みんなの議会

美瑛町議会 令和4年第2回定例会 2022年3月14日

議事録に件名の記載なし

2022年3月14日、美瑛町議会の一般質問で、高田紀子議員が質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
高田紀子 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 高田紀子

9番高田です。それでは、再質問させていただきます。まずですね、この森林づくりには、森林所有者さんの力が大きなところがあります。それでですね、この今、美瑛町の森林の森林づくりを行ってくれていた森林所有者、当時のお話、昔話ですけど、皆さんも生まれてない、課長連中の方たちは生まれていない時のお話ですが、その経過をちょっとお話をさせていただきたいと思います。戦後ですね、そうですね、昭和30年代なんですけれども、当時、森林所有者の大半の方が農家さんで、それで自家労働で造林して育成していたっていうところなんですけれども、当時、美瑛町の町長は、当時ですね、日本政府の中では、高度成長期でもありましたので、拡大造林を進めていくっていうことを行っていたんですけれども、中々進んでいなかったっていう話は聞いていたんですが、当時美瑛町の町長が町立病院の建設のために、町有林を800ヘクタール、当時の今で言う日本製紙さんとか大企業さんの方に売却をして、その資金で建てるというお話があったそうです。ただ、その時に拡大増員として、小規模農家さんに山林を持たせて、それを森林経営を行って、その労働力そして従事によって、農業経営の安定化を含めた政策を考えて、その800ヘクタールを農家さんに売却した、そこから始まっているのが、今の美瑛町の森林になっているっていうことを皆さんに知っていただきたいと思います。その家族で労働をして植えてきた森林ではありますが、結局この50年、60年、その合間に、世界の経済、国内の経済、様々な動向によって、林業は様々に変わっていって、木材価格も全く上がらず、低迷のまま厳しい状況が続いていって、今も結局、先ほどご説明のあったウッドショックとかいう今現状にはなってますけれども、このウッドショックも木材が足りないからと言って、森林所有者さんまでの、それが価格に影響しているかっていうと、そこまでも大きな影響には今のところなっていないと。で、このウッドショックが続くかというと、現状はっきり言いますと、まだまだ今ロシアで戦争を行ってますし、その中でどういう風に変わっていくかも分からない状況で、林業、林産業の中でも、まだまだ動きの見えないところがありますので、一番の影響を受けるのが、森林所有者さんのところであって、その影響で、今、50年、60年も経って、その当時は一生懸命山づくりに携わってくれた農家さんたちも、農家も拡大され機械化になり、そして、林業の方でも経営が、徐々に徐々にうまくならないというところで、当時の植えてきた所有者さんが、今それを守ってきているっていうところで高齢化っていうところに入っているという風になります。ですから、この森林所有者さんの高齢化が、もう気持ちが続かなくなってきているっていうところで、国とかでは今カーボンニュートラルで吸収源の森林をつくり上げていかなきゃいけないとか、色々な話はされているんですけれども、そこには森林所有者さんがそこに応えられるまでの力が今あるかどうかっていうところに行き着くと思って、私はいます。それで今、美瑛町は町民参加型で、まちづくりを行っているっていうところに、そこに森林の森林づくりも、その中に加えた中での考えを持って、町一体で森林づくりを考えていただけないかなという風に思うところで、今回の通告書の中に、町民の方とか関係者とか皆さんで考えて、美瑛の山をどういう風な山にしていくかっていうところを、方向づけをすることによって、森林所有者さんにも力を与えて欲しいかなっていう風に思うんですね。ですからこうちょっと、昔は若かったので、意欲があって、頑張ろうという元気さがあったんですけど、今はそれがなくなってきている状況ですから、町自体で元気に、山をつくり上げていくっていう方向性に何とか変えていっていただけないかなという風に思っています。町長のお考えを聞かせください。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、ただいま非常に歴史を遡るお話を承らせていただきました。美瑛町のこの林業、森林がどのように形成されてきたのか、非常に目に浮かぶような、説得力のあるお話を、貴重な話を賜りました。ありがとうございます。まさにそのような、森林所有者の方、高田議員がおっしゃったような色んな思いを持ってこの50年、60年取り組んできていただき、そして森を守ってきていただいたんだなということがよく分かりました。その最初の出発点のところで、町が関わっているというご指摘、お話でございましたので、町としましても、今後ともこの責任を取るという訳ではないですけども、共に一緒になって豊かな森林づくりに取り組んでまいらなければならないなという気持ちを新たにさせていただいたところでございます。今後の森林づくり、様々なところで町民の方々が参加して話をする機会はあると思っております。また、共有ビジョンの策定は終わりましたけども、総合計画をその中で、改定をしていくという作業もこれからございます。美瑛町が森とどう向き合って、どう森林をつくっていくのかというところにつきまして、議論する場というのはこれからも多々ございますので、その中で、ともするとこう林業関係の方が、その場にいらっしゃらなくて、森という観点が抜けたままこう議論が進んでしまっている場合が、あるやもしれません。そのような時に、今日いただいたお話も受けまして、役場側からも、森とかね、林業とかねっていうお話をさせていただいて、町としてどのように取り組んでいけば良いのか、そのことが森林所有者さんの意欲にフィードバックされていくのかっていうところを、大切な視点を教えていただいたなという思いでおります。町民の方が参加する機会を設けていく、それは議論への参加もですけれども、森林づくり、山との関わりに町民の方がどう関わっていくのかということも大切だと思いますし、町外の方、北海道森林計画なんかを見ていましても、道外者、都会の方をどう呼び寄せるかという視点も大切にされているようでございますので、そのような様々な観点をもとに、多くの方が森、山、林業に関わっていただくような方向性付けというものを、町としても検討していかなければならない、そのような思いで今聞かせていただいたところでございます。(「はい」の声)

質問 9番 高田紀子

9番高田です。今の町長のお答えにちょっと勇気をいただきました。で、美瑛町では、今、今回ジオパークも認定になっていますし、美しい村づくりっていうことで美瑛町の景観にも、まちづくりの中で入っているので、やっぱりその森林については、ジオパークにしても十勝岳があっての農地と森林、で、美しい村づくりについても、景観から、森林の景観が、今話もされておりますので、やはりそこのところにもっとこう使っていただければなとも思います。もう一つ、今、関係人口ということで、道外からの方たちとの密接な関係とかっていうこともありますし、またプラス町民の方にも知ってもらうっていうことで、ちょっとした例え話ですけれども、町民の山づくりっていうか、フィールドを町が、フィールドを設定していただいて、そこに町民の人たちが植林をしていくとか、それこそ美瑛町に来ていただいた方たちに植林をしてもらうとか、それこそ道では5月の第2土曜日が育樹の日、10月の第2土曜日が確か、すいません、5月が植林で10月が育樹の日なんですけれども、そのように、美瑛町においても、そういう何か、町民がみんなで植樹をするですとか、育樹をするんですみたいな時期とか、タイミングを作って、そこに関わっていくっていうことが少しでもあれば、町民の方たちにももっと間近なものになっていくという風に思っていますので、是非ともそこの辺の関わり方の起爆剤をちょっと町の方が作ってくれるっていうところでお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、山林、林業といいますと、ともすると、やはり林業産業の現場という意味で、林業の振興促進というところは、これまでも力を尽くしてきているところでございますけれども、もっと広い、森の価値、山の価値というものを、みんなで分け合っていこうというお話だと思います。まさに共感できるところでございます。ジオパークにいたしましても、美しい村につきましても、背景にある景観というのは、この豊かな美瑛町の山林、森であろうと思っております。ここをみんなで育て、守っていくというための取り組みは、今後とも必要であろうと思っております。ジオパークの中では、例えば、ジオツーリズムというものを予定をしておりまして、十勝岳もそうですし、山、森林も森歩きもそうでございますけれども、そういう美瑛町の資源を町民の方が辿ってもらって、改めて、地元にある価値に気づいていただくというようなジオツーリズムみたいな取り組みも予定をしておりますし、様々な機会を創出して、町民の方、町外の方も、触れ合う機会をつくるということは大切だろうなと受け止めているところでございます。呼びかけて、こんな素晴らしい森がありますよ、山ありますよと言うだけではなくて、そこに触れ合うイベントとして何か行政ができること、こっちから種を蒔いて、そこにこうみんなが集まって寄ってもらえるような、そういう事業というのも必要だろうなという風に考えながら聞かせていただきました。てっぽう虫の会の皆さんが、木材を使った色んな取り組みを、もう既にしていただいております。やはり、書き込みだけではなくて何か具体的な事業を行うところで人が集まってきて、そこでまた、こう話の輪も広がっていく面もあろうかと思いますので、新たな事業展開に向けて、ご提案を拝聴しながら進めさせていただきたいと考えております。(「はい」の声)

質問 9番 高田紀子

もう1つですね、防災、災害の関係の中で、今、十勝岳の噴火の心配もあるところなんですけれども、一番間近なのは、大雨、大雪、そういう中で、大雨の時に、結局、山林の方で、結局、雨を吸収し切れず、土砂災害が起きるというような状況も多々見られるようになってきていますので、今の美瑛の森林の中で、どこの地域がどう、どこの地域の山林が、森林が、そういう状況に大きく影響しやすいところとか、十勝岳の噴火においても、泥流とか火山灰とかの流れた時に、森林がどういう影響が受けやすい地域とか、場所とかの判定を行って、そこのところの森林整備を独自に考えていかなければいけないのではないかなと感じているんですが、町長はそのところどうお考えでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

ご指摘のとおりであろうと思い、聞かせていただきました。皆伐した、その後、植林が進んでいない林地などは、一定の把握は努めているところではございますし、そのような木が植わってないところの山林が多い地域につきましては、雨の吸収が恐らく低くなるだろうという風な想定も働くところであります。その事を、そのようなことを専門的な見地から、災害予防の観点で美瑛町内のどこの地域が、どのような危険の可能性があるということ判定していただくというのは、大変貴重な機会になると思っております。ただ、申し訳ございません、不勉強で、そのような判定ができる専門機関があるのか、あるいは判定基準が科学的な判定基準があって、どのような状態であれば、どのような被害が予測されるのかということが、確立してるのかどうかちょっと不勉強ではございますけれども、そのような防災の面で、山の現状を調査、見ていただくことができるのであれば、今後活用を検討してまいりたいなと思っております。

出典:美瑛町議会 令和4年第2回定例会 2022年3月14日 議事録 PDF(80ページ) 間違いを知らせる