美幌町議会 令和2年第5回定例会 2020年6月23日
(1)コロナ禍における今後の学校教育について/(2)地域情報化の推進について/(3)宿泊施設誘致促進事業について
2020年6月23日、美幌町議会の一般質問で、戸澤義典議員が「コロナ禍における今後の学校教育について」「地域情報化の推進について」「宿泊施設誘致促進事業について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、学校教育主幹 遠藤明、防災危機管理主幹 河端勲、経済部長 石澤憲が答弁しました。
- 質問者
- 戸澤義典 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、学校教育主幹 遠藤明、防災危機管理主幹 河端勲、経済部長 石澤憲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 戸澤義典
それでは事前に通告しておりますコロナ禍における今後の学校教育について、地域情報化の推進について、宿泊施設誘致促進事業について、以上3項目について御質問させていただきます。まず1点目、コロナ禍における今後の学校教育につきましてでありますが、小中学校の臨時休校に伴う学習遅れの解消施策について。いまだ新型コロナウイルスが世界を席巻する中、2月23日、美幌町において新型コロナウイルス感染症対策本部が設置されて以降、各種対応策を行っております。中でも、町内の小中学校においては、2月27日から3月24日及び4月20日から5月31日まで臨時休校となり、春休みを除き、2カ月強学習機会が失われております。特に進級前後の大事な時期でもあったと思います。この間、分散登校による学習や課題等に取り組まれましたが、まだまだ内容的にも時間的にも十分とは言えないと思います。他市町教育委員会等では、学習時間確保のため、夏休み、冬休みの短縮や運動会等行事の延期、中止を検討しているようであり、美幌町としても、先日、夏休み期間を各小学校で12日間、各中学校で9日間とし、授業時数を確保すると発表しました。今回の夏休み短縮により、失われた学習時間をどの程度回復できるのか、今後さらに学習機会を確保する施策を講じなければならないのか、現状と今後の考え方についてお聞かせください。2点目として、今後の学校教育の考え方について。新型コロナウイルスがいつ終息するのか、また、第2波、第3波の感染拡大があるのか全く予想がつかない状況の中、子供たちへの感染防止と並行しつつ、学力低下、学習機会が喪失されないように対策を講じていかなければならないと思います。国としてもGIGAスクール構想や学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル、学校の新しい生活様式などを打ち出しています。国がやるべきこと、都道府県がやるべきこと、できること、各市町村ができること様々ですが、美幌町において今後、子供たちの学校教育をどうすべきか、その考え方をお聞かせください。2点目、地域情報化の推進についてであります。公衆無線LAN、Wi-Fi整備の現状と今後の対応について。平成30年2月、総務省が「2020年に向け全国約3万箇所のWi-Fi整備を目指して」という方針の下、公衆無線LAN、Wi-Fi整備を行い、防災拠点及び被災場所として想定される公的拠点で整備意向のあった自治体を優先し、整備するとありましたが、美幌町における公衆無線LAN環境整備の状況についてお聞かせください。2点目、光ファイバー整備促進事業の進捗状況及び今後の事業の進め方について。平野町長の公約の一つに、農業地区の情報基盤、光回線通信網の整備を国に要請しますとあり、それを受け、美幌町総合計画や実施計画も見直されています。これまで公約実現のため、どのように動かれ、現状はどうなのか、今後どのようにしていくのか、その考えをお聞かせください。3点目、宿泊施設誘致促進事業について。グランドホテル廃業に伴う影響と今後の宿泊施設確保の考え方について。5月31日をもって美幌グランドホテルが廃業いたしました。美幌町にとっても、観光や経済等に大きなダメージを与えるのは間違いないと思います。平野町長の公約でも、宿泊施設の確保、集客の強化を進めるとあり、美幌町総合計画の実施計画では、民泊等のシェアリングエコノミービジネス、グランピングの新たな手法の導入を検討とあります。宿泊業大手が廃業したことにより、民泊等のシェアリングエコノミービジネスによる観光や経済を向上させるどころか、回復もままならないと思いますが、宿泊施設の確保という観点で、町長の考えをお聞きしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
戸澤議員の御質問に答弁いたします。なお、コロナ禍における今後の学校教育については、後ほど教育長から答弁いたします。地域情報化の推進について。Wi-Fi整備の現状と今後の対応ですが、町の施設でWi-Fi環境が整備されている施設は、役場庁舎、しゃきっとプラザ、町民会館等14か所、指定避難所では18か所中、今年度整備予定を含め8か所となっており、そのうち、美幌小学校、東陽小学校については、平成30年度公衆無線LAN環境整備支援事業により整備しています。災害時には、通信の集中により電話回線が機能しづらくなるため、無線によるインターネット通信は情報収集、安否確認等に有効な手法であると認識しておりますので、Wi-Fi未整備の指定避難所については、通信環境を調査した上で、今後計画的に整備してまいりたいと考えておりますので、御理解くださいますようお願いいたします。次に、光ファイバー整備の状況と今後についてでありますが、光回線通信網につきましては、公共性の高いインフラとして認識しているところであります。とりわけ、農村地区においては未整備箇所があり、地元住民からの整備要望も頂いているところでありますが、その整備には多額の費用を要し、町単独での整備は難しいことから、国の補助制度による支援を受けて実施することが最も望ましいと考え、十分な財源確保に向け、本町も参画するオホーツク圏活性化期成会において、地域情報通信基盤の充実を国に要望してきたところであります。今般、国の新型コロナウイルス対策の第2次補正予算案において、新型コロナウイルス感染症への対応を進めながら、新たな日常に必要な情報通信基盤の整備を加速すべく、大規模な支援策が組み込まれたところであります。これは光ファイバー未整備地域を解消するため、これまでの高度無線環境整備推進事業について、国費の規模、要件の緩和に併せ、補助裏の地方負担分に対し、地方創生臨時交付金が別枠で措置されるものです。この事業を活用できれば、一定の財源を確保の上、整備が可能となることから、現在、制度の活用要件や事業費規模などについて確認を行っているところであります。引き続き、国の支援について注視の上、情報を逃すことなく、早期の事業着手に向けてしっかりと取り進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。次に、宿泊施設誘致促進事業についてですが、グランドホテル廃業に伴う影響と今後の宿泊施設確保の考え方についてでありますが、美幌グランドホテルは、町内最大の客室数と定員を有するホテルとして、1972年の創業以来、約半世紀にわたり、地域に根差したホテルとして大きな役割を担っていただき、このたび5月31日をもって閉館されたことは大変残念に思っているところであります。また、これまで本町を訪れるビジネス・観光客のほか、スポーツ合宿の受入れ先として地域を支えていただいたことに、心より感謝を申し上げるところであります。町内最大の宿泊施設でありました美幌グランドホテル閉館後の観光や経済における影響は非常に大きいものでありますが、当面、ビジネス・観光客の宿泊については、グリーンビレッジを初め、他の町内の施設を利用していただくこと、また、宴会や大規模な会議については、町民会館の利用のほか、農協会館で受入れしていただくことしかないと考えております。このようなことから、早急に宿泊施設の確保を行わなければならないという認識は持っておりますが、長期化が予想される新型コロナウイルス感染症の影響の推移や観光の動向など、時期を見極め、関係団体とも協議しながら、本町の立地条件や観光資源に適した宿泊施設の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
戸澤議員の御質問にお答えいたします。御質問の1点目、失われた学習時間の現状と学習機会を確保する施策の今後の考え方についてでありますが、学校においては、新年度に入り26日間の臨時休校を余儀なくされました。この回復には、期間中の分散登校日のほか、運動会等の学校行事の中止や学校独自の取組を精査したところ、現時点では通常の夏休み期間の10日間を授業日に充てることで、全ての学校で標準時数を確保できる見通しを立てたところであります。また、今後の新型コロナウイルス感染症の第3波や冬季間の吹雪、インフルエンザ等の臨時休校に応じて、冬休み期間も最大10日間の授業日を確保することとし、さきの校長会議で確認したところであります。今の学校の最大の使命は、児童生徒の心身の健康バランスと生活リズムを整えながら、学習の遅れを取り戻し、定着させることであります。そのためには、時間割や授業の進め方を工夫するとともに、今まで以上に家庭の協力が不可欠となってまいります。これまで指導ができていない内容をより充実させるためにも、指導方法の工夫や指導順序の変更、家庭学習との組合せなど、あらゆる手段を用いて対応しなければなりません。今後も臨時休校を常に意識した学校・学級運営が求められますが、全ての学年において、今年度中に授業を終えるよう、教職員及び教育委員会が連携して全力で取り組んでまいります。次に、2点目の、今後、子供たちの学校教育をどうすべきか、その考え方でありますが、当面は、新型コロナウイルス感染症とともに生きていかなければならないという認識に立ちつつ、子供たちの学びを確実に保障することが重要であります。3密を避けた新しい学校生活スタイルをしっかりと認識し、レベル1の対応を確実に実行しなければなりません。今月から学校が再開されましたが、今、学校は本来の姿である教師と児童生徒が対面で行う授業を継続していく中で、学習の遅れを取り戻すことが最優先されます。一方、新型コロナウイルスの感染拡大による、さらなる臨時休校に備えることも大切であります。いかなる状況でも学びを止めない確かな学びを保障するため、休校中における児童生徒の家庭での学習の充実を図ることが必要であります。そのため、一つ目として、学校と家庭の双方向で授業を行うリモート学習の構築が急がれており、現在、GIGAスクール構想の整備に向けた準備を積極的に進めている状況にあります。二つ目は、学校が課す家庭学習を授業の補完に位置づけるものであります。これまでの家庭学習は、主に復習型の取組でありますが、これからは先行・予習型を加えることで、学習を効果的・効率的に進めることができます。三つ目は、来る臨時休校期間においても、地域の状況をしっかりと見極め、新しい生活様式による感染予防を徹底しながら、可能な限り分散など登校の機会を設けていきます。さらに、この時期は学習面だけでなく、児童生徒の不安や心配を解消する心のケアを全職員で取り組むとともに、家庭や地域の力をお借りして、学校とともに一丸となった教育活動を推進していくことが必要であります。今後とも、感染症対策を徹底しつつ、あらゆる手段で子供たちを誰一人取り残すことなく、健やかな学びを保障していく取組に尽力してまいりますので、御理解賜りますようお願いいたします。以上、御答弁申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
それでは、コロナ禍における今後の学校教育についてから再質問をさせていただきたいと思います。御答弁にもありましたとおり、新年度に入り26日間の臨時休校だったということで、学校の行事、夏休みの10日間短縮ということで、その時数を確保できると御答弁いただきました。新年度前に、春休み前、春休みを含めて3月31日まで臨時休校をしていましたけれども、特に、6年生から中学校1年生に上がった子供、あるいは中学校3年生から高校1年生に上がった子供というのは、1番大事な学年末の教育を受けていないと思うのですけれども、それらはどういう形で授業を確保しているのか、あるいは、ほったらかしなのか、その辺の状況についてお聞かせください。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまの御質問でございますが、これは小学校、中学校のどの学年も共通して言えることでございますが、2月27日からの臨時休校時には、特に卒業する小学校6年生、中学校3年生については、課題はほぼ終わっている状況でございます。したがいまして、その分につきましては積み残しはないと理解しているとこでございます。よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
終了間際ということで、新しい教科はなく、ほとんど終わっていたということで、とりあえず安心いたしました。学校指導要領に基づいて年間の教育時間が決まっていると思います。どの教育にこの時間を割り当てるというのは当然決まっていると思います。その中で、教育時間を確保するのは大変難しいことだと思います。例えば、同じ教育の中でも、基礎をやって、応用をやって、また次の問題で基礎をやって、応用をやってというサイクルで学校教育では教えていると思うのですけれど、今後、第3波、あるいは第4波でいつまた臨時休校になるか状況がわからない中で、とりあえず基礎だけを教えてしまう。それから、ある程度落ち着いたところで、この基礎について応用をやっていきましょう。またこの基礎について応用をやっていきましょうというような教え方をすれば、ある程度の基礎的知識は習得できると思うのですけれども、そういう教育要領というのは、文科省が定める教育要綱においてできるのか、できないのか。あるいは、美幌町としてそういう考えはあるのか、ないのかについてお聞かせください。
答弁 教育長 矢萩浩
議員おっしゃる学習指導要領は、年間の学習すべき内容、教える内容について定められているものでありまして、学年ごと科目ごとに単元ということで設定されております。その単元に対して、基礎をやって、応用をやって、定着をやってという流れで日々の授業が行われている状況であります。このようなことから、基礎、基礎、基礎という流れはなかなか難しいと考えております。いずれにしましても、学習の定着が何よりの課題であると考えておりますので、その辺に向けてはしっかりと学校でも取り組んでいる状況であります。よろしくお願いします。
再質問 1番 戸澤義典
別表の51条関係に、例えば1学年だと国語306時間とか、そういうのは当然承知して質問をしているのですけれど、要するに、基礎、応用、基礎、応用という形で授業をしていくと、臨時休校になってしまった、今回はたまたま2月でほとんど科目が終わっていた時点だったので臨時休校になっても取り残さなかったですけれど、2学期に入ってすぐ2カ月間失われてしまった場合に、非常に遅れてくると思うのです。なので、最終的に100教えることがあって、そのうちの50が基礎だと、ふだんは順番に教えていって100にするのですけれど、最初に50だけ教えてしまうというやり方は、根拠上はできないのでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
私も勉強不足な面がありますけれども、法令上特に定められているものはないと認識をしておりますけれども、基本的に臨時休校がいつあるかわからないということを想定しながらも、ふだんの学びを止めないということが重要でございますので、学習指導要領に沿った形で、単元を一つずつ定着するような授業を組立てていきたい、そう思っております。また、万が一第3波、第4波だとか、インフルエンザ等によって臨時休校が多くなるようなことになりましたら、今回の休校期間の中で、オンラインだとか、分散登校、様々な学びを止めない方法について全国で研究してきた経過もございます。そのような中で、様々な方法を組み合わせて、学びを止めないように取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。
再質問 1番 戸澤義典
確かに、先ほど私が言ったやり方だと上辺だけしか教えないという形になって、子供たちにとって非常に吸収しづらいと思いますけれども、基礎をしっかり教えるという部分ではありなのかなということで質問させていただきました。今、新しい生活様式レベル1の環境下においてきちんとやっているということですけれど、レベル1は1メートル以上あける形になっていると思います。テレビ報道を見ますと、午前中に半分の生徒が来て、給食を食べて帰って、また午後から来てという教育をやっている自治体もあります。教職員の方々は非常に大変な思いをしていると思うのですけれども。美幌町は、レベル1の環境下で3密を回避するために、例えば、窓の開け放しとか、机の間隔を広げているとか、そういう現状について教えてください。
答弁 学校教育主幹 遠藤明
御答弁申し上げます。限られた部屋ではありますけれども、教室も最大限に1メートル離したりですとか、授業を行うごとに休憩時間に換気するですとか、手洗いをするですとか、そういうのは徹底して最大限やっているところでございます。
再質問 1番 戸澤義典
先ほど、先生方の苦労が非常に多いと言いましたけれども、ニュース報道を見ますと、授業が終わった後に先生が自ら生徒の机あるいは教室のドアノブ等々の消毒を行っているというように、ふだんでも学習準備で時間がない中で、そういうことも先生が行っているという自治体もあります。美幌町の現状としてそういうことがあるのか。例えば、PTAのボランティアを募るとか、少しお金がかかっていいのであればパートを雇って教師の負担を軽減させるという方法もあるのではないかと思うのですけれども、その辺について現状と考え方を聞かせていただければと思います。
答弁 学校教育主幹 遠藤明
御答弁申し上げます。議員おっしゃるとおり、実際教員が消毒作業をやっております。昨年度立ち上げました学校運営協議会、この中でも地域の力をお借りして学校をやっていかなければ成り立たないということで、実際に校長とも話をする中で、そういうスクールサポートというのでしょうか。国も今回、2次補正で計上していますけれども、そういう方たちの協力を得ながら、私たちもできる範囲で地域のサポートに取り組んでいきたいと考えております。
再質問 1番 戸澤義典
ボランティアが1番いいでしょうけれど、コミスクの組織を活用した、あるいはPTAを活用したボランティアが無理であれば、少しお金がかかってもいいから委託なりして、教員の方々の時間を確保して、勉強を教えることに十分に時間を取れるようにしていただければと思います。それと、学校行事がいろいろ中止になっています。運動会も早々と中止になったのですけれども、外でやる行事で余り密でなければ、運動会は秋に延ばしてもできたのではないかと私は個人的に思うのですけれども、そういう考えはなかったのか。今後、6年生が楽しみにしている修学旅行ですとか、5年生の宿泊研修ですとか、勉強以外の社会人になるために必要な教育、あるいは行事があると思うのですけれども、中止は簡単です。中止だと言うのは簡単ですし、中止することによって、ふだんの学習時間を確保できるというのはわかるのですけれども、そういう大事な行事はあると思うのです。ぜひ、その辺を確保できるような方策をとっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまの行事のお話でございますが、議員おっしゃるように、行事を通じて様々な人間形成をしていくものだと学校現場でも非常に重要視しているところであります。しかしながら、今回こういった状況を踏まえて、運動会につきましては、競技種目が限られるということ、さらには、密集等が避けられないということも加味した中で、今回は延期ではなく中止という判断をさせていただいたところであります。また、宿泊研修、様々な屋外でやります遠足だとか、マラソン大会、そういった行事がありますけれども、こちらにつきましては今後の状況を見ながら、実施を含めて前向きに検討していきたいという思いでいますので、よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
例えば、運動会であれば、グラウンドが小さければ、陸上競技場を使うとか、学芸会は学校の体育館が狭く密になるのであれば、びほーるを使うとか、固定観念を持つことなく、いろんな場所を研究しながら、どうしたらできるかということを少しでも考えて、実施の方向で検討していただきたいと思います。次に、GIGAスクール構想ですが、構想によりますと、3クラスで1クラス分が基準だったと思うのですけれど、美幌町においては、全クラスにGIGAスクール構想、要するにハード面を整備する考えなのかお聞かせください。
答弁 学校教育主幹 遠藤明
御答弁申し上げます。1人1台の端末ということで、全員に配備する予定でございます。
再質問 1番 戸澤義典
現在ICT教育も進んでおりますけれども、普通教室のWi-Fiの整備率、平成29年3月現在の全国平均は、29.6%だそうですけれども、美幌町の各小中学校における普通教室でのWi-Fi整備率はどのようになっているでしょうか。
答弁 学校教育主幹 遠藤明
御答弁申し上げます。100%でございます。
再質問 1番 戸澤義典
非常にすばらしいことですね。機器を導入すればすぐ教育ができる環境にあると思います。ハード面については、先ほど言ったGIGAスクール構想で1人1台ということですけれども、岩手県八幡平市松野小学校の校長先生の話を新聞記事で見たのですけれども、家庭環境の実態把握も大切だということでした。Wi-Fi環境がない家庭もあるだろうし、タブレットを持っていない子供たちもいるだろうと。そういうところには学校が授業で使っているコンピューターやタブレットを貸し出したり、ルーターやポケットWi-Fiなどを貸し出す必要性がある。そういう家庭環境の実態把握、それから、学習意欲の育成です。今、1人でオンライン学習を受ける身になれば、受け方、機械の操作は別として心の持ちようです。ふだんは学校の先生に直接聞ける話が、オンラインとなるとなかなか取り組む力を発揮することができない。やる前に、学校の授業でオンライン学習ができる能力を学校の授業として付与していかなければならないということをおっしゃっていたのです。だから、GIGAスクール構想、GIGAスクールをやるためには、ハード面だけの整備ではなくて、ソフト面の整備も必要だということを言っていると思うのですけれども、その辺の考えはいかがでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまの関係で、先ほど普通教室のWi-Fiについて主幹から答弁申し上げましたけれども、普通教室にはWi-Fi環境が全て整っております。しかしながら、回線の容量は小さめになっております。したがいまして、例えば、GIGAスクール構想で全児童生徒がタブレットを持って一斉に動画を見た場合には固まってしまう状況もありますので、GIGAスクール構想の中では、大容量の回線整備も一緒に取り組んでまいりたいと思っております。また、ネット環境のお話がありましたけれども、先日、文部科学省からの通達もあって、ネット環境の状況について調査させていただきました。その中では町内の児童生徒が約1,300人おりますけれども、そのうち6%はネット環境がない。ない理由ですけれども、農村部で電波が通らないだとか、あるいは経済的な状況でそういったものを用意していないということでございます。今回のGIGAスクール構想の中では、そういった準要保護世帯、こういった方々に対しては、ポケットWi-Fiのルーターだとか、そういった対応もメニューに入っています。月々の使用料、通信料についても補助対象という制度もございます。3点目の機械を用意して、いざ使うとなったときに、議員がおっしゃるように、その前段のことが大切になると思います。実際に今、オンライン授業が様々な場面でありますけれども、よく聞く話では20分ぐらいしたら飽きてくるということです。特に低学年はあろうかと思います。そこはうまく使っていけるように、学校教育の中で、導入部分を大切にしながら取り組んでいきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
再質問 1番 戸澤義典
続いて、地域情報化の推進ということで再質問をさせていただきます。各公共施設は整備していますということですけれども、公共施設の敷地内、施設内、いろいろあると思うのですけれど、どこに行ってもつながる状況なのかどうかです。特に避難場所については、体育館が避難場所になっていると思うのですけれども、避難場所以外の体育館の外ですとか、そのつながる範囲がどういう状況になっているのかお聞かせください。
答弁 防災危機管理主幹 河端勲
ただいまの御質問でございますが、基本的に屋内用のルーターでございますが、若干電波が漏れますので、体育館を一、二歩出たところまではつながるかと思いますけれども、基本的には屋内ということでございます。よろしくお願いします。
再質問 1番 戸澤義典
例えば、体育館の真ん中、あるいは東端、南端、どこに行っても屋内であればつながるという認識でよろしいですか。
答弁 防災危機管理主幹 河端勲
基本的に避難所施設内であれば対象エリアと認識してございます。
再質問 1番 戸澤義典
観光施設ということで、みどりの村のキャンプ場とかがあると思うのですけれども、キャンパーはWi-Fiがつながることがどこのキャンプ場に行くかというときの一つの条件に入ってくると思うのですけれども、みどりの村のキャンプ場とか、観光施設のWi-Fiはどういう状況になっているのでしょうか。
答弁 防災危機管理主幹 河端勲
ただいまの御質問ですが、キャンプ場につきましては、今のところ電波は到達しておりません。あと、観光施設ということで、美幌峠レストハウスにつきましては、たしか開発局で光回線を入れたはずですので電波は通っているはずです。あと、美幌駅は観光物産協会が設置したルーターがございますので、駅舎内につきましては、Wi-Fiを使用できると認識しております。それと、峠の湯についても同様に、施設内にWi-Fiが設置されている状況ですので、よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
みどりの村にはWi-Fiをつける予定はないのでしょうか。
答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)
みどりの村のグリーンビレッジは、全客室、施設内はWi-Fiを使える環境としております。キャンプ場につきましては、防災危機管理主幹が申し上げましたとおり、今後、議員がおっしゃることも検討して、整備を検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
今、スマート農業が全国各地でやっていて、美幌町の若い農業家の方もスマート農業をやりたいと思っている方がいると思うのですけれども、今の農村部に光回線が通じていない状況だとなかなか厳しい状況だと思うのです。スマート農業を農村地区に普及させるためにも、農業地区への光回線の整備は非常に重要だと思うのです。直接聞いた話ではないですけれども、道知事も全部に光回線の整備を行き渡らせないとだめだと言われたということで、そういうことを聞くと、補助金を国、道からもらえる可能性が今後十分出てくると思うのです。今後は、5Gの時代になってくると思うのです。美幌町がどこまで5Gにされるかわかりませんけれども、それらを踏まえて、5Gも含めて、農業地区への整備も含めて、そうすることによって、今はあちこちでテレワークを使っている企業があります。美幌町においてもWi-Fi環境が整備されれば、女満別空港も近いですし、美幌町に企業を移すという企業も、積極的にアピールすれば現れてくると思うのです。お金がかかるというデメリットはありますけれど、その環境を整備したことによるプラスのほうが多いと思うのですけれども、町長いかがでしょうか。ぜひ、美幌町はどこに行ってもWi-Fiがつながるというような環境整備、すばらしいと思いますがどうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、Wi-Fi環境と光ファイバー網の話をミックスしての御質問だと思います。Wi-Fi環境については防災危機管理主幹が言ったとおり、ある程度整備はしていく考えでありますので、御理解いただいていると思っております。御質問の中の防災等に資するWi-Fi環境の整備計画を令和3年まで延ばして、その中で、私どもが国から言われているのは、どちらかというと防災拠点をしっかりとやってくださいという話であります。それに関する場所、例えば、防災拠点以外で大体当時3万か所と言っているのですけれど、結果的に3万か所のうち約4,000か所がまだ整備されていない中でいけば、そのうちの防災拠点の中で3,700か所やりたいということです。美幌町は、答弁書に書いてあるとおり、順序立てていけば全部できると思っています。そのベースになるのは、あくまでも光ファイバーがきちんといっていなければ、Wi-Fiは余り意味がないのです。ですから、一つの方法でいけば、光回線またはCATV回線、今廃止されましたADSL、これはワイヤーで光ではないですけれど、この三つがブロードバンドと言われているベースですけれども、うちは、どちらにしてもCATVではないので光を入れたい。そして、今回答弁書に書いてあるとおり、美幌町はやるということで進めております。そういう形であれば、スケジュール的には非常にタイトですけれども、これは国も、それから道もやるべきだということで、管内では平成22年に7か所やっているのです。何でそのときに美幌町はやらなかったのかと言われるのですけれど、当時は小規模な町村、どちらかというと、なかなか今後商業者がきちんと整備されないところをやった経過があって、多分当時の美幌町が手を挙げてもやれなかったという状況で、結果的に今まできているとの実態であります。ですから当然、私の公約にも入っていますので、今回しっかり整備をしていきたいと強く思っております。
再質問 1番 戸澤義典
心強い回答をいただきました。ぜひ、国、道の補助金の状況にアンテナを張って、そういう情報があったらすぐに飛びついて、実現に向けていっていただきたいと思います。続いて、最後の宿泊施設の誘致ということで、町長が掲げる民泊等のシェアリングエコノミービジネスは、私も調べてわかったのですけれども、簡単にどういうものなのか、具体的に町長が思うこのビジネスについて説明していただけるでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
余り横文字表現はよろしくないのでしょうけれど、シェアリングエコノミーという部分でいけば、もともとはアメリカのシリコンバレー辺りに拠点をもって始まったことです。今、国は東京オリンピックに向けて外国人が使えるような形、言うならば、宿泊サービスを提供する民泊的なサービスを具体的にお話ししたほうがいいですね。例えば、エアビーアンドビーを聞いたことがありますか。住宅のシェアをするアメリカの企業です。それが日本に来ていて、イメージはカーシェアリングとかシェアハウスのイメージで見たほうがわかりやすいでしょうか。そういうことを進めていこうという話だったのです。多分コロナウイルスでなければ、それで成り立っているのですけれど、この頃のニュース等で見れば、札幌市で外国の方に向けてやっていたところは全部つらくて閉めている状況です。私が町長施策の中で考えていたのは、シェアリングエコノミーという一つの概念の中でやったらどうかという話だったのですけれど、今は、きちんとした宿泊施設、民泊は民泊できちんと進めるのですけれど、それと併せて、今回グランドホテルが閉められたということで、きちんとホテルに準じたものを整備しなければいけない。整備というのは、町がということではないのですけれど、皆さんと話した中で、しっかりそれを確保することが大事だという認識が強いと御理解いただきたいと思っています。
再質問 1番 戸澤義典
わかりました。その中で、民間ホテルの誘致は、グランドホテルが営業している時代からいろいろ動いてはいると思うのですけれども、手を挙げてくれる企業がないのが実情で、グランドホテルが廃業したからといって、大手も中小も含めて美幌町に新しくホテルを建てるという企業は多分ないと私は個人的には思っています。そうなると、今の宿泊施設を活用するか、あるいは、本来はだめでしょうけれど、宿泊研修施設ということで町が何とか建てて、民間譲渡なのか、管理運営を任せるのかとやるしか実現する方法はないと見ております。その中で、今すぐにできること、できないことがあると思うのですけれど、今すぐに町ができることとしては、グリーンビレッジとエコハウス、そこを何とか活用してもらう形になると思うのですけれども、やはり、市街地から遠い。観光で来られる方は市街地から遠くてもいいと思うのです。ただ、夕食、朝食を持ち込まないとだめなので、観光客にとってもなかなかハードルが高いと思うのです。だから、そういうところを逐次整備していかないとグリーンビレッジ、エコハウスを活用すると言っても厳しいと思うのです。なので、その辺を早期にできること、できないことを分析して、やっていかなくてはならないと思うのですけれども、グリーンビレッジ、エコハウスを活用するためには、先ほど言った、飲食ができる場所をつくらなければお客さんが増えないと思うし、お風呂についても大浴場があるとはいっても大勢の方が入れるような場所ではないと思うのです。その辺、グリーンビレッジ、エコハウスを活用するためにどのような方法があるのか検討すべきと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今回のグランドホテルのことをお話しさせていただければ、グランドホテルが今まで私どもに貢献いただいたことは、宿泊施設という面と、もう一つは、バンケット機能というか、宴会をするという、近年グランドホテルは宿泊というよりも、宴会をやったり、会議の会場としての利用の収入が多かったのかなと思っています。このバンケット機能をどうするかというのは、まずこれは近々に解決しなければいけないと思っています。答弁書にも書いてありますけれど、町の中で大きく収容できるのは、町民会館、それから、まだ最終的な解決方法は見えていないですけれど、農協会館の2階もかなり使われています。ただ、農協会館はあくまでも組合員のためにつくられた施設であって、実情から言えば、管理については農協がやっていて、食事を提供するところに利用の管理も全部お願いしていた実績があって、そこも廃業したという形で、そういうこともいろいろと解決しなければいけないという意味でいけば、バンケット機能をどうしていくかということも整理したいと思っています。質問の宿泊という部分については、グリーンビレッジがありますし、団体がまとめて入るのであればエコハウスが入れるということで、この辺については、食事の提供は今までもあったのです。要は、きちんと契約して、ある程度数がコンスタントに入れば朝食を用意してもらえるのですけれども、やはり、固定的な人数が入らない中で準備をするというのは難しいということで中止されているので、今後についてはそういう関わり方、今はコロナウイルスによって飲食店の方々の考えも変わりつつあります。今までは、そんな面倒くさいことはしたくなかったけれども、一つでも収入を得るためには概念を変えて協力してくださいという話はしたので、そういった中でいけば、食事については今後は解決できる部分があると思っています。ただ、街と距離がある部分をどうするかというのは、今後いろいろ考えなければいけないと思って、いずれにしても、グリーンビレッジとエコハウスだけではなくて、あとは、観光のほうの協議会等が中心になって農家民泊をするための数を増やしています。そういう人たちの協力も得られるかどうか。ただ、街の中にそういうところがない中で、街の中に泊まれるものが少人数でもできるかどうかは、今いろいろと考えさせていただいていることであります。いずれにしても、皆さんと協議をした中、それから皆さんの知恵を借りて、町がというよりも、皆さんと解決しなければならないことでありますし、私としても、それをしっかり進める努力はしていきたいと思っております。
再質問 1番 戸澤義典
時間がないですから、最後の質問をさせていただきたいと思います。バンケットという観点で言えば、今の峠の湯の2階が使えないかと思うのですけれど、送り迎えのバスがないのが難点なのです。道央環境センターが今、レストラン機能もやっていますし、うまく活用すればできないことはないと思います。それから、やはり街の中に宿泊施設がないと、なかなか経済面も観光面も回らないです。町長も同じような考えを持っているようですけれども、今後、図書館の建て替えとかもあると思います。峠の湯も改修時期に近づいてきています。峠の湯をどうするかという問題もこれから結論を出さなければならないと思います。前から私は言っていますけれど、温泉は運べます。あそこに温泉をつくる必要ないと私は思います。ということで、図書館と宿泊施設、温泉、あるいは、子供たちが遊ぶ施設、複合的な施設を街の中につくってしまえば全部解決できるのではないかと私は思っていますが、この辺は町長に答弁を求めるのは難しいので、そういう方法もありますよということで、私の質問を終わりたいと思います。