美唄市議会 令和3年第4回定例会 2021年12月10日
(1)地方創生について/(2)商工業行政について/(3)保育行政について/(4)教育行政について
2021年12月10日、美唄市議会の一般質問で、川上美樹議員が「地方創生について」「商工業行政について」「保育行政について」「教育行政について」について質問し、市長 板東知文、教育長 天野政俊が答弁しました。
- 質問者
- 川上美樹 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文、教育長 天野政俊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 川上美樹
令和3年第4回定例会におきまして、大綱4点につき、市長並びに教育長にお伺いいたします。大綱の1点目は、地方創生について、地方活性化を強化する新制度について伺います。1つ目は、地域プロジェクトマネージャーについてです。都市部のマンパワーを地方へつなぐ仕組みの1つとして、導入された地域おこし協力隊も開始から10年が超え、本市では現在10名の協力隊がおり、さらに5名の協力隊を募集しております。この地域おこし協力隊の他に、本年3月に総務省から創設された地域プロジェクトマネージャー制度がありますが、これは首都圏から地方へ移住し、地方の重要なプロジェクトを進めるための現場責任者という立場であり、この人材を採用することで、まちづくりの事業の活性化と賑わいがさらに期待できると思います。私は、このような制度は大いに活用すべきと考えますが、このことについて、どのようにお考えなのか市長に伺います。2つ目は、企業版ふるさと納税の人材派遣型についてです。この制度につきましても、昨年10月に新たに創設されたものですが、本市における企業版ふるさと納税については、どのようになっているでしょうか。この人材派遣型のふるさと納税の制度は、企業の人材を地方自治体に派遣するという方法でのふるさと納税ですが、地方自治体にとって専門的知識、ノウハウを有する人材が事業に入ることで、地方創生の取組が一層充実すること。人件費の負担がなく、人材を受け入れることができる、関係人口の創出や拡大も期待される制度ですが、私はこのような新制度についても、今後積極的に活用し、まちづくり事業に取り入れていくべきと思いますが、市長のお考えを伺います。大綱の2点目は、商工業行政について、コロナ禍における商店街活性化、環境整備について伺います。1つ目は、プレミアム商品券についてです。これまでのコロナ禍における市内経済の循環、地域消費喚起として、プレミアム商品券を発行してきましたが、市民のニーズも高く、商店街においても支援に繋がっていることから、当分の間、継続することが必要と思いますが、今後の予定をどのようにお考えでしょうか。次に2つ目として、中心市街地の空き店舗活用についてです。中心市街地は空き店舗が目立ち、活性化にあたり、周辺の環境整備が必要と考えますが、今後、どのような対策をお考えなのか、市長に伺います。大綱の3点目は保育行政として、子育て支援について伺います。1つ目は、保育士不足についてです。保育士不足は本市だけでなく、全国的に不足傾向にあります。本市は、ピパの子保育園という建物や周囲の環境といったハード面が整備されているだけでなく、職員の先生方におかれましても、子ども達に熱い思いを持って保育業務を務められていることについては、多くの保護者から高い評価を伺っているところです。このようなすばらしい保育環境があることは本市の誇りであり、今後も150名の受入体制を維持し、ピパの子保育園を継続していくためには、保育士の確保は重要です。そこで、現在ピパの子保育園の保育士の状況はどのようになっているのか。また、保育士確保のため、どのような施策を考え、行っているのか市長に伺います。2つ目は、子ども達の遊び場についてです。子育て支援センターはみんぐは、多くの子ども達が集まり、保護者同士の交流も出来、良い環境です。ただ、年齢や使用時間に制限があるため、他に市内で子ども達が遊ぶ場所があるのかとなると、市内では整備されていない状況であり、子育てアンケートでも、遊ぶ場所が市内に少ないという結果も出ております。コロナ禍で家にいることが多くなったこともあり、冬場でも遊ぶことができる場が市内に欲しいというご意見を多く伺っているところです。特に、週末は家族で市外で過ごすという方も多い状況ではないでしょうか。そこで今後、子どもが遊ぶことができる場を市内に増やすべきと思いますが、このことについて、どのようにお考えなのか市長に伺います。大綱の4点目は教育行政について、学校における働き方改革について伺います。道教委の調査で、半数以上の教員が1ゕ月45時間以上の時間外勤務を行っているという結果が出ていますが、私は、教員が子ども達と向き合う時間、授業づくりに集中できる時間を増やすことが、本市の教育力向上に最も必要なことだと思います。教職員の働き方改革には多くの取組がありますが、次の2点について伺います。1点目は、コミュニティ・スクールの積極的な導入についてです。地域の方が学校に関わることで、教職員の負担を減らし、授業づくりに集中してもらうことができるように、それと同時に児童生徒と地域の人との触れ合いの場を多くすることで、多くの方が学校運営に協力しよう、そういう気持ちが地域で育っていくのではないかと思います。そこで、今後のコミュニティ・スクールのあり方について、どのようにお考えか教育長に伺います。2点目は、部活動の地域移行についてです。部活動は人間形成の貴重な機会でありますが、部活動は教員の職務となっておらず、献身的な思いで支えていただいている状況です。文科省では、休日の部活動を段階的に地方へ、地域へ移行することを目指しておりますが、このことについてどのようにお考えか、教育長にお伺いいたします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
地方活性化を強化する新制度についてでありますが、本市においては、第7期総合計画の前期基本計画に基づき、第2期美唄市まち・ひと・しごと創生総合戦略において進める関係人口の創出拡大を図るとともに、地域おこし協力隊や地域活性化企業人などの制度を活用し、今後迎える本格的な人口減少社会における地域課題の解決に向け取り組んでいるところでございます。今後におきましても、地方創生の取組を一層充実・強化するため、地域プロジェクトマネージャー制度や人材派遣型の企業版ふるさと納税制度を含め、外部人材のさらなる活用を図ってまいります。次に、企業版ふるさと納税の実績について申し上げますと、平成29年度は2社から100万円、平成30年度は4社から243万円、平成31年度は3社から580万円、令和2年度は6社から660万円、令和3年度については、11月末現在で申し上げますと、2社から450万円となっており、これまで、延べ17社から2,033万円のご寄附をいただいているところでございます。今後におきましても、美唄にゆかりのある企業などを中心にPRを行っていくとともに、ご支援をいただくプロジェクトなど、十分なご理解をいただきながら、その有効活用を図ってまいります。次に、コロナ禍における商店街活性化・環境整備についてでありますが、プレミアム商品券につきましては、コロナ禍における市内経済の循環・地域消費喚起を目的としまして、これまで、令和2年度及び令和3年度において、30パーセントのプレミアム付き商品券として、「がんばろう!びばい応援券事業」に取り組んでおり、令和2年度では2万セット、2億5,900万円、令和3年度では、2万セットが完売となり、11月末現在で申し上げますと、換金率75.8パーセント、1億9,700万円が使用されているところであります。今後におきましては、国の経済対策などを踏まえ、専門機関の調査・分析などの活用により、コロナ禍における地域経済の実態を把握した上で、必要な対策を検討してまいります。次に、中心市街地の空き店舗活用につきましては、平成30年度実施した空き店舗調査では、46件の空き店舗を把握しているところであります。そのため、これまで地域おこし協力隊による起業や市内外の事業者に対し、空き店舗の活用に向けて、初期投資に必要な経費の一部について、中小企業等振興条例における「中心市街地空き店舗等活用促進事業」などにより支援を行い、令和2年度以降新たに5件の空き店舗活用があったところであります。今後につきましては、商工会議所や関係機関などと連携を図りながら、中心市街地の活性化に向けた方策の検討を進めるとともに、若者等の発想を活かした創業の促進や事業継承・空き店舗対策により、地域で「ヒト・モノ・カネ」が循環する、コミュニティ経済の構築などに向けて取り組んでまいります。次に、子育て支援についてでありますが、保育士につきましては、12月1日現在のピパの子保育園の入園児135名に対し、保育士18名、保育補助者を5名配置しており、国の保育士配置基準である18名を満たしているところであります。また、保育士の確保につきましては、欠員が生じないよう職員採用試験を実施するとともに、応募につながるよう大学や専門学校などから、保育実習の積極的な受入れを行っているところであります。次に、子どもの遊び場につきましては、全道でもいち早く開設した、美唄子育て支援センターの子育て広場をご利用いただいており、今後とも、利用者の声に耳を傾けながら、安全安心な遊び場の在り方の検討など、よりよい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)
コミュニティ・スクールについてでありますが、コミュニティ・スクールは、学校と保護者や地域がともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら、子ども達の豊かな成長を支え、地域とともにある学校づくりを進めるものとなっております。コミュニティ・スクールの活動は、地域の方が学校の課題や目標を共有して、学校運営に参画し、支援や協力を促進することで、地域全体で子どもを育てる機運が高まり、家庭や地域における教育力の向上に繋がるものと考えており、本市のコミュニティ・スクールにおいても、学校と地域が一体となり、学校運営の改善や児童生徒の健全育成に取り組んでいるところでございます。また、地域の方が学校で活動することは、学校に対する理解が深まるほか、教員だけでは担い切れない活動に協力していただくことで、教員が児童生徒と向き合う時間が増え、個々に応じたきめ細やかな指導にも繋がることから、本市の働き方改革を進める上でも、コミュニティ・スクールの存在は大きなものと考えているところでございます。私としましては、今後も学校運営協議会を核とした、コミュニティ・スクールの活動に、多くの地域の方に参画していただき、地域と学校が協働して、児童生徒の健全育成に取り組み、さらには、教員の業務負担の軽減にも繋がるよう、活動の幅を広げていただきたいと考えております。次に、学校の部活動の地域への移行については、昨年9月、国は休日の部活動について、教員が指導に携わる必要のない環境と地域の活動として実施できる環境を整え、令和5年度から段階的に地域移行を進めるとする改革の方向性が示されたところであります。部活動の地域移行に向けては、地域人材を確保する仕組みの構築を始め、連携団体の確保、平日と休日の一貫した指導のための連携協力体制の構築、費用負担のあり方など、課題の整理をしながら、進めていく必要があることから、市内にあるスポーツや文化に携わる団体等から意見を伺うほか、現在、先進的に取り組んでいる市、町の取組を確認しながら、教員の部活動指導が過度にならないよう、指導、運営に係る体制を構築し、部活動が持続可能なものとなるよう、検討していく必要があると考えているところでございます。
質問 7番 川上美樹
自席より再度、2点お伺いをいたします。大綱3点目の子育て支援について、まずは、保育士の確保について伺います。今年度、退職を予定されている保育士さんもいらっしゃるとのことで、そのあとの補充は必須ということになると思います。そこで、保育士の処遇面の改善について、特に給与面では、他市町村と比較して、いかがでしょうか。また、厚労省の調査では、保育士の資格を持っていても、保育士として働きたくない理由の1位に責任の重さ、事故への不安という理由が挙げられています。私は、ピパの子保育園は大変安全な施設だと思いますし、先輩保育士との風通しのよい職場環境であることも、全国にアピールをしていただきたいと思います。このことについてどのようにお考えでしょうか。次に、子どもの遊び場が市内に少ないということについてですが、週末などは市外に出てしまう家族が多いと伺っております。私は、中心市街地の商業施設内や空き店舗や空き校舎、あるいは体育館などを利用して、子ども達の遊ぶ空間づくりを検討してみてはどうかと思いますが、このことについてはどのようにお考えでしょうか。令和2年度の市民アンケートでは、将来、美唄がどのようなまちになってほしいかという回答に、「子育てしやすい環境が欲しい」という回答が第2位となっております。子どもが遊ぶことができる場を市内に整備することについて、どのようにお考えか、再度、市長に伺います。大綱4点目の教育行政について、コミュニティ・スクールについて再度お伺いをいたします。これからの学校運営は、教職員でなくてもできることを地域の方が行ったり、放課後も開放された学校運営を行うべきではないでしょうか。文科省が示す令和の日本型教育には、多様な人々と触れ合いながら、様々な社会的変化を乗り越える力、人生を切り開く力を養うことが必要と言われています。保護者と教職員だけで子ども達を育てるのではなく、地域の方々も学校運営に参加することが令和の時代には必要ではないでしょうか。そのためには、学校と地域との間をとり持つコーディネートの役割を担う人材を置く、そのことでコミュニティ・スクールの協働体制がしっかりと構築できるのではないかと思います。このことにより、結果、教職員の働き方改革に寄与できるものと思います。このことについて再度、教育長のお考えを伺います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
保育士の確保についてでありますが、保育士の給与につきましては、本市を含めた道内全市が国公に準拠した給与条例に基づき、行政職給料表を適用しており、初任給基準に若干の差はあるものの、ほぼ同水準の状況となっているところでございます。保育士の処遇改善につきましては、現在、国の経済対策において検討されていることから、こうした国の動きを見極めながら、必要な対策を講じてまいりたいと考えております。また、ピパの子保育園における情報発信につきましては、市のホームページやフェイスブック等を活用しながら、今後ともより一層、その情報発信に努めてまいりたいと考えております。次に、空き店舗等を利活用した子どもの遊び場につきましては、安全安心の確保が大前提であり、課題も含めて他市町村の事例等も十分検討し、調査してまいりたいと考えているところでございます。市としましては、子どもは地域の宝であり、地域の将来の担い手でございます。未来、希望そのものであるとの考え方のもと、今年度、保健センター内に「子育て世代包括支援センター」を新たに開設し、子育て世代の不安や孤立感の解消に努めております。今後も子育て世代の皆さんが安心して子育てができるような環境づくり、そして子ども達がより一層、美唄の地域に愛着と誇りが持てるような環境整備づくりに向けて、取り組んでまいりたいと考えております。
答弁 教育長 天野政俊(教育長は2022年12月まで)
コミュニティ・スクールについてでありますが、現在、各学校のコミュニティ・スクールの活動については、児童生徒の登下校時の見守りや学校の環境整備、地域との防災訓練を行うなど、児童生徒が安心して学校に通うことができる環境づくりや学校と地域の繋がりを深める取組を進めていただいているところでございます。今後も地域の方の協力を得て、児童生徒の成長を支援していただくことは必要であると考えており、コミュニティ・スクールの活動を活性化していくことで、学校と地域のつながりを深め、学校を中心とした地域づくりを進めるほか、現在、学校支援地域本部で行っている地域の方をボランティアとして派遣する支援活動も合わせ、学習活動や環境整備などの学校が必要とする支援活動を行い、教員の業務の負担軽減にもつなげてまいりたいと考えております。教育委員会といたしましては、各学校の学校運営協議会からコミュニティ・スクールの課題や意見を伺い、学校支援地域本部のコーディネーターとの連携体制を構築しながら、多くの地域の方に学校運営に関わっていただくことで、教員の業務における負担軽減を行い、教員が児童生徒と向き合う時間を確保し、効果的な質の高い教育活動を持続的に行うことができるよう、教職員の働き方改革に向けた取組を進めてまいります。