江別市議会 平成18年第1回定例会 2006年3月9日
(1)財政計画と顔づくり事業について/(2)住宅政策と冬の安全対策について/(3)市民医療確保と経営について
2006年3月9日、江別市議会の一般質問で、赤坂伸一議員が「財政計画と顔づくり事業について」「住宅政策と冬の安全対策について」「市民医療確保と経営について」について質問し、市長 小川公人、建設部長 丸山隆二、消防長 小島満、病院長 宮本宏、助役 中川正志が答弁しました。
- 質問者
- 赤坂伸一 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、建設部長 丸山隆二、消防長 小島満、病院長 宮本宏、助役 中川正志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 赤坂伸一
ただいま議長の指名を受けましたので、一般質問をさせていただきます。初めに、1件目の財政計画と顔づくり事業についてであります。2006年度の国民生活を左右する政府予算は、今、参議院で審議中でありますが、一般会計の総額は3%減の79兆6,800億円余となり、政策的歳出も1.9%減と2年連続の超緊縮予算で、税収等は景気回復を見込み法人税を中心に4.3%増となり、国債発行も5年ぶりに30兆円を下回ったとのことであります。他方では、景気回復により自然増収が見込まれるにもかかわらず、国民生活では、2006年1月から定率減税の2分の1縮減、2007年度からの完全廃止を織り込み、歳出面では、高齢化による社会保障費抑制のため高齢者など自己負担の引上げ、小児救急医療など診療報酬の改善が図られるものの、地域の実情や介護・医療サービスの質の改善には遠いと言われております。三位一体改革では、6,500億円余の国庫補助負担金の廃止を含め、税源移譲削減分を総額3兆1,100億円余のほか、公共事業を含め4兆円を上回る削減となり、国庫補助負担金の削減分は、3兆94億円が所得譲与税として地方に措置されるとのことであります。一方、これらを受け、市町村財政と密接不可分な2006年度の道財政は、一般会計で5.8%減の2兆7,600億円で、交付税削減や税収不足の影響をまともに受け、2006年度、2007年度で1,800億円余に上る収入不足解消のため、超緊縮予算案を編成し、1,250億円余の解消を図るとのことであります。もとより赤字再建団体入りは避けなければなりませんが、人件費、公共事業、生活関連施策や保健・医療と補助金の削減など、聖域なき歳出削減予算案とのことであります。結果として小泉構造改革の影響を道民、市民が被っていると評する学者も多いのですが、極めて一面的、アバウトな見方をすると、以下のとおりであります。国の税収と国債費残高、国債費償還の関係では、国の税収見込みは45兆8,000億円余りでありますが、国債、いわゆる借金は11.7倍、542兆円の残高を抱え、2006年度18兆7,000億円に及ぶ国債償還は、税収に対し40.8%、公債依存度でも37%にも及んでおります。実に国債発行は税収の65%で、29兆9,000億円にも及んでおります。ちなみに、一般会計の利払いだけでも8.6兆円に及び、1日当たり237億円、1時間当たり10億円との公表数字となっております。他方、減収補てん債や赤字地方債などを考慮に入れず、これらを北海道、江別市の予算にそれぞれ置き換え比較してみますと、2006年度の道税収入は5,300億円、道債残高は約10倍の5兆5,000億円とのことで、公債費償還額は道税収入を上回る6,020億円、道債発行額はこれも道税収入を超える5,418億円とのことであります。また、財政調整基金は2005年度末で226億円あるものの、高率な共済資金償還に充てるため、2006年度末では約5億円に落ち込むとのことであり、正に分析不能で、これだけ見ても極めて厳しい状態であると言っても過言ではありません。一方、江別市の2006年度の381億円の予算のうち、税収は、固定資産税の減や税源移譲を含め、昨年比2.5%増の115億2,000万円を見込んでおります。市債の残高は約443億円で、税収の4倍となり、公債費償還は税収の約2分の1の52億7,000万円、市債発行額は20億7,000万円、財政調整基金は、学校や顔づくり事業などの施策に3億円の取崩しをし、2006年度末で約23億8,000万円余となり、国や道と比較にならないほど健全性があると言っていいのかどうか、財政力があると認識するところであります。逆に、国や道は悪過ぎると言っても過言ではないかと思います。ちなみに、貴重な財源である財調の残高は、平成16年度末で札幌市が130億円、岩見沢市が48億円、江別市の25億6,000万円が3番手に位置し、函館市22億円、千歳市16億円、帯広市14億円の順となっており、他は8億円未満で、小樽、釧路、留萌、芦別、三笠、夕張、石狩の各市は貯金もゼロとのことであります。そこで、第一の質問は、三位一体改革、特に交付税の削減等の影響により、ひん死の道財政と分析するものですが、2006年度予算を踏まえた道の財政再建計画が江別市に与える影響額等についてお伺いをいたします。第2件目は、江別市の財政と顔づくり事業についてであります。国の三位一体の改革や道の財政再建計画などの影響が今後も予想されますが、江別市の交付税の削減が2007年度も見込まれるとのことであり、第一は、これら財政の見通しについてお伺いをいたします。第2点目は、顔づくり事業について、昨日の特別委員会で事業費総額390億円が376億円、江別市の負担額が120億円から113億円の試算として減額報告がありましたが、今年度は財調より5,200万円繰入れし、事業費3億8,000万円余の予算が計上されておりますが、総額120億円の江別市負担額のうち60億円は市債を見込んでいるとのことであります。これを15年のスパンで考えると、毎年度約4億円、さらに毎年度トータルで15億円から20億円の市債を発行するとして、ピーク時の公債費償還額はどの程度が見込まれるのか、お伺いをいたします。過去に環境クリーンセンター建設と埋立地建設に109億5,000万円の投資をし、国庫補助金が24億7,000万円、市債が74億7,000万円余、整備基金1億5,000万円、一般財源8億円余りを充ててきたが、この借入れに係る公債費は毎年度約6億円で、平成14年度から既に本格的な償還が行われていること。今後、既発債の償還完了など想定されますが、償還年限や利率の差はあれ、耐え得る額であると認識するものです。市の貯金として毎年度積み増ししてきた財調25億6,000万円、減債基金約20億円、基本財産基金、現金など11億円を有しており、全部とは言わないが、柔軟かつ的確に活用することにより、顔づくり事業をはじめ重要な施策に寄与できるものと考えますが、見解をお伺いいたします。次に、2件目の住宅政策及び冬の安全対策に係る第1項目、公営住宅建設と借上げ又は補助制度についてであります。市営住宅の応募状況並びに待機者の状況については、昨年の決算特別委員会でも論議されたところであります。資料によりますと、全管理戸数1,215戸のうち、平成14年度の募集は10戸、応募件数は250件で25倍、同じく平成15年度は14戸に対し294件の応募で21倍、平成16年度は10戸に対し実に348件で34.8倍、今年度は3戸に対し323件の107倍との報告であり、中でも中央団地は応募者も多く、今年度は1戸に対し実に203件の応募があったところであります。数値からも分かりますように、一つに、募集戸数が少ない一方で毎年応募者が増加し、他方、空き室状態になる要因が低いこと。二つに、今日的な経済情勢を反映して応募者が増加してきたことなどにより、絶対数が不足していることが挙げられます。応募者の要望に満度にこたえることは至難ですが、せめて毎年度2%から3%程度、24戸から36戸の住宅を確保した場合でも、10倍から15倍の倍率になります。建築するとしても、完成は一、二年後の入居となり、緊急対策を講じるべきと考えます。そこで、第一に、借上げ制度の導入についてであります。国に準拠した定期借地権による借上げ制度は、家賃対策補助金があるものの条件が厳しく、かつ建築条件の整備や完成まで時間を要することなどが挙げられますが、課題を整理し、可能性と可否など早急に検討すべきであり、見解をお伺いいたします。第二に、国は住宅建設5か年計画を8次にわたって推進してきましたが、これが平成17年度で終了し、少子高齢化や人口・世帯減に対応した量から質への新たな住宅政策に係る住生活基本法案を準備しているとのことであります。この概要は、耐震化率、バリアフリー化率、省エネ化率、住宅性能表示実施率などを盛り込み、基本方針とともに政策評価を盛り込んだ全国計画を策定し、都道府県の基本方針や公営住宅の供給目標を念頭に置いているとのことであります。この法案に基づき計画を樹立するとなると、相当ハードルが高いと考えるものですが、短期・中期対策として老朽住宅の改築や建替えと併せ、その可能性の可否はもとより、PFIによる手法など早急に検討し、結論を示すべきであり、お伺いをいたします。以上二点は、課題整理、検討など短期間でできるものでありますが、建築、入居までに時間を要することから緊急的な対策も検討すべきであり、同時に、この緊急対策として既存民間アパート入居者への家賃補助制度について早急に検討すべきであると考えますが、見解をお伺いいたします。次に、2項目目の除排雪等の課題についてであります。今冬の降雪状況と除排雪出動については、先般の建設常任委員長報告にありました。1月8日、9日の2日間で122センチメートル、2月4日、5日に79センチメートルと短期間に集中し、これに寒気が重なり、なかなか解けず、渋滞など社会経済活動に大きく影響をもたらしたとのことでした。この降雪により影響を受けた関係する部局や不眠不休で対応された関係者や業者の皆さん方にご苦労さんと、ねぎらいの言葉をまず申し上げたいと思います。何よりも大きな事故がなかったのが幸いと安どするところでありますが、酪農学園大学での痛ましい事故などもあり、課題と教訓を分析し、今後の対策につなげることが大事と考え、以下の点で質問をいたします。国道や道道などの主要幹線も見てきましたが、除雪はもとより排雪についても、2月20日過ぎになり、ようやく国道が2回目の排雪といった状況であったことから、回復に時間が掛かったことがうかがわれます。そこで、今般の課題と教訓を振り返ってみると、どか雪により幹線道路の除排雪が遅れたこと。排雪では、公共事業の減などにより、土木関連業者の減少とともにトラック等の台数が不足したこと。圧雪を地先に置くことによる市民からの苦情なども重なり、また、除排雪業者からは不眠不休の毎日とのことから、市も労働安全対策の観点からも時間制限の通達を出したとのことであります。以上のことから、豪雪による交通や経済活動の回復には時間が掛かることを認識したところですが、厄介な雪であり、また、どうせ解ける雪でもあります。しかしながら、降雪のTPOと量は未知数、予算は有限であることを認識するものです。そこで、除排雪の基本は通行の確保と安全対策が主眼であることは言うまでもありませんが、幹線道路について早めの排雪に心掛けることが悪循環を断つ基本と思いますが、改めて豪雪の課題と教訓から今後の対策についてお伺いいたします。次に、3項目目の防災対策、緊急出動と道路通行対策についてであります。今冬の豪雪による事故は、全国的にも死者が百十数名を超え、江別市でも落雪や転落、転倒事故など例年になく多かったとのことであり、また、緊急車両が通行不能の状態になり、消防車両の応援を得て担架で家までたどり着いた事例や、雪に埋もれた事例など数件あったとのことであります。幸いにして通報が遅れた事例を除き万全の態勢で臨んだと理解いたしますが、事例と対処結果についてお伺いをいたします。一方、昨年の緊急出動では前年に比べ大幅に出動件数が減少し、啓もうなど含め成果が上がっていると理解するものですが、このことは職員、団員にとって喜ばしいことであり、また、消防長以下職員の努力の成果と認識するものですが、所感をお伺いいたします。次に、3件目の市民医療確保と経営、経営健全化計画についてであります。先般、病院の経営健全化計画が示され、概要は、主要取り組み13項目を柱に、短期的対策、中長期的対策など22項目にわたり、費用の減や収益の増など行動プランを計画しております。計画の中身を一つひとつ論じる時間がありませんが、また、私にとって厳しい内容も盛られていることをまず申し上げます。しかしながら、今、34億円の累積赤字に至っていることは承知しております。そのうち、約10億円は旧病棟の減価償却未償却残でありますが、24億円は病院職員一丸となって市民医療の確保のために努力してきても増えてきた額であります。開業医で乱脈経営、後継者不在による廃業以外は、一般に開業医の場合は高収益とのことでありますが、診療報酬制度、ベッド規制や、不採算部門を受け持たなければならない病院の場合、渦中で全国・全道の自治体病院経営者は苦悩しているとのことであります。新年度からの診療報酬改定は、過去最大の引下げとなる一方、救急医療や医師不足が深刻な小児科、産科など診療報酬の引上げが図られていますが、特に社会的入院と言われる患者の入院料が引き下げられ、在宅療養支援にシフトされることから、退院が不可避となり、その受皿が深刻となるとのことであります。このことにより、質の高い医療は困難になる。勤務医は今でも人手不足なのに、やる気を失い、病院をどんどん辞めていく。医師のやりくりが厳しい救急外来などは回らなくなるかも。さらに、勤務医の給与は開業医の収入の半分以下。宿直も月5日以上もざらだ。宿直明けのまま夜まで診療を続けることも多い。まじめな医師が燃え尽き症候群で病院を去っていくのをさんざん見てきた。ベッド過剰の札幌市では、100床以下の病院の倒産が相次ぐおそれが出てきた。以上は12月19日の某新聞朝刊に載った記事であります。じっくりと反すう、回顧してみると、既に我が市立病院でも起きていることではないかと思われます。市立病院は、医師が不足すると言っても、努力によって充足してきたが、これからが心配であります。そこで、経営健全化計画にもありますが、医師の確保が課題であり、このことは市民の医療をどう守るかとの問いの重要な柱となります。そこで、第1点は、全国・全道的な医師の需給状況や今後の医師確保の姿勢とともに、道内他市病院の経営状況についてお伺いをいたします。次に、前段の宿直報道を紹介しましたが、夜診にかかわる拘束、当直の問題については市立病院も例外ではないと認識しますが、法令に抵触するとも思える事態も考えられます。そこで、第2点は、医師不足、過重労働、赤字の悪循環を解消するために、冷静に見詰め、医師充足、拘束緩和に向け的確な方策を考慮すべきでありますが、所見をお伺いいたします。次に、民間開業医との収入ギャップについて。過去の古い話になりますが、当病院で医師全体の診療報酬出来高により手当を支給していたことがあります。これには課題があることは十分承知しておりますが、民間とのギャップ解消や労働に対する対価、やる気を起こすためにも何らかの手法を考慮する必要があると思いますが、お伺いをいたします。第4点は、病診連携と紹介率の向上についてであります。第4回定例会で五十嵐議員が質問いたしました。現在17%とお聞きしますが、毎年度段階的に伸ばし、平成22年度で紹介率30%以上を目指すとのことであります。何よりも診療所、医院など開業医との日常の信頼関係の構築が極めて重要となりますが、その方策についてお伺いいたします。特に、昨年4月、四国の坂出市立病院を調査した際に、病院長から直接聞いた話の中に、江別市は医師が退職、開業し、患者が先生を頼って受診する例が多く、それが収益の減になると坂出市立病院の病院長に話したところ、病院長の話では、それはむしろ病診連携がつくりやすい。30%は比較的達成しやすい環境にあると話されていましたが、当然医療環境や条件など異なる点がありますが、マイナスと認識される部分を克服するメリットも含まれていると思います。何よりも日常の信頼関係を構築することが課題と認識しますが、その方策について併せてお伺いいたします。次に、精神科病棟の1病棟化による影響と効果についてお伺いいたします。病棟縮小により、患者さんの動向や病院としての機能も心配でありますが、背に腹は替えられないと考えます。そこで、1病棟化に伴う収支及び赤字軽減額、また、作業療法やデイケア等による増収額をお伺いしますとともに、さらに、病棟部分の元利償還金など支払に係る一般会計からの繰入額などはどのように処理しようとしているかお伺いし、以上、第1回目の質問といたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
赤坂議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず、道の財政再建計画の影響についてでありますが、道では平成16年8月に財政立て直しプランを策定し、平成17年度から平成19年度までを集中対策期間、平成20年度から平成26年度までを構造改革期間として、道単独事業を中心とする事業の見直しを進めてきております。現在、北海道市長会を通じて示されている平成18年度における道単独事業の見直し項目は46件で、そのうち本市に影響があると考えられる項目は国民健康保険健全化対策事業をはじめとする8件であり、その影響額は、現段階での試算では1,150万円程度の負担増になるものと見込まれるところであります。次に、本市の財政見通しについてでありますが、この1月18日に示された国の構造改革と経済財政の中期展望の2005年度改訂版によれば、政府として、2010年代初頭における国・地方を合わせた基礎的収支、いわゆるプライマリー・バランスの黒字化に向け、平成19年度以降も歳出の抑制と歳入の在り方の一体的改革を進めていくこととされております。このため、平成19年度においては、実質経済成長率を1.8%と見込んだ場合、経済成長による税収増が見込まれるとともに、税源移譲による影響もあるため、地方交付税等についてはマイナス18.5%に抑制するとの考え方が示されております。こうしたマクロの見通しによって当市における影響額を見込むことは極めて難しい状況でありますが、いずれにいたしましても、市税は増加するものの、地方交付税は大幅な減額が見込まれるところでありますので、今後とも行政評価や事務事業の見直しによる事業の重点化と事業費の精査を進めていかなければならないものと考えております。次に、顔づくり事業に係る本市の負担分は、現段階の本市の試算では、総体事業費376億円のうち、113億円程度と見込んでいるところであります。これらの事業費に係る市債の額は、対象事業の具体的な内容が明らかになった時点で、起債の種別などと併せて事業内容に即して検討していくことになりますが、現段階の試算では、おおむね2分の1程度の60億円と見込まれるものであります。この60億円の市債を単純に15年の事業期間で割り返しますと、単年度の平均起債額は4億円と想定されるものでありますが、これを平成19年度以降の15年間にわたり借入れを続けた場合、現在の利率等を前提とした償還シミュレーションでは、平成36年度から平成38年度に掛けて償還のピークが訪れ、その償還額は各年度3億7,000万円程度となると見込まれるものであります。次に、今後の起債償還額とそのピークについてでありますが、年20億円の借入れベースのシミュレーションでは、既発債の償還と合わせた場合、年度間で若干の増減はあるものの、平成30年度ころまで毎年1億円から2億円程度減額し、顔づくり事業の起債償還のピークとなる平成36年度から平成38年度の時点では、25億円程度の償還額になるものと想定されるところであります。また、ごみ処理施設関係の起債償還額は、おおむね6億3,000万円程度でありますので、これが終了する平成30年度以降は、この分が減額となるものであります。なお、本市におけるプライマリー・バランスを考える場合、現段階では毎年度の起債発行上限額をおおむね40億円程度とすることが望ましいものと考えられますが、今後とも事業費の精査と平準化を図り、将来の償還を見越した中で計画的な市債発行に努める必要があるものと考えております。次に、基金の活用についてでありますが、各年度の予算編成に当たっては、第一義的には時代に即した事務事業の再構築を進めることによって一般財源を生み出していくことが重要であり、さらにその上で、将来にわたる積立てとの兼ね合いなども勘案しつつ、それぞれの目的に応じた基金の有効活用を図っていくことが必要であると考えております。こうした財政運営を進めることによって、単に財政を取り巻く状況を所与の条件とすることなく、新たな行財政体質をつくり上げ、持続的な都市経営を推進してまいる所存でありますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、市民医療確保と経営についてのご質問でありますが、私の方からは医師の確保についてご答弁申し上げます。医師確保につきましては、一般質問や予算特別委員会、決算特別委員会でご答弁申し上げておりますように、当院の経営健全化にとりまして最優先課題であり、これまでも全力を挙げて取り組んできているところであります。当院の医師確保につきましては、大学医局に全面的に依存しておりまして、私をはじめ病院長も大変苦慮しているのが実態であり、そのことは当院ばかりではなく、どこの自治体病院や民間医療機関におきましても深刻な状況にあります。北海道の平成15年度医療監視によりますと、医療法に定める標準医師数を満たしている、いわゆる医師数適合率は、道内病院では56.7%であり、全国平均の81.3%を大きく下回っております。また、道内の市町村立病院を見ますと、17.5%と極めて低い水準にあり、自治体病院における医師確保の厳しい現実を示す結果となっております。平成16年度から始まりました新医師臨床研修制度の影響から、大学医局さえ医師不足の状態にあり、診療科によっては関連病院から医師を引き揚げざるを得ない状況にあります。これまでの当院の医師の充足状況を見ますと、医療法に規定されている医師数は確保できないものの、北大及び札医大等のご支援をいただいて、一定の診療体制は維持できております。とりわけ、平成13年度から平成15年度までの間に8名の医師が自ら開業し、又は民間医療機関に転出いたしましたが、その後任医師につきましては何とか確保してきたところであります。しかし、新医師臨床研修制度が導入された以後においては、退職医師の後任は先ほど述べました医局の事情から補充できない状況になっており、この傾向は今後ますます顕著になっていくものと判断しております。いずれにいたしましても、病院経営にとりまして医師確保は最優先課題でありますので、あらゆる手段、あらゆる機会をとらえて最大限の努力をしてまいりたいと考えております。次に、医師の過重勤務についてでありますが、通常勤務に加え、当直や宿直などが医師の過重労働を招き、議員が紹介されましたように社会問題となっており、この背景には医師不足問題が厳然として横たわっているわけであります。この抜本的な解決策としては、医師確保に尽きるわけでありますが、この実現には、一つの自治体病院の問題ではなく、医師の需給見通しなど国の医療政策の動向に待つところが大きいと考えております。当病院においても、ご案内のように夜間急病診療所を併設していることから、そのバック・アップ体制としての二次救急医療の受入れのため、内科系医師及び小児科系医師が通常の勤務後において1年・365日、当番と拘束体制を強いられておりますが、このようなことは他の自治体病院では見られないことであり、当院の医師に重い負担を掛けているところであります。この解決策としては、端的に言えば医師確保ということになりますが、当院としてできることは、夜間急病診療所の運営方法の検討や福利厚生面の充実など、医師が意欲を持って医療に当たれる環境づくりについて、可能な限りの取り組みをしていかなければならないと考えております。次に、民間開業医との収入ギャップについてでありますが、民間医療機関に勤務する医師や開業医との報酬については、勤務地の地理的条件や診療科、勤務内容等それぞれ異なっておりますことから、単純な比較は難しいかとは思いますが、厚生労働省が実施する医療経済実態調査の結果を見る限り、国公立病院の勤務医より医療法人や個人開業医の収入の方が高くなっております。医師の労働に対する対価の点、とりわけ医師のモチベーションを高める給与制度として、近隣の岩見沢市や砂川市では、診療報酬実績額の一定割合を医師の役割別又は均等に特殊勤務手当として支給しております。全国的に見ても、医師個人の診療収益に応じた手当を支給している自治体病院があり、診療科による患者数の違いや医療行為の密度など様々な評価の視点がありますが、医師の診療意欲を高める給与制度であると理解しております。このことについては、当院においても総合的な観点からの見直しが必要な時期に来ていると考えておりますので、各医師の率直な意見を聴く中で早急に検討してまいりたいと考えております。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あと、このほかにつきましては、建設部長ほかをもってご答弁を申し上げます。
答弁 建設部長 丸山隆二(建設部長は2007年3月まで)
私から、公営住宅建設と借上げ補助制度と除排雪の課題の2件についてご答弁申し上げます。まず、公営住宅の民間住宅借上げ制度についてでありますが、国土交通省は公営住宅整備について、平成8年の公営住宅法の一部改正により、従来の直接供給に加え、民間事業者の参加を可能にした買取り公営住宅や民間借家の借上げ公営住宅の制度を整備したところであります。これら制度における市及び事業者双方のメリット・デメリットなどについては、一定の整理を終え、問題点の把握をしているところでありますが、全国的に見ても、大都市圏での実施はあるものの、地方都市におきましては、施設基準の規定や一棟単位の借上げ等の厳しい条件から、進んでいないのが現実であります。市といたしましても、様々な角度から更に慎重に取り組むべきと考えているところであります。次に、PFIなどによる公営住宅建設の可能性についてでございますけれども、これにつきましては、これまでも検討を行ってきたところであります。市にとってのメリットとしましては、事業者によります建設費の調達や、事業者の企画力、技術力の活用及び事業によります税収が見込めることなどがあります。今後におきましては、PFIをより活用しやすい税制改正等の推移を見守るとともに、住宅管理における双方のリスク分担や事業者の長期継続性の確保などについて、引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、既存民間アパート入居者への家賃補助制度につきましては、国の補助制度がなく、市独自の住宅政策として取り組むには余りにも大きな負担を伴いますことから、現状では大変難しいことと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、除排雪の課題についてでありますが、ご案内のとおり、今冬は全国的にも大雪となり、気象庁が43年ぶりに平成18年豪雪と命名したと報道されておりますが、江別市におきましても、1月上旬と2月上旬には短期集中型の記録的な大雪に見舞われ、2月5日には積雪量もピークとなり、昭和55年以降4番目となる145センチメートルに達したところであります。さらに、気温も平年より低かったことから、1月上旬から2月中旬に掛けては昨年を上回る積雪量で推移し、これまでの幹線排雪及び自治会排雪の運搬量も、観測史上2番目の降雪を記録した昨年を上回る運搬量となっており、このため道路幅員の確保に時間を要したものでございます。議員ご指摘のとおり、今後は、公共事業の縮減などにより、関連業種であります運搬トラックなどの増強も厳しい状況にありますことから、幹線排雪の早期着手や、希望日が2月に集中する自治会排雪の平準化等につきましても検討してまいりたいと考えております。また、冬期圧雪等による路面管理につきましても、緊急車両の走行に支障のないような除雪に努めるとともに、さらには間口の置き雪処理、路上駐車や雪出しにつきましても、市民への啓もう、啓発を機会のあるたびに行い、雪国の暮らし方を見詰め直してもらうよう努めたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
答弁 消防長 小島満(消防長は2006年3月まで)
私から、冬の防災安全対策についてご答弁申し上げます。最初に、集中降雪による事故事例についてでありますが、例年は数件の出動しかありませんでしたが、本年は、1月上旬から2月中旬に掛けて屋根からの落雪事故などが相次ぎ発生し、昨日までで20件の出動がございました。この出動の中には、新聞報道等で既にご承知かと存じますが、2月15日には酪農学園大学構内で屋総からの大量の落雪により1名の方が亡くなられる痛ましい事故が発生しております。また、市内各所の一般住宅においても、11名の方が自宅屋根の雪下ろし中、落雪により転落し、うち2名の方が雪に埋まり、付近住民の方々に救出されております。次に、道路通行対策についてでございますが、集中降雪時において緊急車が現場へ出動する際に、積雪により通行に支障が出た場合などは、市土木事務所及び除雪センターなどの関係機関と緊密に連絡を取り合い、連携して災害活動に支障の出ないよう対応を図ってきたところであります。しかしながら、残念にも予想を超える積雪障害により通行できなくなった救急事案が3件ございましたが、別ルートからの対応を図り、幸いにも大事には至りませんでした。次に、緊急出動の減少についての所感をとのことでございますが、当市での災害及び救急での出動件数は近年増加の一途をたどっておりましたが、昨年1年間の災害や救急車などでの出動総件数は、15年ぶりに前年より299件減少し、4,015件となっております。これらの減少要因につきましては、昨年は一昨年に比べ台風被害や大きな事故、また、インフルエンザ等の流行などがなかったことが要因と考えております。いずれにいたしましても、近年は自然災害はもとより、社会・経済情勢の著しい変化を背景に災害の態様も複雑多様化する傾向にあり、このような状況の下、消防の担う役割と市民の消防に寄せる期待は従来にも増して大きなものとなってきていると認識しております。今後もその期待にこたえるためには、消防関係者の一人ひとりが消防人としての自覚と誇りを持ち、消防の果たすべき役割を強く認識するとともに、あらゆる災害に即応できるよう新しい知識の習得や技術の向上に努め、住民の防火・防災の知識の高揚を図るなど、地域に密着した活動を行っていくことが大切であると考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
答弁 病院長 宮本宏(病院長は2006年3月まで)
私の方から、病診連携と紹介率の向上策ほか2件についてお答えいたします。最初に、病診連携と紹介率の向上策についてのご質問でありますが、今後、医療は病診機能分化により、地域全体として最適な医療を提供していく必要があり、当院は地域の中核かつ自治体病院としての役割を担っており、この意味からも病診連携を進めていかなければならないと考えております。紹介率は、ご指摘のとおり17%前後を推移しておりますが、診療科別に見ますと、麻酔科、神経内科、精神科、循環器科、呼吸器科、消化器科などは26%から34%と比較的高い紹介率となっており、今後とも当院の強みを発揮することにより、全体としての向上につなげていきたいと考えております。また、議員ご指摘のように、何よりも開業医との信頼関係を築くことが重要でありまして、新任医師が着任した際には、専門分野の紹介や当院の診療内容にかかわる情報を掲載した地域医療連携だよりを定期的に発行しているほか、医師会との共同による地域連携講演会や症例検討会の開催を通じて、市内外の開業医との病診連携を強めていく機会にしたいと考えております。また、坂出市立病院を視察されたとのお話でありますが、退職、開業というマイナス環境を逆に強みに転ずる機会になるとのご指摘かと理解しておりますが、現に当院への紹介件数の多い診療所は当院のOB医師であることから、十分うなずける見解と判断しておりますので、今後とも一層の紹介をいただけるよう協力を要請してまいります。次に、精神科病棟の1病棟化による影響と効果についてのご質問でありますが、精神科病棟の1病棟化は、入院中心だった精神疾患・障がいへの対応を在宅や地域生活中心に転換する国の精神保健福祉施策の基本的な方針に沿うものであり、また加えて、経営的な視点を踏まえて実施しようとするものでありますことにご理解を賜りたいと存じます。まず、1病棟化の影響でありますが、平成16年度ベースで試算いたしました収支不足額は7,400万円であり、さらに一般会計からの繰入金を除いた純粋な不足額では2億1,400万円の状況にあります。1病棟化による効果でありますが、病床数減少による入院収益より費用の減少額が多いため、約4,000万円の収支改善を見込んでいるものであり、作業療法、デイケアなどにつきましては、後年次において約3,000万円の増収を見込んでいるものであります。また、一般会計からの繰入れでは、精神医療スペースに係る建物の元利償還額については所要額の全額を、運営費については、その収支差を基本にしているものであります。次に、当市も含めた道内22市の市立病院の経営状況について、平成16年度実績で申し上げますと、単年度及び累積とも黒字の病院は岩見沢市と砂川市の2市でありまして、苫小牧市が単年度で黒字でありますが、累積では赤字になっております。また、残る19市は単年度、累積とも赤字の状況にあり、そのうち9市で不良債務が発生しているなど、赤字経営下に置かれている病院が多い状況にあります。各病院とも地域の事情、地理的条件などがあるため、一概に比較をすることはできない面もありますが、特に黒字の岩見沢市立病院を例にしますと、病床利用率が98%以上で診療収益も多く、この辺りが赤字の病院との違いとして数字に表われているものと分析しているものであります。以上でございます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
質問 赤坂伸一
大変ありがとうございました。細かい点は、後段、予算特別委員会も予定しておりますので、その中で項目も提出しております。そういうことで、絞って質問をいたしたいと思います。その前に、除雪の関係で、これは要望でありますけれども、いろいろ地域を見てみますと、幹線道路の除雪はやはり早めにと。そういう中で、ああいうどか雪があると、生活道路の圧雪の除雪をちゅうちょすると、今度はいろんな障害が出てくると。先ほど言いましたように、緊急車両とかいろんな障害が出てくると。そのことをやはり市民にしっかりと知ってもらうと、地域に住んでいる方も私たちもそういうことを周知せしめる、そういう役割も演じなければならんなと、こう思っておりますけれども、そういう意味で地域ぐるみで進めるということが必要ではないかと思いますので、そのことは一つ念頭に置いていただきたい。もう一つは、後段だれかも質問するんだろうと思いますけれども、弱者対策あるいは交差点対策、特に中心市街地対策、そういうところにシフトしていくと、そういうようなことが極めて重要になっておりますので、今回の大雪を教訓に一つ課題として要望いたしますので、今後ご検討されたい。お願いをいたしたいと思います。質問の2点目の一つは、顔づくり事業にかかわって、先ほど財源のことでお話がございました。要は、環境クリーンセンターの償還が約6億円で、これが平成30年前後に終わると。その後、平成三十六、七年ごろから顔づくり事業の起債償還が始まると。そういう意味ではタイミングがいいなと、うまい具合に合っているなと。一方では、今、52億円ある起債の償還が、イコール25億円近くになるというふうに見ていいのか。それは20億円をベースとして25億円なのか、40億円をベースとして25億円なのか。そうすると、50億円の25億円ですから後年次には相当負担が軽くなると、こういうふうに私は理解していいのかどうか、そのことだけお伺いをしたいと思います。それから、もう一つは、前段の道財政についてですが、前段、厳しい財政下にあるわけですが、そのような状況下であっても、北海道は言わば顔づくり事業や中心市街地の活性化事業、これも中心市街地の活性化事業は国も一生懸命応援していますからね、これには並々ならぬ意欲を示していると、こういうふうに理解していいかどうか。そのことをやはり北海道は厳しくてもやるんだと認識していいかどうか、このことだけお伺いをいたします。それから、二つ目の質問は、公営住宅建設について。私は、この質問の趣旨は、もちろん借上げ制度、補助制度、建てろと、これが基本でありますけれども、今、応募者がいて、20倍だとか100倍だとか30倍の応募率だと。だから、緩和策として緊急避難的にそんなことを考える必要があるのではないかと、こういうことを言っているので、それにこたえられないような姿勢なのかなと、そんなに力がないのかなというふうに考えているんですけれども、しからばじゃあ一つひとつ聞いていかざるを得ない。なぜ聞くかと言うと、先般の総務文教常任委員会でPFI、平成17年度から平成21年度まで検討、検討、矢印だと、企画政策部提出です。企画政策部の部長に聞くと、いや、公営住宅は建設部が考えることだと簡単に一しゅうされました。むしろ違うのではないかと。住宅マスタープラン、それから都市計画マスタープラン、企画政策部が中心となって、あるいは関与して進めなければならない、そういう立場にあるはずだと。とすると、今、PFIであっても、そういうことを含めて企画政策部が一緒になってやる事項ではないかと私は思って、いろいろ調べたことがこういうことになったわけでありますけれども、その点、むしろ違うのではないか、一緒になってやることではないか、そう思いまして、あえてお尋ねをいたしたいと思います。そこで、住宅マスタープランがありますね。平成13年3月にできているんです。この住宅マスタープランの中に、平成13年度から平成32年度の20年間を期間として、具体的施策は5年から10年と記載があります。公的役割、借家の役割を記して、長期的・直接的な供給計画及び改善計画を策定するとある。重点化施策、バリアフリー化だとか老朽戸建ての改築だとかいろいろありますけれども、重点地区整備構想として重点地区の位置付け、都心型のケースとして新栄団地地区整備構想、郊外型のケースとして、あけぼの団地の地区整備構想などが示されている。新栄団地については、江別の顔づくり事業にも位置付けられる都心居住を推進する団地とし、全体の建替え事業では、住宅の中高層化、高齢者が暮らしやすい住環境、オープンスペース、空間にゆとりある緑豊かな景観形成を目指す、こういうふうに記載されている。新栄団地の建替え、ケース・スタディの事業手法として、公営住宅建替え及び改良住宅建替え事業が示されており、それぞれ高層六階建て、公営130戸、改良48戸、合計178戸です。建設年次は平成17年度から平成24年度を予定と記載がある。野幌団地の48戸は新栄団地の改良住宅に統合して、用地は江別の顔づくり事業に伴う代替地として活用すると、非常にいいことが書いてあるんですね。あけぼの団地の598戸は、平成25年度から平成46年度に550戸の建替え事業の予定となっている。中央団地が平成8年度から平成12年度に建設されましたが、住宅マスタープランにもあるように、既にこの中にありますように、平成17年度を過ぎようとしている。平成17年度にこれはもう着手しなければならんとなっている。中でも、この中で新栄団地の住宅で、耐用年数を超えているのは76戸。あけぼの団地は173戸ですね。おおむね30年、30年ちょっとありますけれども、構造的におおむね30年を超えたもの。もう耐用年数を超えているんです。今年度4,000万円ならぬ、毎年度大体そのぐらいの維持補修・修繕をやっておりますけれども、基本的には増えないんです。むしろ除却していかなければならない。そういうことから言うと、この住宅マスタープランがあるにもかかわらず、言わば全く進んでいない。私は、直営はかなり厳しいかなと思って聞いているんです。しかし、手法さえも、先ほど建設部長が言ったような、その程度の検討しかやられていない。端的に言って、言わば検討する方向で、中身は、手法は別として進められているのかどうか、お伺いをいたしたいと思います。逆に言うと、直営では建設は難しい。そのことも含めて、難しいのかどうか、そういうことに対してもご答弁をいただきたいと思います。そして、三つ目は、先ほど質問しましたが、応募者の緩和、募集の緩和にどうこたえていくか、そういう視点が全くない。残念。一方、財政の側から言うと、私はまだ相当力があるなと見ております、起債償還から言うと。PFIで建設にかかわると、それほど、いわゆる丸まる直営で建てるだけのお金が必要なわけではないと思います。私もそんなに勉強しているわけじゃないんですけれども。とすると、それほど持ち出しは、要るんですけれどもね。要るんですけれども、今の財政の力から言うと十分耐え得る、私はこう見ていますから、あえてお聞きしますけれども、その点についてもどういうふうに試算をされているのか、PFIの中身の中で試算されているのか。もうそういう検討が出てこなければならない、そう考えますので、あえてお伺いをいたしたいと思います。最後にいたしますけれども、今、市内のアパート、いろいろ不動産の関係者から聞くと、空き部屋が多いというふうに聞きます。私は、そういう意味からすると、補助制度の活用をうまいように、上手に検討していく必要があるのではないか。これを、1棟になるのか、1室になるのか、非常にいろんな困難な課題があるんですけれどもね、そういう状況を、空き状況の状態というのをやはり調査をしてみる。そういうことも必要ではないかと思いますが、この点についてお伺いいたしまして、2回目の質問といたします。以上です。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
顔づくり事業に対する特に道の姿勢ということでありますけれども、この事業は、三位一体と言われるように、区画整理、街路、それから鉄道高架と、こういう事業ですから、当然地域住民、我々が幾ら願望しても、ただ一方的に願ってできることではなくて、限りなくこういった分野の事業ということになれば、国、特に国土交通省の受け止め、理解、そしてまた連立については、道が事業主体と、こういう位置付けであれば、道の受け止め、理解ということが前段いろんな調整があって、ある程度の見通しがなくて提案できる状況にないわけですから、限りなく、何と言いますか、並々ならぬかどうかは別にして、粛々とこれは道も国もそういう調整の中で受け止めていただいてきているというふうに理解していますので、よろしくお願いします。
答弁 助役 中川正志
私から、起債償還額のいわゆる年次別のお話の再質問にお答えいたします。先ほども市長がお答えしましたように、今後の起債償還額とそのピークにつきましては、毎年20億円の借入れをベースとしてシミュレーションしていった場合に、既発債、既に発行されている起債の額と合わせた場合で、年度間には若干の差異はありますけれども、大体、平成36年度から平成38年度時点で25億円程度のピークになる。いわゆる起債の年次償還が25億円になるということでご理解いただきたい。よろしいでしょうか。それから、もう一つ、平成13年度に作った住宅マスタープランについてでございますけれども、これは議会で第5次総合計画のいわゆる計画策定のときに、この住宅マスタープランを次の5次総計にどう反映するんだという議論がなされたことがございまして、私どもとしては、いわゆる今次の5次総計の中では、財源的なものも含めまして、この住宅政策を5次総計に追加するのは厳しいというふうに判断をさせていただきまして、議会にもその旨をご報告させていただきました。そこで、PFI等を適用して公営住宅を建設するとするならば、いわゆる国の基準と申しますか、そういうものをクリアするのは非常に厳しいということもございまして、ここに難しさがあることを一つご理解いただきたいと思います。ただ、PFIの手法をもって建設することは、我々も一つの可能性として押さえておりますけれども、国の基準に合致した、いわゆる公営住宅法に定める仕様で、そこから一定の家賃収入を得るということになると、非常に難しさがあるということで検討した経緯がございますので、PFIについては、そういうふうにご理解をいただきたいと思います。その後のことにつきましては、建設部長からお答えをいたします。
答弁 建設部長 丸山隆二(建設部長は2007年3月まで)
公営住宅の建設に関します再質問にご答弁を申し上げます。現在、直営での建設につきましては、補助金制度等が厳しくなっておりますことから非常に困難と考えており、民間活力を用いた手法を考えているところでありますが、事業内容に専門性があり、また、相当の知識や経験、こういったものが必要となりますことから、公募などによる民間での受入先があるかといったような問題がありますことから、今後も引き続き研究、検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。応募の緩和ですとか、空室の情報、これらにつきましては今後とも調査してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
質問 赤坂伸一
どうこたえていくかと聞いているのに、調査するなんていう次元ではない。それと、民間アパートの調査をするのか、しないのか。
答弁 助役 中川正志
さきに一部、建設部長からご答弁申し上げましたが、入居の緩和のために市内における空き室の状況を調査することは可能でございますが、問題は、その調査した結果、もしもこれを借り上げる場合に、国の基準に合致するような市営住宅仕様になっているかということが一つございまして、赤坂議員が先ほどは単費ででもこれを借り上げる方法はいかがかと、こういうご質問でございましたが、私どもは現在の財政状態を考えますと、やはり国の補助を得て適正な家賃施設として、ここに入っていただくことが条件と、我々も訴えてございますので、1棟丸ごと借り上げて、それが基準に合致し、さらに国の国庫補助制度の対象になると、こういったものについては、そういった手法も十分取り入れたいものと思っておりますので、そのようにご理解いただきたい。
質問 赤坂伸一
いずれにしても、入居の緩和なんですよ。国の補助を得てやりたいというような言い方なんだけれどね、とすると建てるのかと、こうなりますよね。建てるのか。建てるのは、もう当分この10年間の5次総計の中ではないと言っているんですよ。ないと入居者の緩和策は講じられないんですよ。もっと言いますと、いいですか、今、あけぼの団地は、もう昭和50年ごろまでに建てた物件で、45棟の173戸、これがこの資料に載っているんですよ。173戸。あと10年になると、また出てくるんですよ。また除却しなければならない。もちろん市が3,000万円から4,000万円掛けて維持修繕をやっている。それは現入居者の数を確保する。もちろん入替えは多少ありますでしょう。これにしかすぎないんです。延命策にはならないんです、多少の維持修繕は。もう除却していかなければならない、古いやつは。新栄団地は、先ほど言ったように20棟76戸。あと10年すると、また出てくるんですよ。ないんですよ。先ほど、PFIも難しい、公営住宅、直営も難しいと答弁しながら、助役はやっぱり国の補助を得てと言う。そうしたら建てるのかなと。やってもらいましょうと。しかし、10年先だ。一体どうなっているんですか。そうすると、やっぱり私も、公営住宅を直営で建てるとなると非常に厳しい。起債もあるし、一般財源も必要になる。緊急避難的でもいいですから、単費でこういうことをフォローする必要がある。そのときに、PFIなり、いろんな国の補助制度ができるかもしれないし、民間に乗っかることができるかもしれない。そういうことも含めて緩和策が必要ではないかと、こういうことを言っていますので、市長、是非このことについて十分検討していただきたい。これを最後の質問として申し上げて終えたいと思いますので、市長からご答弁をいただきたいと思います。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
赤坂議員のご指摘について十分内部で検討させていただき、その内容がそこに行き着くかどうか、いろいろとあれですけれども、勉強させていただきたいと思います。