みんなの議会

美幌町議会 令和3年第7回定例会 2021年9月15日

(1)農業振興について/(2)空き家等対策について/(3)くらし安全まちづくりについて

2021年9月15日、美幌町議会の一般質問で、馬場博美議員が「農業振興について」「空き家等対策について」「くらし安全まちづくりについて」について質問し、町長 平野浩司、政策課長 斉藤浩司が答弁しました。

質問者
馬場博美 議員
答弁者
町長 平野浩司、政策課長 斉藤浩司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 馬場博美

私は、3点について一般質問しますので、町長よろしくお願いしたいと思います。最初に、1点目であります。農業振興について。農作物の干ばつ対策についてでありますが、今年は、こんなに暑い日が続く夏は経験したことがないと、農家の方は口をそろえるように言っております。このような状況の中、7月後半の記録的な高温と少雨により、農作物に影響が出ており、美幌町の8月15日現在の農作物の生育状況は、タマネギは枯葉が進み小玉で、ビートは葉のしおれや黄化が見られ、根部の肥大が停滞し、生育は1日遅れであり、バレイショも大きく成長していない状況にあります。この干ばつの対策として、町は、これまで基幹産業である農業を守るために、高品質の作物の収穫に一定の効果が上がっている古梅ダムを水源とする畑地かんがい排水や、現在進めています網走川中央地区の国営かんがい排水事業がありますが、他の地区においても畑地かんがい排水を希望する農家が多いと聞いております。このようなことから、農家全戸に畑地かんがい排水の希望調査を行い、国営事業等により実施できるよう、町が積極的に取り組む必要があると考えますが、町長の考え方をお伺いします。また、現在整備されています古梅ダム畑地かんがい排水の利用者以外の野菜農家の皆さんから、今年の干ばつ等の影響から生育不良を起こし、生産量が安定していない状況が続いているので、品質の高い農産物を安定的に生産するため、畑地かんがい排水を利用できるようにしてほしいという要望があります。町は、早急に国等の関係機関と協議し、利用できるようすべきと考えますが、町長の考え方をお聞かせください。次に、2点目であります。空き家等対策について。空き家等対策のこれまでの取組及び今後の対策についてでありますが、近年、少子高齢化による人口の減少、家族構成の変化及び建物の老朽化に伴い長期間使用されていない空き家等が増加し、地域住民の生活に影響を及ぼしています。このようなことから、国は、平成27年5月に空家等対策の推進に関する特別措置法を制定しました。これらを受け、町は空き家等の実態調査を行い、防災や衛生等生活環境の保全を図るため、空き家等の発生の抑制や危険な空き家の解消を促し、空き家等対策を総合的かつ計画的に進めることを目的とした美幌町空家等対策計画を平成31年3月に策定したところでありますが、計画策定後における空き家等に対するこれまでの取組と今後の対策についてお聞かせください。3点目であります。くらし安全まちづくりについて。商店街の街路灯整備についてでありますが、令和2年12月美幌町議会定例会において、商工会議所所有の商店街の街路灯140本に係る維持管理費については各街区の商店街が費用負担しているところでありますが、商店街が解散したところもあり、現在15か所の電球が破損したままになっていることなどから、自治会の防犯灯と同様に、町は商工会議所から140本の無償譲渡を受け、LED化すべきと一般質問をいたしました。このことについて、町長は商工会議所と協議していきたいと答弁されましたが、街路灯の電球が破損しているところを再度調査した結果、16か所と増加しており、防犯上問題があるのではないかと思います。これまでの商工会議所との協議経過等についてお聞かせください。また、電球が破損している16か所の街路灯について、防犯上問題がありますので、美幌町くらし安全まちづくり条例に基づき、早急に町の責務により、電球を取り替えるべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。以上3点、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

馬場議員の御質問に答弁いたします。農業振興について。農作物の干ばつ対策についてですが、国営かんがい排水事業の採択までの概要につきましては、地域でかんがい排水事業の実施希望があった場合、事業要件該当の確認、事業の必要性、事業費の負担などが地元で検討され、要望の方向性が定まった時点から、地元、国、道、町、JAなどの関係機関と協議・検討を重ね、事業申請が可能かどうか判断していくこととなります。申請可能と判断された場合については、国へ事業申請となりますが、申請までは数年を要するものと考えられます。以上のことから、まずは地元の事業に対する合意形成が必要であり、町として希望調査を実施することは考えておりませんが、かんがい排水事業については、地域の実情や事業の有効性、町全体としての将来の見通しなど総合的観点から検討していくことになると考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、古梅ダム畑地かんがい用水の受益地以外の利用についてでありますが、水利権の見直しや、現在の受益者との協議が必要となり、調査や調整のための期間と多額の事業費負担が必要になると考えております。さらに、現在の事業実施中の網走川中央地区の事業費負担もあり、今後の財政負担に対する長期的な検討も必要になるため、現状では難しい状況でありますが、これまでの事業実施経過を多角的に検証し、今後のかんがい排水事業について、見定めてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、空き家等対策についてですが、本町における空き家等対策につきましては、平成29年に長期間利用されていない空き家等が散見され、空き家等への対策が求められてきたことから、調査対象建物を抽出の上、町内における空き家等の現地調査を実施し、空き家等と推定される建物442件の実態を把握したところであります。空き家等の具体的な対策につきましては、平成31年3月に策定した美幌町空家等対策計画に基づき、管理不全な空き家等の解消のほか、空き家等の利活用、空き家等の発生抑制といった三つの視点で取り組んでおります。これまでの取組としましては、相談窓口の設置、空き家等の適切な維持管理を促すために、広報や町ホームページを活用した周知、空き家等への対応が記載された空き家ガイドブックによる空き家等所有者への啓発活動などを実施しており、今年度からは、管理不全な空き家等の解消対策として、空き家等の解体費用を助成する美幌町空家等除却事業を実施し、除却工事を行う一般型が3棟、除却工事後に専用住宅を新築する新築型3棟に対して補助を行うこととしております。今後につきましても、適切な管理を促すための広報啓発活動のほか、新たに本町独自の啓発パンフレットを作成して、空き家等所有者への周知を図ることとしております。また、新たな空き家等を発生させないための取組として、美幌町空家等除却事業を継続実施し、引き続き美幌町空家等対策計画に沿って、計画的な空き家等対策を推進してまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。次に、商店街の街路灯の整備についてですが、商工会議所所有の街路灯につきましては、商店街の活性化や美化活動のため各商店街が設置したもので、防犯・交通安全対策の役割も果たしているところであり、商店街を利用される方々をはじめ、町民皆様の安心・安全の一助となっているものであります。また、維持管理については、各商店街や自治会が担っておりますが、町は電気料を全額負担しているところであります。御質問の1点目、令和2年12月美幌町議会定例会において御質問のありました、商工会議所が所有する街路灯の電球における15か所の破損につきましては、防犯という意味での対策を商工会議所と検討・協議していきたいという趣旨の答弁をいたしましたが、現在のところ協議には至っていない状況であります。また、昨年11月27日に商工会議所から要望のありました商工会議所所有の街路灯を町に無償譲渡し、維持管理権限を移管したいとの要望につきましては、商工会議所として各商店街や自治会と協議の上、街路灯の灯数や防犯灯への変更など設置内容を見直していただくことが必要と考えており、それらを踏まえ、今後、商工会議所と検討・協議してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。2点目の電球が破損している16か所の街路灯につきましては、管理者の責務として適切に維持管理がなされるべきものと考えておりますが、町といたしましては、防犯対策は重要なことと捉えておりますことからも、商工会議所と早急に協議を行いたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 13番 馬場博美

それでは順次、再質問をさせていただきます。最初に、農作物の干ばつ対策についてですが、私は役場で経験を積んだ中で、今回の干ばつに対する、特に畑地かんがい排水事業については、非常にわからない点があり、今回しっかりと勉強しながら、町長の答弁を聞きながらやっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。それでは、農作物の干ばつ対策についてですけれども、御存じのとおり、昨年の冬期間の積雪が例年に比べて半分以下になったことで、水不足が生じたり、あるいは、今年の7月から8月は記録的な少雨で、最高気温が30度を超える真夏日になったのが、7月では16回、8月では8回と昨年に比べて10日も多かった状況であります。特に7月においては、美幌町では36.5度まで気温が上がり、全国1位となりました。また、降水量も極端に少なく、例年の半分以下の状況であります。9月4日の新聞によりますと、道内の農作物の状況については、高温、少雨の影響で不作の状況で、ジャガイモ、タマネギは変形もあり小玉傾向、豆類はさやが入る豆の数が少なく、ビートは下葉が枯れ、根が太らないなど、農作物に被害が出ております。こうした状況の中で、一部の畑ではスプリンクラーでの散水で平年並みの生産を見込む農家がいらっしゃると聞いてございます。このようなことから、私は8月25日にJAびほろに出向き、農作物の状況について確認を行いました。その結果、特にジャガイモやタマネギの被害があり、農家に対して何らかの対策をすべきではないか、あるいは、干ばつの被害で全農家に対して、現状の水の実態調査をしてはどうか等の意見交換をさせていただいたところであります。そこで、答弁にありました農家全戸に畑地かんがい排水の希望調査について、町長は、町として希望調査を実施することは考えていませんとの答弁ですが、干ばつで大変な状況の農家を救うことや、畑地かんがい排水の地元の合意形成を図るためにも、まずは一つの方法として、私は町が全農家に対して畑地かんがい排水の希望調査をすべきと考えますが、なぜ希望調査をしないのか、町長の考え方をお聞かせください。

答弁 町長 平野浩司

農家の状況については、私も担当から聞いたり、直接農協の方とお話をさせていただいて、馬場議員がおっしゃった状況は理解しているところであります。食用イモ、男爵であれば、大体7割ぐらいが加工用に回されているということでありますので、普通であれば大体32%ぐらいですから、通常7割ぐらいが3割くらいという話で理解しています。このことから、希望を取らないのかということですが、全農家に対して取るという考えは持っておりません。なぜそういうふうにお話しするかと言いますと、こういう状況において、干ばつ対策、水の確保は皆さん必要だという認識であります。農家全部にあなたは必要ですかと聞いた場合に、一般的には皆さん必要だと。そのときに、美幌町の地形を考えて全ての場所でできるかと考えた場合に、ただ混乱を来すだけなので、進めるに当たってはどういう形でやるか。今、事業としては大きく二つやっております。御存じのとおり、古梅ダムに関わるものとして実施が終わったもの、そして、事業実施中の網走川中央地区をやっていますけれども、そのことも含めてほかのところで陳情が上がっている地域、温ための部分でもありますので、やはり関係する方々にこの何年かの間に、どういう形で用水の確保をするのかということをきちんと皆さんと協議して見定めない限り、やみくもに水が欲しいですかということでは、私はただ混乱するだけだと思うので、希望の取りまとめというか、アンケートはしないということでありますので、御理解をよろしくお願いいたします。

再質問 13番 馬場博美

そういう意味であれば理解いたしました。町長おっしゃるとおり、アンケートを取れば、今未実施のところについては希望があるということについては理解いたしました。そこで現況について、農協の組合長と専務とも話したのですけれども、整備されていないところについて、どんなかん水対策をやっているのか。例えば、井戸水だとか、川の水道を使ったりとか、その現況についての実態調査などはどうでしょうか。再度お伺いします。

答弁 町長 平野浩司

それぞれが畑にまくための水をどのように確保しているかという部分については、先ほど言ったようにアンケートという話ではなくて、私も経済部長を6年以上させていただいておりますので、実態として分かっているつもりであります。まずは役場内部、それから関係する人たちへの確認、例えば網走川であっても、水利権を何らかの形で持っていなかったり、放棄した人達がそこでリールマシンをやるたびに井戸を掘らなければいけなかったり、そういうふうにやってこられた実績もあって、古梅ダムであれば、当時はこういう水不足は想定していなかった中で、そのときの農家の方が負担金のことを考えて希望しないと、でも世代が代わったときに、やはり希望したいという実態も聞いていますので、先ほどの繰り返しになりますけれども、今、町として、美幌の基幹産業を守るための水をどう確保していくかということを、関係する人たちときちんと話して、方向性をみんなで協議していかなければならないと私は思っております。

再質問 13番 馬場博美

農家の現状について、今までの状況を町としては把握しているということについては理解いたしました。今の町長の答弁にありましたけれども、今回質問するに当たって、農作物の干ばつ被害がかなりあるということで、品質の高い農産物を安定的に生産するために、地元で合意形成ができるよう地元関係者と連携を図り、国等の関係機関に積極的に働きかけるべきと考えます。そういった中で、今、3地区で取り組まれていること、取り組んだ経過についてもありました。現在、事業実施中の網走川中央地区以外の美幌川地区でも畑地かんがい排水の整備が検討されています。具体的には、温ための水田利用が少なくなったことから、その施設を整備し、畑地かんがい排水に利用できるようにする計画で、現在事業化に向けて地元、土地改良区などで協議を進めていますが、現在の土地改良区の受益地以外の農家の方から利用したいという要望を私は聞いてございます。このようなことから、この美幌川地区における新規水利権取得地区及び畑地かんがいについて、町の対応として、町が中心となり農家の聞き取りや取りまとめをすべきと思いますけれども、町長の考え方をお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

町が中心にそれを進めるというのは、なかなかエネルギーが要る話であります。先ほど言いましたけれども、そこに関わる人、例えば、今の温ための部分でいけば、温ために関わる人たちがそれぞれの役割で、どういうことをしていけるかというを協議していかないと、それを町がリーダーシップをとって、事業化するためにメニューを探したり、要望をしたりというのは今の体制では難しいと私は思っています。そういうことから、それぞれの立場で、役割を確認した中で物事を進めるしかないと思っています。そのときには、誰が主にということではなくて、その事業がどうやってできるかということを考えなければいけないと思っております。そのことも含めて、多分、私の経験では、そういう話をしてきたことはないというふうに思っているのです。例えば、古梅ダムが最初に進んでおりました。次はどうするかと言ったときに、町全体の給水・排水ということも含めて、何か私の認識が誤っていたら申し訳ないですけれども、それぞれの立場のお話を優先したりするだけではなくて、これからどうやっていくかということに向かっていかないと、なかなか難しいものかなと思います。今までの部分でいけば、古梅の後に網走川中央地区をやっていますけれど、要望があったときに次に温ためを中心にした部分を進められるかと言ったら、これも全く今のところ未知数であります。先に手を挙げたほうがやるのかとなったときに、では次はどうなるのだということも含めて、今回こういう御質問をいただいて、もう一度全体で今まで進めてきたことを検証する時期に来て、そして、今後いかに水を確保するかということをみんなで考えて進める時期かなとは思っております。

再質問 13番 馬場博美

私の質問の町が中心となるということは、それぞれの関係機関が集まった中で、町の役割分担はしっかりとやっていただきたいということで、町長の言われたことについては理解いたしました。それでは、次に質問をさせていただきます。この美幌川の事業をさらに具体化するに伴い、今はなかなか言えないと思うのですけれども、費用の負担が出てくることになります。古梅ダムの畑地かんがい排水事業においても、町が一部負担しております。また、現在進めている網走川中央地区についても、町が負担する計画となっているということでお聞きしています。このようなことから、今後における美幌川地区においても、道営事業等の施設整備になるかと思いますけれども、古梅ダムあるいは網走川中央地区と同様に、町は負担をすべきと私は思いますけれど、今現在における町長の考え方をお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

農家の方々の負担も含めて、今、国営事業と道営事業がありまして、道営事業については、どちらかというと農家個人の畑の基盤整備、排水とか、客土、いろんなことをこれは計画的に更新しています。多分、馬場議員が問題視しているのは、国営事業で、事業量が大きくなって、かつ、国の採択に相当なエネルギーを使う。今は、どちらかというと美幌町だけではなくて、なるべく広域にということが求められている事業を、採択のためにどうしていくかという部分が1番問題なのかなと思っているのです。ですから、そういう部分に対して事業をするということは、町の負担も出てくるという認識は当然持つものであって、全部受益者イコール農家の方が負担するのは難しいとは思っています。だからこそ、やみくもにやりましょうということにはならなくて、そのときのそれぞれの判断として、財政状況を見ながら、どうするという判断をされてきたのかなと私は思っております。

再質問 13番 馬場博美

町長の先ほどの答弁にもありましたが、農家の干ばつ対策について、水の確保をどうするかということは進めていきたい。その中で、事業費の負担についても財政状況を見ながら負担を検討するということでありました。引き続き、農家の方の干ばつに対する水の確保について、美幌川についてもこのような検討をされているということを理解していただきたいと思います。次に、町長が先ほど言いました古梅ダムのことについて、若干質問いたします。過去の状況ですけれども、古梅ダムを使って畑地かんがいを実施していることで、例えば、ビートの平均反収がこれに伴って、当時の資料では反収で43%、ジャガイモでは58%の反収が上回っているという資料もありました。このようなことから、平成24年6月美幌町議会定例会において、橋本議員が古梅ダムの畑地かんがい排水を使っていない受益地以外の利用についても規制緩和に向け、町長は積極的に国等の関係機関に働きかけるべきと一般質問した経過が残っておりました。そこで、古梅ダムの畑地かんがい排水の受益地以外の利用について、答弁にあります水利権の見直しや、現在の受益者との協議が必要となり、調査や調整のために期間と多額の事業費負担が必要になると考えておりますとありますが、具体的に国、開発建設部になると思いますけれども、関係機関と協議されたのかお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

具体的にはしていないという状況であります。

再質問 13番 馬場博美

答弁に現在事業実施中の網走川中央地区の事業費負担もあり、今後の財政負担に対する長期的な検討も必要になるため、現状では難しいことについては理解いたします。水利権をはじめ、いろいろな問題点があり、国等の関係機関との協議に長期間の年数がかかると思いますので、今、町長から答弁がありましたけれども、具体的には国等の関係機関と協議をしていないということなので、これからでも結構ですので、ぜひ長期間の協議が必要だと思いますので、当面は網走川中央地区の事業が終了するまで、今から町は対応を期するべきと考えますが、町長の考え方をお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

今おっしゃったとおり、今の網走川中央地区の事業実施に合わせて協議をしていきたいと思います。古梅ダムに関わる人たち、流域の方々については、当時ダムの水を受けるときの状態と今は変わっていますし、逆に、絶対に今では許可をこれは受けられないですけれども、例えば、町によっては、上水に引き込めないだろうかとか、いろいろな状況が変わってきていることが出てきております。そういったことを今まではだめということではあったのですけれども、時代背景を考えた場合、今こういう状況の中で、農業しっかり守るためには、そういう国の考えも変えてもらえないかということも含めて、しっかり取り組む必要があるという認識は持っております。どういうふうにできるかは置いておいて、努力はしていきたいという気持ちはしっかり持っております。

再質問 13番 馬場博美

私も農家の方と懇談する中で、ぜひやっていただきたいということでありました。古梅ダムについては、農作物の被害対策と美幌町の農家を守るために、報徳地区には新栄農事組合がございますが、11戸の農家で、面積が2万8,846アールの受益地の代表者と私と伊藤議員と、令和3年4月7日に網走開発建設部長、当事は次長だったのですけれど、お会いして、古梅ダムの水源による畑地かんがい用水の拡大について要望書を提出したところであります。このことについては町に報告いたしました。他に利用する農家の方も、このほかにもいらっしゃるということも聞いてございますので、今、町長の御答弁にありましたけれども、ぜひしっかりとこのことも入れて取り組んでいただきたいと思います。全体的な考え方ですけれども、この畑地かんがい排水をすることによって、干ばつの被害から農家を守り、品質の高い農産物を安定的に生産し、経営安定にもつながります。町長にあっては、先ほど答弁にありましたけれども、町の財政負担も大きく、解決しなければならない関係機関との協議もありますが、今後、この水の対策については、10年後、20年後、そして将来的に大きくは50年後を見据えた農業の対策の視野に立って、農家の切実な要望、古梅ダムの畑地かんがいについては、引き続き町長が先頭に立って、要望に取り組んでいただきたいと思います。最後になりますけれども、農協と意見交換をする中で、今回の干ばつによる農家への対策について、町長として具体的にこのようなことについて国等に要望していきたいとか、意見交換の中であったのは、例えば共済組合の早期の支払いや、国のセーフティーネットの資金の確保等についてはしっかりと国等の関係機関に要望したいと意見交換をさせていただきました。現在の町長の考え方をお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

先ほどの畑地かんがい排水事業については、先ほどの繰り返しになりますけれども、しっかりと努力していきたいと思いますし、皆さんの協力をいただきたいという思いでもあります。今年の干ばつへの対応の中で、今、町として何かというものは持っておりません。ただ今回、国に要望しているのが、これは農協の要望からの話ではありますけれども、要は、災害資金の貸付けがされる対象になると思います。この貸付けの限度額は600万円です。これでは少ないということで、その最大貸付額を上げてほしいという話をしております。金利等については、0.16%で、余り高い話ではないので、無利子よりも限度額を上げてほしいという希望を持たれているということで、私もそういう話を国というより、自民党の政調会で後からそういう話をさせていただいております。今の状況としては、こういう状況であります。

再質問 13番 馬場博美

ぜひ農家の声を聞いて、町長がおっしゃるとおり、そういった制度についても、自民党の移動政調会でもしたというお話ですので、これからも農家の声に耳を傾けて取り組んでいただきたいと思います。これについては終わります。次に、空き家等対策についてでありますけれども、美幌町空家等対策計画について何点かお伺いします。一つは、平成29年度に調査した後、再調査を行っているのか伺います。再調査を行っていないのであれば、何年かごとに再調査すべきと考えますが、現状についてお聞かせください。

答弁 政策課長 斉藤浩司(政策課長は2022年3月まで)

ただいまの御質問にお答えいたします。現在の空き家の対策につきましては、政策課で行っております。空家計画策定後は、策定前の平成29年に職員協力の下、調査をしており、このときに実態調査で現地に行って、建物の写真、地図、また、外観の状況等を調査した台帳を整備いたしました。その後は、随時、建物の状況について確認して、適時机上でありますけれども台帳を更新しています。具体的には、固定資産台帳を確認したり、水道のデータ、公的な確認、また、町民から寄せられる空き家等の情報を踏まえて台帳を更新していくという考え方でおります。全町に空き家は1万戸近くありますけれども、毎回それを全てするというのは現実的ではないと考えておりますので、今後につきましても、適時確認して台帳を更新していきたいと考えております。

再質問 13番 馬場博美

実態調査を現地に行ってということはなかなか難しいと思います。ただ、何年か後には現地調査をしなければならないと思います。当面は、図上での確認が必要ということについては理解いたしました。そこで伺います。計画の中で、Dと判定された倒壊とか崩壊の可能性の高い空き家については4戸あると資料に載ってございますけれど、これまでの特定空家になったかも含めて、具体的な町の対応についてお聞かせください。

答弁 政策課長 斉藤浩司(政策課長は2022年3月まで)

ただいまの御質問にお答えいたします。平成29年に調査した時点で、町ではAからDというランク分けをしております。Aは現状のまま、空き家ではあるけれども利用できる。Dは、今後倒壊して特定空家になる恐れがあるということで、Dが1番ひどいわけですけれども、それが4棟ございました。現在の状況については4棟は変わっておりません。町としましては、もちろん特定空家を将来出さないようにということを目指していますので、このDの4棟については適正に管理するように、所有者の方に御説明して御理解の上、適正な管理をお願いしております。1番の目的は、この4棟を特定空家にしないということを目指して、今後も啓発を行っていきたいと思います。今後、Dになる恐れのあるCランクについても同じように、やはり空き家は所有者の管理が大前提でございますので、所有者の気持ちを動かして、啓発活動をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 13番 馬場博美

ぜひ、4棟から増えないように対応をお願いしたいと思います。次に、事業の中で令和2年度に実施した美幌町移住体験住宅整備促進補助事業、私はこれも空き家対策の一環だと思います。その実績と、新聞にも一部出ていましたけれど活用状況、令和3年度以降の事業の継続について、町長の考え方をお聞かせいただきたいと思います。

答弁 政策課長 斉藤浩司(政策課長は2022年3月まで)

ただいま御質問がありました、令和2年度の美幌町移住体験住宅整備促進事業の補助制度によって整備した3棟の状況でございますけれども、令和2年度末に整備しましたので、今年度の利用から募集しております。年度当初に移住体験住宅の募集をいたしますが、今年の移住体験住宅の申込みは12件ございました。しかしながら、緊急事態宣言等によって、実際には1件ということで、現在3棟のうち1棟、1件の方が御利用いただいたという状況でございます。この3棟の整備は、昨年度、コロナの交付金で整備しております。3棟の所有は民間の方で、年度当初に移住体験住宅として利用いただく期間をお貸しいただいて、それ以外の期間は、民間の方が民間の方に貸すという形を取っております。今年度、参考までに10月以降につきましては、この3棟については民間の方がほかの方に貸すとお伺いしております。なお、今後の見通しですが、町長からもこの3棟について、移住体験住宅として利用できるように情報発信をしなさいという指示があって、コロナ禍の中ではありますけれども、来年度以降もまずは実績を確認して、今後の整備状況につきましては、この3棟の事業効果を検証した上でないと判断できないと思っておりますので、御理解いただければと思います。

再質問 13番 馬場博美

この3棟の状況について、1棟しか入っていないということは理解しましたけれども、検証しながら今後の継続の在り方も含めて、早期に検討していただきたいと思います。次に、美幌町空家等除却事業の今年度の現時点までの状況についてお聞かせください。

答弁 政策課長 斉藤浩司(政策課長は2022年3月まで)

ただいま御質問がありました、今年度の除却事業の実績でございます。今年度新たに創設しました美幌町空家等除却事業につきましては、実績としては6件補助を認定しております。内訳につきましては、除却工事のみを行う一般型と呼ばれるものが3棟、また、除却工事後に新築の専用住宅を建設していただく新築型と呼ばれるものが3棟の計6棟の実績となっております。今年度の500万円の補助予算のうち、450万円の執行見込みということでございますので、よろしくお願いいたします。

再質問 13番 馬場博美

最後に、答弁で新たに本町独自の啓発パンフレットを作成しとありますので、この具体的な内容について、再度お聞かせいただきたいと思います。

答弁 政策課長 斉藤浩司(政策課長は2022年3月まで)

ただいま御質問がありました、町独自のパンフレット作成でありますが、今年度予算で計上させていただいて取り組んでおります。これまでは北海道が作成したガイドブック等を持ち寄って、広く空き家の所有者の方にPRしていましたが、今回、空家除却事業とか実績がありますので、空き家を持っている方に直接、こういった空き家を適正に管理してください、また、空き家を処理したかった場合については、こういうふうに賃貸にしてくださいとか、除却事業がありますよとか、美幌の特性に合わせたパンフレットを作成する予定となっております。この作成につきましては、町の附属機関であります空家等対策協議会、こちらにも意見を聞きながら、今、校正中でございますので、作成次第、空き家のAからDランクの方をポイントに啓発していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 13番 馬場博美

連日テレビを見ますと、空き家が放置されている状況があります。引き続き、空き家がDランクにならないように、しっかりと対策を講じていただきたいと思います。これについては終わります。最後の商店街の街路灯の整備について伺います。1回目の答弁でおおむね理解はいたしました。1点だけお伺いします。商工会議所所有の街路灯140本の無償譲渡を受け、LED化すべきについて、町長の答弁で、商工会議所として各商店街や自治会と協議の上、街路灯の灯数や防犯灯への変更など、設置内容を見直していただくことが必要と考えておりとありますが、このことについて、商工会議所と協議されたのか、1点だけお伺いします。

答弁 町長 平野浩司

今回、馬場議員から再び御質問をいただいて、140灯をLED化するということについては、言っていることはわかるのですけれども、多額の費用がかかるという中において、町に全部渡しますということでは、私は進めるのは難しいと思っています。全て町がやるという作業が出てきます。まずは、会議所として140灯を預かっている中で、私どもで今考えておりますのは、基本的には街路灯と防犯灯の区別化、それから灯数の問題、一遍にやらなくても、物によっては継続的にできるものとか、それから、街路灯にイルミネーションがついていたり、スピーカーがついていたり、そういう問題はどうするのかということは、ふだん商店街とか自治会と管理で関わっている会議所としてきちんと整理した中でいただかないと。そのために、今、町ではこういうふうに整理をしてくださいということでお願いと、私どもも協力させていただきますし、現地調査も担当で全部しております。そういうことをしっかりやった中で、最終的に町が譲渡を受けるということになると思っております。今の段階で一方的に140灯をもらうという話には全くなっていません。ですから、先ほど言ったように、街路灯と防犯灯という区別の中で、きちんと皆さんに理解してもらわなければ、町がこうしたときに勝手に何をしているのだという話にはならないということも含めて、しっかり会議所に関わっていただいた中で整理をして、その中で一つの計画を整理して、今後どうしていきたいかということを明確にしたいと思っております。

再質問 13番 馬場博美

最後になります。私が現地調査をした中で、15か所から16か所に増えていますので、商工会議所と早急にこのことについて協議をお願いしたいということで、私の一般質問を終わります。

出典:美幌町議会 令和3年第7回定例会 2021年9月15日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる