美幌町議会 令和元年第8回定例会 2019年12月11日
道外在住中学生の美幌高校入学促進アプローチについて
2019年12月11日、美幌町議会の一般質問で、木村利昭議員が「道外在住中学生の美幌高校入学促進アプローチについて」質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、政策主幹 後藤秀人、まちづくり主幹 田中三智雄、総務部長 小室保男が答弁しました。
- 質問者
- 木村利昭 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、政策主幹 後藤秀人、まちづくり主幹 田中三智雄、総務部長 小室保男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 木村利昭
それでは、さきの通告のとおり、私からは大きく三つの項目について一般質問をさせていただきます。まず、一つ目が、美幌高校の生徒確保に向けた取り組みについてでございます。道外在住中学生の美幌高校入学促進アプローチについて質問いたします。道外在住中学生への美幌高校入学促進アプローチについて。少子高齢化が顕著になる中、美幌高校への入学者数も著しい減少傾向が見受けられます。定員160名に対し、平成30年度は94名、平成31年度は66名という現状は早急に対策しなければならない課題でございます。実際に他校を望む町内の中学生や親御さんの声を聞いてみると、部活動と進学校を望むため、他校を選んだという声が多数でございました。しかし、美幌高校には管内唯一の農業科を持つ高校、また寮を備えていること、大学への指定校推薦枠が多数あること、ほかではできない学び、体験ができることなど魅力もたくさんございます。また、網走市にあります東京農業大学オホーツクキャンパスに目を向けますと、多数の道外出身者が在籍してございます。それならば、美幌高校の魅力を生かし、本州や都心部などの農業や自然科学に興味を持つ中学生に、高校から北海道の美幌高校に来ませんかと呼びかける営業的アプローチを行うことが効果的ではないかと考えます。町内の子供も少なくなってきている現状において、道外からの生徒確保に力を入れることで、美幌高校としての知名度向上も図ることができます。そのためには、美幌町と美幌高校とが連携した学校運営と道外中学生へのアプローチを検討すべきと考えますが、今後の対策として行政側の考えをお聞かせください。続いて、移住定住促進の窓口について質問いたします。官民が連携した移住定住促進窓口の設置についてでございます。どの自治体も働き手、子育て世代不足に苦しむ中、美幌町では移住定住促進に係る動きが他自治体に比べてとても遅く、また取り組み自体も弱いように感じます。移住定住促進で成果を残している道内外の自治体数カ所を視察調査いたしましたが、成果を上げている自治体の共通点は、民の力を生かした官民連携で行う専門窓口を設置していることでございました。実際に、その自治体に移住定住してきた人たち、既移住定住者と呼ばせていただきますが、その人たちの協力のもと、官と民が連携し、移住定住希望者に寄り添う対応を行うことが何よりも効果的であるとの意見もいただいております。また、この役割は特に適材適所が問われるため、本当に好きな人が専門で取り組まなければ最大限に効果を発揮できないという意見もいただきました。その一例が、地域おこし協力隊員の専属配置でございます。実際に移住してきた地域おこし協力隊員が事務局となり、行政と連携しながらほかの既移住定住者を取りまとめ、促進窓口とすることで、既移住定住者の意見交換を行うコミュニティーにもなり、相乗効果が見込めるという形でございます。上記のような取り組みであれば、そこまでコストをかけずとも、すぐに取り入れることが可能と考えますが、民の力を生かした官民連携で行う移住定住促進専門窓口を設置するお考えはいかがでしょうか。町長の見解をお聞かせください。続いて、三つ目の質問にまいります。女満別空港と美幌町を結ぶ交通手段の確保について質問いたします。北見、女満別空港線バス路線の美幌市街地延伸について。美幌町は、車で約15分の距離に女満別空港が隣接し、都心とのアクセスもとても便利のいい町でございます。しかしながら、美幌町市街地から女満別空港をつなぐ公共交通機関は現在ございません。本年9月まで運行していた網走バス、網走、美幌線が唯一美幌町市街地と女満別空港をつなぐものでしたが、実情はバス時刻と飛行機発着ダイヤがあわず、女満別空港の利用を考慮したものではなかったと感じます。美幌町と女満別空港を結ぶ公共交通がないということは、今後、町民の利便性や観光振興、関係人口創出を考えたときに致命的であると考えます。そのため、本年8月より観光まちづくり協議会が、2名以上の乗車を条件としたデマンド型のタクシー、あいのりタクシーという取り組みの実証実験を行ってはいますが、定期的運行型でないこと、2名以上の予約がなければ運行できないことなどがネックとなり、利用状況も少ないように見受けられます。そこで、現在も定期運行を行っている北見バス、北見、女満別空港線を美幌町市街地まで延伸してもらうことが、1番現実的な利便性向上になるのではないかと考えますが、町として、バス会社への要望や延伸実現に向けた取り組みを行うお考えはございませんか。町長の見解をお聞かせください。以上、三つの質問について御回答をよろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
木村議員の御質問に答弁いたします。なお、最初の美幌高校の生徒確保に向けた取り組みについてですが、後ほど教育長のほうから答弁させていただきます。移住定住促進の窓口についてですが、本町における移住定住施策は、人口減少対策として平成27年度から重点的な取り組みを始め、その取り組み内容につきましては、美幌町移住・定住ポータルサイトにより、住まい、仕事、病院、子育て環境など、美幌町での暮らしに役立つ情報を発信するとともに、東京、大阪、名古屋で開催される北海道暮らしフェアへの参加や移住体験施設、四季彩美幌の運営などさまざまな取り組みを行ってきております。これら移住促進支援策を利用された方の移住実績につきましては、4年間で19名となり、内訳としましては、移住体験施設を利用した方が6名、起業化支援事業による移住者が13名となっております。また、移住促進支援策を利用していない移住者につきましても、転入者と転出者で見られる転出超過割合が減少傾向にあることから、これらの取り組みが一定程度成果を出し始めていると考えているところであります。御質問の民の力を生かした官民連携で行う移住定住促進専門窓口の設置についてですが、本年4月より、地域おこし協力隊員による移住定住サポーターを配置しており、移住定住に関する専門窓口として活動をいただいております。今年度の活動内容につきましては、移住定住希望者の対応を行うとともに、各市町村の取り組み内容の収集と本町における取り組み等の課題の洗い出しを行っているところであります。今後につきましては、これらの調査内容の検証を進めるとともに、御指摘のありました先進地の取り組み内容につきましても参考にし、より効果的な移住定住施策の推進を図ってまいりたいと考えております。次に、女満別空港と美幌町を結ぶ交通手段の確保についてであります。女満別空港への交通手段の確保についてでありますが、北海道北見バスの女満別空港連絡バスにおける町内の停留所は、美幌バイパスの高野交差点付近にある高野第3のみであり、利用しづらいことから美幌駅など市街地への乗り入れを求める声をいただいているところであります。このため、市街地への乗り入れについて、北海道北見バスと協議を行ってまいりましたが、運行所要時間や運行経費、需要見込みなどのこともあり、運行ルートの変更は難しい状況となっております。現在、美幌町観光まちづくり協議会による女満別空港までのコミュニティータクシー実証実験が行われておりますので、その動向を注視しているところですが、観光振興を図る上で女満別空港へのアクセスのあり方について検討をしていきたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 矢萩浩
道外在住中学生への美幌高校入学促進アプローチについてお答え申し上げます。ここ数年における美幌高校の入学者数は、平成25年の154名をピークに年々減少しており、特に農業科定員80名、生産環境科学科、地域資源応用科においては、平成25年に74名が入学しましたが、本年度は23名と3分の1以下となり、これまでも大きな定員割れが続いております。このような背景から、町では農業科の生徒確保に重点を置いた対策として、平成29年度より美幌高等学校農業科間口対策補助金を開始したほか、寄宿舎、報徳寮の維持運営に対して支援を行っております。農業科の生徒募集は、これまでもオホーツク管内の中学校を中心に、釧路や十勝管内エリアまで拡大を図っておりますが、いずれも農業科を有する競合校が点在しており、生徒募集は少子化の影響も重なり、厳しい状況を肌で実感しているところであります。御質問の美幌町と美幌高校とが連携した学校運営と道外中学校へのアプローチに係る今後の対策についてでありますが、本年度も美幌高校支援のため、各種事業に補助しており、その一つに使途目的が多様な魅力発信事業があり、生徒募集活動にも使用できるものとなっております。このため、本事業を活用した積極的な募集活動を展開したく、美幌高校と協議した中で取り進める方向で検討したいと考えているところであります。美幌高校は、町内にある唯一の高校であるとともに、オホーツク管内唯一の農業科を持つ高校でもあります。昨年設置しました北海道美幌高等学校教育振興対策協議会において、オール美幌体制で生徒募集につながる魅力ある高校づくりを進めるために取り組んでいるところであり、行政としましては、今後とも関係団体や保護者などから意見を傾聴し、さまざまな方策を調査研究しながら、引き続き、美幌高校、地域と連携した中で、事業支援を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。以上、お答え申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
再質問 5番 木村利昭
それでは、再質問させていただきます。項目順でまいりたいと思います。まず、道外在住中学生への美幌高校入学促進アプローチについて再質問いたします。今いただきました答弁の中に、道内に競合校が点在しており厳しい状況であるといった御答弁でございましたが、それであれば、なおのこと道外や他地区に目を向けた募集活動も必要だと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
議員おっしゃるように、現状といたしましては管内の中学校に対しまして、美幌高校と私ども教育委員会が一緒に伺ってPR活動を行っております。このほか、高校といたしましては管外にもアプローチをかけている状況であります。しかしながら、1回目で御答弁申し上げましたように、競合校との関係もありまして、なかなか実を結んでいないというのが実情であります。そのような中で、私どもが高校と一緒に考えておりますのは、地域未来留学制度というものでございます。こちらは、移住定住フェアと首都圏に行ってPRするというイベントでございますが、このような形で地域未来留学フェスタを年に何回かやっておりますけれども、内容としましては、北海道から沖縄まで全国から入学生を募集している地方の公立学校、これは美幌高校もそうでありますが、こういった学校が約50校集まって、東京、大阪、名古屋、福岡で合同の学校説明会を開催しているという状況であります。道内からは、奥尻町、礼文町、音威子府村といった団体から応募している状況であります。実際に成果的なものもありますけれども、内容といたしましては、移住定住にもつながる側面も有しておりますので、こちらをできないかということを協議会なり、高校と協議をしている段階でありますので、よろしくお願いします。
再質問 5番 木村利昭
私もこの留学制度には注目をしておりまして、私も調べてからまたこういった場面でお話できたらと思っておりましたので、ぜひ、今後も検討いただきたいと思います。一つ伺いたいのですが、答弁にありました魅力発信事業という答弁がございました。こちらの過去の活動実績、どのようなことをされていたのか、もし動きがあれば教えてください。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまの魅力発信事業でございますが、こちらは平成31年度予算で新規に計上させていただいております。ことしの主な内容といたしましては、1点目としては、商工会議所と連携して笑顔プロジェクトとの取り組みといたしまして、町内で生産されましたアスパラ、トマト、ニンジン、カボチャを使用したアイスクリームのレシピを開発するということであります。これは2・3年生で総合実習の中で行っております。2点目としては、同じく笑顔プロジェクトとかかわる取り組みとしまして、美幌高校で生産されました肉の加工品を中心とした美幌町のお歳暮ギフトを作成しております。そして、消費者アンケートの結果から、味や見た目、その他の要望といったことを今後の製造に生かす、マーケティングだとか、そういったことにもつながっている状況であります。3点目でありますが、北見農政事務所、日本政策金融公庫、北見食品加工技術センターと連携して、美幌産の小麦を使用したパン、スイーツの商品開発を行い、美幌産小麦の魅力を発信しております。4点目としては、商工会議所の新年会行事、町の新年交礼会でありますが、こういったところで研究、試作したものを披露したり、ふるさと納税の返礼品として活用しております。そのほか、食育の関係でありますが、美幌高校の小麦を地域の企業と連携して製麺加工し、町内小中学校の給食として提供している、こういった事業を行っております。いずれにいたしましても、こういったことで美幌高校の取り組みを町内の小中学校はもとより、先日、食育の関係では全道版のNHKニュースでも取り上げていただいております。そのことで、外部に対する情報発信、さらには、在校生に対しても、自信をつけるだとか、自分たちの高校に誇りを持つ、ふるさと教育の側面があるのかなという思いでやっているところであります。よろしくお願いします。
再質問 5番 木村利昭
とてもいい取り組みだと思いますが、今のお話を伺っていると、生徒の募集にかかわるようなPRという形では、正直言ってないかなと思いました。高校の魅力を発信するという意味ではすごくいい取り組みですし、地場の農産物とか、美幌の高校生が一生懸命頑張ったことをPRする自己肯定力を上げるとか、そういった部分ではかなりいい取り組みだと思いますが、こういったものをテレビでたまたまニュースで取り上げられて発信するというだけではなくて、継続的に、自主的に情報発信を、この高校ではこういうことができるのだというのを、ターゲットを決めてしっかり情報発信をすべきと私は考えております。そういった上で、中学生、高校生はツイッターを多く使っているイメージが私はございます。そういったツイッターやSNSを活用して、高校としてそれを使って情報発信をするというのは難しいのかなと思うのですが、そういった意味で、美幌町としてバックアップするような団体だとか、町として高校のことを宣伝するような、そして、中学生、これから進路を考える子供たちに、こんなにすごい学校があるのだ、こんな学校があるのだ、興味があるなと思わせるような情報発信をすべきかなと思うのですが、そのあたりお考えはいかがでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
すみません。先ほど答弁させていただいた魅力発信事業でありますが、議員おっしゃる生徒募集の関係でいきますと、美幌高等学校教育支援事業補助金がございます。事業費で約57万円です。この主な内容としましては、管内外から入学する生徒の確保及び間口対策を目的として、学校のPR活動に対する経費を支援しております。主な内容といたしましては、学校の紹介ポスター、パンフレット、さらには広告の掲載、学校PRチラシの作成、配布といった内容であります。学校のPRチラシについては、約1,000部作成してPRしております。また、このほかに、議員おっしゃるようなSNS、やはり今中高生だとか、若い世代を中心に広がっております。そういった影響力を加味しながら、これは学校が直接やることがいいのか、さらには協議会がやるべきことなのかということを整理しながら検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
再質問 5番 木村利昭
それでは、続いて二つ目の再質問をさせていただきます。移住定住促進の窓口についての再質問でございますが、窓口として、現在地域おこし協力隊の方をサポーターとして、窓口という形で置かれているという御答弁でございましたが、地域おこし協力隊の任期は3年となっていると私は認識してございます。その間に、既移住定住者との協力体制の構築だったり、サポーターの任期満了後の窓口運営についても、ある程度形づくることが大切であると私は思いますが、協力隊の今回サポーターとして活用している移住定住促進の活動計画などがあればお示しいただけたらと思います。
答弁 町長 平野浩司
現在、移住定住サポーターということで1名勤めていただいております。任期2年の中で、ことしが2年目ということであります。どういう内容をやってもらうかというのは、後ほど説明しますけれども、私の認識としては、サポートをどうすべきか、それから今後どうなるかということをしっかりまとめた中で、今後、担当者とも話していきたいと思っています。今までの継続できている部分があって、私もこの扱いについてはいろいろと思いはあるので、それはこれからお話しします。ただ、置いたときの思いとして、どういうことをしてもらいたいという内容について、担当から御説明させていただきたいと思います。
答弁 政策主幹 後藤秀人
移住定住サポーターの3年間の取り組み計画ですけれども、まず1年目、美幌町に来て、美幌町をまず知っていただくということを本年度やっております。さらに、1回目の御答弁で申し上げましたとおり、本町の取り組みの課題を今洗い出してもらっているところです。洗い出しをする手法として、各市町村に出向いて、移住定住の取り組みについて情報収集をしているところでございます。その収集した情報をもとに、本町の移住定住促進の取り組みにマッチしている部分、そういったものを吸い上げて、より効率的な施策を展開していくということでございます。協力隊員につきましては、最大3年間ということが定められておりますので、来年度2年目になりますが、そういった取り組みを進めていって、3年目に本町において移住していただくための活動も含めて取り組んでいただくという計画でございます。以上です。
再質問 5番 木村利昭
今の後藤主幹の御答弁の中で、1年目は美幌を知ること、そして課題提起、情報収集、そして3年目は移住定住をしてもらうための具体的な取り組みを行うという話でしたが、ということは、現状はまだ課題提起だったり、情報収集、美幌を知ることを行っているということであって、2年目、3年目の計画としては、まだそこまで具体的に出来上がっていないという答弁でよろしいですか。
答弁 政策主幹 後藤秀人
1年目の本年につきましても、継続している事業ですので、そういったものは活動の中に入っております。移住希望者の対応も行っておりますし、さらに、グルメマップですとか、そういったできることをやりながら、本町のことも知っていただく。そして、来年に向けてさらにパワーアップといいますか、バージョンアップするためにさまざまな課題なり、取り組み内容を他市町村の取り組み内容も含めて、今検証を進めているということで、来年4月以降、さらに効率的な活動をしていけるように取り組んでいるところでございます。
再質問 5番 木村利昭
地域おこし協力隊というのは、任期は今お話もいただいてますとおり3年でございます。3年というのは長いようで、かなり短い期間だと私は思っております。その中で、1年目で美幌町を知って、課題提起、情報収集、これはとても大切なことだと思うのですが、多分今サポーターは1人だと思うのですが、まちづくりグループだったり、政策担当の方と協力しながら、1人だけではなくて、この人をもっと町側として生かすような形で、ぜひ動いていただきたいと思っておりますし、万が一、3年目にこの方は地域おこし協力隊でなくなるという形になると思うのですが、そのあとの窓口というのは何かお考えはございますか。
答弁 町長 平野浩司
私先ほど移住定住サポーターを2年目と言いましたけれども間違いで、ことしは1年目ということであります。採用するときにどういうことをしてもらうかということでいけば、今お話しした話なのですけれども、本当にそれがいいのかは、私は正直言って良いとは思っていないです。移住定住の窓口としていろいろなサポートとか、情報収集というのもあるのですけれども、それだけではなくて、本来は違うのではないかと私は思うところがあります。窓口的なことを、あえてそういう方を置いてやらなくても、職員で十分できる話ではないかと思っているし、今までの流れからいけば、それを1番理解しているのは職員ではないかと思っているのです。やはり美幌に根づいてもらうということは、思いとか、何で美幌に来たかということ、そして自分が美幌でどうしていきたいということを今来ている彼女としっかり話した中で、3年後はこうしていきたい、そのために何をするかとか、そういうことをしていかなければ私は意味がないと思っています。ですから、窓口として一生懸命頑張っていただいている部分はそれでいいのですけれども、私はそればかりを望むという気持ちがないので、今いる方については、今後についてじっくり話す機会をつくって、きちんとその方がどういう形で進んでいくかということは、お互いに確認したいと思っています。雇用したときの話と私が考えている部分に差異があるということだけは御理解いただきたいですし、今の方を否定するということでもないということであります。
再質問 5番 木村利昭
私が専門の窓口ということで、最初から話していることと、もしかしたら受けとめていただいている部分に少しずれがあるかなと、今聞いていて思ったのですけれども、私が申し上げている窓口というのは、ただの銀行の受付窓口とか、ただ待っているための受付窓口とか、そういうことではないということだけ御理解いただきたいです。私が申し上げている窓口というのは、移住定住促進を行うための全ての専門の機関という形なので、待っている部分でも窓口にもなりますし、担当としては移住定住のことについては、どんどん積極的に動いていきますということで、専門機関みたいなイメージで御理解いただけたらと思っています。その上で、どうして私は官民一体となった窓口を設けるべきかということをお話ししているかといいますと、私も今回、移住定住の促進について先進地視察調査に行ってまいりました。近くでしたら、上士幌町、そして九州の熊本県にあります小国町、こちらの二つに行ってきたのですけれども、こちらの二つとも窓口は役場にないのです。わかりやすく言うと道の駅のような形で、別に移住定住の窓口を設けていまして、ここには行政の職員ではなく、実際に移住定住をしてきた既移住定住者の方たちがボランティアだったり、有償ボランティアのような形で、窓口として実際にそこに移住定住希望に来た人たちに町を案内したり、話をしたり、そして、移住定住してきた人たちとのコミュニケーションをとって、定住を目指してもらうような取り組みを行っていました。なので、こういったコミュニティーとして、そして、実際に移住定住してきた人たちが、いいことだけではなくて悪いことも、美幌に来たらこんなつらいこともある。だけれど、それを支えてくれるコミュニティーがこういうふうにあるんだよというふうな支えというか、迎え入れるだけではなくて、つらいこともあるんだという現実も突きつけた上で、移住定住したいという人たちをサポートするという体制が必要なのではないかと思って、そういった意味での官民一体となった専門窓口を設けるべきではないかというお話をさせていただいたのですが、そのあたりについてはお考えいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
考え方としてはそのとおりだと思います。今回の質問の趣旨の中に、官民が連携してという部分のほかに、寄り添う対応、そして、本当に好きな人が専門でという、ここが多分木村議員がおっしゃりたいことだと思うのです。ですから、最初に何かの理由で来られたときに、その人が次に来る人たちにどうするかといったら、それは事務的な話ではなくて、その方が美幌を選んでいただいて、私もそうなのよというような話を含めたり、困り事をしっかりと寄り添う、そのことが輪として広がる。ある意味では、移住された方の一つの輪の核となっていって広がるということだと思っています。ただ、その中で気をつけなければいけないのは、やはり地域とのかかわりもしっかり持ってもらわないと、要は、新たに来た人たちが、別な集団にならないようにだけは気をつけなければいけないと私は常に思っています。ですから、地域に溶け込んでもらって、美幌でイメージするのであれば、日常的に自治会に一緒に行ってもらって、その方が来てくれたことでちょっと地域が変わるとか、そういう刺激剤になったり、そういう忘れてはいけないことは、繰り返しますけれども、地域のかかわりをしっかり持った中で輪を広げるということ、これは、私ども行政が直接する話でもないので、言うならば、小国町とか上士幌町はそういうやり方をやっています。そのまま美幌に通用するかどうかは別として、ベースになっていることは木村議員がおっしゃることと、私が思っていることは同じではないかと思っております。
再質問 5番 木村利昭
私は、去年、おととしと2度ほど美幌に移住定住をしてきた方々と直接意見交換等もさせていただいております。そのときには、美幌町ってという厳しい意見だったり、もっとこうだったらいいのにという御意見もいただいています。その意見というのは、今後のまちづくりにとって、もともと住んでいた人たちにはわからない部分というものもあるのかなと思うのです。そういった意味で、今町長がおっしゃったように、既存の地域のコミュニティーとの連携を図りながら、移住定住して入ってきた方たちかもしれないけれども、結果的には、そういったくくりを抜きに美幌町を愛する者として、一体になったコミュニティーづくりというのは絶対に必要だと思いますし、そういった仕組みづくりというのも今後は必要なのかなと思います。ずっと行政がそれを全て運営していくことがいいことだと私は思っていません。実際に、協力できることはしたいと言っていただいている移住定住者の方たちもいますので、そういった方たちにまず協力をしてもらって、取りまとめるという意味でいけば、せっかく今回移住定住してきて地域おこし協力隊でサポーターをされてる方がいますので、これをきっかけにぜひ生かしていただきたいと思いますが、移住定住に関しては、最後にそこの部分をお聞かせいただけたらと思います。
答弁 町長 平野浩司
美幌に来ていただく方の中でいけば、今、移住定住として町全体の動きの中でいけば、総務サイドでやっている部分と、それから、昔から新規就農という形でもやっております。ですから、その辺のバランスもしっかり地域で受け入れるような体制、それから、木村議員がおっしゃった、何かのきっかけで美幌に来た方のサポートは行政としてしっかりやった中で、それが窓口という形になるのであれば、その充実を図っていきたいと思います。そして、来た方が今度は独自で本当に美幌を好きで地域とかかわって、美幌を盛り上げてもらうような努力はしていただきたいと思いますし、私としてもしっかりサポートしていきたいとは考えております。
再質問 5番 木村利昭
町長がおっしゃったように、やはり最終的には行政ではなく、美幌町の町民がみんなで移住定住を迎え入れられるように、みんなでPRしていきたいという形になるのが最高だと私も思っています。それが移住定住してきた人たちと、もともと美幌町に住んでいる人たち、この二つがしっかり合わさって、美幌町民として迎え入れられるような、大きい意味での窓口になるのが本当に最高だと思っていますので、私もここについては、個人的にも活動して、もっと調査をして、情報も得て動いていきたいと思っております。最後に、三つ目の女満別空港と美幌町を結ぶ交通手段の確保についての再質問をさせていただきます。御答弁にありましたが、実際に北見バス株式会社と協議をされたというお話でございましたが、北見バス株式会社との協議はどの程度行われていたのでしょうか、教えてください。
答弁 まちづくり主幹 田中三智雄(まちづくり主幹は2020年3月まで)
北見バスとの協議の関係ですけれども、実務者レベルになるのですが、毎年最低1回は補助金の関係で北見バスと協議、説明を受ける場がありますので、その場でお話をさせていただいたり、あとは、随時電話等でお話をさせていただいている状況で、その中で、経済団体からも御要望が毎年ありますので、毎年という形にはなりますけれども、その中で、北見バスと電話なり、直接会ってお話はさせていただいているという状況になります。
再質問 5番 木村利昭
今の御回答ですと答弁にもありましたが、実際に利用しづらいという、美幌市街地への乗り入れを求める声もいただいているところでありますという答弁があったにもかかわらず、何かそこまで力が入っていない協議のような感じに聞こえてしまったのですが、いかがでしょうか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
今、担当主幹から回答したとおりなのですけれども、決して力を入れないで協議の場を持っているということではありません。基本的には補助金の申請等で顔をあわせる機会がありますので、そのときにはきちんと地域の要望として、実際に停留所が高野地区にあるわけですけれども、現実的に考えてあの場所で降りて市街地に入ってくるのはまず難しいと、聞き取りをしっかりとしたわけではないのですけれども、ごくまれに降りる方がいるということは北見バスからもお聞きしております。ただ、例えば市街地、駅前に入るということになれば、運行経路の見直しになりますので、北見バスとすれば、空港までのアクセスが一定程度時間がふえてしまう、時間がふえることを差し引いても乗るお客様がいれば、需要に見合った運行経路の見直しは当然するのだろうと思うのですけれども、なかなかそういう状況にはないという回答をいただいております。ただ一方で、町なかにしっかりお客様、町外の方を迎え入れたいという思いもありますし、町民の皆様の利便性もしっかり確保したいという、こういうことは行政としても課題と認識しておりますので、北見バスとの協議もそうですけれども、ほかの手段も考えて、何とか皆さんの交通アクセス、地域の公共交通の利便性を高めることを考えていきたいと思っております。
再質問 5番 木村利昭
わかりました。私も実際にあいのりタクシーの取り組みを使いたいという方、申し込みをいただいた方から御意見をいただきました。やはり、女満別空港に着いて、そこから美幌に来る手段は何だとインターネットで調べたときに、現状はあいのりタクシーしかないという中で、わらにもすがる思いという言い方をしたら大げさかもしれませんが、その方にとっては、この手段があるのであれば使いたいということで申し込みをいただいたと思うのですが、結果から言うと前日に同行者がいないために今回運行できなくなってしまいましたという、かなり寂しいメールが来て、レンタカーを借りるか、タクシーで行くしかなくなってしまったのだという連絡をいただいたので、今回は私の知り合いだったので、私が迎えに行って対応した形なのですけれども、先ほど、総務部長からもお話があったとおり、現状は美幌バイパスの高野第3しか停留所がない。同会派の馬場議員が、過去に女満別空港からそこまでバス使ったそうなのです。そこから家までタクシーに乗ると、女満別空港からタクシーに乗る金額と同じぐらいだったと。では実際に、今のバスの流れで町にバス停を置くとなると、あそこが現実的という形で、仕方がないとは思うのですけれども、やはり、市街地に定期的に運行しているかどうかというのは、使う側にとっても計画が立つか立たないかというところで、かなり大きい部分なのかなと思います。質問の中にも入れましたが、あいのりタクシーですと定期運行ではないこと、そして同行者がいなければ走らせてもらえない。これでは全然めどが立たないという部分がありますので、確かに需要はしっかり調査しなければならないと思いますが、定期的に走らせることと、そういったものがあるというPRをどれだけ行うかというところで、ある程度の需要の改善になるのかなと私は思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
議員から当初、バスの路線確保を要望という部分で質問がありました。これについては、担当の主幹と総務部長が言ったように、ポイントは何になるかというと、乗る方がいるかいないか、ここだと思います。バスは、当然経済効果というか、運行していくらの世界なので、しっかり需要があるか、経済効果と言うより需要があれば収入になるから走らせると思います。町としては需要がなかったら、お金を出せばいい、補填してやればいいという話になるのですけれども、それはほかに方法がなければそういう方法をとるのですけれど、私はほかに方法があると思っているのです。今、木村議員から計画が立つか立たないかという話を考えると、まさにそこなのです。だから、定期的という概念を捨てて、言うなら、いつでも来る、乗り物が来るという環境をどうつくるかということだと思います。だから私は、今回の答弁の中では、コミュニティータクシーの実証実験の中で、今後この内容を注視しているというのは、問題が結構あること、先ほど議員がおっしゃったとおり、1人だっていいじゃないのという考え方があります。それから、乗る方が、例えば駅からでもいいのですけれど、駅に送るのであれば、あと五、六分走れば、空港まで皆さん送る。ですから、町の中でその場所まで行くかということを頭に入れたときに、町民の方々は皆さん空港まで送るということで、なかなか需要はないのかなと。ただ、今後高齢になって免許を返したときに需要があるということが見込まれたときは、ではどうしたらいいか、バスよりもタクシーとかそういうものがいいのではないかといった場合に、自由に行き来できるというのはデマンド的なタクシーの運行というふうに思っております。私も土日は空港から帰ってくるとき、職員の方に迎えに来てもらうのを一切やめました。全部タクシーを使っています。仮に、タクシーを呼ぼうと思えば、番号さえ知っていれば、今報徳にありますから10分もあれば来るのです。ということは、待つということを考えると、この辺の形をどうするかということと、あとはタクシーが1回私の家まで行ったとしても2,860円ぐらいだと思います。そこに補填したとしても、先ほどの北見バスにお願いして、例えば、飛行機の時間に合わせて試算をしてもらったら、軽く1,000万円超えます。そこを考えれば、1日の需要の人数を考えて、今回の補助みたいにやったとしても、その金額は100万円か200万円のレベルで十分に、そこをしっかり検証して、何がいいかというポイントは、私どもが行くことよりも、来てくれる人がきちんと来られるということ、そして、将来は高齢の方が足がなくなることを考えるということを念頭に置いて、何度も言っていますけれど、早急に方向性を出したいとは考えております。