険事業でも、認知症の早期発見のため、脳ドック検診として高次脳機能検査の費用の一部を助成する事業を行っており、これらの検査結果を踏まえ、平成18年度に設置される地域包括支援センターとも連携し、生活習慣病や認知症の予防のための介護予防プランやサービスにも活用されることとなっております。いずれにいたしましても、ご質問の認知症の予防につきましては、保健や介護等の事業の中で今後とも十分検討してまいりたいと考えており、検診につきましても平成18年度から新たに基本健診と併せて取り上げられることもありますので、ここしばらくの間はその推移を見守りたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、火災感知装置を組み入れた緊急通報システムの導入についてでありますが、議員ご指摘の横須賀市で実施しているシステムは、GIS連動新緊急通報システムと呼ばれ、緊急ボタン又はペンダントボタンを押すことにより消防へ通報されることは江別市と同様のシステムでありますが、このほかに火災感知器、ガス漏れ警報器の自動的な作動により消防に通報され、さらにGISにより発信地が表示されるシステムが連動しているものであります。ご承知のように江別市においても平成5年度から消防本部に直結した緊急通報システム事業を実施しておりますが、現在、消防の通信指令システムについて、複数の市町村による広域的集中管理が検討されており、これに伴い、緊急通報システム自体の設置の在り方について再考しなければならない状況にあることなどから、現状では横須賀市のような新たなシステムを導入することは難しいものと考えております。なお、江別市では、現在、一人暮らしや認知症高齢者等に対する施策として、給食サービス事業、愛のふれあい交流事業、徘回高齢者位置検索事業や認知症高齢者家族やすらぎ支援事業、デイサービス事業、ショートステイ事業など、本人はもとより介護する家族の方に対しても様々な事業を提供しておりますので、これら事業の充実を図ることと、今後は一番身近な地域での見守り・支え合いがますます重要になりますので、新たな地域のネットワークづくりなどについて研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、障がい者の居住支援に関しての公営住宅のグループホームへの活用についてで、公営住宅や既存の公的な施設で空きがある場合、積極的にグループホームへの活用を進めるべきとのお尋ねでありますが、障がい者のグループホームの設置基準としては、最低定員が4人以上で日常生活を支援するために必要な設備として、居室は原則個室であって、居室の床面積が入所者1人当たり、収納設備を除き7.43平方メートル以上、これに収納設備等の設置が必要となります。また、居間又は食堂を配置し、共有部分として台所、洗面設備、便所等を配置することとなっております。このほか、体制の要件でありますが、入所者をサポートする世話人や夜間の緊急時に備えた体制整備が必要とされております。そこで、市営住宅・教職員住宅等の公共的施設の部分的空き室活用については、ただいま申しましたようにグループホームの設備基準等の要件を満たすには限界があり、難しいものと考えておりますので、ご理解を願いたいと存じます。次に、居住入居等支援事業(居住サポート事業)についてでありますが、このことにつきましては、昨日の森好議員からも関連の質問があり、お答えしておりますが、この事業は、10月施行の地域生活支援事業の中で位置付けされております。障がい者の方が地域で必要なサポートを受けながら生活できることは重要なことであり、このためには、地域社会が障がい者に対し、理解を深めていくことが不可欠であります。また、障がい者自らも積極的な社会参加や活動を行うことで、地域での連帯や理解が深まるものではないかと考えます。4月からは、新たな介護保険制度により、地域包括支援センターを設置し、制度横断的な相談支援の展開を図ってまいります。この相談支援事業により、関係機関との連絡・調整やサポート体制を進め、障がい者が地域で生活していく上での相談や不安の解消を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。私の方からは以上であります。

答弁 建設部長 丸山隆二(建設部長は2007年3月まで)

私からは、現在、グループホームとして活用されている公営住宅等についてと市営住宅の単身入居緩和についてご答弁を申し上げます。まず、江別市にグループホームとして活用されている公営住宅等はあるのかというご質問でありますが、現在活用されている公営住宅はございません。平成8年の公営住宅法の改正により、公営住宅の適正かつ合理的な管理に著しい支障のない範囲内で公営住宅を社会福祉法人等に使用させることができるというふうにはなりましたが、公営住宅の入居資格を満たした一般入居希望者の需要が多いのが現状であります。次に、江別市においても、公営住宅の入居に際し、同居親族要件を緩和し、障がい者の一人入居を認め、支援してほしいとのご質問でありますが、公営住宅法施行令の一部改正によりまして、平成18年2月から精神障がい者、知的障がい者の単身入居を可能とする同居親族要件の緩和が行われたことによりまして、この改正を受け、市営住宅への入居資格も拡大されましたので、そのように対応してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

再質問 宮川正子

2回目の質問及び要望をさせていただきます。人は、生まれて、また人生途中に障がいや病気などいろんな原因によって支援や介護が必要な状態になります。自分だけとか家族の力では生活できないということがありまして、そういう支援や介護が必要な状態になっても、可能な限り自分らしい生活を営みたいとの本人の意思や希望があります。しかし、自立した生活を送るために、また住み慣れた地域でやはり様々なサービス資源が必要になります。また、このグループホームというのは、長期入所者、施設入所者とか長期在院者が地域生活を体験する場としてとても大切だと思います。その意味で、設置要件の緩和、物件の確保に対する支援、また市民に対する理解の促進など、グループホームの設置の促進に対する支援とかを是非やっていただきたいと思います。また、補助事業ではありますが、障がい者の居住入居等支援事業の実施も是非していただきたいと思います。要望といたします。続きまして、緊急通報システムについてですが、現在、江別市で約600台設置されているということをお聞きしました。高齢者の方が地域で住み続けるために重要な事業だと考えています。この緊急通報システムの家庭用端末に接続された火災探知器とまたガス漏れ警報器の仕組みについて、難しいとのご答弁ですが、平成16年6月に消防法が改正されまして、一般住宅にも火災警報器の設置が義務付けられることになりました。これは、火災による高齢者の死亡が増加傾向にあるためとお聞きしています。この緊急通報システムというのは、本人がボタンを押さない限り通報されず、通報されても受ける側が救急のため、救急というボタンを押すものですから急病なのか火災なのか確認に時間が掛かります。また、就寝中や煙による失神などで通報できず、死亡事故につながるケースも多くあるので、本人が認知しなくても消防につながるシステムという、そういう構築は今後、超高齢社会になる江別市で安心・安全に暮らしていくためには必要なことになると思いますが、もう一度お考えをお聞かせください。以上で2回目の質問を終わります。

答弁 健康福祉部長 宮内清(健康福祉部長は2007年3月まで)

緊急通報システムについての2回目のご質問に対してお答え申し上げます。現在設置しております緊急通報機器は、おおむね五、六年程度で償却することから、毎年償却した機器の更新を行っているところでありまして、その中で、ここ二、三年に更新した新型機器は、火災報知器等との接続が可能となっているところであります。しかしながら、現在の消防本部の受信システムでは、通報の識別が十分でなく、誤報も多いと聞いておりますので、通信指令システムの広域化の問題も含め、今後、消防本部と十分協議し、必要な対応を取ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。以上です。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月10日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる