美深町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日
行政各種委員、ボランティア等の担い手について
2018年12月11日、美深町議会の一般質問で、藤原芳幸議員が「行政各種委員、ボランティア等の担い手について」質問し、町長 山口信夫が答弁しました。
- 質問者
- 藤原芳幸 議員
- 答弁者
- 町長 山口信夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 6番 藤原芳幸
続きまして、私の方から、項目 行政、件名として行政各種委員、ボランティア等の担い手についてということで町長にお伺いするものであります。急速に進む高齢化および高齢者人口の増加、また、世代間の人口構造の変化による影響が顕著になってきていて、現在、様々な分野で役割を担って頂いている方々から、この先の状況を心配する声をよく耳にするようになりました。現在、行政に関わる各種委員や社会福祉事業の一端を担っているシルバー人材、また、自治会役員等のボランティアに参加する町民の多くが60歳を超えて、75歳くらいの方々が中心になっており、中でもたくさんの方が中心的な役割を担っている現状であります。また、関わっていただいている方々は、複数の役も兼ねておられるなどして、協力をいただいている現状があります。平成27年の美深町の人口ビジョンでは、2025年の65歳以上の人口を1,659人と推定し、老齢人口は減少期に入っているものと予想しております。問題は、人口数ではなく、世代別の人口構成にあると、私は思っております。2014年の世代別人口推計から推測いたしますと、今後、14年間でこの世代、59歳から73歳の人口、これは換算しておりますので、現在の年齢でいきますと49歳から63歳の方ということになりますけれども、これが現在の1,100人から831人へと減少すると見込んでおります。また、75歳以上の年代がさらに増加するということも考えられております。60歳定年後も多くの人が何らかの形で仕事に就き、国も70歳定年延長を打ち出すなど、生産人口の拡大と確保が急務になってきている状況であり、今後は各方面でのサービスや活動が現状のままだとしても、厳しい環境となっていくものと予想されます。深刻な担い手不足が発生し、住民活動にも支障が生じる事が予想されますが、町の認識と、今後どのような対策を講じて行くのか、町長に所見を伺うものであります。よろしくお願い致します。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
只今、藤原議員から行政各種委員、ボランティア等の担い手について質問をいただいたところでございます。人口減少と高齢化に伴う将来の担い手問題については、各部門で大きな課題があると認識しておりますけれども、これが、我が町だけの傾向ではなくて、地方、特に農村部においては、全国的に共通した課題ではないかと考えております。ただ、ご質問で行政に関わる各種委員の多くが60歳から75歳くらいが中心的とのご指摘でありますけれども、本町の現状を少し申し上げますと、必ずしもそうではないのではないのかと思っております。確かに、シルバー人材センターのように年齢要件があるものや、ある程度の経験を必要とするものもあることから、その年代が中心となっている委員会等もあるわけであります。しかし、若い世代への交代も順次、進められてきていると、そういう委員会もありますし、各関係機関から推薦をいただいて、各年代がバランス良く担っていただいている委員会等もあるのが現状でありますので、ご理解を頂いておきたいと思っております。人口減少と高齢化に伴い、中心となる世代の人口が減少し、今後の活動にも支障が生じるとのご指摘もあろうかと思いますが、申し上げました通り、一定程度、バランスがとれた年齢構成になっているのではないかとみております。当面は、これらを継続して参りたいという考えにいたっておりますけれども、人口減少に伴う、各種委員会等の在り方についても、状況に応じて検討をすすめて参らなければならないと思っております。しかしながら、各自治会の役員においては、役員の固定化や、担い手が不足しているとの声も聞かれる場面が多くなってきたのも事実であり、町としても、そうした認識をもっているところでございます。これらの課題を含め、特に自治会において抱える課題をどのように克服して行くべきかは、地域の中でしっかり議論をしていただいて、地域に暮らす住民一人一人が改めて見つめ直す必要があると考えてわけであります。皆さんに自治会の在り方を考えていただく具体的な取り組みの一つが、これまで自治会で進めていただいた地域計画の策定であるわけであります。これまで、17自治会のうち、13自治会で策定されておりますけれども、この計画策定を通じて、地域の課題について、それぞれが話し合い、皆さんが共通した認識を持つ事によって、担い手に関する課題についても議論を深めていけるものではないのかと思っているわけであります。特に、人づくり、担い手づくりは、こうすれば出来る、という簡単に答えが出るものではないと思っているわけでありますけれども、行政としても、町づくりには人づくり、担い手づくりが最も重要な事であると考えているわけであります。様々な場面で学習の機会や、人材育成に関わる研修の機会を提供したり、人づくりや担い手づくりに対する助成制度を設け、人材育成を目指しているわけであります。その中で、農協や商工会の青年部等においては、活発な動きをこの頃、見せているわけであります。次代を担うリーダーも育って来ていると感じているところでもあります。また、自治会が地域計画を通じて実施する地域の繋がりを深める事業についても、支援をしているわけでありまして、人づくりに必要な援助や地域活動へのきっかけづくりとして、大いに活用していただけるものだと考えております。こうした、行政が行う支援も、あくまでも間接的な支援でございます。自治会の役員等におかれては、行政が直接関わることが出来ない領域でもあります。役員づくりですね。地域の担い手づくりにおいては自治会の活動を通して、人材育成を意識しながら、高齢の方も、若い人も、それぞれの人が、それぞれの立場で、担い手をどうやって作っていくかということを真剣にお考えいただきながら、そして、悩みながら、少しずつ世代交代を計っていただきたいと思っているわけであります。これらについては、ボランティア組織についても同様であり、人と人との繋がりを大切に活動され、日々の積み重ねの中から、少しずつ解決の道を探していくしかないのではないのかと思っているわけであります。各種委員の年齢構成だとか、そういうものを押さえて手持ちしているわけでありますけれども、その辺については、再質問があれば、お答えしたいと思いますけれども、それはとりあえず控えさせていただきます。そんなことで、総括的な話でありましたから、総括的に答えたわけでありますので、ご理解を頂きたいと思います。
質問 6番 藤原芳幸
今、町長から答弁いただきました通り、この手の問題に関しては、明日、困る、来月、困る、という問題ではない。長く時間のかかる対応策が必要だということを町長は言いましたけれども、私も同じように思っておりまして、だからこそ、今、こうして申し上げている部分ではあるのですが、10年後、あくまでも人口ビジョンから推計させていただいた部分ではありますけれども、もっと、もう少し解りやすく例えますと、今、昭和20年代生まれの方が、色んな形で中心になって色々担っていただいて、力を貸して頂いている部分が多いと思うのですが、その方々が今後、10年後は、どうなるかということを考えたら、中々そういう形で続けていっていただきたいのはもちろんあのですけれども、支援できていた側から、支援が必要になる側に、どうしても年齢的にも、そういうように移って行かざるを得ない部分が多いだろうと。その時に、支える年代はどこなのかということでいくと、おそらく、その10年後の世代ですから、昭和30年代生まれ、我々が30年代生まれですけれども、我々の世代に移行してくるのではないかと。残念ながら、人数的には、先程言ったように、減って行く現状の中で、では、どのような形のものが見えてくるかと考えたときに、色んな心配をしている声というのは、二つあると思うのです。これまでやってきた地域活動が、続けていけるものなのか、どうなのか。先の、その人たちがどのような形の継続が出来るのか心配するという点と、支援を受ける側に我々がなるといったときに、そういう方々がちゃんと居て、自分たちが支援受けられるような状況にあるのか、どうなのか。その辺の心配が多分あるのではないかと思うのですが、その辺に関していきますと、こういった環境というものは、そう簡単に劇的に変わるものではなくて、どんどん、どんどん、厳しい状況にいくのは、これは、間違いないと思うわけですけれども、そうなった場合に、どういった形で自分たちがそういう支援を受ける側の対象になっていく中での不安が解消できるのか、という部分におそらくなってきているのかと思うわけですけれども、その辺に関しては、例えば、今のことが全部、町長、地域活動その他が継続して行えることが可能なのか、どうなのかという点には、どのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
地域活動に、と言われますけれども、冒頭、質問にありましたように、行政各種委員、更にはボランティアの担い手等々というご質問でありました。先程少し、言いかけたのですけれども、行政委員、更には各種委員の構成と言いますか、年齢を少し調べておりますので、お答えしたいと思います。行政委員としては監査委員ですとか、固定資産評価委員ですとか農業委員会、教育委員会、選挙管理委員会等を行政委員としてあるわけでありますけれども、監査委員については、60歳未満の方はおられなくて、60歳以上の方が2人、そのうち一人は70歳を超えるということで、固定資産評価委員については、3人でありますけれども、60歳未満の方が2人でございます。そのうち、一人は60歳以上、70歳以上は、おりません。更に農業委員会については、全体で10人でありますけれども、60歳未満の方が5人であります。そして、60歳以上の方も5人でありますけれども、70歳以上の方は、お一人と、こういう状況でございます。教育委員におかれましては、全体で5人でありますけれども、60歳未満の方が2人、そして60歳以上の方が3人でありますけれども70歳以上の方は居ないと、こういう状況であります。また、選挙管理委員会におかれても、全体4人の構成でありますけれども、60歳未満の方は1人、更に60歳以上の方は3人でありますけれども、そのうちの一人は70歳以上、こういう行政委員の年齢構成でありますので、必ずしも議員から指摘されている部分については、当らないのかと。特に農業委員会等については、かなり若手が頑張ってきて、推薦も頂いていると、こういう状況にあるわけであります。また、各種委員、主なものだけでありますけれども、例えば行政的に言えば、各種委員としては、都市計画審議会、上下水道経営審議会、行政評価町民委員会、まちづくり推進町民会議、社会教育委員、更にはスポーツ推進委員、福祉委員、言ってみれば民生委員、保健推進委員、交通安全指導委員会等々があるわけでありますけれども、これらについても申し上げますけれども、都市計画審議委員については、全体9人でありますけれども、60歳未満が5人であります。そして、60歳以上も4人ということで、70歳を超える者はいない状況でございます。上下水道は15人でありますけれども、60歳未満が3人で、60歳を超える者が12人、さらに70歳を超える者は5人と、こういう状況であります。行政評価についても、全体で16人でありますけれども、60歳未満が10人を数えていると。そして、60歳以上の者がそのうち6人、更に70歳以上の者は、そのうち2人、こういうことでございます。町づくり推進町民会議、これは全体で30人でありますけれども、このうち18人が60歳未満であります。そして、60歳以上の方は、そのうち12人で、70歳を超えている者は4人にすぎないと、こういうことでございます。社会教育委員についても、9人のうち5人が60歳未満、そして、60歳を超えるものが4人で、70歳を超える者は1人と。スポーツ推進委員については、全体で20人でありますけれども、そのうち19人が60歳未満であります。60歳を超える人は1人、70歳を超える者はいないと、こういう状況にあります。福祉委員についても、民生委員でありますけれども、24人でありますけれども、60歳未満の方も1人いるわけでありますし、60歳以上の方が23人でありますけれども、これまた70歳以上の方は3人であると、こういうことであります。保健推進委員についても23人でありますけれども、60歳未満は6人、60歳を超える者が17人、そのうち2人が70歳以上という状況であります。ただ、交通安全推進委員会、構成11人でありますけれども、この方々は、全員が60歳以上と、これは少し課題があると思ってみて、常々、担当の方にも課題があるのではないかと、そして、70歳以上の方も5人占めているわけで、課題があるのではないかと内部でもそういう話をしていただいている状況であります。以上のような、行政委員、民生委員、また、ボランティアと言われる部分については中々、一概に、こうだ、ということは出来ないのですけれども、町が直接関わる行政委員ですとか各種委員の部分については、このような状況でありますので、必ずしも議員がおっしゃる、指摘される部分については、少し遠いのかと思っておりますので、参考までに申し上げたところであります。
質問 6番 藤原芳幸
2015年ですから3年前ですけれども、私、町長への一般質問の中で、若い者の意見をどう反映させていくのか、という質問をさせていただいた時に、町長の方から、若い人の視点、これは大事なものだと。若い者を行政の中に取り込んで、女性も含めてそういった努力をしていきたいという回答をいただいて、3年ちょっと経つのですけれども、行政に関しては町長の思いがきっちり反映されてきているのかと今、感じたところであります。それと同時に、行政委員というのが改めてたくさんの人がいらっしゃると思ったわけですけれども、一部、中々、次の担い手対策ついても厳しい部分もあるようなお話も伺いましたけれども、行政以外の地域活動の中では中々進んでいっていない現状もあるわけで、そこに関しては町長の色んなこれまでの成果の知恵をお借りしたいと思うようなところもあるわけですけれども、そういった状況の中で、今後、担い手対策の世代交代が結構上手く進んでいくような部分もありますが、全体として対象となる人口が減っていく中で、これまでと同じ者が機構として残せるのか、どうなのか、残していくという事になってしまうのか、ある程度見直しが利くものなのか、どうなのか、この辺、行政の事なので私どもが解らない部分もあるのですけれども、町の規模、あるいはこれまでの経過の中で、機構的にはこのままずっといかなければならないものなのか、あるいは町の中で、変動させることが出来るものなのか、その辺に関しては、町長、どうなのか教えて頂きたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
ちょっと解らない部分が、実はあったのですけれども、行政ひっくるめて行政と言っているのかもしれませんけれども、行政が直接関わっているというのは先程言った行政委員だとか、各種委員、こういうのは直接的でありますけれども、例えば民間の組織等々については中々、町長として知恵を貸せという部分もあろうかと思うのですけれども、それほど知恵があるわけではありませんので、中々難しい。そしてまた、その部分について、口を出すことが余計だと言われれば余計ですし、その辺は慎重に期して行かなければならない部分があるわけでありますので、ただ、色んな制度として、北海道150年ですとか、明治150年ですとか言われますけれども、戦後の民主主義がこうして出来上がってきている、過渡期にあるのは事実だとは思って、色んな制度が。そういう観点に立って、色んなものを直していかなければならない。ただ、そうは言うのですけれども、具体的に何をこうすれだとか、ああしろと、そういうおこがましいことは、浅はかな知恵で、私はあまり言えない。これは民間の皆様の、知恵のある皆様にお任せすることより仕方ないと思っております。うっかりそんな事をすると、大変なお叱りを受けるのではないかと、こう思っている次第であります。
質問 6番 藤原芳幸
町長の考えが浅はかだとは思っておりませんけれども、今、言った中で、この問題に関しては、これをしたから10年後がということはそう簡単に出るものでもないけれども、今、言った中で、14年のデータをもとにして今、現在、こうだと。10年後は、こうなるのではないかという話の中からさせていただいたのですが、では、8年、7年経ってから、ではどうする、では間に合わない部分がありますので、今から、町長だけではなくて我々も行政の方々も含めて、そういう状況の中にいるのだと。そういうことに対して、常に、アンテナを張って目を向けていかなければならないような状況にあって、その辺に関しては、しっかり皆と共通認識の中で、将来、町づくりに関わる人材をどのようにして育てていくのか、確保していくのか、ということが重要になろうかと私個人として思っているのですけれども、おそらく町長も同じ思いの中での発言だったと思っておりますので、この件に関しては、早々、町長からしたら、そんなことはないと言うかもしれませんけれども、それほど考えに差はないのかと思っておりますので、今後、これからのその行政運営の方に期待をしたいところだと思っております。次の、ほかの質問もありますので、次に移らせていただきます。次、2番目の質問として、環境衛生から、美深町の自然環境の維持・保全について。美深町に残る自然は、町の大切な資源であります。その環境に、少しずつ変化が見られてきていると感じております。この環境の維持・保全を、どう進めるのか、次の2点についてお伺いをいたします。1、今、街中では、きつねや鹿の目撃も珍しくありません。市街地近郊でも熊の目撃情報が今年ありました。ましてや農村地区では、日常的な光景で、野生動物と人間を隔てる緩衝地帯の減退で、生活圏への熊の出没の可能性も増々高まっているものと考えられます。熊出没の際には、立て看板や防災情報端末機で熊出没注意という周知がされていますが、野生動物の出没に対し、住民に具体的に何をどうすべきかという、動物の習性に沿った情報提供や指導、対策を立て、うまく共存できる環境構築が必要だと考えますが、町の考え方を伺います。2、町内の仁宇布地区は、松山湿原、16滝や緑の森のトンネルを走破するトロッコ王国などの観光資源があり、多くの観光客が訪れるようになりました。また、本年は、この地区を水源とする仁宇布川の中流に、チョウザメ養殖施設の整備が進められ、清流を守る環境保全は重要な課題となりました。交流人口の増加に伴い、道道美深雄武線沿線や、高広パーキングにはゴミのポイ捨てが非常に目立ち、ゴミがゴミを呼ぶという状況にもなりかねず、観光客やドライバーに対し、対策が必要と考えられます。また、住民生活の中で農薬や除草剤等の使用も考えられ、住民活動と環境との関わりを認識していただき、環境維持に対する意識を高めてもらう必要が生じていると考えております。そのための方策が必要だと考えますが、町の考えを伺いたいと思います。以上、2点について、町長にお伺いいたします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
先に、1つ目の行政ボランティア等の担い手の関係でご質問をいただいた部分について、付け加えて少し答弁させていただきたいと思いますけれども、実は、先月から今月の初めに、市町村長会議があったわけでありますけれども、その中で、会議に上川管内の市町村長全員は参加出来なかったのですけれども、三重県の伊賀町の方に視察研修をさせていただいた経過があります。その中で、色々、伊賀町というのは、伊賀の郷でありまして、人口9万人を数えるような大きな町でありますけれども、市でありますけれども、行政区から自治会に代えた、そして公民館の環境ができた、そして伊賀鉄道の郷でもありますから、伊賀鉄道にも乗ってきたような状況でありますけれども、その中で、行政区なるもの非常に伊賀もそうでありますけれども、それと併せて名張市にも寄って来たのですけれども、本当に抱えているような話題、今、同じような話題が我が町に。ただ、行政区としては少し本州と、ここと、非常に違います。そして、規模も違います。そして、面積、大きさも違うわけで、人口密度も違うわけでありますけれども、しかしながら、抱えている問題というのはやはり、向こうは向こうで非常に、なんというのですか、奈良県に近い所でありますから、相当、年数は、歴史はあるのですけれども、ここへきて行政区の在り方といいますか、そういうもの、自治会の在り方、公民館の在り方等々について、相当悩んでいて、そして、検討を加えられている。しかし、それをもってきて、観て来て、そして、斬新的な部分もあるのですけれども、中々大変であると。そのような印象を持っているわけであります。特に公民館といいますか。合併町でありますから、伊賀は合併町でありますから、それぞれの公民館スタイルに、スタイルというか行政区がでかいのですね。うちで言うような行政区の形にはなっていない。ただ、ここの市長さんは、総務省に意見を申し上げるような、総務省の委員も務められているような、そういう方でありますから、相当色んな勉強をされて、そして、市長自ら我々に2時間乃至3時間程度、接してくれるような状況でありましたから、非常に有り難かったと思っていますけれども、何というのですか、今、先程、冒頭申し上げましたけれども、非常に、どこの町村も、こういう問題で悩んでいると。上川管内のうちも未だかつて行政区で、自治会ではなくて行政区でやっていると。そういう意味では、うちも自治会になっているけれども、歴史はあるのだけれども、そうしたら中身はどうなのかと、そこに配置している自治会の担当員とか、それはどうなのだと。先程、議論がありましたけれども、民生委員の関係はどうなのだと、そういう色んな課題が出て来ているのも、そして過渡期にあるということも、やはり考えてみなければならない。ただ、物事は入る、進める、前に進める、そういう段階に非常に課題をクリアしていく、そして、その手法というものは難しいものがあると、その町の実態に合うようなやり方をしなければならない、このように思っております。私も美深町全て押さえているというか、熟知しているわけではありませんけれども、そういうことをよく考えながら物事を進めなければならないのではないのかと思っておりますので、どうか自治会長さんも兼ねておられるようですから、こういうことも踏まえながら、ひとつよろしくお願いしたいと、これだけをお願いしておきたいと思います。それでは、二つ目の環境衛生の部分についてご質問をいただいたところでございます。一つ目は、野生動物との共存出来る環境についての答えでありますけれども、ご案内のように、我が町は豊かな自然に恵まれていて、多くの野生動物が生息していると。これは、認識しているところでございます。その野生動物が農作物を荒らすなどの被害も発生している。これも承知しているわけであります。鹿などによる農作物の被害は、猟友会の協力を得て駆除を実施し、熊目撃情報が寄せられた際は、現地確認を行い、注意看板の設置であるとか防災情報端末機による広報、必要に応じて学校にも情報提供をするなどの対策をとっている。これはご承知の通りかと思っております。ただ、人的被害の恐れがある場合は、注意喚起だけではなくて、罠を設置するなど、駆除の対応をとってございます。ただ、先般、道内においても事故がおこったというようなこともあって、困ったなぁ、困るなぁ、そのような状況だとみているところでございます。更に住民に対しての、餌となるものの放置ですとか、むやみに野生動物には近寄らない、食べ物を与えないなどの注意喚起や情報提供も行って参っているところでございます。そういうことであります。今後、必要に応じて、保護というのは私はどうかと思うのですけれども、保護や駆除を行うことで、人と野生動物との間の共存が計られるものと考えておりますけれども、共存とは言うけれども、住民には、きめ細かな情報提供なり指導を行って参らなければならない。非常に、共存、共存と言われるわけでありますけれども、非常に課題があるとみているわけであります。次、道路やパーキングエリア等々におけるゴミのポイ捨ての課題、問題であります。そして、農薬等の使用だとか河川への影響に関する自然環境保全についての質問でありますけれども、まず、ゴミのポイ捨てに対しては、道路に捨てないように注意喚起するための啓発を必要に応じてしていかなければならない、その通りだと思っております。したがって、啓発の看板ですとかそういうものも設置していかなければならないと思っております。しかし、それらの問題を解決するには、やはりドライバーの皆さん一人一人のモラルと言いますか、そういうものに頼らざるを得ない部分が非常にあるわけでありますから、そういうこと、我が町だけではありませんけれども、全体としてこういうことにしっかりと対応するように、我が町だけで対応しても、中々上手く行かないわけでありますので、その辺のところ。また、農薬や除草剤の使用における河川への影響等の心配もありましたけれども、農薬等を使用する際には、農薬を使用する遵守すべき基準と言いますか、そういうものが明確になっているわけでありますから、それをしっかり守っていただくことが大事かと思っております。それを守っていただくことによって、大きな問題は生じてこないのかと考えておりますので、引き続き、河川であるとか道路の環境保全に注意して参りたい、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 6番 藤原芳幸
今、町長から町の現状をお話いただきましたが、僕も当然そのような状況というのは把握しているなかで質問させていただいている部分ではあるのですけれども、午前中の同僚議員の中で、質問の中で、町長、今、駅前通り、40号線、8線通り、歩いてみてどんな状況を感じますか、という話がございました。町長は大変魚釣りが大好きだと聞いておりまして、最近行かれているかどうかは解りませんけれども、山だとか川の方も随分行かれる機会があるのかと思いますけれども、今、町長から見た森の状況と言いますか、山の状況、森林の状況あるいは川の状況、どのように町長の目に映っているのか、ちょっとお伺いしたいとおもいますけれども、よろしくお願いします。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
非常に手入れがされていないというか、荒れているという状況は、環境問題がやはり出て来ていると。それは国なり、道が、やはり、言ってみればお金をかけていないなと、そんな感じがしているわけであります。
質問 6番 藤原芳幸
中々手入れが行き届いていないというのは、町長の見た通りなのかと思っておりますけれども、今、日本の山、北海道も含めて日本の山ということだと思うのですが、山の森林というのが、山の関係者の話でいきますと、日本の現在は江戸時代以降、一番、森林が充実しているというように認識しているようであります。北海道の場合は若干違うと思うのですけれども、北海道は開拓により、山、平地の森林が伐採されまして、どんどん減少の一途を辿ったと。昭和後期からは、その反省から植林等もずいぶん進みまして、また、農地の拡張等も一段落していることもありまして、この辺に関しても今は非常に森林が良い状況、すごく良い状況にあるという認識のようであります。今、動物がよく人里に出てくる、山がもう駄目だからだ、というような話をよく聞くのですけれども、どうもそうではないような状況があると私は思うのです。どういう状況かと言うと、札幌市では最近、すごく熊の目撃情報が美深より遥かに多いわけです。当然なのですよね、山のそばまでどんどん住宅が建ってしまったと、そして人口密度が多いから、熊と人間が遭遇する機会が非常に多いというような現状があるわけで、では、美深はそういう目撃情報は札幌市に比べたら低いから、熊がいないのかと言ったら、決してそうではない。熊はこの辺でも同じような形でちゃんと数を増やしているのではないか。熊に関していきますと、昭和時代というのは害獣扱いとして北海道では絶滅しても構わない動物として認定していたようでありますけれども、平成になってからは、熊は北海道の豊かな自然の象徴であるという方針に方針が変わりまして、保護だとかも含めて個体数が増えてきている実態があると。この美深町においても、豊かな自然があるがゆえに動物と色々、遭遇する機会が増えているという現状がございます。その中で先程言ったように、山が充実しているのだけれども、中々、人との警戒の部分が、緩衝地帯の部分がけっこう無くなってきている現状があるのではないのかと。それに関しては今後どうやっていく、どう確保していくのかというのが鍵だとは思うのですけれども、これに関しては、現在、どうしたらいいとか、こうするものに関しては、取り組んだものに対しては補助が出るだとかというものは多分、まだまだ無いとは思うのですけれども、緩衝地帯、どう復活させるのかという部分でいきますと、町としても何かやはり対策が必要になってくるのではないかと思うのですけれども、その辺に関しては、町長はどのようなお考えか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
有害鳥獣の例えば鹿を捕った場合は、いくらの補助ですとか、そういう部分についてはご理解いただいていると思っておりますので、その辺の答弁は避けたいと思いますけれども、緩衝地帯と設けるだとか、そういうことについては、中々簡単なことではありませんので、許認可が簡単に出る話でもないと思っておりますし、また、そういうことを設けなければならない、設ける考えは今、ないわけでありますけれども、そんな簡単に出来るとも思っておりません。ただ、その山が荒れたから熊なり有害鳥獣が下りてきているという一面もあるかもしれませんけれども、しかしながら、人里に有害鳥獣が下りてくるというのは、やはり人を怖がらなくなってきているのか、餌をあげているのか、なんと言うか、ゴミというか、生ゴミと言うか、そういうものをあさりに近くなってきている。これは、我々として、日頃その辺のことを考えていかなければならない、そういうことを避けていかなければならないという部分があるかと思っているわけでございます。これについて明確にすべきだという対処方法は無いわけであります。前にも言ったことがあるのですけれども、道有林の会議の中では、私も一回、ほとんど道有林だから、道有林で熊を飼っているのだから、町に下ろさないでくれと言って苦笑いされたこともあるのですけれども、そのような状況。言ってみるだけの話で、中々、相手にされないような状況でありますので、ご理解いただきたいと。
質問 6番 藤原芳幸
今、町長も言ったのですけれども、札幌市に色々勉強に行ってきたのですけれども、札幌の山奥、奥の山の実態というのは、そんなに変化はしていないと。雄熊が縄張りを持って、生息をしていると。その雄から追い出される形で里山の方に、熊の中で序列の弱いもの、例えば親子熊ですよね、親子熊あたりが街の近くに来て、子育てをするようになって、それはもう、平成生まれと言いますか、札幌が大都会になってから生まれた新しい熊です。新しい熊というのは、逆に山に入って子育てをして、雄熊にやられてしまうということよりも、かえって人里の方が、子育てするには安心出来るということを熊が学習してしまったのではないかというような分析も出ているようです。この辺の山に関しては、調査が入っていませんので、同じかどうかは解らないですけれども、里に出ている熊というのは、そういった子育てとかではなくて、ひょっとしたら里の方が生活しやすいということを学習してしまっては、大変なことになりますので、先程から出ているように、町も色々と対策は講じているのだけれども、例えば生ゴミをちゃんとしよう、ですとかゴミ対策をしよう、ですとか言ってはいるのですけれども、その辺が本当にどのような形で浸透しているのかという点でいくと、もっときっちり街の人も、郊外の人も、野生動物とそういうような距離を保つということをもっときっちりと知識として伝えていく必要があるのではないかと。結局は何かがおこってしまうと、人にとっても、動物にとっても、不幸な結果にしかならないということでいきますと、もう少し徹底して動物の対処法ですとか、関わり方について、勉強の機会があっても良いのではないのかと思っております。それと、この中で一緒に質問を続けさせていただきますけれども、先程、道路の看板の、観光客との関係、今は住民との関係なのですけれども、看板等には色々、立てていただいているのは、僕らも十分承知しているのですけれども、観光客の中には、例えば松山湿原などで熊出没注意の看板を見ると、やっぱり熊が出るんだね、危ないから帰ろうか、という方もいらっしゃる訳です。それで、熊がいるということだけを注意喚起するのではなく、色々その熊に対する対処法等も含めた看板ということを、では、こういうことに気をつけて山に登ろうというように、僕らは当然、口頭では言っておりますけれども、そういった対策も必要ではないのかと。そして、松山湿原には色んな方面から来るわけですけれども、対策をしてくる方は意外と少ないのですよね。手ぶらでそのまま登っている方も沢山いらっしゃいます。そういう方が、例えば熊注意だけの看板ではなくて、こういうことに気をつけて登ろうとか、ということも解るような、そういったものも無いと本当に何か事故が起こってしまうと、それこそ立ち入り禁止になってしまうようなことになると、美深の観光にとっても中々大変な部分があると思うので、その辺、具体的な対策は立てやすいのではと思うのですけれども、最初言った、緩衝地域の考え方プラス住民の野生動物に対する意識の情報提供と認識付け、意識付けの問題と、熊の立て看板の内容についての話をもう一度、町長にお伺いしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
熊だけではなくて、野生動物全てがそうだとは思いますけれども、人間もそうだとは思いますけれども、色々学ぶわけであります。そして、学んだ経過として楽な方向へと言いますか、どうしてもそっちへ現れるのかと、出てくるのかと。野生動物は、山の中、自然の中にいるという認識は、我々は持っているわけでありますけれども、観光客の方も持っていると思いますけれども、それがどういうものかということについては、押さえていないのかと。だけれど危険なものであるということの認識はやはり、充分される、我が町だけではなくて、どこへでも行かれるわけでありますから、そういう認識を共有するような教育を全体的にすべきかと思っております。先程言いました看板等については、特に、ポイ捨ての話が出ましたので、ポイ捨て等については看板が不十分かと思っておりますので、そういう部分については、強化するように担当の方にもお願いをしているような状況でありますので。緩衝地帯だとかそういうのは難しい話でありまして、ご提起としては解るのですけれども、中々、簡単な事ではないということで、答弁とさせていただきます。
質問 6番 藤原芳幸
第5次総合計画では、美深町の豊かで恵まれた自然環境は、町づくりの重要な基盤であり、次の世代へ引き継いでいくべきものとしております。まさに、今、言ったようなことを次の世代にどう残していくか、それを町としても目標としているところでありますけれども、そういう自然を残すということは、今、言った動物等との関わりも絶対ついて回ってくる現状があります。また、川等の中でいきますと、川の環境保全の中に、基本的な考えとして上流は下流を思い、下流は上流に感謝するという、要するに美深町ひとつだけでやったって、今、川の流域が連携してそういう環境保全に取り組もうというような考えがございます。そのことでもって地域全体の利益に繋がるというような考え方がありますけれども、次世代へ引き継いでいくべきものとするという言葉がきっちり出ておりますので、美深町としてそのために何か行動して、その事業として次世代の世代にそういった環境、そして行動として何かを残して行くという必要が私はあると思うのですけれども、これは今後の色々計画の中に入っていくと思いますけれども、言葉から、次は行動へ何かをひとつ次世代に繋げていきたいと私は思うわけですけれども、その辺に関しては、町長、何か考えがございましたらお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
川の部分で、上流は下流を思い、下流は上流に感謝する、これは水源の郷の初めから出た話、今は水源の郷とは言わず、限界の郷と、限界集落と表現しているわけですけれども、こういう標語を使っているわけですけれども、地域の自然を守って行く、先程の標語の通りかと。お互いが共存していくため、こういうことかと思っております。ただ、地方ではこうやって一生懸命、我々も含めて、議員もそうでありますけれども、声を上げていくのですけれども、中々、都市部では、都市部と言っても東京、ここではかたや何千万の世界でありますから、かたや4、5千の世界でありますから、全然レベルが違うのでありますけれども、そういう声が、全体的な、国民的な声になっていかない。非常に残念な思いをしていますけれども、気持ちはそういうことに尽きるのかと思っておりますので、皆で声を大にしていければ、そのように思っております。
質問 6番 藤原芳幸
自然に関しては、町長も同じような思いを持っていらっしゃるということが理解をしたところでありますけれども、都市部は中々進まないとは言いつつも、都市部では色んな行動も起きてきているのも現実であります。小さい町だから中々、伝わらない部分もあるかと思いますけれども、美深の自然、これは当たり前で、いつまでもこうやって黙っていても保全できるかと言ったら、決してそうではないと。動物がこうやって住める環境というのが人間にとっても一番良い環境であると私は思っております。動物が住めない環境というのは、人間にとっても大変な住みにくい環境ではないのかと。そういった中で、こういう小さい町からでも色んなものを発信していけるのかと、そう思っておりますので、先程、町長の答弁の中では、いただけなかったのですけれども、次世代へ引き継ぐために、何かやはり町民一丸となって取り組むべきものが一つでも出てほしいという思いはあるのですけれども、この点に、再度、町長にお伺いして、質問を終了したいと思います。
答弁 町長 山口信夫(町長は2023年3月まで)
今、藤原議員からご指摘のあった、何か具体的に、というようなお話もあったわけであります。町づくり総体、そして、教育総体の中で、常に豊かな自然と共生する、そして、都市との共生ですとか色んなことを言っているわけでありまして、それが全国的に広がればいいなと、それはどこの町村も、小さな自治体でありますけれども、どこの町村も努力しているということの認識をいただければ有り難いと思っております。ただ、どう考えても悔しいかな、都市部に少し押され気味であるというのが現実でありますから、皆で押し返すような、地方の事を考えてくれるような、そういう時代になればいいな、そのように思っております。