みんなの議会

美幌町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月7日

公共施設における障がい者等用駐車スペース(思いやり駐車場)の設置について

2021年12月7日、美幌町議会の一般質問で、松浦和浩議員が「公共施設における障がい者等用駐車スペース(思いやり駐車場)の設置について」質問し、町長 平野浩司、総務部長 小室保男、副町長 髙﨑利明、教育長 矢萩浩が答弁しました。

質問者
松浦和浩 議員
答弁者
町長 平野浩司、総務部長 小室保男、副町長 髙﨑利明、教育長 矢萩浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 12番 松浦和浩

それでは、さきに通告しました一般質問、大きく三つ、細かくいっぱいあります。それでは、まず一つ目、公共施設における障がい者等用駐車スペース(思いやり駐車場)の設置について。これについては、車椅子使用者の駐車スペースと車椅子を使用しない障がい者や妊婦、高齢者の駐車スペースの確保と掲示についてであります。障害者手帳、療育手帳、福祉手帳などの3種の手帳を交付されている方が優先利用できる駐車スペースの設置についてお聞かせ願いたい。一つ、役場新庁舎の駐車場について、北海道福祉のまちづくり条例にある駐車場整備基準により障がい者の使用するスペースの確保と掲示はどのような設計になっているのかをお聞かせ願いたい。二つ目、広い幅の駐車スペースが必要な人向けと、通常の幅でも乗り降りが可能な人向けにデザインを分けている地方公共団体も存在します。また、障がい者や妊産婦、高齢者、けが人など、歩行が困難な方々を支援するために、思いやり駐車場などの名称で駐車区画を増設する自治体もあります。役場新庁舎の駐車場整備及び既存公共施設における思いやり駐車場の確保と掲示について考えをお聞かせ願いたい。三つ目、障がいのある方のために確保された駐車スペースに、障がい者が利用できる建築物、施設であることを明確に示す世界共通のシンボルマークが掲示されることが多いが、マーク自体が車椅子の形を模しているので、車椅子の人のための施設や設備を表現しているものと誤解されることも多い傾向ですが、対象としているのは全ての障がい者です。障がいのない人がそこに駐車するなどして、障がいのある方が障がい者のための駐車区画を利用できないという問題を解決する必要があります。これを解決するために、障がい者等用駐車区画の利用対象者を限定し、あらかじめ利用証を交付することで、利用証のない人の駐車を防ぎ、利用証を持った障がい者などが適正に駐車スペースを利用できることを目的とした制度がパーキング・パーミット、ひとにやさしい駐車場利用証制度であります。この制度の認識と導入について考えをお聞かせ願いたい。続きまして、大きく二つ目。エッセンシャルワーカー(日常生活に必要不可欠な職業)の人員確保と支援についてであります。一つ目、保育士、介護職員、看護師の給料3%引上げについて。これは国の経済対策。一つ、看護や介護、保育などの職種について、国は来年2月から月額で3%程度引き上げる方針を固めたとの報道がありましたが、美幌町内で働く方の給与水準(月額)と2020年賃金構造基本統計調査による保育士24万5,800円、介護士23万9,800円、看護師30万9,100円との比較についてお聞かせ願いたい。介護保険施設等については、6年ごとの施設の更新手続と6年の指定期間内に最低1回以上実地指導が行われている。給与支給額の実態について把握されているのかお聞かせ願いたい。また、保育園、幼稚園、病院等の給与実態の調査が可能であるのかお聞かせ願いたい。二つ目、国の政策での3%給与引上げとなった場合の確認は可能なのか。また、指導は可能なのかお聞かせ願いたい。大きく二つ目、ガス、電気、水道等の公共インフラ従事者と運輸業従事者の人員確保と支援策についてであります。日常の暮らしに必要不可欠な職種であり、少子化による人員確保が急務と思われます。人員の確保策としては、若年層の定着率向上と定年の延長、技術取得への支援策等が必要と思われます。人材育成と企業支援については、長期的な施策の実現が必要と考えます。一つ、働く人への支援策についての考えをお聞かせ願いたい。技術力向上や資格取得等の人材育成施策の推進の考えがあるのかお聞かせ願いたい。二つ目、企業に対する支援策としての考えをお聞かせ願いたい。公共事業発注等において、地元企業を優先して指名競争入札を執行しているが、さらに受注機会が向上する総合評価の導入等の方策があるのかお聞かせ願いたい。続きまして、最後の大きな三つ目に入ります。財政運営計画について。一つ目、次年度予算編成の優先施策について。令和4年度の予算編成とその執行については、町長就任後の集大成となることから、予算編成に向けての優先施策についてお聞かせ願いたい。一つ目、産業分野や福祉分野の重要施策をお聞かせ願いたい。二つ目、行政改革の成果と課題をお聞かせ願いたい。続きまして、同じく大きな二つ目、図書館の建て替えについてであります。財政運営計画に令和4年度以降の建設と明示されており、図書館の建て替えについては多くの町民の期待がありますが、教育政策の重要課題と認識しています。計画の進捗状況をお聞かせ願いたい。また、令和5年度以降へ計画変更となる場合、令和5年度の町長選で建て替え計画の是非を問うのか、町長の考えをお聞かせ願いたい。以上、大きく三つ、細かくたくさんよろしくお願いします。

答弁 町長 平野浩司

松浦議員の御質問に答弁いたします。初めに、公共施設における障がい者等用駐車スペース(思いやり駐車場)の設置についてですが、1点目の役場新庁舎の駐車場についてですが、多数の者が利用する建築物については、車椅子使用者が円滑に利用できる駐車場の整備を北海道福祉のまちづくり条例の整備基準によって行うこととされております。役場新庁舎におきましてもこの基準に従い整備をしており、幅員・奥行き等のスペースを十分に確保の上、庁舎の正面玄関から近い位置に2台分を整備し、駐車場と正面玄関までの動線に屋根を設けることで設計の上、現在整備を進めているところであります。また、掲示については、路面に障がい者のための国際シンボルマークを表示するほか、視認性の高い看板を設置することとしております。2点目の思いやり駐車場についてでありますが、役場新庁舎につきましては、先ほど答弁いたしました車椅子使用者が円滑に利用できる駐車場を、障がい者や妊産婦、高齢者、けが人など歩行が困難な方々などにつきましても御利用いただける思いやり駐車場として整備することとしたところであります。また、掲示につきましては、看板などにより、障がい者のための国際シンボルマークに加え、各対象者に応じたピクトグラムなどを用いて、対象者の方に分かりやすく、かつ利用しやすい表示を行うことで準備をしております。なお、庁舎以外の施設としましては、保健福祉総合センターにも屋根つきの駐車場を、他の施設においても駐車スペースを用意しているところでありますが、掲示の方法などにつきましては、適宜研究をしてまいりたいと考えております。3点目のパーキング・パーミット制度についてでありますが、利用証を交付することにより、特に外見では分かりづらい内部障がいのある方や妊産婦などが、障がい者等用駐車区画を利用しやすくなるとともに、健常者の不適正利用の防止などに効果があると認識しているところであります。役場新庁舎を含め、公共施設の駐車場利用につきましては、基本的に利用証による御利用ではなく、御自由に、かつお気軽に御利用いただくこととしております。現在、利用証制度の導入につきましては考えておりませんが、障がい者等用駐車区画につきましては、本来御利用されたい方が利用できない等といったことがないよう、適正利用を促す注意喚起の表示などを含め、必要な対策を講じるとともに、満車の場合などにつきましては、職員が御案内するなどで適宜対応してまいりたいと考えております。今後も御利用される方の声を取り入れつつ、快適に御利用いただけるよう研究してまいりますので、よろしくお願いいたします。次に、エッセンシャルワーカー(日常生活に必要不可欠な職業)の人員確保と支援についてですが、1点目の美幌町内で働く方の給与水準(月額)についての御質問でありますが、介護職を含めた美幌町内の給与水準は把握しておりません。また、町職員におきましては、勤務する職員の本年11月給与月額で算定した場合ではありますが、保育士が27万7,000円、看護師が30万6,600円という状況にあります。次に、実地指導における給与支給額の実態についての把握の御質問でありますが、介護保険法において地域密着型サービス事業を行う者について市町村長が指定を行い、指定期間内に事業所へ訪問し、実地指導を行っております。指導については、厚生労働省が作成しております介護保険施設等指針及び指導マニュアルに沿って、人員配置、設備状況、運営体制の確保、勤務の体制、処遇の加算・減算、非常災害時マニュアル等を中心に確認を行っており、給与支給額の実態については確認項目にないため把握しておりません。次に、保育園、幼稚園、病院等の給与実態の調査が可能であるかの御質問でありますが、町立の施設はこの調査等についての実態の把握は可能ですが、私立や民間の認定こども園や認可外保育所、民間の医療機関などについては、権限がありませんので調査することは難しいと考えております。2点目の国の政策での3%給与引上げとなった場合の確認及び指導が可能なのかの御質問でありますが、通常の場合、介護施設、保育園、病院等に対して給与等の確認及び指導について行うことはできませんが、今回の給与引上げは、コロナ克服・新時代開拓のための経済対策により行われるものでありますが、現在のところ詳細が示されておりませんので、御理解をお願いいたします。次に、働く方への支援策についてでありますが、現在、町では技術向上を目的に各種の職業訓練教育を行う北見地域職業訓練センターに負担金を支出しているほか、商工会議所との連携の下、中小企業大学旭川校への研修受講活動に対する助成を行っているところであります。また、季節労働者の通年雇用化を促進するため、美幌・津別地域季節労働者雇用促進支援協議会の事業となりますが、人材育成事業、安全衛生教育、資格取得などの各種事業を実施しております。今後とも、少子高齢化が深刻化する中、地域経済や公共インフラを支えていく人材確保と人材育成は重要な課題であると考えており、引き続き、これまでの事業を継続するほか、新たな支援策についても検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、企業に対する支援策として、公共事業発注等における総合評価の導入等についてですが、本町では、地方自治法及び美幌町財務規則に基づき、指名競争入札または随意契約の方式を採用しているところであります。御質問の総合評価方式は、価格と価格以外の要素を総合的に評価して、発注者にとって最も有利な者を落札者とする方式であり、応募者から提出される技術資料により提案内容の評価を行い、入札価格が予定価格の範囲内にあるもののうち、評価値の最も高いものが落札者となります。本町が入札・見積案内をしている業者は、本町において入札参加資格等の登録をしている業者のため、必要な履行能力を有していると判断しており、競争の原理を働かせ、経済性を確保するという観点からも、引き続き、指名競争入札または随意契約の方式を採用していく考えでありますので、御理解をお願いいたします。次に、財政運営計画について。1点目の次年度予算編成の優先施策でありますが、令和4年度の予算編成につきましては、私の任期最終年となることから、美幌の活力を高め、次代につなげるまちづくりを目指し、重点施策の着実な実施を図る考えであります。御質問の優先施策につきましては、11月24日に開催いたしました予算編成打合せ会議において、宿泊施設誘致支援策の検討や次期廃棄物処理施設の整備促進など、重点的に取り組むべき26事業の実施について、各部局へ指示を行ったところであります。次に、産業分野や福祉分野の重点施策についてですが、産業分野につきましては、特に、町の基幹産業である一次産業の農林業の振興、森林公園の魅力向上としてみどりの村の振興、コロナ禍における経済対策として商工業の振興、国道243号線を軸とした観光の振興の4点に重点を置いております。また、福祉分野につきましては、新型コロナウイルス感染症への対応、子ども・子育て支援の充実、高齢者福祉の充実について、重点的に取り組むべき事項としております。行政改革の成果と課題についてですが、現在、第4次美幌町行政改革大綱の第2次美幌町行政改革実施計画、平成31年度から令和4年度までの4年間に基づき、行政改革に取り組んでおります。取組事業の総数は30事業でありますが、おおむね計画どおり事業が実施され、一定の成果があるものと認識しており、公有地の売払いなど、令和2年度実績で1億1,797万1,000円の効果があったところであります。行政改革における課題につきましては、住民ニーズの複雑化・多様化により、行政に求める施策も変化していることに加え、デジタル化などの新たな施策に対応していく必要があると考えております。今後とも最大の効果を最少の経費でという考えを持ち、行政の質を維持、高められるよう、行政改革に取り組んでまいります。2点目の図書館の建て替えに係る計画の進捗状況でありますが、本年6月に12名で構成する図書館整備検討委員会を組織し、帯広大谷短期大学の副学長をアドバイザーに迎えて改築に向けた検討に着手している状況にあります。これまでに4回の検討委員会を開催するほか、視察研修を行いながら、本年度中に基本構想を、令和4年度末までに基本計画を策定することで作業が進められております。なお、令和5年度以降へ計画変更する場合の次期町長選での建て替え計画の是非を問うのかについては、私の現任期中において、基本構想と基本計画を策定したい思いを持っておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上、御答弁申し上げました。よろしくお願いいたします。

質問 12番 松浦和浩

それでは、項目が多いものですから、要点を絞って質問します。まず、大きく1点目の駐車場、北海道の整備基準に従ってやるという回答ですけれど、北海道の整備基準、要するに幅3.5メートル、中2.4メートル、必ず車と車の間に1.4メートル幅を設けるという形が北海道の整備基準でありますので、極端にいくと、しゃきっとは該当になっていない。町民会館も違うかなと。今回の行政側の回答の中で、まちづくり条例に従ってやりたいということなので、しっかり北海道の基準どおりできるということで、それを回答として承知していいですか、町長。

答弁 町長 平野浩司

そのとおりでございます。

質問 12番 松浦和浩

よろしくお願いします。続きまして2番目、思いやり駐車場という形で北海道の指針も出ていまして、身体障がい者の駐車場の横に普通の人たちと同じ幅で明示だけしようと、これを日本全国で取り組んでいる県・市が半分以上あります。北海道については、道では推奨していますけれど、なかなか取り組んでいる町が少ない。ただ、この掲示物については、どんどん進んでいるのが現状かなと。自分も退院した後に、車椅子のところに車をとめたかったけれども、車椅子ではないのでとめにくくて困ったなと。でも、歩くにも困ったのだけれど、普通にとめたのです。僕と同じように、車椅子のパークはとめたくても抵抗があるのです。それを解消するためにつくっているのが新しいマークのやり方です。それを思いやり駐車場、ハートプラス、心の中に一つ思いやりを入れましょうということで、2個目の回答もこれについては検討してまいりたいと書いていますので、今の駐車場は車椅子2台と聞いていますけれど、それ以外にそのマークの使用を、道の指針のとおり進むことの検討でいいのかどうか、回答をお願いします。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

今、御指摘があったとおり、当初は思いやり駐車場2台分に車椅子の方、あるいは車椅子以外の方も広く御不便をかける方については使っていただくことで想定しておりましたが、今御指摘があったとおり、車椅子の2台分とまた別に、車椅子を使用されていない、内部疾患の障がい者、あるいは高齢者、妊産婦、けが人などの方が使用できるスペースを別途設けることで考えてまいりたいと思っております。

質問 12番 松浦和浩

これは見せるために持ってきたのですけれど、緑の部分がシートだったり、看板もあるし、北見にも一部あるのです。これは北海道からデータをもらったのですけれど、北海道もイオン北海道で業者がつくってくれた物をもらったということで、全国の商業スペースが先に動いている。このデータも1個1個取れます。あと、違うマットもあるのですけれど、おおむね京都だとか、いろんなところを見ると、ほとんどこの四つのマークが集中しているのです。ペーパーを渡しましたが、国際シンボルマークはわかるのですけれど、さすがにとめにくいです。美幌町も内部障がい3手帳の人、内部疾患、その他の疾患者を入れると、人数は多分民生部でわかると思いますけれど、2,000人近い方が該当になるのです。こういう方が美幌町に来るときにとめにくい。今回、コロナ対策を含めて申込みをしたときに、とめるの大変だった人たちが相当数いた。具合が悪い人がとめるところがなくて、当日それで困ったという話もあったのです。それで、前回の全員協議会のときも、しゃきっとの駐車場を含めて駐車場のスペースを空けるべきではないかというのは、そういう体の調子が悪い方、あと高齢の人たちはぐるぐる駐車場を回ったり、戻ったりが多いです。そういう人たちがしっかりとめられるように、行政の回答では職員もしっかり応援しますと言ってくれていますので、ぜひこのマークの使用を美幌町から率先してやってもらえれば、福祉のまち美幌町になると思っていますので、よろしくお願いしたいのですけれど、町長どうですか。

答弁 町長 平野浩司

今、総務部長からお答えをしたとおり、別途表示を実施するということで、私もそういうふうに理解しておりますので、しっかり行いたいと思います。

質問 12番 松浦和浩

ここのところで三つ目です。このパーキング・パーミットと掲示しようということなのですけれど、いろんな団体もまだこの運動をしていないのはわかっています。ただ、これが本当にトラブルがあるのか、ないのかということも考えると、いろんな手続の関係で行政の負担が年間何百万円もかかる可能性もあるという実態があるのです。それであれば、今、この方策を行政では今のところ検討はしないと言っていますけれど、もしも、そういう駐車場のことで困っている人たちが、いろんなところでこういう形を取るほうがいいというときに、そういう形で行政との協議をしたいというときにはしっかり社会福祉協議会も含めて、行政で検討に入ることは可能かどうか。そのときは可能かどうかだけ最後に返事をください。

答弁 町長 平野浩司

今回質問いただいたことについては、私どもの答弁もそうですけれど、庁舎だけでなく、やるとするならば公共施設も含めて全部ということであります。ですから、社会福祉協議会等の関係するところともしっかりと協議をしなければならないということで、やるやらないというよりも、今答弁をさせていただきましたけれど、関わる職員は障がいを持った方々とか、妊婦の方々などフォローできるものはしっかり向き合って対応していきたいと思いますので、御理解よろしくお願いいたします。

質問 12番 松浦和浩

大きく2番目のエッセンシャルワーカー、日常生活に必要不可欠な職業の人員確保と支援についてに入ります。まず大きな一つ目、給与3%の引上げについて、行政でもなかなか調査しにくい、実態の把握ができる権限もないということはわかっています。ただ、美幌町において、行政がしっかりやらないといけないのかなという部分があると思います。それはマンパワー、要するに人材確保。高齢化社会において、かつ地方の行政には、暮らしの安全、今言ったマンパワーの確保が重要ですけれど、この部分について町長が今考えていることがあれば、どのような形で考えているか、お願いします。

質問 12番 松浦和浩

この1番目の質問の中で、高齢化社会にマンパワーが必要なのですけれど、地方に絶対に人員が必要なので、町長はその部分をどのような認識を持っているかということを聞きたいのです。

答弁 町長 平野浩司

大変失礼いたしました。今、松浦議員がおっしゃったとおり、地域においては人材確保は重要だと思っています。新年度予算も含めて、どうすればそういう方々、基本的には地元でそういう教育を受けながら、外に出て行った人を何とか呼び戻す方法を主に政策を検討している状況でありますので、そういう人たちの必要性の認識というのはしっかり持っております。

質問 12番 松浦和浩

この人材というのが地域にとっては本当に重要だなと。今は少子高齢化社会と言いますけれど、真ん中の働き手が増えていない。高齢の人はどんどん増えるけれど、今より介護を受ける人たちの数は減らないです。人口統計でいくとそんなに多くはならないです。ただ、若い人が減っていく。若い人というのは、生まれる子供ではなくて、働く人たちがいなくなる前提の統計ですから、そこを食い止める政策をしっかりやってもらいたいなと。これについては、財政のところでまたやりますのでこのぐらいにしておいて、ここで1番重要なのは、国の経済対策で3%引上げを方針で出した。これは十数年前にも1回あったことは知っているのです。そのときには、たしか美幌町の統計では一.何%、全道でも二.何%、オホーツクも少なかったのです。結果的に国の3%は賃金値上げにダイレクトではなかった。上がらなかったというのは数年前にどこの自治体も経験しているのです。今回も同じように、せっかくの国民全員の税金が、その人たちにいくものがいかないとなれば、地元の働く人たちにとって賃上げがなされない。そんな実態は避けたいと思って質問しました。福祉施設というのは、投資利益は出ないです。維持利益は出ます。ですから、借入金を返すことを考えれば、利益率は上がらないです。入ってくるお金は一定ですから、入ってくる人から売上げが増えるということにはならないです。そうすると、給料も当然定期昇給だとか、上積み昇給というのは相当数見込めない。そうなれば、高値安定でいくというのがもともと国の政策だったのですけれど、これが今美幌町では本当に高値安定なのかどうかというのが僕はわからないです。ただ、3%といったって、10万円の3%と20万円の3%は倍違いますから、この実態をどうにか解明しないといけないのかなと思うのですけれど、回答の中では美幌町では確認はできないと言っていますけれど、美幌町が介護保険料を町民から取っている。施設の経営があるので、前提に介護保険制度で取っているのです。福祉団体、こういう介護施設は準公共施設の扱いとなれば、当然、北海道が第一監督者ですけれど、美幌町もそれなりの責務はあると思うのですけれど、この部分について、どのような考えをお持ちなのか、お聞かせ願います。

答弁 町長 平野浩司

国の3%引上げについて松浦議員からもお話がありましたけれども、私もこれがどういう形で現れてくるかは正直言ってわからない状況です。ですから、今回の御質問の中で高値安定という話ではあるけれど、本当にそれもどうなのか。御質問の中において、本来は道がと言いながら、道もそこまで踏み込むかどうかもわからない中で、ただ、私どもとしては地元のそういうところで働いている方々、ですから、権限はないというのは当然理解をしているのですけれども、実態としてどうなのかということ、働いているそういう重要な方々の給与が少しでも上がるように、これはお願いかもしれませんけれど、どこかでしなければならないのではないか。ただ、どこまで踏み込んで、給与に反映していないのではないかというようなことは難しいのですけれど、私の今の考えとしては、少しでも給与に反映するよう努力をしていただきたいと、そういう思いをしっかり伝えることが重要かなと思っております。

質問 12番 松浦和浩

権限だとかは相当壁があると思うのです。こういう福祉も含めて、バリアフリーにしましょう、ユニバーサルデザインにしましょうと言いながら、経営となるとなかなか行政が口を出せないことはわかっています。ただ、その中でも行政で検討できないかと思う部分は、そういう人たちの声をどこかで聞く。打開策がある、ないにかかわらず、そういう人たちの思いを行政でもしっかりと受けるような場所が必要だと思うのですけれど、そういう形で聞いてあげるのも解決の一つですから、そういう場面をつくることを私は考えるべきだと思い、ここで意見だけ言って、なかなか厳しいことなので、ぜひ検討してほしいと思っています。時間がずれているので、今の件については、ぜひ働く人の声をどこかで集約してほしいという意見だけで終わります。同じく、次の企業支援について入ります。回答にもありますけれど、公共事業というのは、いろんな資材の購入だとか、物販購入だとか、そういうものを含んで動くのです。事業税があれば、美幌町に入ってくる。だから、税金で公共事業をやっても企業の税収がはね返ってくるという仕組みが税の回転ではないですか。これをしっかり確認を取ることも美幌町の責任だと思うのです。そういうことを考えますと、投資したお金を税金として回収するのだということを、しっかりと美幌町の町長を含んだ執行部が税の回収率について、どのぐらい重んじているのか。その辺で何かあれば、ぜひ町長の一言をお聞きしたいと思うのですけれど。

答弁 町長 平野浩司

今、地元にいろんなことを発注等も含めてやったときに、それが税金が原資になっているということもあって、税の回収という言い方で御質問があったのですけれど、なかなかそういうふうに、これだけの戻りとか、そういう認識は正直にお答えしますと、今きちんとお答えできるような答えを持っておりません。

質問 12番 松浦和浩

先ほど、公共工事の競争入札で、競争という入札そのものだとか、競争の原理というのは、実は平等性も優先もないです。ただ、美幌町もほかの地方と同じように人口が減ってきました。産業の行く先を考えましょうという中では、何かの政策が必要かと思うのです。町長ならよくわかっていると思うのですけれど、美幌町の森林の関係で、カーボンオフセット、企業の森林づくり政策をやっているではないですか。これは昔で言うところのロハスの該当なのです。ライフスタイルオブヘルシーアンドサスティナブル。今その計画をやりましょうと。その計画をつくるというのが、今流行っている話ではないですか。SDGs。サスティナブル、継続しましょう、計画をつくりましょう、実行しましょう、この頭にあるのがロハスなのです。よくよくひもといて僕も勉強してみたら、このロハスというのはサスティナブル経済と言って、環境と企業と利益と回しましょうということで、実は十数年前から美幌町でやっている森林認証の政策というのはこの計画にぴったりなのです。この部分で、企業の森林で補助金をもらったり、美幌町のほかからお金をいただいて森林にお金を使っている。美幌町の投資を減らして、カーボンオフセットで頑張りましょうと。これは既にすごい循環型経済の一端だと。一つでも美幌町は成功しているほうなので、僕はこの部分をまだまだ強化してもいいのかなという思いがあるのですけれど、これについては三つ目の質問でやりますので、それを前提に次に入りますけれど、森林を含めた経済政策というのは、実は美幌町はやっているのだということを今ここで訴えて、三つ目の大きな質問に入ります。財政運営計画について入りますけれど、ここには企業対策、産業対策をどうしますかということで、回答の中でも各種政策を取っている。そして、産業対策もしっかり行いたいという中でも農業の振興だとか、みどりの村、商業の発展、観光振興をしっかりうたってくれていますので、ほっとしています。福祉支援につきましても、コロナ対策、子ども・子育て支援、高齢者支援の充実ということを書いています。いろんなことを書いていますけれど、美幌町も今年11月に交付税措置が例年より増えたということで、よかったのですけれど、実際、この交付税があってもなくても、美幌町の社会保障の金額は毎年減るわけはないと思います。今後、この社会保障の金額の維持というのは、人口から見てどんどん減ると思うのですけれど、減ったら困るけれど、減るとしてもこの財源の確保が相当厳しいと思うのですが、その辺の認識はどうなのかお聞きします。社会保障のお金の維持です。どこまでいけるのか。

答弁 町長 平野浩司

今、社会保障、交付税というふうに主たるものはいただいて、あとは特財というか、国の制度ごとの補助金をいただいている中において、それは美幌町だけがという認識を私は余り持っていないです。これは本来、国が国民をどう守るかということの中でいけば、今言ったような社会保障制度も含めた財源というのは、確保していただかなければならないという認識であります。今後このことに対して、国の都合でという言い方は適正かどうかわからないけれども、そのことで入ってくるお金が少なくなったから、申し訳ないですけれど町民の皆様これについて我慢してくださいという考えは私は持ち合わせてはおりません。

質問 12番 松浦和浩

今、美幌町の産業界を含めて、高齢化社会になったらどうなるかといったら、若い人の雇用が少ないものですから、当然若い人の働き手が少ないとなると将来にわたる税収が減るのかなと。そのときに、先ほど言った高齢者の数は十数年減らないですから、社会保障に対して美幌町の負担も増えるのかなと。なので、どこかにきちんとした目安をつくるべきかなと思って質問しました。次に、行政改革という形で質問させていただきまして、この行政改革の部分で、実績で1億1,797万円ぐらいの効果があったと。しっかり行政でもやっているということはわかります。同じ行政改革の中で、数年前に美幌町のパート職員が会計年度任用職員に変わったときに、美幌町の職員の数と任用職員の数が結構いたということで、行政改革の中で、そのときは苦しかったですけれど、行政経費の固定費、職員の数は決まっている。個々の会計年度任用職員を正職にしたら、当然、給料が増えるではないですか。ところが、雇い入れている数が減ってしまうので、離職の人が増えると。相反してしまうのです。正職にすると。そこの部分をこの会計年度任用制度を入れた後、行政改革としてその辺をどのような認識で検討しているのか。もし、行政改革に関連して検討していることがあればお聞かせ願いたいです。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

お尋ねの件をお聞きして、私の理解が深まっていないので、答弁できるかわかりませんけれども、結論からいって、会計年度任用職員制度について、行革の視点で検証したということはありません。当時も説明したと思うのですけれども、行政サービスをしっかり維持、提供していくために、行政運営体制をどのように確立していくか。そのために正職員とそこを補う会計年度任用職員の皆さんにもお手伝いをいただいた中で、町民サービスを提供しようと、そういう体制を築いてきておりますので、繰返しになりますが、行革という視点では検証していないということで御理解をいただければと思います。

質問 12番 松浦和浩

そういうことであれば、そういうことだということでまず認識して、次にどうすべきかというのは、また後日ゆっくり私も検証して、また一般質問をしたいと思います。今日は多いものですから、どんどんさばいていきますけれど、1番最後のところです。図書館。実は、去年も図書館はどうするのですか、仲町公住もどうするのですかという質問をしたのですけれど、今回、図書館について財政運営計画の中で明示されておりますので、再度質問しました。正直に言って、公共施設はつくってしまえばいいのではなくて、建て替え、経過年数、老朽化含めて、建てたときに既に壊すことと維持すること、そして建て替えするお金を用意するのが公共施設の在り方かなと思っています。今回、図書館が建て替えとなれば、実際に今、図書館を建て替えるお金の蓄えはどのぐらいお持ちなのか、お聞かせ願いたいです。

答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)

お尋ねは、図書館建設のための財源をいかほど確保しているかというお尋ねだと思いますが、明確に図書館を建設するための財源という意味で、別立てで用意しているものは今現在はございません。ただ、公共施設の一部でありますので、仮に図書館を建設するということになれば公共施設整備基金がございますので、そういった基金を活用した中で建設事業を進めていくことになろうかと考えております。

質問 12番 松浦和浩

その基金が確かに何億円かあったとしても、令和5年、6年に公営住宅の建て替えだとか、いろんな施設があるではないですか。僕は図書館については、やはり老朽化しているし、教育の場として早くいいものに建て替えてほしいと思っているのですけれど、それがゆえに違う財源が減ってしまうのはどうなのかと。長期借入する分を起債組むのはいいですけれど、図書館を建てるにおいて、もう令和4年となりますが、もう少しでもお金を残す努力というのは始まっているのかなと思うのですけれど、それについては令和4年度の計画以降どのように考えているのですか。

答弁 副町長 髙﨑利明

ただいまの財政運営計画のお話だと思いますけれども、令和4年度に向けて、また今後の財政運営計画を新たに策定という形もありますし、今後整備する公共施設、図書館だけではございませんので、そういう部分を1回整理した上で様々な財源、補助金、あと起債を含めて計画をしっかりして、それに計画年度をしっかりとした整備計画の下に、その財源を基金等で必要なものを積み立てていくという考えでございますので、具体的にこの分では幾らここでという形にはなりませんが、そういう部分は計画的にしっかり財政措置、積立てをしていきたいと考えておりますので、御理解いただきたいと思います。

質問 12番 松浦和浩

町民税の税収が大きくないものですから、どうしても国、その他頼りになってしまうのですけれど、やはり税金というのは、昔で言うところのいい表現を使ったら集中投資、優先投資だとか、そして無駄に使わないということがありますので、それがゆえに、しっかりできたはずの図書館がこの部分が欠落したとか、高齢者対策とか、健常者も含めていい公営住宅をつくるのにお金がないからやめたとかならないように、ぜひ財政運営計画をしっかりとやってほしいと思います。最後に、どうしても聞きたいことは、この図書館の計画は、令和4年と言いましたけれど、建設場所、そして、設計のコンセプトの発表は令和4年何月にできるのか。場所と大きさ、コンセプトの発表が明確にいつぐらいなのか、再度しっかりとした返答を聞いて終わりたいと思いますので、よろしくお願いします。

答弁 教育長 矢萩浩

ただいまの図書館の関係でございますが、1回目で御答弁申し上げましたとおり、令和3年度、今年度に基本構想をつくっております。また、令和4年度に基本計画という流れでおります。その後については、現時点でまだ未定の部分がございます。これらにつきましては、あらあらが見えてきた段階で議会の皆さんにお示しさせていただければと思っております。また、コンセプトの話もありましたけれども、未来を志向した図書館ということを仮の題材として設定した中で、検討委員会の中で揉んでいるところでございます。この辺につきましても、基本理念、基本構想とも大きく絡んでくる部分もございますので、その辺が見えてきた段階でお示しさせていただければと思っております。よろしくお願いします。

質問 12番 松浦和浩

図書館は、今建つ公共施設の中でも相当町民にとって有益性の高いものだと思うのです。それで、審議会で先生方も含め話しているのはわかるのですけれど、多くの町民を巻き込む、そして、教育の人を巻き込む、当然、議会も議会を見ている人たちも含めまして、決まってからこうするではなくて、この方向でいったけれど、これでいこうか、皆さんどうですかというぐらい、僕は図書館についてはしっかりと多くの町民の声を聞いてほしいと思っていますけれど、その辺どうしょうか、教育長。

答弁 教育長 矢萩浩

議員おっしゃるように、本当に町民の貴重な財産でございますので、多くの皆さんの声をお聞きした中で、アンケート調査等でも御意見等を頂戴しているところでございますが、今後事業を進めていく過程の中でも、またいろんな場面で御意見等を頂戴しながら反映してまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。

質問 12番 松浦和浩

今日はいろんな質問をしましたけれど、最後の図書館に胸を弾ませて、いいものができることを期待して、説明するまで待っていますので、よろしくお願いします。それでは、本日の一般質問は終わりにします。

出典:美幌町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月7日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる