美幌町議会 平成30年第5回定例会 2018年6月20日
女性のキャリアデザインについて
2018年6月20日、美幌町議会の一般質問で、上杉晃央議員が「女性のキャリアデザインについて」質問し、町長 土谷耕治、総務部長 広島学、総務主幹 小室保男、副町長 平井雄二が答弁しました。
- 質問者
- 上杉晃央 議員
- 答弁者
- 町長 土谷耕治、総務部長 広島学、総務主幹 小室保男、副町長 平井雄二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 上杉晃央
私は、人事政策とグループ制度の見直しの2項目について、質問させていただきたいと思います。人事政策の1点目、女性職員の管理職登用等の状況でございます。平成28年6月に女性職員採用と管理職等への登用、女性のキャリアデザインについて質問させていただきましたが、約2年経過し、女性職員の採用状況と管理職登用率15%の目標達成に向け、具体的にどのように取り組まれているのかお伺いいたします。また、オホーツク管内における過去10年ほどの女性職員の採用状況及び管理職等登用状況と比べて、美幌町はどの位置にあるのかお尋ねいたします。人事政策の2点目でございますが、人事評価制度の実施状況についてであります。平成26年4月に人事評価制度を導入されていますが、実施状況及び評価結果から、職員の能力開発、効果的な人材育成がどの程度進んでいるのかお伺いいたします。2項目め、グループ制度の見直しについてであります。導入目的は達成されているか、町民の声はどうかについてであります。平成28年6月にグループ制導入後の評価と今後の見直しを質問させていただきました。制度の優位性が発揮されていないこともあり、効果があらわれる体制を研究したいと答弁されました。ここ5年ほどで部長職権限による職員配置がえの実施状況、グループ制度に関して、職員の声や町民の声をどの程度聞かれているのかをお伺いいたします。以上でございます。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
上杉議員の質問にお答えをしたいと思います。初めに、人事政策について、女性職員の管理職登用等の状況についてでありますが、職員採用に当たっては、職務に応じた能力と役割、適性を保持しているか、慎重に審査の上採用の可否を決定しています。行政施策を推進する上で、女性職員の参画は不可欠でありますが、山積する行政課題に迅速かつ的確に対応していくためにも、引き続き能力や適性を重視した職員採用を行ってまいります。なお、町村職員採用試験の受験者が減少傾向にあることから、昨年12月には美幌高校を訪問し、生徒の皆様に町職員として働くことの意義、まちづくりにかかわる魅力を説明するなど、将来の美幌町を支える優秀な人材確保にも努めているところであります。次に、女性職員の管理職登用率の目標値15%達成に向けた取り組みですが、管理職には政策形成能力、マネジメント能力をはじめ、さまざまな能力が求められます。このため、管理職の登用に当たっては、女性職員も含めて、その任にふさわしい資質と能力を備えた人材を登用しておりますので、御理解をいただきたいと存じます。なお、北海道市町村職員研修センターが主催する女性職員キャリアビジョン研修への参加を呼びかけるなど、女性職員が活躍する職場づくりを進めてまいりたいと考えているところであります。お尋ねのオホーツク管内における本町の状況でありますが、平成28年度における女性職員の採用割合は、管内で最も高い52.4%となっております。一般行政職に加え、保育士及び看護師を採用したことが要因ですが、一般行政職におきましても女性職員の割合は比較的高い位置にあるものと考えております。また、管理職の登用状況につきましては、平成19年度が8.9%、管内5位、平成29年度が8.5%、管内4位と上位に位置していますが、一般行政職に限ると管内平均と同水準にあります。女性職員が能力を十分に発揮し活躍することは、組織全体を活性化させ、住民福祉の増進と行政サービスの向上にもつながります。幅広い視野を持ち、社会情勢の変化にも柔軟に対応できる人材、意欲を持ってまちづくりに参画する人材の確保と育成に努めてまいりますので、御理解をいただきたいと存じます。次に、人事政策について。人事評価制度の実施状況についてでありますが、人事評価制度は、目標管理の手法を用いて、組織として職員一人一人の職務遂行能力とその取り組み姿勢を評価する行為であり、個人の能力開発と組織力の向上を目的としております。本町におきましては、業務目標の難易度、達成度に基づき、評価する業績評価と、評価期間内に発揮された能力や職務への取り組み姿勢、態度を評価する能力評価の二本立てからなる目標管理型の人事評価を平成26年4月に導入したところであります。人事評価の基本的な考え方は、職員の職務活動の事実を見て組織マネジメントのレベルを把握し、高めていくことにありますが、その運用を誤ると、単に評価し、その結果を人事や給与に反映させるための道具にもなり得ることから、組織全体の共通理解と信頼関係の構築が必要となります。人事評価の結果につきましては、研修などの能力開発への活用のほか、昇任昇格など人事配置への活用、給与(昇給や勤勉手当)への反映を行うこととなりますが、評価の客観性と公平性の確保、評価結果に対する納得性、透明性を高めた上で実施しなければ、組織として期待される効果を上げることは困難であります。このため、評価結果を活用した給与への反映を先送りとし、業務目標の設定、達成度の判断基準、給与への反映手法など、制度設計の見直しを進めている状況にあります。お尋ねの職員の能力開発、人材育成への活用につきましては、具体的にお示しできる現状にはありませんが、できる限り早い時期に制度設計の見直しを行い、人事評価の結果を活用した個人の能力開発の動機づけ、人材育成の機会づくりを通じて、組織の活性化の促進を図ってまいりたいと考えております。次に、グループ制度の見直しについて。導入目的は達成されているか、町民の声はどうかについてでありますが、グループ制導入後の評価と今後の見直しにつきましては、平成28年7月以降、町の行政組織及び事務の合理的かつ能率的な運営を図り、住民福祉の増進を図ることを目的に設置された美幌町行政事務改善委員会において議論を重ねております。具体的な取り組みとして、まずは、現状の把握と課題の整理が必要との判断から、昨年5月、主幹職を対象にグループ制に係る実態調査(アンケート)を実施しています。導入年(平成18年)に実施したアンケートと同一項目の質問とし、導入時との意識変化を検証するとともに、追加項目として、課題や問題点などを自由に記載できる欄を設けるなど、広く意見を求めました。その結果、従来の課係制と変わっていない、組織機構や事務分掌、事務量の見直しが必要、主幹、主査の名称が町民に浸透していないなどの課題が明らかになったところであります。このため、グループ制の見直しに着手することを決定し、現在、美幌町行政事務改善委員会において見直しに向けた作業を進めております。現行のグループ制のメリットを生かしつつ、他自治体の例なども参考に議論を重ねていますが、新庁舎建設事業が進む中で、平成33年度の供用開始を見据えながら、本町に見合った組織体制のあり方を研究してまいりたいと存じます。また、ここ5年ほどの部長職権限による職員配置がえの実施状況でありますが、毎年、総務部による職場環境ヒアリングを実施しており、組織運営上の課題がある場合は、その都度に事務分掌替えを行っていることから、具体的にお示しできる事案はありませんが、その時々の政策課題に対して柔軟に即時対応できる体制を整えていくことは重要と考えます。限られた人員で町民ニーズに迅速に対応し、必要な行政サービスを提供していくには、最小の経費で最大の効果を発揮できる行政組織でなければなりません。グループ制の見直しを通じて、組織体制のあり方、行政運営のあるべき姿を検討してまいりますので、御理解をお願いいたしたいと存じます。以上、答弁をさせていただきました。よろしくお願いをいたしたいと思います。
質問 4番 上杉晃央
初めに、女性職員の管理職登用等の項目からですけれども、ここ5年ほどの町村会の統一の採用試験の合格者男女比率というのが、答弁書では単年度だけですけれども、私が2年前に質問してそういう調査は持っていないということでしたから、当然、私が質問するということは、そういうことをデータとして調べられているというふうに思っておりますので、管内状況がわかれば教えてください。また、管内の市町村職員の女性比率、これがどういう状況になっているのかについても調べたものがあればお答えください。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
今御質問のありました、町村職員の採用試験の中の女性の比率については、町村会のほうに確認をさせていただいたところでございますけれども、町村会のほうでもお示しできるような資料はございませんという回答でしたので、資料としては持ち合わせてございません。また、女性職員の割合でございますけれども、これについても公表されているものがなかったものですから、その比率についても持ち合わせはしておりません。
質問 4番 上杉晃央
町村会の採用試験の結果が公表されない理由がよくわかりませんけれども、私は、そういう状況がはっきりわからないと、美幌町の女性職員の、例えば、合格者というのは男女があって、その合格比率はその年によって状況が変わってきますが、私は採用者については、一部の管理職に電話ヒアリングをかけました。なぜ、私がそういうことを問いただしているのに、町村会から情報が提供できない、あるいは公表されていないということがあっても、町村同士で、例えば、近隣町村の女性の比率を調査するとか、管理職の登用状況とか、そういったことはヒアリングすればわかることではないかと思いますが、そこまでの必要性について、特にないという判断で準備していなかったということで理解してよろしいでしょうか。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
1回目の答弁の中でも町長からさせていただいておりますけれども、職員の採用、そして、女性の管理職の登用につきましては、それぞれ職員としての資質、能力等々含めて、それを基準として採用しているところでございますし、また、管理職としての登用につきましても、管理職として持ち得るべき資質、能力、そういったものを加味しながら管理職の配置をしているところでございますので、管内的な平均が幾らであるから美幌町として幾ら必要だというような形での職員の採用、管理職の登用をしておりませんので、必要がないというよりも、そこに縛られる必要はないだろうというふうには感じております。
質問 4番 上杉晃央
答弁の中で、保育士、看護師を含めた女性の比率ということで、ここはどちらかというと専門職ですから、一般行政職における女性職員の採用割合が比較的高いと答弁されていますが、具体的に何%であったのか、その辺を調査したものがあればお答えください。
答弁 総務主幹 小室保男(総務主幹は2019年3月まで)
1回目の答弁で、19年度が8.9%、29年度が8.5%、これは全職種でありますけれども、一般行政職の数字も、この10年間の管内分を拾ってみました。その結果、美幌町におきましては、19年度が2.9%、これは一般行政職であります。29年度が3.0%ということでありますが、管内の平均を出したところ、19年度につきましては2.5%、29年度が3.2%ということで、19年度については管内平均を上回っているのですけども、29年度についてはほぼ同じということで、決して低い率ではないということで御答弁をさせていただいております。
質問 4番 上杉晃央
平均値との比較ですから、低いわけではないということなのですが、もう少し、女性職員の割合が、合格比もありますけれども、どの程度一般行政職でいるのかという美幌町の状況を、私の質問の本旨である、いわゆる管理職登用、これは女性の職員の比率が少ないか多いかによって当然変わってきますから、その辺のところをまず知りたかったのですけど、実は、私もオホーツク振興局のほうに、議員であることを断った上で依頼しましたが、単年度だけは管内の状況と美幌町のデータだけはいただきました。ただ、他町村の状況については、申しわけないけど公表できないということで資料をもらいました。いずれにしても、今後、この辺のところをしっかり公に公表できていないのだとすれば、せめて人口類似規模の道内の町村の状況だとか、管内の市町村について電話等で照会すれば、よほどのことがない限り個人名を挙げることではありませんので、比率についてはヒアリングできるのではないかと思いますので、今後、調べておいていただきたいと思います。それで、美幌町の特定事業主行動計画で、平成31年度まで来年までに15%にするという数値目標を定めております。現在、あえてわかっておりますが、女性管理職、一般行政職何人で何%の比率なのか、それと、これをあと1年でどのように達成するのか、この数値からいけば、9年前に女性の管理職登用をして2名になりました。それから、1人退職して9年前に戻ったことになります。そのことを前回の質問のときに、女性職員の退職、いわゆる管理職の退職が近く予定されていることも含めて、この率の達成について、町の取り組みを求めておりましたので、あと1年でどのように達成するのか具体的にお答えください。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
まず、15%については全職種としての目標値でございますので、今議員お尋ねの一般事務職に限っていけば、女性管理職はただいま1名でございます。一般事務職の中の管理職に占める割合としては、3%という形になってございます。その1名から、今後については、31年の15%の達成というのは極めてハードルが高いだろうというふうに考えてございます。ただ、これは原因等がいろいろ考えられますけども、女性が管理職に登用されるような年代、あるいはふさわしい能力を持った年代になるまでに中途退職をされる方も多く出てきたということもあろうかというふうに思いますが、その辺につきましては働き続けることができる制度も拡充をされ、充実をされてきておりますので、そういったものが解消されつつあるというふうに思っていますし、行政としても、そういったところについてはきちんと取り組んでいかなければいけないというふうに思っていますので、31年度で何人になるかは、具体的な数字は申し上げられませんが、1名からふやせる形で検討していきたいというふうに考えてございます。
質問 4番 上杉晃央
この行動計画は全職種ということですから、ちなみに30年度現在、女性の管理職、病院等いらっしゃいますから達成率というのは何%になっておりますか。
答弁 総務主幹 小室保男(総務主幹は2019年3月まで)
全体で10.3%になります。こちらは御承知のとおり病院職員で管理職が5名程度いらっしゃいますので、全体の数値としては15%に近いという状況でありますが、いずれにいたしましても、目標値15%の達成はなかなかハードルが高いというのは認識をしております。先ほど、総務部長が答弁したとおり、今後の取り組みについても若干触れておきたいのですけども、現在、一般行政職の主査職につきましては、女性職員で7名の主査がおります。ここ2年余りの状況としては、28年4月に女性主査職1名、昨年の4月には女性主査職を2名、それぞれ30代の職員を主査昇格させております。従来、女性職員が働く職場が、どうも限定的だったという事も受けとめておりますので、これからは女性の職員も活躍できる環境を広げていかないと、結果としては管理職の登用率も上がらないと認識しておりますので、例えば、事業畑についても女性職員も働けるように、人事配置を考えていく必要があるのではないかと受けとめております。
質問 4番 上杉晃央
主査の人数がふえてきていることは、前回の質問時に、管理職登用率を達成するには、女性の主査職の達成率も定めるべきではないのかという質問に対して、総務部長は一定程度の目標設定が必要との認識を示し、安全衛生委員会で再検討したいとの答弁でした。この件について、どのように安全委員会の中で議論されているのか経緯があればお知らせください。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
具体的にどういった形で人員的なものをふやしていきましょうというのは、なかなか委員会の中でも目標数値を見つけるのは難しいということでの協議をしたところでございますけれども、いずれにしても、現状把握をした中で、改善点についてどうしていくかということについて検討させていただいた結果、やはり、女性が働きやすい職場をどうつくっていくか、それから、それぞれいろいろな形の経験が必要なので、研修を含めて、それから勤務場所を含めて、どういった形で進めていくことがいいのかということについては、検討させていただいたところでございます。
質問 4番 上杉晃央
まず、突然、一般職員から課長職になることはないので、当然、主査職の登用からその辺は計画的に、全体の管理職登用15%という美幌町の目標を定めていますから、31年度でどうなるのか結果を見てみたいと思いますけれども、やはり、市町村によっては、主査職への登用率を定めています。私も行動計画をインターネットで調べてみたら、まちまちなのです。標準的な様式とかということではなくて、それぞれの町村で自由に設定していますから、書き方がいろいろなのでなかなか比較はしづらいのですけども、ぜひ、前提に立って、管理職をふやしていくということになれば、当然、女性の職員も、先ほど総務主幹が言ったように、事業畑とか、私は前回も言いましたが、美幌町の人事を見ていると、特定のグループの担当に女性職員が繰り返し繰り返し人事異動しているということで、最近では全く経済部にいないとか、建設水道部の建設のほうにいないとか、そういう状況がありますから、男女の能力を考えた場合に、やはりそういったところに配置することによって、キャリアアップということも当然出てまいりますので、そのことも、ぜひ視野に入れながら、先ほど、結果的に管理職が一般行政職で1名になったというのは、先ほどの答弁では、その任にふさわしい資質と能力を備えた人材が女性の中にはいなかったと、現状でそのように理解してよろしいですか。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
先ほど答弁を申し上げました内容を持って、管理職等の登用を進めているところでございますので、この間進めてきた管理職の登用の中では、そういった人材がいなかったというような形で人事異動として行われてきたと、女性ですからということの偏見をもってとか、差別をして管理職の登用をしているとかということはございませんので、どうか御理解をいただきたいというふうに思います。
質問 4番 上杉晃央
当然、女性ですから結婚して出産したり、途中で退職するとかそういったことがありますから、やはり、退職者の状況を見ながら、女性職員の比率を行政として計画的に採用していくという努力をしない限り、男女の比率というのは一向に、やはり男性中心のバランスの欠けた職員配置ということが考えられますので、女性のキャリアデザインということを、以前、総務部長はどんな形で取り組みをしていくのがふさわしいのか、早い時期で考える場の提供を含めた研修を実施したいというふうに、私はここに会議録を持ってきてますけど、2年前にその様に答弁していますけど、この間、そういうキャリアデザインのために具体的に行政のほうとしてどのような検討をしてきたのか、その辺がわかればお知らせください。
答弁 総務主幹 小室保男(総務主幹は2019年3月まで)
ただいまの御質問でありますけれども、キャリアデザイン、いわゆる女性の職員の皆さんが、長く職場で働いていただくと、そして、能力を発揮していただくという必要があると考えております。役場の職員として仕事の楽しさというのでしょうか。醍醐味を知ることによって、子育てをしながらも、しっかり勤めていくという意識が芽生えてくるのだろうと思いますので、そういった意味では、そのような研修の機会を与えることも、人事管理上必要だと考えております。このため、今年度初めての試みでありますけれども、市町村職員の研修センター、札幌にございますが、そちらにキャリアデザイン研修という研修項目を見つけましたので、30代の女性職員を参加させております。その職員から、実際に研修を受講した上で、どのような考えを持ったか聞き取りをしたのですけれども、やはり、働く意義、職員としての働き方を学ぶ機会になったということで、これからの仕事に生かしていきたいという話もありましたので、引き続き今後につきましても、同様の研修に職員を参加させたいと思っております。なお、この研修の主な内容でありますけれども、女性が活躍する職場づくり、あるいはキャリアと人生をどのように考えるか、さらにはマネジメントの能力、あるいは政策形成能力、職場全般について、非常に幅広い分野から研修を受けることができたということで聞いているところであります。
質問 4番 上杉晃央
女性のそういうキャリアデザインの取り組みを、30代の女性にということで、キャリアアップのために参加させたという取り組みは評価したいと思います。私も職員研修を現職時代に担当しておりましたので、ぜひ、今もそうだと思うのですが、女性と男性の研修の機会というのは、私がいた当時は非常に男性中心で、女性が本当に少ないということで、当時、予算をふやしていただいて、研修の機会をたくさんつくりながら女性の研修への参加ということも取り組んできた経緯もありますので、ぜひ、そういった意味では、女性職員にそういう機会をたくさんつくってあげて、そういう中で、女性自身の意欲だとか、意識改革をしながら、将来の幹部候補生として、やはり女性が成長していくような取り組みを、今後期待していきたいと思います。来年が最終年度で、達成率は31年度にはっきりしてきますから、そういう状況を見ながら、この計画はどうだったのか、再度検証をしてみたいと思います。次の質問に移らせていただきます。人事評価制度ですが、この人事評価制度は26年に導入されましたが、従前あった、いわゆる目標管理のところから、こういう人事評価制度というふうに切りかえて、美幌町が判断されて導入しておりますが、これは、誰の主導で美幌町はこの制度を導入しようとしたのか、町長だったのか、それとも、政策会議とかそういったところで議論して、この制度が有効だということだったのか、その辺がわかれば教えてください。
答弁 総務主幹 小室保男(総務主幹は2019年3月まで)
本町におきまして、人事評価制度の本格導入は平成26年4月ですけれども、数年前から試行的に評価制度を取り入れて現在に至っております。当初、評価制度を導入した経緯につきましては詳細に持ち合わせておりませんが、総務省で国家公務員、あるいは地方公務員の人材育成、あるいは組織の活性化という目的から評価制度を設けて、人事管理をしていくという大きな流れの中で、たしかそのような通知があって、取り入れた経緯だったと考えております。
質問 4番 上杉晃央
評価制度は、先ほど答弁もありました業績評価と能力評価の二本立てで人事評価をしようということで、26年4月からということですけれども、聞くところによりますと、平成29年度については、職員からのヒアリングを行っていない。1次評価者、2次評価者の評価もしていないということを、私は職員から耳にしておりますが、事実なのでしょうか。もし、事実だとすれば、先ほど言った、人材育成とか活性化のために、美幌町が導入した制度が、わずか3年ばかりやって、29年度にやらないという、その理由が何だったのかお聞かせください。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
人事評価制度を平成26年4月から導入を図ったところでございますけれども、評価結果を活用して、人事管理、あるいは給与等への反映を行うということで実施をしたところでございます。美幌町職員人材育成推進委員会の中で、評価結果等々、あるいはその評価の手法、それから評価の公平性について検討させていただいたところでございますけれども、この中で公平性、あるいは公正性の確保、あるいは被評価者である職員からの納得性と透明性、これについて問題があるという指摘を受けたところでございます。こういった多くの課題があることから、制度設計の見直しが必要であるということで、28年度、職員人材育成推進委員会の中で結論を出したことから、29年度実施をしないで、今の制度設計のあり方についての見直しを進めているというところでございます。
質問 4番 上杉晃央
当然、人事評価制度を導入するときに、先ほどのきっかけはということで、総務省の人材育成とか、活性化を地方自治体で取り組むべきだという方針があったということはわかりましたけれども、当然のこと、これらを全職員に導入する場合、職員への丁寧な説明、あるいは共通理解、あわせて信頼がなければ非常に難しい制度だと思うのです。そのことは、導入された当時から当然のことわかっていて、議論した結果、導入するというふうにスタートしたのだと思うのです。それが3年たって、なぜ、先ほど言った職員人材育成委員会というのですか、そこの議論の中で、先ほど総務部長が述べたようなことが出てきたのか、導入時点での庁内での議論が十分でなかった。そのことが今日の結果を招いているのではないかというふうに私は危惧しますが、いかがでしょうか。
答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)
まず1点が、26年4月に評価制度を導入したときに、給与、手当までの反映をするということの決定をもってスタートしたわけではないこと、この評価制度の中で、給与、手当までに反映させることについての、問題点が一つ出てきたところであります。もう一つは、実際に評価制度を運用することによって、特に業績評価の部分について、それぞれ職員個々が目標を設定して、その達成度を評価する仕組みでございますけれども、これがそれぞれのセクションによって大きく変わってくるということがあって、その点数について差が一定程度埋められないという状況が出てきたところで、こういったものの中から、給与、あるいは、手当のほうに反映させることはいかがなものかという意見が出てきたということが1点だろうというふうに思います。また、導入時については、十分な説明と理解を得たつもりでございますけれども、ただ、実際に運用を図ってみて、それでは、こういう制度の中で、給与、手当にまで反映させることの信頼性、あるいは透明性、職員の納得性含めて、これが担保されているのかというと、そういう制度にないというところであろうというふうに考えてございます。
質問 4番 上杉晃央
当初から給与への反映を行うことを目的として導入するものではないというふうに、今説明ありましたけれども、町の規定によれば、まさしくそのことが書いてあるのです。最終的には、給与まで反映させるということが目的だと思うのです。その困難性というのは、先ほど何回も言っているように、最初からわかっていたではないですか。これはすごく難しいことなのです。そのことをやってみて、3年足らずでこれは難しいということで、こういう事態になっているというのはきわめて残念だと思います。給与への反映は別にして、そうするとこの制度を活用して、昇任とか、昇格の人事への活用ということは、美幌町長として、この制度に基づいて、職員の登用とか、そういったことはされていないというふうに受けとめていいのですか、この制度が機能しないとすれば。別な評価の物差しで町長が判断して、登用しているというふうに理解してよろしいのでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
この人事評価は、非常に難しいということが、総務部長、総務主幹のほうからお話があったように、さまざまな難しさがあるということで、管理職の登用については、これに基づかないで、大体顔がわかりますので、管理職にする年齢になってくるとわかりますので、その中での評価をしっかりして登用しているところでございます。
質問 4番 上杉晃央
町長の今の答弁からすれば、この制度を見直しする必要があるのですか。今みたいなことで、職員評価をするのであれば、あえてこういう難しい制度を導入して、職員の理解を、これから見直しするということですから、どういうふうになってくるのかわかりませんけれども、相当難しいことだと思うのです。登用だけではなくて、ここに書いてある昇給や勤勉手当、いわゆる職員に優劣をつけて、そこまで手当を反映させるという制度ですから、これを町長として導入したということは、今言うような、顔が見える範囲内で自分なりに評価してやっているというのであれば、その方がもし最適だとしたら、この制度は必要ないのではないですか、いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
その時点では、やはりこれがベストだという思いで導入してきたつもりでおります。その中で、いろんな難しさだとか、問題点も出てきていますので、それについて見直しをするということは、これはもう当然のことだと思いますので、そういった御理解をお願いをしたいとそのように思います。
質問 4番 上杉晃央
私は、見直しすることをだめだと言っているわけではないのですが、具体的に、町長はこの制度について、職員の人材確保のためには喫緊の課題だったと、だからいつまでに、どのような手順で見直しをするのか、そういう時期的なことまで町長は描いて判断、指示されているのでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
いつまでにという指示はしておりません。
質問 4番 上杉晃央
後ほど、質問が出てきますけれども、町長は、いろんな機会に議会の答弁で、職員に常にスピード感をもって指示していると、スピード感が大事だと言っていますが、職員の評価にかかわるこのようないろんな課題が出てきたら、当然のこといついつまでに見直しをして、見直し結果でしっかり議論してやっていくというふうにしていかないと、時期を示さないで見直しということになったら、言葉が悪いですけど、ずるずるいくのではないですか。私はそういうふうに思いますが、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
ずるずるいくというよりは、やはり、難しさがあると思うのです。この評価自体のです。評価をして、管理職にする登用の部分もありますけども、登用するということは、給料が上がるというようなことも含めてあるのですけど、それ以前に、やはり職員全体の話での給与をどうするか、上げ下げするのかということまで含めて考えると、これはなかなか大きな問題を残したりというようなことが出てくるのだろうと私は思っていますので、これだけがスピード感を持ってやりなさいというよりは、慎重な扱いをしながら対処すべきではないかと私はそのように思っております。
質問 4番 上杉晃央
そうだとすれば、やはり、職員にもう一度、こういう制度がなぜ必要なのかということを、町として職員研修で説明するなり、先ほど私も言いましたが、一定の共通の理解と、信頼関係がないとできないです。私も職員だったからわかります。給与まで反映させるということは、大変難しい評価をしないとならないです。だからこそ、そういう制度の必要性について、ぜひ、見直しの中でしっかりと職員と向き合って、話を聞いたりしながら、再度、制度設計をして、今後は休むことのないように、そのことを申し述べて、この質問は終わらせていただきます。
答弁 副町長 平井雄二(副町長は2019年3月まで)
人事評価について、今、なかなか機能を果たしていないということで、人事評価は法的にやらなければいけない義務なのですが、問題点は、人事評価の中に、要するに、評価の仕方の仕組みに、実は問題があるということで、人事評価を導入しなければいけないということは、当時から、職員にも説明会も設けて、そういう中で、その意義も含めて説明をしております。そして、試行してきたわけでありますけれども、中身について、やはり非常に問題があるということで、これは、やり方については、いろんなやり方があるので、たまたま美幌町については、今のやり方を採用してやったのですが、問題というのが、やはり浮き彫りになってきました。このままいろんなものに反映させるには非常に大きな影響があるということで、そこには踏み切れないということであります。これは、実は美幌町ばかりの問題ではありません。管内でも、いろんな集まりの中で、どういうふうにやっているのかという情報交換をした中で、なかなか試行までやっても、本格導入には至っていないという自治体が多々あります。その中では、やはり同じような悩みで、制度設計自体に非常に問題がある、どういった制度設計でやったらいいのかということがあります。ただ、これはやらなければならない義務が市町村には与えられておりますので、これは本年度中に見直しをしっかりと確立をして、来年度からでも、新しい制度の中で導入できるように準備をしてまいりたいと思います。
質問 4番 上杉晃央
次に、グループ制についてです。これも2年前の平成28年6月に一般質問をして、2年経過しました。一般質問から1年後に、主幹職に対してアンケートを実施して、従来の課係制と変わっていない、組織機構や事務量の見直しが必要、主幹、主査の名称が町民に浸透していない、という答弁でありました。これは率直な管理職の声だと思うのですが、18年と比較して職員の意識がどういうふうに変化したのか、そういう観点から調べたということですが、特徴的にどのような変化があったのかお答えください。
答弁 総務主幹 小室保男(総務主幹は2019年3月まで)
1回目の町長の答弁で、重立ったものを3点、今触れておりましたけれども、アンケートにつきましては、大きく7項目にわたって、この10年間の意識の変化を把握しております。その7項目以外にも自由記載欄を設けまして、幅広くグループ制に対する意見や提言等をいただいております。そのアンケート結果の特徴的な部分でありますけれども、この10年間で、例えば、グループ制が機能した場面が多く見られて、いわゆるサポート体制が進んだかという質問もありましたが、この10年間特に変わっておりません。ということは、残念ながら現行のグループ制度がしっかりと機能していないのだろうという受けとめであります。さらには、昔で言う課係制と比べたときに、現在のグループ制の方が業務を進める上でサポート体制が整っているのかという問いにつきましては、変わっていないというところが目立った回答になっておりますので、課係制のときと比べて、それほど組織運営上変わっていないのだろうという認識であります。あとは、特に自由記載であったのは、やはり、10年経過しているのに、いまだに町民の皆さんから主幹、主査というのは、課長ですか、係長ですかという問いかけが見受けられるということでありますので、十分に町民の皆様に浸透していないのだろうという受けとめであります。また、最後にもう1点だけつけ加えますと、流動的な組織の運営がなされているかということで、これは、グループ内、いわゆる担当間の壁を取り払って、グループ全体で一つの固まりとして仕事に当たっているかという問いかけについては、決してそうはなっていないということでした。いわゆる担当の中で、仕事は完結しているという意見もありましたので、まだまだグループ制運用する中で、見直しを行う部分はあるのだろうと考えているところであります。
質問 4番 上杉晃央
今、アンケート調査の細かな部分の答弁をいただきまして概要はわかりました。職員は、この10年間、やはり、このグループ制導入によって大きく町民サービスだとか、職員の意識、それらが変わるような状況にないという、残念ですけど極めて否定的な評価であったと思います。そういう中で、それでもなおグループ制のいい点を認めながら見直しして、継続していくというか、見直しという中には、廃止も検討した結果、グループ制はやめると、私は2年前に言ったときに、芽室町で、実は若手の職員たちみんなに委員会をつくらせて検討して、相当1年ぐらいかけて、数十回の検討をしながら、最終的に芽室はやめたのです。そういうところもありますので、検討というのは、私もいろんな機会に、主幹からお話のあったように、役場はすごくわかりづらいと、主幹とか主査とかという話をいろんな機会に聞いていますから、見直しは町の計画によれば、新庁舎に合わせてということですから、それはそこで一定のめどとして受け入れるにしても、私は、いわゆる大課大係に戻すことも含めて、機動的な役場のあり方、住民サービスのあり方をしっかりその中で検討、検証していくということが必要だと思いますが、町長その辺いかがでしょうか。
答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)
今、芽室町の例を出されましたけれども、従来制度に戻した自治体があるというようなことでありますし、そういった実態も調査する必要があるのではないかと思っております。また、グループ制自体も、良い面もあると思いますので、やはりそういったことをしっかりと伸ばしていくといいますか、この組織に根づいて伸ばしていくということも極めて重要だと思いますので、今やめるとか、やめないとかではなくて、見直しをしっかりしながら、主幹と主査の話も含めて、見直せるものは早急に見直していきたいと、そのように考えているところでございます。
質問 4番 上杉晃央
ぜひ、芽室町の事例を、どういう取り組みだったのかしっかり調べていただいて、他の自治体の例も調査しているということですから、時間がありませんのでそこはお尋ねしませんけれども、いずれにしても、今回の見直しというのは、単にグループ制を見直しということよりは、美幌町役場の組織体制とか、行政のあるべき姿が、町民にとって本当に今の体制でいいのかどうかということも含めての見直しを、ぜひしてもらいたいと思います。その結果、やはり、大課大係という、昔のよかった点というのは継承しながら、私は、昔の方が指揮命令系統が、課長がいて、係長がいて、係長というのは、結構その係内の職員のことを掌握してしっかりやっていたと思うのです。そういう中で、課長の裁量の中で、ほかの課と連携をとるとか、そのようなことで、やはり仕事等で反感ありますから、そういった部分で調整しながら、最終的には部長が判断して、流動的に人を持ってくる、借りるとか、そういったことをしていくことによって、今、この10年間経ってみて職員の評価が芳しくないということを鑑みたときに、職員の仕事の位置づけだとか、係長としての部下職員を指導する責任とか、そういった部分が私は大課大係制の方ができるのではないかと思います。最後になりましたが、改過自新という言葉があります。これは要するに、過ちを改めて、新たなことにチャレンジするということなのです。過ちではありませんが、効果のないことは、しっかりこの際改めて、そしてみずから活性化のために、新たにしていく取り組みを町長のリーダーシップでしっかり行ってもらう、そして、スピード感を持って取り組んでいただくことを、最後に発言して終わりたいと思います。町長、何かありましたらお願いします。