美唄市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日
(1)市長公約について/(2)日本語学校について/(3)教育行政について
2023年9月12日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「市長公約について」「日本語学校について」「教育行政について」について質問し、市長 桜井恒、教育長 石塚信彦が答弁しました。
- 質問者
- 山上他美夫 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒、教育長 石塚信彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 山上他美夫
令和5年度第3回定例会において、大綱3点、市長並びに教育長にお伺いいたします。まず大綱1点目、市長公約について、市長にお伺いいたします。市長は、選挙公報でアルテピアッツァ美唄の年々増加します管理運営費を見直すとされておられましたが、令和5年度予算書の管理運営費6,182万円の内訳については、指定管理費2,806万円や、国からの財政措置が見込める採用予定の2人の地域おこし協力隊員の経費が1,000万円、その他には隣接地購入費予定の予算4,988万円を含みますが、対象物件は無償譲渡されておりますので、不用額となったと聞いております。さらに市長は、現在進めているアルテピアッツァ美唄の改修工事費の見直しをされたとも聞いております。私は、アルテピアッツァ美唄は、現在の美唄市にとっては無くてはならない文化と観光の重要な施設であると考えております。アルテピアッツァは観光の各種口コミサイトでも高い評価を得ており、大変人気の高い文化施設であり、さらには、アルテピアッツァ美唄の旧栄小学校は日本遺産「炭鉄港」の構成文化財としても認定され、美唄市が維持管理を行う義務を担っております。さらには、旧栄小学校の校舎は普段から市内外の写真家やアーティストの展示場として利用されており、アルテピアッツァに問い合わせたところでは、令和4年度のギャラリーの利用回数は20件あり、利用延べ日数は243日であったと聞いております。さらに、旧体育館のアートスペースはコンサートや講演会、シンポジウムなどの利用が令和4年度には28件、令和5年度には現在のところ予定も含めて20件となっております。利用者の感想は、自然と空間とアートが一体化した素晴らしい空間であるとの高い評価が寄せられております。音楽イベントなどは市外からの観客も多く、関係人口や交流人口の増加にも寄与しております。さらに、アルテピアッツァ美唄の来場者数を確認したところでは、令和4年度が2万2,827人であり、令和5年度が4月から8月までで1万5,831人であります。前年同月比で114%となり来場者が増えているとのことであります。アルテピアッツァ美唄は、2016年4月に登録博物館として登録された施設でもあり、美唄市にとっては貴重な財産でありますが、空知管内で登録博物館に認定されている施設は、三笠市立博物館と美唄市の安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄の二つだけであります。来年7月には、道道美唄富良野線が開通する予定であり、この道路の利用が増えることが、美唄にとって様々な経済効果をもたらすものと思いますが、旅行者などに、道道美唄富良野線をより多く利用してもらうためには、道道美唄富良野線を通りたいと思うような要素が必要であり、その施設として、アルテピアッツァ美唄は重要な役割を担っていると考えております。美唄市は、居心地のよい滞在観光を目指して「一般社団法人ステイびばい」を昨年11月に立ち上げましたが、観光資源が乏しい美唄市にとっては、アルテピアッツァ美唄は重要な観光施設であると考えております。以上を踏まえて、アルテピアッツァ美唄がさらに魅力ある施設となるような施策を推進すべきと思いますが、アルテピアッツァ美唄について、市長はどのようなお考えをお持ちなのか、お伺いいたします。大綱2点目、日本語学校の見直しについて、市長にお尋ねいたします。市長は当選後の北海道新聞のインタビューで「日本語学校の必要性について見直しを検討したい」と発言されておられました。その理由として、外国人労働者雇用の法規制が変わったことを挙げておられましたが、日本語学校とは日本語を母国語としない者を対象として、日本語教育を実施する機関であり、法務省より告示を受けた日本語教育機関であります。入学生には在留資格として留学が認められる制度で、外国人の若者が1年から2年間、日本語を学ぶための学校であって、外国人労働者の法規制度とは別物であります。道内の例を挙げれば、東川町が有名でありますが、中標津町でも、令和3年4月に日本語学校がオープンし、また、紋別市でも市長が先頭となって、日本語学校の開設に向けた検討を進めております。人口が減少する中で、美唄市に日本語学校を開設することにより、日本語学校の生徒や教員など、多くの生徒や学校関係者が美唄に溶け込んで生活をすることは、美唄市にとってはまちが活気づき、多大な経済効果を期待できる事業でもあります。これまでには商工会議所でも、美唄市活性化のための日本語学校誘致について、市に要望を重ねてきた結果として、市は、令和5年度予算に日本語学校誘致のための調査事業費を計上いたしました。そして、調査を開始したところであります。今の美唄市の中心街を見ましたときに、人影がない、若者の姿が見えない、活気がないと、ないないづくしの状況ですが、これからの美唄市は、さらに衰退が加速することになることは明白でありますので、このような観点から、日本語学校誘致について、市長のお考えを改めてお伺いいたします。続きまして、大綱3点目、教育行政について、教育長にお伺いいたします。先月30日のテレビ報道で、苫小牧市は、市内の小中学校37校の普通教室600室に、今年のような暑さでは、無いよりは良いとして、移動式の冷風機、スポットクーラーを導入する費用3,100万の補正予算を発表いたしました。これは新聞、テレビの報道で知ったところでございます。また、最近の新聞報道でも、空知管内の小中学校の冷房設備を導入する状況の記事がありましたが、空知管内で全学級に冷房設備を導入している割合は4割に上るとありました。私は、令和3年の12月と、それから本年3月の一般質問で、近年の猛暑対策として、小中学校の冷房設備の導入をしてほしいとの質問を行っております。市の答弁は、今後におきましても、情報収集を進めながら、関係する部署と協議・検討してまいりますとありましたが、協議・検討はされたのか。今年の夏のような猛暑が続く状況では、協議・検討する段階ではなく、設置に向けた協議がなされていなければならない段階であると考えております。また、市は答弁の中で、設置費用については、小中学校の普通教室、特別教室などに1台ずつエアコンを設置することで試算したところ、1校当たり7,200万円の見積額となるという回答されておられました。そこで私は提案として、冷房設備を集中冷房ではなく、各教室に室外機式床置き冷房機であれば、1台工事費込みでも60万円程度で設置できるのではないか。市内の小中学校のクラス数が51クラスであり、総額3,000万円程度で子ども達の快適な学習環境が得られるという質問をし、さらには、文部科学省の環境改善交付金の補助を受ければ、さらに安価な予算で冷房設備の導入ができると質問しておりました。実際のところ、一昨年から恵風園・恵祥園や、市内小中学校に冷房機を寄贈された方の話では、工事費を含めて1台60万円程度であったと聞いております。来年の夏に稼働させるためには、今年度中に補正予算を計上して、工事を進めなければ、来年の夏に冷房機器を稼働させることは難しくなると思います。最近、市内小中学校4校のPTA会長名で、市内小中学校の各教室へのエアコン設置を求める署名運動もありました。もし、子ども達に1人でも犠牲が出てからでは遅いのであります。是非、冷房設備の設置に向けたご検討いただきたいと思いますが、教育長のお考えをお尋ねいたします。
答弁 市長 桜井恒
安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄の今後の在り方についてでありますが、アルテピアッツァ美唄は、博物館法に基づく美術館として登録された施設であり、本市の社会教育施設として、芸術文化の振興及び市民の学習、創作活動等に寄与するとともに、芸術文化活動への参画を通じた様々な出会いと交流の機会を提供し、本市における文化の創造とまちのにぎわいを創出する施設であります。また、日本遺産「炭鉄港」の構成文化財の一つとして、国内はもとより海外にもアルテピアッツァ美唄の価値が広く認められてきたところであり、本市における交流人口や関係人口の創出にも大きく寄与しているものと認識しているところであります。このため、教育委員会との連携のもと、アルテピアッツァ美唄の魅力を発信するとともに、本市の芸術・文化・癒しの空間、そして、貴重な観光資源として、市民の皆様をはじめ、多くの方々に末永く親しまれる施設となるよう、努めてまいりたいと考えております。次に、日本語学校誘致の見直しについてでありますが、令和4年度に実施した美唄市労働基本調査において、23事業者より、外国人を雇用している、又は、今後雇用を予定していると回答をいただいたところであります。また、商工会議所からも、日本語学校誘致の可能性に向けての調査、検討について要望をいただいており、令和5年度予算において、外国人労働者の雇用により、市内事業者の労働力不足を解消する方法について検討するため、日本語学校誘致の検討に伴う調査費を予算計上し、現在、調査業務を進めているところであります。調査の内容につきましては、市内事業者のニーズを把握し、先進自治体の課題や日本語学校誘致に伴う経費と管理運営経費の把握、日本語学校の設置手法等、様々な観点から調査を行っております。今後につきましては、今年度の調査結果をもとに、将来に向けて、持続可能なまちづくりにつながるよう、美唄商工会議所とも連携をしながら、日本語学校の誘致や外国人労働者の雇用に対する様々な方策について総合的に検討してまいります。
答弁 教育長 石塚信彦
小中学校への冷房設備導入についてでありますが、今年の猛暑に象徴されるような近年の異常気象により、北海道内においても年々暑さが増す中、冷房設備の導入については、学校などからも強い要望があり、今年度、中央小学校の図書室と集合学習室及び東小学校の図書室とパソコン教室に設置したところであり、各学校においては、冷房設備が設置された特別教室の利用をシフト制にするなど、工夫しながら授業を行っているところであります。児童・生徒が健康で安心して学ぶことができる学習環境の確保は喫緊の課題であり、冷房設備の必要性については、感じているところであります。冷房設備導入のスケジュールにつきましては、児童・生徒、保護者、教職員など、多くの市民の皆さんが早期の設置を望まれていると考えているところであり、今後、他の自治体においては、一斉に冷房設備導入に向けた動きが加速するものと考えております。夏休み明けの授業時間の短縮措置などから、本市においても冷房設備導入に向けた協議を進める必要があると考えておりますが、資材の調達や技能者不足など、様々な影響が生じることも予想されるため、財源の確保や予算提案の時期等を含め、市長部局と十分に協議し、できるだけ早い時期に設置してまいりたいと考えております。
質問 9番 山上他美夫
まず、最初になりますが、アルテピアッツァ美唄についてでありますが、市長は公約に美唄富良野線開通を見込んだ企業誘致、観光拠点整備を謳っておられますので、是非とも安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ美唄の魅力をさらに磨き上げ、美唄の知名度がアップするよう望むところであります。アルテピアッツァ美唄については、前向きなご答弁をいただきましたので、安心いたしました。アルテピアッツァ美唄についての答弁は結構でございます。続いて、日本語学校の再質問ですが、これも日本語学校については、今後とも誘致に向けて検討していただけるとのご返事なので、是非、まちの活性化のためにも、日本語学校の開設に向けて、ご努力いただきますよう、お願い申し上げます。これも答弁は結構でございます。続いて、冷房設備の導入についてでありますが、万が一にも大切な子ども達に何かが起こってからでは遅いのです。先ほども言いましたが、来年の夏には更なる猛暑が予想されておりますので、小中学校への冷房設備の導入は絶対に必要であります。来年の夏までに冷房設備を導入するためには、来年度の予算組みでは間に合わないのが実情だと思います。次年度、令和6年で予算を組み、令和6年4月以降に工事入札を行い、それから機材を発注するのでは、冷房機材の導入が間に合うのかは疑問なところであり、冷房機材の到着が遅れれば、取り付け工事は猛暑の来る前に完了できるのかどうか、素人の私でも推測、危惧するところであります。本年度内に冷房設備を導入する費用については、美唄市は青少年育成基金が3億3,000万円ございます。この子ども達のための基金を有効に活用すべきであると考えております。子ども達のために積立てた基金を是非とも、この機会に活用し、子ども達の快適な教育環境を築いていただきたい。教育長の見解をお伺いいたします。
答弁 教育長 石塚信彦
小中学校への冷房設備導入の財源確保についてでありますが、児童・生徒、保護者、教職員など、多くの市民の皆さんが、早期の設置を望んでおり、教育委員会といたしましても、できるだけ早い時期に設置してまいりたいと考えております。このため、様々な基金の活用について検討するほか、国の補助金等の確保に向け、北海道都市教育委員会連絡協議会や北海道都市教育長会を通じて、国へ要望してまいりたいと考えております。