みんなの議会

美幌町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月8日

トレイルルートを活用した地域の活性化について

2021年12月8日、美幌町議会の一般質問で、上杉晃央議員が「トレイルルートを活用した地域の活性化について」質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、スポーツ振興課長 浅野謙司、商工観光課長 影山俊幸が答弁しました。

質問者
上杉晃央 議員
答弁者
町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、スポーツ振興課長 浅野謙司、商工観光課長 影山俊幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 上杉晃央

それでは、私はスポーツ・健康のまち宣言、トレイルルートを活用した地域の活性化について、高齢者向け住まいの施設整備について、3点を順次質問いたしたいと思います。美幌町スポーツ・健康のまち宣言についてでありますが、ウィキペディアで美幌町の有名人と検索すると美幌町の出身者18名が出てまいります。その中に、オリンピック・パラリンピックの日本代表選手が8名もいるのは、人口規模から推測するときっと日本一ではないでしょうか。柴田敬士さん、阿部由香里さん、久保恒造さん、石田正子さん、佃咲江さん、鈴木李奈さん、藤村祥子さん、一戸誠太郎さんの名前が連なっています。美幌町はスポーツ振興に力を注ぎ、スポーツ少年団活動でも北海道屈指の町でもあります。毎年、小学生から高校生などが全道・全国大会に出場し、すばらしい活躍をしています。加えて、美幌町スポーツ協会では、毎年、国内外で活躍した各分野のトップアスリートを招いて、スポーツ講演会や実技指導を通じて、若い世代の人材育成指導に熱意を持って取り組んでいます。スポーツ庁では、東京オリンピック・パラリンピックの開催を契機に、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略において、5年後にスポーツ・健康まちづくりに取り組む地方公共団体の割合を20%にする目標を掲げています。これまでのスポーツ普及、人材育成の実践活動は町の誇りであり、健康で活力あるスポーツの町、美幌町を全国に向かって情報発信するために、美幌町スポーツ・健康まちづくり宣言を今こそ英断すべきと考えますが、いかがですか。二つ目、屈斜路トレイルルートの価値を全国へ。阿寒摩周国立公園内の藻琴山、美幌峠、津別峠の稜線約22キロメートルを結ぶ、屈斜路カルデラ外輪山トレイルルートは、美幌・津別・大空3町の観光協会などでつくる美幌地区三町広域観光協議会が、2016年に自然歩道整備のためのルート調査、2019年には環境省の許可を得て、大変困難な中、手作業や草刈り機を使用して伐採を開始し、2020年に歩道を切り開きました。2020年に2回、2021年に4回のツアーを実施し、参加者のアンケートを取りまとめた結果、大変満足、満足が9割を超える高評価を得ました。ガイドの満足度も9割と高く、地元町民でも知らないことをたくさん聞けてとても楽しかった、ふだん歩くことのできないルートを歩け、新しい景色を見ることができたなど、多くの声が寄せられました。このツアーに2回参加した美幌町役場影山商工観光課長のコメントが、今年11月18日付の北海道新聞に掲載され、「9月は進むにつれ、見える湖の角度が変わり感動した。10月は霧の中を歩き続けたが、最後に見えた湖と虹は忘れられない。」とすばらしさを体感したと語っています。北海道新聞、2021年10月31日の風街だよりでも、屈斜路カルデラ外輪山トレイルルートの取組を高く評価しており、道しるべの設置やルートの維持管理体制構築などの課題はあるが、今後の積極的な活用により可能性が広がると期待を寄せています。国立公園内で人工物が見えないトレイルルートは全国でも珍しいと評価されています。何よりも、こうした大自然を満喫できる財産が我が町にあることに誇りを持ち、全国に情報発信すべきと考えます。まずは多くの町民の皆さんにトレイルの体験をしてもらう魅力あるプログラムづくり、また、美幌に生まれた子供たちが、校外授業でトレイルに参加して、身近にある大自然を歩いて楽しむ喜び、自然保護や環境教育などにも結びつく、優れたプログラムを学校教育で取り入れるべきと考えますが、今後、町としてトレイルを普及活用するための具体的な推進方針をお尋ねいたします。3点目、ケアハウス、サービスつき高齢者向け住宅整備についてであります。第6期美幌町総合計画基本計画に掲載されている高齢者福祉の充実の施策の中で、高齢者のニーズに合った多様な住まいや施設の確保として、民間活力を生かしたケアハウス、サービスつき高齢者向け住宅等の整備について、これまでの検討状況と今後の推進方針をお尋ねします。関連して、小規模多機能型居宅介護施設の公募が今年8月に行われましたが、指定までの今後のスケジュールについてお尋ねします。以上です。

答弁 町長 平野浩司

上杉議員の御質問に答弁いたします。なお、スポーツ・健康のまち宣言については、後ほど教育長から答弁いたします。トレイルルートを活用した地域の活性化についてですが、美幌地区三町広域観光協議会では、平成28年12月に阿寒摩周国立公園満喫プロジェクト地域協議会が策定したプロジェクトステップアッププログラムに掲げられるトレイルネットワークの形成に着目し、地域資源である藻琴山、美幌峠、津別峠を活用した体験型観光を推進するため、屈斜路カルデラ外輪山トレイルルート整備調査事業に取り組んできました。当該ルートは、環境省の阿寒摩周国立公園計画書の歩道に該当しており、国有地の新規歩道整備の手法や土地の借上げ、管理等について、環境省及び林野庁と協議しながら、現地調査及び笹刈りによるルート整備を進め、令和2年11月に調査道が開通したところであります。また、住民への周知と理解を深めていただくため、これまで講演会やトレッキングツアーが実施されており、本年度は協議会会員を対象とした研修会と3町の町民を対象とした4回のガイドつきモニターツアーが実施され、高評価をいただいたところであります。御質問の町としてトレイルを普及活用するための具体的な推進方針についてでありますが、本トレイルルートは大自然を満喫できる観光資源であると同時に、多くの可能性を持った地域資源であると考えております。今後、本格運用するためには、津別町、大空町、美幌町、それぞれの観光協会と町が連携して進める必要があり、現在、協議会において維持管理体制について協議中であることから、その結果を踏まえ関係する省庁及び自治体と協議を重ね、具体的な推進方針を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。また、学校教育での取り入れについては、ふるさと教育の優れた生きた教材として、学校現場においても自然や環境の教育、また、子供たちの体力づくりのためにも活用できる本町の新たな資源であることは認識しており、学校教育だけではなく、社会教育や社会体育を含めた中で、幅広く活用方法を検討してまいりたいと考えております。次に、高齢者向け住まいの施設整備についてでありますが、1点目の第6期美幌町総合計画基本計画に掲載されている高齢者のニーズに合った多様な住まいや施設の確保についての御質問でありますが、過去に事業者と整備の意向について検討したことはあるものの、具体的な協議には至っておりません。今後の推進方針については、令和2年5月、第8期美幌町介護保険事業計画の策定時に、要介護認定を受けている300名の方に実施しました在宅介護実態調査において、回答者の50.6%が施設等への入所を検討していないと回答しており、在宅でのサービス提供を希望しているものと思われますが、引き続き、高齢者の方のニーズに合わせた施設の整備について検討してまいりたいと考えております。次に、小規模多機能型居宅介護施設の今後のスケジュールでありますが、令和4年4月に補助金の申請、同年6月に内示が決定された後、施設整備の開始を行い、令和5年2月頃に事業所指定の申請、令和5年4月に事業開始の予定となっております。施設の整備をはじめ、住み慣れた地域で高齢者の皆様が生きがいをもって、安心して暮らせる町を目指して、高齢者保健福祉施策を総合的に推進してまいりますので、御理解をお願いいたします。以上答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 矢萩浩

上杉議員の御質問にお答えいたします。本町出身の選手がオリンピック・パラリンピックで活躍され、選手の活躍が身近な存在となり、子供たちに夢と希望を与え、学校部活動やスポーツ少年団活動においても相乗効果を生み出し、これまで少年団への加入促進や競技大会での活躍が顕著となっておりますが、こうした選手の活躍の背景には、各競技団体の支援体制や日々の献身的な指導者の御尽力による成果のたまものであると考えております。活動を継続し、維持していくためには、スポーツ協会や各競技団体、地域スポーツクラブなどと連携を図りながら、スポーツの普及振興を図るためのスポーツ教室やスポーツイベントの開催も必要なことであります。また、団体の活動や指導者・選手の活動をサポートすることを目的として、令和2年度から未来のアスリート応援事業に取り組み、育成強化選手奨励金制度など、さらなるスポーツ振興に努めているところであります。御質問の美幌町スポーツ・健康のまち宣言についてにつきましては、宣言はまちづくりを推進する上で有効な手段の一つと認識しておりますが、教育委員会としましては、ホームページ等で情報発信しながら、健康づくりを担当する福祉部や関係団体と連携し、さらに、スポーツ振興の施策をより実践的に進めていきたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、お答え申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。

再質問 11番 上杉晃央

それでは初めに、スポーツ・健康のまち宣言について、再質問させていただきます。答弁では、宣言はまちづくりを推進する上で有効な手段の一つとして認識しているようですが、当面、ホームページ等で情報発信し、健康づくりの福祉部や関係団体と連携し、スポーツ振興施策をより実践的に進めたいという内容でありました。最初の質問でも述べましたけれども、きちんと調べたことはないですが、人口約1万9,000人の町で8名ものオリンピック・パラリンピックの選手を輩出している町というのは、日本中で多分美幌町が1番だろうと私は思っています。町もこの間、スポーツ振興の様々な取組を推進していることは高く評価をしておりますが、日本中に誇れるスポーツの町というのを町のホームページを見ても、こういったところが情報発信としては弱いのではないかと感じております。これは宣言をした都市での事例ですけれども、そこの宣言の中で紹介するホームページには、オリンピック選手は二、三人しかいないですけれども、例えば、今回、久保選手がパラリンピックで活躍した写真だけを貼りつけて、文章で載せるような情報発信ではなくて、その選手が実際に競技に出ている動画を流すとか、それを見ると、この町にはこういう選手がいて、こういう活躍をしているのだなと、そういう情報発信の仕方をしているところがありました。そういった意味では、情報の発信が単発の情報では非常に魅力がなく、私は弱いというふうに思います。北海道では既にスポーツ・健康に関する都市宣言をしている自治体が45市町村あるようですけれども、179市町村のうち45市町村ということで、美幌町はこれだけスポーツに熱心に、教育の予算をつぎ込んでやっておりますが、45か所もありますけれども、そういうことに対して教育長はどのような見解をお持ちでしょうか。

答弁 教育長 矢萩浩

ただいま、議員から情報発信の弱さということで冒頭にお話がありました。私どもとしましても、せっかくの取組が広く浸透されていないのではないかという御指摘も実際耳にしているところでございます。そのようなことから、情報発信の強化が課題であるということは強く認識しているところであります。私どもは、様々なスポーツに関する事業を行っているところですけれども、このことをしっかりと情報発信することによって、町民の皆さんはもとより、町外にも効果的な情報発信をして、そのことで子供たちの自己肯定感、自己有用感をしっかりと醸成して、さらには町の魅力発信につながると考えておりますので、この情報発信の方法については、さらに工夫していきたいと思っております。また、スポーツ・健康のまち宣言は道内で45か所あるということでございますが、これについては担当レベルでも各市町村から情報等をいただいているところであります。これに関しまして、私といたしましてはスポーツに限らず、文化面でも頑張る子供たち、頑張る皆さんを町は応援してまいりたいと思っているところでございます。スポーツ面と合わせた文化面の支援策については、今後、新年度予算について取り組んでまいりたいと思っておりますので、その辺についても、またしかるべきときに改めてお示しさせていただければと思っております。よろしくお願いします。

再質問 11番 上杉晃央

もちろん、子供たちはスポーツだけではなく、文化も含めて、ただ特出してすごいのは、スポーツ面で美幌町出身のオリンピアンとか、そういった方たちがたくさんいることや、スポーツ協会を通じたいろんな事業の展開、あるいはアスリートの強化のため、町も令和2年度から予算措置をしているとか、そういうすばらしい取組、もちろん文化の部分もありますけれども、ほかと比べてスポーツが特出してすばらしいということ、そういう町なのだという情報発信を独立してする。文化まで範囲を広げるのではなくて、スポーツは健康づくりにも結びついてまいりますので、そういった意味で、スポーツや健康ということに特化した中で、美幌町の情報発信を積極的にするべきだと考えております。オホーツク管内を見ると、まだ2か所しかないので、決して多くはないですけれども、全道45というと、結構この中にはいろんなスポーツ合宿だとか、積極的に取り組んでいる都市も含まれておりますし、美幌もそういった意味では十分それに値する活動をしていると思いますが、今後検討したいということですけれども、前向きにそういった宣言を町として考えていくということについて、踏み込んだ英断は教育長いかがでしょうか。

答弁 教育長 矢萩浩

宣言の関係でございますけれども、実際に施策としてどんなことに取り組んでいくかということが大事だと私どもは考えているところでございます。議員おっしゃるように、宣言をすることによって、情報発信には非常に有効だと思いますけれども、それとは別な形で実践的な取組を進めてまいりたいと思っております。具体的には、現在、社会教育中期計画を策定している段階でございますけれども、その中でもスポーツ推進計画を町としても策定して、町民を挙げてスポーツに取り組んでいるということを位置づけした中で、それと併せて、不足している情報発信の部分についてはさらなる効果を強化していきながら進めていければと思っておりますので、宣言については現時点では難しいのかなと思っております。よろしくお願いします。

再質問 11番 上杉晃央

スポーツ庁は政策の柱として、スポーツを活用した経済・社会の活性化、健康増進、心身形成、病気予防、自然と体を動かして楽しいまちへの転換ということで、先ほどお話ししましたけれども、目標として5年後にスポーツ・健康まちづくりに取り組む地方公共団体の割合を20%を目指してということで目標を掲げております。私は教育大綱を持ってきましたが、スポーツ振興では、心身の成長を促し活力を与え、健康保持や子供たちの体力向上が期待できる。トップレベルとして活躍できる人材育成の環境整備、スポーツ合宿によるトップアスリートとの交流により、夢と希望の持てる環境づくりを進めると掲げています。こういった部分で、既に教育大綱の中でも一定程度の方向性が出されております。もう一つ、町長が教育長在任時だと思いますけれど、平成26年3月に文部科学省の委託事業のスポーツを通じた地域コミュニティー活性化事業において、スポーツ政策研究協議会の専門家の皆さんは、委員の皆さんの意見を基にスポーツ振興体制を含めたスポーツ振興計画の策定が必要と提言されています。このまとめの中で、私が今質問していることと同じように、この地域から全国へ、そして、世界へ発信し、地域で生き生きと輝く人、世界で堂々と活躍する人、これからも支え、育て、スポーツは人づくりの理念の下に提言を着実に取り組んでいただきたいと締めくくっています。教育長の答弁の中に、スポーツ推進計画を早急につくるべきではないかということがありましたが、先ほどの答弁から推測していくと、この宣言をつくると同時に、例えば、私の言っているような宣言を合わせてやっていく。既に実践しているすばらしいところがたくさんあるのに、なぜ宣言に躊躇するのか、その辺が見えないのですけれども、それだけの蓄積は美幌町に十分ありますから、後はスポーツ協会をはじめ、関係者の皆さんの意見を聞きながら、スポーツ・健康のまちということを、早急に体制を整えていくべきだと私は考えます。教育長としては、スポーツ推進計画をいつぐらいまでにまとめようとしているのか、その辺の時期について御回答いただきたいと思います。

答弁 スポーツ振興課長 浅野謙司(スポーツ振興課長は2023年6月まで)

ただいまの上杉議員の御質問でございますが、おっしゃるとおり、平成25年、26年に文科省の委託事業で行いました事業におきまして提言されているように、スポーツ振興計画については検討してきているところでございますが、ただいま第8次社会教育中期計画、令和4年から10年までの計画を策定中でございます。その中に、スポーツ振興について明記していく部分もございます。今後、来年以降、策定に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

再質問 11番 上杉晃央

来年度以降ということですから、いつになるのかわかりませんけれども、以降と言うとまだまだ長いので。ただ、何回も言うようですけれど、美幌町はそれだけの蓄積はあると思うのです。行政側はいろんな宣言を調べていると思いますけれども、宣言自体はそんなに難しいことではないです。問題は、それを活用して、私が言うように、美幌町ではこれだけスポーツに力を入れて取り組んで、子供たちに大きな夢や希望を与えながら、まちづくりに有能な人材を育てているということを内外に発信するツールとして使っていくべきだと思います。決して、簡単に策定して、すぐにやれということを言っているのではなくて、そういう下地が美幌町には十分整っていますので、再度教育長に聞きますが、スポーツ推進計画と合わせて、いつぐらい、来年度以降と言ったらいつになるかわからないので、どれぐらいをめどに前向きに着手しようとするのか、その辺のめどについてお答えいただきたいと思います。

答弁 教育長 矢萩浩

スポーツ推進計画につきましては、来年から着手したいと思っております。先ほどの答弁と重なりますけれども、スポーツ推進計画を策定することによって、町が目指すべくスポーツ振興の方向性を明確にするということもあります。このことは、ある種の宣言に近いものとも考えております。いかんせん、宣言があるなしにかかわらず、これは日々の情報発信、戦略的な情報発信をいかにしていくかということにかかっていると思いますので、その辺は十分に意を用いて取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。

再質問 11番 上杉晃央

教育長は来年からスポーツ推進計画の策定に着手するということですので、ぜひ並行して宣言についてスポーツ協会だとか、スポーツに関わる関係者の意見を十分に聞きながら、できるだけ速やかに町の宣言ができるような取組を期待をして、この部分については終わりたいと思います。次に2点目ですが、屈斜路カルデラ外輪山トレイルルートを活用した地域の活性化について、答弁にありましたように、大自然を満喫できる観光資源であり、同時に多くの可能性を持った地域資源、まさに宝であります。体験ツアーの参加者の評価も大変高く、アンケートを商工観光課長からいただきましたけれども、アンケートに答えた方の中に、美幌圏の観光に革新を与えると思うとまで絶賛して、アンケートを書かれた方もいます。今後の具体的な推進方針につきましては、3町の美幌地区広域観光協議会において、関係省庁と協議をするということですけれども、この間やってきた中で、アンケートも出ていますし、どのような課題があると町は把握しているのか、その辺をお答えいただきたいと思います。

答弁 商工観光課長 影山俊幸(商工観光課長は2023年3月まで)

ただいまの御質問でございますけれども、3町の広域観光協議会で協議をさせていただきながら、関係省庁との協議ということでございますけれども、これからの課題としましては、協議会の中で話し合われている内容でございますけれども、まず、調査道ということで、現在、協議会で林野庁に申請をしまして、林野の土地について、国有林を通らせていただいているところが美幌の区域、それから津別の区域ということでございます。また、環境省のステップアッププログラムにもうたわれておりますので、こちらも協議しながらということでございます。まずは、地権者であります網走南部森林管理署ですとか、根釧西部森林管理署の国と協議をさせていただいて、その協議が整うのが約1年から1年半ぐらいかかるのではないかということで、それぞれの担当の方々と協議をした内容で聞いております。そういった部分で言いますと、まず今回の調査道を林班図に落とし込んでルートを確定させるような内容ですとか、安全管理のために、こちらは熊が出没する場合もございますので、そういった部分での発信ですとか、マップの作成ですとか、また、各自治体との行政区域にも関わりますので、そちらとの協議ですとか、具体的な維持管理体制の構築というのが非常に重要なものだと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

再質問 11番 上杉晃央

この広域観光協議会には美幌町はどういう立場で関わっているのですか。主体は3町の観光協会だと思うのですけれども、行政側はどういう立場で関わって、いろんな課題を把握しているのか、その辺の状況についてお答えいただきたいと思います。

答弁 商工観光課長 影山俊幸(商工観光課長は2023年3月まで)

3町の広域観光協議会での美幌町の立場としましては、美幌町、大空町、津別町の三つの担当課の課長職は幹事という立場で関わっておりまして、議員おっしゃるように、会長は美幌の観光物産協会の会長がなっておりまして、副会長が2町の観光協会の会長となってございます。幹事が私ども担当課長ですけれども、担当課長と各協会の事務局、事務局長が集まりまして、定期的に幹事会を開いている状況でございます。

再質問 11番 上杉晃央

私もこの質問に当たって、全国にトレイルというのがかなりあることがわかりました。美幌は整備中ですけれど、22キロメートルということで、100キロメートルを超えるかなり長距離のトレイルもあるようですけれども、最終的にはまだ着手して間もない、それから地権者との協議、もちろん国立公園内ですので環境省との調整とか、いろんなハードルは高いと思うのですけれども、現在この外輪山の22キロメートルを整備していますけれども、将来的にどこまでこのルートを延ばすとか、将来的な構想とか計画は、協議会ではどのように検討されているのでしょうか。

答弁 商工観光課長 影山俊幸(商工観光課長は2023年3月まで)

3町の広域観光協議会の中での話でございますけれども、こちらは環境省のステップアッププログラムの中でも計画を提示させていただいておりまして、その中では、現行の調査道であります藻琴山頂上から美幌峠、それから、美幌峠から峠牧場の脇を通りまして、津別峠に向かう今回の22キロメートルをまずは整備と。その後の延長につきましては、3町の協議会の中では今のところ計画は立ってございません。ただ、環境省ではトレイルネットワークということで、それぞれのトレイル自体をつなげていこうという構想を満喫プロジェクトでもうたっておりますけれども、3町としましては、先ほどの22キロメートルという行程でありますので、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

今担当からお話をさせていただきましたけれども、私どもは、このトレイルルートということをきちんと理解する必要があると思っております。私も勉強不足で、今3町の協議会で進めていただいていることに感謝したいと思いますけれども、もともとの始まりというのは、阿寒摩周国立公園の満喫プロジェクトという地域協議会の中で、一つの役割としてトレイルルートをやると。2016年にステップアッププログラム、重点的にやってきた流れにおいて、今はステップアッププログラムの2025年、その中の行動計画の中で阿寒摩周国立公園トレイルネットワークの形成ときちんと位置づけられております。それに該当する考え方として、摩周・屈斜路トレイルルートの充実と促進、そして、私どもが今非常に期待している部分でいけば、屈斜路カルデラ外輪山トレイルルートの整備調査事業ということで位置づけて、それをもう少し広げるためには、最終的には東北海道3空港をつなぐロングトレイルの推進ということで、ある程度その計画の中で位置づけられております。ですから、今私どもでしっかりやらなければいけないのは、外輪山の藻琴山、美幌峠、津別峠の一つのトレイルルートと、それから、阿寒の中のトレイルルートの連携とか、それを国の一つの計画に基づいてしっかりやっていくことだと思っています。その中でいけば、それぞれ前段でやって来られた方を、私どもの町だけではなくて、3町がきちんと認識をして、これからの問題、言うならば、事前にやっていただいている方々を側面から応援して、かつ、それに必要な土地を借りたり、掲示をする場合に、3町が協議して、一つ一つ解決していかなければならないと思っています。実際に、その進め方も国からある程度示されて、国と言うよりも阿寒摩周国立公園満喫プロジェクト地域協議会の中で、阿寒摩周国立公園のトレイルネットワーク構想もきちんと示されて、そこに今後どういうふうにこれを管理するかという手法も全部示されておりますので、それを一つ一つそれぞれの役割でしっかり対応して、町としても、津別それから大空と協議しながらやる必要があると私は認識しているところであります。

再質問 11番 上杉晃央

町長が今説明した、阿寒摩周国立公園トレイルネットワーク構想のピックアップしたものを見て、その中に町長が答弁したようなことが書いてありますので、3町でやっている22キロメートルの外輪山のトレイルルートについて、3町だけで終わるのではなくて、この中では道東地区のエリアをうまく結びながらという大きな構想に基づいてやっています。そうなってくると、そこの連携というのは、3町の協議会が、母体となる阿寒摩周国立公園のトレイルネットワークの協議会とどんな連携をして、私が聞いた22キロメートルだけで終わるのか、それとももっと延長したり、そういったことが全体構想の中であって、もっと拡大されていくのか、その辺がこれだけでは見えない部分があったものですから、阿寒の協議会と3町の連携がどういうふうに取られているのか、その辺のことも教えてください。

答弁 町長 平野浩司

外輪山トレイルルートについては、今の22キロメートルの部分をしっかりやるということ。そこから広げてというのは今の段階では難しいので、そのネットワークと、それから阿寒摩周国立公園の中でのネットワークとの連携、そこでいけば単発であるので、そこにつなげる方法を今後きちんと協議されるのかなと思っています。その中で基本となるのは、阿寒摩周国立公園満喫プロジェクト協議会で、この中に私どもも呼ばれて、ここに関わる首長達とか関係者全部が関わって、一つの方針をそこで示されて、その中でどういうふうに進めるかというふうに、構成メンバーに入っているというか、そういうふうに進められているわけであります。具体的に先行してやったのは阿寒のいろんなプログラム、それから、今は弟子屈町でやっているホテル等の解体も含めて川湯の再生をやったり、その中で美幌も制度で皆さんの努力が認められて、一つのルートとしてやっていますし、何年か前に峠の公共施設の改修もやりましたけれども、その位置づけもされているから環境省からお金をもらって改修ができたということでありますので、その辺をしっかり私どもも押さえた中で、町民の方々にも御理解をいただいて、それを先頭に立ってやってくれる方々のフォローをしていくことだと思っております。

再質問 11番 上杉晃央

様子がようやく見えてきましたけれども、先ほどの課題や現状どういったことをやっているのかということは担当課長から御説明がありましたので、主立った課題についてはわかりました。アンケートの中には、例えばルートの案内版だとか、トイレであるとか、ベンチ、展望台や撮影スポット、皆さんによってここはすばらしいとか違いはあるのですが、そういうスポットや歩いているときに目に入った木だとか、花の説明版があると非常によいだとか、あるいは、ここから何キロメートル先に目標があるとか、キロ数の表示だとか、中には美幌峠にソロテントを張れるような設置場所があったらいいと。これは実際に参加した人のアンケートなので、全部を実現できるかどうかは別にしても、取り組まなければならない課題もアンケートの意見の中から結構重要なものがたくさん出てくると思いますので、こういうすばらしい取組を、美幌町が会長となって、3町の広域でやっているということですので、これからは多分こういうことが観光の起爆剤になってくるのではないかなと。特に、トレイルの発展したヨーロッパとか、そういったところでは相当前から歩く観光というか、そういう形で非常に長い歴史がありますので、こういう財産が美幌町にあるという意味で言えば、今はまだまだ調査道としていろんなことをやっている最中ですから難しいですけれども、そうであっても今まで取り組んできたことの情報について、私も勉強不足で調べておりませんけれども、例えば、3町の観光協会のホームページにこういう取組で情報発信をしているのか、そういう取組状況がもしわかれば教えてください。

答弁 商工観光課長 影山俊幸(商工観光課長は2023年3月まで)

ただいまの御質問でございますけれども、3町のホームページでの情報発信ということでございますけれども、現在のところ、モニターツアーですとか、そういった募集などを町のホームページ、もしくは観光協会のホームページで公開しておりますが、何分調査道ということもございまして、正規なオープンで皆さんが歩いてということではなくて、事前に林野庁の森林管理署に申請させていただいて歩いているということもございますので、必要なときだけしかオープンにすることができないということを御指導いただいたりしておりますので、今後、正式に本格運用ということになれば、現在協議を進めておりますけれども、検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 11番 上杉晃央

まだまだこの先もやるべきこと、課題がたくさんありますからわかるのですが、3町で進める以上はどこかが事務局になって、こういうすばらしい取組をしている、そういった情報発信をきちんとホームページ上で、さっきの質問ではないですが、動画ですばらしい景観を映して、こういう道が整備中ですということにもきちんと取り組んでいただくことが情報発信では何よりも大切な部分だと思いますので、先ほどもありましたが、維持管理とか、そういった体制を協議会の中でつくっていくのですけれど、そのためにはどこが事務局として役割を担うとか、そういったことをできれば協議会の中で体制をきちんと煮詰めていただきながら、難しい問題もあると思いますけれども、可能な範囲内で情報発信に積極的に取り組んでほしいと思います。先ほど、学校教育での取組の中で御答弁いただきました。学校教育だけではなくて、社会教育だとか、社会体育を含めた幅広い範囲で検討したいということでしたけれども、トレイルは、その地域の自然や歴史、あるいは文化に触れながら、健康づくりにも役立つということで、何よりも日本一のカルデラ湖を眼下に臨めるトレイルというのは、日本全国には有名なトレイルが調べてみるとたくさんありますけれども、こういうすばらしいところはなかなか日本全国を探しても多くないと思いますので、歩く旅を楽しめるという意味では、昨日の木村議員からも観光振興のことがありましたけれども、有力な観光資源であるということで、繰り返しになりますけれども、観光の起爆剤になり得るだけの宝ではないかなと思います。そういった意味で、今はまだすごく難しいと思いますけれども、環境が整えば、小中学校の課外授業の中で体験プログラムをつくっていただいて、そして、美幌に生まれて、美幌のすばらしい景観の中を私は小学校何年生、中学校何年のときに歩いたという思い出に残るような教育材料にもなりますし、もしかすると、そう遠くないうちに、こういうルートを修学旅行で体験したいということも、北海道に修学旅行に訪れる本州の高校もありますので、そういった可能性もあると思いますので、協議会の中できちんとした事務局体制を整えていただきながら、できるだけ早く、今提案したようなことを町民が体験できるプログラムを用意していただいて、多くの町民にこういうすばらしいところがあるということを知ってもらう取組をしていただきたいと思います。学校教育の中でやるとすれば、正式に公で使えるとなると、これは何年先ぐらいになるのですか。今はいろいろ規制があって難しいと思うのですけれども、本格的に全国に情報発信して、皆さんどうぞ来てくださいというように公開できる時期はいつぐらいを期待してよろしいでしょうか。

答弁 商工観光課長 影山俊幸(商工観光課長は2023年3月まで)

1回目の答弁の中にもございましたけれども、3町の広域観光協議会で、現在、維持管理体制をどうしていくのかというところを協議させていただいておりまして、その判断を受けまして、次に正式に地権者であります北海道森林管理局に御相談させていただくということで進めさせていただきたいと思っております。ただ、協議会の幹事会の中で話をしている中では、もし、順調にいろんな面での課題を克服できた場合、例えば、R5年度の後半か、6年度からという話はしておりますが、この辺については、3町の方針が決まってからになろうかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

再質問 11番 上杉晃央

経過はよくわかりましたので、できるだけ早く公に情報発信して、北海道新聞も2回にわたって、このすばらしい取組を評価して取り上げてくれておりますので、ぜひ町民の皆さんにも、あるいは道内、道外に対しても情報発信できるように期待したいと思います。それでは、最後のケアハウス、サービスつき高齢者向け住宅整備についてですが、関連して答弁いただきました小規模多機能型の居宅介護施設を、町が指定した民間事業者によって、令和4年6月以降に着手して、令和5年4月の事業開始と答弁されておりますので、町で福祉施設の整備について非常に積極的に取り組んでいただいていることは評価しております。先ほどの答弁で、在宅介護実態調査の対象の方、300名に対して170名の提出がありましたが、施設への入所の検討状況で検討していない方は確かに50.6%ありますけれども、検討中が24.1%、申請済み30%、これを合わせると約42%いらっしゃるのです。そういった意味では、私は小規模多機能型の居宅介護施設の次に、この必要性は高いと判断しておりますが、ケアハウスについて、次の施設整備ということでの順位として、町長の見解を伺いたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

順位とすれば、上杉委員がおっしゃる順位は私も理解をしています。ただ、現実的に今の段階でそこまで必要かどうかという見極め、どうしても事業者を見つけてやらなければいけないという反面と、私も親の介護をした中で考えると、施設に行かないで、地域には御迷惑をかけるけれども、できれば最後まで地域の中で生活したいという部分を考えますと、今回答弁をさせていただいた50.6%というのは非常にわかるというか。ですから、今、具体的に次どうするかという考えは持っておりません。

再質問 11番 上杉晃央

ただ、この中期計画は2022年までですから、ここの間に方針として町は挙げているので、どうするかという判断を町長としてしないといけないと思うのです。私は、ボランティア団体ナルクに関わっていて、高齢者が多いので、アンケート結果の自分のところで何とかみたいという思いはわかります。でも、現実にはできない世帯が結構いらっしゃる。例えば美幌町に子供がいないとか。国は、施設から在宅ということに誘導しようとしていますけれども、現状はそういった形で、家族で責任を持って介護できないという世帯がだんだん増えてきております。そういった意味では、ケアハウス、ケアハウスと言うと分かりづらいですけれども、一般的な軽費老人ホームということで、非常に使い勝手のいい施設でもあります。もちろん、民間事業者がやると出てくれないと、町が建てるわけではないですから厳しさはありますけれども、当時、特別養護老人ホームを民間移譲した際に私も行政に関わっていましたので、将来ケアハウスが必要だということは当時から言われておりまして、記憶では特養のエリア内に整備するのが望ましいのではないかということも、うろ覚えですがあったと思います。2022年という期限は、ちょうど町長の任期最終年に当たりますので、そこまでに方針をどうするかということをはっきりさせて、町民に明らかにされるということで理解してよろしいでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、上杉議員がおっしゃった、当時は3点セットというようなイメージをしっかり持っております。計画が2022年ということでありますので、任期中にきちんと次の方針を示したいと思っております。

再質問 11番 上杉晃央

ケアハウスの特徴としては、比較的費用が安くて、個室でプライバシーが確保されていることと、一般型と介護型の2種類あり、生活支援のサービスを受けられ、隣の津別町にもありますけれども、いろんな市町村でそういった施設整備をしているところがあります。先ほど言った、施設を希望しないで自宅で何とかみたいという家族の方の思いは本当にすばらしいことだと思いますが、一方で、42%ほどの町民はそういう施設ができればありがたいという思いもありますので、そういったことを十分勘案しながら、問題は、どこの民間事業者が手を挙げてくれるのかということになると思いますので、町で方針を来年度中に一定の検討をしていただいて、考え方を示して、小規模多機能と同じように公募するとか、そのような環境を整えて、できるだけ町民の期待に応えるような、高齢者が安心して美幌町に住むことができる施設整備ということを強く期待したいと思います。以上で終わります。最後に何かあれば。

答弁 町長 平野浩司

上杉議員からいただいた御意見をしっかり受け止めたいと思います。

出典:美幌町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月8日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる