美唄市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月7日
(1)ホテルスエヒロについて/(2)空き家・空き地問題について
2020年9月7日、美唄市議会の一般質問で、山上他美夫議員が「ホテルスエヒロについて」「空き家・空き地問題について」について質問し、市長 板東知文が答弁しました。
- 質問者
- 山上他美夫 議員
- 答弁者
- 市長 板東知文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 山上他美夫
令和2年度第3回定例会において、大綱2点について市長に質問いたします。マスクの方は外させていただきます。まず大綱1点でありますが、ホテルスエヒロについて、お伺いいたします。中心市街地の都市機能が整備されている、そこに住む人々もいきいき感じられることは、訪れる人々にとっても良いまちとしての印象を与えるものであります。その意味で、今の美唄市は中心市街地を見た時に、その都市機能が十分とは言えず、今後の都市計画において十分に検討すべき点であると考えます。そこで質問ですが、美唄市の都市機能の中で現在、一番の問題点はホテルスエヒロの休館問題であると考えております。同僚議員も初日にホテルスエヒロについて質問いたしましたが、私も昨年12月にホテルスエヒロについて存続を危惧する質問をいたしましたが、残念ながら長期にわたる閉館となってしまいました。ホテルスエヒロは美唄市の中心に位置して、都市機能としてなくてはならない会議室、宴会場、そしてコンベンション機能になっております。そのホテルスエヒロは本年の4月1日から新型コロナウイルスの感染症により一時的な休館を宣言し、未だにいつ開館するか見通しが立っていません。いつ再開するのか、このまま廃業をしてしまうのか。市内の商工業者、市民団体そして多くの市民がその必要性について改めて気づき、ホテルの再開に関心を寄せております。市内唯一のコンベンションホールとして、市外からの来賓を招致する記念式典や市民団体の会議、周年事業、小売業者の展示販売会など、ホテルスエヒロは美唄市にとって、不可欠な施設であります。また、美唄市は本年市政70年を迎え、商工会議所は建設業協会も同じく70周年を迎えます。さらには、美唄ライオンズクラブは60周年、ロータリークラブも50周年を再来年に迎え、これらの式典及び祝賀会が開催をするには、ホテルスエヒロは不可欠であり、美唄の品格にも関わる重要な施設であります。そこで市長にお伺いしますが、市としてホテルスエヒロとの再開に向けた話し合いはしておられるのか。話し合いをしているのであれば、どのような内容なのかをお伺いしたいと思います。2点目の質問として、ホテルビジコーが本年3月にオープンしましたので、ホテルスエヒロのホテル経営はかなりの影響が及んでいるものと思いますが、営業を再開しようとするにも、経営が成り立たなければホテルを再開するという経営判断には大変厳しいものがあると想像ができます。深川市は、コンベンション機能の確保の為に山下市長が政策判断を行い、ラ・カンパーニュホテル深川に対し、本年2月に工事費の一部として合計3,400万円の支援をしたことは耳に新しいことであります。そのような意味で、ホテルスエヒロについて市長は重要というか、必要性をどのように考えておられ、もし再開が難しいと判断された時には、経営支援も考えておられるのか。または、その他の方法や案をお持ちなのかをお伺いしたい、そのように思います。続きまして、大綱2点目の質問ですが、先般行われました、市長とのふれあいトークでも、市民の方々から空き家・空き地についての質問が何人かから出されておりました。私は昨年7月の第2定例会でも空き家・空き地問題について質問し、また、同僚議員も何度か質問されておられますが、改めて空き家・空き地の問題についてお伺いいたします。市の総合計画素案では5つの挑戦の中に、人と自然が共生した安全・安心の街づくりという言葉をうたっておりますが、自然と共存する以前の問題として、住む環境が荒廃していては、本末転倒であると考えます。空き家・空き地をいかに管理していくかは、荒廃した空き家を解体するだとか、空き地の雑草を刈るだとか、確かに1つの方法ではありますが、人口減少が進行する状況の中では、さらに空き家・空き地が増え続けるのは必然でありまして、私の住む神明町内会でも戸数はわずか33件でしかありませんが、毎年1件ずつくらい空き家が増え続けております。今現在でも私のところには倒壊しそうな危険家屋をどうしたらいいのか。100坪の土地を20万円でいいから誰か買う人を探してほしい。それらの問い合わせが寄せておられますが、美唄市の人口は20年後に1万1,000人になると予測があるので、空き家・空き地は人口減少に比例して、ますます増えていくとすれば、2軒に1軒は空き地・空き家が増えていく、そのように想像ができ、とても管理ができる状況ではなくなり、居住環境がどんどんと荒廃していくことは目に見えていると想像ができます。これらの人口減少と高齢化社会を迎えるにあたり、住民が極力まちの中心街に居住を構え、居住地域が集約されることが行政負担の軽減により、行政サービス、そして道路、上下水道、都市ガス、電気、通信などインフラ整備の向上にも繋がり、住みやすいまちとしての生活環境が整うものと考えております。これらの状況や今後の施策を考えた時には、市政の中で空き家・空き地問題は最重要課題と位置づけし、これまでの空き家・空き地の管理方法から、もっと真剣に踏み込んだ政策が必要であると考えます。そこで質問ですが、現在、美唄市では空き家は危機管理室、空き地は生活環境課と別々に管理していますが、空き家・空き地は1つの部署で一括管理すること、そして専門の部署で担当する事が最善の策であると考えますが、部署の統合と専門部署の設置について、市長のお考えをお尋ねいたします。次に現在、国では空き家・空き地問題を今後の都市環境における重要な課題として問題解決に様々な政策を打ち出しています。法務局では人口減少時代における所有者不明土地対策として、所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法が令和元年6月1日に全面施行されており、所有者不明土地の利用促進が図られております。さらには、国土交通省が空き家再生等推進事業、そして、空き家等対策の推進に関する特別措置法、そして、全国版空き家・空き地バンクをネット上で開設していますが、その全国版空き家・空き地バンクでは全国の市町村、行政単位が空き家・空き地を紹介して、道内では18の市町村が登録をしております。近隣では三笠市や上砂川町、由仁町、北竜町も登録して空き地・空き家を紹介し、移住・定住政策にも活用しており、その全国版空き家・空き地バンクの登録と情報発信は各市町村の担当部署が窓口となり、積極的に情報の発信をしております。美唄市も空き家・空き地の所有者に対して、今後は積極的に譲渡、売買などの意思確認の調査を行い、中心市街地の空き家・空き地に市の郊外からの移り住みを促すとか、移住定住者に譲渡斡旋をするなど、新たな政策を打ち出すことがこの問題の解決になり、今後の都市計画行政において大変重要であると考えます。北海道新聞の今年の8月28日の新聞によりますと、直近10年間で道内では2,634の建設業者が消えている。週に換算すれば、毎週5社の建設会社が道内から消えているという記事が掲載されておりました。その傾向は特に人口減少地域が顕著であるところが大きいと書かれており、美唄市も今後、人口減少が進めば、建設会社などの減少は避けられない事と思います。ということは、市の発注の公共事業にも支障が出てくると考えます。建設設備工事の移譲を考えた政策も必要かと考えたとき、中心地域への住みかえや市外からの移住・定住促進を促すことが大切だと考えます。その意味で、市街地の空き家・空き地に人々が住まいを移し、移住定住者にも空き家・空き地を斡旋する政策が重要で、市が専門の担当部署の設置を行い、積極的に空き家・空き地を市内外に情報を発信していく政策をなすべきと考えますが、いかがお考えか、市長にお訪ねいたします。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
山上議員の質問にお答えします。ホテルスエヒロの休業についてでありますが、美唄ホテルスエヒロは新型コロナウイルス感染症の拡大等の影響により、本年4月から休業が続いております。この間、市といたしましては、経営者とお会いして情報交換を行ったほか、商工会議所から再開に向けた要請を行っており、経営者からは新型コロナウイルスが収束し、宿泊や宴会などの需要が回復した際には再開をしたいとの意向を伺っているところでございます。次に、ホテルスエヒロの必要性についてでありますが、美唄ホテルスエヒロは宿泊機能のほか、会議室や宴会場を有しており、観光客の受入れや大人数が収容可能な会議の開催など、市のコンベンション機能としての大きな役割を果たしてきた施設と考えております。今後とも経営者の考え方をしっかりと確認した上で、商工会議所などの経済界と様々な議論を重ねてまいりたいと考えております。次に、空き家・空き地の担当部署統合についてでありますが、空き家対策につきましては、市民ニーズの高まりと恒常的な対策の必要性を見据え、住宅や土地に関して、専門的な知識が必要なことから、今年度より都市建築住宅課に業務を移管し、現在、「美唄市空き家等の適正管理に関する条例」に基づく、危険家屋等の対応や「空き家等の対策の推進に関する特別措置法」に基づく空き等対策計画の策定に取り組んでいるところでございます。一方、空き地対策につきましては、管理されないまま放置されている土地について、「美唄市空き地の環境保全に関する条例」に基づき、生活環境課において現地調査を行い、所有者に文書等などで適正な管理をお願いしているところでございます。また、空き家・空き地について一体となって進めるべき事案などが発生した場合には、担当部署による横断的な協力体制のもと、必要な対応にあたることとしております。このため、問い合わせなどに対しましては、空き家・空き地の適正な管理に向け、市民の皆様がわかりやすいよう、関係部署がしっかりと連携して一体的に対応をするなど、現行体制の中で適切な対応に努めてまいりたいと考えております。次に、活用可能な空き家・空き地の情報発信についてでありますが、人口減少が進む中、本市にある空き家や空き地情報を積極的に発信することは、空き家や空き地の解消や移住・定住の推進に繋がるものと認識しております。このため本市におきましては、移住・定住の推進、まちの活性化を目的に市と商工会議所と民間との共同で設立された、「美唄市移住・定住推進協議会」が平成28年度から市内の空き家の所有者と空き家を探している方を手助けする空き家バンク制度に取り組んでおります。今後につきましては、「全国版空き家・空き地バンク」の活用のほか、関係団体とも十分連携を図りながら、官民一体となって情報収集とともにきめ細やかな情報発信に努めてまいりたいと考えております。
再質問 4番 山上他美夫
自席より、再質問をさせていただきます。ホテルスエヒロの再開に向けて、経営者との話し合いをされ、ホテルは再開の意向もあるとの話でありますが、営業再開の可能性はホテルビジコーもオープンしたこともあり、ホテル部門の収支を考えたときにはかなり厳しい事と思います。また、コロナ感染症の収束はワクチン対策が来年度中旬ということを政府やWHOも話しており、ホテル再開にはコロナ収束を見通した時に、来年度中旬以降と考えられますが、長期の休館において再開する場合、建設設備関係者の話によれば、長期間休業したビルの設備はかなりの改修費用が必要だとの話も聞いております。さらに、答弁の中で美唄応援団づくり事業として、市内宿泊費の一部助成をするとのことですが、美唄応援団づくり事業は営業をしていて、初めて受けられる助成であり、ホテルスエヒロは営業をしていないわけですから、ホテルスエヒロには恩恵が見込めないものと考えております。私は美唄市に必要なコンベンション機能を維持する為に、もっと踏み込んだ支援策が必要と考えております。例えば、支援策として私なりに考えてみましたが、1つの方法として、ホテルスエヒロを美唄市が譲り受けて、宿泊施設はワンルームマンションとして、地域おこし協力隊や単身者の住居に貸し出し、会議室、宴会は指定管理者による運営を行う。また、その他の方法として、最近、菅官房長官がテレビのインタビューで高齢者社会で外国人労働者の必要性から、日本人学校の拡充が重要だと発言されており、ホテルスエヒロの宿泊施設は日本語学校として借り上げ、会議室、宴会場はホテルスエヒロにそのまま営業をしていただくというふうに市民、また経済会、皆さんで話し合えば、色んな運営の方法が生まれてくるものと考えられます。是非、ホテルスエヒロの再開に向けて営業が継続できますよう、検討していただきたいと思いますが、市長の考えをお伺いいたします。また、空き地・空き家の情報を積極的に発信することにより、市内の空き家・空き地の流動性が生まれることは建設工事も盛んになり、経済が活性化しますので、前向きな対応に期待するところであります。当市は昨年3月に美唄市立地適正化計画を策定し、人口減少に対するコンパクトなまちづくりを進めるために、居住誘導地域を設定いたしました。そこでお聞きしますが、空き家・空き地が増え続けている当市の現状を鑑みたとき、今後の都市計画において、美唄市立地適正化計画にうたうコンパクトなまちづくりを市長はどのように考えておられるのかをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 市長 板東知文(市長は2023年3月まで)
山上議員の質問にお答えいたします。ホテルスエヒロについてでありますが、市といたしましては、公共施設としての利活用につきましては、現在考えていないところでございますが、今後ともそのあり方について、経営者の意向を十分に確認しながら、経営者や商工会議所等と意見交換を行ってまいりたいと考えております。次に、立地適正化計画についてでありますが、私の今後のまちづくりの考え方につきましては、市街地周辺に点在している各地区を、まちの中心部へ集約するだけではなく、公共施設や公共交通など、多くの拠点機能が整っております中心市街地と市民の皆様が住みなれた地域を市民バスや乗り合いタクシー等によってその移動を確保し、市街地周辺地区への生活環境を守りながら、市民満足度が高められるような魅力あるまちづくりを進めることが必要であり、特に中心市街地の空き家・空き地の点在が課題となっていることから、事業所、住宅も含め、有効に利活用されるべきと考えているところでございます。