みんなの議会

美瑛町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月12日

新型コロナウイルス感染拡大の対策について

2020年3月12日、美瑛町議会の一般質問で、中村倶和議員が「新型コロナウイルス感染拡大の対策について」質問し、町長 角和浩幸が答弁しました。

質問者
中村倶和 議員
答弁者
町長 角和浩幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 中村倶和

はい、6番中村です。質問方式は時間制限方式です。質問の事項、2つあります。まず、新型コロナウイルス感染拡大の対策について伺います。質問の要旨、新型コロナウイルスの感染による新型肺炎は、中国武漢市をはじめとして全世界に急速に拡大し始めています。北海道においても感染は拡大し、ついに当町でも感染者が確認される事態となりました。感染拡大は、政府の見通しの甘さにあると指摘されています。こうした状況の中、町は役場・町民一体となって感染防止に全力で取り組まなくてはなりません。感染の防止は、可能な限り症状が軽微なうちに対策を行わなくてはならないと言われています。そこで、以下の4点についてお聞きします。(1)発熱して相談センターに相談し、受診した結果、ウイルス検査を受けられると理解して良いのか。(2)感染者が出た職場の職員は、発熱の有無に関係なく検査を実施すべきではないのか。(3)町立病院などにおいても検査をできる体制を作るべきではないか。(4)役場庁舎などの公共施設の空調システム方式では、ウイルスが拡散しないような対策はなされているか。質問の相手は町長です。2つ目の質問事項です。人口ビジョンの策定案について。要旨、町の人口は去年の3月に1万人を割り込み、その後も減少に歯止めが掛かっていません。人口減少は、町の活気をなくし、経済に大きな打撃を与えるだけでなく、人の心にも暗い影を落とすことは言うまでもありません。角和町長は去年の町長選の中で、人口流失に歯止めを掛けると公約されました。町民は人口減少をなんとしても食い止め、人口が増えることを期待しています。人口減少対策は、あらゆる政策の中で中心的課題であります。さて、人口ビジョンの素案が広報びえい2月号の折込で町民に配布されました。素案では2040年の人口を7,570人としています。20年先とは言え、あまりにも大きな減少割合です。しぼみつつある風船は、地に落ちてしまいます。希望ある目標を掲げ、それに向けて町が一丸となって取り組むのがビジョンというものではないでしょうか。そこで、以下の3点について質問します。(1)人口が減少し続けると町税や地方交付税などは減少し、社会基盤や公共施設が維持できなくなるのではないか。(2)転入した移住者が転出する現象が見られるが、原因を分析すべきではないか。(3)人口ビジョンは練り直すべきではないのか。質問の相手は町長です。よろしくお願いします。

答弁 町長 角和浩幸

6番中村議員のご質問に2点いただきました。お答えをさせていただきます。質問事項、まず1番目、新型コロナウイルス感染拡大の対策について答弁を申し上げます。新型コロナウイルス感染症については、国内での感染拡大に伴い、2月1日に「新型コロナウイルス感染症を指定感染症として定める等の政令」が施行されたことにより「指定感染症」として位置づけられ、国、都道府県が主体となった、検査、医療提供、感染拡大防止等の取り組みが進められているところであります。本町におきましては、町内で感染者が確認される状況とはなりましたが、2月6日に「新型コロナウイルス感染症警戒本部」、2月19日には「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、時々刻々と変転する事態の中で、防災無線、チラシの全戸配布、町ホームページでの周知、相談窓口の開設、小中学校の臨時休校、保育所や学童保育の休止、児童関連施設や高齢者施設への感染拡大防止への協力要請など、町民の健康と安全な暮らしを守る対策を進めているところであります。1点目から3点目までについてでありますが、全国的な検査の体制としましては、3月6日から新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査が公的医療保険の適用対象になったところでありますが、現時点では従来通り道の判断による保健所を通じての検査体制が継続しており、揺動する情勢の中、今後においては、検査体制に関する国、北海道からの情報に注視しながら対応を進めてまいりたいと考えており、早期に広く検査ができる環境整備を望むところであります。4点目についてですが、本町の役場庁舎を含めた公共施設は、ウイルスを拡散しないための特別な構造とはなっておりませんので、感染防止対策として、マスク着用、手指消毒の徹底などを実施することで感染拡大の防止に努めております。町としましては、今後も各種感染拡大防止策の実施とともに、国や道の検査や医療体制の情報を注視し、速やかな町民の皆さまへのお知らせを通じて、感染予防に対する正しい知識の普及や町民一人一人の不安に寄り添った相談支援を実施してまいります。質問事項2点目、人口ビジョンの策定案についてお答えをさせていただきます。人口減少問題は、地域社会の担い手の減少や地域経済の縮小など、地域の存続に関わる様々な課題を生み出すものであり、町全体で人口減少に対する意識や危機感を強く持ち、その対策に取り組んでいく必要があると認識しております。「美瑛町人口ビジョン」を改訂するに当たり、その素案を町民の皆さまに提示させていただいておりますが、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、美瑛町の人口は2040年には6,779人にまで減少するとされており、それに対して「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に位置づけた施策を展開していくことにより、約7,570人の人口維持を図る将来展望を掲げさせていただきました。1点目につきましては、町民一人当たりの所得が大きく向上しない限り、人口減少に伴う税収が減少し、地方交付税の減少も避けられなくなることは事実であり、町財政への影響や住民サービス等に様々な影響が生じてくるものと予測しております。そのような事態に陥らないためにも、総合戦略に位置づけた施策の成果検証を踏まえながら、人口減少に対して適切な対策を講じていくことが必要だと考えております。2点目につきましては、人口減少対策を考える上で非常に重要なことと認識しております。しかしながら、現状においてその要因の把握はできておらず、個人情報等の課題はありますが、今後可能な限り実態把握に努め、分析結果に基づく施策検討を進めてまいりたいと考えております。3点目につきましては、本町の人口減少段階は、高齢者の人口が減少に転じ始める「第2段階」に差し掛かっており、自然減を抑えることは非常に難しい状況にあります。一方で社会増減は、ほかの市町村と比較しても減少幅は小さく、子育て世代の生産年齢人口を増加させ、転入転出を均衡させることが人口減少の抑制に効果的であることから、今後の計画において社会増減を均衡させ、その後、転入超過、社会増につながる施策の展開に努めるよう取り組んでまいります。また、施策の成果によっては、将来展望の上方修正も可能であることから、今後は町民の皆さまからの御意見も頂きながら、より効果的な人口減少対策に取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 6番 中村倶和

はい、6番中村です。質問事項の、1の(1)について質問を続けます。まず、1つ目の質問ですけども、新型コロナウイルスですね、これは昨日、WHOが世界的大流行と宣言しました。一段と警戒を強めなければならない新しい段階に入った訳です。さて、3月6日、ウイルス検査PCR検査がですね、保険適用になったと報じられています。一つ前進ではないかなと思っております。しかしですね、今後油断のならない状況の中、検査件数が増えてくればですね、うまくこれが運用していくのかというやっぱり不安が私は感じております。機材の整備ですね、人員の確保、検査室の確保など色んな課題があると思います。その点のご認識はどのようなものでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、検査についてでございますけれども、保険適用にはなりましたが、中村議員ご存知のとおり、実運用としましては、先ほど申し上げたとおり、道、保健所を通じての検査ということになっておりまして、現場の感覚からしたら大きく変わってないのかなという風に現状は受け止めております。その上で、今後検査が広がることにつきましては、感染予防の視点からも町としてもそれは望ましい体制であろうという風に考えてはございます。ただ、その際に町立病院での検査ということも想定されてまいりますけれども、その際には疑いのある患者さんを隔離する等、様々な対応も必要になってきます。町立病院で責任を持って検査体制を整えていけるかどうか、今、早急に検討をしているところでございます。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい。伺っておきます。次に、次の(2)の質問について続けます。この新型コロナウイルスの感染力が強いと、弱くはないと、そして感染しても無症状の場合があると、この無症状の方々が、クラスター感染ですね、広げているという風に報じられております。この2つがですね、このウイルスのやっかいな性格であります。一方、ワクチンの開発は、まだこれからの段階です。もう試験的に色々やられてるようですけども、かなりの時間がかかるでしょう。そこで、今できることはですね、感染拡大をいかにして防ぐかと、防御するかと、防疫の視点からお聞きします。もしも、感染者が発生した場合に、職場や家族、友人など濃厚接触者を特定してですね、直ちに検査するのが防疫の大原則だと思うのですが、町はですねこうした防疫の大原則の基に対処していくのか、ご認識を伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

先ほども答弁させていただきましたけれども、新型コロナウイルス指定感染症という位置付けになっておりまして、一義的には国、都道府県が対応するという定めになっております。その中で、市町村、できる限りの対応を全力で当たっているというのが現状でございますけれども、ご質問ありましたように感染が確認された方、その方の職場ですとか、家族関係の中で接している方々の中で、この方が濃厚接触者であるというような認定もこれは現状では保健所が一義的に情報を持ち、その調査を進めているところでございます。そして、その検査に当たりましては、これまでのところは濃厚接触者であるから検査を行うという体制にはなってございません。濃厚接触者の中から発症した方、その方について、同じように道、保健所を通じての検査という運びになっております。私たちも、正直なところ感染を少しでも拡大を防ぐためには、いち早く検査を実施して感染の有無を調べていくということは大変重要なことであろうとは、もちろん、議員と一緒で認識はしております。ですけれども、現体制が国、都道府県が一義的に対応をしているという状況の中で、町としては中々そこまで対応ができない、その権限も与えられていない、その中でできる範囲で今、拡大防止策に取り組んでいるのが現状でございます。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい。伺いました。それでは、(3)の項目について、質問を続けます。町の町民の間ではどういう風に、このウイルス感染について感想を持ってるのかということを色々聞いていました。これはですね、町民はやっぱり長期化するのではないかという考え、感じた方がかなりいるんですね、それで町はですね、感染拡大を防止するためにですね、そして町民の不安を抑えるために、一層の一段とした努力が必要であろうと、もちろん、お考えだと思います。町の指示待ちではなくですね、町の事情に合った対応がやはり必要ではないかなと思うんですね、これはここは大都会でもないし、こういう過疎の町であってもですね、町には一定程度の集約した人たちが住んでる訳ですからね。経 っ て は 1 9 3 0 年 、 2 8 年 か ら 3 0 年 で す か 、 ス ペ イ ン 風 邪 が 流 行 し て で す ね 、5,000万人が死亡したと言われています。ですから、単に昔の大昔のことと片付ける訳にはいきません。この2カ月余りの間に経済も刻々と悪化しつつあります。そこで、今後、最悪な事態も視野に入れなければならないでしょう。これはですね、別に悲観論で言ってる訳じゃないんです。防疫の観点から言ってる訳ですね。こうした観点からですね、保険適用となった今、今こそ、町立病院においてもですね、PCR検査を何とかできないものか。やっぱり模索すべきではないかなと思うんですね、道の方針だけじゃなくて、やはりこれもいろいろ質問したり検討したりする作業が必要ではないかなと思うんですけども、ご認識はいかがでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい。町立病院でのPCR検査でございますけども、繰り返しのご答弁になりますが、現状、実態として保険適用ではございますけれども、実態として、保健所を通さないと検査にならないと、指定医療機関名も公表していないはずです、公表しておりません。その検査ができる医療機関も国が公表してない中で、美瑛町独自で町立病院がそこの中に割って入っていくというのは今現状では、難しい状況かなと考えております。合わせまして先ほども申し上げましたけれども、町立病院の中での検査となりますと、患者、疑われる方の隔離、あるいは動線の問題、医師側、医療者側の体制の問題もございます。そこにつきましては、もし出来るようになるということであれば、それを前提にどういうような体制を整えていくのかという検討は進めておりますけれども、現状まだ、実現に向けた動きがあるという段階では、ございません。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい。次の最後の質問ですね、役場庁舎の空調システムのことですけどもね。大勢の方が働く職場では、感染予防対策は重要だと思うんです。今回、回答の中では、現在、ろ過装置はないというお答えでした。しかしですね、ろ過装置がないということだけで済まされる訳にはいかないと思うんですね、一般的にですねビルの、こうしたビルの一元的な空調システム、これはですね、ろ過装置がない場合、かなり高いリスクがあると言われてきました。これは空調学会においても、それは指摘されてきました。ろ過装置がないのであればですね、今後、今後ですけどね、時間がかかるかもしれませんけども、やっぱり設置することを検討する、技術的にも検討することが必要ではないかなと思うんですけども、ご認識はいかがでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、中村議員のご質問もございまして、調べましたところでございますけれども、現在の美瑛町の公共施設で再度になりますけどもウイルスを拡散させないような造りになっているのは町立病院の手術室、ほぼそこだけであろうという現状でございます。その中で空調ですけれども、空調に手をつけていこうとしましてもフィルター、そのろ過装置、また教えていただければ承りたいと思いますけども、空調のフィルターを変えるだけでは効果はないという風に聞いておりまして、もしやるとしたら、空調の設備そのものからの入れ替え、手を入れていかないと対策対応がとれないという風に伺っております。そうなりますと、大変大きな予算、財源が伴うものになりますので、今すぐにとはなりませんけれども、議員のご指摘を受けまして他の方法も考えながら、拡大防止という視点では取り組んでまいりたいと考えております。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい、伺っておきます。それでは、人口ビジョンの質問について、続けて質問いたします。今回、人口ビジョン案ではですね、2040年の人口は7,570人であると、結局今よりもざっと25%減になるということでした。そうなれば、当然一般会計は概ね、概ねですよ、比例して減少となるのではないでしょうか。平成30年の一般会計の決算額は116億でしたね、約。そうしますと25%減少となれば、約29億円の減少です。色々見方はあるでしょう、そんなにいかないよと言うかもしれません。しかしですね、いずれにしても大幅に減少することは間違いないはずです。そうなれば道路や河川、公共施設、上水道、下水道などの社会基盤の維持は難しくなってくるでしょう。そこでですね、令和2年の今年度の予算案から、社会基盤の維持費を総額を計算してみました、試算してみました。細かな金額を除いてですね、ざっと25億円です。この中には無論、職員の給与は入っておりません。これは職員の給与、職員の活動っていうのは、維持管理だけではありませんから、これは入れておりません。つまりですね7,570人にもしも激減すれば、インフラは維持できなくなってくると。だから逆にですよ、だからこそ人口減少を食いとめなければならないんだということなんですね。これはやはりこの人口を減少、人口ビジョン案ではですね。単に何か軽く7,570っていう数字が出てきているような印象なんですよ。やはりもっと真剣に議論したのかどうか。そして、やっぱり危機的なんだという認識をやはり持っていかなければならないんだと思うんですけどね、その辺のご認識はいかがでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、中村議員ご指摘のとおりでございまして、大変重要なところをご指摘いただいていると受け止めてございます。人口が減ればその分の税収が減っていく、人口ビジョンの中にもありますけれども、具体的な数字が出ております。将来2040年、町民税どこまで、いくらになるという数字も出ておりますけれども、現実感を持って、このことの重大さを受け止めてているところでございます。一方で、維持費につきましては25億円、おそらくその前後だろうなと私も思っております。これが今が25億円、今後、下がっていくかっていうと、この維持費はかかっていくはずでございます。であるからこそ、まずその負担の部分につきましては、先ほどのご質問ありましたけれども公共施設等総合管理計画はじめ、一体本当に具体的にどのぐらいの額が将来20年後30年後かかっていくのかを試算をしてまいります。そしてその現実味のある具体的な数字を基に将来の財政計画を作り、持続可能な財政運営を図っていかなければいけない、その手だては間違いなく今後も進めてまいります。その一方で、根本であります人口問題、こちらも人口が減る中で維持できる財政運営の方法を考えるとともに、その一方で、人口を増やしていくという対策っていうのは、間違いなく今美瑛町で1番大切な施策のうちの一つであろうという認識を持って取り組んでまいります。そのうちの一つは先ほども申しましたけれども新しい専属の部署を設けまして、そこで、もし今後ご質問あるかもしれませんけれども、具体的な現状、データの把握などに努めながら、新しい有効な施策を打ち出してまいりたいという風に決意してると考えているところでございます。その中で、ご指摘の7,570人という数字でございますけれども、一方で、先ほどご答弁申しましたが社人研が出してる数字があります、6,779人、国の機関の数字でございますので、これを無視するわけにはやはりいかなく、ここからのスタートでも、美瑛町独自策でどこまで盛り返せるのかという議論はご指摘を受けましたが、もちろん真剣にさせていただきました。その中で、例えば、出生率の値がどのぐらいなのかっていうことも、希望的観測をもって数字を上げようと思えば上げられないことはなかったんですけれども、現実に即した形の中で、しかし、効果的な取り組みを進めればどこの数字になるのかなというような、中身を議論いたしまして、この数字を出させていただいたところであります。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい、伺っておきます。時間がありませんから次の項目に移ります。転出者の原因ですね、これについて続けます。現在、現在のですね今人口ビジョンが提示されておりますけども、2013年の町民アンケートの結果が掲載されております。満足度調査ですね。これによれば、やや満足が56%、無論このグループの中の満足度というのはかなりの幅があると思うんですね、しかし、大満足ではない、やや満足はやや多いな、やはり不満もあるということなんですね、それから更に言えばですね、あまり満足していないと、全く満足していないが合わせて26%あるんですね。先ほどのまず、合わせて、56%と合わせて、82%になる訳ですけども。では、こうした不満が何なのか、これが調査されていない、分析されていない。これをですね分析することなくしてですね、まちづくりの出発点はないのではないかと私は危惧しております。その辺のご認識をお聞きします。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

はい、基本的には私も同じような考え方を持っております。この、移住定住政策だけではございませんけれども、政策事業一般について何かを立案していく時にはその根拠となるものを持ってそれに基づいた事業を打ち出していかなければいけない、そういう時代に入っているという風に思っております。そういう意味では、町民満足度調査など、現状を知るということっていうのは大切なことであろうと思っております。どういう方々を対象にどういうような形でという技術論はまだ議論の余地があるかもしれませんけれども、新しい専門の部署が出てきた後、現在の町民の方々の感じておられる満足度、実感度などを図っていく、調べていくということが必要であろうと私も認識しているところであります。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい。伺っておきます。それでは最後の(3)の人口ビジョンについてお聞きします。先ほど申し上げましたけども、7,570人というのはあまりにも異常に少ないと、これを数字を見てですね、町民はやっぱりがっかりしたというか絶句しているのではないでしょうか。実際に町民は言っております。跡取りはいないし、この数字では希望がないと言ってるんです。そこでですね、近隣の2町の人口ビジョンを調べてみました。どうなってるのか。東川町では20年後の予想はマイナス3.2%、東神楽はマイナス4.5%なんです。これは20年先ですから、どうなるか実際分かりませんよ、でもビジョンとしてはこういうビジョンを持ってるんですね、ほぼ横ばいですよ、ほぼ横ばいと言っていいでしょう、こういう状況の中では。それと比べて美瑛町は非常に少ないと、ご認識を伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

近隣の町村がどういうような計算に基づいて今の数値が出されたのか、そこは把握しておりませんけれども、希望の数字で、例えば、1万人人口を維持したいと、もちろん私は思ってますし、それに向けた取り組みを進めていく決意でありますけれども、だからといって1万、人口ビジョンの中で1万という数字を掲げるのはあまりにも、根拠のない夢物語になってしまうなという思いを私は思っております。先ほど申しましたけれども、今回の7,570人っていうのは、例えば出生率をいくつに設定するのかっていうところから始めて現実的、具体的な数字の積み重ねの中で出してきたものでございます。これは決してここがゴールであるという設定の7,570人ではありません。こういう数字が視野に入っているという危機感を町民の皆さまと共有することで、ではどういう対策を打っていかなければいけないのか、そういうことを考え、新しい有効的な施策を実施する中で、この数字を上げていく上方修正をしていきたい、そういう意味で危機感を持ってもらう、共通認識、共有認識を持ってもらうという意味の現実味のある数字であると思っております。ゴールでありません。ここから希望を持って、町民の皆さまに希望を持っていただけるように新しい戦略を組み立てながら、人口が増えていく取り組みはもちろん、これからも続けてまいります。(「はい」の声)

質問 6番 中村倶和

はい、人口ビジョンはですね、まちづくりビジョンの根幹だと思いますね。希望ある目標があってこそ頑張るんです。町民官民一体となって、頑張っていくのでしょう。25%減のビジョン案では全く意味がないんだと、そう思います。町民に絶望に向かわせるだけではないのかと。私はですね、今一度、希望あるビジョン案を作るべきだと思います。これはやはり、どうしてもやはりそこは現実、現実と申しますけどもね。やはり、希望あるものないとだめなんです。頑張れないんですよ。25%だと誰も努力しませんよ、これは。そういうことがやはりきちっと、厳しいです、新しい角和町長にとっては厳しいでしょう。だけど、これは角和町長1人がやる訳じゃないですから、町民みんなで協力してやる訳ですよ。どうでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 角和浩幸

温かい励ましをいただいたという風に受け止めておりますけれども、夢のある数字をここで示せと言われれば人口ビジョンの中で、もっと高い数字を書き込むことはもちろん可能でありますけれども、ではその時のこの数字の根拠は何だという風に町民の皆さまから、議員の皆さまから問われた時に中々答えが出しにくい、そういう数字であって良いんだろうかなという思いがあります。繰り返しになりますけれども、ここはスタートの数字であると受け止めていただいて、危機感を皆さんで共有をしていただき、では、次のステップどうしていこうという動きにつなげていただければありがたいなと思っております。まちづくりビジョンは総合戦略とのセットであります。総合戦略の中では、具体的な施策事業なども盛り込んでおります。そのあたりも見ていただいて、さらに足りないぞ、もっとこういうのが必要だというものがございましたらご指摘をいただき、ともにつくり上げていきたいなという風に考えております。

出典:美瑛町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月12日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる