みんなの議会

美幌町議会 令和2年第10回定例会 2020年12月10日

(1)新型コロナ第3波への対応について/(2)宿泊療養施設の確保について/(3)事業者に対する緊急の支援について

2020年12月10日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「新型コロナ第3波への対応について」「宿泊療養施設の確保について」「事業者に対する緊急の支援について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、副町長 髙﨑利明が答弁しました。

質問者
大江道男 議員
答弁者
町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、副町長 髙﨑利明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 大江道男

私は、既に通告をしております3項目について質問をいたします。その一つは、新型コロナ第3波への対応についてであります。最初に、PCR検査の実施について質問をいたします。新型コロナの感染拡大は、昨日も含めて全国・全道で新規陽性者数、重症者数ともに過去最多を日々更新するという状況でございます。感染爆発を抑えるためには、無症状感染者の把握・保護が不可欠とされているにもかかわらず、日本政府にあっては、無症状者の把握・保護の検査戦略が全くございません。人口当たり検査数は、結果的に11月24日時点で世界152位、最低水準にありまして、この状況はとても感染爆発を止められない状況にあります。美幌町でも厳しい見方をすれば、感染者発生は時間の問題ではないかという声がございます。せめて、医療機関と福祉施設、高齢者、障がい者、児童の定期的PCR検査を実施すべきであると考えます。そのためにも全額国庫負担、現状は国・地方2分の1ずつですが、全額国庫負担を緊急に求めるべきと考えますが、いかがでしょうか。2点目は、宿泊療養施設の確保についてであります。重症感染者の受入れは地元では困難といたしましても、軽症感染者を受け入れる宿泊療養施設は確保してほしいという声がございます。町として検討はされているのでしょうか。伺いたいと思います。3点目は、事業者に対する緊急の支援についてであります。第3波到来で、町内の飲食店では上向きかけていた売上げが11月に入って6割に減少、書き入れどきの忘年会、新年会が絶望的など、御承知のとおり、経営が再び大きく落ち込んでいます。コロナ禍で倒産を出さないために、国・道・町が再び連携した支援を行うべきと考えますが、いかがでしょうか。2項目めは、学校給食費無償化についてであります。完全無償化の検討について伺います。今年度から開始された第3子以降の給食費無償化は、保護者などから大変歓迎されております。一方で、第1子、第2子の圧倒的多数の児童・生徒の保護者からなぜ第3子以降だけ無償化か、第1子、第2子の除外は納得できないとの指摘が多数出ています。美幌町の少子化の実態を直視し、来年度から第1子、第2子を含む全員の無償化に踏み切るべきであり、仮に完全無償化が困難としても、例えば半額助成などに踏む込むべきと考えますが、いかがでしょうか。3項目め、障がい者雇用率の早期達成について伺います。今後の雇用の見込みについてでありますが、改正障害者雇用促進法の3年間の経過措置が2021年、すなわち来年2月末日で切れまして、3月1日から2.6%の法定雇用率が美幌町にも求められます。美幌町は2.5%の経過措置も未達成であり、本年6月の調査でも前進が見られておりません。来春に向けてどのように障がい者雇用を進める予定なのかお示しをいただきたいと思います。以上、第1回目の質問でございます。

答弁 町長 平野浩司

大江議員の御質問に答弁いたします。なお、学校給食費無償化につきましては、後ほど教育長から答弁いたします。新型コロナ第3波への対応についてですが、新型コロナウイルス感染症の拡大が全国的に進み、北海道におきましては、12月11日までを集中対策期間として、これ以上の感染拡大を徹底して抑え込むため、集中的な取組が実施されているところであります。御質問の医療機関と福祉施設の定期的なPCR検査の実施についてでありますが、国では、令和2年8月28日開催の新型コロナウイルス感染症対策本部会議におきまして、検査体制の抜本的な拡充を掲げ、感染拡大地域での医療機関や高齢者施設等に勤務する者全員を対象とした一斉・定期的な検査の実施等について示すとともに、都道府県に対し、新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充に向けた指針に基づき、早期に新たな検査体制整備計画を策定するよう要請しております。町におきましては、感染が拡大した場合に備え、美幌医師会が運営する美幌町PCR検査センターの開設に協力することにより、検査体制の拡充が図られたところであります。現在の検査体制の中では、PCR検査を医療機関や福祉施設職員まで拡大して実施することは困難であることから、当面の間はかかりつけ医等が検査を必要とした方を対象に検査することとなっております。今後も、国及び北海道の動向や情報収集に努め、必要な対策を検討してまいりたいと考えております。次に、宿泊療養施設の確保についてでありますが、宿泊療養施設の設置につきましては、北海道が決定するものであり、12月1日現在、札幌市、函館市、旭川市、帯広市に6か所設置されております。オホーツク圏域におきましては、感染者が増加した場合に備えて、北見市にも療養施設を設置する準備を進めているところとお聞きしております。町としましては、今後も感染拡大防止対策のさらなる強化に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。次に、事業者への緊急の支援についてですが、新型コロナウイルス感染症につきましては、11月に入り全国的に拡大し、現在第3波とも言われております。北海道でも同様に拡大し、11月7日には道独自の警戒ステージを3に引き上げ、集中対策期間を11月27日までとしていましたが、その後も拡大は続いたため、集中対策期間を12月11日まで延長しております。御質問のコロナ禍で倒産を出さないための国・道・町が再び連携した支援の考えについてでありますが、本町におきましては、町民皆様の感染予防に対する御理解、御協力により、現在も感染者は確認されておりません。この本町における現状から、札幌市が緊急的に要請しているような町内の飲食店に対する営業時間短縮等の協力要請や要請に対する協力金の支給を実施する考えはありません。今後につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響は長期化が予想されていることから、国・道の動向や商工会議所を含めた関係団体と協議しながら、必要に応じて各機関と連携した対策を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、障がい者雇用率の早期達成について。今後の雇用の見込みについてでありますが、本町におきましては、本年策定した美幌町障がい者活躍推進計画を基本に、障がい者の雇用の促進と職業の安定を図ることとしているところでありますが、御指摘のとおり、本年6月の調査においては、人数にして1名分の雇用不足により法定雇用率に届いていない状況があります。計画では、計画期間を5年とし、令和6年6月1日の目標値を2.60%としているところでありますが、計画期間の途中においても法定雇用率を達成すべく、障がい者の特性や個性に応じた能力を有効に発揮できる場の拡大を目指し、一人でも多くの雇用を行う取組について、不断に実施することが重要かつ必要であると認識しているところであります。今後におきましては、来年度以降において2名程度の採用を検討の上、募集時におきましては、障がい団体などを通じ、広く募集、周知を行うことを初め、障がいを持つ方々が対応しやすい採用選考の方法についても考慮するなど、採用に向けた取組を進め、障がいのある職員を含む全ての職員が働きやすい職場づくりに向けて、しっかりと取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 矢萩浩

学校給食費無償化についてお答え申し上げます。学校給食費の無償化につきましては、多子世帯の負担軽減を図る子育て支援の観点から、今年度より第3子以降の小中学校給食費の無償化補助事業として実施しており、小学生125名、中学生11名、計136名の児童・生徒の保護者に対して、総額648万円の補助金を交付の上、無償化を図ることとしております。御質問の第1子、第2子を含む全員の無償化を実施した場合に必要となる予算は、年間約6,430万円となります。また、半額助成した場合に必要となる予算は、年間約3,215万円となりますが、自治体独自の政策であり、無償化に伴う国及び道からの補助制度はなく、たとえ半額助成を実施した場合においても、多額の財政負担を伴うこととなります。学校給食法及び施行令では、施設整備費と人件費、修繕費は自治体の負担とされ、それ以外の経費は保護者負担とされております。本町では、さらに光熱水費や備品、消耗品等に係る費用につきましても負担しており、保護者の皆様には食材費のみを給食費として御負担いただいているところであり、第1子からの給食費の無償化は、本来、国が責任をもって実施すべき事項であると考えております。今年度から実施しました第3子以降給食費無償化は、多子世帯の経済的負担が大きい中、有効な負担軽減策と考えており、今後も事業を継続実施していきたいと考えておりますので、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。以上、御答弁申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。

再質問 3番 大江道男

順次再質問をさせていただきたいと思います。先日、NHKの日曜討論で、政府が進めてきたコロナ対策について失敗だったと言わんばかりの発言が分科会の会長からされて、皆さん大変驚いている。御紹介しますが、尾身会長の発言ですが、日本がコロナ対策で感染の拡大をしのいできた理由の一つには、クラスターを早く見つけて、感染源を特定したことにある。しかし、もう保健所は疲弊して、クラスターの感染源を見つける方法が取れなくなっている。感染源を特定できなければどうなるのかということで、今、各界から、特に関係者からそれはどういうことかということで、事実上の敗北宣言かということが指摘をされています。ある専門家が、新型コロナには無症状感染者がいることはダイヤモンドプリンセス号での集団感染ではっきりわかっていたではないかと。クラスター追跡にこだわって、無症状感染者を野放しにしてきたそのときから今まで対策を誤ってきた。本来ならPCR検査を徹底的に拡大するべきだったが、クラスター追跡ができないと認めたのなら、早急に方針転換して、例えば民間のPCR検査センターを支援するなども含めて、誰でも頻回検査、何回もという意味ですが、頻回検査できるようにすることが感染拡大防止の要だと言っているのですが、幸い今のところ美幌町には感染者が出ていないという状況ですが、御覧のとおり奥尻では急速に拡大いたしました。多分、外部からの人口の移動によって急速に広がったものと思われますが、美幌町でも感染地域からの人の移動によって、症状が出ていない、したがってPCR検査は外れます。しかし、人は動きますから、感染は幾らでも広がるということで、奥尻や旭川のような状態にならない保証は全くありません。こういう中で、政府はいまだに人口の移動を進めるGoToキャンペーンをやめない。こういう状況の中で、一つは美幌町の住民の安全・安心の責任を負う町長として、今までの発熱・嘔吐症状が現れた者に対してPCR検査を行う、この基本方針に対して自治体の首長としてはとんでもないという声を上げるべきではないかと思うのですが、基本的な認識についてお伺いをいたします。

答弁 町長 平野浩司

今、町長としての基本的な考え方で、PCR検査を行うことに対して、しっかり国にという話であれば、そのことは私も同感できることであります。ただ現実として、私が日々コロナ対策で考えているのは、町民の安全・安心という部分で、国がきちんとやってもらえない限り町村ではできない。それよりも、感染しないためにどうすべきかを、町民とどう徹底するかということに今の段階では全力を尽くすべきだという考えで進めております。

再質問 3番 大江道男

第3波は日々過去最多というデータの山が急速に拡大しているというのが全国的な状況です。そこで、私は、インフルエンザも同じようにワクチン接種をしているけれども、大体この時期に爆発的に広がっているということで、その広がりを見てみました。そうしますと、前半は過去10年のインフルエンザの感染の広がりのデータがあるのですけれど、ほぼ同じように急速にグラフは上向きになってきています。1年間を通してのグラフとなっていますので、これで見ますと、年末、春以降で言えば、1年の最終週は最高のピークですが、明けて1月下旬から2月中旬にはその倍に達する大きな山が来ています。10年間大体同じような傾向です。3月上旬までは大変危険な状況が続くという状況で、まして、まだ我々はワクチンそのものを持っていないという状況ですから、この広がりは予断を許さないと思っています。特に、自覚症状のない方々は完全に野放しにされているという状況から見ると、事実上、水をためるバケツの底に大きな穴が空いていて、そこから漏れた人たちは手の打ちようがないということで、全ての市町村はそんな状況に置かれて、一刻も早く感染の終息を願っているという状況です。そこで、8月28日の政府の対策本部の今後の取組について見ているのですが、検査体制の抜本的な拡充の中に、感染拡大地域などにおいて、その期間、医療機関や高齢者施設等に勤務する者全員を対象とする一斉・定期的な検査の実施という項目があります。ここで「等」が含まれている。行政用語なので大抵入りますが、この「等」に着目をして、住民を守るために、せめて医療機関や高齢者施設等に勤務する者全員を対象として、一斉・定期的な検査の実施に踏み込むという手だては、今後の取組の方針からして当然認められているのではないかと思います。特に、北海道は、札幌が集中的ですけれど、北海道全域が急速に感染者の拡大を見ているということから考えて、現状はまだ感染者が出ていないが、いつ出るかわからないということで、PCR検査の実施にとりあえずは全住民でなくても、医療機関や高齢者施設等に勤務する者全員を対象として検査することに踏み切ることは基本的には認められているのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

基本的には認められているということでいけば、答弁もさせていただきましたけれども、国がそういうふうにやるということでやっていただければいいと思っております。ただ、現実にできていないときに、それを町単独でやるやらないという論議は、私は余り答えを出そうと思っておりません。現実的に考えると、先ほど大江議員はざるという言葉を使われましたけれども、美幌としてエリアを設定して、人が動かないというのであれば、今言ったように全員やる形で、無症状者がいるいないという話を考えれば感染は広がらない。その反対の例が島で起きているのは、ほかとの出入りができない中において、結果的に広がっていくことを考えれば、美幌でいけば、これだけ外から出入りする中において、それを実施するにしても、ではどこでやるか、費用のことがあるというよりもどこでやるかというときに、今の美幌町の医療機関にお願いして1回やった、いつでも、どこでも、何回でもといったときに私どもでよく言っているのは、コロナ対策も大変なやらなければいけないことではあるのですけれども、やはり透析を受けている方の命をしっかり守るという前提の中で、やりますとは医者の方々はそこまでの判断をされないと思っております。ですから、現実的なことを考えれば、何度も同じことを繰り返しますけれど、発生しないためにそれぞれができることをしっかりやりましょうとお願いするしかないと思っております。

再質問 3番 大江道男

日本のコロナウイルスの感染が人数的に非常に少ないということについては、私は一つは国民性だとか、国民の習慣が基本にあると思います。私自身でもそうですけれど、いまだかつてインフルエンザでマスクをするということは1度もありませんでしたし、ワクチンを接種するのも今回が初めてでした。多分多くの人は、マスクの着用だとか、手洗い、うがい、3密を避けるというのは今回が初めてだったと思うのですが、ほとんどの地域ではそれがやられているのです。やられているのでベースは広がらないという民族的な、習慣的な特性があるのだなと。風邪を引いたらマスクをすることは基本となっていますのでね。いまだにアメリカやイギリスなどを見ていると、平気でマスクを着用しないですから、うつると思います。そういうものに助けられていることはあると思います。しかし、通常の年であれば、過去10年間の流れで見れば、ウイルスの感染は特に冬場、寒くなって、湿度が低くなって急激に感染が広がっているということをデータから類推すると、現状の2倍あるいは3倍まで広がっても不思議ではないという状況がデータ上は出てきます。そのときに、地元の医療機関あるいは介護施設が完全に機能を失ってしまうということになると、他の病気の人たちの命にも関わるということになってしまうと思います。そこで、全国の例を調べているのですが、例えば、広島市では飲食店従業者を対象として、10月半ばからPCR検査が一斉にされてきています。12月5日からは高齢者施設、医療機関を対象にして連日のPCR検査が開始されている。北九州市でも同様です。高齢者、障がい者・児の入所施設の職員を対象にしてやられています。北海道でも函館市の介護施設、高齢者施設の新規入所者に対してやると。静岡県三島市でも、65歳以上の高齢者を対象にして、いずれも無料で検査が行われているということで、全国的には特に危険な自ら感染させてはならないという部分を中心としてPCR検査が行われています。昨日の午後になりますが、日本医師会の中川会長が記者会見を行っておりますが、全国で感染、特に市中感染が拡大している現状では誰もが感染している可能性がある。いま一度初心に立ち返って、うつらないだけではなく、うつさないことが大切であることも忘れないでほしいと、こういう訴えを行いました。誰もが加害者になる可能性を持っているというこの訴えは、医療関係者の中でも、特に最高の指導的立場である方なので、重く受け止めなければいけないと思います。現状ではいろんな条件があるでしょうけれども、国と地方が2分の1ずつ費用の負担をするということがありますが、各実施市町村の予算で見ますと、そんなに多額の予算は計上していないということで、私は美幌町でも可能性はあるのではないかと思います。特に、民間のPCR検査センターを活用すべきではないのかというのは、十分美幌町でも耳を傾けるだけの価値があると思います。これ以上の感染が急速に拡大して、美幌町でもとなったときのために事前に手を打つという意味で、ぜひ御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

先ほど言ったことの繰り返しになりますけれども、美幌町としては、町民の皆様が感染しないように、それぞれが日常できること、それから、北海道が今進めております新北海道スタイルをしっかり守って、かからない努力をして、できるだけ医療機関に関わることがないような努力をすることを望みたいと思っております。医師会としても協議していただいた中で、答弁書にも書いてございますけれども、PCR検査センターを設置して、町立病院に影響がないようにということで、インフルエンザとコロナウイルスの区分けができないことによる対応を、地元としてはそういうことを想定しながらやっていただくということで進めていただいた中で、今言われたように全員を検査して、美幌町だけがという考えは今の段階では持っておりません。

再質問 3番 大江道男

予算なども考慮して慎重にやらざるを得ないということかとは推察はいたします。それ以上は、このことについて今日は踏み込まないようにしたいと思います。軽症者宿泊療養施設の確保については北海道ということで、美幌町に適切な施設があると思っているわけではないですが、仮に地元で無症状あるいは軽症者が出た場合に、地元で療養ができる状況については、ぜひ引き続き御検討いただきたいということを申し上げていきたいと思います。事業者に対する緊急の支援については、いろいろ申し上げたいことがございます。何よりもありがたいのは現金で支援してほしいという声、あるいは、年が明ければ消費税を払わなければならないということで、その対応が今のところできないということだとか、感染予防のための手だてを行っているが、その範疇で前後したとしても広く認めて補助の対象にしてほしいということなども含めて様々な意見が出ております。これは随時、町に対してもお届けをしていきたいと思います。今回の補正予算で、その一部が追加提案されるとお聞きしていますので、それも含めて逐次実態に即した支援の努力を行っていただければと申し上げておきたいと思います。時間の関係で次の項目に移りたいと思います。学校給食費無償化についてであります。私は、第3子以降の無償化に踏み切ったことは積極的に評価すべきものだと思います。同時に、残された第1子、第2子に対して未来永劫見込みがないという状況は、私はこれはいかがなものかと思います。答弁の中には、多子世帯の負担軽減を図る子育て支援の観点ということで、それはそうかなとは思います。今回、無償化補助事業として実施された予算額で言えば、全員を対象とする場合の10分の1、それから、2分の1助成から見ると5分の1ということで、多額の予算が伴うことはわかります。私は、この間の美幌町の人口の減少状況を町のデータをいただいてグラフ化してみました。そうすると、昭和60年、住民基本台帳では2万6,697人の人口の中で、1,000人当たり13.4人のお子さんが生まれた。357人です。平成2年、出生率が1,000人当たり10.8人、以降町の人口が減るに従って、出生率が右肩下がりに下がっている。分母が小さくなって、率が小さくなれば、生まれてくる子供は大変少ない状況になって、平成30年には年間91人、出生率も4.6人、平成31年はちょっと上がって106人になりましたが、5.4人。しかし、平成31年は人口1万9,316人ということで、分母が小さいので当然生まれてくる子供の数は大きく下がる。私は様々な場面で、人口が減っていることに対して、その意味での手だてを打つ必要があるのではないかという思いをしています。その結果として、一定の予算がかかるのはある意味仕方がないのではないかと。どんどん人口が減って、赤ちゃんが減っていることに対して、お金がないから仕方がないと言えるかということです。ここは、教育行政というよりも、やはり町の執行権者としての町長の姿勢が今大変大事な段階にあるのではないかと思います。第3子以降無償化に踏み切られたのは、平野町長の御決断です。第1子、第2子、ここに何らかの完全無償化とはいかないけれども、せめて2分の1、あるいは、人によっては割合はともかく助成をしてほしいとの声があることに対して、執行者としてどうお考えなのか、町長のお考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

今回、学校給食費の無償化ということで、第3子、多子世帯の支援ということでやらせていただきました。考え方として、教育長から答弁したとおり、給食費については国がきちんと出すべきだということは変わっておりません。学校給食費という一つの項目として、親御さんにとって見れば大事なことだと私も認識します。ただ、そこだけにこだわって、第1子、第2子を無償化しないということではなくて、子育てをする中において限られた財源を使うか、そのことに支援をするかという判断だと私は思っております。ですから、去年は幼稚園、保育園が国によって無償化されて、給食に係るお金は当然皆さん出してくださいと言われました。でも、今まで保育料の中に入っていた方々はなかなか納得できる話ではない。だから、保育園については町が給食費を出しましょうと。それに関連して、幼稚園等についても、今まで希望していた方、幼稚園で用意する方については無償にしました。ですから私が言いたいのは、町として限られた財源を、子育て支援に関して何と何に出すかという選択だと思っています。大江議員が示された人口の減少と出生率との割合、それとお金がかかるという議論は本当にそのとおりだと思っています。そうは言っても、人口に合わせて町に交付されるお金が下がっている以上、そのことに対して何を選択するかは、その都度、首長が将来に向けてどこまで負担するかという判断をして、そして皆様の賛同を得て実施するというふうに思っておりますので、繰り返しますけれど、私は今のところ第1子、第2子に対しての無償化は考えておりません。

再質問 3番 大江道男

私は今年、政務活動費を使いまして住民アンケートを実施いたしました。その中の全体の約3割の方がこの学校給食費について御記入をいただきました。86%の方が給食費無償化あるいは助成の拡充に賛成だということです。子供を持つ家庭に救いの手が差し伸べられてよかった、全員無料にしてもいいと思います、少子化の歯止めになります、このとおりだと思うのです。私は町長が発言されているように、国・道が抜けていますけれど、全道的に過疎が進行している、人口減少にどう歯止めをかけるかというときに北海道の態度は全く納得がいきません。それは市町村がやることだと、一般会計で美幌町民一人当たりと、全道民一人当たりの道の一般会計は同額です。どこにいっているのだと、人口減少で悩んでいるときに、人口減少に対し北海道は何をやってくれているのかということは、市町村から発言していいのではないかと思いますし、国に対しても全く同様だと思いますので、その点では町長と認識は一致しています。少ない予算の中で、末端のゆりかごから市町村行政の中でしかこのことを議論されていないということは、行く行く大変なことになると思います。ちなみに、この波で言いますと、平成31年は人口2万人を切りましたので、5.4%だったら、この人たちが一人も町から出ていかなくて、全員美幌町で天寿を全うされたとしても1万人にならないです。8,000人、9,000人で終わってしまう。こういうショッキングなデータが内蔵されています。まして、美幌町は仕事がないから高校卒業したら美幌からいなくなりますとか、そういう自然減を考えたときに大変恐ろしい状況です。私は、大いにこの美幌町の人口減少や出生率がどんどん下がっているということについては、町を挙げて議論すべきことではないかと思います。それは町がやることだではないと思うのです。何を施策として取り上げるべきかということについても、全町民的な議論を大いにすべきだと思います。私の記憶では、まち・ひと・しごと創生の計画をつくった段階で、子育て中の保護者に出したアンケートの結果、トップは小学校入学後の費用負担を軽くしてほしいということでした。これを再度実施することがいよいよ必要になっているのではないかと、逆立ちしても全然人口は返ってこないという段階での議論ではなくて、今ならまだ可能性について大いにお互いに議論できるということで、ぜひ、この人口減少の、それから子育て支援ということで、私はどの施策が当たった、あるいは、当たっていないということを表しているのではないですけれど、総合的な評価が結局こういうグラフに表れている思うのですが、町長、これでこの点では最後にしたいと思うのですが、いかがでしょうか。やっていただけませんでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

何を実施するかということについては、町民の皆様ときちんと論議をしなければいけないということは大江議員がおっしゃるとおりだと思っています。この頃、それぞれの計画をつくるときのアンケートをじっくり見せていただいております。その中で感じるのは、例えば、子育て世代の方々、就学している親御さんにしてみれば、給食費を無償化してほしいということは皆さん思っているのです。私は、例えば今やるとすれば、これとこれと5点のうちどれを優先してやってほしいか、先ほど町民の皆さんと話す必要があるというのは、そこがポイントだと思うのです。ですから、自分が対象になっている人はやっていただいたほうがうれしい、でも気にする人は、そういう問いかけに私たちがこうしてもらうように、こういう人たちにしてほしいという人がそういうアンケートに丸をつけなかったり、要は世代全体で美幌として何を皆さんが要求して、望んでいるものを選択するという、これからはそういう努力をしっかりする必要があると私は思っています。その中で、本当に全町民が給食費の第1子、第2子無償化を皆さんがすべきだということであれば、それは町民皆さんの意向でありますので、町のかじ取りを任されている私とすれば、それは施策として反映しなければならないと思っておりますので、御理解よろしくお願いいたします。

再質問 3番 大江道男

ぜひ、少子化の中の子育て支援がどうあるべきかオープンな議論を進めるべきだと思います。ただその際に、スクラップアンドビルドという、どれかを達成するためにはどれかを手放さなければならないということが最善の方法だとは思いません。その点も申し上げて、最後の質問に移りたいと思います。障がい者雇用率の早期達成についてということで、実は御答弁が今年策定した計画で論を進めていますが、私は、今から39年前に国連が国際障害者年ということで、障がい者も完全参加と平等だということで各国に施策の充実を求めています。その流れの中で、3年前に3年間の経過措置はつけるけれど、3年間2.5%で、3年後、来年3月1日からは2.6%の法定雇用率を達成してくれということで、この流れの中にあって美幌町では1人あるいは2人というレベルで達成できていないです。私は、以前から平野町長が障がい者に対して大変思いやりを持った対応、行動を取って来られたことを知っているだけに、このままでは額面どおり美幌町は何をしているのかと見られるなと。町の評価、町長の姿勢そのものに、なんていう町だという評価を下されるのではないかということで前回も取り上げているわけです。確かに、障がい者を雇用するのは、いろんな条件があるとは思うのですが、新庁舎が目の前で完成する。一月か二月かどうしても不都合があるのであれば、5月からの採用、6月からの採用だっていいではないですか。特に、6月1日で全道一斉に雇用率が再び発表されます。当然のことのように、北海道労働局は未達成だということで公にされます。もともとそういう冷たい町であれば別ですけれど、決してそうではないのに、何だという思いで質問をしています。何とか手だてを取っていただけませんか。町長いかがでしょうか。

答弁 副町長 髙﨑利明

ただいまのお話でございます。新庁舎建設に伴いまして、障がいのある方含めて職員が働きやすい職場環境が整うということでございます。そういう中で、ただいま法定雇用率を下回っておりますので、速やかに法定雇用率を上回るよう関係機関とも協議しまして、障がい者の雇用を確保するという形で、美幌町へ就職を希望される方も必要でしょうし、応募していただけるようにPR、周知、募集をかけながら、ぜひ来ていただきたいという形で法定雇用率の確保に向けて、計画的に雇用の推進に取り組んでまいりますので、御理解いただきたいと存じます。

再質問 3番 大江道男

管内の町村会の採用試験の制度があるようですが、聞くところによりますと、そこでは障がい者という枠で確保されてはいないということも含めて、ぜひ改善すべきだと思いますし、町独自でも努力をしていただきたいということを申し上げます。

出典:美幌町議会 令和2年第10回定例会 2020年12月10日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる