みんなの議会

美幌町議会 令和4年第3回定例会 2022年3月3日

美幌町の目指す将来像について

2022年3月3日、美幌町議会の一般質問で、木村利昭議員が「美幌町の目指す将来像について」質問し、町長 平野浩司、福祉部長 河端勲、政策課長 斉藤浩司が答弁しました。

質問者
木村利昭 議員
答弁者
町長 平野浩司、福祉部長 河端勲、政策課長 斉藤浩司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 木村利昭

それでは、私からは、美幌町の目指す将来像について大きく1点、質問をさせていただきます。次世代に向けたまちづくりについて。美幌町の人口は、最盛期の約2万7,000人から減少を続け、現在では1万9,000人を切りました。高齢化率も36%と決して低くなく、このままでは今後も少子高齢化に歯止めがかからないことが目に見えています。私は、令和元年5月に町議会議員を拝命し、この3年間で、今までに31項目についての質問を行ってきました。そのテーマは、大きく分けて、子育て支援、移住・定住促進、観光・経済対策、人材育成、学校支援、不妊治療支援、雇用促進、情報発信等々、次世代に向けた美幌町を目指すために、特に重要だと考える項目について質問を行いました。しかし、町長からの答弁では、ほぼ全てにおいて重要性の認識はあるとされていますが、次世代のまちづくりに向けた明確な施策案や対応策については示されず、また、美幌町の目指す方向性についても感じられる答弁がなかったように受け止めています。そこで、今任期最後となる4年目を迎える町長に単刀直入にお尋ねします。これからの美幌町をどういったまちにしていきたいと考えているのか、次世代のための福祉をどのように考えているのかについて考えをお示しください。お願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

木村議員の御質問に答弁いたします。次世代に向けたまちづくりについてですが、本町が実施する子育て支援、移住・定住促進、人材育成などの各種施策は、第6期美幌町総合計画をはじめとした各種計画と、3歳から5歳までの幼稚園、保育園における給食費の無料化や第3子の小中学校給食費の無償化などの子育て支援策をはじめとした町長の重点施策に基づいて実施しているところであります。また、新型コロナウイルスの感染対策にも万全を期して取り組んでおりますが、町民の皆様の命と健康を守ることを第一に考え、引き続き、ウィズコロナ、アフターコロナ時代における感染拡大の防止と社会経済活動の回復に全力を尽くしてまいります。任期中で最後の本格予算となる令和4年度を迎えるに当たり、これからの美幌町をどういったまちにしていきたいと考えているのか、次世代のための福祉をどのように考えているのかにつきましては、第1に、元気で活力のあるまち、未来を担う次世代が育つ環境にあるまちを実現することで、次世代に向けたまちづくりにつながっていくものと考えております。第2に、その実現に向けた具体策としては、これまで着実に取り組んできた町長の重点施策である子育て支援、教育の充実などの継続実施に加えて、新たに移住相談拠点の整備を通じた移住促進と関係人口の創出や30人以下学級の小学校1年生への実施、未来のアスリート、アーティストの応援を通じた人材育成を行うなど、令和4年度の重点政策を組み合わせて実施することによって、継続性と発展性のある事業を展開し、ふるさと美幌の福祉と教育の増進と発展を図り、本町の未来を切り開いてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますよう、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

質問 5番 木村利昭

町長が掲げられていた公約は42個あったかと思います。そのうち、36の項目をこの3年間で実行されてこられたということは、私たち町民にとってもうれしいことですし、すばらしいことなのかなと思っております。昨日も町長からありました令和4年度の町政執行方針、町長の今任期最後の町政執行方針ということで、すごくわくわくしながら聞かせていただいておりました。ただ、今の答弁にも、元気で活力のあるまち、未来を担う次世代が育つ環境にあるまちということがありましたが、そこにたどり着くための、そもそも次世代に向けた項目自体が正直少ないのではないか、弱いのではないかと私は思っております。今後の美幌町を考え、今日は町長としっかり議論をさせていただけたらと思っているのですけれども、その上で、若者向けの施策、子育て・働き手世代、そういったところが今言ったようにちょっと弱いのかなと私は感じています。子育て・働き手世代、ここが住みよいまちづくりということで美幌町として振り切る考えはお持ちではないのか、単刀直入に大きく伺いたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

次世代への施策が弱いという御指摘も含めて、子育て世代のというお話をしていただきましたが、私は、決して、そんなに弱いという考えは持っておりません。

質問 5番 木村利昭

重点施策等もいま一度見返させていただいたのですけれども、その上で、幾つか整理しながら質問していきたいと思います。まず、今までの私の質問の中でも答弁をいただいていたり、私が質問してお話しさせてもらった子供の一時預かりの拡充、そして、未満児以下の保育の無償化を検討されるという答弁を過去にいただいていたかと思います。また、児童センターでの子供の受入れ時間についても拡充すべきではないかということで、検討していきたいという答弁をいただいていたかと思うのですが、まず、そこの進捗の状況や検討の結果がどういうふうになっているのか、教えてください。

答弁 町長 平野浩司

先ほど、木村議員からありましたように、以前にそういう質問をされました。その中で、ゼロの預かりの幅を広げたりしているものもあります。ただ、無償化にしたりというところまでは至っていない現状です。検討しているということよりも、これもあれもということはなかなかできないと私は認識しているのです。そのときに、今の財政計画を含めて、これからの将来の見通しを考えたときに、後年度負担、1回始めたらもうやめるわけにいかないというときに、どこまで金額が膨らむかということを考えた中で、何を優先してすべきかということをどうしても選択せざるを得ないと思っているのです。今まで、私の前任の先輩方の首長さんも、最終的に決断するときに、将来に向けてそれだけの負担をずっと出していくことに対しての相当な苦悩というか、判断をした中で進めているということでありますので、言われたこととしては、本当にお金があれば、そうですよねと思うこともありますし、こういうところまで広げられないだろうかという話は毎回しておりますけれども、残念ながら、現実としてそれ以上進んでいないのが実態であります。

質問 5番 木村利昭

私が若者対策、子育て対策のことをずっと訴え続けているのは、何度も申し上げていますとおり、やはり、これからの美幌町を担っていく人たち、働き手世代、子育て世代が元気に、そして、そこの人口が少しでも力を持っていかないと、今後、高齢者を支えていくことも難しくなってきます。ですから、ここの世代が元気で輝くことが全世代が安心して暮らせるまちづくりにつながると私は思っているので、常に強く訴え続けているわけです。今年度から、次年度もそうですが、町長は、第3子以降の小中学校の給食費無償化ですとか、30人学級だとか、様々な取組もされているかと思うのですが、正直に申し上げて、それを子育てしている人たちが見たときに、すごいとか、うれしいなとか、こういうことをやってくれる町なのだなと感じられる取組かというと、そこまで強くないのかなと私は思っています。もちろん、そういう取組があって、やってくれるのはすごくうれしいことだとは思います。それは、移住・定住の話にもつながってくると思うのですが、移住・定住してくる人たちだけに何かというのではなく、やはり、美幌町に住んでいる子育て世代、働き手世代が、こういう取組をやってくれていてすごくうれしいよねというところが移住してくる人たちの魅力にもなってくるのかなと思うのです。先ほど、町長の答弁の中で、財政を見据えて何を優先すべきか考えているとおっしゃっていましたけれども、そういった意味では、今、子育て世代の夫婦は大抵が共働きです。その中で、子供を安心して預かってもらえて働けるかどうかというのは、すごい優先事項なのではないかと私は思っているのです。そういった意味では、やっぱり未満児以下の保育無償化を美幌町は推奨します、それぐらい子育てを応援するので、安心して働いて美幌で活躍してくださいと言えないと駄目なのではないかと私は思うのです。それと併せて、一時預かりも、お母さんは大変ですから、今、自分たちの親が美幌町内や近くにいない、預かってもらえる家族がいないという若い人たちも多いわけですから、そういったところを町で応援していかないと、全てに影響が出てくるのではないかと私は思うのですが、その辺りはいかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

子育て世代と言われている30歳から40歳ぐらいの転入の超過率は、国勢調査を基準に10年後で考えた場合に、管内を見てみると、美幌町では10年前に比べてマイナスというか、当然、出るほうが多いという形です。訓子府は、北見市に非常に近いということで、逆に伸びている部分があって、確かに、働く世代の人たちを重点的に打ち出せばいいのでしょうけれども、その辺をどこまで強調すればと思っております。要は、今の皆さんが預かってもらうところをまず何よりも優先すべきということであれば、それも一つの判断かなと思っているのです。そこは、民間も含めていろいろやっていただいていますし、町もやっています。それから、今回、保育園が無償化になった代わりに、今度は給食費に対しては負担してくださいといったときには、町も、それも一つの判断で、そうはならないですよねということで無償化にして、併せて、幼稚園に対してもそういう対応をさせていただいたということを考えたときに、今言っているゼロ歳児から3歳までもそれぞれ強化はしているつもりなのですけれども、まだまだ足りないというのであれば、御意見をいただいた中で、そういう施策を考えていかなければいけないと思っています。ですから、その辺の認識としては、先ほども言いましたように、30歳から40歳ぐらいの子育てをしている人たちのための施策は、今やっている部分、これから足していく部分を含めて、他のまちと比べて遜色はないと思ってはいます。

質問 5番 木村利昭

今、町長がおっしゃった中でも、やはり財源といったところは壁として出てくるのかなと思います。近隣といいますか、同じ北海道内で言うと、上士幌町がかなり早くにふるさと納税を始められて、そのふるさと納税で集めた財源を子供たちの保育などに充てるということで、その財源を使って、それが尽きるまでは子育て支援をやりますという施策を打ち出したりしているのも耳にしております。それと同じような考え方になるかどうか分からないのですが、美幌町も、今、ふるさと納税がすごく好調で伸びてきていると思うのですけれども、ふるさと納税の欠点は、美幌が大好きな美幌町民はできないところです。当然、美幌町に普通に納税はされるのですが、ふるさと納税としての応援はできないというところが難しいと思っています。例えば、美幌町の子育てだけに使いますと目的を打ち出して、町民も町外の方ももちろん、子ども未来応援基金のように、美幌町の子育てを応援したいという幅広い年代の方から寄附を募って、使い道についても、町民の有志が参加した検討委員会を設けて、そういったことを町として打ち出すというのは、町民としても、町がそういうリーダーシップを取って、子供たちのために、そこに町民の力も入るということで、すごく面白い取組になるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

ふるさと納税のお話をしていただきましたけれども、基本的に、ふるさと納税という制度がいつまで続くかということと、こういう制度による格差があり過ぎることに、私は基本的にはあまり賛成ではないです。そうはいっても、制度がある以上は、今、皆さんというよりも、うちのスタッフに言っているのは、少しでも納税していただく努力を最大限しましょうということで、私どもだけの町ではありませんけれども、全体的にコロナ禍ということで伸びていることも事実であります。その中で、納税していただいた方としては、何のために使われているかがどうもはっきりしないということで、今ははっきり目的を何点かに絞って明確にしております。その中で、教育とか福祉という大きな枠において、今、木村議員がおっしゃったように、もうちょっと的を絞って、こういうことにということを皆さんと検討することは可能かと思っています。ただ、そのときにベースになるのは、子育てのために、ふるさと納税では無理ではないかというか、町としてどういうところに子育てのポイントがあって、納税する人にとって、返礼品のことを考えれば、あまり気にしないかもしれませんが、引きつけるようなものを示さなければいけないと思います。そういったときに、通常の子育て、要は、小学生以下の子育てに対してお金を使っていきたいということを示すだけではちょっと弱いかなと思っております。例えば、近くの市であれば、ふるさと納税が多いから、選挙公約で給食を無料化にするよとか、それが本当に望ましいかどうか、自信を持って言えないというのが本音です。

質問 5番 木村利昭

今、町長が御答弁いただいたのは、ふるさと納税の部分だったと思うのですが、それと別に、美幌町として美幌町民から子育てを応援する、子供を応援するというような寄附、そういった応援基金みたいなものをつくれないかという提案でした。これも、財源がいつまで続くかとか、いつまで寄附金がたくさん入ってくるかというところは不透明ではあると思うのですが、それぐらい美幌町も子育てを応援しているよというところを、町民と一丸となって子育てに取り組んでいますというところを、力を出してみんなでやっていくことが必要ではないかと思っています。それが目に見える形としての取組になると思ったので、そういった取組を検討するのはいかがかというところでした。

答弁 町長 平野浩司

ちょっと認識が違って、申し訳ございません。美幌町民が自ら皆さんに支出いただいてという意味だということを理解しました。そういう取組はやっても全然構わないのではないかなと私は思っていますし、そういうことが可能かどうか、それは検討したいと思っています。今、子育てだけではなくて、執行方針の中でも言っておりますけれども、私が町長になってからは、スポーツに力を入れて、特にスポーツで育つ子、そして、今年からアーティストというか、文化面についても、将来に向けた子供たちを育てようということでの対応はしっかりさせてほしいと思うのです。ですから、育てるということが本人自体に向かうのか、それとも、子育てをする大変な親に対して支援するかというのは、きちんと皆様の意見を聞きながらバランスを取らなければ、ちょっと難しいかもしれません。ただ、先ほどの繰り返しになりますけれども、考えてはいきたいと思います。

質問 5番 木村利昭

町長の今の答弁の中にも、子育てという部分では、教育とか、子育てもいろいろ多岐にわたるのかなと思っています。そういった意味では、スポーツ、アーティスト、アスリート、そういったところは町としてはすごく力を入れられていると思いますし、美幌町の魅力は、社会教育事業が充実していたり、少年団もすごい数があって、町民の有志の方々が子供に対して支援をしていただいているというのは、ほかのまちと比べても遜色ないことだと私は思っております。私が先ほど弱いというふうに発言させてもらったのは、保育といった部分に対して、一番心労がかかるというか、まだ自分のことが自分でできない子供たちを育てていく上での支援が弱いと思っているという発言だったことを説明させていただきます。私も、常日頃からそういったところを訴えながら議員活動をしておりますので、様々な子育て世代の方と意見交換をさせていただいています。その中で、結構多くいただいている御意見としましては、子育てに関わる情報ですね。例えば、何歳児健診とか予防接種というところもそうですし、美幌町ですとフレッシュママセミナーなどいろんなこともやられているかと思うのですが、そういったことがいつ行われているかというところでタイムリーに情報をもらえるようなことがないのです。気づいたら、日々の子育てに追われていて、はっと思ったときには過ぎていたとか、そういった話をよく耳にします。美幌町は、今、公式のLINEアカウント等を持っておりますが、例えば、お子さんが生まれて、いろいろ諸手続をされる中で、その場で登録をしていただくような形にして、子育ての情報配信を行う、また、LINE@とか、LINEアカウントとか、こういったものを取り入れて、タイムリーに子育て情報、一人一人のタイミングに合わせて一人一人の情報を流すのは難しいとは思うのですが、何月何日から何歳児健診を行いますよとか、幼稚園の募集が始まりました、保育園の募集が始まりましたとか、そういった子育て情報を流すような取組ができないのかなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

情報発信については、以前にも議員から御質問をいただきました。その中で反省も含めてお話しさせていただきましたが、やはり行政側の発信力が弱いというふうに思っています。その中で、トータル的には、町長として、どういうことをやっているのか皆さんよく分からないので、もうちょっとアピールしたらどうかという話がありました。やはり、今、防災などを中心に、皆さんに発信するチャンネルがいろいろあります。ただ、それがうまく使われているかどうかということは、その幅の広がり、つい最近、御指摘いただいたのは、テレビを使って情報を発信するにしても、内容が更新されていないで、本当に必要があるから見ようと思ってチャンネルを押したらまた同じと。そういうことをこれからしっかりやらざるを得ないのではないかと思っています。そういう意味で、子育ての情報発信については、そのことも含めて、行政体として皆さんに情報を伝える手法を早急に研究して、LINEなど、今あるSNSを使って、やれるものは少しでもやっていきたいと思っております。

質問 5番 木村利昭

そういう意味では、美幌町もいろいろ取組をされていると思います。それが伝わることで、町民の満足度というか、こういうこともやっていたのか、ないと思って不満に思っていたところも親切に教えてくれるのだなと、人としてつながっていると感じられる部分が大きいと思いますので、まずは情報発信をして、それも、ただ情報を発信して終わりではなくて、伝わる、伝える情報発信にぜひ力を入れて取り組んでいただきたいと思います。令和3年度から新設されている結婚新生活の支援補助金等があったかと思います。こちらの利用実績はどういうふうになっているのか、分かれば教えてください。

答弁 福祉部長 河端勲(福祉部長は2024年3月まで)

実績的には3件でございます。

質問 5番 木村利昭

まさか新婚さんが3件ということはないと思いますので、利用された方が3件ということだと思うのですが、この実績はどのような感じで受け止めていらっしゃいますでしょうか。例えば、こういう理由で使えなかったとか、使い勝手が悪かったとか、いろいろあると思うのですが、その辺りを教えてください。

答弁 福祉部長 河端勲(福祉部長は2024年3月まで)

実際に、その3件という数字は、私どもも少ないと感じているところでございます。原因として考えられることは、私どもの周知の仕方が十分ではなかったのではないかと感じております。また、この制度は所得制限もございますので、それも一部要因ではなかろうかと思っております。この3件について、ほかに制度を知らない方もいらっしゃったと思っておりますので、その方々につきましては、手法は別にしてお知らせをする形で取り進めてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。

質問 5番 木村利昭

今、福祉部長からの御答弁がありましたけれども、夫婦の所得金額の合計が400万円という要件があるかと思います。申込みをされたけれども、これに引っかかって、もらえなかったという方はいらっしゃるのでしょうか、教えてください。

答弁 福祉部長 河端勲(福祉部長は2024年3月まで)

たしか、記憶ではいなかったと思いますが、調べて後ほどお知らせしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

質問 5番 木村利昭

この結婚新生活支援補助金も、基本的にはベースが国の事業だと私も思っております。結婚に伴って、住宅費用などの経費を補助しますというところかと思うのですが、正直に言って、こちらも国の制度にのっとってやっている中で、美幌町独自ではないというところが引っかかっております。もちろん、こういった制度を国でやっていて、それが自治体の窓口になっていて、もちろん登録されていない自治体もあるので、そういった意味では、美幌町もそれをすぐに取り入れてやられているというところはすばらしいと思うのですが、美幌町は不妊治療の補助も上乗せでやられていると思うのですけれども、例えば、町で、もうちょっと上乗せで出しますよとか、こういったところもやりますよとか、そういった検討はされていないのでしょうか。

答弁 福祉部長 河端勲(福祉部長は2024年3月まで)

ただいまの御質問でございますけれども、現在のところ、新たな要素を加えるとか、そういったことについては考えていないのが現状でございます。

質問 5番 木村利昭

今後、考えていく予定はありますか。

答弁 町長 平野浩司

今、国の制度に合わせて、町単独でという話ですが、どこにポイントを置くかということを考えていかなければいけないと思っています。例えば、結婚される方の数が少なくなって、1人でも2人でもそういう支援を受けたほうがいいということであれば、全員ということでなくても、何件というか、施策として、私は、ばらまき的なことは本来どうなのかなと思っています。私はどちらかというと総合計画支持派でありますから、きちんとした体系をつくって、そういうことを具現化するようなものをきちんと整理して、町はこれとこれとこれをしっかりやりましょうということを考えていく話だと思うのです。ですから、これはどうでしょうかと言われたときに、ちょっと検討しますと言うと、いかにもそれをやるようになるので、それよりも、基本的には、そういう整理をした中で、これとこれとこれはしっかりやりたいという方向性を示したほうがよいのではないかと思っております。

質問 5番 木村利昭

今、町長から、総合計画にのっとりという答弁もありました。今、私の手元に総合計画がございまして、基本目標をいろいろと書いてございますが、大きく言ってしまうと、今、私が言っていることも、全部、この総合計画の目標に引っかかってくるのではないかなと思います。ただ、今、町長がおっしゃったように、何でもやればいいかというところはまた別だと思っておりますので、町長に対して、今日の私の質問の中で提案している項目全てを絶対にやってくださいと言うつもりはなくて、今後、その目標を遂行していくためにこういう選択肢もあるのではないかというところでの提案であります。ですから、全てやってくださいというわけではなく、こういった声がありますので、こういう取組を検討されてはどうでしょうかというところでの提案であることを御理解いただきたいと思います。それでは、またコンセプトを変えて質問させていただきたいと思います。美幌町は、今、アルバイト人口もそうですし、そもそも働き手の世代が不足してきているのかなと思います。町として、新年度にエッセンシャルワーカーを確保するための助成もやられると思うのですが、私がよく耳にするのは、アルバイト人口、パート人口がいないという声です。ホテルが足りない、何とかしてという声の次ぐらいに、アルバイト人口がいないという声を耳にします。美幌町は、町自体に大学とか専門学校がないので、そういうことに前向きになる世代が少ないのかなと思っております。そういった観点で見ますと、美幌町は隣に北見と網走がありまして、網走の東京農大、北見工大等もありますが、ここに通う学生に美幌町に住んでもらうような取組を検討するというのはいかがでしょうか。例えば、美幌町で何年アルバイトをしてもらうことで家賃を補助しますよとか、そういった提案をさせていただきたいと思いますが、町長、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

パート人口が少ないというのは、私も思っております。つい最近は、北見工大と包括連携をして、北見にいる学生さんが美幌に来るチャンスを使って、美幌に住んでもらえるとか、例えば東京農大とか工大だけではなくて、今まではいろいろな形で関わってきていたと思うのです。そういう関わりを、行政だけではなくて、皆さんがきちんと持っていく必要があると思っています。確かに、お金を出して美幌に住んでくれる方に対して、補助を出すから美幌に住んで通ってくださいという話になったときに、それも一つの手かもしれません。逆に言ったら、美幌から北見なり網走に通う場合に、その足をどうするのかという話にもなってきます。私は、年齢を問わず、美幌に住んでもらうという意味で支援策を考えるということが大事かと思っております。どういうふうにできていくかどうかは分かりませんけれども。その辺は、今後をトータル的に考える必要もあるのかなと思っております。

質問 5番 木村利昭

ここで、今すぐやりますという答弁ができると思っていませんし、今の町長の答弁は、そういったことを前向きにいろいろと考えていただけるという答弁であると受け止めたいと思います。昨日の町政執行方針の中にもありましたが、今、美幌町への移住相談件数も結構増えてきているという話があったかと思います。その中で、令和3年度、美幌町に移住相談があった件数がどのくらいあったのか、分かっている範囲でいいので、教えてください。

答弁 政策課長 斉藤浩司(政策課長は2022年3月まで)

ただいま御質問をいただきました移住相談件数は、御答弁でも例年の倍とお伝えしておりますが、コロナ禍であって、特設サイトを開いて、インターネットを見る機会も増えたということもあって、そういった相談については、現在で121件、年代も様々です。20代から70代以上の方に均等に御相談いただいております。やはり、コロナ禍において、全国民が様々な移住を考えていらっしゃるのかなと思います。例年でいきますと、平均は50件と押さえていただければと思います。よろしくお願いいたします。

質問 5番 木村利昭

倍ということで、私もちょっと声が出てしまいましたけれども、すごくうれしいことだと思います。これが美幌町の移住につながってくれば、またうれしいのかなと思います。その上で、今、移住定住情報サイトというすばらしいサイトをつくっていただきました。そういったものもあると思いますし、そういうものを見て美幌に移住したいという相談につながったところもあると思います。その中で、移住したいけれども、何か弊害があったり、課題があって移住に踏み切れないという方も結構多いと思うのですが、弊害で多い項目は特にどういうものだと感じられますか。

答弁 政策課長 斉藤浩司(政策課長は2022年3月まで)

やはり、現在、移住の中では、実際にその地域に住んでみたいということで、美幌では四季彩という移住体験住宅がございますが、その地域に少しでも住んでみて、体験したいという方が大変多くなっています。現在、コロナ禍のために住めない状況ですし、自分の想像の中でしかない美幌町に突然来ても不安があると思います。実際に相談はありますが、その多くは、ちょっと体験して住んでみたいということですので、今年度も既に募集をかけていますが、コロナが落ち着いた後に、移住体験住宅に住んで美幌町を知っていただきたいと思いますし、オホーツク地域が自分のイメージと合っているのか確認したいという方が大変多くなっていると思います。よろしくお願いします。

質問 5番 木村利昭

私も、特に去年から美幌町に移住したいという希望を持ってくれている方とつながりを持たせていただいて、複数人の美幌町の移住相談に乗りながら、もちろん行政にも一緒に協力してもらいながらやっていますが、私が相談を受ける方は、美幌町に移住したいというふうにほぼ決めている方が多いのですけれども、そこで一番多い声は、やはり仕事と住居なのです。そういった観点で、今回、移住定住情報サイトを拝見しますと、すごくすばらしいサイトなのですが、仕事のところだけ外部リンクで飛んでハローワークだとか、町のもともとのホームページで、悪く言えば企業を羅列しているようなページに飛んでしまうのがちょっと残念だなと私は感じました。ほかの部分では、インタビューとか、実際に美幌に住んでみてという生の声が載っているところもあります。企業の努力はなく、町が全てやるということではなくて、企業としても募集したい、そういうところを改善していきたいという思いを高めるような取組として、せっかくいいサイトがあるので、ここで企業の魅力の発信とか仕事の紹介をもっともっと行ってみてはどうかなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 政策課長 斉藤浩司(政策課長は2022年3月まで)

ただいま御質問がありましたように、移住相談の中の多くは、仕事があるのかどうかという確認でございます。町のほうで、個々にこういう仕事をしたいという職種の希望がありますので、なかなか特化してホームページにリンクするような形に載せていくことは現実的に難しくて、ハローワークとリンクさせていただいているのが現状であります。それについては、今後、移住者の声を聞きながら、どういった形がいいのか検討してまいりたいと思います。今は、離れていても仕事ができるテレワークの時代になってきていますので、そのまま勤めながら地方にというスタンスも出てきています。そういった形が若干増えてきていると思っていますが、やはり、相談が多いのは仕事の面でございます。今後、改良していきたいと考えております。

質問 5番 木村利昭

仕事の部分に関しては、ぜひ情報発信を含めて、魅力を伝えるような形で改良を検討していただけたらと思います。昨日の町長の執行方針の中にもありましたが、空き家対策をしながら地域の活性化、要は、空き家の改修経費を助成し、地域の活性化(移住体験住宅)を図るとありました。移住・定住促進住宅の利活用という意味で、働き手世代、子育て世代で美幌町に移住・定住してもらいたいということを考えるのであれば、例えば、移住・定住促進住宅を使ってもらう方、家族には、託児機能とか幼稚園、保育園、こういったところも短期的に入所を可能にするとか、そういったことがないと、本当に美幌で子育てはできるのだろうか、しやすいのだろうかというところも分かってもらえないと思うのですが、その辺りの拡充の考えはいかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

移住・定住の進め方においては、新年度に移住相談拠点施設をつくりたいと考えておりまして、その中で空き家を利用していきたいという話です。その中で、今までのように何でもかんでもテレワークの拠点をつければという話ではなくて、もともと私は、全てが移住してくれることよりも、関わってくれる関係人口も大事なことだと。2月に経済同友会が「地域共創のさらなる進展に向けて~ワーケーションを呼び水に関係人口の創出を~」の中で、全てが移住につながらなくてもいいと。これは1回読んでいただければと。私も読んで本当にたくさん反省すること、その中で書いてあったのは、豊かな自然やおいしい食、SDGsなどのPRにとどまり、地域ならではの特性とか特徴を全く生かさないで、ただそういうふうにやっているところが多いと。違うよねということでいくと、やはり、今後、私どもでやるためには、誰をというか、どこにターゲットを置くかとか、それから、地域と関われる、ただ来ましたではない。多分、木村議員もいろいろな方と関わっているのは、その人たちにほれて、コミュニケートというか、そこにいることのよさを感じることが多いのではないか。次に、今言った家族ということを考えたときに、家族が一番何を望んでいるかというと、例えば、ここでもいつでも勉強ができる、学校のフォローすることができる環境づくりとか、今の子供を預けられるとか、そういうものをしっかりやっていかなければ駄目だという提言書を出してくれたのです。私がちょうどこれを提案しようとスタッフから言われていろいろ勉強させてもらった中でいけば、今言ったようなことをきちんとやっていかなければ、本当につながっていかない、ただの箱物になるのかなと感じますので、実施するには、今言っていただいたことも含めて、しっかり受け止めて考えていきたいと思っております。

質問 5番 木村利昭

やはり、今、町長がおっしゃったように、本当に地域の魅力と地域の関わり、そして、ターゲットをどこに置くかというところが大事なのかなと思っています。先ほど、政策課長からも答弁があったように、テレワーカーも増えてきていることを考えると、仕事をしていてというところでいけば、今、美幌町が一番求めている働き手世代、子育て世代にターゲットを置くべきなのかなと私は思います。そこにターゲットを置こうとすると、やはり教育とか保育とか子育ての部分というのは絶対に弊害が出てきますので、そういったところに対応するような移住体験、そして、相談、そういったところを充実していけたら、美幌の魅力はもっともっと高まっていくのかなと思います。それと同じく、先ほど私もお話ししましたが、仕事ともう一つ弊害になるのは住居です。これも本当に毎回出る声として、美幌は戸建ての賃貸が少ないなと。中古物件はあって、実際に家賃を払う思いをするより買ったほうが安いという部分もあるのですが、美幌に移住してきて、住んだこともない地域にいきなり家を買うというのはなかなか勇気の要ることです。それは私もやれと言われたらできないなと思います。そういった意味で、今、移住・定住促進住宅はありますが、移住・定住支援住宅を整備してはどうかと思います。例えば、3年なら3年、4年なら4年と入居年数を設けて、美幌町に定住して住居を整えたり、実際に生活になじんでいただくための入り口としての住居、こういったものも数棟あっていいと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

私も、今、多分、同じような方から住宅を探してほしいと言われて、一生懸命探しているところであります。リクエストは戸建てです。ですから、その方に「住宅を買いなさい」とはなかなか言えないのです。そう考えれば、今、木村議員が提案いただいた支援住宅というものも考える必要があるかもしれませんし、今の空き家対策の一つの手法として、今、順番に必要とするものを進めております。そういった中でいけば、今度は、短期的ではなくて長期に住む方に対しての物件としてあっせんができたり、それを支援できるような形は考えていく必要があるのかなと思っているところであります。

質問 5番 木村利昭

とても前向きな御答弁をいただいたと私は勝手に思っております。それでは、またターゲットを変えまして、次は子供たちの部分にターゲットを移していきたいと思います。美幌町は、中学生、高校生をメインとした子供たちのコミュニティスペースがかなり少ないのではないかと私は思っております。かといって、みどりの村となりますと、やはりちょっと遠いかなというところで、私が目をつけさせていただいたのは、町民会館のロビー、しゃきっとプラザの3階ロビー、ここは今も一般開放していて、Wi-Fiも使えて、誰でも使えるようになっていると思います。例えば、ここをもっともっと子供たちが活用しやすい、子供たちといっても中学生とか高校生といった世代の上の子供たちが使いやすいような形で整えると。夏は無料で麦茶を置いておくとか、冬はちょっと温かいお茶を置いておくとか、カードゲームとかボードゲームとかちょっと楽しめるようなものを置いてみたり、こういったところを実際に高校生とか中学生の意見を盛り込んで、どんなふうにしたら使いやすいかというところも聞いて整備してみてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今お話しいただいたことは、そのとおりと感じるところが多々あります。場所的にそういうことは可能なのかどうか、それから、今、図書館でも、他のまちなどでは、勉強するために、わざわざ図書館の場所取りをするために、みんなで出かけたりということをしています。でも、残念ながら、私どもはそういう環境をつくってあげられていないところがあります。ですから、子供たちが集まれる居場所という中でいけば、そこの場所ができるかどうかは別として、何か考える必要があると提案は受け止めたいと思います。

質問 5番 木村利昭

3年前に総務文教常任委員会の視察で室蘭に行ったのですが、室蘭にはきらんという総合福祉施設があります。そこは、しゃきっとプラザのような施設とか、図書館とか、そういったものが複合になっていて、実際に視察してきたのですが、お年寄りも一緒に碁をやったり、しゃきっとプラザとか町民会館のロビーのようなところでそういうことをやって、すごく明るいイメージといいますか、コミュニティーが出来上がっています。そういった機能を公共施設として持つことで、かつ、町民会館は文化振興、芸術振興というところも掲げていると思いますので、例えば、定期的にロビーで何か絵画展とか、写真展とかをやって、そういうのも見てもらうと。その中で、Wi-Fiを使ってちょっと勉強したり、仕事をしたり、子供は仕事はないかもしれないですけれども、何か子供たち同士でコミュニケーションを取ったり、そういったものがあってもいいのかなと思いました。先日の戸澤議員の質問の中にもありましたけれども、まちなかでの集いの場、癒しの場、これが美幌町は外で、屋外という意味でも、公園とかそういったものはあるけれども、整っていないのかなと。一昔前はなかまち緑道がそういう機能を担っていたのではないかなと私は思っています。噴水があって、水が流れて、ベンチもあって、あずまやもあって、そういう意味では、屋外、自然を散策しながら楽しんでゆっくりできる場所という意味で、なかまち緑道は中心市街地ですし、病院も近いですし、ここをもう一回整備してみてはどうかなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

なかまち緑道も含めて、町が有する土地というか、空き地だけではなくて、公園とか、そういう部分の使い方もこれから考えていかなければならないのかなと思っています。まちなかという部分においては、施設をつくったりすることが難しい状況の中にあって、本当に空いているというか、空き地があるのであれば、冬はちょっと厳しいかもしれませんけれども、集える方法があるのかなと。そういうことは、行政だけではなくて、皆さんと考えていく必要があると思っていますので、そのきっかけをつくるためのスタートに私どもが関われればと思っております。

答弁 福祉部長 河端勲(福祉部長は2024年3月まで)

申し訳ございません。先ほどの結婚新生活支援補助金の件について、私、令和3年度は3件というふうに申し上げたのですが、1件でございました。婚姻届の提出につきましては40件程度あったのですけれども、そのうち1件ということです。周知につきましては、婚姻届を出していただいた際に、この制度について直接お知らせさせていただいているところでございますので、よろしくお願いいたします。

質問 5番 木村利昭

40分の1と聞いて、少し残念な思いであります。幾つか要件はあると思いたいです。婚姻に伴って、新規の住宅費用とか、結婚に伴う引っ越し費用とか、こういう要件があると思いますので、例えば、新規で住宅を借りなかったとか、引っ越しがなかったとか、そういったところはあるのかなと思うのですが、そう考えると、本当に使い勝手があまりよくないなと思いますので、ぜひ、もっともっと使い勝手がよくて、美幌で新婚生活をこれから送る若い人たちを応援できるような制度にしていただきたいというふうに思います。時間が限られていますので、最後にさせていただきます。今、町長からの答弁で、なかまち緑道だけではなくてということで、いろいろとお話をいただきました。近隣では、鶴居村を中心に、プロムナードといって、本当にヨーロッパのように、水がきれいに流れて、子供たちも団らんしたり、その隣に公営住宅があって、子育て世代の人たちが歩いていけるというのはすごい魅力なのかなと思っています。鶴居村のまちの規模と美幌町のまちの規模を比較して話をするのは難しいと思うのですが、いずれにしても、先ほどの屋内の子供たちのコミュニティスペースもそうですし、美幌町は、屋外の施設も、もっとゆとりを持って町民生活を送れるような施設を町で整えていかなければいけないと思いますので、その辺りを調査していただきたいと思います。以上です。

出典:美幌町議会 令和4年第3回定例会 2022年3月3日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる