みんなの議会

美幌町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月11日

(1)新規就農者等支援拡大について/(2)峠の湯びほろの集客増対策について

2019年12月11日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「新規就農者等支援拡大について」「峠の湯びほろの集客増対策について」について質問し、町長 平野浩司、農政主幹 佐々木斉、経済部長 石澤憲が答弁しました。

質問者
大江道男 議員
答弁者
町長 平野浩司、農政主幹 佐々木斉、経済部長 石澤憲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 大江道男

私は通告しております2項目について、簡潔に質問いたします。1項目めは、新規就農者等支援拡大についてであります。その一つは、支援対象年齢の拡大についてお聞きいたします。新規就農の受け入れ拡大に向けて、現在は45歳未満となっておりますが、55歳程度に拡大してはどうかということであります。2点目は、経営継承者を除くという要件を緩和すべきではないかということであります。親の農業者年金受給などで形式上経営継承者となっている後継者についても、支援対象にすべきではないかと思いますがいかがですか。3点目は、1経営体1名に限る、この要件の撤廃についてであります。今後の経営規模の拡大に速やかに対応して、1経営体複数就農とした場合でも、支援対象にすべきではないかということです。4点目は、就農祝い金の創設についてであります。現在の支援項目以外に、基本的に農業後継時、1年程度後に一律の祝い金を支給してはいかがかということをお聞きいたします。大きな2項目めは、峠の湯びほろの集客増対策についてであります。その一つは、ドッグランの設置についてであります。昨年の泉源改修工事の後で、再び湯温が35度4分程度に低下して、湯量は毎分110リットル程度で自噴しているという状況です。足湯つきドッグランを以前にも提案いたしておりますが、このドッグランには、湯の温度、湯の量を十分に確保できる状態であると考えますが、早急に設置の検討をしてはいかがでしょうか。2点目は、ワンコインバスの運行についてであります。峠の湯存続のためには、利用増が喫緊の課題となっているという状況であります。また、高齢者などの中から、足の確保を求めるということで、例えば、ワンコインバスの運行をという声がございますが、これらを早急に検討すべきと考えますが、このことについて、町長の考えをお伺いいたします。

答弁 町長 平野浩司

大江議員の御質問に答弁いたします。新規就農者等支援拡大についてですが、農業の経営継承は、親子間での継承が主流となって取り進められてきましたが、後継者不足などもあって、農家戸数は減少し、担い手確保が大きな課題となっております。この課題を解消するために、農業分野以外からの新規就農が進められており、国は農業次世代人材投資事業によって、就農前の研修を後押しする準備型及び就農直後の経営確立を支援する経営開始型の資金を交付して担い手確保対策に取り組んでおります。町もJAに財政負担をいただいて、国と同様に担い手の確保及び育成を図ることを目的に、美幌町新規就農者等支援事業に取り組んでいるところであります。1点目の支援対象年齢の拡大についてでありますが、国が対象年齢を50歳未満に引き上げるため、町も同様に50歳未満に拡大する考えであります。2点目の経営継承者を除く要件の緩和については、現在のところ見直しは考えておりません。3点目の1経営体1名に限る要件の撤廃についてでありますが、JAから寄せられた担い手対策に向けた意見を踏まえて、要件の見直しを考えております。4点目の就農祝い金の創設につきましては、就農開始後は、農業生産への不安、生計の維持、確保などから、国に上乗せして就農奨励補助を行っております。さらに、JA、農業委員会、普及センターと農業サポートチームを編成して、定期的に農業技術指導、生活指導等を行って不安解消に努めているほか、冬季の講習などにより、技術面の向上に取り組んでいるところであり、現在、新たに就農祝い金を創設することは考えておりませんので、御理解をお願いいたします。次に、峠の湯びほろの集客増対策について、ドッグランの設置についてですが、峠の湯びほろにつきましては、9月7日に源泉温度の低下事象が発生し、湯温が35度に低下しております。その後実施しました源泉孔内調査の結果、再度の改修や新たな掘削は多額の費用を費やすことから難しいと判断し、当面は現状のまま温泉水を加温して営業を続けていくこととしているところであります。お尋ねの足湯つきドッグランの設置でありますが、足湯の適温は38度から40度と言われているため加温しなければならず、燃料費の負担が伴うこと、また、ドッグランの運営には狂犬病予防接種の確認や衛生管理の徹底が必要となってくることも考えられます。今までの御提案を受け、再度指定管理者とも検討した結果、現状としましては設置を考えておりませんので、御理解をお願いいたします。次に、ワンコインバスの運行についてですが、現在は市街地内を右回り、左回りでそれぞれ約1時間をかけて周回しております。ワンコインバスを峠の湯びほろへも運行する場合におきましては、運行時刻や運行コースに大幅な変更が必要となりますが、乗車時間や目的地、各停留所までの所要時間が長くなることから、ワンコインバスの運行は難しい状況にあります。今後につきましては、地域公共交通ネットワークのあり方について検討を進めることとしておりますので、その際に、峠の湯びほろへの交通手段もあわせて検討したいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 3番 大江道男

順次再質問をいたしたいと思います。一つ目は、新規就農者等支援事業の補助金の対象年齢の拡大は、現在の45歳から50歳まで拡大をしたいという御答弁であります。それで一つには、今までの45歳というのは国の制度がそうだったということで、私も調べてみましたら、管内でも大部分は45歳です。しかし、美幌町と同じ平成27年に制度設計をされたある町では、55歳まで対象を拡大しているということがございました。それで、私は50歳というのは、果たして現在の45歳から50歳まで広げるというのが適当なのだろうかと思っています。まだ管内的にも、多分全道的にも対象年齢の拡大を、国はことしの4月1日から対象を拡大したのですが、市町村では、オホーツク管内でも、全道的にも、要綱なのか条例なのかは別にして、まだ手をつけていないような雰囲気がございますので、北海道農業公社の農業担い手育成センターにどういう状況かという情報を聞かせてもらいました。ここでも統計的には処理していないということなので、平成29年度の農業担い手育成センターで就農相談を受け付けた件数の中で、年齢的にはどうかということをお聞きいたしました。その結果、区分は粗いですが、例えば、40歳から49歳までというくくりで、町で言えば、1年間で223名であった。年間の相談件数の1,401名中で大体17%、相手側が言っている言葉ですけれど17%程度だと。非常に荒いです。ただ、50歳から59歳までという区分で67名いた。60歳を超えたものが17名いたということで、結構45歳を超えて就農したいという件数は、全道レベル、北海道農業担い手育成センターに対して、相談があった件数ではそれだけあるということで、あえて言えば、45歳までと限定する、あるいは50歳までと限定することは、新規就農者を確保する、確保しなければならないという命題からいくと、果たして妥当かと思うのですが、最初に、このことについて町長いかがでしょうか。もう少し緩やかにして、対象年齢を広げるということで、町が踏み込んでいいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

大江議員から、担い手育成センターの農業に従事したい、農業をやりたいという方についての年齢の分布のお話がありました。私はこの中で大事なのは、美幌町がどういう農業者を新規就農として望んでいるか。ここの考え方だと思うのです。ですから、面積も問わず、ただ農業をやってくれればいいというのであれば、一つの線引きとして年齢を上げることは、私は別に構わないと思っております。ただ、美幌型という形を言うと、どういうようなというのはあるのですけれども、ある程度面積を持って、農家の方と一緒にしっかり肩を並べてやるときに、例えば、園芸をやりたくて、自分が退職が近くなったから農業にかかわりたいということであれば、それはそれで大事にしなければいけないですけれども、今私どもで考えている新規就農者に対しては、町も農協も、国もそうですけれど多額な支援をします。オーダー的には何百万円もしていく、そういうお金を何年も支援する人たちが、年齢的なこともそうなのですけれども、農業をやりたいからといって、皆さんどうぞという形には私はならないということがあるので、今回、内部で協議させていただいた中でいけば、国と同じ50歳の線を引かせていただいたという状況であります。ですから、ただ農業がしたいということに対しては拒まないということは御理解いただきたいと思っております。

再質問 3番 大江道男

これまで、美幌町の農業担い手対策と受け入れの実績が現状で十分かということもお聞きしたいと思います。担当からいただいたデータがございます。過去20年間の新規就農者が15名、新規農業従事者は134名、それに対して、前半の4年間は統計から外されておりますが、過去16年間の離農者数が114戸ということで、やはり、農家数は大きく減っているという流れが続いているということだろうと思うのです。この数年間は、年間4戸だとか、2戸だとか、平均して3戸ぐらいずつ農家が減っていくという中で、農業は美幌町の基幹産業です。基幹産業の分母が減っていくということについては、単純に経営規模が拡大されているから問題なしとはならないと思います。そういう点で、私は意欲のある方々については積極的に受け入れるということが、もう一つ求められているのではないかと思うのです。そういう意味でも、45歳だった支援対象年齢を5歳拡大したということは、拡大するというのは前進ではありますが、5歳で切って大丈夫かという部分は私は残っていると思います。もちろん、JAの意向なども無視できないとは思いますが、いかがですか。再考の余地はあるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。

答弁 町長 平野浩司

今、私どもが後継者としてかかわっている分は除いて、新規就農でいけば15名という話です。実際には、2名ほど途中で離農していますから、今も継続してやっているのは13名であります。先ほど全体の農業者数が落ちてきているというのはそのとおりで、落ちていると思います。この中で、従来型の農業をするのであれば、この数を維持するとか、人数を確保するということは大事だというふうに私は思うのです。今、非常に変わってきているというのは、御存じのとおり、ICTでトラクターが自動操舵で全部走る、人が乗らなくてもいいということは、1人でトラクターを4台ぐらい並べてできるということを考えたときに、面積的にはまだまだ増やしていける。面積を多くやっているところもあるのですけれど、人数の減った分を受け入れる分はまだあるというふうには思っています。地域によっては後継ぎの方がしっかり帰ってきて、安定している地域があります。ですから、そういうことを考えると、今の人数の減り方でいけば、これから農家をやる方々でまだ吸収できるという思いはあります。それと、別な見方をすると、先ほど言ったのは、町なりJAなりが多額の支援をするということを考えれば、何で50歳かという話を考えれば、今の制度でいけば年金は65歳ぐらいでいただきます。今の私どもの制度でいけば、大体10年ぐらいのスパンで支援をしてもらえます。だから、その期間に対しては、年金をもらうまで、例えば、農業次世代人材支援事業でいけば年間150万円もらったり、多額のお金をもらった中で、65歳になったら年金をもらうから、いい考え方ではないですけれども、それだけもらって60歳になったら年金をもらえるからやめようという話になったりすることもあるのかというのは頭によぎっております。そう考えると、確実に町のお金なり、JAのお金を投入して、そのあともしっかりやってもらえるという部分で考えるならば、余り支援する年齢を上げたくないというのが本音であります。そういう意味でいけば、農業に町として多額の支援をしないのであれば、農業に対してそういうチャンスがあれば、みんなで農業をすることを応援することは構わないのですけれども、先ほども言いましたけれども、美幌スタイルの農業を継続して、それなりの土地を持ってもらって、それなりに負担もかかる分に対してはしっかり応援して、美幌町の農業を守っていってほしいという思いがあって、今回、一つの線引きとして国と同じ考え方で進めていこうという一つの判断をしたところであります。

再質問 3番 大江道男

ICTを十分活用するというのは明らかに一つの方向だと思うし、それはそれで歓迎すべきことだと思います。ただ同時に、私は美幌の農業、農地というか、農村が置かれている状況から見て、規模拡大が全てでは絶対あり得ないと。アジア型の家族経営がどうしても主流にならざるを得ない。ある程度、土地を集約的に使うという農業は、多分永久に続くだろうというように思います。そのときに、今般、アメリカとの間で農業の開放がうたわれてきて、多分これから大きな影響が農業のさまざまな分野にあらわれると思います。今どうかというのは具体的な指摘ができませんけれど、しかし、多分ある作物が相当とれて、値段が大きく落ちましたが、これは安定的だと思われているので、ほかの作物を特定の分野に集中した結果、全道の生産が上がる。私は、TPPのときに申し上げたのですけれど、特定の分野がいいとなったら、生活がかかっているわけですから、一斉にその分野の作物の増産が始まる、値崩れが起こると、とてもそれでは営農が続かないということが既に始まっているかもしれないというふうに思うので、やはり景況は、家族が支えられるレベルでいく可能性が高い。そのときに、国だって100歳まで生きる時代を考えてということを言っているときに、やっぱり経営規模が小さくても、家族で一生懸命働いて、この地域で生きるという部分に目を向けていくというのは大事なことではないかと思います。その点で、とりあえず、5歳は延長されるということなので、ほっとする向きはありますが、あわせて御検討いただければと思います。少し具体的にお聞きしたいと思います。美幌町の新規就農者等支援事業の補助金の対象者が幾つか、傾向や分類ができると思うのですが、対象者の年齢が今まで45歳、これが仮に50歳に拡大されると全てのものが年齢で救われます。もう一つは、親からの農業経営継承者、継承したものについては、第1号の新規就農者については除外対象、独立就農者についても除外対象となっています。それで、新規農業従事者については、除外規定が示されていないということなので、これは、親から子に経営が継承されて、経営権が移った後についても、新規農業従事者については、この支援対象になるというふうに読めるのですが、そのことで間違いありませんか。

答弁 農政主幹 佐々木斉(農政主幹は2020年3月まで)

新規農業従事者に関する御質問でございます。新規農業従事者は、そのごとく農業従事者に対する補助でございますので、親から子への継承ではなくて、いわゆる親元への農業従事というものに対して助成をするものでございます。年齢につきましては、新規就農者と同じように、現在45歳未満ですが、新たに50歳未満に拡大する方向で考えております。

再質問 3番 大江道男

45歳がこの部分についても50歳なら50歳まで拡大されるということで、それは確認できます。それで、町の補助金交付要綱の第3条の補助金は次に上げる者を対象として交付するの中に三つの分類があって、一つは、新規就農者の場合、二つ目は、独立就農者の場合、三つ目が新規農業従事者の場合と、この三つの分類になっているのです。そして、新規就農者については、親から子供に経営が継承された過去形ですから、されたものについては対象外です。独立就農者についても同じなのです。そういう表現ではないですけれど、同一の生計を営む親族の農業経営を継承したものを除く、だから、経営者の名義が親から息子に移った場合は、その人は45歳、過去形で45歳未満であっても、この支援は受けられませんということなのです。ただ、新規農業従事者については、その縛りがないので、例えば、小さな兼業農家で、親が農業をやって、息子さんたちが一緒に働くだけの農業基盤でないので、サラリーマンをやっていた。年も年だしそろそろを息子に経営を譲ろうとしたときに、年金は子供の名前に完全にならないと農業者年金が当たらないということで、子供の名前になった。その途端に、要するに親子の関係で経営が継承されたと、あなた対象外だというふうになる可能性はあるのですよね。経営が未熟であるかどうかではないのです。事情があって、経営を息子の名前にせざるを得ないとなった途端に、就農対策から外れるというのはいかがなものかと思うのです。これは同時に、経営規模が大きければ多分起こらない、専業の場合は余り起こらないのだと思うのです。兼業の場合、息子が45歳を超えて働いて、お父さんが農業で所得を上げている。でも、いよいよ大変になったから、息子にバトンタッチをしようとしたときには、45歳までという時代で、47歳、48歳、49歳になって、経営継承がされた。あるいは、ある日突然事故などが発生して、45歳未満だけれど、経営体の名称が息子になると、この縛りによって、そう簡単に支援が受けられない、補助金対象にならないというケースが含まれていると思うものだから、それで、第3条の第3号新規農業従事者の部分で、親子の継承の場合、継承された後でもこの支援制度は使えるということを確認できれば、小さな経営規模の農家の場合で、息子の名前に変わった後でも対象になる、そういうことを確認できれば、全体の中の一部としては、とりあえず救われるかなと思って、その部分は確認しようと今しているということです。

答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)

御質問の内容でございますけれども、ケースがいろいろあると思いますけれども、経営移譲した段階で経営者が代わったということで、諸制度の関係もかかわってくることがございますので、形式的なということでの想定はしておりませんので、対応は考えておりません。よろしくお願いいたします。

再質問 3番 大江道男

私は、この部分については、全般に撤廃できれば1番いいのですけれど、解釈の上で、町がつくった交付要綱第3条の(3)の解釈を確認しているのです。それによれば、(1)、(2)でわざわざ表現している、親子の経営権の継承問題は対象から除きますという表現がない以上、経営継承された後でも(3)の新規農業従事者は、年齢要件さえクリアしていれば対象になるものというふうに当然読めるので、そうですねという確認をしているのです。

答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)

要綱第3条第3号の読み方につきましては、新規農業従事者ということで、ここで従事者とうたっておりますので、経営等の経営者を承継するということはあえて書く必要はないと解釈しております。

再質問 3番 大江道男

その意味を再確認いたします。要は、第1号、第2号と同じ括弧の表現はとっていないけれども、同一の生計を営む親族の農業経営を継承したものは、当然に除かれるというふうに担当部長はお話しになっているのですが、わざわざ除外して、書いていない表現を当然それは適用されるというものではないのではないですか。外しているということは、外す必要があるから表現しない。要は、経営を親から子に継承する前も、した後でもどちらでもよろしいですと解釈するのが、この要綱を解釈する上では当然のことですよねという確認をしたのですが、当然ではないと。1号、2号と同じように、継承されたものについては、補助対象から除外されるという要綱解釈は成り立たないと思うのです。どうですか。

答弁 農政主幹 佐々木斉(農政主幹は2020年3月まで)

ただいまの御質問ですが、第3条の第1号と第2号につきましては、農業経営者に対する補助のことを記載しているものでございます。第3号の新規農業従事者は、農業経営者の元に新規で農業従事することになった人ですから、第1号の新規農業従事者は、親子間での経営継承は除きます。第3号は、農業従事なので親元に従事することになった人は除きませんという制度なので、そこに従事した後、例えば経営継承が行われた、それは第1号の新規就農者に該当しますので、第3号は新規で農業従事者になった人に対しての規定を記載しているものでございます。以上、よろしくお願いしたいと思います。

再質問 3番 大江道男

これは要綱の制定の上でも、そういう拡大解釈が認められないのではないですかね。このことで1時間やりとりしてもどうにもならないので、私は非常に単純なものだと思います。経営継承がされているか、いないかは、要件の中にはない。例えば、父親が死んでしまった。そしたら、技術があろうとなかろうと息子の代になる。そして、対外的にはそれで登記するのだと思うのです。それから母親もいる、あるいは兄弟もいる、その中で技術を蓄積していって、本当の形で名実ともに経営者になっていく。その過程のものが使える資金を、経営継承されてしまったら、結局は同じになるから、未熟であるかどうかは関係なく、形の上ではこの制度は使えないとすれば、私はそれ自体が事実上欠陥があると思うので、素直に読んだら親子の継承が済もうと済まいと関係ない表現になっているので、それでいいのではないですか。現実の問題で、対象年齢が45歳過ぎてUターンしてきているのだから、経営の継承者の名前は息子の名前になっている。これ使えるの使えないの、こんな状況なのです。よくよく読んだら使える。だから、このとおり読むべきではないかと思うのだけれど、違いますか。

答弁 町長 平野浩司

今、私どもが定めている要綱の解釈のお話をさせていただきました。解釈の部分について、私がこういうのが正しいということよりも、現実として今どういう状況に置かれていて、それがこういうパターンというのがあって、それが農業をこれからしっかり支えていくことに、重要か重要でないかというところを考えた中で、もし解釈でこういう形でもとれる、曖昧と言わないですけれど、いい意味で広くとれればいいですけれど、逆にそれが悪用されるようなことがあるのであれば、きちんと直す必要があると思うのです。ですから、今回の質問の中で、農業者年金等で形式上経営継承者となっている場合、息子がいるけれど、息子の名前にすれば年金がもらえるからしたということは、私は本来の農業者をしっかり支援するということから外れると思っているので、それは認められませんという思いで回答させていただきました。ですから、きちんと年金をもらうために、息子がそこでしっかり農業をやっているとか、それから、今までお父さんがいて、突然亡くなって、急遽継承する人たちがそこに入るか入らないかというのは、これからそのケースの中でしっかり考えた中で、支援をする、しないというのは、地域、それから農業者として町がその人を育てる必要があるということが必然的に農業委員会とか、皆さんが認めてくれれば、それは意向に沿うことをやってあげればいいと思っています。ただ、年金を受給したいから、形式上お父さんが農家をやっているのに、息子が働きながら経営権を渡したという例があったとするならば、それは、私も含めて一般の方は納得してもらえないという認識で、今回こういう答弁を書かせていただいたということも御理解いただきたいと思っています。大江議員が言っていたように、このやりとりで時間を費やすというわけにもいかないので、その辺はしっかり当時つくったことと現実にはどうかというのは、もう一度スタッフときちんと明確にして、場合によって、繰り返しますけれど、拡大することはいい意味でなく使われるのであれば、きちんと直すべきだと思っております。

再質問 3番 大江道男

町長の御提案は、とりあえず棚に上げて、解釈をしてみるという方向性が一つあるので、これ以上時間は使わないようにしたいと思います。ただ、農業委員会で確認をしましたら、農業者年金の受給要件は、跡継ぎに経営権が移ったということが明確でない限り、年金を受給できないとなっているのです。兼業農家の場合は、親は自分が働ける間は働いて、そして、息子の収入と農業収入とをバランスにかけながら、体力とも相談しながら、いつ農業者年金をもらって、息子にバトンタッチするかというのは大変大事な選択です。ずるいか、ずるくないかではないです。その点も含めて、ぜひ御検討いただきたい。農業委員会から来られているので、どうですか、農業者年金の受給要件は経営権が息子の時代になったというのを文書で確認を今までもしていましたし、ますますその要件は厳しくなっていると思うのですが、この状況だけ確認させてください。

再質問 3番 大江道男

ということだけ申し上げて、次に移ります。余り時間がないので、峠の湯につきまして、私は昨年9月議会で、当時も今と同じようにお湯の温度が下がって、使える量がふえた。余剰のお湯があるので、魅力ある形で、峠の湯で活用してはいかがですかということで取り上げたところであります。私の質問の前提は、昨年4月から新しい方が今後4年間経営を建て直してもらえるということで期待をしておりまして、幾つかプラスの手だてが尽くされたと思います。いずれにしても、令和4年3月末であとの経営をどうするかという段階を迎えます。少なく見積もって2億2,000万円、多ければ4億円を超える修繕費があるということで、多分町の中でも、それは当然お金を出して10万人の利用がある、目的からいっても存続すべきだという声もあるかもしれないし、だめだと、もうこの際閉鎖してしまえという声があるかもしれないという中で、何とか安定して、従来よりも魅力のある施設にならないかという思いで質問をしているところです。それで、はしょって申し上げますけれども、キャンピングカーが5台駐車して利用できるようになっているなど、それから空き室の活用などで多分集客数は上向きになってきているだろうと思うので、その部分で前任者と新たに経営を引き継いでおられる方との間で、現時点までの集客数に大きな変化があれば、とりあえずほっとできるという思いが前提としてございます。前年対比で経営状況はどういうふうになっているか、まず聞かせてください。

答弁 経済部長 石澤憲(経済部長は2022年3月まで)

集客数の現状のお尋ねでございますけれども、今年度10月末の入浴者数でいきますと、6万9,195人の方に御利用いただきまして、昨年同月ですと6万5,900人ですので、3,295人ふえている状況となってございます。また、7月にオープンいたしまして、10月末までのRVパークの利用状況でございますが、台数について93台御利用いただいております。これらの要因、指定管理者が替わりまして、レストラン部門も非常に頑張ってセットメニュー等を販売しておりますので、それらも入浴数とともに営業が上がっていると考えております。料金の売り上げ等の数字的なものは、ただいま持ち合わせておりませんので、入客数ということで御答弁させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

再質問 3番 大江道男

端的に申し上げます。5%程度改善されているのかなという印象ですが、こういう状況で、令和4年3月末を迎えた場合に、峠の湯は当然に大規模修繕をやり、町民利用ができますという状況として受けとめてよろしいでしょうか。そうであれば、急いでああだこうだということはないと思っているのですが、町長いかがですか。今、数字が示されました。10月末で6万9,195人、前期比6万5,900人に対して、三千なにがし、5%ぐらいかなと思うのですが、利用が増加になっている。最終的には町長判断の時期が、とりあえず、任期4年の最終段階では出てくるということなので、十分です、あるいは、いやこれではと、その辺の御判断をできるかできないかという状況もあると思うのですけれど、とりあえず現時点で、聞かせてください。

答弁 町長 平野浩司

今、峠の湯のこれからの方向性と指定管理者の状況と、私は今の段階では線を引いております。ですから、これからの私の任期中に今後どうするかということを判断するという部分は、今はまだ私はできないと思っています。今、指定管理者と協議をしているのは、昨年からやっていただいた中で、やはり赤字で終わらせているのです。それを少しでも埋める方法をどうしたらいいかということを、一生懸命知恵を絞らなければいけないと思っております。その中で、一つは、入浴客がふえるということも大事なことであります。ですから、そういうことがこれから可能なのか、それからレストランをやることによって、今の状況、それから何か手を加えるということ、知恵を渋ることによってどれだけ収益が上がるかということも試算、分析をさせてもらっています。それで足りない部分をどうするか、それを入浴客で埋めるのか、それとも別なもので埋めるのかという、この辺は将来を判断する以前に、指定管理者が町からのこれからの支援を少なくするための部分、その中でいけば、今回、大江議員がいろいろ魅力ある施設としての提案の中で、提案いただいたことについては、今までは検討するというか、結論を出さなければ、もうちょっと考えると言えばいいのですけども、私が教育長時代もドッグランについてかなり前から提案があったので、いろいろ見せてもらいました。網走の天都山に行ったり、この辺はほとんど見て、その経費とか、やり方を見た中で、それからその近くに建物がどういうふうにあるかということを見せていただいた中においては、今の判断として、今回指示を出したのは、峠の湯の中、敷地のエリアの広さからいけば、それは無理だという判断をしたいということで、そういう答弁をさせていただきました。

再質問 3番 大江道男

峠の湯の改修については、町民も相当関心を持っていますし、それなりの提案理由でないと無理です。やるべきでないという声が相当程度出てくる可能性を持っています。したがって、どう集客増を図るかというのが、長いスパンの問題ではとりあえずないと思います。これは12月頭にお隣のクマ焼きがこれぐらい大きく北海道新聞に取り上げられました。販売額は8倍強になって、過疎地域に活力だと。これを通して、峠の湯もこうなればという思いがあって、やはり特徴をどう出すのか、あるいは魅力をどう引き出すかということなのだろうと私も思うのです。そのときに、お湯の温度が下がったけれど、一時期のように余るだけのお湯が出ているということで、これに目を向けたということです。多分、加温する温度が、そんなに金額的に値が張らないということであれば、人も犬も入れる足湯つき、しかも、足湯で言えば、計算上はせいぜい使えるお湯の量は、その瞬間を見れば1トンぐらいか、あるいは2トンぐらいなものです。大した金額ではないと、それが一つのきっかけになって客が来るということもあるのではないか、あるいは、やはり足の問題です。最終的には、最初の答弁の中で、足の確保については、今後、ワンコインバスだけではなくて、さまざまに検討してみるということなので、とりあえずはいいかなと思っているのですが、毎日が無理であれば、2日に一遍、偶数日は通す、あるいは、今、ワンコインバスは2ルートです。3ルートにして向こうに届けるということもあるでしょう。―――――――――――――――――――◎会議時間延長の議決

再質問 3番 大江道男

議長発言も含めて、残りは13秒ということになりましたので、とりあえずやめますが、そういう意味で、ぜひ可能性を追求してほしいと思います。

答弁 町長 平野浩司

いろいろ御意見をいただいたこと、しっかり可能性については追求していきたいと思います。

出典:美幌町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月11日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる