みんなの議会

足寄町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月14日

足寄町合同納骨塚(合葬墓)の設置について

2021年6月14日、足寄町議会の一般質問で、田利正文議員が「足寄町合同納骨塚(合葬墓)の設置について」質問し、町長 渡辺俊一、住民課長 佐々木雅宏が答弁しました。

質問者
田利正文 議員
答弁者
町長 渡辺俊一、住民課長 佐々木雅宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 5番 田利正文

通告に従って一般質問を行います。質問事項は、足寄町合同納骨塚(合葬墓)の設置についてであります。社会の変化とともに、葬祭に関する取組や考え方も地域や業界などによって様々に変化してきました。最近までは遺族に代わって地域の方たち(自治会)が会場づくりから受付・接待・会計などを分担して、葬儀そのものを取り仕切ってきました。今では業者に任せることのほうが主流となり、家族葬という形式も増えてきています。お墓についても、少子高齢化と核家族化、格差社会など社会的要因が大きいものと思いますが、お墓を持たない、持てないという状況が生まれてきています。その帰結として、自治体による合同納骨塚(合葬墓)の設置を望む声があります。以下のことについて伺います。一つ、ここ10年くらいの足寄霊園の利用・管理状況について。二つ、足寄町として合同納骨塚(合葬墓)を設置する考えはあるか。以上であります。

答弁 町長 渡辺俊一

田利議員の足寄町合同納骨塚(合葬墓)の設置についての一般質問にお答えいたします。1点目のここ10年ぐらいの足寄霊園の利用・管理状況についてですが、足寄霊園には4か所のエリアに合計1,186区画が整備されています。9区画が未使用、183区画が改葬等により返納されています。平成23年度以降の10年間で使用申込みは25区画、返納は78区画で差引54区画減少しております。管理状況につきましては、年1回草刈りを行っているほか、使用許可者の死去等による区画の承継についても定期的に調査を行っております。また、墓域内の園路について劣化や凸凹が著しくなったことから、平成27年度から平成30年度にかけて年次的に改修を行いました。2点目の合同納骨塚を設置する考えはあるかについてですが、墓所の維持管理に不安を持たれる方が増えており、安定的な管理を将来にわたって委ねる方式として合同納骨塚が注目されています。合同納骨塚は様々な宗派の方の焼骨を一緒に埋葬するもので、使用料も安価で申込時1回の負担で済み、墓石の手入れ、清掃等の管理が不要となりますが、宗教的な行事を実施しないことや、一度埋葬すると特定の方の焼骨を取り出すことができません。設置を検討するに当たっては、町内の宗教関係者との協議が必要となるとともに、こうした施設が祖先の御霊への崇敬といった心情を損なわないのか等、広く御意見を聞く必要があると考えておりますが、本町といたしましては現在のところ合同納骨塚を設置する考えは持っておりません。今後、町民の皆様からの要望や墓地に対する多様なニーズを見極めながら判断すべき問題と考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げ、田利議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 5番 田利正文

質問事項からいえば、合同納骨塚がつくる考えは今のところないということですから、これで終わりということになるのでしょうけれども、それではあまりにもちょっと寂しいので、人が亡くなると即納骨塚に入る、お墓に入るわけではないのですね。もちろん当たり前ですけれども、その前にどうしてもやっぱり経なければならない前段があります。ですから、その前段の話からちょっと行きたいと思います。ちょっとずれるのかなと思いますが、ずれながら行きたいと思います。この質問をするに当たり、いろいろ調べようと思いましたら物すごい奥が深くて歴史が長くて幅が広いのです。調べ切れるなんてものではありませんでしたので、ほんのつまみ食いですから、毒になるかちょっと自信はありませんが、人が亡くなった後にやらなければならないことというのはたくさんあるのですね。これは私の経験でも明らかになったのですが、姉が余命1か月と言われまして、見舞いも兼ねて病院に行くときに調べて行ったのです。亡くなった場合に私がそこに行って、これだけのことはやっておかなければだめだろうという思いがありまして、一覧表にして持っていったのですね。そして姉の病室に入ってその話をして、これだけあるのだよと話を見せてしました。そうしたら、何と言ったと思いますか。いや、そのことについてはあなたに頼むことはないと。おいが全部やってくれると言っているのでおいに任せてあると。あなたには喪主をやってほしいと、喪主ですね、葬式当日の。それと納骨と1年祭をやってほしいというふうに言ったのですよ。私これ聞いて正直言ってびっくりしたのですね。自分の命があと数日しかないのですよ、私が行ったときはもう既に。そのときに全然これからどこか旅行に行くのでないだろうかというような感じの準備の仕方をしているのです、自分の葬儀についてもこんなふうにしてほしい、こんなふうにやってほしいと。そして、自分の死後の手続についてはこんなふうになる、あるからというのでそれもおいっこさんに任せてあるというところまで話をしてあるのですよね。自分ならそんな冷静になれないだろうなというふうに思いましてびっくりした経験があります。そのときなのですけれども、法律に関わるものでいえば、死亡届を出して戸籍から抹消するという手続はもちろんありますね。そのほかに年金があったり、任意の保険があったり、遺産や相続に関することなどなど、様々な法律に関する手続をしなければならないというのです。それからもう一つは法律にはないのですけれども、家ですとか家具ですとか備品ですとか愛用品だとか、あるいはパソコンのデータ処理ですとか、あるいはスマホの解約まで含めて様々なものがあるのだと思うのですね。これらは全て本人ができないことなのですよ。亡くなった後、誰かに頼まなければならないのですね。それをどうするか。うちの姉のように全部書き出して、これはこんなふうにしてこんなふうにして、これはここにあるから、例えばこの通帳の印鑑はここにあるからねというふうにして、全部置いていってくれれば後に残された人は楽ですよね。ところが実際はそうならないことのほうが多いのだというふうに思います。それで、この質問するにちょっと調べたら、人の死に関わる法律というのはそれぞれあるのですけれども、葬儀だとか葬式に関する法律の規定というのはないのだということが分かったのですね。だから、法律上でいえば、葬儀はしなくてもいいししてもいいということになるのだと思うのです。えっと思ったのですけれどもね。しかし、様々な人々の人生の締めくくりとしてこれまでかなり古い時代から遺族や友人、知人や地域の人たちによって葬儀が行われ、納骨までやっぱりやられてきたのだという、そういう歴史的文化があるのだというふうに思うのですよね。しかし、それもすごく、調べてみて分かったのですけれども、さま変わりしてきています。びっくりしたのは、本人が例えば私がもう具合悪くてだめだというときに、ある程度動けるうちに、しかもまだ意識がしっかりしているうちに生前葬をやると。自分がきちんとひつぎを用意するのですよ、葬式の場所をつくって。そのひつぎの中に自分は入っているのですけれども、生きているのです。生前葬をやるのです。自分のやりたいようにして友人、知人にお願いをしてそういうふうにやるのですね。それで見事に成功させている人もいるという事例もありました。それから、自分の葬儀はこんなふうにしてほしいというやつを全部書き残していって、家族なり遺族に任せる。それからもう一つは、私の姉ではないですけれども、こんなふうな準備を全部書き出しておいて、これはここにあると全部準備をしておくというふうにしていく、やられている方もいるという実例がありました。これまでの、私自身は実際にやったことはありませんでしたから、葬儀には参加したことがあってもそれを運営するという側にはめったに回ることはありませんでしたから分からなかったのですけれども、改めて大変なことがあるのだなというのが分かったところです。それで、今述べたようなことが前段の話ですけれども、足寄の最近の事例でないのだろうかということをちょっとまずお聞きしたいというふうに思うのですけれども。

答弁 住民課長 佐々木雅宏(住民課長は2022年3月まで)

私も自治会の役員等をやってございましたので、以前は確かに私は自治会の総務部長で司会もやれば焼香順序の読み上げるのも、弔辞、弔電を読んでくださいと合図するのも全てそういうのを取り仕切ったことはございますけれども、今はこういうコロナ禍になって、確かに送るという葬式のスタイルもかなり変わってきているのは事実でございます。家族葬が増えているというのもございますし、あるいは自宅でひっそりとやるというスタイルもございますし、あるいは全く家庭の事情とか、そういったものがあって、お通夜も何もやらないで一日で終わってしまうというスタイルもございました。こういったコロナ禍の中ですので、あるいは社会的ないろいろな考え方も変わってきているということで、様々なスタイルが増えてきたということは実感できるところでございます。以上です。

質問 5番 田利正文

今住民課長述べられたように、そういう変化があるということは足寄町でも多分同じことだろうというふうに私も思っておりました。次に入りたいと思うのですけれども、ちょっと古い資料なのですけれども、全日本葬儀業協同組合連合会というのがありまして、そこが日本消費者協会に委託をして行ったアンケート調査の結果があるのですね。それによりますと、葬儀の98%が宗教葬儀だというのですね。無宗教の葬儀というのは1%未満、宗教葬儀の中のうち95%が仏教葬儀だというのです。神道やキリスト教葬儀というのは1%台というのですね。これを大阪の葬儀業者がさらに仏教葬儀というのをこの内訳をさらにまた宗派ごとに調べて出しているのですね。その中に取りあえず仏教というのが項目があったのですよ。取りあえず仏教と何だろうと思ったのですけれども、要するにここでの評価は6.3%から10.5%まで増えているのですけれども、つまり無宗教の志向が少しずつ増えているのではないかというのがこの大阪の葬儀業者の評価でありますね。もう一つはその中に直葬というのがあるのですよ。直葬って何だろうかと思って、直葬の葬は葬式の葬ではなくて、火葬場の葬なのですね。遺体を24時間安置した後、そのまま火葬場に持ち込むというのを直葬というらしいのですけれども、葬式のない葬送のことだというのですね。これが2.4から14.3に増えているのですね。その理由ですけれども、一つは葬儀はしなくてもいい、あるいは葬儀にお金をかけないでほしい、残った者に負担をかけたくないという死者の思いですね。それから、身寄りがない、お金をかけたくない、面倒くさいという遺族の思いがあるというのが一つです。もう一つは、自分の葬式代だけはと子供や孫に迷惑かけたくないといって高齢者の方が多分お金をためていると。ところが、高齢者の、例えば夫婦でいてどちらかがそういうふうに亡くなって、例えば300万円ぐらいかかると今言われていますので、300万円ためているとしますね。そうしたら残ったどちらか片方がそれを使って葬儀式を出せばいいのですけれども、残された家族の実態を考えるとそのお金は使えないということなのだと思うのですよ。つまり生活困窮者だということですね。大変だということがあって、直葬にするということになるのではないだろうかというのが、この大阪の葬儀業者の分析だというふうに思います。先ほど町長の答弁にあったと思いますけれども、違ったかな、ちょっと間違ったらごめんなさい。人々の認識の変化といいますか、それだけではなくて実際は葬儀をしたくてもできない人が増えているのではないかというところが大きいのではないかと思うのですね。つまり今の言葉で言えば貧困が原因だということになるのではないかというのがひとつあると思います。ちょっとお聞きしたいのですけれども、直葬の場合、いろいろな例があるそうですけれども、火葬場に行って例えば私であれば私の子供たち2人だけで私を見送ると、花は一束ぐらいでというのが、あるいはお坊さんを呼んできてそこで火葬場でやるという場合もあるし、全く何もなしに親戚がいたとしてもそこに知らせないで、直接そこで火葬して骨にして持って帰るという遺族もいるということなのですね。そのときに、例えば足寄でそれをやった場合にどのぐらい費用がかかるのか、ちょっと知りたいなと思ったのです。それで例えば、分かればですよ、私が思った範囲で例えば死亡診断書が要りますよね。それから死亡届が要ります。それから病院で亡くなったのであれば病院から運ぶまでの遺体の搬出が要りますよね。それから棺おけに入れる棺を買わなければだめだと。それから火葬場へのまた搬入が要りますよね。火葬料要ります。納骨料要ります。火葬許可証が要ります。それからもし病院で亡くなったり、どこかで亡くなった場合に1日とか2日保管する場合も保管料がかかりますよね。そんなのを含めてどのくらいかかるかというのをちょっと、もし経験値としてこんなのがあったよ、例えば火葬料は幾らだよと分かるものだけでも結構ですけれども、トータルで幾らになるかというのをちょっと聞きたいなと思ったのですけれども。

答弁 住民課長 佐々木雅宏(住民課長は2022年3月まで)

私も3年前に母親を亡くしていますので、その記憶からいきますと、うちの母親は肺炎で病院で亡くなったのですが、そこから確かに葬儀屋さんを頼んで遺体を出してもらうと。うちは普通どおり一般葬でやりましたので、枕経をやるのにお坊さんに来てもらって、さらにお通夜とかになれば、うちはお坊さん2人頼んだので導師分の、導師と伴走の方のお坊さんのお布施といいますか、そういったものもかかるし、あと死亡届ですとかそういったものは別に町が火葬許可証は出すので、そこの部分の手数料はないのですけれども、火葬場の使用料という部分では町民の方は1体当たり6,000円、使用料がかかると。町民以外の方であれば3万円、料金がかかります。さらに、いろいろとお通夜に来る方、あるいは告別式に来る方のお昼ですとか、そういったものやはり引っくるめれば意外と1本、2本のお金はどうしても一般葬だとかかってしまうのではないかなと思います。大ざっぱな本当に、具体的にはちょっと一つ一つの数字はちょっとなかなか覚えてはいないのですが、それぐらいはかかってしまうのかなと。

質問 5番 田利正文

書き方が悪かったということでしょうね。そういうことも含めて前段に、冒頭に言ったのですけれども、横道にそれざるを得ないと、つまり納骨塚つくる計画がありますかと、ありませんと、それで終わってしまうから、それではだめだろうと思って少なくてもここに立つ以上は町民の皆さんから受けた要望もありますので、それを含めてどういうふうに行政が考えているかというところがやっぱりお知らせしたいという思いもあって、横に膨らませたのですけれども、すみません。(議長「真ん中の、間違えないようにひとつお願いします」と呼ぶ)それでは、次に行きます。私自身は質問事項にあるとおり、足寄霊園の中に足寄町の合同納骨塚あるいは足寄町合同の墓というのでしょうかね、そういうものをぜひ整備してほしいというふうに考えています。町内で私と同年代の方々からの要望もありました。具体的にはこういうことです。先祖代々の墓は足寄霊園にある。ただし、子供たちは全部道外にいると。しかもこちらに帰ってきてお盆だから、あるいは命日だからといって墓参りに来ることはできないし、実際にやっていないというときに、私たちが、私と同じぐらいの年代ですから、あと何年生きるか分からないけれども、亡くなったときに墓に入れてもらうことは可能でしょうと、その後誰がその墓を面倒見るのかということですね。だから、私の代でこの墓をなくしたいと思っているのですね。だからそうすると、お寺に納骨堂を持っている方であれば永代供養をしてもらってそこに自分が入ればいいのでしょうけれども、そうでない場合は、テーマにあるように足寄の合同霊園の中に納骨塚をつくっていただいて、そこに入りたいというふうに考えているのですね。というふうに考えている方というのは結構いらっしゃるのだと思うのです。あるいは考えだけではなくて、実際そういうふうにしなければ、今の墓を維持できない。先ほど町長の答弁にもありましたけれども、区画を返された方が結構いらっしゃいますよね。そういったことも事情の反映だろうというふうに思うのですよね。そんなこともありまして、足寄町の様々な一つには自分の人生の締めくくりとして足寄町で完結させたいと考えておられる方々の思いに応えるためにも合同塚をつくることは必要な施策だというふうに私は思っているのですけれども。一番新しいほかの自治体の取組をちょっと御紹介しながら、改めて町長に考えを伺いたいと思います。池田町ですけれども、合同納骨塚は少子高齢化や核家族化が進展している中、やむを得ない事情により墓の継承や維持管理が困難な方をはじめ経済的に墓を建てることができない方々のために、池田町共同墓地内に複数の焼骨を一緒に納骨する合葬施設を今年4月から供用しています。池田町議会だより、かけはしナンバー116号に池田町合同納骨塚は幅5.6メートル、奥行き5.7メートルの敷地に石碑とベンチを設置し利用期間は50年を見込んでいます。1,200体分の焼骨が収容可能の地下空間をつくっています。建設費は599万5,000円、利用料金は町民の場合は1体分1万円、町外の場合は1万5,000円というふうに報告がなされております。これぐらいの池田の例であれば、足寄町で実際にやろうとした場合に、検討する場合に検討しやすいのではないかと勝手に思っておりまして、ぜひ前向きの答弁をお願いしたいというふうに思っておりますがよろしくお願いします。

答弁 町長 渡辺俊一

池田町で合同納骨塚をつくられたというのは私も勝毎の新聞記事で見ました。そのちょっと前ぐらいだったと思うのですけれども、これはいつだったかな、4月には帯広の中島霊園の増える合同納骨というようなことで、これも十勝毎日新聞の記事ですけれども、これもちょうど見ていたところであります。基本的にはやっぱり先祖の供養というのは親族、家族が行うのがやっぱり基本であって子孫が先祖に感謝して家族家系の安泰を祈願して代々お墓を継承していくということが望ましいというように思っているところであります。しかしながら、今もお話いろいろありましたけれども、高齢化が進んでいる中で少子化であったり、それから核家族化があったり、そして今お話あったような子供たちがみんな遠くに就職なりしてそちらのほうで落ち着いていると、なかなか足寄に戻ってくるのもお盆だとかお正月だとか、そういったときぐらいしか帰ってこれないというようなことがあるのかなというように思っています。そういう中で、やはりお墓を、そうしたら子供たちになかなか任せるのは大変だなと思われる方も多分多いのかなというように思っているところであります。そういうこともありますけれども、人によってはやっぱりお寺が、菩提寺があってそこで代々の先祖のお骨を保管していただいている、納骨してそこで永代供養だとかいろいろな形でしていらっしゃる方もいらっしゃるというようなことでありまして、やはりそういうものも含めて考えていきますと、今段階では田利議員さんのところにはそういう声が届いているということでありますけれども、私どものほうにはなかなかそういうようなことが届いてない部分もちょっとありまして、今のところ合同納骨塚をつくるという考え方にはなっていないのかなというように思っています。ですから、自治体でつくれば確かに納骨するときだけ1回だけ負担すれば済みますよですとか、その後の維持管理は全然必要ないですよというようなことで、そこに納骨してしまえばそれでその後の家族の方だとか、子孫の方だとか、そういう方たちのつながりというのはだんだんだんだん薄れていくのかなというようなところ、今の世の中の流れでそういうのはそれはそれで仕方がないのではないかということもあるのかもしれませんけれども、それもまた寂しい話なのかなというようにも思っているところであります。そんなところで、まだ今の段階では納骨塚つくるという考えはございませんけれども、やはり一般的に考え方がいろいろと変わってくるというようなことも含めて、今後に向けて、今回田利議員さんから言われたことを十分参考にさせていただきたいなというように思っているところであります。以上でございます。

質問 5番 田利正文

町長の答弁で参考にさせていただきたいとまで言われましたけれども、近い将来検討するとまで言われませんでしたので、一言つけ加えておきたいのがあります。答弁の中に、町内の宗教関係者との協議が必要であること、あるいは祖先の御霊への云々とありますね。広く町民の意見を伺わなければならないというふうにあります。それからもう一つは前段のところの答弁のところに、返納が78区画ですとかありますよね。そういったことを合わせて、この質問するときにちょっとたまたま調べて分かったことなのですけれども、僕らは葬儀にしか参加したことありませんから、通夜があって告別式があるというのは当たり前ですよね。ところがそんなことはもともとなかったのだそうですね。それが途中から変わってきて前段を葬儀といい、後者を告別式というふうになってきたし、それから戒名料もそうだということなのですけれども、昔はそんなに高いものはなかったのだそうです。それも途中から、もちろんそのときの社会の背景や宗教界の関係だとか、それから遺族の関係も含めていろいろなことが絡まってそういうふうになってきたのだそうですけれども、そんなことも含めると、今の時点でさっき私が言ったような町民の実態が少しずつ浮き彫りになってきているのではないかと思います。それらを踏まえて、どうどこかで具体化するか。いずれしなければだめでないかという思いがあるのです。ぶわっと大きな霊園を持っているだけではなくて、なるべく小ぢんまりしたものでいいのではないかという思いがありまして、なおのことほかの自治体もそんなことで動きが始まっておりますので、ぜひ検討してほしいなと思います。それで、参考にさせてもらいますよりもう少し踏み込んで、近い将来検討してみたいと思いますぐらい答弁いただけないかなという思いがあるのですけれどもいかがでしょうか。

答弁 町長 渡辺俊一

いろいろとお話のとおり、お葬式についても世の中少しだんだん考え方が変わってきています。だから必ず、昔はなかったのかもしれません。それがそういうお通夜があって告別式があってだとかというようなことで、今は当たり前にそのことがあるのが当たり前だというように思っていますけれども、それも時がどんどんどんどん過ぎていくと変わっていくということはあるのかなと思いますし、今回のこのコロナというのは、新型コロナウイルスの感染というのはそういうことをぐっと変わっていくのを促進させた部分もあるのかなというように思っています。今までの大々的にという言い方変かもしれないですけれども、やっていたお通夜だとか告別式、それも今本当に家族の人たちだけでやっているということになっていますし、それからその前から家族葬というのも増えてきています。今回やっぱりコロナの関係でいけば家族葬だけではなく、本当に家で、自宅で葬儀をやるだとかということも、そういう方も増えてきています。このコロナの感染が終わったときに、お葬式の形がどんな形になっていくのかというところもまだまだ分からないと、また元に戻るかもしれませんけれども、家族葬やそれから本当に小さくやろうという方たちも増えてくるのかなというようにも思っています。そういう葬儀の考え方というのも変わってきますし、それと今お話あったようにお墓のこともそれぞれ家にきちんとお墓があってだとか、お寺に納骨堂があってだとか、という今常識的にそうだよねと思われているものもまた変わっていくのかなというように思っています。今、田利議員さんがいろいろとお話ししていただいたところをいろいろと参考にさせていただきながら、この後の検討を進めていきたいなというように思っておりますけれども、それぞれ最近やっぱり子供さんたちが皆さん遠くに就職されて、地元とか近くに残っていればまた違うのですけれども、遠くに就職されてずっとそこに定着をして帰ってこないという方たちが増えてきて、足寄にはお父さんとお母さんだけが残ってしまうというところがやっぱりだんだん増えてきているのかなと思います。そういったときに、お父さん、お母さんが亡くなった後子供さんがなかなか、お二人ともお亡くなりになって家もなくなったりだとかするとなかなかお盆だとかお正月だとかといっても足寄に来ないと、帰ってこないというようなことになるのかなと思います。そのときにお墓だけがあって、お墓の管理をそうしたら誰がするのかという、そういう問題も出てくるのかなというように考えているところであります。僕も子供3人いますけれども、みんな地元にはいなくて、お墓あるのですけれども、今自分たちがいる間は何とかお墓の管理はできるけれども、自分たちがお墓の中に入ってしまったときにこのお墓どうなるのかなとちょっと心配はもちろん、町民の皆さんもきっとそうやって思っているのかと、私もそう思っています。そういった意味で、この合同納骨塚の必要性というのはこの後出てくるのかなというように思っています。なぜこうやって僕も新聞の切り抜きを持っているかというと、やっぱりそういったところにちょっと興味がというか、やっぱり関心があって、こういうことがやっぱりこれから必要になってくるのかなということで新聞の切り抜きもちょっと取っているところなのです。そういった意味で、今後いつの時期にそういうものができるかというのはなかなか分かりませんけれども、先ほどから申し上げていますように、宗教団体の方だとか、それから町民の方だとか、そういう方たちといろいろと意見を頂きながら、今後に向けて合同納骨塚をどうしていくのかといったことも将来に向けて考えていきたいなと。ちょっといつだとか、近々やりますよだとかというのはなかなか言えませんけれども、その必要性というのは私も感じているところであります。以上でございます。

出典:足寄町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月14日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる