美幌町議会 令和元年第3回定例会 2019年6月19日
(1)町長の政治姿勢について/(2)高齢ドライバーによる事故軽減策について
2019年6月19日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「町長の政治姿勢について」「高齢ドライバーによる事故軽減策について」について質問し、町長 平野浩司が答弁しました。
- 質問者
- 稲垣淳一 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 稲垣淳一
それでは、通告順に従いまして、大きく2点質問させていただきます。1点目といたしまして、町長の政治姿勢について。町長の所信表明の中で掲げた三つの柱、10の基本目標についてお尋ねいたします。平野町長は、多くの町民の信任を得て、これから4年間にわたり、町のかじ取りを担うことになりました。令和元年第2回臨時議会において所信表明をされた中で、難問山積の町政運営に対し、三つのまちづくりの柱、10の基本目標を掲げ、この4年間取り組んでいくと町民の皆さんにお約束をされました。どれもが喫緊の対応を迫られている内容ですが、この中で、最重要課題として取り組むのはどの項目でしょうか。また、それはどのような手法を使い、いつまでに解決していくのでしょうか。現在の町長の考えをお示しください。二つ目、高齢ドライバーによる事故軽減策についてお尋ねいたします。高齢ドライバーの交通安全対策への取り組みについて。2017年の死亡事故を年齢別に見ると、全国平均で10万人当たりの死亡事故件数は75歳未満が3.7件ですが、75歳以上になると7.7件に増加します。さらに、ブレーキ、アクセルの踏み間違いによる死亡事故件数は、75歳未満が0.8%、75歳以上は6.2%でした。あるテレビ局のアンケートによると、高齢者の強制返納がない現在の制度については、一定年齢になったら免許は返納すべきが39.0%、今のままで良いが26.5%、どちらとも言えないが34.5%でした。美幌町も運転免許証の返納に対し、タクシーチケットやバスチケットを配付し、返納率の向上に努力しているところですが、今後ますますふえるであろう事故対策については、さらなる努力が必要と思われます。地域柄、車なしでは生活に影響が出ることにより、返納をためらう方が多いのも事実です。安全装置が取りつけられた自動車も多く出回っていますが、買い替えの負担に苦慮している方も多く見受けられます。また、アクセルとブレーキペダルが一つのペダルで操作できる特殊な装置も出回っています。これらの各種安全装置が装着されている車種への買い替え、または、装置の後づけ等への補助、または、返納者へのチケット配付額を増額する等の策を取り入れるお考えはありませんか。町長の考えをお示しください。
答弁 町長 平野浩司
稲垣議員の御質問に答弁いたします。町長の所信表明の中で掲げた三つの柱、10の基本目標についてですが、本町のまちづくりを進めるに当りましては、「美幌の活力を高め、次代につなげるまちづくり」をスローガンに、活力あるまちづくり、次代につなげるまちづくり、安全・安心なまちづくりの三つを柱として、10の基本目標に沿って取り組んでまいりたいと考えているところであります。この中でも、最重要課題といたしましては、一つ目の柱である活力あるまちづくりの中では、人口減少社会への挑戦、二つ目の柱である次代につなげるまちづくりの中では、安心して子育てできる支援の強化、三つ目の柱である安全・安心なまちづくりの中では、地域を安全、安心、災害に強いまちにと捉えております。具体的な手法につきましては、今後、各部局との協議または指示等により進めてまいりたいと考えているところであります。また、想定している取り組み内容といたしまして、1点目の人口減少社会への挑戦につきましては、関係人口の創出、自衛隊即応機動連隊の新編による隊員の増強、外国人労働者の就労確保などにより、人口減少対策に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。2点目の安心して子育てできる支援の強化につきましては、ゼロ歳児保育の充実、第3子の小中学校給食費の無料化、発達支援センターの充実及び子育て世代包括支援センターの設置などの施策により、安心して子育てのできる環境整備を図ってまいりたいと考えております。3点目の地域を安全、安心、災害に強いまちにつきましては、活力ときずなのある自治会づくりの支援や、ボランティア活動の支援を通し、地域コミュニティーの充実を図ってまいります。また、高齢者世帯等のボランティア除雪や地震等の緊急時における行動訓練の充実などを通して、安全、安心、災害に強いまちづくりの構築を推進してまいりたいと考えているところであります。なお、解決の時期につきましては、任期期間中、早期の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。次に、高齢ドライバーによる事故軽減策についてであります。高齢ドライバーの交通安全対策についてですが、近年、高齢ドライバーによる事故が全国各地で発生し、重大事故につながっているものもあり、これらの事故が大きく報道され、全国からも注目が集まり、その対策が叫ばれているところであります。平成29年末の統計によりますと、全道で65歳以上の運転免許証保有者は、78万457人で、保有率は48.22%となっております。町内におきましては、65歳以上の運転免許証保有者は3,833人、保有率は56.7%となっており、全道よりも高い数値となっております。平成30年中の人身交通事故の発生件数は、全道で9,931件であり、そのうち、65歳以上のドライバーによる事故が2,525件で25.4%となっております。美幌警察署管内では25件、そのうち美幌町内では19件ありました。19件の事故のうち、65歳以上のドライバーによる事故が7件で36.8%となっており、全道より高い数値となっております。このような状況の中、本町では、高齢者の運転免許証の自主返納を促し、交通事故の減少を図るため、平成28年4月より、高齢者等運転免許自主返納支援事業を実施しており、満年齢65歳以上の方などで自主返納された方に、バスの回数券やタクシーの利用券を、お1人1回限り、2万円を上限に助成しており、今後も高齢者の交通事故の減少を図るため、現制度により維持していきたいと考えております。自動ブレーキなどの安全装置つきの自動車などに対する補助につきましては、現在考えておりませんが、政府で検討されている内容について注視していきたいと考えております。また、高齢ドライバーの方々には、危険認識度やドライバーとしての自覚について十分に認識していただくことが重要であることから、高齢者に向けた交通安全に対する意識啓蒙等を優先して実施してまいりたいと考えております。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 2番 稲垣淳一
それでは、何項目か再質問をさせていただきます。まず、1点目です。三つの柱、10の基本目標について改めて質問させていただきますが、これらの熱い思いを持って、町長が多くの支持を得て当選されたわけでありますが、改めて、文字になかなかできない強い思いというものがまだあると思いますので、ぜひ、ここに至った背景、町長も美幌町に来られて40年以上というふうに聞いておりますけれども、その中でいろんな思いがあって、今回の選挙に出て、見事当選されたわけでありますが、その熱い思い、その背景を改めて簡単というと失礼ですが、改めて聞かせていただきたいと存じます。
答弁 町長 平野浩司
今回、町長選に臨むに当たりまして、これまで教育長として仕事をさせていただきました中で、皆さんといろいろ仕事をしている中で、私なりに後段考えていたことというのが、今回具体的にこういう柱というか、まちづくりに対する思いをまとめたものであります。その一つとして、まずは、もうちょっと美幌町が元気であってほしいというのがもともとのベースであります。町を元気にするためには、やはり皆さん方の結集ということがあって、実際には、そういう力を皆さんが結集させることと、そして、自分も教育長を経験させていただいたことで、人を育てなければいけないという思いの中で、次代につなげるまちづくりということは、しっかり人を育てていかなければいけないということを強く思って、美幌町の将来を見据えて、次代につなげるまちづくりを進めたいという部分で考えれば、皆さんの元気をしっかり引き出した中で、美幌の活力をしっかり高めたいというのが、今回、ベースとなった思いであります。
再質問 2番 稲垣淳一
もっと町を元気に、そして、その元気の源を皆から引き出して、さらには、人を育てていく中で、町長の思いを実現していくんだと、そういうお考えなのだろうというふうに理解します。そこで、まず1点目の活力あるまちづくりの中で、人口減少社会への挑戦と述べておられます。人口減少社会への挑戦、これはどういう思いで書いてあるのかなと。その中で、関係人口の創出、改めて関係人口の創出というのはどういう中身なのか。そしてまた、自衛隊即応機動連隊への隊員増強、外国人労働者の就労の確保と、これらがどう人口減少社会の挑戦につながっていくのか、そこのお話を説明してといいますか、考えをお聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
人口減少社会への挑戦ということで、あえて挑戦という表現を使わせていただいたのは、何もしなければ変わらないという部分、前向きでありたいという思いであります。ですから、ただ淡々とそういう状況に陥るからやるということではなくて、どうせやるなら一歩進んで前向きに、自分から、こちらから進んでいこうという思いが強かったものでしたので、表現として挑戦という表現をさせていただきました。今回、挑戦の中で何点か書いてございます。その中でいけば、関係人口ということも今回使わせていただきました。通常であれば、交流人口というのが一般的なお話でありまして、このごろ、国が関係人口というような言い方をされています。私は、ふるさと美幌という思いの中で、所信表明でも書いておりますけれども、要は、美幌にかかわる人たちを結集したいという、それがやはり大切なことだと思ってて、どちらかというと、従来の美幌町で育った、美幌町にいる人たちが一つのまちをつくるという概念はそうではないと。ですから、外から日常的であれば仕事のために来た人もそうですし、学校に来て学んでいる人もいる。それにプラス美幌町出身の人が何かの理由で帰れなくて、美幌を思っている人もいるし、逆に何らかの形で美幌町の、例えば知人がいてその方とつながるとか、それから、ふるさと納税なんかもそうですけれど、そういうふうに美幌町に意識を持ってというか、フリーに来る方ではなくて、もうちょっと意識を持って、美幌町を思っていただける方の力を結集したいということの中でいけば、関係人口という言葉、これを使うときに、皆さん何だということがあったので、美幌町にかかわる人を少しでも多く結集したいという、そういう言い方を選挙中はさせていただいておりました。実際、具体的に書かれているものは、そういうことをすれば、例えば、自衛隊の即応機動連隊の部分についても、前任の土谷町長時代から一生懸命町を挙げてやっております。そういうことをしっかりやり遂げられれば、一般的には少し人がふえるという意味から、人口減少を逆に少しふやすことができるとか、そういうことで、この中に入れさせていただいております。それから、答弁の中で、外国人の労働者の就労確保についても、これからの時代は外国の方に頼るものも出てきていますし、実際に、今、農業の加工施設なんかについては中国とか、ベトナム、それからミャンマーの方は津別町のほうで、美幌に住んでいただいていますが、そういう人たちの環境もきちんと考えていかなければならないという思いがあります。ですから、美幌町に来ていただいて、自分の国に帰った時に、日本で働いたときに美幌町は本当によかったという話で考えれば、そういう人たちの就労の部分でいけば、そういう人たちが持っている文化とか、それから、逆に日本語をきちんと学んでもらうとか、日本の文化を知ってもらうとか、そういう組織づくりをすることが、より美幌町を選んでくれるという思いの中で、人がふえるということを頭に描きながら、載せさせていただいたのが実態であります。
再質問 2番 稲垣淳一
どうしても人口減少社会への挑戦、食い止めるといいますか、人口増につなげていくというふうに我々は思いますし、考えますし、そういうことをきっと町長はうたっているのだろうというふうには思うのですが、もちろん、この3点だけではないと思っておりますけれども、あえて重点施策は何でしょうかというお尋ねした中で、この3点、関係人口、自衛隊即応機動連隊、外国人労働者の就労と大きくこれら3点が出てきたので、町長としては重要施策の一つとして訴えられているのだろうと理解した中で、もう一度言いますが、人口減少社会の歯どめ、または、人口増につながる施策ということで理解していいということでしょうか。もしそれであれば、その見込まれる成果といいますか、もう少し具体的なイメージをお持ちであればお尋ねいたします。
答弁 町長 平野浩司
関係人口というお話をさせていただければ、皆さんに説明してきた部分においては、美幌町に縁のある、縁のあった人たちや、これから地域にかかわってくる人たちをふやしたい。そして、美幌ふるさと会を充実したいという部分でいけば、今まではそこに住むことが一つの人口増という部分、それは交流人口と同じ概念なのですけれども、かかわってくれることも一つの人口のふえ方だというふうに思っているのです。ですから、何らかの理由で、そこに住むというのは限られるかもしれませんけれど、そこにたくさん人が集まってきて、またそこから戻っていったとしてみれば、一つのエリアの中での人の動きという意味ではふえるというような、私はそういう認識を持っているので、それをしっかりやっていきたいという部分があって、この中の一つの人口減少社会への挑戦の中の自分の思いではあります。
再質問 2番 稲垣淳一
昨日来、多くの議員からいろんな施策をもってまちに人を呼び込む、または町にもっと移住定住策を展開して、町を元気に活気あるまちにといろんな質問が昨日からありましたけれども、安心して子育てができるとか、地域の安全、安心に関することだとか、いろいろと柱はございますけれども、もう少し人口増につなげるだとか、そういう思いは関係人口のほかにはないのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
全てが新たなことで考えているということではありません。例えば、ふえるという部分でいけば、農村ツーリズムなんかも町全体でやっています。そういうことをしっかりやっていく仕組みをつくるということも考えております。私が、経済部長だった時期は、美幌町で農家民宿的な都会から来た子供たちを受け入れて、泊めてくださいということが厳しい時期でありました。でも、今状況は変わってきて、全てではないですけれども、余裕が出てきた中で、受け入れなども協力していただける方々も出てきていることもあって、そういう宿泊ということを考えれば、農村ツーリズムというか、そういうことをやっていくことが大きくではないけれど一歩としては進んでいけるのかなというふうな思いがあって、これとこれとこれが自分で具体的に施策として考えているのだという部分でいけば、そこまで完璧に考えている状況ではありません。
再質問 2番 稲垣淳一
活力あるまちづくりの中で、例えば、いろんな産業の振興といいますか、そういうものも含まれてくるのだろうと思いますが、先般、観光まちづくり協議会がございまして、その中でも町長のお立場でいろいろと御発言があったように聞いておりますが、やはり、今言う関係人口、交流人口、観光に際しても、かなりこれから美幌町としてもより力を入れて進めていく分野になるのだろうというふうに強く思いますが、もちろん、今民間でもいろんな施策で町を後押しといいますか、町を盛り上げる施策を振っておりますけれども、観光まちづくり協議会における町長の発言について、何か参考にお聞かせいただけるものがあればお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
観光まちづくり協議会に参加させていただきまして、その中で基本的にお話しさせていただいたことは、進めることをしっかり一緒にやっていきたいという話をさせていただきました。観光まちづくり協議会が主になってやっていくことではあるのですけれども、私の一方的な捉え方かもしれないですけれども、要は、行政がそれを応援するということではなくて、一緒にという私の概念があります。私は、役場職員という部分を考えれば、ノウハウも含めて1番研さんもしている、機会も多いということで、すごく能力はあると思うのです。そういう中でいけば、まだまだそこにかかわって、町が中心にとか、行政が中心ということではなくて、具体的な手法とか、アイデアはどんどん出せる力を皆さん持っているので、一緒にいろんなことをやって、町として早くその一つの中で、前へ進めていこうということをお話しさせていただきました。そして、概念論かもしれませんけれども、今までは美幌町の観光というような一つのイメージではあるのですけれど、今の一つの見方とすれば、観光が一つのまちづくりになるということで、これは名前もそうですけれども、観光まちづくりという概念の捉え方の話も自分なりの話をさせていただきました。そういう意味では、観光ということに取り組むことが、本当にその町のベースとなるまちづくりにもすごく影響もしていくし、そういう概念を持って皆さんでいろんなことを取り組むことが大事ですよねという、今までどちらかといったら、観光がこういうことを頑張っているというか、どこかはずれるのですけれど、その行為自体がもうまちづくりの一つだということの考えで進めることが非常に大切だと思うし、皆さんもそういう形で進めていただいていることに感謝申し上げたいというお話もさせていただきました。
再質問 2番 稲垣淳一
最初の質問とずれたことがあるやも知れませんが、町長の細かい話はいろいろと昨日からやっていますので、私は今回、特にその思いをお尋ねしたいなと思ってこのような質問になりました。改めて、2番になりますけれども、安心して子育てできる支援の強化とありますが、これらはゼロ歳児保育の充実ですとか、給食の無料化ですとか、発達支援センター云々とありますが、私が特に目を引いたのは、子育て世代の包括支援センターの設置とあるのですが、重複する部分もあるかもしれませんが、改めてこの部分について、考えをお尋ねいたします。
答弁 町長 平野浩司
包括センターの考え方でありますけれども、私が当初考えていたのは、要は、子育て、それから障がい者に関する情報提供とか、乳児、幼保、学童の一元的な相談も含めた総合的な子供総合相談センターの設立ということで、ネットワークをしっかりしていきましょうというお話をさせていただいております。今回就任してから、内部でいろいろと状況をお聞きしたときに、今ここに書いてあります子育て世代包括支援センターの設置が求められて、それをやろうとしているということを聞いて、まさに自分が考えていた、生まれてから高校生ぐらいまでの部分の流れをしっかりできるセンターということで、何か施設をつくるということではなくて、ネットワークというか、しっかりそういう流れをくんだセンターをつくるということで、今回、実際に選挙中にお話ししていたこういう表現をさせていただきました。これは本当にこれから大事だと思いますし、今の町の進め方において、教育委員会と民生部が分かれている部分においても、私も教育長の立場で違和感がある部分もあったり、その辺は今後いろいろ研究した中で、トータル的に一括できちんとしていけるような、かかわる人たちが安心して子育てができるようなシステムを一層強化していきたいという思いがあって、今よりも強化したいという意味であります。今、美幌町は他と比べ、しっかりやっていると思っています。それに上乗せしたいという思いなのですけれど、では現実にどこまでというのは、これから皆さんと協議をしっかりしていきたいと思っております。
再質問 2番 稲垣淳一
今おっしゃった、子育て世代の包括支援センターの取り組み、ある意味で美幌町くらいの規模だからこそできるのだろうなと思います。私もいろんな関係者とお話しする中で、また、そういう包括支援センターの話というのは非常に共感できますし、さらに言わせていただければ、その中に発達支援センターの充実というのがあるわけですが、障がいをお持ちの家庭、お子さん、そういう方たちとも、ぜひ、交流の場というのでしょうか、発達支援センターの中だけでの行動というよりは、いろんな世代、いろんな関係団体、いろんな方たちとの交流が、さらに改善に向かうという話もよくありますので、ぜひそういうことを包括した中で、取り組みを御検討いただきたいと、強く思うところであります。今おっしゃった、包括支援センターの取り組み、もちろん町長の活動は始まったばかりでありますが、これは期待するところでありますので、どうでしょうか、いつまでにこういう実施事業を実現できるようにと思ってらっしゃいますでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
この体制については、いつまでというより本当に早い時期にでき上がるというふうには理解しております。実際に北見市とかではやり始めていますし、美幌町はもともとの基盤があるというふうに私は思っていますので、先ほど言ったように、何かの施設をつくって、そこがこうですよということではないので、関係する人たちがしっかり連携をつくって、切れ目のない支援をしっかりするという思いでありますので、担当のほうからは早い時期に、ということは来年とかそういう意味ではなくて、年度内にはこういう体制がつくれるというふうに、私は理解しております。
再質問 2番 稲垣淳一
年度内にそういう連携をとれる仕組み、システムができるというふうにお聞きいたしました。今の話の中で、私も十分理解した部分のあるなしありますけれども、ぜひ、風通しのよいと言いますか、いろんな立場の方がよい環境でといいますか、風通しよく、いろんな話、意見を言い合えるそういう場づくりが、望まれるというふうに強く思う次第であります。続きまして、改めて町長が最初に言いました、人口減少社会への挑戦、どうしても私はここがいい意味で自分の思いと合致するといいますか、ぜひ挑戦を後押しするという意味でも思ったのですが、ただ、いかんせん日本の国そのものが、人口減少というのは避けて通れないといいますか、まさにその真っただ中に我々が置かれている立場でありますし、あわせて、高齢社会ということも十分に認識しているところでありますが、昨日いただきました総合計画の中期の基本計画になります。以前、私の一般質問でもありましたけれども、2025年がよく言う25年問題といいますか、高齢者がかなり増加するというふうに言われておりまして、このことについていろんな政策、対策が行われるだろうと思うのですが、2025年、たかだか6年先の話であります。これは、皆さん御承知のとおり、団塊の世代が75歳を迎えるという時期であるのですが、さらに、団塊の世代の子供たち団塊ジュニアが高齢世代に向かう2042年問題というのがまたあるのです。ですから、もちろん総合計画という縛りの中では、2025年問題という部分でも明記は大事なところだと思うのですが、やはり、平野町長も今いろんな施策を持っていく中で、もちろん町長の任期は4年かもしれませんが、美幌町はまだまだ未来永劫続いていくわけですから、ぜひその先の先を見据えた政策を訴えていただきたいなと。明示してほしいなという思いもあります。ですから、今回掲げられた三つの柱、10の基本目標、もちろん4年でできるかどうかはまた別の話ではありますが、このことがきっと美幌町の明るい未来をつくっていくのだろうなという大きな期待をするところではありますけれども、さらに、この喫緊の課題と言われます高齢問題について、町長のお考えを、改めてどういう政策に落とし込んでいくのか、そのお考えをお尋ねいたします。
答弁 町長 平野浩司
最初の人口減少の問題というのは、美幌町だけが検証していくということではなくて、全国的にそうでないところもあるかもしれませんが、基本的にはそうなっていきます。ですから、私はそのことはそのことできちんと受けとめておりまして、あまり悲観的には考えてない状況ではあります。どちらにしても減る部分を、総合計画もそうですけれど、計画で推計した将来どれぐらいまで下がるという中で、それを評価したときに、実際に曲線と評価する年数になったときの差が、きっともって皆さんの努力の差なのかなというふうに思っています。ですから、減少することに対しては余り悲観的に考えないで、何か一つの推計の部分を下がらないような、少しでも上になるような努力をこれから皆様方としていく必要があると思っています。どちらかというともともと余り悲観的に考えないほうなもので、どうせやるなら何とかプラスでいきたいなという思いを常に持っております。当然、高齢の方が多くなるのは、これも当たり前であれば、やはり皆さんが元気でというか、その人がやっぱり元気でなければいけないです。年齢を重ねた中で、ただ、年齢を重ねるだけでは困るということがあるので、しっかり元気で、それなりに年を重ねていくことに努力をしていく必要があると思うし、そういう環境をつくっていく必要があるかなとは思っております。
再質問 2番 稲垣淳一
町長のそのポジティブシンキングでこの閉塞感のある時代を、ぜひ前向きに切り開いていただきたいという強い思いがありますが、ただ、私もこう見えても現実論者の一人であります。この美幌町も減っていると言いつつ、2万人を切ったと言いつつ、まだまだ活力の見出せる町であるというふうに私も認識しておりますし、その点については、自分自身も一層努力を惜しまないという思いではありますけれども、今後、美幌町が生き残っていくための一つの考えとして、ことし3月に議会で提案がありました定住自立圏構想を発表されましたけれども、私もそういう感覚においては、美幌町が美幌町の中だけで全てが完結して物事が進められるとは思っていませんし、いろんな方法論、手法が考えられると思うのですが、これからは合併とか、広域行政ということももちろんどこかで話としてはあるのかもしれません。例えば、同じ事務事業を同じものであれば分け合うだとか、そういう圏域に対して同じような流れであれば、そこを補完し合って事務事業を進めていくというような、そういう考え方もあるというふうに私は勉強したのですが、町長はその考え方についてはどうお考えでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
定住自立圏構想についてはコメントを差し控えたいと思います。これは今、北見市を中心にやっていることでありますので、立場的にはそれに賛同するということで前任の町長が一つの思いとしてやっておりますので、これは差し控えたいと思います。私は、今回皆さんにお話しした中でいけば、広域行政というだけではなくて、広域の連携ということをもうちょっと考えていかなければいけないのではないかと思っています。それは、具体的には観光なんかは行政というよりも民間の人たちが、津別町とか何町かで峠のルートを使ってやったりとか、それから、教育でも、みんなでこの地域をというか、余り美幌美幌ではなくて、私がよく使うのはオホーツクとして全体を見ていく必要があるのかなというふうに思っています。連携の中で、私は基本的に期待しているのは、町村間の連携は当然なのですけれども、縦の連携の部分でいったら、もう少し北海道という立場の自治体が、私どもの基礎自治体になる町村を補完してほしいというか、どちらかというと縦の連携の部分でいけば、期待しているところはあります。あくまでも、前面にいるのは私どもでありますので、もうちょっとこの辺の中間層の人たちが、その能力とか力を下のほうに貸してほしいし、逆に、皆さんがおりてきて一緒にやっていただくというような、連携でいけば、水平思考とか、それから縦型の垂直志向の中でいけば、このごろ気にしているのは、私の周りの部分もそういう垂直の考え方を変えてきているので、そういう思いがあります。
再質問 2番 稲垣淳一
それら町長のいろんな思い、そしてまた人脈等々で、これからの美幌町のかじ取りを一つ前向きに進めていっていただきたいと強く思う次第であります。2番目の質問に移ります。私も自治会のほうで交通安全関係の仕事をさせていただいておりますので、町の取り組みについては十二分に理解しているつもりではありますし、また、御存じのとおり、美幌町が取り組む交通安全運動に関しましては、非常に積極的といいますか、アグレッシブにやっているなというのは、これは私も20年来交通安全のほうに携わっている者としては自負できる、自慢できる部分だなというふうに思っています。つい先日、痛ましい事故がありましたけれども、亡くなられた方には心よりお悔やみ申し上げますとともに、また美幌町がさらなる交通安全意識をもって取り組まれるように、私も一層努力したいと思っておりますが、いろんな制度につきましては、なかなか現行を踏襲していくということで、きのうも同様の質問がありましたけれども、そういう話でありました。どうしても高齢者に、もちろん高齢者に特化した話では決してないのですが、事故を防ぐということに関しては、無意識の中でやってはいけないこと、ブレーキとアクセルの踏み間違い、これはややもすると私も現在60歳でありますけれども、焦った時にはそういうことも起こり得る、高齢者に限らず、こういうことは常に気をつけていかなければならないなという気持ちを持ってハンドルを握るわけですが、最後に答弁の中で、最後の部分ですが、高齢者に向けた交通安全に対する意識の啓蒙等を優先して実施してまいりたいという答弁があるのですが、言葉尻をつかまえるわけではないのですが、意識啓蒙等を優先して実施というのは、改めて何を言っているのでしょうか、お尋ねいたします。
答弁 町長 平野浩司
高齢者の方々に対する部分については、きのう、上杉議員の御質問もありまして、その中で、上杉議員にお話をした中では、交通安全対策ではなくて、交通弱者対策としてしっかりやっていきましょうと。その中で、今ある交通機関、バスとかタクシーなどの状況を踏まえた交通ネットワークをこの一、二年でしっかり考えて整理をしてお示しするというお話をさせていただきました。そういうことが頭にあって、今回の答弁の中でいきますと、現行の中でやらせていただきたいという、いうならば、免許返納を動きとすれば、皆さんも雰囲気としては多くなってきているのは御存じのとおりだと思いますし、そのベースにあるのは運転する方の自覚というか、自分はそろそろ問題を起こしますという自覚があるとすると、家族にも、それから他人を傷つけたくないということの中で進んでいくということで、現行維持をしたいというお話をさせていただきました。もう一つは、今回の中でいけば、そういう安全というか、具体的に国はサポカーSという言い方をしているのです。セーフティーサポートカーSというような、要は、国が今いろいろな機種を定めて、もともとはこの中でいけば、セーフティーサポートカーがベースになってて、これはいろいろな運転支援システムがついていて、これは一般の人が標準的にきちんとつけたものを乗ってほしいという話で、Sになると高齢者にという話であります。当然これからも、国がその業界と一緒に進めている話なので、これはこれで進めるだろうというふうに思っています。あわせて、つい最近、道新にも出ましたけれど、経済新聞なども1面で高齢者向け新運転免許の話も出てきたということの中でいけば、ある程度これは、あえて町が支援しなくても、要は、今言ったような状況をきちんと伝えていけば、ある意味では、そういう事故がなくなるし、どうしても足がない人はこういうものを使った形で車を購入する。ただ、車を購入する場合は高いのです。その中で、その支援状況をいろいろ調べたら、本当に何十万円も出しているわけではなくて、5万円とか3万円という話になったときに、それを買える人はいいですけれど、本当に皆さんがチャンスがあることであれば支援も考えるのですけれど、やっぱりある程度のお金を持っている方が支援を受けて、限られるということであれば、額から言ってそういうことはしないということの中でいけば、長くなりましたけれど、やっぱりふだんの中でしっかり今の置かれているところを、再度皆さんにこういう状況だとしっかりすることが大事かなと思って、今回答弁をさせていただいた状況であります。
再質問 2番 稲垣淳一
高齢者に限らず、車の運転がだんだんおぼつかなくなってくる方が、これから残念ながら、多くなるであろうし、もちろん、この地域の特性を考えると、年をとったからといって免許を戻すこともなかなかままならないです。私の家庭の話で恐縮ですが、昨年、母が返納して、我々は家族がいるものですから、送迎だとか何とか頑張ってやっていますけれど、やはり、郊外に住んでいらっしゃる方でひとり暮らし、または高齢者の2人暮らしというような方にとっては、大変難しい問題がありまして、それこそ私もこの間の選挙で町なかを歩いたときも、そのことはかなり郊外に住んでいる方から強く言われる部分もありましたので、今後、もちろん循環バスとか路線バスもありますけれども、いろんな交通体系の見直しですとか、そんなことも今後あわせて考えて、取り組まなければならない、より充実したものを考えていかなければならないだろうなということを思います。とりもなおさず、決して、高齢社会が悪いものではなくて、逆に高齢化だからこそ楽しめるものもあるでしょうし、高齢社会の先進地だなんていう方もいらっしゃいますが、決してそんな生易しいものではないと認識しておりますが、今後、ぜひ、こういういろんな政策を、皆さんで、我々議員も一生懸命取り組んで、住みよいまちというものを改めて考えていきたいと思っております。以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。