みんなの議会

美幌町議会 令和4年第3回定例会 2022年3月4日

(1)新型コロナウイルス感染症対策について/(2)自宅療養者の健康観察状況について

2022年3月4日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「新型コロナウイルス感染症対策について」「自宅療養者の健康観察状況について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、副町長 髙﨑利明、教育部長 遠藤明、社会福祉課長 片平英樹、福祉部長 河端勲が答弁しました。

質問者
大江道男 議員
答弁者
町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、副町長 髙﨑利明、教育部長 遠藤明、社会福祉課長 片平英樹、福祉部長 河端勲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 大江道男

私は、通告しております2項目について質問をいたします。その第1は、新型コロナウイルス感染症対策についてであります。1点目は、第6波対応について、まずお伺いいたします。感染拡大状況について、町長の御認識を伺います。美幌町の第6波感染者数は、本年2月12日時点で169名でございまして、第5波の9倍をその時点で超えております。オホーツク管内の感染状況も4週連続で400名を超す状況であります。道のまん延防止等重点措置期間も3月6日まで2週間延長とされ、町民の生活や健康、広範な営業活動に深刻な打撃を与えていますが、現状に対する町長の御見解をまずお伺いいたします。2点目は、自宅療養者の健康観察状況についてお伺いいたします。オミクロン株の特徴として、重症者(入院者)が少なく、自宅療養中の死者が多いことから、自宅療養者に対する保健所の健康観察が間に合わないとの指摘が出ております。保健所の廃止、統合の結果、美幌町には保健所がないために、自宅療養者に対する毎日の健康観察が適正に行われているかが心配されていますが、現状はどうなっているのか、お伺いいたします。二つ目は、定期検査の実施についてであります。無症状の感染者が多い特性から、感染拡大防止の決め手はワクチン接種と広範な検査が基本とされていますが、政府の後手後手の対応により、深刻な第6波を迎えています。幼児や児童生徒への感染急拡大を受け、ついに東京都は公・私立学校の教職員を対象に週1回程度の定期的検査を開始しましたが、12歳未満児のワクチン未接種問題をはじめ、子供の感染が保護者の就労を阻害する大きな社会問題となっている現況にあります。国や北海道に対し、東京都と同様の対応を求めるとともに、町独自でも定期検査の実施を図るべきではないかと考えますが、見解をお伺いします。三つ目は、12歳未満児家庭に対する検査キット配付についてであります。10歳代以下の子供への急速な感染の広がりも第6波全体で指摘されておりまして、心配なら登園、登校前に検査することで集団感染を防ぐ措置の必要性が叫ばれています。美幌町でも、12歳未満児世帯への抗原検査キットの配付に踏み切るべきではないかと考えますが、見解をお伺いします。四つ目、収入減少事業者支援制度の改善についてであります。コロナ禍で収入が大きく減少した事業者を支援する美幌町の制度が、事業主が被扶養者の場合は非該当とされ、町に何度申請しても却下される事態にあります。現状は、被扶養者でもコロナ禍で営業が続けられるように町の事業者支援制度を改善すべきと考えますが、見解をお伺いします。2項目めは、生理の貧困への対応について何点か伺います。その一つは、学校女子トイレに生理用品の配置をという問題であります。昨年来、女子児童・生徒やその保護者たちから、生理の特性や生理の貧困、子供の感情などから学校女子トイレに生理用品の配置を求める声を紹介し、美幌町でも早急の配置を求めてきましたが、教育委員会としてこの声をどう受け止めておられるのか、お伺いいたします。また、全国的に、学校トイレに生理用品の配置が広がっている状況をどのように評価されていますか。見解をお伺いいたします。二つ目は、申出があれば保健室で支給するという方針についてであります。児童生徒にとって、保健室で支給を申し出ることが苦痛であるなど、ほとんど生理用品が活用されない状況にある中で、従来どおり保健室で支給する方針を踏襲する根拠をお示しいただきたいと思います。三つ目は、子どもの権利条約に即した対応をということであります。1989年に採択以来30年を経過する子どもの権利条約は、子どもの最善の利益、子どもの意見尊重など四つの原則を各国政府に求めています。美幌町教育委員会も、その立場に即して、学校トイレに生理用品の配置を考えるべきではないかと考えますが、見解をお伺いいたします。四つ目は、国の補助の積極活用であります。昨年来、国は、生理用品の積極的配布などで女性活躍推進交付金や新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用を呼びかけています。美幌町も、コロナ禍で進む生理の貧困の積極的解決を国の補助金活用で進めるべきと存じますが、見解をお伺いいたします。第1回目の質問を終わります。

答弁 町長 平野浩司

大江議員の御質問に答弁いたします。生理の貧困への対応については、教育長から答弁させていただきます。新型コロナ感染症対応について、1点目の感染拡大状況についての御質問ですが、道内における感染状況は依然として深刻であり、集中的な対策を講じていくことが必要なことから、まん延防止等重点措置の期間が3月6日まで延長となりました。美幌町においても、第6波の感染者数は増大しましたが、町民の皆様や各事業所における感染防止対策の徹底により、減少へと推移している状況にあります。しかしながら、オミクロン株は感染力が非常に強いウイルスであり、依然として予断を許さない状況に変わりがないことから、町民の皆様におかれましては、引き続き一人一人ができる感染対策の徹底について、御理解と御協力をお願いいたします。次に、自宅療養者の健康観察状況についての御質問ですが、美幌町内の自宅療養者については、北見保健所の職員が健康状況を確認しております。感染拡大などで自宅療養者が増大し、保健所の職員による対応が間に合わない場合には、オホーツク総合振興局からの要請により、北見市内の関係機関や近隣市町の保健師、看護師を北見保健所へ派遣して対応しております。2点目の定期検査の実施についての御質問でありますが、第6波では、幼児、児童生徒の感染の急拡大により、ワクチンの未接種が大きな問題となっておりましたが、本年1月21日に5歳から11歳用のファイザー社ワクチンの薬事承認がされ、自治体に対してワクチンの配分が開始される見込みであります。美幌町では、国保病院において、本年3月15日からワクチンの接種が開始できるよう準備を進めており、接種が進むことにより感染が抑制できるとの見解が示されていることから、まずはワクチンの接種を進めることとし、現在のところ、町独自による定期検査の実施は考えておりませんので、御理解をお願いいたします。3点目の12歳未満児家庭に対する検査キットの配付についての御質問でありますが、昨年7月から開始している検査キットの配付事業は、3回目のワクチン接種により感染状況が安定するまでの間、町民の皆様の不安を解消するため、必要に応じて、年齢に関係なく希望者に配布している状況にありますので、御理解をお願いいたします。4点目の収入減少事業者支援制度の改善についてですが、本支援金の対象者は、中小企業基本法に定める中小企業者のうち、個人事業所にあっては、美幌町内を拠点として事業を営んでおり、かつ、その事業収入で生計を営んでいることを要件としております。多くの業種の方々が新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けている中、限られた財源の有効な活用に留意しつつ、商工会議所とも十分に協議を重ね、その事業収入で生計を営んでいる個人事業主に対して支援する観点から本支援金を制度化しておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 矢萩浩

大江議員の御質問にお答えいたします。生理の貧困につきましては、全国的に、学校トイレのみならず、公共施設や各種相談窓口などでも生理用品が提供されており、その支援が広がっていることは認識しているところであります。お尋ねの学校女子トイレに生理用品の配置を考えるべきとのことでありますが、これまでも同様の御質問があり、その取組方法を検討する中、このたびの議員からの御提案を踏まえまして、新年度より、試行的に各小中学校の女子トイレに配置することで進めていきたいと考えております。なお、配置に当たりましては、その大きな目的が貧困対策であるため、児童生徒や保護者への分かりやすい説明を行った上で実施してまいります。トイレへの配置は試行的に実施してまいりますが、これまでの保健室での配布は継続し、家庭や心身の状況も把握しながら、悩みや心配事の相談にもつなげてまいりますので、御理解をお願いいたします。次に、国の補助を活用した生理用品の配布についてですが、この生理の貧困の問題は、本来、その背景や事情を認識し、正しい知識を身につけ、就業面や生活面を含めて困難な女性をサポートしていくことが根本的な解決策となると考えているところです。しかし、その一方で、コロナ禍の中、経済的、家庭的な事情で生理用品を手に入れることが困難な方々には、解決策の一つでもあると認識はしておりますので、国の補助金活用による配布について、今後検討していくとともに、この問題についての理解を広げ、地域の民生児童委員の協力の下、実態把握に努め、女性に寄り添った支援の輪を充実させることで解決を図ってまいりますので、御理解くださいますようお願いいたします。以上、お答えいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。

再質問 3番 大江道男

再質問をさせていただきます。昨日、3月3日の段階で、コロナの第6波はまだ途中ですが、2週間ぶりに全国的に感染者が増えてきていると。東京都、大阪府、沖縄県などで顕著に増えてきているということであります。また、北海道は、3月6日までのまん延防止の期間を延長したいということで、政府に対して要請をしたという状況にありまして、現在、第5波と比べようもないくらい高いレベルで高止まりしている、あるいは、再度広がる可能性を持っているという状況で、一段と緊張感を持って臨む必要があると思っております。そこで、幾つかお伺いしますが、一つは、自宅療養者の健康観察状況については実態がよく分かりません。改めてお伺いしますが、北見保健所の現状の体制ではカバーできていないのだなと受け取れます。かつては美幌町に保健所があったけれども、統合、廃止されて今はないという状況で、北見市を中心として、看護師、保健師たちが、北見保健所の指揮下にあって健康観察を行っているという状況は分かりますが、その状況はいかがなのでしょうか。例えば、北見保健所の体制を1としたら、全体として2あるいは1.5あるいは3の体制を整えなければ、自宅療養者に対する健康観察ができているのはどういう状況で、市町村などの支援が入っているのかを聞かせていただきたいと思います。というのは、美幌町民にとっても、美幌町に道立の保健所があったのだけれども、なくなったために冷や冷やするという状況にあるのだという声が幾つもあるので、一体、なくなった影響はどの程度あるのかということもつかんでおかなければいけないと思います。オホーツク総合振興局の要請で、どれぐらい市町村などの支援が健康観察に対して実施されているのか、お聞きいたします。

答弁 町長 平野浩司

自宅療養者に対する実態が分からないという御質問ですけれども、私どもとしても、実態として、どういう形の療養のサポートを北見保健所がやっているかということは具体的に把握できておりません。それは、制度的なものもあるのでしょうけれども、そこまでは分かっておりません。ただ、私どもとして、今、大江議員がおっしゃったように、自宅療養者が増えている中において何か応援できることがあればというお話は振興局にしておりますので、そういうことからいけば、今まで2回ほど保健師の協力依頼があり、美幌町としても北見保健所に行って支援をしたという実績はあります。そういう状況でございます。

再質問 3番 大江道男

今は、渦中にあるということなので、現場の手を止めるわけにはいかないと思いますが、全国的に都道府県が行った保健所の廃止、統合問題で、都道府県の保健行政が大変逼迫している状況にあると、過去の政策が大きな誤りを持っているのではないかという声がございます。美幌町としても、今後、道の行政に対して物を言わなければならない状況にあるのだろうと思いますので、その点からお聞きいたしました。次に移ります。定期検査の実施について、東京都として、第6波の感染状況を受けて、全ての公的・私的な学校の教職員に対して、子供たちの感染を防ぐために週1回程度の間隔で定期検査を行うため、感染の爆発を止めるということを2月中旬にスタートしております。私は、当然のことだと思っています。しかし、町長は、定期的な検査の実施については、踏み込んで実施するということは考えていないということで、北海道が実施すると言っていないわけなので、実施するとすれば町が単独でということになっていく、そういうことから御答弁されているのかなという思いはいたしますが、どうですか。美幌町における感染爆発を止めるためには、本来ならば、東京都が突出してやっているものではないのだと思うのですよ。必要なので、特に子供たちを取り巻く環境を何とか予防する措置として、教職員に対して定期検査を実施しましょうということでスタートを切っている、このことについて、私は、行政のトップとして、美幌町においても本来そうあるべきだという見解は、そうお考えであれば述べられるべきではないかと。いや大丈夫なのだと、定期検査はやらなくていいのだということなのでしょうか、どちらでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

選択の部分でいけば、大丈夫という感覚ではないです。だからといって必ずしなければいけないという感覚でもないのです。東京都の例を出していただきましたけれども、北海道も含めて、町単独でそこまで踏み込むという一つの判断をしないのは、オホーツクと近隣の状況、それから美幌町の今の感染状況を見極めてと。皆様に公表できる情報というのはなかなかないのですけれども、これは各町村がそうですが、美幌町においては、そこで感染者が出た場合には、必ず首長に振興局長から性別と年齢、何人という連絡が来ます。そういう状況と、美幌は、自分が濃厚接触者になったり熱が出たりするようなときに、本当に親切に、特に学校とか、それから、保育所に関わる情報を皆さんが寄せてくれます。そういうことをいろいろ全部先に分析をした中においては、そこまでの判断をしなくてもいいかなと思っている状況です。ちなみに、大江議員から、2月12日までで169人という話がありましたが、今までの状況でいきますと、逆に2月6日から2月26日、これは3週間ですけれども、3週間の間でどれだけの方が美幌町で感染しているかというと80名です。ですから、これは公表されていますけれども、6日から12日が39人、13日から19日が26人、それから、20日から26日は15人、そういう意味では下がってきていますよというお話をさせていただいて、それを分析した結果、10歳未満でかかっている方というのは、80人のうち5人、言うなら、3週間で5人いらっしゃいます。ですから、そういうことを分析した中でいけば、ほとんどリンクありの方での広がりの中でありますので、今の段階では東京都みたく都内感染があって、どこに感染者がいるかどうか分からないという部分の状況とは違うかなという一つの認識の中で、今のところはそういう判断をしておりません。

再質問 3番 大江道男

取りあえず数字もお示しをいただきまして、そういう御見解だということはお伺いをいたしました。3点目もほぼ似たような状況のものですが、私は、やはり12歳未満児家庭に対して検査キットの配付は必要なのだろうと思っています。なぜならば、12歳未満児のワクチンの接種はこれからということで、2回接種してもなおくぐり抜けて感染が第6波を迎えているということを考えたときに、これから接種をするから大丈夫だということはイコールではないという思いがありますし、親や保護者にとってみれば、子供が人質にされれば社会的な活動ができない、働けないという状況に陥ることで、保育園とか小学校などでの感染の広がりを特に警戒している状況です。そこで、以前にも申し上げたのですが、12歳未満児家庭に対する検査キットの配付については、神奈川県が行っているよということで御紹介いたしました。調べてみますと、第2弾が第6波の始まりというのですか、1月半ばに第2弾を実施しておりまして、頻度はそう高くはないのですけれども、12歳未満の子供たちを含む世帯に対して1人二つのキットを配布いたしました。これも必要があるということでやっているのだと思うのですが、そういう点で、私も、いいものは見習っていいのではないかと思いますし、心配の種を何とかなくしたいとそれぞれ親御さんも思っておられるということで、再度取り上げたのですが、いかがでしょうか。必要ないのだということにはならないのだろうなと思っているのですが、その点での御見解も再度お伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

検査キットが必要ないということですけれども、そうは思っておりません。皆さんの自宅に、全員に配付するという意味では、そこまでは今は考えておりません。その理由として、今、ホームページを直す作業をしていますけれども、必要があればお渡しできるという状況です。では、朝起きて心配だよねといったら間に合わないではないかと言われてみれば、機会あるごとにお話しているのは、その理由は必ずありますよねと。例えば、前の日、たくさん人がいるところに行ってきたりということがあれば、事前に言っていただければお渡しすることもできますし、今、オミクロンになってから皆さんにお願いしているのは、早く見つけることということは、朝、何らかの変化があったら必ず町立病院とか医療機関に行ってくださいとお願いしています。これは、知っている方から電話をいただいたのですけれども、検査キットは陰性であった、でも気になる、ちょっと熱っぽい、それだったらすぐ病院へ行ってくださいということで、半日ぐらいたってから行かれて、結局陽性だったと。ですから、それをお渡しすることは安心の一つの役割は果たしてくれるかもしれないのですけれども、まずは、何らかの変化があったら、そこで悩むよりも医療機関とかに相談して、きちんとした精度のいい検査を受けていただきたいというお願いをしております。そういう意味からいけば、今、個々の家庭全部に配付するというところまでの考えは持っていないと御理解いただければと思います。

再質問 3番 大江道男

子供たちが、朝、登園、登校する前に熱がある、あるいは、具合が悪いというときに検査できれば一番いいに決まっていると私は思っているのですよ。そうすれば、コロナであるかどうかだけはその時点で検査して、コロナではないということで、それでも、登園しよう、登校しようという判断はその次の段階だと思うから、学校に行って、感染者の機会を広げた上でどうにかするということよりは、事前のほうがいいに決まっていると私は思うのです。検査キットは、そうは言ったって手に入らないでしょうとか、ほかの理由があるのであれば、その理由をどうするということで考えるべきであって、私は、行政のトップとしては、そういう姿勢であるべきではないかと思うのですが、いかがですか。

答弁 町長 平野浩司

先ほど述べたとおりの考えでございます。

再質問 3番 大江道男

正しく受け止められたかどうかは分かりませんが、この部分についてはすれ違っているなという思いはございます。次に進みます。収入減少事業者支援制度の改善について、先ほど改善を求めましたが、現状でということでございます。私もいろいろ調べてみたのですが、町長に基本的なことをお伺いいたします。個人事業主については、扶養家族でも事業主になることができるのです。法人の責任者にはなれないが、個人事業主にはなれるということです。その理由を調べてみたのですが、結局、事業を開始するに当たって、最初から軌道に乗るなんてことは考えられないので、配偶者のどちらかが働いている場合、その扶養を受けている家族が事業主として、例えば、就労あるいは起業するという場合に、所得税法上の優遇措置を取りましょう、社会保険の上での優遇措置を取りましょうということで、国は何を求めているかというと、積極的な社会参加を配偶者に求めている。だから、税制上の優遇措置を取る、あるいは、夫か妻かは別にして、配偶者が加入している社会保険に加入して、自らお金をかけないで済むような優遇措置を取るというのが現在の国の制度ですね。まず、基本的な認識を一致させたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今おっしゃったことは理解できます。

再質問 3番 大江道男

そこで、個人事業主になって起業した事業主さんが、毎年、年末に税の申告をしておりまして、これは義務づけられているので、課税収入があれば当然払っている状況です。若干の優遇措置はあったとしても、そういう状況です。そして、私も、個人事業主にいろいろ聞きました。扶養控除の制度がある中で事業を開始しようとしたら、国が優遇措置を取っているので、合法的に節税ができるということで、事業主になって事業を立ち上げ、今日に至っているということです。しかし、そういう扶養家族の事業主さんにとってみても、コロナでお客が減少というのは等しく影響を与えるわけで、去年よりも3割減った、5割減ったという状況の下で、経営の継続ができないと。今のところ10万円という町の支援金がございますので、1回限り10万円の申請ができるということで申請したら、なぜかあなたは対象から外れると、理由は何かと聞くと、扶養を受けているからですということです。そこで、私も、管内の状況をお聞きしましたら、暴力団に関わっているかどうかというのは適格要件から貸出しできませんと。これは誰もが認めるところですが、扶養を受けているかどうかという項目については、北見市、網走市、紋別市の3市については要綱そのものがないのです。なぜ扶養家族の事業主だったら駄目なのですか。私は、町の姿勢としていかがなものかと。今、国を挙げて仕事をする、働く人を増やそうと、あるいは、まちのにぎわいをつくるために積極的に能力を活用して起業していこうと、国も支援しますよと、過去からつながっている所得税、あるいは、社会保険上の恩恵が示すように、支援しているのです、国は。しかし、支援を受けている、扶養家族になっているということを理由として門前払いをすると、事業は経営が大変なのだと、コロナの中でやっていけないということで申請したら、扶養家族に対してはこの支援金は対象としないというのは、美幌町の姿勢として大変問題があると思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

美幌町の姿勢に問題があるというよりも、国とか道が、制度的にできている中において、あえて町がそれに上乗せしてやるかやらないかという判断において、先ほど、優遇はちゃんと合法的にとか、いろいろ理詰めでは言われるのですけれども、やはり、同じ生計を営む、主たる生計というのは、事業主としてのコロナの影響の度合いが違うというのが一つです。それから、どういう形であろうが、扶養という形の中でされている事業主の方々の損失というか、それを同じく見ることがどうなのかということの中で、繰り返しますけれども、答弁に書かせていただいたとおり、今回のこの制度においては、きちんと生計をなしている人たちに対して、美幌町はそういう方に対して応援をしようという一つの制度設計をしたということです。そのことが町の姿勢としておかしいと言われると、私は承服できないというか、そういう考えではないということを理解していただきたいと思います。これは、どこで線を引くかという考え方だと思っております。

再質問 3番 大江道男

私は、事業復活支援金という国の支援金の事務局に照会をいたしました。個人事業主で扶養を受けている者がやっている場合に申請を受け付けるのか受け付けないのかと。そうしたら、答えは、そもそも扶養を受けているか否かは、申請の段階では何にも規制はしておりませんと。同じように、コロナで影響を受けて、例えば、開業してよちよち歩きでどうなるかなと、そして、夫が公務員よりも何よりも、もっともっと低い収入で賃金を得ている。例えば、季節労働者だとか、そういう状況で家計を何とかしなければならないなということで起業したら、夫の扶養を受けているから、あなたがコロナでいかに影響を受けていても、まちとしては支援する気はありませんと。そうすると、私も話の中で聞こえてくるのですけれども、もしそれが町の姿勢であるとしたら、事業者の実態は知らないと、机の上で誰かが制度をつくったのではないのかと、ものすごく冷たいのではないですかと、こういう声がございます。そして、国や社会全体が、もし余力があったら働いてちょうだいと、あるいは、起業、仕事を起こしてやってちょうだいと、みんなが応援するよというときに、一番打撃を受けているコロナによる収入減少を理由として申請したら、入り口であなたは対象から外れますと。聞きますけれども、国や道などの制度の中で門前払い制度があったらお示しいただきたいと思います。

答弁 副町長 髙﨑利明

ただいま、国、道の制度でということでございますけれども、国、道の制度につきましては、事業主に支給する制度となっておりますので、その分については対象となっていると認識しておりますが、先ほど町長がお話ししましたように、町の制度としての考え方は、全ての事業者ということでなくて、やはり、限られた財源の中で家庭の生活に影響を与えるということを踏まえて、生計を営んでいる方をまず支援するということで制度設計しております。ですから、一応、扶養に該当しているということは世帯主の収入で生活ができているという部分を考慮して、全ての事業主を救うという制度設計にはなっていないと御理解をいただきたいと思います。

再質問 3番 大江道男

時間がたくさんあるわけではないのですが、私は、配偶者のどちらかが十分に生計が成り立つような収入を得ているとは思っていません。安定的な収入があって、余力で事業を起こしている、農業をやる、食堂をやるなども含めて、小さなお金で取りあえず家計を助けることができるかもしれないということで始めた人たちに対して、国は、所得税あるいは社会保険の上での優遇措置を取っている、ありがたいということで踏み出しました。そのさなかに、片方の主な働き手がコロナで影響があると、一生懸命なお一層頑張りたいなと思っていて事業を継続しようとしている方もたくさんいらっしゃるのです。だから、私は、せめてこの条項は撤廃すべきだと思います。一つ、二つの町村に確認しましたが、暴力団の条項はあるけれども、扶養の問題ではねられるということは私の町ではやっていないということです。美幌町と同じような条件のところについて、今のところは該当していないと思っています。そこで、もう一つ、この制度は条例ではないですね。要綱で実施されているので、議会が関与し切れないのです。行政が独自の判断でこの制度をつくっているのです。だから、町長が必要だなと認めればこの内容の改善はできると、議会を開いて、いかがですかと議決させる要綱ではないと思いますので、最後にいたしますが、どうですか。十分考える余地が私はあると思います。そうでなければ、このまちは、仕事をしようという方たちに対して門前払いに等しい扱いを受けたとこれからも言い続けられると思うのです。これは、町の名誉にも関わることなので、御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今回、この制度をつくるためには、先ほどの町独自でという部分の中でいけば、勝手に私どもがこうしようといってやっているわけではありません。やはり、会議所なり、そこに関わる人たちと協議して制度設計をしているつもりであります。ですから、私どもとしては、先ほど大江議員から、部分的にいけば、美幌町はこれから仕事をしようとするような人を全て潰すかというか、そういう部分部分を取って町長どうなのだと判断を求められましたけれども、今の段階では、この要綱のとおり進めさせていただきたいと考えております。

再質問 3番 大江道男

申し上げますが、確かに1万9,000人のまちで言えば部分です。しかし、部分と言われた本人にとっては100%なのです。そのことだけ申し上げて、次に進みます。生理の貧困で、学校女子トイレに生理用品の配置をということで、第1回の御答弁では試行的にやるということでした。多分、この中身でいえば、各小中学校の女子トイレに配置するということで試行的に行っていきたいということです。全ての学校で、例えば、一定の期間ということになるのですか、実施のやり方についてだけお聞かせください。

答弁 教育部長 遠藤明

御答弁申し上げます。答弁書にも書かせていただきましたように、試行的にやりますけれども、期間は定めておりません。少なくとも半年は試行してみまして、その状況を確認して、そこで判断をしていきたいなという考えでございます。

再質問 3番 大江道男

半年あれば傾向は出ると思います。あえて子どもの権利条約について触れましたけれども、子供たちのことは子供たちの立場に立って行政などもやってほしいということで、できれば、判断に迷う場合は子供たちの意見そのものを聞くなどの措置を取っていただければと思います。また、保健室で配布するというのは、駄目だと言っているわけではないのです。必要な措置としてそれは残して、一定の子供の置かれた状況を学校として把握するということは必要なことだと思いますので、そのことは申し上げたいと思います。それから、地域女性活躍推進交付金などで、これは、国から積極的に例を出して、生理の貧困などへの対応を市町村などとタッグを組んで進めていきたいと、積極的に活用してくれということですが、美幌町で実施するためには、例えば、NPOなどの受皿が現状である、あるいは、現状ではない、どういう状況にあるのかを教えていただきたいと思います。

答弁 社会福祉課長 片平英樹(社会福祉課長は2022年3月まで)

ほかの先進事例では、女性参画協議会とかNPO法人があるのですけれども、美幌町には特にないです。今考えられているのは、社会福祉協議会が委託を受けて実施しているところもありますので、方法としてはそういうものがあると思っております。

再質問 3番 大江道男

そうしますと、社協も含めて受皿はあるということで、美幌町としては積極的に補助金を活用してやるということですね。女性活躍推進交付金プラス地方創生臨時交付金を合わせて、美幌町としては、例えば、女性の貧困、生理の貧困などで学校とペアを組むか。あるいは、答弁でもありますが、私は、生理の貧困全体の中で、公共的なトイレとか公共的な場所を含めて、可能な限り生理の貧困に対応していくべきだと申し上げているのですけれども、そういう点で、視野を広げて、町として積極的に生理の貧困に対応していくという体勢は取りあえずあるのだと受け止めてよろしいですか。

答弁 福祉部長 河端勲(福祉部長は2024年3月まで)

議員がおっしゃるとおり、そういう体制を整えて進めていきたいと考えておりますけれども、今回の補助金、特別臨時交付金全てをそれに充当してということではなく、必要に応じて応分の形で、どれだけ必要なものかを調査した上で、今後、実施していきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

再質問 3番 大江道男

積極的に取り組んでいただける方向で御答弁をいただきましたので、以上で私の質問は終わりといたします。

出典:美幌町議会 令和4年第3回定例会 2022年3月4日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる