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厚岸町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日

福祉交通回数券について

2023年6月22日、厚岸町議会の一般質問で、金子勇議員が「福祉交通回数券について」質問し、町長 若狹、保健福祉課長 早川、町民課長 堀部、副町長 石塚が答弁しました。

質問者
金子勇 議員
答弁者
町長 若狹、保健福祉課長 早川、町民課長 堀部、副町長 石塚

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 金子勇

質問通告書に従い、質問させていただきます。福祉交通回数券について。(1)令和4年11月にJRの普通回数乗車券が廃止され、その後、福祉交通回数券でJRを利用する際には、片道か往復乗車券でしか利用ができなくなり、厚岸駅近辺以外の利用者は、JR利用前に厚岸駅までほかの交通手段で出向き乗車券を購入しないと利用できない状況になりました。町は今の現状を問題ないと考えていますか。以上、1点の質問にご回答お願いいたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

4番、金子議員のご質問にお答えいたします。福祉交通回数券について、「JRの普通回数乗車券が廃止され、厚岸駅近辺以外の利用者は、厚岸駅まで出向き、乗車券を購入しないと利用できない状況となった。町は今の現状を問題ないと考えているか」についてでありますが、福祉交通回数券は、以前は高齢者バス回数券として高齢者の積極的な社会参加を促進するとともに、健康と福祉の増進を図ることを目的として、釧路の医療機関への通院などに使用できるようバス路線利用に合わせ実施していましたが、その後、高齢者の生活の実情に合わせ、ハイヤー、福祉有償運送、デマンドバス、鉄道に使用できるよう使用範囲の拡大を図ったほか、券面額の増額を行ってきたところであります。このうち鉄道での利用にあっては、JR北海道との協議により、厚岸駅でのみ福祉交通回数券で乗車券を購入することを可能とし、事前に厚岸駅で普通回数乗車券を購入することで、上尾幌や尾幌などの無人駅においても活用しやすい状況としておりました。しかしながら、その後、JR各社で普通回数乗車券の廃止が進み、JR北海道では、令和4年11月末をもって販売が終了されたことから、現在、無人駅からの利用については、現金での乗車が必要となっております。町としては、一部の地域において、福祉交通回数券の利用に当たって不便が生じていると認識しており、現在、福祉交通回数券の使用方法について、JR北海道釧路支社と協議を進めているところであります。以上でございます。

質問 金子勇

答弁ありがとうございます。JRともお話を進めているとも聞かせていただいておりまして、その部分は大変安心しておりますし、花咲線の廃止防止というか、廃線にならないようなところでも積極的に進めていただきたいなと思っておりまして、それで、今、福祉交通回数券の詳細について、ここから先、ご質問をさせていただきたいと思います。その中で令和4年度の厚岸町が福祉交通回数券を事業者別に請求金額でJRとくしろバス、あとさくらハイヤー、券が使われた請求金額の合計金額、この四つを教えていただいてよろしいでしょうか。

答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)

お答えさせていただきます。福祉交通回数券につきましては、当初くしろバス、バス回数券からタクシー、有償運送、最終的にはJRも使えるような状況となっており、令和4年度の実績でありますが、使用実績としましては、金額としまして974万4,030円という状況です。そのうち、くしろバスの使用部分につきましては228万5,030円、JR北海道につきましては48万3,000円、さくらハイヤーにつきましては611万7,800円という状況となっております。

質問 金子勇

詳細ありがとうございます。元々のご答弁いただいた趣旨を考えて、元々は利用の流れ、これはバスで釧路に行ったりして、病院、医療機関の通院などの目的でこの制度ができ、金額も皆様の町の職員の方々の努力でどんどん上がってきて、非常に町民にとっても、この回数券の利用というのはすごく有効で重要だと思います。ただ、今の現状を、今聞いた金額でいきますと、さくらハイヤーの利用が全体の、大体ですけれども、今の合計金額でいくと6割くらいがタクシーの利用になっていて、元々のバスの利用というのは2割くらいと。JRに至っては5%くらいの実情だと思うのです。それで、町長の町政執行方針で地域公共交通については、JR花咲線の維持・存続のため、沿線自治体や関係機関と連携を図り、利用促進策を実践するとともにバス路線の維持・存続のため、必要な支援を引き続き行ってまいりますという執行方針もありまして、今のせっかくある福祉交通回数券のこれだけ1,000万円近い金額使われている中、5%程度しかJRが利用されていない現状だと思うのです。これについて、町はどうお考えでしょうか。

答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)

お答えさせていただきます。福祉交通回数券の部分でいきますと、生活に必要な足として使いやすい部分に特に使われているのかなという認識を持ってございます。バスにつきましては、日常的な足というよりは、やはり通院等に使われている場合が多いのかなというところで、制度の立ち上げのときに想定していた、やはり釧路への通院、これはJRよりは各病院に近い停留所に降りられるという部分もあるというような状況もありまして、バスが使われることが多いのかなということです。ハイヤー券のほうにつきましては、やはり日常的に遠距離とならなくても使い勝手がいいというところで使われている状況がやはり多いのかなという状況。通常の交通手段としてJRを使われる頻度というのが、そもそも全体に比較して少ないという状況もあると思いますし、70歳以上の高齢者の方が活用する部分においても、やはり使用頻度が、回数券を使っている部分では特に低いという状況かもしれませんが、こういった実態なのかなと考えております。

質問 金子勇

ありがとうございます。やはり時代によったり、どんどん月日が流れていくと、みんなの使う公共交通機関も変わってくるというのは、すごく理解しているし、そのときそのときで状況も変わり、歩いていたのが車になりというふうにもなってきているので、こればかりは仕方がないなと思うのですが、もう一つ数字的なものでお聞きしたいのが、先ほど合計額が974万4,030円 と い う の は 請 求 額 で あ っ て 、 町 に 利 用 事 業 者 から 来 た 請 求額 な の で す。 そ れで、町が町民に発行した合計の回数券の交付額というのは幾らになるのか教えてください。

答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)

交付数でございますが、事業対象が70歳以上高齢者ということで、対象人数としましては2,481人の対象者となります。このうち、交付した方につきましては、さらに今回、この交通券につきましては、重度障がい者の方が加えて同額7,000円を交付できるということで、加えて障がい者の方が120人ほど。交付した数としましては1,937。高齢者に限って言いますと、交付率が73.24%という状況となっております。

質問 金子勇

すみません、聞き方が悪くて、交付額で、金額でお願いします。

答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)

大変申し訳ありません。交付額です。交付額と言いますと、交付枚数掛ける7,000円ということで、その総額が1,355万9,000円となります。

質問 金子勇

ありがとうございます。そうしますと、使われていない福祉交通回数券の金額というのが400万円弱ある状況なのです。これについて、町はどうお考えでしょうか。

答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)

お答えさせていただきます。交付している状況の中で見えているというか、お話がやり取りさせていただいている中で聞かれるのは、使う方については年額7,000円という金額は、通常交通費の全額ではない、使われる方は満額使っている状況、7,000円でも全然足りないというようなこと、さらに額を上げてくれというような要望はよくお聞きしますので、使っている部分かと思います。逆に、例えばですが、冬場のみ釧路への自家用車での運転に心配があるということで、冬期のみ使うという状況。それ以外については、福祉回数券は使用しないということで、7,000円まで使い切らない方というのも実態として割といるのかなと考えております。この部分が差額に表れているのかなと考えております。

質問 金子勇

ありがとうございます。福祉交通回数券のそれが今の実情で、使われている用途がこのくらいの比率になっていて、使われていない金額がこのくらいあるというのが自分も今回の質問に合わせて大分把握できまして、その中でちょっと話は広がるのですが、先ほどお話させていただいた町長の町政執行方針の中で、JR花咲線の維持・存続のため、連携を図り、利用促進策を実践すると書いてあるのですが、利用促進策はどのような利用促進策になるのでしょうか。

答弁 町民課長 堀部(町民課長は2024年3月まで)

お答えさせていただきます。利用促進策というご質問でございますが、まずは、今町内で走っておりますデマンドバスや、あとは路線バス等、汽車と接続が合うような時刻表の取組。それから今沿線自治体で行っていますアクションプラン実行委員会におきまして、列車の海側を走る窓際の指定席を使って利用促進を図る、またはサイクルトレイン、そういった取組も今後実施していくという内容で沿線自治体、関係機関等で今施策に取り組んでいるところでございます。

質問 金子勇

ありがとうございます。多分、JR花咲線の存続とか維持になると、地域住民が利用をいっぱいしないと、何か存続と維持にならないような気がするのですけれども、今お聞きした利用促進策は町民に対してではなく、町外の人とか観光客に対してのものだと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町民課長 堀部(町民課長は2024年3月まで)

お答えさせていただきます。現状として、町民の方の利用として図るということだけではなく、町としてはそういった観光の人の利用を促進していくために、いろいろな施策を検討して、JR花咲線の存続というのも取り組んでいきたいと考えているところでございます。

質問 金子勇

分かりました。その中で、例えば、先ほど400万円近い未利用の福祉交通回数券が、例えばJRを利用してくれる額になれば、今50万円弱の福祉交通回数券の利用金額ですけれども、10倍くらいになるので、今考えていく、JR花咲線の維持・存続のための施策の一つとして、この福祉交通回数券でいかにJRを町民に利用してもらえるようにするかと、そういう考えの発想で何か考えていただくことというのはお考えいただけないでしょうか。

答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)

福祉交通回数券自体はそもそも高齢者の外出支援というところから始まっているのはご存知かと思います。その中で、高齢者の外出支援ということもあるのと、JR花咲線の維持・存続問題というのが当然出てきておりましたので、それについてはJR釧路支社のほうと話を進めて、何とか福祉交通回数券の利用という形ができないかということで、併せて地元の移動手段を持たない方等のJR花咲線の利用を進めていきたいということで、この取組を始めております。ただ、実際、議員おっしゃられますとおり、利用金額については、まだまだ本当に5%弱という程度で、少ない状況であります。今回も11月にJR北海道のほうで回数券、残念ながら廃止となりまして、その代わりとなるものを、やはりJRの利用促進と高齢者等の足の確保という観点からも、再度違った形でできないかということで、支社長のほうにも私も直接電話を入れさせていただいて、担当がなおかつ出向いてもらって、今ちょっとどういった形が、道北のほうでやっている例等もあるので、そういった形でできないかと、無人駅でもできないかという形で今ちょっと話をしております。ですから、外出支援のほかにJRの利用促進ということも兼ねまして、これについては町としては継続していきたいという考えを持っていますが、相手方がいることですので、これについては少し時間をいただきたいと考えております。JRの、ちょっと質問とは異なるかもしれませんけれども、JRのその利用促進という面では、先ほど町民課長が答えたこともありまして、いろいろな方面から取り組んでいきたいとは考えております。

質問 金子勇

副町長、ありがとうございます。ぜひ、いい方向に進んでいただき、JR花咲線の維持・存続が進むように願っております。それで福祉交通券の回数券の中の利用が半数以上、6割くらいがさくらハイヤー、タクシーなのです。そのときに、タクシー利用する場合、例えば上尾幌から厚岸までとなると、その7,000円の補助だと1回で片道で終わりとか、地域格差がタクシーの利用ということで、この福祉交通回数券があると地域格差が生じると思うのです。近くの人であれば1,000円で病院行くのに7回使える、上尾幌から厚岸の病院に行くなら、片道1回で終わり、地域格差はどうしてもなくなりもしないし、JRでもあるのですが、ハイヤーになればなるほど、その格差の金額はすごく大きくなるもので、そういうこともあり、今回の質問をさせていただいた意図の中に、財源の問題もあるにしても、今までも金額上げていただいているのですが、さらなるJR利用促進にもつなげるためにも、地域格差も少なく、少なくはならないのですけれども、みんな利用できるように金額のほうも上げることをご検討、福祉交通回数券の金額、上げることも考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)

福祉交通回数券の券面額の増額については、今この場でお答えすることはできませんが、できればJR、それからデマンドバスについても、ハイヤー利用ができない地域においては、そういった交通機関もぜひ利用していただけるように周知のほうは進めていきたいと思います。

出典:厚岸町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる