みんなの議会

美瑛町議会 平成29年第6回定例会 2017年9月21日

ガバナンスを高め美しい景観をつくるために

2017年9月21日、美瑛町議会の一般質問で、中村倶和議員が「ガバナンスを高め美しい景観をつくるために」について質問し、町長 浜田哲が答弁しました。

質問者
中村倶和 議員
答弁者
町長 浜田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 中村倶和

はい、2番中村です。質問方式は時間制限方式といたします。質問事項、ガバナンスを高め美しい景観をつくるために。質問の要旨、今日、全国自治体は、多岐にわたる難問を抱え厳しい局面にあります。災害、福祉、少子高齢化、国財政の逼迫の中、町は、地方創生の掛け声のもとに、さまざまな施策に取り組んでいくと承知しております。当然こうした時代にあっては、一層の緊張と責任が求められなければなりません。私は、平成28年第5回定例会において北町・大町の街路樹の強剪定について質問しました。町長は剪定の間違い、過失を認め謝罪されました。さらに町長は、他の地域でも、街路樹が決裁なしにいきなり切られ、その報告も一切ないという事例が続いていると認められました。もしも、こうしたことが民間の会社で起きたならば、会社存続の危機にもなりかねません。そこでまず伺います。こうした異常事態が発生していることは、管理監督機能に課題があるのではないでしょうか。質問の相手は町長です。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

2番中村議員よりの一般質問1件について答弁を申し上げます。ガバナンスを高め美しい景観をつくるためにという質問をいただきました。街路樹の管理については、平成28年第5回定例会において、議員からの一般質問において答弁しているとおり、一刻も早く元の美しい樹形が見られるよう、その取り組みを推進するため、現在「美瑛町街路樹等景観計画」の策定を進めているところであります。緑豊かな街路樹は、本町の町並みに美しく調和した潤いのある空間が形成され、町民や本町を訪れる観光客の皆さま方に安らぎを与えられるものと考えており、今後は、この計画に沿った形で町全域における街路樹全体の維持管理を進めてまいります。ガバナンスの強化につきましては、日頃より、課局室内部の関係性を密にして定期的な打ち合わせを行い、また、課をまたいでの打ち合わせも行いながら、幅広く事務事業の進捗状況等について情報を共有し、町の組織体制の確立と管理、監督機能がさらに図られるよう取り組んでまいりたいと考えおります。以上であります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい、2番中村です。まずですね、この北町・大町の街路樹の伐採、これは事故と呼んでもいいのではないかと思います。この事故についてですね、4つの観点から、4つの側面から質問をしていきたいと思います。1つはですね、経済的な損失であります。伐採以来、薬剤や何かいろいろ手立てをしたんでしょう。しかし、西大通りですね、国道に向かって、その40本がこの5月に伐採されてしまいました。これが伐採されたということは損害が確定したわけですね。あと50本余りがありますけども、まずこれが確定したわけです。私はですね、このトウヒがですね、景観が失われたっていうだけではなくて、経済的な損失が発生したということをですね、はっきりやっぱり認識していかなければならないと思います。これは今後の教訓にするためであります。これが悪い、あれが悪いっていう以前のことだと私は認識しております。そこでですね、町はですね、40本の経済的な損失がどの程度であったのか、ざっくりでもいいです。それから、試算しているのか、または今後、試算していないのであれば今後試算する考えなのか、そこから伺いたいと思います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

北町・大町の街路樹が伐採せざるを得ないような状況になってしまったこと、非常に私も申し訳なく思っています。財産としての管理という部分で、私も町の、役場の議会のときも監査委員をやらせていただいて、町長として審議させていただいていますけども、非常に財産管理とは厳しくされているんです。そこの部分ではですね、いろんな財産としての町のものについて、管理し、そしてまたその状況について把握していると、ここの部分は私はですね、民間企業以上の管理をしているなと、私自身はそう思っていましたが、一方でですね、やはりその街路樹を財産だという、その観点がですね、やはり不足っていうか、そこの一般通念として、街路樹が財産だという部分の発想が町自体のこれまでの経過にやはり薄かったんだと、薄いんだというふうに思っています。そういうふうな、なぜそんなことを思っているかといいますとですね、今回、街路樹計画を立てさせていただいて、街路樹計画は実はもう数年前から私の方から財産として管理しようということで提案したんですけど、なかなかですね、議員ご指摘のとおり、私に決裁もなしに伐られたような案件があったもんですから、財産としての管理をしようと、街路樹ばかりでなくて、公園の樹木もそうですけど、そういう管理をしようということで、なかなかそれを具体的なものにならなかったんですけど、今回計画、担当の方で頑張って、今、外部の関係者とのいろんな論議をさせていただいている、作成にあたっているわけでありますけども、大学だとか道路関係者にですね、町村がこの街路樹の財産としての管理をするのは珍しいと。こういう先進的な取り組みを美瑛町がやるのかということでですね、ある意味では何かこう今までの街路樹のあり方の部分を、今回いろいろあった中で、私どもは一歩先に進んでいくことができるのではないかなというふうに思っていますので、そういう方向で今、取り組みを進めているということでご理解いただきたいと思います。経済的な損失は、確かにこれはありますので、その部分については、私どもも適切な試算といいますか、その費用の積算と、そして今後とんでいく費用について、内部でしっかりと見積もりながら対応していきたいというふうに考えているところであります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。町長は、そういう街路樹、その他公園樹、そういった公共物を財産として認識しているということは、前回の定例会の答弁の中でも伺いました。当然のことであるし、うれしく思っております。そこでですね、この経済的な損失について、続けて質問しますけども、伐採したトウヒの切り株を見ますといくつかありました。22、3年なんですね。高さは約10メートルありました。40本の経済的な損失をですね、私なりに試算してみました。そうしますとね、重機なり、それから5、6メートル育ったトウヒを移すとして、それの養生、それから安全対策も含めてですね、考えてみますと、ざっと見て最低2000万円程度いくんではないかなと、私は思っております。さらにですね、大町にはもうすでに枯れかかってしまったトウヒが約50本あります。合わせて100本近くなるわけですね。したがって、損害額はさらに膨らむでしょう。当然、町では試算するとすれば、また別な金額が出てくるかもしれません。それはそうとしてですね、こういったような、数値化する、損害額を数値化する、これがですね、今後の教訓のためには、ぜひ、やらなくてはならないのではないかなと思います。可視化ですね。その辺のご認識を伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

この財産を、どういうような財産と見るかということで、いろいろ変化、見積もりについても変化があると思います。街路樹等についてはですね、樹木を売買するというような目的でもっておりませんので、そういう意味では、財産としての評価については、我々は街路樹としての評価として、今後積算をすることになるというふうに思っています。それからもう1点ですね、街路樹計画を提案したときに、今ですね、美瑛町全体の街路樹のあり方、樹木のあり方を、実は検討させています。そうなると、既存の残っている樹木もですね、今後、その計画に基づいて長いスパンのことを考えながら、伐採し、枯れてきそうな木だとか、虫食いの木もありますし、元気な木等もありますけども、いろんな状況のものがありますけども、今後その街路樹としての管理をしながら維持していく上での植え替えということも検討してきましたんで、その部分では、北町・大町、これはこういうこと言うと、議員から、町長、それは上手いこと言いすぎじゃないかと言われるかもしませんけども、いろいろとその街路樹自体の、例えば電柱との関わりですとか、そういった部分も含めてですね、見直しを検討しましたので、そこの部分はですね、ぜひご理解をいただいて、伐ったことの部分について、私どもはそういう考え方で対応しているんだということを、ご理解いただきたいというふうに思っています。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。美瑛町の街路樹景観整備計画案ですね、これ拝見しました。この件についてはですね、またあとで質問いたします。引き続き質問いたします。2つ目の観点ですね。2つ目の観点としてですね、この今回の行為が法的にどういう意味があるのかということを考えました。これは別に、法的に追及するということではありません。ありませんけどもですね、一般論で世間相場でどういうふうな評価をしているのかということを考えて質問いたします。私はですね、この剪定の失敗はですね、経済的な大きさから判断してですね、これは業務上起きたことですから、これは業務上の過失なんですね。故意じゃなくて過失です。そして損壊ですよ。普通はですね、これは民間でやれば業務上過失損壊というふうに報じられるのではないかと考えますけども、町長はどのような認識でおられますか。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

私もその辺につきましてはですね、いろいろとこう自分なりの考え方で業者さんと対応しようと思って考えました。そんな中で、街路樹の関係、私も長くそういった業務も見てきたところでありますので、現在の管理の状況が、非常に専門職がいなくなってきて、何て言いますか、慣例、これぐらいだというふうなやり方がまかり通っている状況でありました。そんな面から、日頃から、もう少し伐り過ぎの部分について注意してくれよというような話も実はしていたところなんですけども、こういう状況が起こったということで、業者の技能の不足という部分と、私どもがしっかり街路樹という町の財産を管理するそのノウハウを私どもが作らなかったという両方の責任がやはりあるだろうというふうに認識をしています。ですから、今回ちょうど街路樹計画によって、見直しを図っているところでありますので、今回の対応については、その見直しの中で、私どもとしては整理をさせていただきたいと、業者の方に注意という形で技能者の育成について進めてくれと、私どももそれに協力するよという形で今、議論しながら、今後の方策を見据えているところであります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。それではですね、3つ目の観点、側面から質問いたします。町長はですね、前回も今回の回答でも見られますように、大変なショックを受けたという、これは健全な感性だと思います。ところがですね、今回の剪定の過程において、誰も疑問を起こさなかったと、ここは私は大きな問題が潜んでいるのではないかなと思います。結局ですね、職員と町長との感覚のギャップがかなりあるんではないかなと思いますね。それは、職員一人ひとりは感性が違うのは当然です。当然ですけどね、職員である以上、財産を守るという観点は当然ですけども、景観に対する感覚、感性、認識、これは非常に大事である、業務の一部を担っているわけですね、その感性は。だから、このギャップがあるということはどうしても私は気になるんですね。やっぱりこれは、克服していかなければならないと思います。そこで、このギャップについてですね、やはり町長は今まで注意なりしてきたと、叱っておいたということを言われますけども、ただそれだけじゃなくてですね、このギャップを埋めていくには相当の長い年月がかかるんではないかなと思いますね。作業がかかると思います。ですから、このギャップはじっくり取り組んでいく必要があるのではないかなと思いますけども、その辺の認識はどのようなものでしょうか、伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

職員と私のギャップということでありますけども、実はですね、私もこういう街路樹をどういうふうに大事にしていくのとか、地域づくりの景観、地域づくりにおける景観の価値というのを学んだのは町長に就任してからです。特に、「美しい村」連合というような組織を運営する中で、海外の方々とのまちづくりの比較ですとか、それから価値感、こういったものを見るにつけ、例えばこういう町づくりばかりでなくて、食のことですとか、それから組織の運営ですとか、いろんな部分で、我々が今まで学んではいないことを見つめさせていただいたという、そんな中で私自身がこういう町づくりをということで、景観とかそういう街路樹を財産として見つめようというような方向を提案してきたわけでありますけども、ただ私自身もですね、そういう、ある意味で言えば、根っこの薄いところがあって他を見て学んできたことでありますので、職員をこのギャップ、議員が指摘するギャップというものに対して私が本当に職員に対して伝えきれたかと、そしていかに価値の部分を、いかに大事なものを理解してもらえる努力をしてきたかというと、私もやはりそこの部分では責を負わなきゃならんところが多々あるというふうに思っています。今、そういうことからですね、今、うちの職員等も言葉だけで何か言うよりも、やはり、実際のものを見たり体験して、そして、我々が今までこう、既成概念としてあった価値をもっともっと価値感の違うまちづくりに進んでいけるように、職員にも勉強していただくことに努めて、研修ですとかそういったものについて、どんどん進めていきたいということで取り組みもしているところであります。こういうギャップから新しいまちづくりの方向性が探っていけるように、職員と情報交換し、また政策的にもですね、やはり私はちゃんとした戦略化をして、職員に対してその戦略の理解を深めていく、そんなことをさらに追求していきたいというふうに考えているところであります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。それではですね、4つ目の観点から質問を続けます。まず、規律遵守ですね、それから注意義務、この義務ですね、観点から質問をいたします。昨年のですね、一般質問に対する町長のお答えの中で、当件の剪定、過剪定、強剪定は突然に発生したのではないことがわかりました。町長が知らないうちに樹木は勝手に切られたり、そうした歴史とでもいいますか、そういう経緯があるわけです。町長自身が唖然としているわけですから、私は半分同情しないわけではありません。しかし、町長は行政の長であり最高の責任があります。ここに統治、ガバナンス能力が問われているのだと思います。今回のですね、職員の行動については、町長が規則を厳しく守らせる他ありません。街路樹の他、公園樹、公共の敷地内の樹木など、これはすべてもちろん財産です。まず、一つ、無断伐採を禁ずる、これは当然のことです。そして、注意義務を厳しく守らせる。これは別に特別な命令でも何でもありません。当たり前、当然の通念であります。そこでですね、伺います。町長はですね、去年、答弁以来ですね、表明しているようにですね、職員に対してきちっと指導をされているのか。そして、徹底的に規則を守るように訓示しているのか。ただ、訓示だけじゃなくて、それ以上の文書だとか配布だとか、討論だとか、そういうことをされているのか。伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

この職員の業務にあたって、また、それぞれ職員の分野がありますから、その分野での業務をやるにあたり、遂行するにあたり、財産をどのような形で維持していくかということ、これはですね、先ほども述べましたけども、これまでの行政運営の中で財産という部分の位置付けをされているものについての管理は、非常にしっかりしているというふうにご理解いただきたいというふうに思っていますし、監査委員さんの財産管理の部分の監査をいただきましても、非常に細やかな配慮されていると、この部分は理解させていただいているというふうに思っています。そんなことで、こういったこの今までは、街路樹なり、例えば公園の樹木もですね、枯れてくると枝が落ちてくる、被害が出そうだ、担当の課長と職員の間でこれはこういうふうに対応しようということで、そんなふうに行政運営がされてきたわけでありますけども、昨今のこういう地域づくり、景観づくりが重要性を増している中でですね、この街路樹ですとか、公園木、樹木ですとか、こういったものをしっかり財産とみなして管理していこうという、その話はですね、私からも管理職を通じて職員にもお話をさせていただいています。職員からもですね、例えば民間の方が持っている樹木を処理したいとかというような情報も私のところに入ってくるようになっておりますので、そういう部分で私は非常にその部分の管理について理解をしてくれてきているなというふうに思っているところでありますし、今回街路樹計画を作成しますので、こうなってくると完全に財産としての位置付けが確定しますので、今後、政策的な今、指摘の部分については政策的に対応していくことになるというふうに考えております。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。今の観点の続きですけども、普通ですね、民間の会社であれば、会社の決裁なしに何かを行うことは絶対できないんですね、当然ですけど。会社の基本方針のもとに、個々の業務は上司の決裁が必要なんですね。よくこれは私も若い頃の経験として、命令系統が混乱してしまって、いつの間にか悪意はないんだけどもやってしまったということは、これは経験の浅い会社がよくあるんですね。しかし、そうした時にやっぱり大きな問題になるわけです。それがですね、会社の経営に大きな影響、悪影響を及ぼして悪くすれば倒産なんていうこともなくはないんですね。一般にですね、民間会社の就業規則では、懲戒の種類として次のようにあるわけです。まず、戒告。次に、けん責ですね。これは始末書です。さらに減給、出勤停止、それから降格、配置換えなどがあります。町長はですね、これまでも無断伐採のたびに職員に厳しく、叱ってきたとおっしゃいましたが、今回の剪定の失敗についても町長は注意したと、厳重に注意したとお聞きしました。そこでですね、伺います。この決裁のない行為や重大な注意義務違反、悪意がなくてもいいんですよ。結果的に過失なんですから。それに対する対処のあり方、ここはですね、去年ですね、そういうことが明らかになったと、そのときにですね、きちっとそういうことを、処分を行ったのか。それとも、どの程度のですね、処分を行ったのか。先ほどは厳重注意、訓告ということでしたけども、もう少しですね、厳しく見直しが必要ではないかなと、私は感じるんですけども、ご認識を伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

この件についてはですね、私も民間で現場をやっていた人間です。この部分の業務上の課題について、どういうふうに対応するかということをいろいろ自分なりにも検討をしたところがあります。ご理解いただきたいんですけども、今まで、例えば私が現場にいて、現場で現場代理人なり監督として判断できる部分、それからその枠を超えて判断しなきゃならん部分っていうのが、やはり業務でもあるわけであります。今回の街路樹の関係についてはですね、私が現場のことを考える上で、今までは管理職、つまり課長と職員の間で、これを、言ってみれば、業務を遂行できる範囲の中であったと。そういうふうな枠組みの中で、行政運営がされたというふうにご理解いただきたいというふうに思っています。ですからしかし、それではやはりこれからのまちづくり、議員からご指摘をいただけるような美しい景観をつくるまちづくりという部分では、課題に対して対応できませんので、街路樹等の制度をつくってですね、街路樹を維持するための制度をつくって、計画をつくって、そして課長と職員の間で判断することでなくて、行政全体で、町長も含めて判断していく業務にするよということで、今回計画をつくらせていただいて、今後の対応をさせていただきたいということでありますので、その辺はですね、ぜひご理解をいただきたいというふうに思っています。そんなことでありますので、私のほうからは今回こういった街路樹の部分についての剪定があった時の対応についてはですね、課長に口頭で町長にしっかりと決裁をしながら対応してくれということを話をしてきたところでありますので、今後はこの計画に基づいての対応を組織的にしていきたいということで進めているところであります。その辺はご理解をいただきたいというふうに思います。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい、2番中村です。それでは、この4つの観点から別の質問をいたします。まず、町民への説明ですね。これは何らかの説明をしたかということなんですね。私は「広報びえい」、去年の号から今年、現在まで、何度も見てみましたけども、これについての説明、謝罪は見当たりません。議会報では、この答弁は当然去年載っているわけですけども、行政側の説明はですね、やはり「広報びえい」に、これが中心だと思うんですね。あとは考えられるのは、ポスターだとか、ここの本庁の、役場の1階の町民コーナー、ああいうところにポスターを上げるとかですね、いろいろなところがあると、方法があると思うんです。または、防災放送もあると思うんですよ。だけど、こういったことは私はまだ耳にしておりませんけども、これは、広報はしなかったんでしょうか。伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

この街路樹の関係の対処につきましては、私の方から切断すれと、処理をしてくれということで担当に指示をしました。その際に、行政区、地域住民の方々に十分に説明をして、そしてそのもとに進めていってくれということで、担当課長を中心に、そういった行政区へのお知らせをさせていただきながら取り組みを進めたところであります。町長の判断として、街路樹の部分の維持という部分については、お知らせ等協議で理解をいただけるということで対応させていただきました。今後、街路樹計画等ができてですね、そのいわゆる街路樹の管理体系というのが町の中にでき上がることになれば、そのときにはやはり、その管理体系から外れるような声があった場合には、議員ご指摘のような部分を取り組んでいくということになるというふうに判断をしています。そんな判断で対応させていただいたところであります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。その説明について続けます。これまでですね、町はいろいろな説明をしてきました。不祥事があったときですね。刑事事件や横領事件が発生しました。そのときにも経緯を説明して謝罪を行ってきました。これは妥当な対応であると認識しております。しかしですね、今回の事故についてですね、これは速やかなやはり説明をすべきであったと思っております。結局ですね、町民の皆さんは、そういう説明がこれまでなかったものですからね、今後の管理についてやはり不信を持っているわけですね。こういう失敗したときこそきっちり説明して、信頼を回復する、いわばチャンスなんですよ。これはやはり民主主義の基本ではないかなと思います。やはり、今の説明、ご説明のご回答のとおり、何らかの説明を町長はされるということで理解します。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

先ほど述べさせていただいておりますとおり、今までの街路樹等の財産としての管理という部分が、適切に町の中での位置付けがされていないという部分でありました。そんな中で、街路樹が枯れるというような状況が生まれましたので、その部分についての、これまでの財産管理の中の判断をして、町長として指示を出したわけであります。今回、新しく街路樹等の計画等をつくりますので、こういった街路樹等の計画を進めながら、町民の方々に状況等を説明していくということを取り組んでいきたいというふうに考えております。以上であります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。次にですね、この事故の原因究明について質問いたします。今回はですね、この剪定が単なる失敗だとか残念というだけでは済まされないと考えております。私はですね、剪定作業が1日で終わったわけではありません。2週間ですか、確か2週間続いたと伺っております。この間ですね、担当職員は巡回していたわけですね。誰がどうして気がつかなかったのかと。そこがやはり、重要なことだと思います。担当職員でなくてもいいんです。他の課の職員でもいいんです。おかしいんじゃないのかなと。担当課に、責任者に助言する、情報を伝達するということだっていくらでもできたのではないかなと思います。結局ですね、そしてもう1つ、剪定のマニュアルがないこと。今回、この景観計画の中では、基本的には剪定のやり方は、基本的な点は書いてありますけども、その細部のですね、マニュアルについてはまだ踏み込んでおりません。これは当然だと思います。そこでですね、原因を究明する目的は何かということなんですね。その何かという認識をですね、町が行政としてどのように捉えているのか。失敗の原因、事故の原因、そういったことが発生した場合に、原因を追究することの意味や価値をどのように位置付けているのか。これはやはり私は、今後の教訓とするためであると思いますから、町長の認識を伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

今回の街路樹の失敗ということでありますけども、これは非常に、本当に難しいんですね。私もですね、公園の木で担当者にですね、ちょっとこれ切り過ぎでおかしくならないかというようなことを言ったことも多々あるんですけども、ある程度秋口になってくると、葉っぱがちゃんと出てきてですね、木はなかなかその切断、ある程度技量があるんでしょうけども、私もどこまで切ったら枯れるのか枯れないのかわからない。特にですね、生命力が強くてですね、だめかなと思ったのがやっぱり吹き返してくるのが多いものですから、そういう意味ではうちの職員もですね、どこまでがっていうような部分を、マニュアルという話をしましたけども、町の基準みたいな部分をやはり我々も打ち出せなかったということを、これはもう業務の性格上、ある程度しょうがない部分もあるんでないかなというふうに思っています。そんなことから、北町・大町の部分も、最初ですね、こんなに大丈夫かと言ったときに、いや町長、生えてきますよという話をいただきながらいたんですけども、あそこの部分だけはあまりこうほとんど生えてこないというような状況があってですね、やっぱりその樹木によって違うし、そういったその経験だとか技術的な部分を、我々自身もやっぱりもう少し掘り下げていかなきゃならんなという、改めてそんなことを認識したところであります。街路樹計画等においてはこういったことも、1回こういうことが起こったということを把握しながらですね、業務にあたる方々と我々と、何かこうお互い責め合うんじゃなくて、どういう形でやればいい植樹、街路樹ができるんだろう、公園の樹木が育つんだろうということを、いろいろ協議しながらやっていくことが今後の重要なことかなという思いで、今、取り組みをしていこうと考えております。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。その原因究明のことなんですけども、原因究明をはっきりさせるために、やはりその調査が、公的な調査が必要ではないかなと思うんですね。いろいろ職員なり、私たちは、失敗についていろいろ感想を言うことは、自由に言えます。しかしですね、共通認識とするためには、やはり調査委員会を設けて、そしてきちっとした報告書を出すということが必要ではないかなと思います。全国で毎日のように事故が起きています。北海道に限って言えばですね、大きな事故としてJRの石勝線のトンネル事故、ありましたね。2011年です。それから山岳事故では、数年前トムラウシ遭難事故がありました。この2つに限ってもですね、きちっとした調査委員会が設けられております。今回のですね、街路樹の事故はこれらの事故に比べれば小さな事故です。しかしですね、小さな町にとっては、これはやはり大きな事故であると言えるのではないでしょうか。やはり今後の教訓とするためにですね、客観的な調査がされるべきではないかと。だから、行政側の内部調査ではなくてですね、第三者の調査です。これが必要ではないかなと思います。町長の認識を伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

街路樹の部分については、今回のことが発生したという部分について経験として生かしていく、そして、業者さん、また監督管理をしていく我々が技能を高めていくという形で対応させていただきたいというふうに思っています。この件を調査するということでありますけども、樹種によってもいろいろ、先ほど申し上げました違う部分もありますので、経験をためながら美瑛町のまちづくりの経験として生かしていく、そのようなことを今後、対応していきたいと考えているところであります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。次にですね、今後の北町・大町の街路樹の復元について、復元の方針について伺います。町長は今回の答弁の中でですね、1日も早い復元をすることを願っていますと表明されました。私たちも町民をはじめ、それをうれしく受けとめていると思います。しかしですね、去年の10月からもうすでに2年が経過しているわけですね。やはり早く対策をしていかなければ、時間が過ぎるばかりであると思います。そこでですね、伺います。復元する樹はこれまでの同じトウヒ、ヨーロッパトウヒですか、それと同じ樹種と理解していいのか。また、いつ頃ですね、復元作業に着手するのか。これを伺いたいと思います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

早く復元というか、再植樹をしたいという思い、職員の方も持っていまして、私の方に、町長、秋口にやりたいという話がありましたけども、私の方からですね、秋口については待てと。今議員がご指摘の街路樹計画に基づいて住民の方々に説明をして、こういう街路樹がやりたいということで住民の方々の理解を得るためには、来年、その植樹に向けて準備をしてくれということで話をさせていただいているところであります。したがって、樹種についてもですね、今のところ私からこの樹種というのは言えませんけども、変わる可能性はあるというふうにご理解いただきたいと思います。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい。次にですね、職員の研修、これも町長は必要があるというお考えだと思います。これまでもですね、管理上の手落ちを認められ、さらにこう述べられました。非常に、いつの間にか切られていて、非常に残念に思っていたと。街路樹の役割や価値観が役場内でも浸透していない部分があり、職員の意識改革が必要と発言されましたね。これはまさに正論であると思います。しかし、価値観だとか意識改革というのは非常に長い時間がかかるんですね。すぐに効果が上がるわけでありません。しかし、コツコツやるっていうことが大事だと思いますね。そこでですね、伺います。職員へのですね、街路樹の役割は、景観も含めてですね、研修の計画、これをやはり早く立てることが必要ではないかなと思いますが、町長の認識を伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

ただ今、先ほど申し上げましたとおり、街路樹計画において、専門家の方々にもいろいろアドバイスをいただいていますし、その中で街路樹の適正な維持管理という部分も、我々も技術的に習得していきたいというふうに考えて、今、取り組みを進めています。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい、終わります。

出典:美瑛町議会 平成29年第6回定例会 2017年9月21日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる