美幌町議会 令和4年第7回定例会 2022年9月14日
大きく1点について
2022年9月14日、美幌町議会の一般質問で、木村利昭議員が「大きく1点について」質問し、町長 平野浩司、政策課長 沖崎寿和、総務部長 小室保男、建設部長 那須清二が答弁しました。
- 質問者
- 木村利昭 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、政策課長 沖崎寿和、総務部長 小室保男、建設部長 那須清二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 木村利昭
それでは、私からは、通告しておりました大きく1点について、質問をさせていただきます。移住定住促進によるまちの活力向上について。移住定住促進の今後の計画について、質問をします。美幌町の例年の移住相談件数はおよそ50件ほどですが、令和3年度は倍以上の121件の移住相談があったと伺っております。ふるさと納税も好調で、少しずつですが、美幌町の名と魅力が全国に広まってきていることと思います。また、今年度中に民間と連携した移住相談拠点施設が完成し、移住相談の体制が強化される予定です。移住定住促進には、相談窓口のような施設や体制も大切であるとともに、移住したいと思えるような施策も大切であると考えます。美幌町として、今後、移住定住の促進にどのぐらい力を入れていくのか、今後の移住定住促進のための町としての計画や考え方をお聞かせください。お願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
木村議員の御質問に答弁いたします。移住定住促進による町の活力向上についてですが、美幌町における令和3年度の移住相談件数は最終的に138件となっており、例年の倍以上の相談件数となっております。また、ふるさと納税につきましては、約1万6,000件、約1億9,200万円の御寄附をいただいており、美幌町の名と魅力が全国に広まっているものと認識しております。移住相談拠点施設につきましては、転職なき移住をはじめ、多様化する働き方に対応するため、テレワークスペースを整備するとともに、カフェ機能を備えた交流スペースを設けて、移住相談者やサテライトオフィス企業、地元住民など、様々な人の交流を通じたコミュニティー活性化を図るための改修を行い、来年4月1日のオープンを予定しております。御質問の今後、移住定住の促進にどのぐらい力を入れていくのか、今後の移住定住促進のための町としての計画や考え方についてでありますが、移住定住促進計画というような明確な計画はありません。今後においても、特化した計画を策定する考えはありませんが、いかに住みよいまちづくりを進め、町民の満足度を高め、町民一人一人が美幌の魅力を発信することにより、人を呼び込み、そこに住み続けることにつながっていくものと考えております。美幌町は、来年の4月1日に町制施行100周年を迎えることから、町への愛着や誇り、まちづくりへの参加意識を高める取組などを実施する予定であります。あわせて、美幌町を紹介する動画などの作成も検討しており、積極的に情報を発信することで、移住定住促進につなげてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 木村利昭
町長から御答弁をいただきまして、令和3年度は移住相談が最終的に138件もあったということで、これは本当にすごい効果だなと思っております。その上で、移住相談が増えている要因、どうしてここまで増えたと捉えられているのか。また、どのようなところが美幌町の魅力、要は相談したいと思える魅力であるか、相談者ともいろいろとお話されていると思いますが、どのように捉えられているのか、教えてください。
答弁 政策課長 沖崎寿和
ただいまの御質問についてでありますが、相談の増加要因としましては、オンラインによる相談などを実施したことにより増えたものと認識しております。また、移住定住の特設サイトを令和3年の5月に開設しておりまして、そちらで情報発信をすることによって、相談につながっているものと認識しております。以上でございます。よろしくお願いします。
質問 5番 木村利昭
今、特設サイトの効果もあったと御答弁がありましたが、それは、実際に特設サイトを見ましたという方が結構いらっしゃったということでしょうか。もし、138件のうちでこのぐらいの方が特設サイト見て、問合せに来られたというものがあれば教えてください。それともう一つ、先ほど答弁が足りなかったどのようなところを美幌の魅力として捉えているのか、教えてください。
答弁 政策課長 沖崎寿和
ただいまの御質問についてでありますが、138件の相談件数のうち明確に特設サイトから来たという数字については、現在のところ把握しておりません。ただ、特設サイトにつきましては、これまで1年ちょっとの開設の実績はあるのですけれども、毎月3,000件程度の閲覧実績があるということで押さえております。また、美幌町の魅力という部分につきましては、子育てのしやすい環境ですとか、空港に近い立地的な部分ですとか、そのようなものも魅力として考えております。以上でございます。よろしくお願いします。
質問 5番 木村利昭
毎月3,000件ほど閲覧されているということで、これも結構すごいことだなと思います。ホームページは受け身だと思いますので、もっともっとSNSとかを活用しながら、ホームページを見てもらえるように情報発信を続けていただきたいと思います。今、子育て環境と立地が魅力の主立つ部分ということで、課長から御答弁をいただきましたが、主に相談をいただいている年齢層、世代、職業とか、そのようなところはどうなっているのでしょうか。
答弁 政策課長 沖崎寿和
相談をいただいている方たちの年齢につきましては、138件のうち1番多い区分としまして「不明」で30件あります。その次に多い年代としましては「60代」で28件、次に多いのが「70代以上」で23件、そして「50代」で19件、「40代」で18件となっております。また、職業につきましては、様々な職種の方からの御相談をいただいているわけなのですけれども、統計的には把握しておりません。以上でございます。よろしくお願いします。
質問 5番 木村利昭
せっかく御相談をいただくので、やはり年代とか、このような魅力の部分とか、職種とかを聞き取りするフォームは設けたほうがいいのかなと思います。相談してきてくれて、相談だけ聞いてさようならではなく、ぜひ、何で相談してくれたのですかとか、どのようなところを魅力に感じていますかとか、こちらからも聞けるものは聞いて、参考にして、武器にしていくといいのではないかと思います。先ほど、子育て環境と立地が魅力ということで問合せをいただいていると伺い、世代を聞くと60代、70代が多いなと思うのですが、子育て環境は関係あるのでしょうか。ほかにももっと魅力があるから相談してきてくれているのではないかと思うのですが。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
今の議員のお尋ねの件です。先ほど課長から答弁したとおり、町の魅力ということで、主立ったものとしては空港からのアクセスがいいですとか、子育て環境にすぐれているという声が大きいのは事実であります。一方で、相談を受けた方からの声として「大型スーパーが充実していて日々の買物に不自由はしない」だとか「国保病院をはじめ、町内の医療体制が一定程度そろっていて、そのような不安感がない」ということで、若い方あるいはお年を召された方、それぞれにニーズは異なっております。そのような幅広い世代にしっかり応えられる環境が本町には整っていると、そのような受け止めもあるところでございます。
質問 5番 木村利昭
今、部長からも御答弁いただきました子育て環境、空港立地、大型スーパー、医療体制も一定程度。そのような意味では、本当に美幌町はたくさんの魅力があると思うのですが、最初に町長から御答弁いただいた中で、今後の移住定住の部分で主立って計画を立てていく予定はないとありました。今、お話の中で、相談件数で結構年齢層の高い方が多い。このような相談をいただくこともすごいうれしいことだとは思うのですが、今回の私の質問のテーマは「移住定住によるまちの活力を向上する」というところなので、やはり子育て世代だったり、働き手世代だったり、比較的若い方にも美幌町に来てもらう。先ほど、子育て環境という答弁もありましたとおり、そのようなところももっともっと高めていければ魅力はあるのではないかと思います。今後、計画は設けないという中で、美幌町として、移住定住促進にどれほど力を入れる考えなのかを教えてください。
答弁 町長 平野浩司
今回の答弁の中で、移住定住促進計画という特化した計画は考えていないと答弁をさせていただきました。その理由として、総合的には総合計画があり、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中に、今後、美幌町がどのような人口減少対策、これからの活力を高めるための方策ということを明記しております。ですから、私も何種類か計画を見せていただいたのですけれども、あえてそのようなダブるものをつくる必要はないという意味です。ですから、今、私が考えているのは、当然、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づいてしっかりやることであるし、その上位計画として皆さんでつくった総合計画があるという認識でありますので、消極的な思いではないということだけは御理解いただきたいと思います。そして、大事なのはその計画というよりも、町はこうしたいのだという移住定住に対する考え方をしっかり示していくことだと私は考えておりますので、今、ここに関わる施策を積極的に示して進めていきたいと考えております。
質問 5番 木村利昭
消極的な考え方ではなく、ダブって計画を持つ必要がないという町長の御答弁、そこは理解します。今、町として移住定住の考え方を示すことが大切だと町長からありましたが、例えば、目標としてこのような世代に来てほしいだとか、計画と目標というのはまたちょっと違うと思いますので、実際にその辺りをどう考えていらっしゃるのか、教えてください。
答弁 町長 平野浩司
目標の設定というのは、今、具体的にこうだという考えは持っていません。創生総合戦略の中で、そのようなベースになる数値を目標数値として出していることは事実であります。では、どのようなところにという話をさせていただければ、今、私がすごく注目しているのが働き方改革で、それが日本全国を挙げて、特に都市部から地方へという流れが考えられます。そのような中でいけば、大きくはワーケーションという言葉になるのでしょうけれども、特にテレワークを主に進めたいと思っています。それが今回、具体的にはみどりの村にテレワークスペースの整備ということで、まず、受入れ体制の整備をしっかりさせていただきたいと思います。民間の移住体験住宅等も空き家を使って整備をしていて、今年も2棟の予定はしているのですけれども、なかなか応募者がいないのも事実なのですが、そのようなしっかり滞在できるところもセットで考えていきたいと思っています。言葉の一つの説明ではないのですけれども、ワーケーション、それからテレワークという部分を考えたときに、広い意味よりも企業とか、特定のやり方、仕事形態、要はその自治体と企業側がしっかりスクラムを組んで、関係して、地方に来ていただくということを主たるものとして考えることがいいのではないかなということを、担当等に指示を出しているところであります。
質問 5番 木村利昭
私も議員になって、このような移住定住の部分をずっと訴え続けています。議員になり始めて、それからすぐにコロナになって、テレワークとか、ワーケーションとか、そのようなところがすごいスピードで注目されて。どこの自治体もこのようなところには目をつけて、今、動いている状態という形になっております。直近で言うと、令和4年3月と令和3年9月に、移住定住の部分を絡めて質問をさせていただいております。そこからずっと私が一貫して伝えているのは、美幌町の働き手の部分、アルバイト人口が少ない。そして、そもそも美幌町は中小企業がすごい元気で、数もたくさんあって、美幌町独自で経済が回っているというか、そのようなところも美幌町の魅力だと思います。そのような働き手が少ないというところを解消していかないと、町の活力は高まっていかないのではないかと思います。そのためにはまず、テレワークで来てもらって、例えば、ダブルワークで美幌町の仕事をやってもらうとか、そのような考え方というのは大いにありだと思います。やはり、美幌町の企業に勤めることに魅力がある、仕事だけではなくて美幌に住むことでこのような休日、余暇を楽しめる、安心して暮らしやすいまちであるというところを訴えていかなければ駄目なのではないかと思うのですが、町長、その辺りのお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
働き手という切り口で考えれば、今、木村議員がお話いただいたことはそのとおりだと私は思います。先ほど、ワーケーションというよりもテレワークという企業との話の中でいけば、それも一つの手法なのですけれども、まずは今、議員がおっしゃっていただいたこと、今回の創生総合戦略の中にもありますが、美幌町に住み続けられる環境づくりをしっかりやるということですよね。それと、そこで育った人たちが都会へ行ったり、学んだり、学んだ後に戻れる環境、これが前提かなと。私は、木村議員がおっしゃっていることに同感しますし、最低でもやらなければいけない、それに合わせてこれから考えたらとなった場合に、先ほど言った企業等のテレワークという概念の中で、人に来てもらうということも重点的にやりたいというお話をさせていただきました。その中のベースとなれば、よい生活環境をどのようにつくっていくか。これが、ある意味では町の魅力化でもありますし、美幌に来たら町民の方がいい町だと満足して、本当に来てよかったなと感じられる町をどのようにつくっていくかということにつながっていくのかなと思っております。
質問 5番 木村利昭
ちょうど次に、移住定住促進に向けた環境づくりの部分を伺おうかなと思っていたので、今、町長に流れをつくっていただきました。今、いろいろと町長からもお話ありました環境とか、そういうことがすごい大事だと思います。私は、ふだんから実際に移住してきた方々と意見交換をしています。その中で、はっきり言われた、すごいインパクトがあった意見を二つ、紹介したいと思います。「美幌町は、移住後のサポートがなくて冷たい」、移住してきた後のサポートがないということですね。あとは「住居がない」、せっかく美幌に引っ越して来たいと思っても住むところがない。この二つをズバっと言われました。これはお一人ではなくて、何人もの方に言われております。それで、今、これを紹介した上であえて聞きますが、現状、移住定住促進に効果のある施策として足りないと思うこと。町長と町が考える美幌町に今、足りないものと施策、これは何だとお考えですか。
答弁 町長 平野浩司
足りない施策というとちょっと大き過ぎて、どのように答えようかと考えております。まず、移住定住ということを考えた場合に、今、木村議員がおっしゃったように、来ていただいた後のフォローがないというのは、私も聞いております。ただ、その中で私が町民の方々にお願いしたいのは「それは行政が」とよく言われるのですけれども、ちょっと違うと思うのです。皆さんが移住定住をした方とうまくいっているというのは、そこの町民・市民の方がしっかりと関わっている、そのような体制づくりができているということなのですね。きっかけとか、そのような仕組みづくりというのは、行政が仕掛けなければいけないことだと思っています。それから、うちは農業の部分、新規就農で来るのですけれども、これもきちんとしっかりやれているのは、やはり地域の方々と一緒に関係して、受け入れられているというか、そのようなフォローがされているからうまくいっていると思っています。今、欠けているという部分でいけば、そのフォロー体制をしっかりしなければ、受け入れるということ、それから受け入れた後ということで、その前段の中で言えば、逆に情報発信、魅力発信をどのようにしていくかということが前提であります。今、一部分でのお話しかできませんけれども、そのように考えております。
質問 5番 木村利昭
来年の4月から移住の相談拠点を設けるということで、これはすごい大きなきっかけになるのではないかと私は思っております。今、町長が移住される方に対してのフォロー体制が足りないという認識をされているということでしたが、フォローする側というのは、全て行政がやらなければならないことだとは、私も思っておりません。ただ、実際に行政が移住定住の相談を受けて、それがきっかけで美幌町に引っ越してくれることになりました。移住してくれたけれども、そのような人たちがいるのだということを一般の町民の方々は分からないとサポートすることもできませんし、移住してくる方にはいろいろな理由、事情があると思います。すごい前向きに移住されてくる方もいれば、やはりそうではないちょっとナイーブな事情を持たれている方もいらっしゃると思いますので、そのようなところのかけ橋というのは、行政がやる必要があるのではないかと思います。その上で一つ提案ですが、実際に美幌町に移住してきて、今、美幌でいろいろなまちづくり、まちおこしで活動してくれている方がたくさんいらっしゃいます。Uターン、Iターンも含めてですが、そのような人たちにお願いをして、これから移住してくれる人たちをフォローする、何か相談コミュニティーみたいなものを構築すべきではないかなと思います。例えば、平野さんという方が美幌に移住してくれることになりました。では、平野さんには、髙﨑さんというサポーターをつけますねと。なので、絶対にこの人に相談しなければ駄目なのではなくて、何かあったときには髙﨑さんに相談してくださいと。髙﨑さんにも、平野さんという移住者が来るから何か相談があったら乗ってねとか、顔つなぎとかを今回できる拠点、そして、行政がやって、そこの担い手を町民の方々にお願いしたら、多分皆さん喜んでやってくれるのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
相談の窓口というか、受皿づくりということのお話だと思います。そのことについては私も大賛成でありまして、それを何とかつくりたいという思いはあります。今回、みどりの村に施設をつくらせていただく中で、民間の方に関わっていただき、一つの受皿、一つの拠点として、そこにカフェ機能とか、一つのコミュニティーとしての場所を提供、それから運営する。来られる人だけではなくて、そこに関わってもらう地元の方を配置するということで、そこが一つの核になっていただければと思っています。あとは、どのように関わるかというのは、これからの問題ではあると思うのですけれども、そのような考えは持っております。
質問 5番 木村利昭
やはり美幌に魅力を感じて、美幌に移住してきてくれる方がたくさんいます。その上で、いいことだけではなくて、課題も考えてくれていて、そのような課題も日頃からお声としていただきます。そのようなお声をいただくときに、このようなところが嫌だ、足りないで終わりではなくて、どうしたら解決していけるのだろうと一緒に考えていただけることを私はうれしく感じています。そのような熱量を持っている方は、すごい貴重な存在だと思いますし、行政が中心になるのか、そのような方々が中心になるのかは別として、大いに力を貸してもらえるようにするといいのではないかと思います。ちょっと話は変わりますが、先ほど移住者の声として「サポートがない」「住居がない」という声があるとお話をしました。移住後のサポートがないというところ、どのようなサポートなのかという話をしたときに、今言ったような人的支援というところがなかなか見えない部分というところが一つ。もう一つは、町長の考え方も入ってくると思うのですけれど、美幌町としてどれだけ、どのような人に移住してきてほしいというのが見えない。例えば、移住してきた後の子育て支援の部分。移住者だけに特化する必要はないとは思うのですけれども、移住してくるためのきっかけとして、特に美幌町独自のこのような支援というものはないよねという声があります。先ほど町長が、計画的な部分でダブって持つ必要はないとおっしゃった部分については、私も理解します。ただ、テレワーカーとか、そのような方々に移住してきてほしいと町長はおっしゃいましたが、そのような人たちに来てほしいと思ったら、そのような人たちを呼ぶための支援というか、美幌町として、美幌町に来てもらうために特化した何かを作らなければ駄目なのだろうと思うのです。明確にここでやりたいというのはあるけれどまだできないのか、それとも、つくらなければ駄目だとは思っているけれども明確に考えがないのか、そもそもそのようなことは考えていないのか。そのようなところを含めて、考えをお聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
どのような方に移住定住してほしいという希望は持っております。考え方もあるのですけれど、それを皆さんに示すタイミングというか、それがいいかどうかというのは、私は町長という立場ですけれど、平野としてどうなのかと思うこともあります。正直に言いますと、移住定住に特化してお話をさせていただいてますけれど、本来、この町をどのようにしていくか、今住んでいる方にどのような満足感を得ていただくか、そのような中での考えをしっかり持たなければいけないと思うのですね。ですから、他から来てもらうよりも町から出て行く人を少なくする、逆に、学びか何かで1回出ていった人が地元に帰ってくるということをしっかりやることだと思います。一つとして、美幌に人がどんどん来てもらうことを望むことは大切なことなのですが、そうでなくて、美幌町を思ってくれる人が全国に点在していても全然問題ないのではないかという考えを私はもともと持っています。関係人口というわけではないですけれども、交流人口とか、そのような人たちとの関わりを持って、町がしっかり成り立つということをやりたいと思っています。その中で、移住定住という話にまた特化してお話をさせていただければ、この地域を理解して、この地域の方々と一緒に歩んでくれる方に、まずは絶対に来てほしいと思っています。その人たちという部分でいけばどのようになるかというと、今の美幌町に活力を与えてくれるとか、このようなところが欠けているからそれに対して皆さんと関わりたいとか、そのような方々が来ることについては、非常にウエルカムという思いであります。あと、特定分野というのであれば、1万ヘクタールの農地をみんなで維持するためには、農業をやっていただく人が少しでも増えなければいけない、減らないようにするためには新規就農という形で、その分野において特化して、今のうちのスタイルの農業を行ってくれる人には来てほしいということで、今のところ自分の中では整理しております。
質問 5番 木村利昭
移住定住促進のためだけに何かをやるというのは、私も違うと思っています。流出を防ぐだけではなくて、そもそも美幌に住んで、美幌が好きで生活してくれる人たちが、住みやすくて、安心して暮らせるということが第一。これはもちろん大前提だと思っています。ただ、札幌市ですら人口の減少が始まったのです。ここ数年でピーク時から2分の1になった町もありますし、美幌町は他の町から比べると、人口の減少幅がそこまでではないという人も確かにいます。まだ美幌は2分の1ではないという議論は置いておいたとして、先ほど共に美幌に住んで、歩んでほしいと町長はおっしゃいましたけれども、どのような人に美幌町に来て欲しくて、美幌に移住してきてくれる、美幌に移住したいと思う、そのきっかけはどこなのだろうというのを考えていくべきなのではないかと思うのです。実際に、美幌に移住してきた方々に「どうして美幌に来たいと思ったのですか」と私がお話をすると「最初から美幌に来たかったわけではない」と。それはそうですよね。美幌町という町を知っていて、美幌が大好きと思っている人はそうそういないわけですよね。では、どこで美幌町という名前が出てきたかというと、やはりどこまで関わりを持つかだと思うのです。まず、美幌町の人たちと関わりを持つことが大事だと思うし、その中で特に、単身ではなくて、家族が美幌町に移住してくるとなると、子供の今後の教育も大事だし、病院も大事だし、夫婦で共働きするのであれば共働きする仕事も大事だし、共働きできる環境なのかというところも大事だしというところになってくるわけですよ。そうなると、もちろん人で関わりをつくるということは、町民皆で頑張りましょうと。これはもちろん大事だと思うのですが、頑張ったけれど美幌町に行きたいと思ったときに、やはり大事なのは教育、病院、そして、福祉だと思うのです。美幌町にはいっぱい仕事があります。だけど、働くために子育て、子供を預かってもらう環境がとかとなってきたときに、ほかの町と比べて美幌町の子育てというのは、本当に優れているのかどうなのかというところ。町長、どうでしょう。
答弁 町長 平野浩司
美幌に来ていただく、それから来ていただいた方のきっかけは、今、木村議員がおっしゃった人とのつながりだと私は思うのです。私も長年、いろいろ関わった方が美幌に来てくれたり、それから美幌にしょっちゅう来て、移住までされた方で、直接関わっている方は余りいないですけれども、木村議員がおっしゃったとおり、どれだけ関わった人が魅力づくりに関わるか。先ほど私は、今後、美幌町として移住定住でどのような形という話の中で、よい生活環境をしっかりつくらなければいけないというお話をさせていただきました。その中でいけば、今言われた子供の育児・教育、それから健康。今、内閣府が、新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化ということで、地方に来る場合、何が大事かという話をすると、大きくは健康に不安を持っていると。それが1番大きいのです。それ以外でいけば、世代によるのですけれども、やはり子供の育児・教育という部分。ですから、どのような方々をターゲットにするかということも、はっきりしておかないと駄目なのかなと思っています。私は、常日頃から移住定住ではなくて、美幌町と皆さんとで、子育てと教育をしっかりしていきたいという思いであります。先ほど言ったような、今までのターゲットよりも新たにやるとするならば、今言うテレワークという中においての企業との関わり、何かの部分に特化してもう少し力を入れたいという思いであります。それで、私が企画をやっていた時代に、団塊の世代の移動ということで、美幌町も道内の先頭を切って積極的にやりましたが、なかなか不発でした。定年を迎える人たちが地方にという中身は、やはり無理です。でも、今は、先ほど言った仕事の働き方改革を見たときに、都会の方々が地方にといった場合には、現実味がある動きではないかなと。そのような中でいけば、木村議員がいろいろと一生懸命言っていただいていることと同じになりますけれども、移住定住も人を減らさない、増やすという一つの形としては、どのようなことがあってもしっかりやらなければいけないという思いであります。
質問 5番 木村利昭
ちょっと時間がありませんので次々にいきたいのですが、最後に、今のお話の中で移住定住促進、そして、住んでいる人たちの安心を高めるという意味でいけば、ただ何かお金をばらまくような補助金というのはそぐわないと私は思っていますし、何か考えがあってやるのは別ですけれども、そうではなくて、ただお金をばらまくというのは、私は違うと思っています。やはり、そのようなことであれば、美幌町は幸いにも公設の保育園もある、民設の幼稚園も、保育所もあるというところでいくと、もっと困っているほかの自治体から見れば、そのような施設というのは整っていると思うのです。保育士不足という部分は現実にあるので、制度だけではなくて、段階を踏んで組織的に体制を整えていくというか。まず、子育て支援、預かりの部分、そのようなところを充実させるために、保育士をもっと増やすための取組をするとか。それで、保育士が増えた、幼稚園教諭が増えた、実際にもうちょっと預かりの間口を広げられる、休日の預かりもできると。移住してきた人達というのは、こちらに縁もゆかりもない人たちですから、なかなか自分の子供をちょっと預かってもらえる人もいない。そういう方がリフレッシュをする、時間で預かってもらえるとか、そのような体制・支援というのは整えていくべきなのかなと思います。前回か、前々回のときに、そのようなところは検討していきたいと町長はおっしゃっていましたけれども、その辺りどうでしょうか。検討の余地というのはありますか。
答弁 町長 平野浩司
検討の余地は十分にあると思っています。
質問 5番 木村利昭
本当にここが整うだけで、子育ての部分ではかなり支援になるのではないかと思います。もちろん、様々な声もありますし、生活困窮という部分での支援とかを求める方もいらっしゃるとは思いますけれども、もっと一般的に子育てを応援する、地域で子育てを応援するような部分でいけば、預かりの部分とか、保育の部分というのをもっと支援すべきなのではないかと私は考えています。次に参りたいと思います。もう一つ、移住してきた方々から「住居がない」というデメリットがあるとお話がありました。以前、違う議員からも公営住宅の部分で質問があったかと思います。実際に、美幌町の公営住宅、かなり空きがあると伺っておりますが、このような移住してくる方々、あとは、若い人たちに対して、この公営住宅をもっと活用してもらえるような形というのはできないのでしょうか。
答弁 建設部長 那須清二(建設部長は2023年6月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、以前も御答弁したかと思いますが、公営住宅はあくまでも公営住宅法に基づいた住宅でございます。そのため、現状ではそれ以外の使用となります目的外の使用については考えておりませんので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 木村利昭
目的外使用になるということでしたけれども、最近ほかの市町村でやっているというのが結構増えてきていると思うのですが、どうして美幌町だけ目的外使用ができないのでしょうか。
答弁 建設部長 那須清二(建設部長は2023年6月まで)
ただいまの御質問ですが、そのような目的外使用をした場合、例えば、過去にいただいた補助金や交付金を返還しなければならないだとか、そのような問題が出てくるということでございますので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 木村利昭
それは公営住宅全てに該当するのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
基本的には、公営住宅については、公営住宅法という規制の中で家賃を決めたり、国の補助を受けたりしています。それが、他の利用、要は目的外使用で使えないかというのは、補助金を返したり、やり方を考えれば可能だと私は思うのです。ただ、公営住宅という取扱いではなくなることは、事実だと思っています。それぞれやられているところというのは、まずは、住居に困窮してる場合ということであれば、地元に来て、他の町から美幌に住みたいという方は、御相談を受けましたら今でも対応しています。公営住宅法の基準に該当する方、そのような方々を優先的に入れるということはやっています。それ以外で、所得とか全く関係なく、このような方が来て、受け入れるということであれば、公営住宅法に触れる、法から脱するものについては、そこから外しますという考えをとらなければいけないかと私は思います。それを考えるのであれば、あえて公営住宅にこだわらなくても、例えば、教員住宅とか、民間の借家とか、どちらかというとそのような規制が余りないものというところを、施策として開放していくということは可能ではないかなと思うのです。ですから、町としてどこまで踏み込んでやるかという一つの姿勢かなと思っております。
質問 5番 木村利昭
もちろん、美幌町としてどこまでやるかは大事だと思います。公営住宅を活用して、そのような促進住宅とか、若者支援住宅で使っている町がほかにもあるはずなので、ごめんなさい、私も勉強不足なので、そのようなところをもっと自分でも勉強していきたいと思います。そもそも今、民間の中でも購入する戸建てというのは、また別です。なので、売りに出ている空き家というのもありますが、実際に美幌町に引っ越してきた人が、これからどうなるかまだ分からない中で、いきなり空き家を購入してくれと言われても、それはなかなか勇気が要ることですよね。そのような場合であれば、定住促進として、まず1年、2年ぐらい美幌町にお試しで住んでもらうというか。前回も私が質問して、検討したいとおっしゃっていたと受け止めていますが、そのようなところの検討というのは、現状どうなっているのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
空き家として、住宅を扱うところとの連携は取ったりはしていますけれども、一歩踏み込んで、それを減額してまでの話には至っていないという状況であります。私も木村議員がおっしゃったとおり、美幌に住みたいのだけれど、最初から家を買うのはつらいからということで、借家を探しました。ですから、それは今のところ空いてる借家、業者というか、取り扱えるところに、このような条件でこのようなところをお願いしたいと希望するということでの協力は多分担当もしていますし、そのように具体的に言われて、私も協力はしてきております。それで、今言われた一歩進んでそこまでやらないのかという部分については、今のところ踏み込んだ政策までは実施していないのが現状であります。
質問 5番 木村利昭
ずばり、今後、踏み込んでいくお考えは。
答弁 町長 平野浩司
ちょっと検討したいと思っております。
質問 5番 木村利昭
移住相談があったときに、多分、住居の相談というのも絶対に出ると思います。そのようなときに担当の方々が、このような住居が実際にあるよとか、仲介業者を紹介するよとか、外からは見えない、見えにくい部分だとは思うのですが、実際に相談に来た人達に対しての直接的なサポートというのは多分されているのだろうなと、安易に想像がつくところではあります。ただ、どの段階かは分からないのですけれども、まず、美幌に来る前に移住相談とかがあって「美幌町空き家」「美幌町賃貸」とか、皆さん絶対にネットで検索すると思うのです。そして、検索した段階で、美幌は戸建ての空き家がないとか、特に賃貸、アパートとかも、時期によっては本当に満室でなかなか空いていないという現状も結構あります。どうにかならないかというお話とかも結構聞くので、せっかく美幌に移住したいなと思ったときにそのような状況だと、多分、そこでもう心が折れてしまうというか、それが現状だろうなと私は思います。私ならそうです。仕事があって転勤しなければならないとなれば別ですよ。家が空くまでの間、北見のホテルを借りて、何とか通勤してとかという話にもなると思います。家族で移住定住したいとなったときに、美幌に空き住宅がない、それが何か月も続いたら、ほかの町でもっといいところがあればその町に行ってしまうのではないかと私は思うのですよね。やはり、そのような現状も踏まえて、ほかの町にはない課題、それをクリアすることというのは、美幌町にとっての独自の政策にもなり得ると思います。先ほど町長は、そのようなところを検討したいとおっしゃってくれましたので、その「検討したい」を私は信じたいし、応援していきたいと思います。やはり、そのようなところは大事かなと思っております。そうは言っても、賃貸として出ているかどうかは抜きにして、実際に今すぐ人が住める空き家かどうかも別として、住めない空き家も含めて、美幌町は空き家もかなり増えてきているという状態だと思います。美幌で解体促進の補助金を設けておりますが、実際の利用率や解体からの新築の状況とか、そのようなところの現状はいかがか、教えてください。
答弁 政策課長 沖崎寿和
空き家解体につきましては、新規事業ということで令和3年度から取組をさせていただいております。令和3年度につきましては、当初予算で8棟を取壊しの除却対象としていたのですけれども、そのうち実績は6棟となっております。そして、単純な取壊しにつきましては3棟、取壊した後の跡地に新築するという区分につきましては3棟という実績となっております。以上でございます。
質問 5番 木村利昭
当初8棟に対して6棟というところで、これが多いのか、少ないのかというのは、私には分からないところではありますが、今回、美幌町の住宅リフォームの補助金、改正になって少し使いやすくなったかなと思います。多分、今、町でやっているリフォームの補助金というのはバリアフリーだったりで、空き家活用というところは目的にされていないと思います。取り壊すだけではなくて、空いている住宅をリフォームして、古い建物を活用して住んでもらうような空き家活用の補助金。美幌は古いものを解体する気質が結構多いなと。いいものでも解体してしまって残さないというのが、私が美幌に対して思っているところです。昔の建物は昔の建物にしかないよさが絶対にあるし、それを活用すれば魅力になると思うので、そのようなところを応援するような補助金とか、補助というのも必要かと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 建設部長 那須清二(建設部長は2023年6月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、住宅リフォームの補助制度について、来年度以降、より使いやすいようにということで、今、見直しをしているところでございます。御質問にありました空き家に対してということですが、中古住宅を買って、住宅リフォーム制度を使って改修ということは、今現在もできておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 木村利昭
大変失礼しました。私の勉強不足で申し訳ございません。先ほど、美幌に移住してくる人たちに向けて、まず、ちょっと住んでみる住宅の部分を検討してくださいと私がお話をして、町長から検討をいただけるとお話がありましたが、そのようなところとの流れをつくっていくというのが大事かなと私は思います。購入する、新築を建てるだけではなくて、空いているところを活用して住んでもらうとか、最初からこのような状態がありますよとか、町としてこのような応援をしていますよというところで住居の心配を取り除いていく、そのような流れというのはつくっていくべきかなと思います。そこは意見として、お話をさせていただきます。また、少し話は変わりますが、先ほども町長からお話がありましたし、以前の答弁でも、美幌町は農業の部分を絡めて移住定住者を増やしていきたいというお考えをお持ちだということで、お話をされていたかと思います。今、みらい農業センターの農業実習生の受入れが女性のみ、18歳から50歳の独身女性というすごいターゲットが狭い受入れをされているということなのですけれども、今後の農業の従事者を増やすという意味では、男性も受入れしていかなければ駄目なのではないかと思うのですが、この辺りのお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今の受入れの体制でいきますと、研修生と交流体験というか、そのような大きなくくりの中で、交流体験の中に農業体験実習生という受入れ方をしております。実は、これは狭い意味でいくと、移住定住の体験というか、そのような認識ではないのです。このようなやり方がいいかどうかは置いておいて、農業経営者育成事業の中で担い手対策協議会をつくって、農業に興味や関心を持つ女性限定の実習生を積極的に受入れて、農業体験を通して、農業青年と自然な形で交流の場を設定するという目的を持ってやっている農業青年配偶者対策事業なのです。ですから、農業という部分であれば男女差別をすべきではないと思うのですけれど、そのような目的を持ってやっているので、今は女性限定としています。来られる方にこの辺の説明をきちんとしないとトラブルの原因になるので、これはこの制度も含めて、今後考えていかなければいけないと思っています。それだけは御理解いただきたいと思います。今、一つの目的を持ってやっていることで、結果的に成婚された場合については、大きな意味で定住につながるということではあるのですけれども、この違いだけは御理解いただきたいと思います。
質問 5番 木村利昭
そのような目的がしっかりあって、取り組まれているということは理解いたします。ただ、前回もそうですし、先ほどもそうですけれども、農業の部分での移住定住というお話をされていた中でいうと、自分で独立して農業をやるのだという方の受入れというのは、畑の面積の関係もありますので、いつでもかつでも誰かが来て、美幌で農業をやれますという現状でないのも実態だと思います。実際に、新規就農者だけが欲しいのかということだと思うのですが、やはりいきなり新規就農ではなくて、今、働き手世代としてバリバリ頑張っている農業者さんを支援しながら、その人が年齢を重ねていったときに、そこで今、雇用している従業員さんが美幌でサポートしたことで来てくれた人だったとか、そのような形というのも私は必要なのではないかなと思うのですよね。もちろん、行政だけでやることだとは思っていないのですけれども、雇用される側の農業者の促進というのも必要かと思いますが、最後、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
雇用される側に関しては、いろいろな法人等でそのような募集をしております。そのようなところでいろいろ体験されればいいかなと。あくまでも新規就農の場合については、誰でも受け入れるということを私どもはやっております。今のやり方というのは、農業の経営を譲りたいという方がいて初めて、研修を2年なり3年させてそこに入るというやり方をしているので、それがない限り、新規就農という受入れはしていないということです。それと、美幌で農業を学びたいと、公費をかけて誰でもウエルカムという形が本当にいいのかどうかというのは、美幌が必ずしもそれを推奨してるわけではないということも御理解いただきたいと思っております。