みんなの議会

江別市議会 平成17年第1回定例会 2005年3月9日

(1)教育行政について/(2)総務部所管について/(3)環境行政について

2005年3月9日、江別市議会の一般質問で、齊藤佐知子議員が「教育行政について」「総務部所管について」「環境行政について」について質問し、市長 小川公人、生活環境部長 星忠雄、教育長 高橋侃、助役 中川正志が答弁しました。

質問者
齊藤佐知子 議員
答弁者
市長 小川公人、生活環境部長 星忠雄、教育長 高橋侃、助役 中川正志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 齊藤佐知子

議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問をいたします。質問に入る前に、2月28日に急逝いたしました故春日基議員へ謹んで哀悼の意を表します。同期議員といえども人生の先輩であり、非常に穏やかな人間性と卓越した能力で地域を引っ張ってこられた春日議員の行動力を学び、私も議員としてしっかりと頑張ってまいりたいと存じます。では、質問に入らせていただきます。最初に教育行政について何点か質問をさせていただきます。防犯体制についてです。大阪府寝屋川市の小学校で起きた教師殺害事件を受けて、全国的に学校の防犯対策の再点検が行われております。我が国の安全神話が崩壊したと言われる中で、社会全体に何が起こっているのかを把握し、本質的な解決策を探っていくことは重要なことです。今すぐにでも事件が起きても不思議ではない状況を考えると、緊急の、しかも誤りのない学校安全対策をとることが急務であります。大阪府教育委員会によりますと、今回事件が起こった寝屋川市では、4年前に起きた大阪教育大学附属池田小学校の事件以来、熱心に学校安全対策に取り組んできたとのこと。現在、公立の全小中学校38校のうち8校に防犯カメラを設置しているが、今回事件のあった小学校はカメラを設置している数少ない学校の一つであったとのことです。しかし、当時、正門など2か所が施錠されておらず、監視カメラのモニターをだれも見ていなかったことが分かり、過去の事件でも同様の事実が指摘されておりましたが、防犯対策への取り組みを教員だけに求めることは限界があります。むしろ教師、子供たちが安心して教育活動に取り組むことができるように行政と地域が一体になって体制を整えなければならないのではないでしょうか。モニターなど機械による警備だけでは不十分なことが明らかなように、来訪者への対応も含めて人的体制の強化を図る必要があると考えます。東京都渋谷区では、新年度から民間警備会社に委託し、すべての区立小学校20校に1人ずつ警備員を常駐させることを決めたそうであります。渋谷区では、既に警察署直通の通報装置や防犯カメラを設置したり、全生徒児童に防犯ベルを携帯させるなどの安全対策を講じてきたそうですが、より確実な対策として制服警備員の配置を決めたとのことであります。文部科学省が3月末現在でまとめた調査によりますと、公立小学校のうち警備員を配置している学校は5.2%にとどまっているとのこと。子供たちの安全確保のためにも人的警備の必要があるのではないかと考えます。ここで質問いたします。1点目に、先ほど述べたように防犯対策を実行することができない現場の実情を考えざるを得ないということです。学校、特に幼稚園、小学校などは、弱者である子供たちが集う場であり、学校設置者は、子供を預かる以上、十分な安全対策をとる責任があることを更に確認しなければならないと考えます。各学校独自の防犯マニュアルの作成が全国平均の95.5%より道内の作成状況が90.5%と下回っているとのことですが、当市においては、地域や学校の実態に応じた各学校独自の危機管理マニュアルの作成はどのようになっているのかをお聞きいたします。先日、市内の小学校が不審者侵入に備えての防犯訓練を実施している様子が報道されておりましたが、当初、不審者に対する訓練は考えていなかったと伺っておりました。各学校におけるマニュアルにのっとった防犯訓練、また教職員の防犯訓練の強化をし、いざというときに動ける体制が必要と考えますが、いかがお考えでしょうか。2点目に、市内の小中学校の児童生徒の防犯ブザーの所持状況を伺ったところ、1,481個と市内全児童生徒の12%という状況です。平成17年度においては、防犯協会、民間企業の協力で新一年生全員に防犯ブザーを配付されると伺っておりますが、それでも安全策はスタートに立ったばかりであります。防犯ブザーが万能とは思いませんが、いざというときに子供の命と安全を守るために必要であるとの保護者への周知・啓発が必要と考えます。私の考えとしましては、子供たち全員が防犯ブザーを持っていただくことが理想と考えますが、いかがお考えでしょうか。3点目に、通学路上の危険箇所など点検・周知する通学安全マップの作成状況についてですが、変質者の出没の状況や子ども110番の家の所在も含めて子供たちに周知されているのか、また通学安全マップ上には印されているのかをお伺いいたします。広く地域や保護者にもお知らせする必要があると考えます。4点目に、警察官のパトロール時の学校への立ち寄りなど、地元警察官への依頼、連携した安全対策の実施が必要と考えますが、いかがでしょうか。5点目に、子供たちの安全確保のために、各学校へ警備員の配置が必要と考えます。国は、防犯の専門家や警察官のOB等に委嘱するスクールガード・リーダー(地域学校安全指導員)を全国で1,200人配置し、各リーダーが担当する一定の区域内、数校から十数校の小学校を定期的に巡回し、各小学校の警備ポイントを点検するとともに各小学校で巡回警備などに従事するスクールガード(学校安全ボランティア)を育成・指導するとのこと。また、スクールガード・リーダーとの連携の下、地域全体で子供の安全確保に取り組むモデル地域を指定し、その取り組みを支援することなど、地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業が盛り込まれております。各学校にスクールガードの配置が是非必要と考えますが、いかがお考えでしょうかお伺いいたします。6点目、子供を不審者から守ろうと、郡山市は、市公用車をはじめ市内を走るタクシーや郵便局の車両に不審者警戒中と表示されたステッカーを張り出して、児童生徒の防犯対策をしているとのことです。また、石狩市においても、公用車が出る際に、石狩市安心・安全パトロールと表示されたステッカーを張って出ることで抑止効果にもなることとパトロールを兼ねているとのことであります。また、職員用のマニュアルも作成し配付しているとのことです。交野市においては、市の公用車すべてに子ども110番と書かれたステッカーを張り、連れ去りなどの凶悪犯罪を未然に防ごうと目を光らせているとのことであります。当市においても、子供たちをねらった卑劣な犯罪から子供たちを守るためにも、不審者・変質者の抑止効果も含め、江別市全体が子供を守っているとの意識で、市内を走る公用車に子ども110番のステッカーを張って安全対策を講じることが必要と考えますが、いかがお考えでしょうか。以上、防犯体制について6点質問いたしましたが、教育長のご見解をお聞かせください。スクール・セクシュアル・ハラスメントについてお伺いいたします。授業中、必要以上に身体に触るなど、教員らの配慮を欠いた行為で子供たちが不登校になったり、心に大きな傷を負う事例が各地で問題化しております。いわゆるスクール・セクハラ問題です。文部科学省が昨年末にまとめた平成14年度の公立学校教員のわいせつ行為で処分された状況によりますと、懲戒処分や訓告などを受けたり、諭旨免職となった3,545人のうち、わいせつ行為などを理由にしたものは全国で175人に上ったとのことです。懲戒処分に限ると、処分を受けたのは1,213人で、そのうち、わいせつ行為によるものが148人と、前年度の1.5倍に上ったとのことであります。わいせつ行為による懲戒免職も過去最多の97人、平成13年9月から、文部科学省が子供へのわいせつ行為は原則懲戒処分にするなど処分の厳格化を指導したことも背景にあるとのことですが、処分事例の多くは被害者が複数に上る上に、性犯罪は一般的に表面化しにくく、加害者・被害者ともその数は何倍にも上るのではないかとのことです。神奈川県では、教師用に冊子STOP!ザ・スクール・セクハラを作成し、県立学校ではこれを教材にして研修会を継続的に開催し、セクハラ防止に取り組んでいるとのことです。性的行為だけではなく言動もセクハラに当たること、それらの具体例やこうした行為を行った場合の法的措置を明示し、一方で、生徒の人権に十分配慮することなどが主な内容とのことです。同県教育庁の神原さんは、教育は、児童生徒と先生との信頼関係があって成り立つものである。子供たちは常に先生から何かを学ぼうとしている。セクハラはそれを根底から崩すことになる。研修を積む中で強く訴えている点であるとお話しされております。また、生徒・保護者向けには散らしを配布し、散らしには、セクハラとは何か、不快な言動とは何かなどを具体的に示し、遭遇した場合、1人で悩まず、最寄りの相談窓口に出向くようアドバイスしているとのこと。相談窓口は県立学校内に205か所設置し、校外の窓口6か所も列記しております。また、大阪府教育委員会は、平成14年度に有識者らによる学校における性暴力等防止対策委員会を設置し、本年度において、問題が発覚した際の対応マニュアルを作成し、府内の全公立学校に配布して研修を実施しております。同マニュアルでは、相談があった場合の情報管理や、相談には同性の教職員を含む複数の教職員で聞き取りを行うなど、具体的な対応策を記しているとのことです。学校内でこのようなことが続く背景には、一般の職場は大人だけで構成されているのに対し、学校は子供が多く、大人と子供、教える側と教えられる側など明らかな力関係が何重にも存在することに一因があるとスクール・セクハラ防止全国ネットワークの亀井代表は指摘されております。日ごろから性的嫌がらせを冗談、指導の一環などの言葉でうやむやにしない努力が必要であり、管理職を含めた学校全体での研修を重ねて、セクシュアル・ハラスメントを許さない学校づくりが大切であり、もし被害の訴えがあれば、100%受け止めながら聞いてほしいとのお話をされております。健全な子供たちをはぐくむべき学校において絶対にあってはならない行為であり、そのためにも、1点目に、当市においてスクール・セクハラ防止マニュアルの作成はどのようになっているのかお伺いいたします。また、男女雇用機会均等法施行に伴い、当時文部省がセクハラ防止を教職員間だけではなく生徒・保護者も対象にする方針が示されており、これにのっとった散らし・パンフの配布が必要と考えますが、お答えください。2点目に、専門講師を呼ぶなどで教職員の研修会の実施の必要があると考えますが、お伺いいたします。以上2点について、教育長のご見解をお聞かせください。学校一斉公開についてお伺いいたします。学校一斉公開は、平成14年度より実施してきており、次年度にも盛り込まれております。私自身も毎回楽しみに参観させていただいている一人であります。市内の全小中学校が一斉に授業を公開し、市内どこの学校の授業も自由に参観できる地域に開かれた学校づくりの一環として年2回実施されておりますが、この間、多くの市内地域の方に足を運んでいただいております。平成16年度の参加者数が延べで3,035人と伺っており、感想を書いてくださった件数が765件と、関心を持って学校に足を運んでくださっている方が多くいらっしゃることに感動いたします。それぞれの声を拝見いたしますと、多くの方が、子供が卒業してしまうと学校に行く機会がほとんどない中、自由に参観でき、学校の様子や子供たちの姿に触れることができることに大変喜ばれていることに感動いたしました。その反面、廊下で擦れ違ってもあいさつの声がないとか、中には教職員があいさつもなく通り過ぎていくことなど、学校における様々な様子をうかがうことができます。アンケートの声には貴重な意見もたくさんあり、この3年間にこれらの声がもっと多くあったことと思います。今まで集約したものを今後どのように検証し学校運営に反映していくのか、今後の在り方について教育長のご見解をお伺いいたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

質問 齊藤佐知子

次に、総務部所管についてです。地域安心安全ステーション整備事業についてお伺いいたします。平成16年度において、総務省は、地域の活性化の大前提として、身近な生活空間における地域の安心・安全の確立とコミュニティの活性化を図るために、地域安心安全ステーション整備モデル事業の選定を行いました。この事業は、地域安心安全アクションプランが具体化された施策であり、平成16年度において先行的にモデル事業として実施され、平成17年度以降は全国的な普及が図られるとのことであり、100か所程度のモデル事業を予定しているとのことです。地域安心安全アクションプランとは、自主防災組織やコミュニティなどの住民パワーを生かし、地域の安心・安全を確保するために防災・防犯などに幅広く対応する地域拠点・ネットワークの創出に取り組むことが必要であるとして、平成16年の経済財政諮問会議において提言されたものであると伺っております。災害時の緊急事態発生時においては、警報伝達や住民避難・救助を迅速・的確に行うためには、消防機関の組織力だけでは限界があり、地域の消防団、自主防災組織、ボランティアなどの活躍が何よりも有効であります。10年前の阪神・淡路大震災では、救出者の約98%が住民自らの活動によるものでありました。安心・安全な生活実現のためには、防災と防犯が連携の上、住民と手を組んで地域の力を結集した取り組みが重要であります。この事業は、小学校区単位で公民館や消防団詰所、交番コミュニティルームなどを地域安心安全ステーションとして指定し、当該ステーションを活動拠点として自主防災組織や各種コミュニティが行う災害訓練やパトロール活動、消火訓練、自動体外式除細動器(AED)を使用した応急手当てなどの資機材の整備支援などを行うものであります。札幌市澄川では、日ごろから積極的に防災に取り組み、いち早く本事業に参加し、コミュニティ活動をベースに地域の防災・防犯活動の強化を図っているとのことであります。天災は、忘れたころにやってくるとは寺田寅彦さんの有名な言葉でありますが、当市においても安心・安全な生活の実現のためには、防災と防犯が連携の上、住民と手をつないで地域の力を結集した取り組みが重要であり、いざというときに動ける体制が必要と考えます。是非本事業に手を挙げていただき、防災・防犯に幅広く対応できる地域拠点・ネットワークの創出に取り組むことが必要と考えます。市長のご見解をお伺いいたします。最後に、環境行政についてお伺いいたします。地球の温暖化が進み、最大の問題は、私たちが生きていく上で一日も欠かすことのできない食料の生産現場、すなわち農業に決定的に悪影響を及ぼすことであります。温暖化によって、農業の生命線である気温と降水量を変えてしまうからだと早稲田大学大学院教授の原教授はお話しされております。平均気温が1度上がると、農産物の栽培適地は標高を100メートル上げるか100キロメートル北上させなければならないともおっしゃっております。農業の現場では、温暖化が現実の問題として深刻に受け止められているとのこと。京都議定書では、日本は温室効果ガスを6%削減するよう義務付けられましたが、そのうちの3.9%までが森林による吸収に充てることができ、森林の整備が必要とも言われております。当市には、全国に誇る野幌森林公園を有しており、また鉄道林・保安林など多くの樹林地があります。森林には、二酸化炭素を吸収し、環境負荷を和らげる働きがあることから、積極的な植林や間伐が必要になると考えます。江別市環境管理計画(えべつアジェンダ21)が平成7年から平成36年の30年間として、10年ごとに推進計画が策定されており、平成16年が中期推進計画の期間となっておりますが、1点目に、緑化の推進において、当市は緑被率86%を維持するとなっておりますが、その中で、温室効果ガスを吸収できる森林割合はどうなっているのか、また気候変動枠組条約・京都議定書の第1約束期間である2010年には、森林吸収による二酸化炭素吸収量はどのくらいで、江別市全体から吸収される二酸化炭素排出量の何割ぐらいに相当するのか、今後の緑化計画整備も含めてお伺いいたします。2点目に、地球環境保全について、市民の協力により取り組んでいる環境家計簿、省エネナビのモニターの集計が今月中に集約されると伺っておりますが、今後、集約されたデータをどのように検証し、次年度に反映させるのか、また、具体的に市民にどのように意識啓発・啓もうされようとしているのかお伺いいたします。3点目に、次年度において、国は地球温暖化防止のため、ライフスタイルの転換を促進する大規模な国民運動の展開が重要だとして、6月の環境月間に集中して、企業や各団体と連携して自治体にも呼び掛け大キャンペーンを行うとのことです。当市としても、是非参加をし環境推進の追い風にしていただくとともに、市民に具体的な取り組みを示すべきではないでしょうか。4点目に、循環型社会の実現の中で、家庭系の生ごみたい肥化支援についてですが、段ボール式生ごみたい肥化モニター事業の本年度の結果が集約されており、アンケート調査では、生ごみ処理後の取扱いについて、約90%の方がたい肥として利用されると回答、生ごみの減量効果については60%の方が効果が大きい、また、今後も続けて利用したいとの答えが54%とのことであり、使用をやめた方の中には、適切なアドバイスをすることによって続けることができた方が多々おられたように思われます。協力していただいた方の声の中には、減量効果は思った以上にあり、途中つまずいても工夫をし続けることが大切、モニターになったことでごみ全般について家族間で話し合う機会ができた、アフターフォローの必要性など、貴重な意見をたくさんいただいております。協力してくださった市民の皆さんが更に協力していただくことができるように集約・検証し、市民お一人おひとりの協力でどのくらいの減量につながるのか、もっと具体的に分かりやすく目に見える形で情報提供し、協力していただくことが必要と考えます。以上、環境行政について4点質問いたしましたが、市長のご見解をお伺いいたします。これで第1回目の質問を終了いたします。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)

齊藤議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず、地域安心安全ステーション整備事業についてのご質問でありますが、この地域安心安全ステーション整備モデル事業は、その応募に際して、一つとしては、防災又は防犯活動のいずれかに幅広い住民参加の下で取り組んでいるコミュニティ組織が核として存在し、二つ目としては、本事業を契機に犯罪件数の減少等安心・安全を巡る地域の現状を把握した問題点の整理がなされ、そして三つ目としては、現在の活動や今後の取り組みがコミュニティに有益な先進性や独創性を有する明確な事業案を有しているか等々、そこにはプラン具体化のための各審査基準が事業の本格制度化に向け設定されておりますが、現在の当市の状況は、これらモデル事業の実施体制や全般的事項など各基準を満足する基礎的条件が必ずしも整っていないため、にわかに応募できる状況にはない実態にございます。市といたしましては、地域の安心・安全を確保するため、平成17年度から地域防災力向上支援事業を実施し、地域防災や自主防災組織の在り方等について、課題の抽出や減災のための所要の検討を行うなど市民生活の日常性の中に防災対策を組み込んだ、より機能的な地域防災力の向上を図っていくことを目指しており、これら施策の推移を見ながら、齊藤議員からの提案である地域安心安全ステーション整備事業についても、住民の具体的な活動の在り方など地域的広がりのツールの一つとして、今後その活用等を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、環境行政についてであります。まず初めに、緑化の推進についてでありますが、緑は私たちの生活に潤いと安らぎを与えてくれる一方、現在問題となっている地球温暖化の原因物質の一つである二酸化炭素を吸収し温暖化を緩和する大切な役割も果たしてくれております。江別には、野幌森林公園や鉄道林、河川緑地、耕地防風林など面積にしておよそ2,800ヘクタール、率にしておよそ15%の樹林地があります。また、森林による二酸化炭素吸収量については、樹木の生長量から、北海道地球温暖化防止計画と同じ手法を用い算定いたしますと、2010年度では1年間でおよそ6,400トンの吸収が見込まれるところであります。これは2010年度の江別市全体の二酸化炭素排出量137万トンの0.47%に相当するものでありますが、森林は、温暖化の原因物質である二酸化炭素の吸収をはじめ、私たちにとって多面的な機能を果たしておりますことから、今後とも市街地においては既存の樹林地は所有者のご理解とご協力をいただきながら極力保全に努め、市域全体で樹林地率を維持し、さらには新設する公園や街路等での緑化を進めることで樹木を増やしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、地球環境の保全についてでありますが、環境省の速報値によりますと、平成15年度の我が国の温室効果ガスの総排出量は13億3,600万トンにも達し、京都議定書の規定による基準年の1990年に比し8.0%の増加となっております。このうちの約9割を占める二酸化炭素を見ると、運輸、オフィスビルなどの民生業務系及び家庭からの排出量の増加が著しく、その削減に向けての早急な取り組みが求められております。このため、地球温暖化防止のための環境に配慮した取り組みを市民に広めるとともに、エネルギーの消費データを得る目的で市民の方々にご協力をいただき、環境家計簿や省エネナビモニターを実施しているところであります。省エネナビモニターの取り組み結果については、ナビに収蔵されているデータを整理し、今後の取り組みの参考となるようコメントを添え、各モニターに送付いたしております。また、家計簿モニターの取り組み結果については、現在集計作業中でありますが、エネルギーの消費データやアンケート回答などを整理、分析し、次年度以降の事業に反映してまいりたいと考えております。なお、取り組み結果については、広報やホームページなどで広く市民に公表するとともに、各家庭で自ら目標を設定し、取り組みを進められるよう、標準的な家庭のエネルギー使用量なども整理し、情報として提供しながら事業を進めてまいりたいと考えております。また、来年度も今年度同様、モニター事業を継続して実施するとともに、昨年2月、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき設立したえべつ地球温暖化対策地域協議会と協働し、自治会や団体等に対して環境家計簿の取り組みの拡大を図り、より多くの方々に環境に配慮した取り組みを広めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、6月の環境月間大キャンペーンへの参加についてでありますが、国では、平成17年6月の環境月間に国民のライフスタイルやワークスタイルの変革と省エネ機器等の普及拡大を図るため、地球温暖化防止に係る大規模な国民運動推進集中キャンペーンを官民一体となって実施する予定であると聞いております。これまで江別市では、毎年6月の環境月間中に環境団体等と連携し、市民と一緒に環境を考える場として環境広場を開催してきておりますが、その詳細が明らかになりましたら、内容について検討し、可能なものから積極的に参加してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。このほかにつきましては、生活環境部長ほかをもってご答弁を申し上げます。

答弁 生活環境部長 星忠雄(生活環境部長は2006年3月まで)

私から、家庭系の生ごみたい肥化の支援についてご答弁申し上げます。本年度から、従来の電気式生ごみ処理機に加え本格的に段ボール式たい肥化容器の普及・啓発のために、地域等における出前講座を開催するとともに、モニターとして市民320人の方々に実際に取り組んでいただいたところであります。モニターからのアンケートを行った結果、303人の方から回答をいただいております。集計の結果につきましては、齊藤議員も言われていますように、今後も続けて利用したいが164人の54%、使用をやめたというのが93人の31%、その他が46人の15%となっております。これらを踏まえ、今後も続ける方への引き続いての支援はもちろんのことでありますが、使用をやめた方の理由を分析するとともに、使用者の意見や感想を今後に生かしていくことが最も大切であると考えております。なお、生ごみのたい肥化による減量効果について見ますと、平成15年度の市民1人1日当たりの燃やせるごみの量は約556グラムとなっており、そのうち35%前後が生ごみであるとの分析の結果から、たい肥化による1人1日当たり約200グラムのごみが減量されることとなります。したがいまして、今後、このような点についての啓発を行うとともに、前段申し上げましたことについては、利用講習会や出前講座などで実践者の生の声として、できる限り周知していきたいと考えているところであります。併せまして問題点などの解決についての説明や指導方法についても工夫し、また今年度モニターになられた方に地域のリーダーとして指導や相談の窓口になっていただくなど協力して段ボール式たい肥化容器の啓発・普及に努めていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)

私から、教育行政についてご答弁申し上げます。学校の不審者対策につきましては、平成13年の大阪府池田小の事件や今回の寝屋川市の教師殺傷事件を受けて、カメラ付きインターホンの設置や防犯ブザーの携帯あるいは防犯マニュアルの作成など、さらには各学校における防犯訓練や全校の教職員を対象とした不審者対策訓練を行ってまいりましたが、いまだに子供たちの安全を守る取り組みに課題を残している状況にございます。まず、ご質問の防犯訓練等でありますが、防犯マニュアルについては、現在、小中学校全校で独自のマニュアルを作成しております。子供たちをどのように避難させるかなど、主に児童生徒の安全確保を中心としたものでありますことから、今後は、教職員の安全まで視野を広げて、更に見直しを図っていく必要があるものと考えております。今年度は、小学校16校、中学校8校で防犯訓練等を実施しておりますが、このほかに教育委員会として全校の教職員を対象とした平常時の対策や不審者侵入時における対応要領など、模擬訓練を含めて江別警察署の協力の下で不審者対策訓練を実施してきております。今後は、市内全校での児童生徒を対象とした訓練はもちろんのこと、次年度においても警察署の協力を得ながら教職員を対象とした不審者対策訓練を実施してまいりたいと考えております。次に、防犯ブザーについてでございますが、児童生徒が携帯することにより登下校時の安全確保に効果があるものと思います。防犯ブザーは、昨年1月に各学校に約1,500個をあっせん販売しておりますが、本年は防犯協会と企業より約1,300個の防犯ブザーを寄贈していただいております。教育委員会といたしましては、子供たち全員が防犯ブザーを保有するよう、今後も保護者へのあっせんや必要性の周知・啓発について取り組んでまいりたいと考えております。次に、通学安全マップについてでございますが、通学路の安全点検を行う上で必要なものでありますことから、現在14の小学校において作成しております。ご質問の変質者の出没場所や子ども110番の家などについては、現在のところマップには記載しておりませんが、不審者情報等につきまして教育委員会と警察署とのファクス・ネットワークによる情報収集・提供での連携を図っておりまして、そのような情報は各学校に迅速に対応ができるものと考えております。なお、子ども110番の家の所在につきましては、各協力者の理解を求めながら、今後、通学安全マップへの記載について、各学校と協議の中で検討してまいりたいと考えております。次に、地元警察との連携でありますが、先ほど申しましたとおり、これまでも情報収集・提供など連携を図ってまいりましたが、ご質問の警察官のパトロール時の学校巡回につきましては、現在、文部科学省と総務省において調整を進めておりますが、校長の要請で警察官が校内を巡回する計画など国の新たな取り組みも予想されますことから、この計画を含めまして地域のボランティアや警察官OBの方々の活用につきましても、今後、江別警察署との連携の中で協議してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、各学校の警備員の配置につきましては、学校における安全対策の取り組みの中でもかなり効果的なものであると認識しております。しかしながら、財政状況の厳しい今日、膨大な予算確保が課題となっておりますことから、今後の検討課題とさせていただきます。ご質問の地域ぐるみの学校安全推進事業は、文部科学省の新年度事業でありまして、現在、各都道府県に下りたばかりの事業でございますので、道教委はまだ実施要綱等を作成していない段階でございます。事業の内容は、学校安全のためのモデル地域を指定して、この中にスクールガード・リーダーを配置して、実践的な取り組みを推進していこうとするものであり、全国に指定地域60か所、1,200人のスクールガード・リーダーの配置を予定しております。北海道の枠では、政令指定都市に1地域、道内に1地域で、スクールガード・リーダーは20人の配置を予定しているところでございます。したがいまして、モデル地域の指定基準等がまだ示されていない段階ですので、今後、道教委の実施要綱等が作成された時点で、当市がその基準等に見合うのかどうかも含めまして検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。次に、公用車のステッカーのちょう付でありますが、現在、江別警察署ではパトロールカーに地域安全パトロールの表示を行い巡回しており、また、郵便局では、郵便車両に防犯ステッカーを張って市内の防犯対策及び不審者対策の一環として、その普及啓発活動に当たっております。ご提言の子ども110番のステッカーの公用車ちょう付でございますが、市民に対しての防犯意識の高揚や不審者、犯罪等の抑止効果など、学校外での子供たちの安全確保の観点からも有効な手段と考えておりまして、実現に向けて庁内各部局等に働き掛けながら、新年度から実施してまいりたいと思います。いずれにいたしましても、学校の安全対策についての江別としての基本は、以前から申しておりますように、地域に開かれた学校づくりを進める中でいかに子供たちを守っていくかということでありまして、そのためには、今回の事件を踏まえ、これまで以上に学校、PTA、地域あるいは警察との連携強化を図りながら、地域全体が犯罪等への抑止力となっていくような、そんな取り組みを進めていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。次に、スクール・セクシュアル・ハラスメントについてでございますが、議員ご指摘のとおり教職員の児童生徒に対するセクシュアル・ハラスメントは、児童生徒や保護者さらには地域住民の学校への信頼関係を大きく損なうものであり、児童生徒の教育に携わるという職務の性質上、高い職業倫理が教職員に求められるものでございます。このことから、北海道教育委員会では、毎年、機会あるごとに教職員の服務規律の厳正な保持についての通達や教職員の服務ハンドブックを新たに全教職員に発行するなど服務規律の保持について注意を喚起してきております。また、市教委においても、職場におけるセクシュアル・ハラスメントに関する苦情処理要領を定めて対応してきているところでございます。ご質問の防止マニュアルにつきましては、独自の防止マニュアルは現在作成しておりませんが、道教委が示したセクシュアル・ハラスメントの防止等に関する方針を参考として各学校に指導しているところであります。しかし、依然として全国的にも全道的にもご指摘のとおり教職員の信用失墜行為が跡を絶たない状況でありますので、江別市教委としても、今後、防止マニュアルを作成し指導してまいりたいと考えております。セクシュアル・ハラスメントは、児童生徒に対する行為も当然含まれますので、保護者などにも周知してまいりたいと考えております。今後とも教職員が学校教育の信頼を損なうことのないように、学校内での研修はもちろんのこと、議員ご提言の趣旨も含めまして、専門家等による研修会の開催なども対応策の一つとして進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。次に、学校一斉公開についてでございますが、学校一斉公開は、より学校が地域に身近に感じられて、学校への理解を深めていただくことなどを目的に行っております。その際に見学者に対してアンケートをお願いして、次回の学校一斉公開に見学者の声を反映させて、より見学しやすい環境づくりにつながるように今日まで継続してきております。また、アンケートの結果や見学者の感想等につきましては、毎回、校長会を通して各学校に配布して、校長をはじめとして全教職員が自校に対する声を共有するように努めているところでございます。ご質問のアンケートの声を今後どのように検証、学校運営に反映していくのかということでありますが、見学者の感想を拝見しておりますと、多くの見学者が生き生きとした子供たちの姿に感動して、また子供たちのあいさつにほほ笑ましさを感じていると述べております。しかし、議員ご指摘のとおり、廊下で擦れ違ってもあいさつの声がないなど学校間に差があるものと考えられますので、今後はアンケートの感想などに基づいて各学校が見学者にとって見学しやすい環境づくりに努めることが大事だと思っております。その一方で、今、地域に開かれた学校づくりが課題になっていることを踏まえて、江別市のそれぞれの学校が地域の状況や子供たちの実態に応じて、子供にとって分かる授業や楽しい友達関係などの環境づくりの観点から、子供が朝、目を覚ましたとき行きたくなる学校になっているかどうか、学校経営に生かしていける貴重な資源として付加価値を付けてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

質問 齊藤佐知子

それぞれ前向きにご答弁いただいたと考えるところですが、スクールガード・リーダーの配置についてなんですが、是非、今後の中で、当市としての知恵と工夫と努力をしていただきたいと要望したいと思います。また、それぞれ前向きな答弁ではありましたが、是非、有言実行であっていただきたいと付け加えさせていただきたいと思います。あと1点について質問させていただきます。環境行政についてですが、緑化推進についてですが、過去においても公共地域内の木を伐採している経過もありますが、各所管で様々な事業を進めていく中で各課が共通認識に立った上で事業を考えていく必要があると考えますが、いかがでしょうか。トップである市長のお考えをお聞かせください。

答弁 助役 中川正志

緑化に関する再質問がございました。私からお答えいたしますが、現在、市が行っております緑化運動のほかに民間等も含めてやっておりますのをちょっとご紹介いたしますと、江別ライオンズクラブさん、それからグリーンライオンズクラブさん、江別市の市民憲章推進協議会、こういった団体の方々が5次総計に掲げられております水とみどりの保全と創出活用と、こういった政策をベースにしてご協力をいただいております。さらに、広域的なこの緑の創出事業の中では、石狩川流域48市町村が参加しております、いわゆる石狩川流域300万本植樹運動がございまして、これに対しても江別市が参加している、こういうことであります。それぞれこういった植栽事業等につきましては、市民の方の協力をいただいておりますが、市職員も合わせてこれに参加して実施しております。特に平成16年度で申し上げますと、市制施行50周年という記念の年でありましたことから、50周年記念植栽事業を対雁の工業団地の方で行っておりまして、これにも積極的に市の職員が参加しておりますが、議員ご提言のありましたようにこれからも市職員こぞって緑化の推進にまい進するよう職員に喚起してまいりますので、そのようにご理解いただきたいと思います。以上であります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き

出典:江別市議会 平成17年第1回定例会 2005年3月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる