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厚岸町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月8日

公共調達について

2022年3月8日、厚岸町議会の一般質問で、金子勇議員が「公共調達について」質問し、町長 若狹、総合政策課長 三浦、副町長 石塚が答弁しました。

質問者
金子勇 議員
答弁者
町長 若狹、総合政策課長 三浦、副町長 石塚

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 金子

質問通告書のとおり、質問させていただきます。公共調達について。一つ目、地方公共団体の入札契約制度については、「一般競争入札」、「指名競争入札」、「随意契約」、「せり売り」の4類型があり、総務省のホームページには、地方公共団体における調達は、その財源が税金によって賄われるものであるため、よりよいもの、より安いものを調達しなければなりません。そのため、一般競争入札が原則であり、それ以外は例外的な場合に限られているとの記載がありますが、厚岸町において、令和2年度の公共調達は何件あり、その内訳、一般競争入札・指名競争入札・随意契約・せり売りが各何件あったかをお尋ねをいたします。二つ目は、厚岸町には地元中小企業を育成し、地域経済の発展と町民生活の向上に寄与するための中小企業振興基本条例という地域を守る条例が平成23年に制定されておりますが、その条例に基づく町の役割に工事の発注、物品及び役務の調達等に当たっては、予算の適正執行を基本に、地元中小企業者の受注機会の増大に努めることとありますが、どのようにして地元業者の受注機会が増大するよう対応しておりますか。また、指名競争入札の際、業者の指名に至るまでの手順と判断基準をお尋ねいたします。以上、2点になります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

8番、金子議員のご質問にお答えをいたします。公共調達についてのうち、(1)の「厚岸町において、令和2年度の公共調達は何件あり、その内訳として、一般競争入札・指名競争入札・随意契約・せり売りが各何件あったか」についてでありますが、全ての入札案件では、件数が膨大になることから、物品や備品等の購入の件に絞ってお答えいたします。令和2年度の公共調達の各内訳については、一般競争入札は行っていなく、指名競争入札は70件、随意契約は232件、せり売りは行っておりません。次に、(2)の「中小企業振興基本条例に基づく町の役割に工事の発注、物品及び役務の調達等に当たっては、予算の適正執行を基本に地元の中小企業者の受注機会の増大に努めることとありますが、どのようにして地元業者の受注機会が増大するよう対応しているのか。また、指名競争入札の際、業者の指名に至るまでの手順と判断基準は」についてでありますが、ご質問にあるとおり、厚岸町は、厚岸町中小企業振興基本条例を制定し、公共調達における地元企業の受注機会の拡大等に関する実施方針を「厚岸町中小企業振興計画」の中で策定しております。この目的は、地元企業の受注機会を確保し、持続的な成長・発展を通じて地域経済の活性化を図ることとしており、指名業者の選定に当たっては、原則として町内業者を選定し、町内業者で対応できないもの、または競争性が確保されないものについては、町外業者等に対象を拡大するものとしております。業者指名に至るまでの手順については、業者の指名は、入札参加資格者名簿に登載されていることが前提となります。入札参加資格者名簿への登録については、基本的には2年ごとに申請を受け付け、事業者は取扱いをしている物品等の種類等を記載し申請を行うこととなります。次に、契約担当者等は、入札参加資格者名簿の中から、入札予定の物品等の取扱いをしている業者を選定します。この際、入札に参加する者を少なくとも5人以上選定しなければなりませんが、当該入札の取扱いをしている業者が5人に達しない場合にあっては、その参加できる者を選定いたします。この業者選定の際には、公共調達における地元企業の受注機会の拡大等に関する実施方針のとおり、基本的には町内業者から順に選定しております。この選定された業者を基に厚岸町競争入札委員会において、指名業者を決定することとなりますが、その際の判断基準については、厚岸町指名競争入札参加者指名基準に沿って、経営内容等のほか、法的適正、技術的適正、義務的適正など共通的基準についての審査を行うとともに、契約の適正な履行の確保ができる範囲内において、地元業者の育成に努め、指名を行っております。以上であります。

質問 金子

詳しい説明をありがとうございます。まず、一つ目なのですが、厚岸町では、要は指名競争入札というのはとらないで、一般競争入札しか入札方式は行っていないということでよろしいのでしょうか。すみません、逆でした。

質問 金子

厚岸町では、指名競争入札しか行っていないと。一般競争入札は扱っていないということでよろしいでしょうか。

答弁 総合政策課長 三浦(総合政策課長は2025年3月まで)

質問者、言うとおりでございます。厚岸町といたしましては、これは総務省で出しておりますが、一般競争入札が原則というのはありますが、総務省においても、やはり地域活性化の観点から地元企業の受注の経済に貢献することを求めるということもありますので、厚岸町としては指名競争入札をさせていただいているというところでございます。

質問 金子

今、ご説明いただいた指名競争入札にするか一般競争入札にするかという、入札方式の最初の案というか、厚岸町は指名しかやらないと。こういうのは、誰がどういう基準に基づいて指名しかやらないというのを決めているのか。それを教えていただきたいと思います。

答弁 総合政策課長 三浦(総合政策課長は2025年3月まで)

お答えいたします。先ほどの1回目の答弁にもあるように、厚岸町としても、この中小企業振興計画、これ条例のつくりまして、この計画に基づきますが、地元中小企業の受注機会の増大、これをやはり重視しております。その中では一般競争入札にいたしますと、町内企業以外の企業も入ってくる。そういった中では大量に、例えば物品にしても大量に発注をして、物が安いところが請け負う機会が多いということになりますので、厚岸町としては一般競争入札ではなく、指名競争入札をさせていただいているというところでございます。

質問 金子

分かりました。ありがとうございます。町内の事業者の受注機会の増大のために指名競争入札を厚岸町で行っているということですね。次の質問に移らせていただきたいと思います。指名業者、選定の、詳しい説明をいただき、ありがとうございます。指名業者選定の最終決裁は誰が行っているのか、お答えいただいてよろしいでしょうか。

答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)

まず、答弁にもございましたが、担当課等、契約担当者とになりますが、業者の選定を、申請している台帳がありますので、そこから選定をかけて、それを入札委員会にかけます。入札委員会では、先ほど町長からの答弁があったとおり、指名基準に基づいて、審査をした上で、その後、契約担当課から決裁を上げるということになります。ご質問の意図は、その決裁を誰が最終的にゴーを出すかということですか。それは担当課から私を介して町長まで、ものによっては町長までということになります。

質問 金子

ありがとうございます。委員会で決まって、決まったことを担当課に行き、担当課から町長に確認をしてもらって、OKが出ればその業者を指名するという、そういう流れで理解してよろしいでしょうか。

答弁 総合政策課長 三浦(総合政策課長は2025年3月まで)

質問者言うとおりでございます。

質問 金子

いろいろ自分も勉強不足でこうやって質問させていただきながら、大分流れのシステムが分かってきまして、町は中小企業振興基本条例に基づき、地元中小企業者の受注機会増大、やはり小さい町と言ったらあれなのですが、やはりこういうことというのはすごく町も努力していただいていて、いいことだと思うのです。この制度は、地元中小企業者の育成には非常に有効だと個人的に私も思いまして、すごくこういうお答えいただくのは地元の中小企業者にとっても心強いと思います。ただ、私が今回公共調達の質問というのをさせていただいた理由というのは二つございまして、一つ目は、何で質問したかと言うと、町内の複数の事業者、経営者の方から実は相談を受けたこともありまして、参加したい入札に参加させてもらえないと。なぜ参加させてもらえないか、正直その方も理由が分からないと相談を受けておりました。少し私ごとになりますが、私が厚岸町に移住して約4年半になるのですが、親類や知り合いなど全くいない状態で、僕、移住してきた、いわゆるよそ者なのですよね。そんな自分が相談を受けているのが複数件あるということは、正直こういう声というのはごく一部だと思うのです。実際、不満の声というのは、僕の聞いているのはほんの一握り、知り合いの数も少ないので。やはり、町としては条例までつくり、中小企業の育成をしようとしているのに、こういう声が上がるというのは、すごく不本意だと思うのですよね。このような中小企業者の経営者の声を聞いて、町としてはどう思われ、何が問題でこういう声が上がっているのかというのをお答えいただきたいと思います。

答弁 総合政策課長 三浦(総合政策課長は2025年3月まで)

お答えいたします。今のご質問者言われる、物がどういった物かというところは分かりませんが、私どもも、この2年に1回入札の参加願いを出していただいております。特にそういうような疑念を持たれないよう、やはり取り扱っている物、これは詳しく書いていただけるように周知をさせてもらっております。その詳しい内容を、私どももエクセルで管理しているのですけれども、それに入れまして、そして全職員がそれを見れるようにさせていただいております。その中からどういった物が業者で扱っているかというのが分かりやすくしておりますので、そういった中ではそのようなお声が出ているということがもし現実なのであれば、私どももさらにそういった声が出ないように担当課のほうにも指導等さらに努めてまいりたいと考えております。

質問 金子

ありがとうございます。僕の聞いている声は、本当にごくごく一部だと思うので、やはり町としてもこういうごく一部の声を聞いて、もっとどういう問題か把握・調査していただくということはすごくいいことだと思いまして。自分の中でこういう話が上がったとき、答弁いただきました、最初に答弁いただいた内容とかも見まして、このシステムを見たときに一つ勉強不足の部分もあるのですが、率直に客観的に感じたのは、指名競争入札という制度の指名選考の際、この委員会も含めて、何かオープンではない中で指名選考が行われているなと正直感じて、こういうのが業者の不満にも、事業者の方の不満にもつながっているのかなとは個人的でございますが、答弁いただいた資料とかそういう物を見ながらも感じた次第でございます。入札手続の透明性を確保するため、指名審査委員会における議論は、例えば議事録に残し、情報公開の対象にすべきだと私は、そういう透明性というところでも思うのですが、どう思われるでしょうか。

答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)

現在の入札委員会につきましては、厚岸町競争入札委員会規定で審議は公開しないものとするということになっておりまして、委員自体も入札委員会において、データ、秘密をほかに漏らしてはならないとございます。それから、入札参加者指名基準というのがございますが、この中で経営内容等、それから法適正、技術的適正、地理的適正、義務的適正と、義務的適正というのは税をちゃんと納めているとか、そういうようなことになりますが、そういう企業の、あまりありませんけれども、企業のそういう中の話という部分もございますので、そういうことについては、議員のお気持ちは察しますが、公開すべきではないのではないかと現在は考えております。

質問 金子

副町長、丁寧な解説をありがとうございます。確かに、今のルールでオープンではない理由もあるというのは理解しました。現行の、内部的な事情というのも理解しました。先ほど、今回この質問をさせていただいたのには二つ理由があるとお話させていただいた中で、今回質問に至った二つ目の理由というのは、自分が複数の住民に聞いた話によるとなのですが、町の工事を落札している事業者が厚岸町の大工、職人を使わずに建設工事を行っているのではないかとの話を聞いたのが二つ目の質問した理由で、町としては中小企業育成のため、中小企業のため、住民のため、指名競争入札をしていると自分は解釈できたのですが、例えば仕事を請けて、町外のところに仕事を、例えば下請けでさせたり、違うところの従業員を使うと、町にとっては従業員から、使った人が収入があれば住民税など入ってくると思うのですが、そういうものもなく、例えば税収も含めて地域経済の発展と町民生活の向上という点ではつながらないと感じたのですが、どうお考えでしょうか、こういうことに関して。

答弁 総合政策課長 三浦(総合政策課長は2025年3月まで)

お答えいたします。質問者の部分の下請けというところでございますが、確かにこの中小企業振興計画の中に下請け事業者を選定する場合は町内業者の優先に配慮するようということで、質問者の意図も十分理解いたします。ただ、やはりこのようにして人口が減っていきますと、各企業でもそれだけの人を確保できていないというのが現実ではなかろうかなと思います。そういった中では、工事も複数ありますし、そういった中では下請け業者となりますと、厚岸に限らず、やはり町外の業者にもお願いせざるを得ない。また、特殊な工事の部分もあったりするという部分もありますので、そういった中では、この町内業者を優先というのは当たり前かもしれませんが、やはり工事の内容によっては町外業者にもお願いしなければならないというところでございます。

質問 金子

課長の言っていることもよく分かるので、みんな人がいて、中心部と違ってみたいに業者もいっぱいいてという状況でないのは、よそ者の自分でも大分厚岸町のことを理解してきまして分かるようにはなったのですが、そもそも指名競争入札、一般競争入札と、いろいろな町村でそういう問題というのも一時期いろいろなところが改革してきた話だと思うのですが、現時点でも総務省のホームページには指名競争入札という項目のところに長所と短所という項目がありまして、長所には一般競争入札に比して不良不的確業者を排除することができる、一般競争入札に比して契約担当者の事務上の負担や経費の軽減を図ることができる、これが長所として書いておりまして、短所には指名される者が固定化する傾向がある、もう一つは談合が容易であるとの記載が総務省のホームページにもございまして、あくまで自分の中でいろいろ調べたり、勉強させていただいた中での一般論としての考えなのですが、隣の釧路町にも電話で聞いてみたら、一般競争入札を導入されていると。町内の中小企業の受注の増大も図れるような、例えば一般競争入札の導入方法の検討や、今お話した問題点などを調査していただく、あと指名競争入札の際の業者選定の際の、先ほどいろいろな事情があるとは聞いたのですが、透明化などもご検討いただき、よりよい公共調達を厚岸町には行っていただきたいと思っております。というところで。

答弁 総合政策課長 三浦(総合政策課長は2025年3月まで)

お答えいたします。確かに一般競争入札というところも考えなくはありませんが、これが例えば人口が減ってきまして、町内の企業が少なくなってきたということであるのであれば、そういうような一般競争入札をせざるを得ない状況ということも考えられなくはありません。ただ、私どもも、先ほどちょっとお答えさえてもらいましたが、地元企業の受注の機会を増やすと、これが一番大事だと思っております。そういった中では、引き続き、指名競争入札をさせていただくのと、やはりこれは一般競争入札でも指名競争入札でも変わりはありませんが、やはり競争性、透明性、経済性、こちらに書いてあります参加指名基準を遵守しながら、この入札制度を進めていくということでございますので、ご理解いただければと思います。

出典:厚岸町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月8日 議事録 PDF(25ページ) 間違いを知らせる