みんなの議会

美幌町議会 令和4年第11回定例会 2022年12月7日

(1)新型コロナウイルス感染症傷病見舞金制度の延長について/(2)本年9月末で打ち切った理由について

2022年12月7日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「新型コロナウイルス感染症傷病見舞金制度の延長について」「本年9月末で打ち切った理由について」について質問し、町長 平野浩司、戸籍保険課長 佐々木斉、福祉部長 河端勲、町民生活部長 関弘法が答弁しました。

質問者
大江道男 議員
答弁者
町長 平野浩司、戸籍保険課長 佐々木斉、福祉部長 河端勲、町民生活部長 関弘法

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 大江道男

私は、既に通告しております2項目について、質問を行います。最初は、新型コロナウイルス感染症傷病見舞金制度の延長について伺います。新型コロナウイルス感染症傷病見舞金制度は、国民健康保険及び後期高齢者医療保険に加入する個人事業主が新型コロナウイルスに感染し、療養のため収入が減少した際に傷病見舞金が支給されるもので、美幌町はもちろん、全道、全国的にも高く評価されていたものでございます。新型コロナウイルス感染者数が第7波を超え、過去最高の感染者数を日々更新する中にあって、本年9月末日をもって制度が打ち切られたことに対して、町民から疑問の声とともに、当然、延長を求める要望が上がっています。以下3点についてお伺いいたします。一つ目は、傷病見舞金の支給実績について伺います。2年間に及ぶ傷病見舞金制度の支給実績について、感染時期、感染の波ごとにお示しをいただきたいと思います。二つ目は、本年9月末で打ち切った理由についてであります。新型コロナウイルス感染者数は第7波を超えて、今日、全道、管内においても過去最高値を更新する勢いにあります。町民にも、個人事業者の経営にとっても深刻な不安が広がっておりまして、まさに、本見舞金支給制度が必要とされている中、突然打ち切られたことは全く理解できませんが、制度打ち切りの理由について伺います。三つ目は、傷病見舞金制度の継続・延長についてであります。新型コロナウイルス感染症は第1波以来、再襲来を繰り返し、終息の見込みが立たない状況であり、国におきましても本年9月8日、新型コロナウイルス傷病手当金に対する財政支援の期間を本年12月31日まで延長するという通知を地方に発出したところであります。美幌町においても、コロナ感染症の拡大状況を考慮し、個人事業主に対するコロナウイルス感染症傷病見舞金制度の継続・延長を行うべきと考えますが、いかがですか。2項目めが、補聴器購入に公的助成をということで、お聞きをいたします。一つ目は、難聴放置が認知症最大のリスクであることについて伺います。加齢とともに増加する難聴が今日、日常生活や緊急時避難の障害、認知症や鬱病の引き金になると言われて久しいわけでございます。高齢化社会を迎えて、町民の健康寿命を保つことが、美幌町にとっても最大の課題となっています。難聴放置が認知症最大のリスク(ランセット報告)にありますが、研究報告をどう受け止めておられるか、伺います。二つ目は、補聴器を使わないのは経済的理由であることについてであります。補聴器装着が日常生活の質の向上、認知症予防効果などがあると広く指摘されているにもかかわらず、補聴器の公的助成が重度障がい者に対する国の助成があるだけで、軽・中度難聴者には助成がなく「補聴器不使用の理由は購入するための経済的余裕がない」との補聴器工業会調査による報告がございます。ここに、補聴器装着の有効性が指摘されていても普及しない原因がございます。高齢化社会の真っただ中にある美幌町として、補聴器購入助成に踏み切るべきと考えますが、いかがですか。三つ目は、特定健診に聴力検査を。聞こえにくいことは自覚していても、改善のために何が必要かを町民に認識していただくために、特定健診に聴力検査を加えるべきと考えますが、いかがですか。

答弁 町長 平野浩司

大江議員の御質問に答弁いたします。初めに、新型コロナウイルス感染症傷病見舞金制度の延長について。新型コロナウイルス感染症傷病見舞金制度についての御質問ですが、この制度は、国民健康保険及び後期高齢者医療保険に加入する個人事業主が、新型コロナウイルスの感染によって休業が余儀なくされ、収入の減少に対し、最低限の生活を保障するために制度化したものでございます。1点目の傷病見舞金支給実績についてですが、令和2年度はゼロ件、令和3年もゼロ件、令和4年は2月に1件、6月に2件、第7波と言われる8月は1件、9月に20件となっています。2点目の本年9月末で打ち切った理由ですが、制度が始まったときは、不要不急の外出自粛、飲食店の時短営業など、国を挙げての感染対策が取られ、かつ、療養期間が2週間以上になるなど、感染による影響は大きなものでした。しかし、コロナの性質の変化で、現在流行しているオミクロン株は感染力こそ強いものの、重症化リスクは低減してきました。その結果、9月に2週間程度の療養期間が1週間、無症状の場合は5日間に短縮され、かつ、有症状でも症状軽快から24時間を経過すると、必要最小限の外出が可能になるなど、外出制限の緩和が図られました。また、民間の生命保険会社が支給する入院給付金も、重症化リスクの高い人に限定するなど、新型コロナの感染に対する環境の変化が見られてきました。そのため、制度化した当時の給付の目的と現在の状況に乖離が見られたことから、制度を一旦終了することとしたものでございます。3点目の傷病見舞金制度の継続・延長についてですが、これまでの傷病見舞金は一律支給する制度でしたが、実態に即した制度を必要に応じて今後、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、補聴器購入に公的助成をについてですが、加齢とともに起こりうる難聴は、聞こえが悪くなるばかりではなく、難聴が悪化することにより認知症の発症リスクが高まるとされております。御質問のランセット報告については、ネットや報道を通じての受け止めとなりますが、難聴は高血圧、肥満、糖尿病とともに、認知症の危険因子の一つとして挙げられており、近年は、難聴が認知症の最も大きな危険因子と指摘され、ますます難聴と認知症の関連が注目されております。難聴を予防・改善するためには、適度な運動や禁煙などの生活習慣の改善により、血液の循環をよくすることが効果的な対策とされているため、健康教育をはじめ、ホームページや広報等を通じて周知を図ってまいります。2点目の補聴器購入助成への御質問でありますが、難聴が進み、聞こえが悪い状況をそのままにしておくと、認知症のリスクが高まるとともに、緊急車両の音や災害の警報などを聞き逃してしまう恐れがあり、身の危険にもつながります。補聴器購入の助成については、今後の国や他の市町村等の動向を踏まえ、判断したいと考えておりますが、気になる症状があれば早めに耳鼻咽喉科を受診し、医師に相談することが大切であるため、生活習慣の改善とあわせて周知してまいります。3点目の特定健診に聴力検査ですが、特定健診は糖尿病や脂質異常症など生活習慣病を早期発見し、早期予防することを目的に実施しているものであります。そのため、聴力検査を検査項目に加えることについては、現時点では考えておりませんが、検査項目に含まれなくても、特定健診を受診するときに合わせて聴力検査も実施できるかどうかを医療機関などと相談しながら、研究・検討したいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

質問 3番 大江道男

御答弁をいただきました。事業主に対する傷病見舞金制度は、決して全国的に広く行われているものではありません。また、1回の見舞金が30万円というのは多分、全国でトップクラスに高いのではないかと思います。その点で、制度をつくったということとその効果は、美幌町内の個人事業主にとっては大変ありがたいという評価をいただいております。私もコロナ感染症に対する見舞金制度について、中小企業の団体が寄り合っております全国商工連合会に問合せをいたしました。そうすると、見舞金制度というのは、24の自治体でつくられていると。名前は変わっていますが、手当金あるいは給付金というのは、17自治体であると。ですから、この団体が承知しているだけで41自治体程度ということです。美幌町のこの取組は高く評価されていると、現在でも思っています。ただし、この41自治体の中で、この9月に制度を打ち切ったというのは美幌町だけのようであります。一つの市は、現在20万円の見舞金を来年1月から10万円に減額すると、あるいは、もう一つの市は、現行10万円を今年10月1日から3万円に減額するということです。そのような点で、町長の御答弁にありましたが、当初の状況と変わってきていると、当初のとおりの見舞金の額でいいのかというのは、全国的に議論されているのだなということは分かります。しかし、美幌町の場合は、制度が廃止というところまで踏み切っています。なぜ廃止をするのだということが、大変大きな疑問点で、復活する、あるいは継続するということであれば、廃止の必要性はないと思います。そこで、新聞などでは分かりませんので、先ほど実績を御答弁いただいたのですが、令和2年、3年はゼロ件で、今年に入って4月、6月、7月合わせて4件、9月に入って20件、合計24件ですが、なぜ9月に爆発的に増えたのだという点で、一つは疑問があります。そもそもこの制度は、関係者への周知を徹底していなかったのではないのかと思います。美幌町は、9月に入ってから、この制度は9月末で打切りになりますということも含めて、広報でお知らせしました。初めて多くの方が知る機会となり、それで遡って申請した人も含めて20件に上っているのではないかという疑問点がございます。美幌町の制度では、2020年、2年前の1月1日に遡って、新型コロナに感染した場合、事業主には30万円支給しますよと、見舞金を支給しますということですから、9月でも令和2年の1月、2月、3月のどの時点であれ、感染した場合については申請ができるわけですよね。9月に集中したのは、9月に感染したからということだけではなかったのではないか。すなわち、ようやく認識されたその段階で、9月末で打ち切りますということでは余りに周知期間を含めて短いという思いがあります。一つは、9月末の申請がどのように、発症・原因がいつで9月に申請されたかと、ここの追跡調査はされているのでしょうか。もう一つは、その後10月、11月と爆発的に感染が広がっています。この感染の広がりをその後どのように捉えておられるか。一段落してもう低迷しているということであれば、この制度の継続・延長ということの是非にも関わります。私はそうではないと、膠着状態、あるいは、ずっと現在まで感染が広がっているのではないかと思うのですが、あわせてお示しください。

答弁 戸籍保険課長 佐々木斉

御答弁申し上げます。まず一つに、申請が9月に多かったのではないかということでございますが、ホームページにこの制度を載せておりまして、申請した方の口コミなどもあり、広まっていったというところが正直ございます。その中で、実際に感染した日時を確認させていただくと、それは8月から9月にかけて感染したという方が非常に多くて、2月に1件、それから6月に2件だと思うのですけれど、その後8月、9月に集中してきたところにつきましては、9月の初めに8月に感染したと申請に来られた方もおられますが、9月に感染して9月に申請が出てきた、もしくは、9月に感染して10月に申請が出てきたという状況になっております。もちろん、制度を知らなかった方もある程度おられるかと思うのですが、感染した人の中での情報共有だとかもございまして、それほど時期を置かずして申請が出ている状況だと理解しているところでございます。その後、10月、11月と感染が続いているという話でございますが、この制度につきましては、国民健康保険もしくは後期高齢者医療保険に加入している個人事業主が感染したという場合に対象となる制度でございました。そのため、感染者全てがその制度に該当するかどうかではなくて、その中で個人事業主がいらっしゃれば、もちろん9月までの制度はどうなったのかなど、そのようなことになろうかと思うのですが、その点につきましては町に問合せはありませんでしたので、よろしくお願いしたいと思います。個人事業主の感染状況については把握できておりませんので、その点につきましては申し訳ないですが、御理解をお願いしたいと思います。

答弁 福祉部長 河端勲(福祉部長は2024年3月まで)

感染状況については、私から御説明をさせていただきます。10月、11月と感染者数が爆発的に増えてきて、11月におきましては、道内の数として8,000から1万の間でずっと推移しておりました。オホーツク管内におきましては、大体300人程度で毎日発症者が報告されておりましたけれども、12月に入ってから若干下降ぎみで、全道で7,000人ぐらいに落ちてきているような推移状況でありますので、よろしくお願いいたします。

質問 3番 大江道男

発症と見舞金の申請との関係については、私は分析できていませんので伺いますと、そうずれはないのではないかと。そのことは重要な問題ではないので、取りあえずはそのとおり受け止めたいと思います。ただ、11月末の道新の報道ですけれど、全道での感染による死者数は、昨年6月の死者数の1.9倍だということで、これは事業主がそうなのかどうかは全く分かりませんが、町民的には感染について非常にナーバスになっている、神経質になっています。11月は私もそのうちの1人なので、不安な日々を送ったということについては承知をしていますが、どこで感染したのか分からないと、どこでも同じでしょうと言われるぐらい、感染は不思議なことではないと周りからは聞かれています。そこで、この比率に従って考えれば、当然、事業主についても9月末がピークで、10月、11月はほとんどの事業主も感染していないのではなくて、一般的に比例すると思いますが、その状況を前にしてこの制度は打ち切りますと、この姿勢は大変問題だと私は思います。制度を打ち切ってしまったら、どうなるのですかね。制度の金額を減額したところの要綱なども送っていただいているのですけれど、これは要綱ですから、告示したら条例ではないので議会を通す必要はないと、行政がいつからやるということを決めれば、直ちに実施できる、非常に機能的な制度ではあります。いつ開始するのか、いつ延長するのか、このことを決めることができますが、ある町では9月22日に告示をして、10月1日から減額するよということで、知らない議員さんもいらっしゃいました。そのようなことなので、この要綱の中で、附則で変えてくるということで、本体は残っているのですよね。美幌町の場合は要綱そのものが廃止ということになれば、改めて制度を一旦終了すると。一律支給する制度だったけれども必要に応じてということは、今は必要ないと、今後検討してまいりますと、現在は考えていないと、このようなことでいいのかということが問われる。幾ら制度がよかったけれども、感染が広がって死者も出て、今度は自分かもしれないと不安になっているときに、制度そのものがないということになったら、大変大きなショックがあると私は思います。しかも、2年余りにわたって、約3年に及ぶコロナ禍で、飲食店などはお客さんが来ないために事業を続けることができないという悲鳴が各所で上がっている。そのときに自分が感染したら、今度はまた店が開けないと。家族も含めて療養期間に入ってしまうと。短ければいいですけれど、長くなったらどうすると。しかも、借入れで日々暮らしている人たちが、借入金をどうするか、借りたお金の返済期日がもう来ているという切迫した状況のもとで、見舞金制度が打ち切りになるというのは、私は大変深刻な問題だと思います。したがって、30万円が継続できるかどうかは取りあえず置いておいて、見舞金という制度あるいは名前を変えたらそれはそれでもいいですよ。要するに、感染症で事業に専念できない事業主に対して、何らかの制度の延長を大至急やらなければならないと。年を越せないという状況のもとで一旦終了し、必要なときに今後検討という姿勢は、どうしても納得がいかないと思います。12月議会で条例として提案するのであれば別ですけれど、これは行政が必要だと判断した時点で、要綱の改正などであれば、あしたにでも提案をしていけるのですよね。遡ってもできると。ですから、10月1日に遡って、全国で最も進んでいた制度だったので、それに準じて美幌町としても決断をすべきでないかと私は思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町民生活部長 関弘法

御答弁申し上げます。今回の傷病見舞金の制度につきましては、我々も非常に重要、かつ、なくてはならない制度だという認識は、現在も変わってございません。感染者の広がりも見える中、直ちに要綱の失効ということで、町民の皆様方にそれぞれ不安を与えてしまったといった部分については、改善していかなければならないと考えてございます。今回、要綱を廃止するに至った経緯を若干お話させていただきたいと思いますが、この傷病見舞金につきましては、承知のとおり個人事業主が療養期間中の営業の自粛、そうしたものから生じる減収に対しまして、最低限の生活の保障をしっかり行っていきたいということで始まった制度でございます。制度開始時点におきましては、当時のコロナの状況を踏まえまして、療養期間が2週間、濃厚接触者となった者についてもおおむね2週間の自粛がうたわれていたということもございます。2週間、2週間の合計28日間ということで、この30日弱という日数に対しまして、雇用されている方も傷病手当金というものが支給されている仕組みになってございますので、その傷病手当金の単価に準じまして30日を乗じた結果、一律30万円という金額を出したものでございます。つまり、当時の療養期間、要は、行動が制限されている期間をある程度勘案し、制度設計をしていたということでございまして、一律、皆この基準に従い行動していたという状況もございます。ただ、御承知のとおり、この9月に入りまして様々なコロナに対する療養期間の制度の見直しということがされてございます。無症状の方につきましては5日間の自粛、また、症状がある方につきましても7日間、軽快症状が認められれば7日後には行動の制限がないといったことも、制度としては変わってきているということでございまして、当時の約30日間の行動自粛につきましては7日間、つまり、1週間程度に短縮になってきているということもあります。ただ、それぞれの症状・状況によりましては、その多寡はあるのだということも当然、認識しているところであります。また、傷病見舞金を支給するに当たりましては、その方がいつ陽性の判定を受けたのか、そうした証明書等の提出も求めてございます。この取扱いにつきましても、従前でありましたら、それぞれ陽性認定される方というのは、医師の判断に基づきましてそれぞれ登録されていたという一定のルールで行われておりましたが、現在のところ、医師の診断に基づく陽性判定もあれば、自分自身が簡易キットで検査の上、保健所等、センターに登録をするということもございます。また、登録をせずとも、簡易キットで陽性を自分自身で確認される、そのような方もいらっしゃいます。つまり、その陽性に係る証明の手続というのが、これはまさに医療機関と保健所の負担軽減もうたわれている中で、そうしたことになっているわけでありますが、そうした感染の証明書類につきましても、いろいろ複雑化してきているということであります。その中で、30日から療養期間が短くなってきているわけではありますが、先ほど申しましたとおり、実際に全員が5日間、7日間ということではございません。2週間、3週間と療養を要する方もいらっしゃる場合に、そのような実情に合わせた形での見舞金の支給が望ましいのだろうということで考えてございます。今現在のコロナに関する制度、そして証明等を見たときに、いろいろと解決していかなければならない課題が複数ありましたことから、この要綱を廃止するに当たりましては、次の新しい制度に向けて、即座に検討を始めてきたところでありますけれども、今、お話しましたような課題があったことから、少々時間を要しているということでございます。また、冒頭言いましたが、この傷病見舞金の制度につきましての重要性というのは、我々担当としても十分認識してございますので、この要綱が廃止されて次の新しい制度が始まるまでの間、穴を空けるつもりは全くございません。そちらにつきましてはしかるべき形、遡及するということも今現在、あわせて検討しているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。少し長くなりましたが、要綱の廃止により不安を与えましたことにつきましては、このような理由から少々時間を要しているということでございますので、御理解いただければと思います。

答弁 町長 平野浩司

今、担当部長から御説明をさせていただきました。大江議員からのお話は、今回失効させたというのは乱暴過ぎるよという意味だと思っていて、そのやり方については今、反省しているところであります。この制度が実情に合わなくなったという部分については御理解いただけると思っていて、その適用の仕方についてもしっかり検討しているところであります。次の制度に向けて、いつの時点でという部分でいけば、当然、補正等の財源措置等も必要でありますので、一旦そこでは打ち切ってはいるのですけれども、私の任期中にはしっかりと今回の制度の継続というか、新たな制度をきちんと示したいと思います。部長からもお話しましたが、10月以降に対する方々に穴が空かないように、遡及してでもきちんと継続していきたいという考えでありますので、その辺を御理解いただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

質問 3番 大江道男

制度そのものは一旦打ち切ったけれども、多分、10月1日に遡って見舞金にするのか、給付金にするのか、名称は分かりませんが、制度はつくるということです。美幌のように一律の見舞金で30万円、20万円、10万円とか、こうしたところもありますけれど、複雑な計算は要らないと、療養日数に基づいて1日7,000円、6,000円、5,000円、3,000円というところもあります。もちろん、前年の収入を365日で割って、その3分の2で1日当たり幾ら、何日療養したかという複雑なところも幾つもありますけれど、できるだけ簡素にして支給するという制度を実態に応じてということですから、療養日数がベースになるのだろうと思います。町長は自分の任期ということですが、任期中であれば来年の新年度予算が終わった後も任期ですよね。5月ぐらいまであるかと思うので、選挙のときにそのような制度ができているということではないのだと思います。私は、条例ではないので、できれば年内に10月1日に遡って、どなたでも分かるということで制定していただきたいと申し上げておきます。2点目に移ります。補聴器購入に公的な助成をということです。私は、以前もこの補聴器の購入に町としての助成をということで、日本の場合、諸外国と比べて難聴者の比率はほとんど変わらないのだけれども、補聴器を装着している人の割合は非常に低いと。今回、補聴器工業会の調査をお示しいたしまして、アンケート調査の結果、補聴器を使わない理由は、買うための経済的余裕がないということで業界としても承知をしていて、原因はほぼ実態と変わらないのだろうと思います。最初の御答弁で、気になる症状があれば耳鼻咽喉科を受診して、医師に相談することが大切である、だから周知していくということですけれど、それはそのとおりだと思いますが、懐にお金がないので買いたくても買えない、効果があると分かっていても買えないということが答えとして出ているのであれば、踏み切らざるを得ないのではないかと思っています。これも全国で大変普及しているよと、美幌町は遅れているから遅れないようにという意味ではありません。確かに普及はしてきていますけれど、ある調査では、昨年7月時点で全国35の自治体が補聴器購入に対して助成金を出しているというデータがありましたが、今年の10月31日現在で114の市町村に増えていると、1年余りで急速に増えているよという情報は得ています。ただし、これも民間の団体が任意に調査しているということで、漏れがあるなと思います。データの中で、北海道は幾つだと見ましたら、13自治体でした。けれども、今年の5月時点で道庁が把握している数字は18です。ですから、実態はもっと広がっているのだろうと思います。いずれにしても、過半数が制度をつくっているから美幌町もという意味ではありません。しかし、「ランセット」という医学誌が持っている意味は非常に大きいように思います。私は今回、コロナで外出できなかったので、ランセットで示しているデータを余分に見ることができまして、そこで改めて分かりました。認知症予防のための補聴器の効果というのは、実は、高齢者を対象にして調査したというものでもないのだなと。データの基本は、45歳から65歳という年齢層をベースにして作られているということで、当初から高齢者の健康を維持するためにという私の狙いは少し外れているということも分かりました。そして、アルツハイマーの原因は、若い時代からアミロイドベータのたんぱくが20年から30年かけて蓄積されて発症しているということで、年を取ったからすぐに大変だと、だから補聴器という短絡的なものではないということも十分に分かりました。そのような点で、改めて北海道内の18市町村の補助制度の対象年齢を見ましたら、18分の6、3分の1では年齢制限がないのです。若い人でも聞こえが悪いという段階から、補聴器購入に対して、積極的に町として助成をしているということが見えてきまして、全町民的な認知症予防という意味でも取組になっているのだなということが分かりました。金額はいろいろですが、そのような点で今後、国や他の市町村との動向を踏まえて判断したいと第1回目の答弁はなっています。町によっては18歳以上というところがございますが、そうした若い人たちも含めて、私は、美幌町で健康な町民生活を送っていただきたい、あるいは、老後と言えば美幌町でなら健康寿命を発揮できますよということにつながる息の長い制度として、経済的な理由で補聴器を必要とする場合に助成するというのは、大変積極的な意味を持っていると思います。町長の任期中に制度としてできることを期待して質問いたしますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今回、大江議員から一般質問いただいた中で、ランセットの報告書、原文は英語で読めないのですけれども、2017年と2020年の日本語訳文を読ませていただきました。ある雑誌、それから一部の難聴を研究している方々に関して見れば、認知症イコール難聴という概念があります。ただ、今、大江議員がおっしゃったように、よく読むと45歳から65歳ということで、難聴も一つのエビデンスということを言っているのですね。そのような意味からいけば、町民の方々の認知症発症をどう抑えるかとか、認知症になっている方をどうするかという方策の難聴という捉え方と、もともと健康な方が難聴と言われた場合の捉え方。私も家族というか、妻がたまたま医療従事者なので、認知症について話をしたときに、難聴自体をどう考えるか、ふだん生活する中においても、聞こえないとかで関係が悪くなったり、家族の中から取り残されたりとか、そのことに対しての考え方をきちんと整理しなければならないのではないですかという話がありました。今回の質問の中でいろいろ考えなければいけないと思いますが、一つ反論するのは、工業会のお金がないからという言い方が私は非常に腹立たしいというか、私からすると、では安いのをつくればいいではないかと、本当にもともと高いのですよね。今は、国産でいけば大体7万円とか、それから耳の形をとってという話になると両耳で30万円とか、そのことに対して、認知症というよりも難聴を生活の中でどう取扱うかと、いろいろなことが今出てきています。テレビを見るのであれば、そこまで大きくしなくても耳元に置くBluetoothというものが出たり、それから、軽い難聴の方であれば、補聴器も本当に高額でないものを耳に入れてとか、このようなものをきちんと整理した中で政策をどうするとか、誰にどのような支援をするということを考えていく必要があるのかなと今、私は捉えているところであります。

質問 3番 大江道男

実は、過去にも一般質問した際、町長は、その効果が明らかであるかどうかはしっかり検証していきたいという御答弁をされました。事実に基づいて判断するという方向性でした。本日も方向性においてはそのとおりだなと私も思っています。それで、高齢者の健康寿命を延長するためにというのはごく一部であって、長期にわたって健康な町民活動を行っていただくために、対象を広げて、必要な人には公的助成を考えるという点で捉えていきたいと思います。全体的な予算の関係もありますので、予算の配分だとか、そうしたところまでは取りあえずは求めていきませんが、効果のある範囲でぜひ制度を御検討いただきたいということをあえて限定的に申し上げて、若干時間は余っていますけれど、私の質問は終わりといたします。

出典:美幌町議会 令和4年第11回定例会 2022年12月7日 議事録 PDF(37ページ) 間違いを知らせる