みんなの議会

美幌町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日

(1)除雪事業の取り組みについて/(2)外部からの人材登用について

2017年3月8日、美幌町議会の一般質問で、稲垣淳一議員が「除雪事業の取り組みについて」「外部からの人材登用について」について質問し、町長 土谷耕治、建設水道部長 小西守、総務部長 広島学が答弁しました。

質問者
稲垣淳一 議員
答弁者
町長 土谷耕治、建設水道部長 小西守、総務部長 広島学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 稲垣淳一

それでは、通告によりまして、2項目、4点の質問をさせていただきます。1点目は、除雪事業の取り組みについてであります。直営方式と民間委託方式のメリット及びデメリットについてお示しいただきたいと思います。除雪体制の充実を図る上で民間事業者との連携は欠かせないものとなっています。今後の除雪計画と除雪体制の見直しを図るとき、直営方式と民間業者委託、双方のメリット及びデメリットをお示しください。二つ目は、本町の行財政改革は、事務事業の見直しやさまざまな分野で民間委託によるアウトソーシング化を導入し、財政の健全化や行政効率の推進を図るべく努力されてきたところであります。さらなる改革を進める上でもアウトソーシング化による事業は考えておりますでしょうか、考えをお示しください。2点目は、外部からの人材登用についてです。まず、地域おこし協力隊事業における、その効果についてお示しください。地域おこし協力隊事業は、本町において取り組まれるとのことであります。人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度とあります。我が町においては、どのような分野で、どのような内容で人材を募集していくのか、また、この事業に対する成果等を含めた考えをお示しください。二つ目は、スポーツ専門職員登用についてであります。外部からの人材登用についてですが、美幌町もさまざまな分野で、さまざまな地域から人材を登用されていることと思います。昨年のリオオリンピックや今月開催された冬季アジア札幌大会に美幌町出身のアスリートたちが輝かしい成績を残し、感動を我々町民にもたらしてくれました。本町にも、数々の種目を網羅する少年団を含むスポーツ団体があります。さらなるスポーツのレベル向上、スポーツ環境の整備等、スポーツに特化した人材を登用し、まちを盛り上げていくことができないかと考えます。民間企業の事例では、元プロ野球選手の稲葉篤紀さんは北海道日本ハムファイターズのスポーツ・コミュニティ・オフィサーに、そして、元プロサッカー選手の野々村芳和さんは、株式会社コンサドーレ代表取締役社長CEOと引退後も各分野で活動の場を広げています。道北の名寄市においては、1994年リレハンメル冬季オリンピックのノルディック複合団体金メダリストの阿部雅司さんをスポーツ・合宿推進課特別参与、スポーツ振興アドバイザーとして昨年の4月より採用されています。その使命は、名寄からオリンピック選手の育成を通じたまちおこしというものであります。ジュニア世代の育成強化、スポーツ合宿の誘致というシビアな成果を求められてはいますが、阿部さんの存在は市民に与える影響が大きいということであります。美幌町の未来づくりに欠かせない教育という観点からも重要と考えております。町長の考えを示しください。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

稲垣議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。初めに、除雪事業の取り組みについて、御質問の直営方式と民間委託方式のメリット及びデメリットについてでありますが、本町の除雪体制は、町臨時職員が市街地の幹線道路と農村地区を除雪する直営方式と、市街区域を7事業者に委託する方式を併用し、さらに、農村地区の一部では各地区の除雪部会への委託も行っております。直営によるメリットについてでありますが、除雪作業は一斉除雪、路面整正、車道の幅出し、排雪作業と続き、さらに、郊外の吹きだまり除雪や交通事故防止対策を20台の除雪車両などを使用し、一体的な流れで実施することが可能となっております。さらに、作業計画は、天候や路面状況の変化により随時変更されることから、緊急対応や機動性も発揮しております。このことが町民の方からの要望にもきめ細やかに対応できていると考えております。デメリットといたしましては、冬期間の除雪車両などに従事する臨時職員の確保が難しい状況となっていることであります。次に、民間委託のメリットとデメリットでありますが、委託の方法としては、町所有の除雪車両の貸与を含め、町全体の除雪を1事業者に一括して委託する方式が考えられます。その場合のメリットといたしましては、受託業者の指示のもと、全町を保有する車両でフル稼働させることにより、除雪や排雪の時間短縮が図られるとともに、民間事業者が持つノウハウが除雪サービスに生かされることと思われます。一方、デメリットというより民間委託に向けての課題と言えますが、除雪業務内容が広範にわたることから、受け皿となる事業者の受け入れ環境が整うことが必要となります。また、通常、委託料は車両の稼働時間に応じ支払われることから、降雪や積雪状況が事業者の経営に直接影響するという不安定な側面を有している中、除雪車両への設備投資についても課題があると考えられているところであります。次に、2点目の除雪事業におけるアウトソーシング化についてでありますが、除雪業務の民間委託化には、さきにお答えしたように、メリットを最大限に生かすためには委託化に向けた課題について関係する方々との多面的な検討を必要としています。高齢化時代を迎える中、除雪体制の充実が求められており、さらに、本町においての除雪業務は冬期間の大きな経済活動でもあることから、民間にできることは民間へという観点のもと、これらの課題の解決を図りながら、直営と委託のあり方について検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。次に、外部からの人材登用についてです。外部からの人材登用についての1点目、地域おこし協力隊における効果についてでありますが、本町におきましては、平成29年度の地域おこし協力隊員2名の採用に向け、募集を行い、応募のあった中から5名の面接により採用内定の通知をしたところでありますが、内定者2名から辞退の申し出があり、当初予定しておりました平成29年度からの採用には至らなかったところであります。平成29年度におきましても、翌年度の採用を目指し、2名の協力隊員の募集を行う予定であります。御質問の活動の分野や活動内容についてでありますが、まちづくりを進めていく中で、外部からの視点により、さまざまな取り組みが可能となる分野を中心とし、地域おこし協力隊の活動によって、よりスピード感が増す活動内容で検討してまいりたいと考えております。なお、具体的な活動内容につきましては、役場職員で構成されております庁内プロジェクトチームを通じて、関係団体などの意見等をいただきながら決定してまいりたいと考えております。また、この事業に対する成果等を含めた考えについてでありますが、地域おこし協力隊員から新鮮な外部の目線で刺激を与えていただき、地元町民との協働により地域活性化につなげてまいりたいと考えておりますとともに、活動終了後には本町に定住していただけることなどを成果として考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。次に、外部からの人材登用についてのスポーツ専門職員の登用についてでありますが、これまで、冬季五輪を初めとする国際大会にさまざまな種目で美幌出身のアスリートが活躍されており、町内のスポーツ少年団や学校部活動においても、全道または全国大会で優秀な成績を残すなど、活躍は目覚ましいものがあります。そうした活躍の背景には、地元で育った優秀な選手が、地域のスポーツ指導者として情熱を持って青少年の指導に当たっておられ、成果につながっているものと考えています。指導者の育成は、子供たちの活躍やスポーツを通じた教育という観点でとても重要な課題であり、さらには、活動の支援やスポーツ環境を整備していくことが健やかな子供たちの成長に欠かせないものと考えております。そうしたことから、スポーツの競技はさまざまでありますが、競技力向上のみならず、教育的な観点から、教職員や地域の人材など指導者の育成を図るとともに、トップアスリートの人材活用や専門職の登用を含め調査研究してまいりたいと考えております。以上、答弁させていただきました。よろしくお願いをしたいと思います。

質問 5番 稲垣淳一

私も、経済建設常任委員会に所属してから町の除雪体制を気にするようになりまして、非常に遅いといいますか、残念な人間でありますが、私が住んでいるところの店側のほうは国道が走っておりますし、ちょうど店の真裏側が町道ということで、無論、町道と国道の除雪体制は比べるものではないと思いますけれども、どちらも住民の生活を守る大事な道路であります。そこをいかに速やかに、走りやすく、仕事または通学等々に支障のないようにということで、業者の方を含め、町の職員の皆さんも含め、日々努力されていることは重々承知しているところです。しかしながら、私は、平成20年ぐらいまでですけれども、行政改革推進委員という所に身を置いて、まちのいろいろな事務事業のスリム化とかまちのコンパクト化とかいろいろなところで勉強させていただいた者としては、例えば、緑の苑、特養とか、ごみ処理場だとか、上下水道の場所とか、いろいろなものが民間委託されている状況の中で、なぜ今もってこういう状況がまだまだ続いているのかと、非常に素朴な疑問があったものですから、本日、質問をさせていただいております。ということで、メリット、デメリット、またアウトソーシング化という質問を出しましたけれども、あわせまして、道路行政といいますか、除排雪を含めた今後の行政についてお聞きすることを御理解いただきたいと思います。特に最近思うのは、毎年、除雪については、皆さんは本当に努力されている中、各個々人といいますか問題が発生して、クレームの電話も鳴っているようにお聞きしておりますけれども、そういう御努力の中で、特に、ことしの春は、かなり積もった雪が悪さをしている状況があります。特に思うのは、昨年12月に断続的に雪が降り続いた中で、すぐに出動がされなかったように思います。私の住んでいる地域だけなのかもしれませんが、本部の方にいろいろお聞きしますと、12月はすぐに除雪に入ってくれず、結局、きちんとした除雪がなかったことで、どうしても雪が残り、結局、暖かくなって、残っている雪ででこぼこになったとか、それで車を傷つけたとか、それは車高の問題もあるので一概には言えないのでしょうけれども、そういうような話を至るところで耳にしたことがあります。改めてお尋ねしますけれども、除雪シーズンに入る前に、建設水道部としてはどのような打ち合わせを行っているのでしょうか。除雪の開始時間とか、例えば10センチ積もったらとか、いろいろとあるのでしょうけれども、私もきちんと見ていない部分があるので、間違っていたら訂正してください。基本はどうなのでしょうか。直営の場合は平日のみですか。土・日は走っているのでしょうか。以上です。

答弁 建設水道部長 小西守(建設水道部長は2017年3月まで)

除雪についての御質問でございます。除雪に当たりましては、除雪時期の当初、11月末になりますが、その時期に各委託をお願いする業者の方に集まっていただきまして、除雪の御説明をさせていただくことになります。除雪の考え方としまして、一斉除雪というのは、10センチ以上積もった際に、町から指示をさせていただきまして、基本的に午前零時から始めます。というのは、登校前、通学前に歩道まで含めてあけておくということになりますと、その時間から行わなければなりません。また、それより早くから行いますと、まだ走っている車があり、通行との関係がありますので、午前零時が一番仕事のしやすい時間帯ということで、その時間からスタートしているところでございます。先ほど議員がおっしゃられたとおり、今回、12月下旬に、単発的に10センチ以内ではあったのですが、湿り気のある雪が降りながら積もったということがございます。そのときは一斉除雪をしていなかったわけですが、さまざまな方からその辺の指摘をされております。積もっていく中で、圧雪すると、わだちになってくるということで、タイミングを逃したのではないかと言われております。言われるとおり、そのタイミングは、本当にいろいろ苦労しながら担当者で考えている部分があるのですが、これは後々の影響を与えないように考えていかなければならないと考えております。この辺は、今後の課題として残っているところでございます。それから、直営の土・日のことでございます。これにつきましては、一斉除雪は、雪がありますので、もちろん土・日に関係なく行っております。また、状況によって土・日を考えずに行っておりますし、郊外については、特に常に吹きだまりが生じやすい状況がございます。そういうことで、郊外は土・日を考えず行っておりますし、交通安全上のビリ砂利の散布についても、土・日は考えずに時機を逃さず散布するということで、土・日だから休むということではなく、道路状況に応じた形で進めさせていただいているところでございます。

質問 5番 稲垣淳一

12月はなかなか判断ができなかったという部分ですが、10センチまで満たなかった程度の雪が断続的にあったので判断しかねたという理解でよろしいでしょうか。

答弁 建設水道部長 小西守(建設水道部長は2017年3月まで)

ただいまの御質問でございます。除雪するには、固まった雪を押す場合、住民の方からも、その雪を間口から動かすのにかなり労力が要るということで、それについても新雪時と一緒に行うということで今まで進めてきた経過があったものですから、新雪のタイミングを見ながら行いたいと思っていたわけですけれども、12月下旬はなかなか新雪が降らないで過ぎてしまい、重なったということで、判断がおくれたということでございますので、よろしくお願いします。

質問 5番 稲垣淳一

本当に自然相手なものですから、そこはなかなか難しいのでしょうけれども、例えば、判断をされるのは、いつ誰がどのような時点でと考えたらよろしいでしょうか。

答弁 建設水道部長 小西守(建設水道部長は2017年3月まで)

通常の除雪判断は、私、建設水道部長が判断をして指示させていただいているところでございます。

質問 5番 稲垣淳一

本当に、経験だとか、そういう判断でいろいろと御苦労があると思いますけれども、結局、部長が判断されるという情報ソースになるものはどこから入手しているのでしょうか。

答弁 建設水道部長 小西守(建設水道部長は2017年3月まで)

情報集約の方法でございますが、黄色い道路パトロール車もございますが、主幹を初め、各担当職員が道路状況を見て回っております。また、郊外のほうも見てまいりながら、必要なところには電話をしながら判断しているところでございます。また、一斉除雪については、天気図または予報を読みながら判断しているところでございます。

質問 5番 稲垣淳一

日々パトロール車とか天気予報という中で検討されての判断だということです。しかしながら、それも人がやることですから、なかなかうまくいかないということもあるのでしょうけれども、ざくざくとした状況がいまだに残っていたというところは、ちょっと残念だなという声が非常に多く耳に入ったものですから、質問をさせていただきました。ぜひ、連携を密にして、いち早い出動の判断ができるような体制をとっていただければと強く思っております。そこで、冒頭のアウトソーシング化の話に触れますけれども、札幌とか北見とか、ああいう大きなまちではセンター化して取り組んでいるという話も耳にしております。また、最近、近隣の町村でも4月から、正式な名称は認識しておりませんけれども、そういう管理組合的なものをつくって民間移譲をして始めるという話も聞いておりますが、御存じでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

隣町でそういうことを始めたということは聞いております。

質問 5番 稲垣淳一

隣町の取り組みをもちろん耳にはされていると思うのですけれども、その中で、我が町が、先ほども言ったように、特養とか、ごみ問題とか、それぞれ民間委託している状況の中で、除排雪事業に関して、道路維持管理と言ったほうがいいのでしょうか、冬だけではなく、すべからく道路の管理事業ということに関して今まで考えたことはあるのでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

私は、夏冬を通じて、今、役場が車両を持って臨時職員を雇って運行していること自体には非常に疑問を持っていまして、何とかまちの一業者ではなく、一つの固まりとして何かやっていただけないかという投げかけも担当を通じてしたことはありますけれども、今日、まだそこまで行っていないのが現状です。

質問 5番 稲垣淳一

今、疑問を持っている、そしてまた、過去、担当者を通じてそういうことを投げかけたことがあるということでした。そのときに、もちろん1社だけでは大変難しい問題ということは理解するのですが、改めて、そのときは何が壁だったのでしょうか。

答弁 建設水道部長 小西守(建設水道部長は2017年3月まで)

ただいま町長から申し上げたとおり、この委託については、夏冬あわせて考えていかなければならないだろうと考えております。そういう中で、夏場の作業内容は日々大きなものから小さなものまで、日々の作業の中ですから、業務量の把握をきちんとしていないと、委託を考える際に労力としての積み上げや、委託料としての積み上げや、どれだけの人工数が必要なのかということの算定が必要になってきます。また、車両の関係についても、どのような使い方をしているのか、これはやればすぐにできる話ではあるのですけれども、作業量の関係は随時変わってくるものですから、過去何年間の作業を見ることと、一番心配しているのは、台風の際の事前の予防的な作業または事後の作業も含めて考えていくということです。そういう多面的な私どもの積み上げが大事だと考えておりますが、その辺の作業がまだ始まっていないというのが正直なところでございますので、よろしくお願いいたします。

質問 5番 稲垣淳一

町長、今、部長から問題点が出されたところですが、それらを解決するきっかけは、どのようにして始まるものなのでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

今言いましたように、例えば災害対応をする場合、直営でも持っていなければいけないということをしっかりと相手と話し、その責任分担を含めて、どこまでやれるかということをしっかり話し合うことが前提だと私は思っております。

質問 5番 稲垣淳一

要は、そういう事業といいますか、アウトソーシング化を進めるか否か、進めるのであれば、業務分担とか、今おっしゃった災害時の予防的な作業などが積み上がっていくのだろうと思います。ただ、ぼんやりとした話ではいつまでたっても進んでいかないのだろうという危惧はしていますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

まず、私どもが話している相手方は、仕事を持っているということで、共同体として一つの新たな会社を起こすこと自体もなかなか難しいという話も漏れ聞こえてきております。あるいは、通年作業があるのかということも含めて、なかなか難しいのではないかという返答をいただいています。そこを乗り越えていくには、何回かの話し合いをしっかりとしていかなければいけないと思います。かつ、細かい話もしていかないとだめだと思っていますので、今後とも、そういう努力はしっかりとしていきたいと思っています。

質問 5番 稲垣淳一

もちろん、アウトソーシング化をするためには、受け皿となる業者の管理組合的なものが必要になるということが大前提になるのは理解しております。ただ、町長は、きっと山が高ければ高いほど燃えるタイプだと私は思っておりますので、過去にも特養なり町のいろいろな施設をアウトソーシング化していった手腕をぜひ―何を言いたいかというと、これからのまちづくりでは、事務事業を含め、スリム化が大前提でかかわってくるだろうと思います。それを、日ごろの議員活動の中でも、今回の予算執行についても、そういうところから見えてくる部分があります。ただ、私もいろいろと勉強した中で、管理組合的なものをつくった中で、では、そこで経費として仮に1億円かかったものが9,000万円で上がるのかという問題は、部長からもいろいろな懸念の中でありましたけれども、単なる経費の問題にとどまらず、町役場のスリム化を考えたときに、絶対に避けて通れない事業の一つなのだろうと強く思い、今回質問させていただいたという経緯があります。ぜひ、町長も、強い意志を持って、この事業をより明確にしていただければいいと思っていますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

私どもも、今までに、業務の委託とか、第三セクターとか、指定管理とか、民間に全く移譲してしまうという方法とか、いろいろな手法をとってきましたけれども、これも時代によって随分変わってくると思います。今お話の経費のみにとらわれずというところだと思いますけれども、もちろんコストが下がるという委託はしっかりしなければいけないと思います。ただ、そこで問題なのは、サービス低下につながらないというのが我々の一番望ましい委託の関係だと思いますので、そこをしっかりできるという状態まで持っていかないと、なかなか難しいと思います。コストは下がったけれども、サービスが低下したような話になると、住民の皆さんの生活に直接かかわる話ですので、その辺はしっかりと考えを持ってやっていかなければいけないと思っております。いずれにしましても、どのような方法がいいのか、もう移譲してしまっていいのか、ただ、移譲してしまうと、建設機械は意外と高いものなので、補助事業で買うというのは民間では難しいと思います。貸与という形が一番いいのではないかと思っておりますけれども、その辺も含めて、課題はかなり大きいと思いますので、引き続き、粘り強く当たって協議をしていきたいと思っています。

質問 5番 稲垣淳一

ぜひ、そのお言葉が実現化するように強く強く願うものでありますが、手法につきましては、私がここであれこれ言うよりも、現場で頑張っていらっしゃる皆さんが頭をひねったほうがいい案が浮かぶと思います。冬場に限らず、夏の町道及び河川の管理とかいろいろなことが多岐にわたってあるでしょうし、一番スムーズなのは、今、町が持っている車両を貸与してという方式で、大きな話で言えば人材もいろいろと交流があるでしょうと。いろいろな手法があると思いますけれども、指定管理者の中では、峠の湯もそうですが、大枠は貸して、備品類の補修などはところどころを町が持つとか、現在も町はいろいろな手法で取り組まれていると思いますので、一つやる方向でこれからも御検討いただいて、来る美幌町のスリム化に体力を温存しながら、こういう事業にも前向きに取り組んでいただきたいという思いでこの問題は終わります。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

議員と思いは一緒だと思いますので、我々もしっかりと努力していきたいと思っております。

再質問 5番 稲垣淳一

続きまして、地域おこし協力隊事業について再質問をさせていただきます。今回、不調に終わったということですけれども、この地域おこし協力隊事業は、冒頭にも書きましたけれども、人口減少、高齢化云々の中で積極的に人材を受け入れて、地域の協力活動を行ってもらって定着を図るという意味合いでございますが、これは、総務省からの事業で、過疎対策という意味合いが大いにあるのだろうと思っております。今回、残念ながら、募集があったにもかかわらず、5名の面接がありましたが、2名の採用内定者から辞退があったということです。これは、マッチングがうまくいかなかった一番の理由といいますか、大もとのところで、美幌町はどういう部分に対してまちおこし協力隊を募集していたのでしょうか。

答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)

今回、二つの事業に対して、地域おこし協力隊の募集をかけたところでございます。両方とも、FSC認証材に係るものでございますけれども、まず1点目は、森林組合で取り組みますコアドライの試験研究、商品開発、販路拡大業務について、1人、地域おこし協力隊を募集しております。もう一点は、この認証材の普及拡大を進めるための利用促進あるいは木産品の商品開発の業務を専属的にやっていただくということで、この二つの業務について地域おこし協力隊での募集をかけたところでございます。そして、5名の方について、美幌までお越しをいただいて、面接をさせていただいたところでございます。募集要項等を公表しながら、応募されてきた方々の面接をしまして、一応、内定は出させていただいたのですが、自分たちが思っていた内容と若干違うところがあるという認識のずれが大きかったということで、これは募集要項を作成した我々にも大きなミスがあったのだろうと理解をしているところでございます。地域おこし協力隊は、先ほど稲垣議員がおっしゃっていたとおりの目的でございます。一定程度小さく集約をした形の地域おこし協力隊を望むことがいいのか、あるいは、もっと広い範囲で美幌町の地域おこしをどうしていくかということに対しての地域おこし協力隊を求めることがいいのか、再度、時間をかけて検討する必要があるのだろうと思っています。今回、残念ながら、2名の応募があって、面接をして、採用に至りませんでしたけれども、ある意味においては、30年度の募集に向けて、美幌町としてもしっかりとした地域おこし協力隊の業務内容、求めるものについては、多くの関係団体等を含めて、意見を聞きながら集約をしていくということが必要だろうと反省しているところでございます。

再質問 5番 稲垣淳一

内定まで行って辞退されたという非常に残念な結果ですけれども、今、広島部長から反省点が上がっていましたので、あとは、これから前向きな考えで進むしかないだろうと思っています。改めてお尋ねしますが、町としてどのようなテーマ、問題点、ニーズがあるのでぜひ美幌町で働いてほしい、こういう協力隊を募集しているのだという発信があったのか、お尋ねいたします。

答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)

地域おこし協力隊は、今回もそうでしたけれども、一応、嘱託職員として採用するということで募集等を進めさせていただきました。業務については、専属的に当たっていただくことを考えておりますので、そういった意味からいけば、業務内容について、きちんと整理をしていく必要があると思います。一番いいのは、地域おこし協力隊は、専属的にその業務だけに携わるということからいけば、スピード感が一番求められている分野について、地域おこし協力隊を臨んでいくことが必要なのだろうと考えております。それが、まちおこしにとってどういう分野での、どういう業務の範囲なのかというのは、30年度の採用の募集に向けて、今後、各関係団体と協議をさせていただきながら、2名を予定しておりますので、二つの業務に絞った形で、秋口には募集要項を決めなければいけませんので、それまでには、いろいろな形で協議をさせていただきながら、決定をさせていただきたいと考えているところでございます。

再質問 5番 稲垣淳一

わからないので確認させてください。当初、2名の方を内定されたということで、FSC認証材の件ということになると、森林組合に勤務するということで採用を考えていたということでしょうか。

答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)

1人のコアドライの研究開発、販路拡大については、森林組合を主体としながらということで考えておりました。また、もう一つの認証材の普及促進あるいは商品開発については、役場を中心としながら活動をしていただくということを考えておりました。ただ、これらの細部について、どういった形でというところが募集要項の中ではきちんと見えてきませんでした。あるいは、地域おこし協力隊と森林組合との関係についても、要項の中ではきちんと見えてこなかったという中で面接に来られて、いろいろ話をしている中で、今回応募のあった方たちが思っていた内容と若干違いがあったということで、美幌町としては内定を出したのですが、思っていたものと少し違うのでということで、割と早く辞退をいただいたということになっております。そういった意味からいけば、本当に反省するところは多々あるのだろうと思っていますので、これらを生かしながら、30年度の採用に向けて再整備を図りたいと考えております。

再質問 5番 稲垣淳一

また、どのような問題点やニーズが整理されていくのかというところは注視していきたいと思います。それであれば、FSC、コアドライ関係ということでいけば、町の発展のためというのが大もとであるのは理解するのですが、違う分野、例えば、観光業とか商工という分野でも可能性はあると理解してよろしいですか。

答弁 総務部長 広島学(総務部長は2019年6月まで)

先ほども答弁をさせていただきましたけれども、スピード感をもって対応に当たるべき分野がどこであるか。例えば、これが観光の分野で、その中のなおかつこの分野ですということであれば、そちらの地域おこし協力隊についての募集をかけたいと思っています。それは、3年間と決まっておりますので、その中できちんとした制度設計、業務設計ができた中で成果があらわれるような形がどこの分野であるのかを含めて考えていきたいと思っています。一つの業種や分野に限ってということではなく、広い中で選択をしていきたいと考えております。

再質問 5番 稲垣淳一

地域おこし協力隊の一番すばらしいといいますか、定着したらいいと思うのは、最長3年、給与をいただきながら、町にとっていい人材かどうか見きわめつつ、隊員の方たちも、美幌町にとって、自分が骨をうずめるいい場所なのかどうかということも2年ないし3年の中で見きわめられるという場になるのだろうとは思いますが、いろいろと調べていくうちに、一番は起業化するための流れで移住、定住につながるという事業と理解しております。部長はいろいろと御苦労されておりますけれども、一番は、隊員の方たちの思いとどううまくマッチングさせて、それが定住促進、移住促進につながっていくか、起業化してもらえるのかということにかかわってくると思います。そうなると、町から発信するいろいろなテーマや思いといいますか、我々美幌町が試される部分なのだろうと思うところでありますので、ぜひ多方面にわたって情報を収集していただいて、すばらしい人材が美幌町に移住してもらえるような流れをぜひつくっていただきたいと強く申し上げて、この質問を終わらせていただきます。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

地域おこし協力隊員を2名内定させていただきましたけれども、来ていただけないという結果になりました。まことに残念な結果でありました。今、広島部長から、反省点もあるということで、この反省を踏まえて、平成29年度はしっかりとした取り組みをしていきたいと思っております。何よりも、我々にとっては、外からの目というのが極めていい目だと思います。そういったこともしっかりと受けとめながら、ぜひとも採用に沿っていただけるような人材を発掘していきたいと思っております。我々町職員も反省しなければいけないことはたくさんあります。今までのしがらみが外れないということもあったり、目線がなかなかうまくいかなかったりということもあると思いますので、そういう反省を踏まえて、こういった方々にそういう力を発揮していただきたいと思っております。反省は反省としてしっかり受けとめて、新しい採用に当たっていきたいと思っております。

再質問 5番 稲垣淳一

次のスポーツ専門職員の登用についても、同じような考えから質問をさせていただきました。地域おこし協力隊は国の事業なので、国からの補助制度で運営できるものでありますが、今度のスポーツ専門職員については、町独自の施策になるという提案です。今回、スポーツ専門職員ということで考えていただく上で書きました。もちろん、人材としては、スポーツの分野に限らず、文化的なものでも、歌い手でも、ダンサーでも、どんな分野でもと言うと語弊がありますけれども、あることに特化した人材を美幌町にぜひ呼び寄せて、活躍をしていただく場を、また、そのように活躍した明るい光輝く部分を青少年たちが自分のものとして、身近なものとして、次の新しい夢を育むということを願って、このような質問をさせていただいております。今回、スポーツ専門職員については、昨年のオリンピックから、この間の冬季アジア大会と、いろいろとテレビをにぎわせていく中、そしてまた、特に北海道という地域柄でしょうか、美幌町からは冬のアスリートが多く選出されて活躍しているのも事実です。そんな中で、美幌町出身の誰がという狭い考えは毛頭ございませんけれども、町のいろいろな立場の職員があると思うのですけれども、こういうとがった人たちをぜひ呼び込んで、活躍の場を美幌町に広げて、美幌町の次代を担う子供たちのために活躍の場を持ってほしいという思いで今回出しました。特に、名寄市においては、阿部雅司さんも5年越しの名寄市長からのアプローチで今回入られたと聞いております。スポーツのコーチとか指導者ということに決してとらわれず、一流どころを極めた方というのは、視野がいろいろと広いと思うのです。体のトレーニングや指導の部分も含めて、いろいろな観点で一流を極めた方は幅広い見方ができると思っているものですから、そういう人材の登用ということについて、改めていかがでしょうか。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

本当に美幌出身の子供たちが頑張っていただいて、国内はもとより、ワールドカップ、あるいはオリンピックで随分活躍をしていただいております。そういう意味で、町民の皆さん、また子供たちにとって大きな力になっているのではないかと思っております。そんな中、今回、御質問をいただいたトップアスリートの人材登用ということで質問をいただきました。力になっているのは確かだと思います。身近な選手がワールドカップ、オリンピックで活躍できるのを目の当たりにしてわかるわけですから、非常に影響力があることだと思います。また、そういう方に指導していただければ、さらに大きな力になるのではないかと思っております。ただ、今までも、本人の努力はもとより、熱心な指導者がいて、自分たちも世界に飛び出すことができるということを考えると、名選手が全てよき指導者になるかというのは、ほかの方が言っておられる言葉を引用させていただきますと、名選手イコール名監督にはあらずという考え方もあるようです。いずれにいたしましても、どういう立場であろうと、この町の出身のトップアスリートがこの町のためにという思いで力をかしていただけるということについては、本当にありがたいことですし、我々も望むところでありますので、そういった御理解をお願いしたいと思っております。

再質問 5番 稲垣淳一

大変私の言葉足らずで申しわけないのですけれども、そういう単なる指導者のみならず、幅広い視野で今まで活躍してきたといいますか、いろいろな場面を見ている方たちは我々と違う世界を知っているということを一番言いたいのです。ですから、単なるいい選手が来たから、子供たちもそれに引っ張られて育つということはもちろんあるのでしょうけれども、町内にもいろいろな分野で活躍されて、すばらしい指導者の方々はいらっしゃるので、改めて指導者に特化したスポーツ選手をということは余り考えなくてもいいのではないかと思います。例えば、ある人だったらJOCに顔がきくとか、いろいろな分野で我々の知らない世界を知っている人たちを重用するということが新たな美幌町の未来につながるのではないかというように、大きな視野でぜひ考えていただきたいというのが第1点です。そして、経済建設常任委員会の視察ではありましたけれども、一昨年、岩手県の紫波町というところにお邪魔しました。そこは、中心市街地の話で行ったのですけれども、そのまちづくりの中の一つに、バレーボールの体育館があったのです。全国大会といいますか、リーグでもできるようなすばらしい本格的なバレーボールの体育館でした。床材もバレーボールに特化した本当に専門の体育館があるのです。何が起きたかというと、そこに専門の女子バレーボールの全日本にいた方が招聘されて、旦那さんも一緒についてきて紫波町に移住してきたわけです。特化した体育館なものですから、ママさんバレー、子供のバレーはもちろんですが、社会人から何から、いろいろな大きな大会がそのまちでにぎわってやっているというのを間近に見るにつけ、こういう特化したもの、飛び抜けたもの、あえて英語を使えば、エッジがとがっているのです。何でもかんでもオーケーと言うのではなく、行政は広くいろいろな方に公平、公正にという大原則があると思いますけれども、町長がよく言うキラリと光るまちづくりということを考えていけば、どこか一つとがったものを発信することも美幌町にとってはいいことなのではないか、そんな思いで質問をさせていただいているところです。

答弁 町長 土谷耕治(町長は2019年3月まで)

もう少し大きな視野でというお話がありました。視野が狭くて申しわけないと思いますけれども、もちろん、そのとおりだと思います。私も、生意気だと言うのではなくて、とがったというのは非常にいい表現だなと思ってお聞かせいただきました。とがった監督といいますか、とがった人材を求めるべく頑張っていきたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いをしたいと思います。

再質問 5番 稲垣淳一

今回の外部登用につきましては、協力隊並びにスポーツ専門職の登用等々ということで一番思うところは、まちのにぎわい、発展であります。美幌町が繁盛する、にぎわう場とか人の集まるものがあるということがこれからの美幌町にとってますます重要といいますか、大事なところなのだろうという思いでこのような質問をさせていただきましたので、ぜひ、いろいろな分野において、美幌町のにぎわい、それは商工業だけではなくて、小学校、中学校という教育施設も含めてにぎわって、みんなが明るく笑顔で暮らせるまちづくりの一助として、ぜひこの点を今後も検討いただければという思いを伝えて、終わりにさせていただきます。以上です。

出典:美幌町議会 平成29年第1回定例会 2017年3月8日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる