美唄市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月7日
(1)保育所跡地利用について/(2)教育行政について
2015年9月7日、美唄市議会の一般質問で、吉岡建二郎議員が「保育所跡地利用について」「教育行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平が答弁しました。
- 質問者
- 吉岡建二郎 議員
- 答弁者
- 市長 髙橋幹夫、教育長 早瀬公平
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 吉岡建二郎
2015 年第3回定例会にあたり、大綱2点にわたり市長及び教育長に質問をさせていただきます。1つ目の質問です。保育所の跡地利用について市長に伺います。市では、老朽化した市内3カ所の公立保育所を再編し、本年3月末で閉校となった北海道中央コンピュータ・カレッジを保育施設として、来年度の開設を予定しています。再編に伴い、その市内3カ所の公立保育所施設が空くこととなります。お調べしたところ、どの施設も築 40 年を超え、老朽化している状況です。ですが、そのままにし、利用されないというのは、もったいないのではないかと考えます。跡地の利用が可能であれば、早期に対応していくべきだと考えます。その上でまず、中央、東、西の3カ所の保育所の閉所後の跡地利用について、現状、どのような方針で考えているか伺います。仮に、例えばですが、近隣町内会等、地域の方々へお渡しするといったことを検討されているのであれば、築 40 年を超え、施設の老朽化が進んでいますので、市で整備を行うといった対処をされる予定はあるのかを伺います。あわせて、市では高齢化率 38%と、大変高齢化が進んでおります。先ほどの例のように、町内会等地域の方々にお渡しをする際には、施設がバリアフリー化されているのか、こういった点も気になるところです。現状、施設は、スロープや手すりの設置といったバリアフリー化はされているのか伺います。同時に、また、こちらも仮にですが、再利用を希望する団体や民間企業などが、最終的に出てこなかった場合、その際には、施設に対して、どういった対処をお考えでしょうか。こちらも伺います。2つ目の質問です。教育行政について教育長に伺います。まず、学校図書館について伺います。学校図書費について、基準財政需要額算入額と比較して、図書購入費の予算が全道の市と比較しても美唄市は下位に位置しています。お調べいたしましたところ、2013 年度での決算額では、道内の市の中で、函館市に次いで2番目に低い 13.4%となっていました。学校図書館は、学校教育に欠くことのできない重要な設備だと考えています。このような現状をどのように認識しているのかを伺います。あわせて学校図書館への学校司書の配置について伺います。2014 年度、学校図書館法の改正に伴い、現在、学校司書の配置が努力義務となっています。道内の公立学校で学校司書を配置している割合は、1割未満、非常に低い数字だと聞いております。ですが、配置に積極的な自治体からは、「図書の貸し出しが増えた」「子どもたちに調べる力がついた」といった学校司書の配置の効果を認める声があがっているとのことです。例として、旭川市愛宕東小学校、こちらは、専門職員として学校司書を配置した結果、その司書を配置した当初、2009 年の図書貸出冊数、1万 400 冊だったのに対し、2013 年度には、2万 8,300 冊と3倍近くに増えたとのことです。2014 年度に学校司書が他の小学校との兼務となり、週4日勤務となると、貸出冊数は、2013 年度から約 3,000 冊減ったとのことでした。学校司書の存在が、図書館の活用、図書の貸出冊数に大きく影響しているということがこちらから分かります。児童生徒の貸し出し利用だけではなく、教員が授業で使う本を探す際にも学校司書に相談をしているとも聞いています。子どもたちの読書への関心を高めるだけではなく、教員の授業での利用の助けにもなる学校図書館の専門職員としての学校司書の配置は、本を通して、人を思いやる気持ちや学ぶ気持ちを育み、基礎的な学力につながる読解力を高め、さらに学校での授業の充実にもつながるのではないかと考えます。そこで質問です。市では、学校司書の配置について、どのように検討されているのか伺います。可能であれば、ぜひとも配置を前向きに検討していただきたいと考えています。同時に学校図書館について、2014 年度の小中学校別の児童1人当たりの図書の貸出冊数及び図書購入冊数について伺います。次に、2016 年度使用教科書の採択について伺います。来年度、2016 年度から使用される中学校教科書の採択については、本年8月、教科用図書採択教育委員会協議会において決定されたと伺っています。事前に教科書展示会を開き、市民へも公開をされていたと認識しています。採択の結果についてですが、そちらもおそらく確認ができるように公開をしているのではないかと思われます。公開は、どういった形でどのようにされているのか。例えば、インターネット上のどのウェブから確認ができるようになっているか。こちらを伺います。また、採択に際して行われた教科書展示会において、いろいろな意見が寄せられたかと思います。市では、どのような意見、要望が寄せられたか。特に、社会科の状況について伺います。
答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)
吉岡議員の質問にお答えいたします。保育所再編に伴う跡地利用についてでありますが、中央、東、西の3保育所は、平成 28年3月末で閉所を予定しており、跡地利用の方針につきましては、再利用を前提に、地域として活用する場合やボランティア団体及び民間事業者への譲渡を検討しているところであります。3保育所とも築 40 年以上経過し、建物本体及び給排水管等の老朽化が著しい状況でありますが、修繕や管理費等の支援は考えていないところであります。次に、バリアフリー化についてでありますが、地域において高齢者の方々が使用されるような状況での段差の解消や手すり等の設置は行っていないところであります。なお、再利用が見込まれない場合は、建物の処分も含め検討しなければならないものと考えておりますが、譲渡する場合や建物の処分に当たっては、コミュニティ施設審議委員会において協議し、決定してまいりたいと考えております。
答弁 教育長 早瀬公平(教育長は2016年12月まで)
吉岡議員の質問にお答えいたします。学校図書費についてでありますが、学校図書館については、「読書センター」機能や「学習センター」「情報センター」機能を担っており、学校教育に欠くことのできない重要な設備でありますので、図書の充実については、引き続き取り組むべき課題であると考えております。次に、学校司書についてでありますが、昨年6月、学校図書館法の改正により、学校司書の配置が努力義務として規定され、本年4月から施行されております。学校司書の役割としては、司書教諭と協力・連携しながら、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童生徒及び教員による利用を一層促進することとされております。本市におきましては、具体的な検討は行っておりませんが、学校司書配置に関する当面の課題としては、資格や養成、財政面の措置でありますので、北海道都市教育委員会連絡協議会を通じまして、重点要望として国に要望を継続してきております。本市といたしましては、これらの推移を注視していくとともに、情報の収集に努めてまいります。次に、平成 26 年度の小中学校別の児童生徒1人当たりの貸出冊数及び図書購入冊数についてでありますが、小学校児童1人当たりの貸出冊数は 18.1 冊で、図書購入冊数は 0.7 冊、中学校生徒1人当たりの貸出冊数は 1.8 冊で図書購入冊数は 0.7 冊となっております。次に、教科書採択についてでありますが、平成 28 年度から使用される中学校の教科書につきましては、道内 21 の採択地区において決定され、その結果は、現在、北海道教育委員会のホームページに掲載されております。なお、教科書の採択につきましては、美唄市は、岩見沢市を除く空知管内 23 市町で構成する「第5採択地区」に属しております。次に、教科書展示会における「意見・要望」についてでありますが、社会科に関するものは8件ありました。その内容については、歴史分野や公民分野において、「歴史を正しく伝えてほしい」などの理由により、採択してほしくない教科書がある旨の意見が6件、「随所に憲法の精神に基づいた記述がみられる」などの理由により、採択してほしい教科書があるとの意見が1件、その他「公平な内容の教科書を使用してほしい」との意見が1件ありました。
再質問 2番 吉岡建二郎
自席より再質問いたします。教育行政について意見を述べさせていただきます。まず初めに、冊数について伺ったところ、小学校児童1人当たりの貸出冊数、18.1冊、図書購入冊数は 0.7 冊。中学校生徒1人当たりの貸出冊数 1.8 冊、図書購入冊数 0.7冊。こちらの数字を聞いて、小学校児童1人当たりの貸出冊数以外の数字、すべて私自身は、こちらが低いものだと考えております。やはりこれを改善していくためにも、この学校図書館についての問題、解決をしていかなくてはならないと考えます。先ほど申し上げましたとおり、学校図書館の充実は、基礎的な学力につながる読解力を高めることにもつながると考えます。学力テストの点数を上げることも重大な課題だと思います。しかし、基礎的な学力の向上こそが、短期的ではなく、将来の学力につながるのではないでしょうか。学問への興味を高めるためにも、読書により、見解を広げることが非常に役に立つと考えます。社会に出てから新たに学習をしたいと考えたときにも、読書力、読解力が身に付いていなければ、自学自習することもできなくなります。今年度で財政健全化計画も、先ほど同僚議員から質問がありましたとおり終わります。財政が厳しい状況だというお答えでしたが、図書購入費の充実、学校司書の配置、先進的な教育を導入し、実現し、今年度の教育行政執行方針にもあるように、人間性豊かな人づくり、何を学ぶかという主体的な学びの質を深めるためにも、まず、市内で一校からでも行ってみてはいかがでしょうか。結果はついてくるのではないかと考えます。次に、教科書採択についてですが、展示会での意見、要望について、答弁ありがとうございます。私自身の意見としても、歴史を正しく伝えてほしいという理由から、育鵬社、自由社といった、一般に歴史修正主義と言われる社会科教科書は、採用していただきたくないと考えております。お調べいたしましたところ、髙橋市長は、その2社の教科書の採用を推進する教育再生市長会議には参加をされていないとのことで、市長の歴史認識、歴史教育への考えに共感させていただける部分があるのではないかと考えています。今後も美唄市の特に歴史教育について、道を踏み外すことがないように、市長もご尽力いただければと考えています。以上、2点に関しましては、私からの意見となります。答弁を求めません。