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美唄市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月10日

(1)空き地・空き家の流通活性化について/(2)学校施設の整備について

2021年12月10日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「空き地・空き家の流通活性化について」「学校施設の整備について」について質問し、市長 板東知文、教育長 天野政俊が答弁しました。

質問者
山上他美夫 議員
答弁者
市長 板東知文、教育長 天野政俊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 山上他美夫

令和3年度第4回定例会において、大綱2点、市長並びに教育長にお伺いいたします。まず大綱1点目、空き家・空き地の流通活性化について、市長にお伺いいたします。美唄市も今年度中に2万人の人口を割りそうな気配でありますが、それに伴い、美唄市内で増え続けている空き家・空き地について、これまでも何度か質問していますが、改めて質問をさせていただきます。9月定例会で質問した中で、固定資産税の滞納についてお聞きしましたが、放置される不動産は市の財政においても、由々しき問題であります。所有者と連絡ができない、音信不通等で放置される土地や空き家は流動性を高めて、欲しい人に必要なところに譲渡が進むような政策が無ければ、街はスポンジ化し、衰退し、荒廃していくものと考えています。国でも増え続ける空き家問題に対して、国土交通省は平成26年に制定された空き家対策等推進に関する特別措置法を今年6月に改定し、空き家の放置に対して、管理・監視がより厳しくなりました。また、市は空き家が放置されて除却処分を行った場合、その土地は空き地となり、街はますますスポンジ状態になって、都市景観も機能も損なわれ、除却後の空き地に流動性がなければ、まちの活性化は図れません。美唄市のホームページでは、空き家バンクを掲載していますが、その説明に、「「びばい空き家バンク」は美唄市と商工会議所、民間企業により構成される「美唄市移住・定住推進協議会」が、市への移住定住を推進するため、運営しています。」とあります。その空き家バンクの掲載内容は現在12件で内7件は成約済み、空き地は4件掲載がありますが表示不能で、情報発信のツールとしては、内容が甚だお粗末としか言えない状況であります。雨竜町のように、1坪5円でまち中心部の住宅地を販売し、移住定住の促進を図っているまちもあれば、三笠市を始めとする多くの道内各地の市町村では個人が直接売りたい、手放したいという不動産を市が運営する空き家・空き地バンクに掲載し、希望者とのマッチングを行っております。美唄市のホームページにある空き家バンクは、「美唄市移住・定住推進協議会」が管理しているものであり、掲載された不動産情報は、不動産業者や工務店だけの情報であり、売りたい、無償譲渡したいという個人持主が直接、また自由に掲載できるホームページではないように思います。美唄市内には、家や土地をただでも譲りたいという話はよく耳にしますが、不動産の流動化を促進するためには、美唄市でも他市の空き家・空き地バンクのように、市民誰でも簡単に利用出来て、必要とする人々に豊富な情報を提供できるサイト運営が必要と考えます。それにより、美唄に移住定住を希望する人も、豊富な不動産情報を明示することにより、移住定住が促進されることと思います。市民が譲渡したい物件はたくさんあるはずで、まず広報紙メロディーで市民が譲渡したい物件を募集し、空き家・空き地バンクに登録する。そして、譲渡が成立したら仲介業者を斡旋するという流れが重要と考えます。そこで市長に質問ですが、空き家・空き地バンクを通じた取引実績は、今までに何件あるのか。さらには、空き家バンクの運営について、今後、どのように考えておられるのか、市長にお伺いいたします。続きまして大綱2点目、小中学校の冷房設備導入について、教育長にお尋ねいたします。近年の地球温暖化の影響で、北海道も涼しいという地域ではなくなり、昨年は美唄市でも30度を超える真夏日は7月が6日間、8月も6日間ありました。35度を超える猛暑日こそまだありませんが、世界中で報告される異常気象を考えますと、美唄市でもいつ猛暑日が多発するか予断を許さない状況であります。市の施設では、この議場にも冷房が入っており、さらには市長応接室などにエアコンを導入し、郷土資料館にも空調設備を導入しましたが、夏季における小中学校の暑さ対策は手つかずであります。昨年にライオンズクラブが市内小学校に子どもの教育環境の改善を願って、扇風機を30台寄贈しました。また、市内企業からは中央小学校と東小学校、美唄中学校保健室にエアコンの寄贈があり、市民も猛暑に対して、子ども達の健康を気づかっている状況であります。2019年からは美唄中央小学校、美唄東小学校が改修を行いましたが、その改修工事では冷房設備の設置が見送られています。文部科学省の公立学校施設の空調、冷房施設の設置状況という資料によれば、北海道は冷房設備の設置率は低いですが、令和2年9月の全国の小中学校の冷房設備設置状況は、普通教室で93%、特別教室で57.5%とあります。これらを踏まえた上で、子ども達の教育環境を向上させるために美唄市として、小中学校への冷房設備の導入を考えているのか否かを教育長にお尋ねいたします。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

空き地・空き家バンクのこれまでの実績と運営についてでありますが、空き家バンクにつきましては、市と美唄商工会議所、民間の協働で設立いたしました、「美唄市移住・定住推進協議会」が平成28年度から管理・運営しており、その取引実績につきましては、開設以来から現在まで、建物につきましては、売買が7軒、賃貸が6軒、土地につきましては実績がないところであります。次に、空き家バンクの管理・運営につきましては、「美唄市移住・定住推進協議会」において実施しており、物件の登録・審査にあたっては、不動産の専門家である宅地建物取引業者が行っているところでございます。これまでの経過としましては、成約時に仲介手数料を協議会に支払うことや、空き家バンクの周知不足、他の不動産業者の活用などが課題となっており、空き家バンク開設以来、登録件数が増えない状況があるものと考えております。今後の運営にあたりましては、これまでの経過や課題等を踏まえ、空き家バンクが有効に活用され、市民、利用者にとって利便性が高まるよう、空き家バンクのあり方について検討してまいります。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

小中学校への冷房設備の導入についてでありますが、近年の異常気象による地球温暖化、さらにはコロナ禍におけるマスクの着用により、子どもたちの暑さ対策、学校の環境改善が求められているところであり、エアコンの設置について学校などからも要望があるところです。夏の期間の子ども達は各自で水筒を持参し、先生の指示などで水分補給を行うほか、各教室に扇風機の設置、また廊下や体育館には寄贈いただいた大型扇風機を使用するなどして、暑さ対策を行っているところです。また、市内の事業所から昨年度、小学校2校の保健室へエアコンの寄贈をいただき、今年度も中学校1校の保健室にエアコンを寄贈いただいたところであり、大変感謝しているところであります。北海道の夏は涼しいという地域性からか、全国の小中学校の冷房設備設置状況に比べ、北海道は普通教室で4.3%、特別教室で5.0%と、かなり低い状況にあります。長引くコロナ禍の状況などからも、エアコンの設置の必要性は感じているものの、設置には多額の工事費を要することから、設置は難しいところであります。文部科学省が示す、学校環境衛生基準では、児童生徒等の健康を保持し、かつ快適に学習する上で、維持されることが望ましい温度の基準を「17度以上28度以下」とされているところであり、年々暑さが増す北海道内の学校の環境改善は重要な課題であると考えているところであります。今後におきましては、コンピューター教室や図書室など、場所を特定した中での設置を考えるなど、検討してまいりたいと考えております。

再質問 4番 山上他美夫

自席より、市長並びに教育長に再質問させていただきます。まず、空き地・空き家問題ですが、ただいま市長の答弁がございましたが、本市の空き地・空き家の利活用及びそれらの流動性向上のために、空き家バンクの活用状況は少ないように思われ、さらなる充実化を図る必要があると考えております。空き家バンクの取引は、宅地建物取引業者が仲介しているので、安全であるとの答弁ですが、他市町村での空き家バンクでは、持主と希望者が直接話し合いできるような市町村もあり、さらに研究が必要ではないかと考えております。また、本市の空き地・空き家の解消に向けた取組の効率性を向上させるためには、組織の一本化も必須条件であると考えております。前回の定例会において、空き家と空き地の担当部署を統合してはどうかとの質問に対して、担当部署間での横断的な連携を強化していくとの市長の答弁がありましたが、この件に関しては、どこまで検討されていたのか。スポンジ化していく市街地の流動化と活性化を図るためには、空き地・空き家の組織を統一して、空き家バンクを市民に周知し、市民が気軽に活用できるようにすることが、今後のまちづくりの必須条件であると考えます。市の組織全体を再検討し、移住定住、空き家バンクも含めた組織の一体化に向けた取組について、市長に考えをお伺いいたします。続いて、小中学校の冷房設備について、教育長に再質問いたします。現在、市内小中学校のクラス数は美唄中央小学校が、1学年2クラス×6学年、プラス特別支援学級が3クラスで15クラス。同じく、東小学校は合計16クラス。美唄中学校は同じく合計が10クラス。そして、美唄東中学校では10クラスということで、市内の小中学校全てで総数が51クラスでございます。もし、この4学校のクラスを全て集中冷房で対処するとすれば、1億円以上の工事費が必要になり、設置には多額の工事費用を要するとの説明ですが、市の公共事業は工事単価が民間より、かなり割高であると考えております。しかし、冷房設備を集中冷房ではなく、各教室に室外機床置き冷房機を設置すれば、1台30万円程度で販売されており、工事を含めても50万円で設置できる。このように計算しますと、素人の考えかもしれませんが、1台工事費込みで50万円、全部で51クラス、総額2,500万円ほどで子ども達の快適な学習環境が整えられると思います。さらには、国でも文部省が「学校施設環境改善交付金」として、学校の冷房設備に3分の1を補助する制度を設けています。移住定住の条件としても、子どもの教育環境が大きな条件の一つになっています。是非、新年度予算に小中学校の冷房設備に向けた予算付けをお願いしたいと思いますが、教育長にご回答をお願い申し上げます。

答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)

組織についてでありますが、空き地・空き家対策につきましては、倒壊による応急対応や除却、中古住宅の斡旋、さらには適正な維持管理を促す指導など、様々な取組があり、現在、都市整備部が中心となりまして、関係部局による横断的な協力体制のもと、必要な対応に当たっているところでございます。今後につきましては、市民の皆様に対し、市役所内の空き地・空き家対策の担当窓口について、さらに周知が必要と考えており、窓口が明確になるよう、市ホームページや広報紙メロディーにより周知してまいります。また、今後の組織のあり方につきましては、庁内の美唄市空き家等対策検討委員会や、民間の有識者で組織する美唄市空き家等対策協議会の意見等を踏まえて、相談に来られる市民の皆様の空き家問題に適切な対応ができるよう、さらに検討してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

小中学校への冷房設備の導入についてでありますが、健康的で快適な学習環境を維持するための指標として、最もなじみのある温度は、児童生徒等に生理的、心理的な負担をかけない、最も学習に望ましい条件であると認識しており、エアコンの設置は必要であると考えているところでありますが、優先すべき学校本体や設備の改修などに多額の費用が必要となるところです。また、室外機床置き冷房機の設置につきましては、教室の規模に対する効果や電気設備の改修など、費用対効果が課題となることから、新年度での設置は考えていないところです。しかしながら、子ども達が夏の暑さの中、マスクをして勉強する環境は非常に過酷な環境であり、学習環境の改善は喫緊の課題であると考えております。今後、子ども達が勉強に集中できる望ましい環境を整備するためにも、施設全体の計画的な環境整備の検討を行うとともに、有効な財源の確保に努めてまいりたいと考えております。

再々質問 4番 山上他美夫

自席より、小中学校の冷房設備の導入について、教育長に再々質問をさせていただきます。答弁の内容からは、財源の確保が最大の難問ではないかと思います。財源については、市長の市政報告でもありましたが、今年のふるさと納税でも大幅に増えること、1億5,000万円ある青少年育成基金を活用するなど、設置に向けた財源の確保を検討すべきではないかと考えております。また、冷房機器の選択についても、専門業者と機種の選択を検討すべきで、室外機床置き冷房機は集中冷房方式よりもはるかに優れている部分もあり、集中冷房方式で天井に配管をする、また電気設備をするにしても、この方式のほうが200ボルトの電源を配置することは、一般の家庭の冷房機でも簡単に設置しておりますので、それほど費用はかからないものと考えております。さらに、冷房温度は暑くない程度の設備がよくて、集中冷房による天井からの冷気は、場所によっては子ども達が耐えられない寒さとなることも考えられます。近年の異常な温暖化は、近い将来には小中学校への冷房設備導入が絶対に回避出来ない状況であり、早急な検討が必要かと思います。人口減少が進む中で、10年後には子どもの数も減り、いつ小中学校が統廃合されるかわからない状況で、高額な冷房設備を導入するのか、とりあえず安価な設備で対応するのか、重要な選択をするべきであると考えております。まずは冷房設備の機種選定、そして財源の確保に向けて、調査検討していただき、早期の冷房設備の導入をお願いしたいと思いますが、再度、教育長のお考えをお伺いいたします。

答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)

小中学校への冷房設備の導入についてでありますが、今後、どのような冷房設備が効率的・効果的であるか、また、有効な財源の確保に向けて、関係する部署と協議・検討してまいりたいと考えております。

出典:美唄市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月10日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる