美幌町議会 令和元年第3回定例会 2019年6月19日
(1)緑化・美化推進について/(2)主要国道入り口の緑化・美化について
2019年6月19日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「緑化・美化推進について」「主要国道入り口の緑化・美化について」について質問し、町長 平野浩司、民生部長 高崎利明が答弁しました。
- 質問者
- 大江道男 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、民生部長 高崎利明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 大江道男
私は、通告しております2項目について、以下質問を行います。第1は、緑化・美化推進についてであります。その一つは、市街地国道沿線等の緑化・美化についてお伺いをいたします。市街地国道沿線等の緑化・美化については、植栽ますが設置されていないことから、プランターを町が購入し、緑化・美化を図る旨、前町長の一般質問答弁がございました。その後、プランターではなくて、植栽ます設置に向けて開発建設部などに要望するとの軌道修正が図られたと聞いています。植栽ます設置の見通し及び予算化について、どのように考えているのか、お伺いいたします。また、美幌町内の各地で空き家や空閑地が目立ち、町の景観を損ねている状況が進行しておりまして、住み続けたいなとか、美幌町に住みたいという思いに逆行している現状があります。空き家保有者や空閑地保有者に対して、景観保存及び緑化・美化促進に向けた推進策を講ずる必要があると考えます。具体的な推進策について、町長の考えをお伺いいたします。2点目は、主要国道入り口の緑化・美化についてであります。主要観光地への出入り口となっている本町主要国道入り口の緑化・美化が求められています。特に、美幌高校への入り口付近の緑化・美化については、美幌高校への支援策としても重要で早急に取り組むべきと考えます。町長のお考えを伺います。また、国道243号稲美付近を初め、美幌町の国道入り口の緑化・美化についても、国道管理の開発建設部との協議、土地所有者の協力など、町長公約としております基幹道路の美化実現に向けて、早速の取り組み事項と考えます。町長の考えをお伺いいたします。第2項目は、国民健康保険についてであります。その一つは、美幌町国民健康保険の現状についてお伺いいたします。美幌町国民健康保険の現状は、1人当たり医療費が右肩上がりに増加し、前期高齢者が44%を超えるなど、保険税増額の要因ともなっています。加入者1人当たりの医療費の推移及び今後の見通し、加入者平均年齢の推移と今後の見通し、これには前期高齢者構成比も含めてでありますが、あわせて加入者平均所得の推移をお伺いいたします。2点目は、国民健康保険税額、率の全道統一化についてお伺いいたします。従来の市町村ごとの国民健康保険税額から国保税の全道統一化が予定されていますが、統一化による美幌町への影響をお伺いいたします。
答弁 町長 平野浩司
大江議員の御質問に答弁いたします。1点目の市街地国道沿線等の緑化・美化についてでありますが、本町では、町内の緑化を推進するため、町で育苗を行い、花苗の配布を行っており、今年度は8万8,348本の花苗を自治会、商店会、自衛隊、小中学校、公共施設に配布しております。配布した花苗は、フラワーマスターを初め、中学生、自治会、商店会などの方々が植花し、緑化・美化活動に取り組んでいただいておりますが、プランター設置につきましては、連合商店会に確認したところ、プランターでの管理が大変なことから難しいと返事をいただいております。御質問の植栽ます設置の見通し及び予算化についてでありますが、植樹ますの設置につきましては、昨年、商工会議所より要望をいただいており、国道の補修・改善にあわせて、植樹ますの設置要望を行ってまいりたいと考えておりますが、国道への植樹ますの設置につきましては、道路を管理する網走開発建設部北見道路事務所に確認したところ、国道へ新たに植栽ますを設置する事業もないとの回答を受けており、現時点で設置は難しい状況でありますが、要望してまいりたいと考えております。次に、空き家保有者に対する景観保存及び緑化・美化促進に向けた推進策についてでありますが、美幌町空家等対策計画において、管理不全な空き家等の解消に向けて、所有者等への注意喚起や適正管理についての注意喚起、自主的な適正管理または除却の促進を行うこととされており、景観を損なわないよう対策を講じることとしております。また、空閑地保有者に対しましては、住民の方から問い合わせがありましたら、美幌町廃棄物の処理及び清掃に関する条例に基づき、所在の確認できる範囲で、土地または建物の占有者に対し、草刈りを行うなど清潔を保つよう指導しております。次に、2点目の主要国道入り口の緑化・美化についてでありますが、本町は国道4本が縦横断しており、道東観光地への交通の要衝となっております。特に、女満別空港へアクセスする国道39号線、世界遺産知床へ通じる国道334号線が交差する美幌高校入り口付近につきましては、花の育成管理や町並み景観に配慮した植花に関する知識や技術を持っておりますフラワーマスターが中心となり、旧国道跡地を活用し緑化・美化に取り組んでいただけるとお話をいただいておりますので、実施団体の活動や参加を円滑に行えるよう協力してまいりたいと考えております。幹線道路につきましても、実施主体となり得る団体と協議を図りながら、美化に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。次に、国民健康保険についてでありますが、一つ目の御質問の美幌町国民健康保険の現状についてでありますが、一般被保険者1人当たりの医療費の推移は、平成25年度から平成29年度の過去5年間で見ますと、平成25年度が35万3,000円、その後、平成29年度が40万2,000円、過去5年間では、その前年比率は異なるものの、約14%増となっており、診療報酬改定の影響もありますが、今後の見通しについても増額で推移していくものと考えております。次に、加入者平均年齢の推移と前期高齢者の構成比でありますが、平成25年度から平成29年度の過去5年間で見ますと、国保加入者における平均年齢は、平成25年度が51歳、前期高齢者の比率は約34.9%、その後、平成29年度が52.8歳、前期高齢者の比率は約41.6%となっており、今後の見通しについては、年度途中において被保険者数の異動も多くありますが、団塊の世代が後期高齢者に入るまでは、平均年齢及び前期高齢者の比率はふえるものと考えております。次に、平均所得の推移についてでありますが、平成25年度から平成29年度の過去5年間で見ますと、国保加入世帯における平均所得は、平成25年度が137万円、その後、平成29年度が156万円となっており、過去5年間では、その前年比率は異なるものの、平均所得につきましては、毎年増額で推移しているところでございます。二つ目の御質問の国民健康保険税額、率の全道統一化についてでありますが、これまでの市町村単位では、各市町村の所得水準や医療費水準の差により、保険料水準に大きな開きが生じており、特に小規模市町村では財政が不安定になりやすく、市町村単位では、安定した財政運営が困難などの課題があったことから、平成27年度に制度改正が行われ、平成30年度より保険者機能の強化のため、北海道と市町村が共同保険者となり、北海道単位で制度を支えることで、安定的な財政運営や効率的な事業の確保などに、北海道が中心的な役割を担うこととなりました。このことにより、道内どこに住んでいても、同じ所得の世帯であれば同じ保険料となるよう、加入者負担の公平化のため、統一保険料を目指すものとなったところでございます。北海道単位となったことで、道内において各市町村が賄うべきそれぞれの保険料総額については、各市町村の所得水準や医療費水準などをもとに、その負担能力に応じて、都道府県が各市町村に配分した額を市町村が賦課徴収し、北海道に納付金として納める制度となっており、現在、本町におきましては、この総額を確保するために税率の変更は行わなくとも確保できている状況にあります。また、応能割、応益割の配分割合についても、おおむね北海道が示す標準保険料率と同じ状況にあります。このことは、本町の1人当たりの所得水準等が、北海道平均値に近い位置に分布していることによるものであり、このことからも国民健康保険税額、率の全道統一化による本町への影響につきましては、現在のところ大きな増減はないものと認識しているところでございますので、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 3番 大江道男
再質問いたします。私の認識を申し上げますと、市町村が花の苗などを育成するセンターを持っている。あるいは、そこで生産して、自治会、公共施設などに、公共施設は当然無料ですが、自治会などに無料で配布する本数が約9万本であるというのは、かつて調べたことがありますが、管内的にはトップでした。多分、全道的にもこういうシステムをとって、大量の花の苗を美化のために配布しているという町はないのではないかという感じをしております。一定の美幌町の歴史の中で、現在まで続いているという制度で、これが、近年は元町自治会などが力を入れて、フラワーロードと言う名称もつけられているというようなことで、軌道に乗ってきているのかなというふうに思うのですが、この点については、新しい町長も目にされている状況ということなので、最初にこの点での認識をお伺いしたいと思います。どのように眺めておられるでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
花がきちんと植えられているという部分でいけば、大正橋からまちの中に入っているところは、昔は雑草が生えていて、非常に残念な状況ではあったのですけれども、昨年もそうですし、ことしも本当に丁寧に花が植えられて、北見市から橋を渡ってきたときに、心地よいというか、非常に気持ちが温かくなる光景でありますし、また、まちの中においても、このごろは皆さん方が、花を植えていただいていることには非常に感謝していますし、きれいな町並みになりつつあるのかなという認識は持っております。
再質問 3番 大江道男
町が力を入れている自治会あるいは町道の沿線などについては、相当前進してきているというふうに思いますが、主要な道路沿いについては植栽ますがない、あるいは、一時植栽ますは邪魔になるので埋めてくださいという歴史もあったように聞いております。そこで、国道管理者としては、苗を無料で配布するので、国道沿線の美化をお願いするという制度もつくられていて、美幌町はまだ活用していないという状況がございます。そういう関連の中で、町が一定の予算をつけて、緑化予算をつけるということはそう大きな話ではないという、前町長の答弁でありました。しかし、現実にはプランターを使っての緑化は、水やりが大変だというのが実際で、それで軌道修正が図られたが、どうやらそういう事業はないというのが国の回答であったようです。改めてその部分については、植栽ます設置の可能性については、当面見通しがないというふうに押さえるべきなのかどうか。どう押さえたらよろしいでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
担当から聞いている情報については、答弁をしたとおり担当としてはそういうものを今すぐやることは難しいという話は聞いております。ただ、後段入れさせていただいたのですけれども、それはそれで受けとめはするのですけれど、私とすれば、はいわかりましたと言って、諦めましょうという気持ちにはなっていない状況ではあります。担当のほうは非常に頑張ってくれているのですけれど、いい返事をいただいていないというよりも、難しいとはっきり言われてますので、そういう状況でございます。
再質問 3番 大江道男
この点では、環境政務官ですか、地元選出の代議士がしかるべきポストにあるということで、環境問題でもあるでしょうということで、ぜひ諦めないで、要望し打開策をぜひ見つけていただきたいというふうに思います。同時に、事業化、予算化というのは、そう簡単な話でもないということで、私としては、当面、永久にということになるかどうかは別にして、植栽ますのない他の市町村が行っているプランターを使わざるを得ないという現実もあるのだろうと思います。それを、町の予算化を行って緑化・美化を図るということが、当面の打開策ではないかというように思います。建前どおりであれば、花の苗は、開発建設部、国が配布していただけるということでもありますので、そうなりますと、町内でもたしか北1町内会を初めといたしまして、一定の商店街の店の前でプランター緑化が図られているということが、協力していただけない方ももちろんあると思いますけれど、相当進むのではないかというふうに思います。管理が面倒だという部分はありますけれども、そういう点で、現状はスタートすべきではないでしょうか。中には、プラスチックむき出しではなという方もいらっしゃいますけれど、何にしても花があるという状況は、入れ物は別にして、大きく一歩前進するということにつながるかと思いますので、そういうことでぜひ、新しい町長の出発に当たって、取り組みを強めていただければと思います。全体の時間との関係で、もう一つ御質問いたします。これは、町の中の道路沿い、しかも主要国道沿いということで質問いたしましたが、一歩住宅地に入ると、空き家と附属する庭、あるいは空閑地などの雑草がきれいなまちとは言えないなという部分を残しています。第1回目の答弁の中で、空き家対策という要綱の中で、住民から苦情があれば、何とかしてよということで役場に連絡があれば、可能な限り連絡をし、指導もして、環境を整えるということで、行政としては動きますということなのですけれど、もう一歩踏み込む必要があるのでないかと私は常々思っています。自分の家の周りはどうかという点では気にはしております。徐々にきれいにしていきたいと私個人のところは思っておりますが、いずれにしても、所有権の関係で主張されるけれど、現実に使っていない、あいているということについては、例えば、広い面積だったら最低でも年3回の草刈りはやって住んでおられるのです。町を離れた人たちにとっては、そういうレベルの環境への配慮というのはされていないという状況なので、個人的には、それは景観保存条例というのか、そういうものも必要になってきているのではないかと思います。私の権利の上におれの土地だということであぐらをかくのであれば、一方で、地域の景観への配慮ということで、義務も生ずるのではないかという思いを、私も含めて持っておられる方々もいらっしゃいます。少なくとも連絡があったら何とかするよではなくて、美幌町に来たらすごいと、なかなか町全体がきれいだと言わせるような取り組みというのも私は求められていると思います。どういうふうにすべきかというのは、あえて今申し上げませんけれども、可能な限り町としては協力しようという姿勢も含めて、この2点御答弁いただければと思います。いかがでしょう。
答弁 町長 平野浩司
空閑地の雑草の問題であれば、町としてできるだけ協力するということは可能だと思うのです。そして、私もどちらかというと大江議員が言ったように、何でも行政がではなくて、近くに空き地があったら個人の土地でも失礼して、余りにも見づらいという場合は草を刈ったりしているという意味からいけば、もし、お許しをいただけるのであれば、先ほどの地域景観に配慮して云々と言うよりも、周りの環境を整えて、たまたま隣の方が全く荒れ地になるのであれば草を刈るとか、地域でかかわる方法を一義的には隣の家の方が、もし可能であれば刈っていただいて、そういうふうになっていけば非常に私はありがたいというふうに思っております。それを、例えば自治会でまたやりましょうとなると自治会の背中が重くなるので、もしお願いできるのであれば、隣近所の中で、どうしても勝手に草を刈ったりすることが非常に心配ということであれば、私どもに、行政に言うことによって、確認をして環境をよくすることに対しては、多分誰も所有者も不平というか、問題を生ずることはないというふうには思っております。
再質問 3番 大江道男
次に、移りたいと思います。主要国道入り口の緑化・美化については、第1回目の答弁で、方向性としては、積極的に町民やその団体などの協力を得たいということで、方向性は示されているというふうに思います。そこで、美幌高校の通学路のちょうど入り口、日産自動車の前と言ったほうがいいでしょうか。国道と日産自動車の店舗との間に、2反5畝ぐらいの草地がございまして、間接的には管理しているのは国で、町が何らかの利用をするのであれば協力をしますよという旨、見解は伝わってきているようであります。それで、フラワーマスターの一定のメンバーがどういうふうに考えるべきかということで、実は先日、スコップを持って何カ所か掘ってみました。ところが畑ではなく、コンクリートのかけらが下のほうに入っていたり、砂利が結構あって、表土は薄いところは二、三センチメートルから10センチメートルあるかどうかという状況で、永年牧草、オーチャードグラスやケンタッキーブルーかなというようなものが生えているという状況で、普及所などにも御協力いただいているのですけれど、かつての北海道の農業の開墾時代でもああいう場所はあったというようなことで、河原ではない、一定の表土があるという状況で、適切な土地とはなかなか言えなくて、開拓者魂を揺り動かされるというような場所で、新しいテーマとしておもしろいじゃないですかというふうに話はしているのですが、いずれにしても、非常に優良な草花を植えるには二の足を踏まざるを得ないということで、例えば、一定の品種で植栽実験を調査的にやって、それでいろんな可能性を追求しようと、本来ならば20センチ程度の黒土を客土で入れるべきではないかと思われるような場所ではあるのですが、しかし、調査してみよう、それから試してみようと、なんたって交通の要衝なのです。さまざまな緑化に、美幌町の場合は中学生あるいは高校生のボランティア、一般の人たちを含めて参加していただいているという、将来のそういう可能性も含めて考えた場合に、大いにおもしろいのではないかというように思っています。中には、美幌高校が全国優勝している発表テーマがあります。ウチダザリガニを使った肥料化試験、こういうのも大いに一角を設けて宣伝したらどうだというような声も聞こえてくるというような状況で、まだ土壌改良も含めて、どういう状況になるかわかりませんが、調査を始めようというような一定の数もいらっしゃるということで、ここについては、ぜひ必要な御支援もお願いをしていきたいと思います。お金をかけてということは考えずに、いろんな方法を含めて、例えば、建設廃土の中で植栽に半ば適している土などが出れば、それも活用しようというようなことも含めて、いよいよ具体的に始まる可能性を持っておりますので、ぜひ町長の公約でもあるということで、これもそういう姿勢で一緒に旗を振っていただければというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
主要国道の緑化・美化という話を公約の中でさせていただきました。どちらかというと私が感じていたのは、特に国道の雑草というか、歩道と車道の雑草が目立つということがありまして、まずこれを何とかしたいというのが一つ公約の中に入れた方法であります。ですからそれは、その雑草取りを行政がやるという、直接負担してやるということではないのですけれど、何とか地域の方々と御協力を得てやっていきたいというのが一つの考え方でありました。もう一つは、日産の前の角地の話であります。実は、私も教育長時代に、何とかあの土地を使って、高校の力をかりて、何とか花を植えたいという思いがあって、大江議員にもお話ししたことがあります。ただ現実として、なかなか高校の生徒、特にかかわる生徒が減少した状況もあって、主体になってやるのは難しいという状況もわかってきております。そういった中で、今いろいろな方法を大江議員から提案していただいたことを受けて、町としても必要な支援を何らかの形でしていきたいというふうに思っていますし、先日、美幌高校に行って、校長、教頭、それから事務長と会って、事務長以外が代わったので、こういう思いで、あそこを少しでも美化というか、花を植えたい、そのことが美幌高校のPRにもなるという話をしております。ですから、何らかの形で、美幌高校もどこまでできるかわかりませんけれども、協議をしていただいて、かかわっていただきたいと私は強く思っている部分であります。そういう中では、いろいろな知恵を含めて、私も考えていきたいと思いますし、町の中にも実際に管理する部分のセクションもあったり、逆に、農業に関して専門の部署もありますので、そういうところの中で、知恵をしっかり出した中で、試験的にでも少しでもあそこに花を植えて、町に入って来られる方が心をなごませるというか、美幌町っていいねというような感じになれるように努力していきたいというふうには考えております。
再質問 3番 大江道男
美幌町の中学生、高校生との接点が、そういう緑化を通じて若干出てきているのですが、大都会とは違って、地方の中学生、高校生の中で、地域おこしとか、自分の趣味、興味などとの関係で、まちづくりに参加していただけるというのは、大変力をつけることにつながっているなと思います。学力ではないけれど、基礎体力が確実についているというふうに私は思っています。美幌らしい義務教育や、あるいは高等教育の中で、そういう芽があるということもあります。何よりも、全国優勝した美幌高校農業科を見ますと、明らかに地域テーマに何年も向かって調査し、研究して発表しているということが評価されているというように思いますので、評価されていないのではないか、まだまだ評価が足りないということで、そういう方々の評価をしていただける場を大人としてもつくっていかなければならないのではないかという思いをいたしております。そういう点で、今申し上げた場所、そのほか国道334号、釧路市あるいは美幌峠からおりてきて美幌町に入る場所なども含めて、これまでフラワーマスターの先輩方が、美幌町に入ってくる要点にしかるべき場所をつくるべきだということを何回も言われたことがあるのですけれど、そういう目標に向かって、希望に向かって進むという点で、町民的な動きもあるということで、ぜひ、行政のトップとして、後押しをしていただければということを申し上げて、次に移っていきたいと思います。実は、国民健康保険の保険税がどうなるかということは、市町村と一緒に都道府県が共同経営というか、都道府県化と言われているのですが、そのことで、毎年、これまで以上に税が上がるということが指摘をされて、加入者の皆さんは心配しています。そこで、私は質問したのですが、私の認識としても、加入者1人当たりの医療費が右肩上がりに上がっている、あるいは、構成員がどんどん高齢化すればするほど医療費は上がっていくという状況が見えているので、大変なことになるのではないかという認識をしておりました。確かに申し上げたところはそのとおりという御答弁でしたが、もう一つ、おやと思っておりますのは、加入者の平均所得は、美幌町では高くなってきているということです。それで、この間の平成25年から29年までの5カ年の税収そのものを見ましたら、これも上がっているのです。加入者の数は、5年間で2割ほど下がっている。しかし、それなのに税収は逆に、平成25年対比で2割ほど税収がふえているということなのです。結果として、平均的な所得の方の税は、モデルを三つつくっておられるようですが、いずれも税は下がっているという美幌町の特徴が出されています。これは、大したことだというように思っているのですが、ずっと続いてくれればなんていうことないのですけれど、一時的ではないと思うのですけれど、そういう状況があるというふうに数字では見えているのですが、所得の伸びが、結局は1人当たりの医療費、経費を上回って、税収そのものを世帯当たりでは下げているということが事実だとすれば、ぜひ、そのことについてどう評価しているか、分析しているかということもあると思うのですけれど、何よりも事実だとすれば、美幌町民にとっては朗報なので、明らかにしていただければありがたいというように思います。いかがでしょうか。
答弁 民生部長 高崎利明(民生部長は2019年6月まで)
ただいまの大江議員の質問でございますけれども、一つずつお話ししていきますと、やはり被保険者数の構成という部分につきましては、国保の加入者は無職の方、年金受給者の方がどんどんふえてきているのですけれども、全体の人口を検証するという形の中では、被保険者数は徐々に減ってきているという状況でございます。というのは、後期高齢のほうに移行していく部分だとか、少子化の影響等があると思います。その中で、医療費につきましては、被保険者の高齢化、先ほどの前期高齢者の医療費だとか、医療の高度化等によりまして、1人当たり上がってきているのですけれども、総体としては、今言ったように被保険者、加入者自体が総体で減っているので、医療費全体としては減ってきて、ただ、1人当たりにすると上がってきているという状況の中で、所得については、無職の方とか、年金受給者の方がふえてきているのですけれども、美幌町の場合の特性として、やはり農業所得の部分が大きな影響を被保険者の中で与えているというふうに考えておりますので、この部分につきましては、今後の農業所得がどのように変動するかというのは、その年その年によってかなり浮き沈みがある部分もありますので、今後については推計できない部分もあるのですけれども、過去の実績としては、ちょっと伸びてきているということで、捉えておりますのでよろしくお願いいたします。
再質問 3番 大江道男
国保加入者が毎年減ってきているが、税収そのものは、基準を平成25年に置くと毎年上がっているのです。中には平成25年対比で3割を超えて税収がふえているというものもあって、どういうふうに判断するかというのはあるのですけれども、結果的に平均的な所得のほうは、税が下がっている。税率を上げる必要はないという答弁でもありましたので、ひとまず安心できる状況かなというふうに、現段階では押さえておきたいというふうに一つは思います。同時に、今までの税率が高かったのかなという思いも実は生まれているのです。それで、北海道庁にお願いをして市町村別のモデル世帯の年間保険料の試算額、これは平成30年度で、前年度と比べて出したものをいただきますと、全道対比はとりあえず置いておいて、管内で見ますと、やはり美幌町は高いのです。比較は2通りのモデルしかないので、それしか言えないのですが、美幌町の保険税、高齢者単身世帯では年間2万200円。これは管内18自治体中、上から6番目ということで高いです。夫婦2人世帯では30万2,600円で、上から4番目ということで、下がってはきているのですけれど、まだ上位にあるという状況です。ですから、詳細に美幌町の国保の構造を努力されている結果も含めて、分析していかなければならないと思うのですが、とりあえずは上がっていないということで一安心した上で、積極的な取り組みなどの反映があるのであれば、そういう部分も含めて、明らかに上位ではあるけれど努力しているのだということで、町民的には御説明をいただければというのが、現状の押さえとしては思っております。そこで、この議場でも議論されたことがあるようですが、美幌町は資産割を含めていわゆる4方式ということで、税の賦課方式が所得と資産と均等割、一人一人の頭割り、それから世帯の平等割の四つで構成されておりまして、大都市などでは、資産割は賦課方式から除かれています。今回のモデル世帯の試算の中では、資産割は所得割に置きかえたということなので、どんなことになるのかなというふうに思います。議会の中でも、資産割は、固定資産税を払った税金に応じて国保税もかかるというのは、二重、三重に問題ではないか。特に、農業者などから批判が出ているということでもありますが、この全道比較の中では、資産割は所得として入れたということなのです。では、資産割という項目がなくなったら所得は下がっていくかということも考えなければならないということもありまして、全道的には資産割を除いて賦課をするという3方式が8割方になっているということも踏まえて、美幌町はずっと資産割を賦課方式で残すのだろうかということに疑念を持っています。このことについては、どういう対応をされる予定なのでしょうか。町長も新しくなられたので、とりあえず、担当としてどういうふうに押さえて、近い将来も含めてどのように考えていたのかということをお示しいただければと思います。
答弁 民生部長 高崎利明(民生部長は2019年6月まで)
ただいまの御質問でございますけれども、平成30年度から都道府県化に伴いまして、各市町村ごとに異なっていた保険料率につきましては平準化するという方向で、6年間の中で道内のどこに行っても同じ所得であれば同じ保険料というものを目指すという形の運営方針が示されているところでございます。それで、実際にそういうふうに一律にはなりませんので、道から示されました標準保険料に基づきまして、それぞれの市町村が税率を定めるという形をとっておりますが、その中で、今、本町の場合は、4方式という形をとっておりまして、今示されているのは3方式と4方式で両方示されておりますが、4方式を3方式にした場合は、納める納付金の額は同じなものですから、当然、資産割の税収部分を所得割と均等割、平等割のほうに移行させて、3方式にするというような方法になります。3方式が多いというのは、都市部のほうが3方式をとっていて、先ほど8割といいましたけれど、それは人口比率、被保険者の割合では圧倒的に多いですけれど、市町村別に見ますと4方式を採用しているところが圧倒的に多いという実態もございます。美幌町につきましては、その部分も踏まえまして、平準化に向けて大きな変動は納付金には影響ないという部分もありますけれども、移した場合、今度は所得割の部分の税率を今より上げなくてはいけない。平等割、均等割も示されている標準税率から見ますと若干低いので、そういう部分がありますが、大きく被保険者の負担にならないよう徐々に、そういう部分で資産割をなくした場合は、どのような影響があるかという試算をしながら、徐々に近づけていくような形で、平成30年度の都道府県化に伴いまして、何町村かはいきなり3方式に変えているところもありますけれども、その辺は納めている保険税の影響も見ながら、うちのほうは、来年が中間年の見直しがありますので、そういう部分も含めて、6年後にどういうふうになるかというのを踏まえて試算をしながら、被保険者に大きく影響を与えないように検討していきたいというふうに考えているところでございますのでよろしくお願いいたします。
再質問 3番 大江道男
もう一つお聞きしたいと思います。北海道庁は各市町村に対して、賦課した税額をそれぞれの自治体として、これからも、統一された後でも、その総額を美幌町が納めれば、美幌町の賦課方式が3方式か4方式かは関係ないということで、従来どおりでもいいし、資産割を廃止するということをしたとしてもどちらともいいよという事になるというふうに押さえてよろしいのでしょうか。あるいは、6年間の激変緩和の期間が終われば、どちらかに統一されるということなのかどうか、これも確認したいと思います。
答弁 民生部長 高崎利明(民生部長は2019年6月まで)
今の道の考えている平準化というのは、多分、3方式に統一しないと同じ所得の人が転居した場合に税率がかわってしまいますので、そういう部分があるのと、後期高齢者の保険料というのが3方式なので、資産割が入っていないという部分もありますし、これから、年金受給者の無職の方は居住用財産を持っていて、収入がないけれど資産を持っているという方もふえてきているのも要因にありますので、そういう部分を含めて、3方式のほうに統一をしたいという考えはあるようなのですが、それぞれ市町村ごとに事情がありますので、いきなり平準化というか、統一するに当たっては、各市町村の意見を聞きながら慎重に進めたいという、道のほうの方針もありますので、それに伴いまして、それぞれの各市町村が影響等をそれぞれ意見交換しながら、平準化に向けて進んでいくというふうに考えております。
再質問 3番 大江道男
いずれにしましても、国保の都道府県化によって何が変わるかというと、最も住民に近い市町村の場合に、保険税が高い、大変だということで、一般会計からの繰り入れが、従来、相当の市町村で行われていたが、それはだめだという国の方針のもとで、都道府県化が図られているということなので、放置すれば税は値上がりするという流れになっているので、美幌町は確かに、努力の結果かどうかは別にしまして、この5年間、近年の5年間では、平均的には国保税は下がっているという状況ではあるけれど、構造的には長続きしないという状況があります。そこで、全国知事会、ほとんどが自民党推薦の知事です。それから全国市長会、ここも与党自民党の方々の息がかかった市長、全国町村会、これはとりあえず置いておいて、しかし、どこも構造的に問題があるので、国は1兆円の増額をしてほしいということで要請中の話です。平野町長におかれましては、ぜひ、大きな流れが、やはり医療費の50%は国が持つべきだということで、改めて腹をくくって、抜本的な構造の変革のために動いていただきたいということを、最後に御質問したいのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
大江議員のほうからいろいろお話をお聞きしました。その中で、ある新聞に大江議員がおっしゃられたこと、言うならば、都道府県が平準化したいということの実態は、多分、大江議員がおっしゃられたことだと思います。ただ、そのベースになっているのが、やはり低所得の方々の保険料が高い、それから町村規模によって、非常にそれが顕著にあらわれているということでありますので、今言われたことについては、しっかり私も勉強させていただいて、言うべきところにおいては、きちんとそのことを訴えて、本来、国が基本的にかかわってもらうことに対しては、しっかりそのことを訴えていきたいと思っております。