美幌町議会 平成30年第5回定例会 2018年6月20日
(1)貧困化における安全網構築について/(2)美幌町民の貧困実態について
2018年6月20日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「貧困化における安全網構築について」「美幌町民の貧困実態について」について質問し、町長 土谷耕治、総務部長 広島学、副町長 平井雄二が答弁しました。
- 質問者
- 大江道男 議員
- 答弁者
- 町長 土谷耕治、総務部長 広島学、副町長 平井雄二
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質問 2番 大江道男
私は、通告しております2項目につきまして、以下質問をいたします。その一つは、貧困化における安全網構築についてであります。一つ目は、生活保護制度の積極活用についてであります。格差と貧困が拡大する中で、生活保護基準を下回る貧困世帯が増加している、そのことが指摘されております。ことし5月、厚労省が生活保護捕捉率22.9%との調査結果を公表し、11年前の前回調査、捕捉率15.3%に比べて若干の伸びを示しておりますが、依然として4.4倍近い貧困世帯が放置されています。美幌町の生活保護世帯数は、249世帯、平成29年度ですが、全国的に低い捕捉率との調査結果を受けて、健康で文化的な最低限度の生活の安全網活用に向けて、これまでの対応、今後の方策をお示しいただきたいと思います。2項目めは、美幌町民の貧困実態についてであります。国は、失業者、高齢者が大半を占める市町村国民健康保険加入世帯の平均所得が2016年で138万円、四半世紀前と比べて半減し、年々悪化していると公表しています。統計では示されておりませんが、美幌町民も同様な貧困の拡大が想像されます。美幌町として現状をどのように把握されていますか、伺います。3項目めは、国民健康保険税減免制度の拡充についてであります。美幌町の国民健康保険税減免規定は、災害、疾病等の突発的事態に対応したものであって、恒常的な貧困世帯に対応したものとなっておりません。地方税法717条に関して、厚労省は、自治体が決めれば生活保護基準以下でも特別な事情に入れてよいとの見解を示しておりまして、美幌町税条例も実態に即して改正を行う必要があると考えますが、いかがでしょうか。大きな2点目は、ドッグラン整備についてであります。動物愛護、美幌町の交通アクセス優位性の観点から、美幌町にドッグラン整備を提案をいたしましたが、久しく時間が経過しております。早急にドッグラン整備を提案しますが、何ゆえに整備が遅延しているのか、これまでの経過と今後の見通しをお示しいただきたいと思います。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
大江議員の質問にお答えをいたしたいと思います。初めに、貧困化における安全網構築について。生活保護制度の積極活用についてでありますが、我が国の生活保護者数は、バブル崩壊、リーマンショックを機に、増加の一途をたどり、平成23年7月に過去最高を更新して以降も増加傾向にありましたが、平成27年3月をピークに減少に転じ、厚生労働省が今月6日に公表した平成30年3月分の概数保護率は1.67%となっております。また、道内における平均保護率は、平成29年7月数値で3.06%であり、郡部で1.91%、市部が2.58%と、市部での保護率が高い傾向となっております。一方、オホーツク管内の保護率は1.15%と、14振興局中、宗谷、上川に次いで低い保護率となっており、本町では平成30年3月末現在で、249世帯、1.62%であり、ここ数年は大きな変動もなく推移しております。近年の超高齢社会の背景により、高齢者世帯の増加とともに、生活保護受給世帯もふえている状況であり、今後も高齢者人口の比率増加に伴い、高齢者保護世帯の増加が見込まれると予測されております。次に、御質問の安全網活用に向けて、これまでの対応、今後の方策についてでありますが、郡部における生活保護の決定機関は北海道であり、本町は相談、書類作成支援、書類進達が主な業務内容となり、とりわけ、相談業務の内容は個々に異なることから、生活実態を的確に把握するため、聞き取りには時間をかけ、相談者に寄り添い対応しております。これまでも、庁内関係部局はもとより、地域包括支援センター、社会福祉協議会、介護サービス事業所、民生・児童委員などとの幅広い連携により適切な保護につなげている状況にあります。また、先月の広報びほろには、地域の困りごとの窓口役である民生・児童委員の名簿を掲載し、周知に努めているほか、美幌町民生委員・児童委員協議会では、毎年1月にオホーツク総合振興局のケースワーカーを招き、生活保護に関する意見交換を行い、お互いの情報共有と連携を図りながら認識を深めるための取り組みにも努めているところであります。今後とも、貧困者からのサインを見逃すことのないよう、関係機関との一層の連携強化を図り取り組んでまいりますので、御理解賜りますようお願いいたします。次に、美幌町民の貧困実態についてでありますが、生活保護は、本人や家族からの相談、関係者からの情報提供などにより事実が判明いたします。その後、生活実態を詳しく把握するため、対象者から状況を聞き取り、生活保護申請を進めております。町担当窓口への接続は、町内各地区の民生・児童委員からの情報提供が多くを占める中、町議会議員、自治会役員などからも連絡を受けることがあります。また、庁内組織においても、税、水道、公営住宅といった金銭にかかわる部署からの情報提供により、生活保護につなげた事例もあるなど、これまでも多くのネットワークを張り巡らせることで貧困世帯に手が差し伸べられております。御質問の美幌町の現状をどのように把握しているかでありますが、町内の貧困現状については、その多くを把握するまでに至っておりません。なお、生活保護は申請行為であり、こちらからの一方的なアプローチは個人の尊厳にかかわる問題ともなることから、特に慎重な取り組みが必要となります。町といたしましても、関係機関などからのホットラインをより強固なものとし、対象となり得る世帯の貧困実態を把握した中で、適切に生活保護へつながるよう、引き続き、情報収集というアンテナを高くして取り組んでまいりますので、御理解のほどお願いをいたしたいと思います。次に、国民健康保険税減免制度の拡充についてでありますが、現在、国民健康保険税の低所得者層に対する救済措置として、世帯の総所得に応じた均等割、平等割の軽減や、解雇、倒産など本人の意思によらない非自発的失業者に対する所得割の軽減について、法令で定められている措置を講じております。なお、生活保護世帯については、医療扶助となり、国民健康保険税はかからなくなります。次に、減免措置につきましては、地方税法に基づく減免措置のほか、町税条例において、その他特別な事情についての規定を設け、町税減免取扱要綱により、前年度の所得に対して、著しく所得が減少した場合には、減免することができる旨の基準を定めているところであり、低所得者層への救済措置としましては、法令上の軽減を初め、町独自の減免措置も講じているところであります。生活保護世帯を除く、恒常的な貧困世帯への対応でありますが、低所得者層における滞納も少なくない状況にもあります。低所得者層に対する減免につきましては、さまざまな課税データに基づきまして、検討を行っているところではありますが、国民健康保険税の課税につきましては、世帯区分により世帯の総所得額により算定いたしますが、その世帯における収入の種類により、必要経費の控除の違いがあり、またその世帯の人数や構成によっても、同じ収入額であっても課税の基礎となる所得額に違いが出るなど、非常に多岐にわたるため、一定の所得基準等を設けることが非常に難しい状況にあります。また、国からの財政支援のない市町村独自の減免基準を考える場合には、国民健康保険会計の持続可能な財政運営を考慮し、その減免可能なラインをどのように設定するのか、その年度ごとで全体の歳入も変動する中では、慎重に判断しなければならないと考えております。いずれにいたしましても、一定の基準をお示しすることは、現在の制度においては、難しい状況にあるところでございます。引き続き、納付相談を通じ、状況把握を十分に行い、低所得者や生活困窮者に対する対応をしっかりと行うことが重要と考えているところでございます。状況に応じて、分納、滞納処分の執行停止の検討を図るとともに、必要な場合には、福祉制度の活用につなげられるよう、担当間の連携をより一層密に対応してまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。なお、本年度から国民健康保険の都道府県化により、財政運営が全道単位となり、北海道より、国民健康保険税の減免の取り扱いについて、全道の標準的な保険税の減免基準について示されることとなっておりますことから、それをもとに、地域事情を踏まえた中で、さらには、国保の財政状況も考慮しながら、町税減免取扱要綱の減免基準のあり方について検討を図ってまいりたいと考えておりますので、あわせて御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。次に、ドッグラン整備についてでありますが、道内におけるドッグランの設置状況につきましては、正確な数は把握できておりませんが、ホームページで公表されている施設は63施設であり、民間事業者が43施設、公設施設が20施設となっており、そのうち3施設は、高速道路のパーキングエリアに、13施設は道の駅に併設されております。また、民間施設についても、その多くは商業施設やドッグカフェ、農場などに併設されております。ドッグラン整備には、何より伝染病予防注射や1年以内のワクチン接種の有無の確認のほか、毎日の施設点検など、合理的な管理運営体制を整えることが重要と考えているところであります。さらに、施設整備の検討に当たっては、一般利用者とのすみ分けが必要であることから、既存の公園での整備が妥当なのか、公共機関が施設整備と管理運営を行うべきなのかも含めて判断する必要があることから、引き続き、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどお願いをいたします。以上、答弁を申し上げました。よろしくお願いをいたしたいと思います。
再質問 2番 大江道男
再質問をさせていただきます。一つは、生活保護制度の積極活用についてであります。全国的には、あるいは政府などが発表している数字などでは、国民の平均所得が年々下がっているということで、それをしっかり踏まえて、市町村でも対応しなければいけないというふうに私は思いまして、いろいろデータをあさっているのですが、美幌町について言えば、平均所得がどうなのかということ自体が把握されていないのだということです。税につきまして、町税概要がこのように出されているので、私は初めてこれをいろいろな角度から見させてもらったのですけど、税の担当者は、税を徴収するためにつくっているということで、平均所得を算出するというのは、所管外なのです。だから、そもそも本来業務でないということなので、把握されていない、それはそれで当然なのだというふうに思うのですが、実は、国が市町村国保の加入世帯の平均所得というのを出しているのですが、今から25年前に世帯の平均所得が276万5,000円、ここをピークにしまして、最近は約半分です。2016年では138万8,000円ということで、大きく下がっているということなので、多分、我が町も同じような状況にあるのだろうというふうに、実際は推測するしかないのです。そこで、国民年金の受給者を調べてみたり、それから、非課税世帯がどうなのかとか、あるいは、均等割しかかからない町民がどれぐらいいるのかというようなことを見たのですが、確たる動きになっていないです。美幌町という点で言えば、町民の所得の推移を見るというのは、所管がどこになるのでしょう。懐ぐあいを見る、あるいは生活レベルを見るというのは、所管がなかなかわからないということで、たどり着けない原因は、一つはそこにあるのだと思います。税務グループに行っても所得のある人からきちんと適正に税をお支払いいただくというのが中身であって、所得のない人のところに伺うというのは本来業務でないということです。しかし、相当数の非課税の人たちは、存在するのだと思うのです。非課税の人口そのものの統計上は出ていないのです。そういう町民の貧困を、どこが把握することになるのでしょうか。まず、そこからお聞かせいただきたいと思います。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
恐らく、今現実的にどこのセクションでそういった調査、あるいは、基礎資料として持ち得るかというものは定まっておりませんけれども、町が何か施策を実施する上で、どうしてもそういった数字が必要だということであれば、統計の方でアンケート調査なりで実証するしかないだろうというふうに考えてございますけれども、ただ、個人情報ということもございますので、その手法については、相当難しいものがあるのだろうなというふうには感じております。
再質問 2番 大江道男
私は、一般的な所得がどうなのかというものももちろん押さえたいのですけども、貧困な御家庭を救済するために、どういう生活実態にあるのかというのを押さえる必要があるだろうということで、実は、町道民税は一人一人の個人ごとにかかっている、世帯ではないということで、非課税所得の人口を調べるとすれば、住民基本台帳の人口から、課税所得の人口を差し引けば出てくるということで計算しようとしましたが、0歳とか、そういう子供たちも含まれてくるので、単純には引けないということで、そこで、こういうふうにしてみました。5歳階級別の人口の中で、とりあえず、中学校を卒業して16歳から働く人もいる、あるいは高校卒業して働く人もいるのだけれど、大多数は就学するということで、考え方を20歳以上の人口から、課税所得の人口を差し引いたら、大人の中で、非課税所得の人口が出てくるのではないかという仮定で計算してみましたら、大体、平成29年度の数字で言えば、非課税所得人口は1万0069人で、あとは、28年、27年、26年とずっとさかのぼって、この10年間で言えば、平成20年の1万1,823人と、年次ごとに少しずつ非課税所得人口は減ってきていますが、1万人はいるという計算です。大人の中の非課税所得の人口は、その程度います。そして、総人口に占める、大人の中の非課税所得の人口率は、平成20年の53.54%をピークにしまして、少しずつ減ってきていて、今51.16%なのです。これに町民税均等割のみの人口、相当所得が低い方々が、平成29年度で1,067人いらっしゃいますので、ここまでをかなり貧困な方々だというふうに仮定しますと、平成29年度で1万1,136人という数字になってまいります。町民税均等割の人口も、少しずつ減ってはきているのですが、一定の割合になっています。この町民税非課税所得の人口と均等割のみの人口を率であらわしますと、総人口の中の56.59%がそういう状況で、やはり、過半数が相当厳しい所得水準にあるということだけは、見えたなというように思います。人口の半分が非課税です。さらに、均等割を入れると五十六、七%あるということを、実はどこも把握してないのです。担当は、もしかしたら統計になるかもしれないということなのですが、年々の動きだとか、そういう家庭の状況を押さえた上で、やはりどうするかということが議論の対象になってしかるべきなのだなというように思います。それで、これは全くの総論になりますので、ぜひ、町民というふうに、一くくりにした場合、働いている人もいれば、年金生活者もいるというようなことで、階層別に、そして、全体として所得の低い方々の動きをつかまないことには、物事が始まらないのではないかというふうに思うのですが、町長いかがでしょうか。元気に働いている、あるいは商売を一生懸命やっているという方々のもう一方の地球の裏側にほとんど収入がない、あるいは、課税所得はゼロである、非課税だという方々が大量に存在するということについて、何らかの調査をする必要があるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
今、非課税世帯、あるいは均等割世帯の話が出ましたけども、何らかの形で、行政として知らなければいけないのではないかという御提案でありますので、これはどこがどういうふうに担当するのか、今は想像がつきませんけれども、いずれにしろ税務グループを中心に、統計担当あるいは政策担当あたりが担当になると思いますけれども、少し時間をいただいて、その辺の検討をさせていただきたいと思っております。生活保護の方の捕捉率を見ると、22.9%ということでありますので、約78%の人がそういった環境の中、生保も受けず生活しているというような状況だと思いますので、いずれにいたしましても、今回の一般質問でいただいた数字等で、本当に貧困率といいますか、これが高いのだなというのは改めて知らされましたので、どうするかということも重要な課題だと思いますので、時間をいただきながら、どこがどういうふうにできるのか、どういうデータを持っているのかを含めて調査をさせていただきたいと、そのように思っております。
再質問 2番 大江道男
美幌町として、ぜひ、町民の暮らし向きを調査いただきたいということで、私も具体案があって、こうすればというところまではお示しできませんので、ぜひ、早急に研究いただければと思います。実は、どなたも年金に入っておられるので、国民年金はどうかということも見てみました。満額をもらっている人でも月額6万5,000円に満たない。こういう方々が、昨年0.1%年金額を削減されました。これからも削減するという方向なので大変だなと思います。美幌町がお持ちのデータでは、平成28年度の老齢給付で見ますと、6,493人が受給されておりまして、平均年額が68万5,355円ということで、月額に換算しますと5万7,113円です。これは平均です。満額でも6万5,000円に満たないという状況ですから、満額をもらって、美幌町は3級地なので、生活保護レベルかなと思います。平均の5万7,000円ぐらいだと、平均の国民年金の受給者は自動的に、資産がない限りは生活保護受給者と、このレベルにあるということが見えます。そこで、なおさら、生活保護の捕捉率が気になります。あえて申し上げることではないのですが、憲法25条では、全て国民はということでくくられているのは、全ての国民に向けて、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を持っていますよということで、生活保護制度がつくられているのですけど、大半が生活保護以下の方々が、私は、地方に行けば行くほど捕捉率は下がっているのではないかというふうに思うのです。美幌町を個別に見たいと思って、データを取り寄せたのですが、町村のデータは公表されていないとのことで、市、または社会福祉事務所の1本のデータしかないのですが、しかし、御答弁でもありましたが、オホーツク圏は1%ちょっとと言うことなので、捕捉率で言えば平均よりもさらにさらに下がっているのではないかというように思います。あとで、お話したいと思うのですが、生活保護以外の形で、市町村が何らかの救済措置をとろうとしたら、ほとんど国から面倒を見てもらえないです。それは地方がやってることだから、やるならやりなさいということで、懐が寒いのに、その中から手当てをするということになるわけで、大変だと思います。実は、11年前に捕捉率15.3%という全国の捕捉率が示されたときに、当時イギリスやドイツは80%台半ばの捕捉率ということなので、私は努力すべきなのは、国が国民に対して責任を負っている生活保護の保護率を、しっかり捕捉率を高めていくというのが、市町村行政の主な仕事であっていいのではないかと思っています。福祉事務所は持っていませんけれど、積極的に最低レベルの生活はこういうものだということを知らせない限り、申請は絶対にされません。知らない、知らされていないというのがベースにあるというふうに思うのですが、過去、美幌町として、例えば広報などで特集を組んで、ぜひ、町民の暮らしを町としてしっかり下支えしたいと、憲法25条があって、こういうふうな仕組みになっているからということで、いろんな具体例を出して、そして、PRするということが何よりも大事な取り組みでないかというように思いますが、いかがでしょう。町長。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
このセーフティーネットの関係ですけども、生活保護を中心に今お話をしていますし、議員も生活保護中心のお話だと思いますけれども、生活保護を受けるということは、やはり非常に微妙な点もありまして、なかなか我々が広報を通じて、こういった状況にある方については生活保護世帯で、セーフティーネットを張ってますというようなことまでどうできるのか、なかなか難しいのではないかと思っていますけども、これも研究をさせていただきたいと思っていますけれども、いずれにいたしましても、国のほうのセーフティーネットは今のところこれしかないと思いますので、ただ、セーフティーネットも、国は町が独自にやったらそれは町の施策だからということで、手当も何もしていただけないということでありますので、それこそ国保全体の、国保自体のあり方といいますか、国保自体の存亡にかかわるのではないかということも出てくると思いますので、非常に微妙な点もありますので、これについては研究させていただく時間をいただきながら、研究してみたいとそんなふうに思っていますので御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。
再質問 2番 大江道男
時間の関係もありますので、ただ一つだけ申し上げたいのですが、町長が先頭に立ってどうすると、どうしたらいいかという答えを見つける作業を大至急始めていただければと思います。申すまでもなく、役場職員の基本的な能力は相当高いものがあるというふうに思います。そういう能力を大いに発揮していただいて、今までは、踏み込んでいなかったけれど、どうするかということと、ぜひ、私は今の政府に顕著に見られるのですけど、憲法なんてまず大事にしないという傾向がものすごく強くあります。25条などについてはあまり考えもしないというところが偏ってあるなというふうに思いますが、市町村が1番住民に対して近い立場におられるので、ぜひ、国にも物申していただきたいのですが、そのためには、町民の暮らしの実態をできるだけ正確に把握するということが必要になっているというふうに思いますので、強く期待をしたいと思います。次に、国保の減免制度に移りたいと思うのですが、今、国民健康保険税は、所得がゼロでも応益割、均等割、平等割の3割は支払わなければならないということで、幾ら所得が低くても、必ず課税されるという状況にあります。それで、7割軽減されている世帯については、平成28年度で955世帯、27年以降で言えば1,000世帯ぐらいがずっと続いてきて、少し減ってはいるのですが、平成28年で955世帯ございます。所得ゼロというのは、収入がどれぐらいすさまじくない家庭も、ほとんどないという家庭も、実は含まれているので、この中に手を差し伸べていく必要があるのだと思います。役場の統計を見ますと、この間、申請して減免を申し込んでいるというのは4件ぐらいしかないです。町税概要で見ますと、ほとんどは申請していない。できない条件である、すなわち恒常的な生活貧困ということは、そもそも申請できないのです。だけど、隠れて大量の貧困世帯があるものに対応して、やはり町税条例を改正する必要がいよいよあるのではないかというように思います。そこで、いずれ状況を把握をしていただきたいということと、あわせて、ぜひぜひ、国も災害だとか、失業だとか、突発的な事態以外にも、市町村が特例として認めるのであれば、生活保護世帯以下の収入の方についても、条例化するとかそういうことはいいですよというふうに調べて見たら10年ぐらい前から言っているのです。だから、美幌町もぜひその作業に着手していただきたいし、生活保護なら医療費もただになるのですけど、証明できる所得水準であれば、窓口での医療費の支払いについても、ぜひ、減免申請ができるように、これも保険料を納めるという部分と逆の医療費を納めるという部分についても、該当するような救済策、条例化、ぜひ、早急に御検討いただきたいというふうに思うのですが、町長いかがでしょうか。私は、何回かこのことで質問をしているのですが、ぜひ踏み切っていただきたいというふうに思いますがいかがでしょう。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
先ほど、生保のところでもお話しましたけれども、我々としましても、救済措置と減免措置はしっかり法律に基づくもの、あるいは町独自のものを持ってやっているわけでありますけども、これ以上、例えば、独自のものをやるということになると、先ほど言いましたように、国からの財政措置のない市町村独自の減免措置を考える場合については、やはり、国民健康保険会計の持続可能な財政運営を考えなければいけないという思いでありますので、それがどの辺がラインとしていいのかどうかということだろうと思いますけれども、ただ、そのラインを引くのもなかなか、担当のほうに聞きますと難しいという話も聞いておりますので、いずれにいたしましても、やるとすると、これが相当な金額になると思います。多分、4,000万円以上のお金が必要になってくるだろうと、今のところの概数です。それぐらいの金額になるというようなことでありますので、国保会計自体が持続しないということになると、それこそ大変な問題なりますので、その辺もあわせて研究をしなければいけないと、そのように思っているところでございます。
再質問 2番 大江道男
まだ定かではないのですけど、国保加入世帯の7割とか、あるいは3分の2以上の世帯が、非課税所得であるという一部の情報もありまして、美幌町もよくその点では調べてみる必要があるのだろうというふうに思います。そういう方々が加入してるのが、実は国保の特徴なので、ぜひ実態把握とあわせて、そういう国保会計に対して、国の補助金がうんと削られているのだという部分を、やはり、町民にも知らせて、その改善をしていかないと、役場のお金が相当出ていく一方だという町長の言い方はわかるので、その点についても、ぜひ、わかってて措置していない政府筋もあるなというふうに私は推測をいたしますので、両方合わせてやっていただければと思います。時間もないので、この程度にしたいと思うのですが、実は、政府は高等教育の無償化については、非課税世帯については無償にしようということで、授業料もただ、国立大学ですけれども。それから入学金もただにしようと、標準4人世帯で年収270万円なのだそうです。それから、その3分の2を面倒見ましょうというのは、年収300万円、それから3分の1は、面倒見ましょうというのが、年収380万円です。これは、高等教育についてはいいですが、この考え方が一つの物差しを示すのであれば、本当に生活が大変な人たちに対して同じ考え方でやったとしたらどうなるか。どこにどれだけ手当が必要なのかということで、以前、子育て世代の応援ということで、学校給食に対して、ぜひ無償と言ったのですが、助成というふうに考えても結構なのですが、大学になりますと教科書代などの就学費や通学費、下宿生の食費、住居、光熱水費などの生活費に充てるために、給付型の奨学金を考えると、随分いいことです。しかし、大学生に対してやっていて、我が町の小中学生に対しては給食費の助成をしないというふうには、だんだんならなくなってきたというふうに思うのです。このラインについて、事前に美幌町ではどうなのかということで、答えをいただいていたのですが、全く時間がなくなりましたので、要はそういうラインがあって、3級地の美幌町でもほぼ似たような状況で非課税になるという状況なので、これもあわせて、ぜひ、貧困ラインの方々に対する救済措置を美幌町として御検討いただきたいというふうに思うのですが、町長いかがでしょう。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
先ほどからお答えをしていますけれども、どのラインでというのが非常に難しいというようなことで、高校から大学へ行く時の無償化のお話が出て、270万円これをもってきて、さあどうだということは、それはなかなか難しいのかなと思ったりもしているのですけども、いずれにしろ、どうするかについては、美幌町の場合、例えばこうしたらどうだというまず仮定をして、その中でどれぐらいお金を要するのか、あるいは、どれだけの人が救われるのかについては、研究させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
再質問 2番 大江道男
残り時間がもうほとんどなくなりましたので、途中経過も含めて、ぜひ、一定のデータがそろいましたら町民の議論ができるように、数字などについても、しかるべく、公表していただければありがたいということだけ申し上げて、最後、ドッグラン整備についてお聞きしたいと思います。動物の愛護及び管理に関する法律をあえて出すまでもなく、やはり、ペットと人間との関係が生活に欠かせない存在と、我が町でもそうなってきているなと思います。私は、今住んでいる町民が、美幌町はすごくいい町なんだよということを外に向かって発信する上で、今、たまに傷だなと思っているのは、ドッグランです。今はもうたくさんの人たちが、綱をつけて犬を散歩させているのですが、綱から外して、動物が本来持っている本性に基づいて走り回るということができたら、美幌町は田舎だけどたいしたものだと、ペットを自由に放し飼いすることができる町なのだという宣伝ができると思うのです。よその町から言わせると、ペット病院がある町というのは大したものなのだという声もあるのです。いざとなったら助けてくれる病院がちゃんとある。なかなかそこまではないのだよということで、さらに花を添えることになるだろうというふうに思います。そこで、いろいろ展開したいのですけど、例えば、大空町の道の駅に併設されていたドッグランが非常に人気があって、人気があるので有料化したとたんにレストランの収入が激減したので、ただにしたら復活したということで、犬の力はすごいなというように思うのです。それで、ある人たちが思い切って、今まで11万人ぐらいの入り込みで足踏みしていた、峠の湯のパークゴルフ場が今は使われていないので、ここに、犬が足湯につかることができて、飼い主も足湯につかって、ドッグランにしたらお客さんがふえるのではないのかという一つの案があるのです。担当に聞きましたら、パークゴルフ場の所有権は美幌町にあるということです。今は使っていないということもあって、とりあえず、入り込みをふやすという意味と、犬も人間も足湯につかれるというようなことも含めて、思い切って検討してみてはいかがでしょうか。これは一つの案ですが、そのほかやはり、国道4本が入ってきている町ということで、美幌町でおもいっきり犬を走らせようということで、広大な河川敷なんかも活用して、例えば、航空公園の跡地なども含めてやってみると、決して、美幌峠以外には何もないのではないという、目玉もつくれるというふうに思うのですが、検討経過についてぜひというお話を質問の最初にしているのですが、ここは、犬を飼っていない町長ではなくて、犬を飼っている副町長からお言葉を賜ればありがたいと、いかがでしょうか。
答弁 副町長 平井雄二(副町長は2019年3月まで)
犬の愛好家ということでご指名でありますけれども、私も従前からドッグランというのは非常にほしいなというのは個人的には思っていたところなのですが、やはり管理面ですとか、設置場所によっては、午前中ですか、河川敷地、せせらぎ公園という提案といいますか、要望もありましたけれども、やはり河川には河川なりの問題もあるということで、できるだけこういう問題のないところに設置することが、多分1番いいのだろうなと思います。今、大江議員から峠の湯の空きスペースといいますか、空き敷地の提案もありましたので、今、峠の湯の入り込みで非常に苦戦をしていると、新たな指定管理者も決まったというところでは、なんとか入り込みもふえればこれから先の見通しも明るいのかなと思いますけども、そういったことも、提案として受けとめさせていただき、ただ、いろいろ管理面だとか、衛生面だとか、いろんな面でだれが本当に管理するのか、指定管理にそれを任せられるかという問題もありますし、そこで費用がかかると、またなかなか指定管理も大変だなということでは、どうやって一つ一つの課題をクリアしていくのかというのは、やはり検討する値はあるのかなと思いますので、研究させていただきたいと思います。