みんなの議会

美幌町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日

スマホ育児について

2017年3月8日、美幌町議会の一般質問で、坂田美栄子議員が「スマホ育児について」質問し、町長 土谷耕治、教育長 平野浩司、民生部長 高崎利明、健康推進主幹 佐藤和恵、児童支援主幹 武田孝司が答弁しました。

質問者
坂田美栄子 議員
答弁者
町長 土谷耕治、教育長 平野浩司、民生部長 高崎利明、健康推進主幹 佐藤和恵、児童支援主幹 武田孝司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 坂田美栄子

私は、今回、福祉行政について3点、それから、教育行政について1点質問させていただきます。まず最初に、福祉行政の中の一つ目として、スマホ育児について質問をさせていただきます。スマートフォンやタブレットが急速に普及し、もはや、それなしの生活は考えられなくなり、子供たちもスマートフォンやタブレットを使う機会がふえています。親が手を離せないときは、外出先などで乳幼児にスマートフォンで遊ばせるスマホ育児が広まっています。子供にスマートフォンを渡しておくと、機嫌を損ねることなく、夢中になって遊んでくれることが多く、親としては、家事や食事、トイレや身支度の際に助かることから、悪影響を心配しながらも長時間使用させている現実があります。子育ての親に対して、スマートフォンの利用のあり方、子供に与える影響について情報を発信すべきと考えますが、今後の取り組みについてお聞かせいただきたいと思います。2点目は、がんの生存率を高めるための取り組みについてです。美幌町では、がんで亡くなる方が減少していますが、がんは初期で見つかった人ほど生存率が高く、検診を定期的に受けることの重要性が示されており、がん治療の進歩でさらに生存率が上がっています。美幌町のがん検診の受診率向上と、がんの予防施策についてどのような取り組みがなされているのかをお聞かせいただきたい。3点目は、子育て支援についてです。子育て支援については、町政執行方針で示されているように、子ども・子育て支援事業計画に基づいた各種支援を実施し、仕事と子育ての両立により、安心して子供を預けることができる保育サービスの充実や保護者負担の軽減を引き続き図っていくとのことで、期待をしているところです。しかし、現実には、一時保育・一時預かりで受け入れてもらえず、困っている親がおり、本当に安心して働ける支援体制となっているのか、疑問を投げかけられているのも現実です。この点について、どのように把握され、対応されようとしているのかをお聞かせいただきたいと思います。最後に、教育行政についてです。2018年から変わる英語教育についてですが、平成28年9月の定例会でも一般質問をしておりますが、文部科学省が公表した次期学習指導要領の改訂案は、現行制度で小学5・6年生に導入されている外国語活動を2020年度から小学3・4年生に前倒しするなど、英語教育の低年齢化が盛り込まれています。道内の各小学校においては、教員免許取得時に英語教育の指導法を学んでいない教員が多く、学習指導要領の改訂により、英語を指導できる教員を確保できるかが課題となっています。ALTの活用が大きな役割を担っていることは当然ですが、道内ではさまざまな取り組みが始まっております。美幌町の今後の取り組みについてお聞かせいただきたいと思います。1回目の質問はこれで終わります。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

坂田議員の質問にお答えをしたいと思います。2の教育行政については、後ほど教育委員会から答弁をさせていただきます。初めに、福祉行政について、スマホ育児についてでありますが、近年、少子高齢化、核家族化のさらなる進行やITによる情報化など、社会環境の変化が加速し、家族のあり方や親子関係など、子供の成育環境に大きな変化が起こっております。ここ数年で乳幼児を持つ家庭にスマートフォンやタブレットなどの新しいメディアが急速に浸透しつつあり、幼い子供たちとの接触が予想以上に広がっております。総務省情報通信政策研究所が実施した情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査によると、ネット動画を視聴している2歳から12歳の子供の割合は6割を超え、特に親が20代の子供では75.8%と視聴割合が高く、ネット動画を視聴する際の機器は、スマートフォンが44.4%、タブレット端末24.7%と全体の7割弱を占めております。場所を選ばず、多様な機能が使えるスマートフォンが便利な子育てツールとして広く使われておりますが、日本小児科医会は、「むずかる赤ちゃんに子育てアプリの画面で応えることは、赤ちゃんの育ちをゆがめる可能性がある」、「スマートフォンなどを見る時間が長いと視力の発達が妨げられる」など、スマートフォンを使った育児を見直す提言を示しております。このようなことから、美幌町では、4カ月、10カ月、1歳6カ月、3歳児健診及び乳幼児相談時に、日本小児科医会から示されているリーフレットを用いながら、スマートフォンなどの適切な利用について指導しております。子供の健やかな育ちには、豊かな対人的、対物的な環境刺激が必要であり、友人や親との会話や楽しく遊ぶこと、散歩や外遊びで親と一緒に過ごすなど、人、自然、物との触れ合いの中で子供のさまざまな能力が育っていきます。特に、親と同じものを見て共感する体験は、自己肯定感を育て、心の発達の基礎になるとされております。同時に、スマホ育児の背景には、社会状況や家庭環境の変化など、親がスマートフォンに頼らざるを得ない状況があることも認識しており、それぞれの家庭が抱える状況を受けとめながら、子育てを支援してまいります。今後は、より一層メディアを使用する生活の範囲、利用頻度も拡大していくと考えますが、多様なメディアと上手につき合っていけるよう啓発するとともに、関係機関と連携を図りながら、子育てにかかわる支援体制の推進に尽力してまいります。次に、がん生存率を高めるための取り組みについてでありますが、美幌町における死亡原因として、悪性新生物(がん)は、平成26年が84名で全死亡者の36.2%、27年が78名の29.5%、28年が58名の26.5%と、第2位、第3位の心疾患、肺炎を大きく引き離し、第1位となっております。また、がん部位別死亡順位は、平成27年の第1位が大腸がん、第2位が肺がん、第3位が膵臓がんとなっており、28年の第1位は肺がん、第2位が大腸がんと膵臓がんであります。さらに、平成18年から27年までの年齢構成の違いを調整した死亡率である標準化死亡比からも、美幌町は大腸がん、乳がん、子宮がんが全道、全国に比べ高い状況にあります。これらを踏まえ、御質問の美幌町が実施するがん検診の受診率向上及び予防施策の一つ目として、疾病の兆候をより早期に発見し、早期治療につなげることを目的に、各種がん検診を実施しております。町独自の取り組みとしては、検診料の自己負担の軽減に加え、28年度からは、子宮頸がん、乳がん及び大腸がん検診において、5歳刻みの一定年齢の町民に無料クーポン券を配布し、受診のきっかけとして継続受診につなげるとともに、町民が受診しやすい体制を整備しております。また、集団健診において、ピロリ菌検査と低線量CT検査を28年度から実施しており、ピロリ菌検査は、感染を発見し、必要な治療につなげることで、将来的な胃がんのリスクを抑制するものであり、肺の低線量CT検査は、わかりにくい小さな病変も発見できるとされていることから、肺がんの方がいる家族や喫煙本数が多い方に受診を勧奨しており、本年度の受診結果では、早期がんが発見されております。さらに、平成29年度の拡充事業として、単独で実施していた子宮頸がん、乳がんに大腸がんを加え、三つの検診が同日に受けられるレディース検診を実施し、受診の拡大を図ろうとするものであります。二つ目は、受診勧奨及び啓発として、未受診者への電話やはがきによる受診勧奨や、新聞への折り込みや広報、町ホームページへの掲載により広く周知し、受診率の向上に取り組んでいるところであります。また、町民が生活習慣病やがん予防のための知識を身につけ、健康に関心を持ち、個人や地域で健康管理ができるよう、保健師や栄養士、運動指導員による健康教室や運動教室、講話など、さまざまな健康教育を実施しております。このほか、中学生のピロリ菌検査や個別検診として、国保病院において町民どなたでも乳がん検診や大腸がん検診が受診できる体制を整備し、受診者の利便性確保を図っております。今後につきましても、新規受診及び継続受診の促進、啓発の推進、受診勧奨の強化により、受診率の向上を図ってまいります。次に、子育て支援についてでありますが、本町の一時預かり事業は平成10年4月から実施しており、満1歳以上から就学前の児童を対象に、1カ月のうち12日間の預かり日数を限度として実施しております。また、年度内における預かり日数の限度は、保護者の就労による場合は、平成27年度の子ども・子育て支援新制度の導入により、年に24日間から72日間に拡大し、保護者の疾病や家族の疾病による付き添いなどに伴う緊急的な預かりは年36日間を限度に、子育て支援センター及び美幌・東陽の両保育園で実施しております。お尋ねの一時保育・一時預かりで受け入れてもらえず困っている親がおり、本当に安心して働ける支援体制となっているのか、この点について、どのように把握され、対応されようとしているのかでありますが、現在、子育て支援センターでは、保護者の就労による場合、子ども・子育て支援新制度の導入により72日間に拡大しましたが、比例して利用する日数もふえ、利用する時間によっては、人的、物理的にも1日当たり四、五人が限度であり、それ以上の申し込みには、保育園と調整したり、民間保育事業者などを紹介し、受け入れの確保を図っております。本町としては、子育て支援は、行政だけではなく、民間保育事業者やボランティアの方々など、幅広く社会全体で支えていくことが必要と考えております。今後、子育てを担う保育士の確保を図り、民間保育事業者などと連携を進め、安心して子育てができる環境整備を図っていきたいと思いますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。以上、御答弁をさせていただきました。よろしくお願いをしたいと思います。

答弁 教育長 平野浩司(教育長は2018年12月まで)

坂田議員の御質問に答弁いたします。2018年から変わる英語教育についてですが、文部科学省では、平成29年2月14日に次期学習指導要領の改訂案を公表し、1カ月間のパブリックコメントを経て、年度内に告示することとしております。学習指導要領は、時代の変化や子供たちの状況、社会の要請などを踏まえて、およそ10年ごとに改訂され、小学校は32年度から、中学校は33年度から、新たな学習指導要領に基づき全面実施される予定となっております。次期学習指導要領の改訂案では、現行で外国語活動を実施している小学校5・6年生の英語について、教科書を使って読む・書くも加えた正式教科にするほか、聞く・話すを中心に英語に親しむ外国語活動を3・4年生に導入することが示され、平成30年度から段階的に実施される予定となっております。美幌町の英語教育の現状としましては、英語指導助手(ALT)を配置し、小中学校及び教育相談室の外国語活動に随時派遣をしているところであり、コミュニケーション能力の育成や国際理解教育の充実を図っているところであります。今後の小学校の英語教育の課題として考えられることは、教員の指導力、技術が挙げられますが、英語を指導できる教員をどう確保、育成していくかが課題であると認識しているところであり、ALTの活用も大きな役割を担うものと考えております。今後も、国や道の動向を注視しながら、ALT事業を継続するとともに、教員研修を充実させ、教員の英語力や指導力を高めながら、児童の英語力の向上、コミュニケーション能力の育成、国際理解教育の充実に取り組んでまいりたいと考えております。以上、答弁させていただきましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 9番 坂田美栄子

まず最初に、スマホ育児についてから再度質問させていただきます。御答弁をいただきましたが、先ほども申し上げましたように、スマホやタブレットが急速に普及してきまして、もはや、それなしの生活は考えられなくなっている状況にあります。子供たちにしても、スマホやタブレットを使う機会は急増しています。スマホやタブレットの操作は、タッチパネルに触れるだけで、力も必要ありませんので、赤ちゃんでも簡単に操作ができ、生まれたときから触れて育ってきた子は、2歳までにその操作を完璧に覚え、大人よりも子供たちのほうがうまく使いこなしている家庭もかなり多いのではないでしょうか。子どもたちのインターネット利用について考える研究会の調査によりますと、スマホやタブレットなどを利用したことがある乳幼児の割合といいますと、6歳で74%、5歳で63%、4歳でも63%、3歳で60%、2歳で56%、1歳で42%、ゼロ歳で22%というすごいパーセント数字になっています。利用頻度を申しますと、「毎日必ず」と「ほぼ毎日」の利用で5割を占めている状況にあります。利用の内容を申しますと、先ほど御答弁いただきましたように、写真や動画の閲覧、ゲームが多く使われているようですが、使っている理由としては、「機嫌がよくなる」が54%と最も多く、「保護者の手が離れる時間ができる」が40%、「機器に触れたがる子がいる」は28%となっておりまして、トラブルや影響について気になっている点はありながらも、59%が心配しながら利用しているという状況が現実としてあります。将来、長時間の利用傾向や依存になってしまうと思われるのが29%と上位を占めており、9割以上は何らかの不安を抱えながら利用していますけれども、今でも、やめられないという現状にあるようです。多様なメディアと上手につき合っていくためには、やはり支援体制が必要かなというように考えています。町として、アドバイスなり支援が行われているようですが、具体的に今後の取り組みとして考えられるものがありましたら、お答えしていただきたいと思います。

答弁 民生部長 高崎利明(民生部長は2019年6月まで)

再度の御質問でございますけれども、1回目の答弁でも申し上げたとおり、本当にメディアはどんどん多様化していく中で、その対応策としましては、今、保健師が行っております、公益社団法人日本小児科医会で出している啓発のリーフレットを使用した指導、また、子育て支援センター等に提言用のポスターを掲示しておりますが、問い合わせがあった場合、保育園も含めまして、リーフレットを渡して対応するような形をとっています。スマホはデメリットのほうが多いかと思いますけれども、そういう部分についての啓発を進めていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

今、議員がおっしゃるように、本当に低年齢化しているということで、ゼロ歳児でも2割も使っており、1歳で4割、3歳で6割という話を、非常に驚きをもってお聞きしていました。いずれにしましても、これは自己責任、自己決定で、それぞれの家庭でやっていただかなければいけないと思っておりますけれども、私どもも、そうはいっても、やはり子供に対する影響が大だという思いで、保健師による取り組みをしっかりとやっていきたいと思っております。今後とも、より新しいものに対して新しい手法でできるような内容の取り組みをしていきたいと思っておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたしたいと思います。

再質問 9番 坂田美栄子

低年齢の子供たちがスマホを利用することで、どんな悪影響があるのか、あちらこちら調べてみたのですけれども、スマホは最近出てきたばかりなので、具体的なことはまだはっきりわからないようです。それでも、例えば、スマホやタブレットの液晶から出ているブルーライトという青い光線は、エネルギーが非常に強く、これを浴びると目の網膜や角膜を傷つける可能性があると言われています。また、乳幼児期のコミュニケーションが不足することで、ADHDなどの発達障害を引き起こす可能性も示唆されていると言われております。もう一つには、子供の皮膚は大人に比べてかなり薄いので、子供の脳は大人よりも電磁波の熱を吸収しやすく、非常に大きな影響を受けやすいとも言われております。さらに、赤ちゃんがおとなしくしてくれるからといってスマホに頼り切っていると、細菌が繁殖したスマホを口に入れることで、危険な感染症を引き起こす可能性があるとも言われております。これらが全て起こり得る原因とはなってはおりませんが、悪影響があるということだけはわかっていただきたいことと、知りつつも使わせてしまっているというのが現実かなと思っています。保護者がメディアを利用していると、子供もよく利用するという強い関係があります。私が申すまでもなく皆さんのほうがよく御存じのことと思いますが、保護者の方々には、見せる場合にはきちんと管理して、スマホは連続して15分、またテレビは30分を目安ということを指導することも必要かと思います。子供たちが健康で育ってほしいという願いもありますので、ちょっと気をつけることで防ぐことができるのであれば、機会あるごとに相談、アドバイス、情報提供が必要かと思っています。先ほど答弁いただきましたように、保健師さんの方々と連携をとりながら情報提供、それから、いろいろな相談、アドバイスなどに今後取り組んでいただけるというお話もいただきましたので、ますますそういうことに力を入れていただきたいという願いを込めて、スマホ育児についての質問を終わらせていただきたいと思います。次に、がん生存率を高める取り組みについてです。今回、御答弁いただきましたように、医療の技術は年々開発されてきており、生存率もがんの部位別によって大きな差があることも知らされました。進行を示す病期は4段階で、1期は最も初期段階、2期、3期とがんは進み、4期は転移があるなど最も進行した段階ということは皆さん十分御存じのことと思いますが、例えば、大腸がんの生存率は1期で90%以上です。2期では80%を超えますし、3期でも70%を上回ります。4期になると一気に1桁になり、どのがんでも進行すれば生存率は低くなりますが、大腸がんは、特に早期発見で1期は90%ということであれば、これは検診が一番大きな取り組みになってくると思います。がんは、早期に発見、治療さえすれば、その後の経過が良好で、10年生存率は高いと言われております。特に、がん検診を受けることで死亡率の減少効果が確実なのは五つのがん検診です。一つには、大腸がん、胃がん、肺がん、乳房、子宮頸部で定期的な受診が必要となってきていますが、これらを早期に発見することで、かなり生存率が延びているという結果も出ております。特に、美幌町の死亡順位は、大腸がん、肺がん、膵臓がんとなっていますが、先ほども言いましたように、大腸がんと肺がんは早期発見、早期治療で生存率が高くなっていると考えられますので、この点については、本当に検診が大きな役割を果たすものだと思っています。受診率向上に成果があらわれないのは、どこに原因があると認識しているのか、町民の認識が浅いのか、それとも無関心なのかというところが一番大きな問題かと思いますが、どういう感じで押さえているのか、わかるところがあればお聞かせいただきたいと思います。いかがでしょうか。

答弁 健康推進主幹 佐藤和恵(健康推進主幹は2017年3月まで)

検診を受けられない理由は何でしょうかという問いを第Ⅱ期の健康増進計画のアンケートの中でしております。1番には、時間がないということと、検診の料金が高いということが出てきておりましたけれども、このアンケートをいただきました後に検診料を下げさせていただくということもしていますし、お時間がないというところの対応につきましては、集団検診等も土曜とか日曜、あるいは早朝検診ということで6時半から行っております。そのようにPRをしながら、皆さんのお時間に合わせて検診を受けていただけるようにしているところでございます。

再質問 9番 坂田美栄子

時間がないということについては、土曜日とか日曜日に検診ができる環境をつくっていくという御答弁だったので、その点については努力していただきたいと思います。それから、例えば年齢層によって受診率が変わるとすれば、取り組み内容も変わってくるのではないかと思っています。例えば、検診をする年齢別というか、そういうところを調査したことがあるかどうか、その点についてはいかがでしょうか。

答弁 健康推進主幹 佐藤和恵(健康推進主幹は2017年3月まで)

ただいまこちらに持っているのは、今年度、平成28年度から始めましたヘルカルCT、低線量のCT検査で肺の検査になります。こちらは40歳からなのですが、今のところ、70歳の方の受診が一番多くなっております。2番目は、60歳の方という年代別の受診状況になってございます。ヘルカル自体、年齢層の高い方ということになりますので、若い方については従来のX線のレントゲン検査をお受けいただくということでお勧めしております。ほかのがん検診について、今、年齢別のデータは持ちあわせておりません。よろしくお願いします。

再質問 9番 坂田美栄子

60代、70代になってくると、多分、意識を持って検診を受けるのかなと思うのです。やはり、私たちが一番心配するのは、若い働き盛りの人たちががんにかかることによって死亡率も高くなります。40代の人からがん検診があるのですから、できれば40代、50代の人たちが検診を受けられる状況をつくっていくことも大事ではないかと思っています。最近の新聞あたりでは、がんによって亡くなる若い人たちも結構ふえている状況にあると認識していますので、今後の取り組みとして、若い層が受けやすい環境を整えていくことも必要かと思っています。また、がんの部位別の生存率で、乳房が81.7%、大腸が69.2%、肺が32.6%と高かったのですけれども、それよりも高い前立腺がんが89.3%、低かったのは膵臓がんで5.1%となっておりますが、やはり健診を受けることによって死亡率が減少しているという効果は確かにあると思うのです。例えば、今、美幌町では一定のがんの検診しか行われておりませんが、がんの検診はもっとたくさんの種類を受けられる状況があると思うのですけれども、美幌で受けられる新しいがん検診を今後考えていくかどうかについてもお伺いしたいと思います。例えば、食道がんとか、肝臓がんとか、胆のう、それから、喉頭がん、卵巣がん、前立腺がん、腎臓、いろいろあるのですけれども、こういうがんについても美幌町で取り組んでいけることがあれば取り組んでいったほうがいいのではないかと思うのですが、今後考えていけるのかどうか、その点についてお答えできるものあったらお答えしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

もちろん、がんで亡くなる方を少なくしようという思いは一緒だと思いますので、引き続き、我々としては、やはり啓蒙・啓発が一番重要だろうと思っておりますので、それをまずやるということです。あと、がん検診なり受けやすい体制をどうつくるかということで、今回新しく三つのがんを同日で受けられるという体制も含めて御提案させていただいております。部位別に言うと、大腸がんと肺がんがこのまちでも一番多いという順番になっています。ただ、亡くなる方が多いから早速手を打つということではなく、今やっていることをしっかりと定着させて、その上で次に何ができるかを考えていかなければいけないと思っております。部位別の受診率を見ましても、大腸がんは非常にばらつきがあるのです。肺がんについてもばらつきがあります。年度ごとのばらつきがあるということです。前年度対比で、上がってみたり、下がってみたりということで、多分に、有名人の方のがんに罹患された映像を見て、そういうことがあるのかなと思ったりもしていますけれども、そればかりではないと思いますが、着実に受診率向上しているのが前立腺がんでありまして、あと、子宮がんは下降しているということです。いずれにしましても、今やっている部位別で死亡率の高い部分をしっかりやって、そのほかで何ができるかということについては今後の研究課題だと思っていますので、どうかよろしくお願いをしたいと思います。

再質問 9番 坂田美栄子

やはり、がん検診は、啓蒙・啓発と、いかに検診を受けてもらうかということが一番大事なことだと思っていますので、その点については最大限努力をしていただくということで、美幌町のがんを少しでもなくす努力は引き続き続けていただきたいと思っております。

答弁 健康推進主幹 佐藤和恵(健康推進主幹は2017年3月まで)

先ほど、集団健診の時間を朝6時30分と申したのですけれども、6時の間違いでございました。大変申しわけございません。

再質問 9番 坂田美栄子

努力していただくということで、この質問はこれで終わらせていただきます。次に、子育て支援について、再度質問をさせていただきます。子育て支援については、先ほど答弁いただきましたように、現在では、核家族化、高齢化、少子化となりまして、隣近所に子育て世代がなく、ところどころに点在していて、情報交換や悩みの相談もできない、困ったときの助け合いもうまくいかないという現実になっていると思います。そんなときに、子育て支援の温かい手を差し伸べてやるということで今回質問させていただいたのですけれども、今回の質問の表に出したのが一時保育、一時預かりのことですが、これも大事な支援制度です。先ほど答弁をいただきましたが、利用する時間、日数、人的、物理的にも限度があって、困っている子供たち全員を見ることがなかなかできないという雰囲気で御答弁をいただいたと思っています。本来の子育て支援の目的は、困っている親たちが安心して生活をしていくために、また、子供たちが安心して預けられる場所の確保ということだと思っておりますので、役割として十分果たされているのかどうか、疑問に思うところもあります。私が考えるところでは、子育て支援センターもありますし、両保育園もありますので、そこで調整が可能ではないかと思うのですが、この点についてはいかがお考えでしょうか。

答弁 民生部長 高崎利明(民生部長は2019年6月まで)

1回目の御答弁で申し上げたとおり、利用の日数等は拡大しており、利用実績につきましても、平成27年度からの利用日数等を拡大したところです。そして、延べの日数で、平成26年度は250日、子育て支援センターと両保育園でありましたが、27年には、制度拡大したことによって、299日と20%程度増加しておりますし、ことしにつきましては、2月末時点で既に382日ということで、26年度対比では5割増しということでありました。年々、ニーズも多く、利用者もふえてきており、できる範囲の中で今対応しているということでございますが、四、五件受け入れできないという実態が今年度もあったようですので、そういう部分につきまして、今後の保育士を確保する中で、あと場所の確保の中で対応してまいりたいというようには考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 9番 坂田美栄子

かなりの日数で一時保育、預かり保育などを取り組まれているというのが今の説明でよくわかりました。ただ、きのうの町政執行方針の中にもありましたように、子育て支援については各種支援を実施しているところなのでしょうけれども、やはり、安心して子供を預けることができる保育サービスということでは、預けられない、お願いできないという親たちにとっては、非常に残念な話なのだろうと私たちは受け取っているところです。町の保育士がいないとか基準があるのだろうと思うのですけれども、やはり、子育て支援、オホーツクナンバーワンのまち美幌という意味では、子育ての充実がもっともっと努力してもらってもいいのではないかと思うところです。町の保育園に入園を希望しても、受け入れてもらえないということも現実としてあります。私たちとすれば、そういう意味では、まちは待機児童ゼロと言われておりますけれども、現状認識されているのかなという点についても疑問を感じるところでございますので、その点、どのように認識されているのかお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 民生部長 高崎利明(民生部長は2019年6月まで)

まず、対応でございますが、一時預かりにつきましても、今言ったように、急速に利用者がふえてきている中で、保育士・場所の確保として1日当たり四、五名が限度です。今は、民間の保育事業者等をその時点では御紹介して、連携を深めて安心して子育てができる環境整備を図っていきたいと考えているところでございます。保育園につきましても、一応申し込みを今とりまして、実際に働いている人の中から優先して、あと、どうしても入れない人につきましては、また民間事業者等を御紹介して、そちらのほうとの連携を図って何とか対応していくということで考えておりますので、今後につきましては、また、子ども・子育て支援事業計画の中で保育園の今後のあり方を含めまして検討はさせていただきたいと考えております。

再質問 9番 坂田美栄子

今、民間保育事業者等の受け入れ体制と言われておりましたが、私とすれば、今度、新しく子育て支援センターがもっと広い場所に行かれるわけですね。そういうところの対応も可能かなという思いもあったので、今回質問させていただいたということも一つにはあります。それと、民間保育事業者についても施設規模は余り広くありませんので、今、町のほうから紹介させていただいた子供たちについては満度に受け入れしている状況でありますけれども、受け入れ可能ではない状況が出てきているのも事実です。そういうところで、私たちは、一人でも保育希望する人たちにとって可能なことを考えてあげたいという思いがあるものですから、今回質問させていただいたのです。一つお聞きしたいのは、例えば、今、保育園を希望して預かってくれるところがあり、それが確約できると、民間の事業所は雇用証明を出すということですが、町としては、働いている状況がないと入園できないということはあります。そこのところをもう少し柔軟に考えて対応することができないかというのが一つです。そこら辺のことについては、今後、どのように対応されていくのかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 民生部長 高崎利明(民生部長は2019年6月まで)

まず、先ほどの子育て支援センターについてですが、中央保育所の跡は発達支援センターが移設する形になりますので、今のコミセンの部分は、発達支援センターが移転した後、発達支援センターが使っているスペースは広くなりますので、そこは子育て支援センターとして活用できると考えております。施設的には広くなるのですが、今度は保育士の確保が非常に難しいところであります。こちらにつきましては、今年度内をめどに移転をする計画ではありますが、移転した後の施設としまして、そのスペースが確保できますので、あとは保育士の確保を進めて、受け入れ体制の人数等をふやしていきたいと考えております。保育園で働く人の受け入れにつきましては、主幹からお答えさせてもらいます。

答弁 児童支援主幹 武田孝司(児童支援主幹は2017年3月まで)

今、働く予定の方の子供の入園場所についてお話がありました。当然、これから働く方については、雇用証明書がなかなか出ないということがあります。申し込みを受けた中で、入所基準の調査書を算定しながら優先順位をつけて、規模に応じた入所者を決めておりますけれども、先ほど部長からも話があったとおり、保育士不足や施設の規模の問題もありまして、なるべく多くの方を入園させるように努力はしておりますけれども、就労状況によっては、入園ではなくて、一時預かりの中で御利用されている方もいらっしゃいます。そういった方も含めて、いろいろな角度から入園できるような形をこれからも検討していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

再質問 9番 坂田美栄子

今、御答弁いただいたように、保育士の確保というのは全道的に非常に厳しい状況にあると理解しております。民間事業者が保育士を募集しても、なかなか来てもらえない状況にあるというのが現実です。ただ、働かざるを得ない親たちも間違いなくいることは事実です。それは理解していただけると思うのですけれども、そういう人たちのために、今、算定をしながらという話になっているようですが、例えば、子供を預かっていただけるということが確約できれば、民間の事業所では雇用証明を出しますよと、そこまで柔軟に対応してもらっている状況なのだけれども、町の保育事業で預かってもらえないことで仕事になかなかつけない状況もあるということは理解していただきたいと思います。そういうところをもう少し柔軟に対応できないかということを今回言わせていただきたかったというのが大きな問題だったのです。というのは、町で受け入れてもらえなくて、民間の事業者のところに来られる人が結構います。しかし、うちの保育施設も規模があって、限界があります。そういう意味で、待機児童がゼロにはなっていない状況をわかっていますかと先ほど言いたかったということで、できればそういう人たちも救ってあげたいというのが思いなので、きちんと柔軟に対応していただけるということができないものかと思うのです。しつこいようですが、そこら辺はどうでしょうか。

答弁 民生部長 高崎利明(民生部長は2019年6月まで)

柔軟にということでございますが、まちとしては、受け入れられる範囲の定数もありますけれども、受け入れる体制の中で、受け入れられる部分の人数は受け入れているという認識はございます。今はもう限界に来ている状況にあるということを御理解いただきたいと思います。

再質問 9番 坂田美栄子

町として受け入れられる環境をつくっていただきたいというのが私の大きな願いです。というのは、今、どこのまちでも、働きたい親たち、それから、夫婦合わせて、どちらも給料が上がっていない状況なので、この美幌のまちに住んでいて、子供を預けてでも働きたいという人たちのために、努力していただくことが必要ではないかと思っています。何回もしつこく言いますが、できるだけ努力していただきたいです。美幌のまちに来たら、どういう体制でも子供を預けて働ける状況をつくっていただけるように努力していただきたいと思います。今回、私の願いと親たちの願いを含めて言わせていただきましたので、努力していただくことを最優先に考えていただきたいと思います。これで今回、この質問に対しては終わらせていただきたいと思います。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

極力緩和をというお話ですけれども、緩和がどんどん先に進んで何も条件がなくなるというのも変な話です。いずれにしましても、緩和できるかどうかについては、今後、検討していきたいと思いますけれども、全体としてなかなか厳しい状況にあるということで、民間の皆さんのお力もかりながら、一時保育・一時預かりにしっかりと対応できるように進めてまいりたいと思っております。(「済みません。3の教育委員会の質問ができませんでした。失礼いたしました。これで終わります」と発言する者あり)

出典:美幌町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる